人狼議事


17 吸血鬼の城

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【人】 花売り メアリー

………っ!!

[鮮やかな紅玉の瞳を向けられた瞬間。>>247
思わずハッと息を呑み、はしばみ色の瞳が大きく見開かれました。

押し黙るその姿、身に纏う衣服も──何よりも、その気配を変えたサイラスの前に、思わず呆然と立ちつくしたのです。]

な──…。

[ゆるり。視線を巡らせますと、マーゴットの蒼褪めた白い顔が見えていました。]

(250) 2010/06/22(Tue) 17時頃

花売り メアリーは、薬屋 サイラスの転がした薬に「あ…」と声を上げてしゃがみこみ、

2010/06/22(Tue) 17時頃


【人】 花売り メアリー

…、サイラスさま。

[手の中に転がり込んできたのは、淡い菫の色の粉薬。
それをそっと握りしめ、そうしてもう一人の娘の顔を見返しました。]


マーゴットさま…、……。

[鋭い制止の前に部屋に足を踏み入れてしまったことが申し訳ないのか、この場に行きあってしまったこと気掛かりなのか、もはや自分でも判然としない心もちで、ただ情けない顔をマーゴットへと向けたのです。]

(252) 2010/06/22(Tue) 17時頃

【人】 花売り メアリー

─サイラスの部屋─

あ…っ…

[ふわり。と、華奢な身体が揺らぎます。>>254
それへと両手を差し伸べ、とん。と、共に縺れるように壁へと背をつきました。

縋るように倒れ掛かった彼女の、肩口に感じるのは僅かな震え。
泣き崩れるのを堪えているのだろうかと思われるのは、先に兄を失った自らにその姿を重ねる所為。]


 …大丈夫。だいじょうぶ、ですわ…。

[ひどく空虚な慰めの言葉を呟き、その身体を抱きしめます。

……いいえ。
支えを、温もりを必要としたのは、自分自身であったのかも知れません。]

(259) 2010/06/22(Tue) 17時頃

【人】 花売り メアリー

……、サイラスさま。

[無言のうちに、退室を促す黒い背中。
けれども、その姿がひどくもの寂しげに見えましたので──

片手に薬を握りこみ、震える声で問い掛けたのです。]


 あなたは、……。


[口にしかけたのは残酷な問い。
その問いの向こうにある現実の冷たさに口を噤み、逡巡するように沈黙が落ちます。]

(260) 2010/06/22(Tue) 17時頃

【人】 花売り メアリー


─────…。


[拒絶の言葉に、その先が続けられることはありませんでした。
きゅ。と握った掌の中、渡された薬だけがひやりとその存在を伝えるのです。]


 …、…わたくしは「諦めません」わ。



   マリーねえさまも…あなたも。
 

(263) 2010/06/22(Tue) 17時半頃

【人】 花売り メアリー

…、…マーゴットさま…。

[涙声にくぐもる彼女の声を聞き、一度瞳を僅かに伏せます。
小刻みに感じる震えは、彼女のもの、そうして「あの時」の自らのもの──

今は震えを押さえ、蒼褪めた顔を上げて変わり果てた青年の姿を、強いて目を逸らさずに見つめ続けておりました。]


 ……、行きましょう?

[問いに返す答えはなく、ただ静かな声で促したのです。]

(266) 2010/06/22(Tue) 17時半頃

【人】 花売り メアリー

お薬──…




   …ありがとうございます。


[ただ、それだけを薬屋の青年の背へと投げかけました。]

(267) 2010/06/22(Tue) 17時半頃

【人】 花売り メアリー

─廊下─

 あ…っ

[マーゴットがへたりこむのにつられて、同じく廊下にしゃがみ込みます。

ふらりとひらいたのは、真紅と黒の花2輪。
薄く重ねられた絹が、かすかな衣擦れの音を響かせました。]


 ──…、マーゴットさま…。

[詳しくは知らずとも、きっと大切に思うお方であったのでしょう。
声に気遣いの色を乗せ、彼女の白い顔を覗き込みました。]

(270) 2010/06/22(Tue) 18時頃

花売り メアリーは、良家の娘 グロリアの声に振り返り──

2010/06/22(Tue) 18時頃


【人】 花売り メアリー

…まあ、バイルシュミットさま。


[その姿は、宴の始まりを告げる白薔薇の広間で見かけた女性のもの。
すこし驚いたようにはしばみの瞳を瞬き、そうして困ったように眉を下げました。]

大丈夫、だいじょうぶですわ…ただ。


 ただ… すこしだけ、驚いただけ。


[泣き笑いに似た表情を向けたのです。]

(271) 2010/06/22(Tue) 18時頃

【人】 花売り メアリー

────…。



   ……、兄の。

[潤む瞳で細い声を押し出すマーゴットの前で、そっと、ドレスには不似合いな古びたペンを胸の前で握ったのです。]



 兄の──望み、でしたの。

[彼が求めたのは、黄昏の城に活けられた一輪の薔薇。
遠い記憶をよすがに、自らの命を賭けて望んだただひとつの花。

問いに一度目を伏せ、自らに言い聞かせるように口にします。>>272

(275) 2010/06/22(Tue) 18時頃

【人】 花売り メアリー

…ええ、本当に。

 ほんとうに「ここ」は、空気が良くありませんわ。

[ハンカチーフを差し出す彼女の面影に、噂に聞く気狂いの影は見当たりません。
案ずる様子で声をかけてくれた彼女に、ほんの僅かに微笑みました。]


 バイルシュミットさまは…いかが、なさいまして?

[騒ぎを離れ、ひとり歩く彼女へと首を傾けました。]

(276) 2010/06/22(Tue) 18時半頃

【人】 花売り メアリー


不思議な場所…、ですの?

[グロリアの言葉に、ことり。と、首を傾けます。>>278

彼女の中の言動のおかしさ、その内実に気付くとなく、ただ忠告を忠告と受け取って、ひとつ素直に頷きました。]


─…バイルシュミットさまも、どうぞ、どうぞお気をつけて。
わたくしは…、もう……

 見たくは、ございませんわ。

[何を、とまでは口にせず、ただじっと視線を合わせたのです。
傍らでマーゴットが長い溜息を落としますのに、痛ましく眉を曇らせました。]

(281) 2010/06/22(Tue) 18時半頃

【人】 花売り メアリー

[かたり。

扉が閉まる音に、同じく視線を巡らせます。
みますと、この先を拒絶するかのようにサイラスの部屋の扉がきっちり閉じられておりました。]


 …ええ、そうですわね。

[胸元に大切にペンを差し、淡い菫色の薬を掌の中に握りしめて立ち上がります。]

───…。

[気遣わしげな視線をマーゴットに向け、そうしてグロリアの提案に頷き…最後に少し、首を傾けました。]

(283) 2010/06/22(Tue) 18時半頃

【人】 花売り メアリー

執事さん…?

[ぱちりと瞬いたのは、執事という言葉と人物像が繋がらなかった所為。かの「従者」と得心すれば、僅かに顔が曇ります。

あの時目にした白薔薇の顔。
疲れたように見えた顔を思い返し、密かに息を落とすのでした。]


そうですわね、それに─…。

[言葉の最後は、ごく小さく消えました。

2人にしたがって、足を踏み出します。
お茶の席、出来ることなら「吸血鬼」を「戻す」術を問い掛けてみる、その*つもりで*]

(285) 2010/06/22(Tue) 19時頃

【人】 花売り メアリー

──…いいえ。

[囁くような声に>>284、ふわりと柔らかく微笑みます。
差し伸べられた手に、そっと淡い菫色の薬を握らせました。]


  … これを。


[咄嗟に振り仰いだ彼女の顔は、丁度光の影になって見えませんでした。
ですから、結局彼女がどのような表情でかの薬を手にしたのかは、見えないままであったのでございます──**]

(286) 2010/06/22(Tue) 19時頃

花売り メアリーは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 19時頃


[一人、部屋に残り、息をつく。]



[渇きを癒したくて、水差しから水を注いで飲み干すけれど]



[もちろん、そんな渇きではないのだから、効果はない。]


花売り メアリーは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 19時半頃


 どうした、サイラス……?


[城主は薄く哂う]


 力が足りぬと言うのなら
 我が身に流れる純血を――ひとたび分けてやらなくも無いが。


[お前は暫くひとを喰らうな。




その禁忌が、頭の中で繰り返されている。]


――…お兄様はお優しい。


[遠く囀る聲に他意はなく
ただ女の思った儘が紡がれている]


――…喰らってしまいなさい。
咽喉が渇いて仕方ないのでしょう?
血が、欲しいのでしょう?


お兄様に刃向かう者には死を――…


当然の事でしょう……?


[新たな眷属となった男に甘く囁き誘う]


[聴こえてくるローズマリーの声に、ぼんやり




         ああ、いいのか、と思う。思った。]


[ヘクターの目的を聞き、
ローズマリーの囁きを受け、城主もまた許可を下す]


 ……其の男を、喰らえ。
 二度と其の槍持てぬように


――…問題ありませんよね、お兄様?


[緩く首を傾げ問う仕草。
女はこの城主のために在り
女はこの城主のために動くのが当然と思っている。
兄の聲に微かな安堵を過らせ]


手が足りぬ時は私もお使い下さい。
私は、お兄様のために在るのですから……。


 嗚呼、問題無い。

 ……愛しいローズ
 狼藉者を相手にさせたくは無いが……


 滅多に見れぬ見世物かもしれぬ。
 ……来るか?


 血を、



            与えてはならぬ…。


――…良かった。


滅多に見れぬ見世物……?
それは、愉しそうね。


お兄様が呼んで下さるのなら
私は何処にでも参りましょう。


 おいで、私のローズ。
 ……白薔薇が少し、心散らされている。


[心を持たぬ城主には
彼を静める術が無い。
音も無く傍らに現れたローズマリーへ
城主は僅かに眉を寄せた微笑みを向けた]


――…そう。
困ったものね……。


お兄様と私以外に、心乱されるなんて……


[サイラスを見ていた翡翠が城主へと向けられる。
見上げた眸には城主の貌だけが映り込んだ]


花売り メアリーは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 23時頃


【人】 花売り メアリー

─廊下:少し前─

え…、マーゴさま…っ!?

[遠く響いた物音に、くるりとマーゴットが踵を返します。>>305

───危険。
傍らで零されたグロリアの呟きに、胸が騒ぎました。>>310

ふと脳裏を過ぎるのは──、]

(395) 2010/06/22(Tue) 23時頃

【人】 花売り メアリー


 だ…め……

[物言わぬ、兄の姿。
ふるり、と首を振って僅かに後ずさります。

今はまだ、この手に何の力も持ってはいない。
わたくしは踵を返し、別の方向へと歩き始めたのです。]

(396) 2010/06/22(Tue) 23時頃

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