人狼議事


17 吸血鬼の城

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視点:


奏者 セシル! 今日がお前の命日だ!


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 23時頃


【人】 小悪党 ドナルド

>>3:383
[友人の語る言葉を耳にしながら自然と目元に力が入る。
「骨の一欠けらすら。」
イアンが求めているものはミッシェルの生きた証だったのか。
はたまた事件としての証拠だったのか。

―友人さえ疑うようになるとは。]

…お前はこれからどうしたい。
吸血鬼を殺すのか?それとも記者として伝説を暴くか?

[遠い目をする友人に問いかける言葉はあくまで他人事のように
落ち着いていた。]

(6) 2010/06/22(Tue) 23時半頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 23時半頃


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 23時半頃


【人】 小悪党 ドナルド

>>10

おっまえね。
「俺達は消えた」じゃなくてお前だけでも生き残るよう頑張ってくれや。
真実が判ったって死んでからじゃ、何年もたってからじゃおせえだろ。
証人がいなきゃ真実味もねー。

[生きることを諦めたかのように笑う友人に近寄って
かわされなければ、その頭を脇に抱えグリグリと拳骨でやってやろうと]

んー?俺か?
…ヒ・ミ・ツ。
[後ろにハートでも飛んでそうな口調でそう告げ、
一歩友人から離れる。]
お前らが逃げるにしてもなんにしても、手伝うことは手伝うぜ。

(20) 2010/06/22(Tue) 23時半頃

小悪党 ドナルドは、花売り メアリーの姿を横目で認め、彼女がイアンを探していたことを思い出す

2010/06/22(Tue) 23時半頃


【人】 小悪党 ドナルド

>>25

安心しろや、俺が秘密の企みをしてお前らに迷惑をかけたことが――

[記憶を呼び起こしても、思い出すのは迷惑をかけたことばかり。
慌てて話題を方向転換して]

っそういやあ
メアリーの嬢ちゃんがお前の事探してたみたいだぜ。
[モテルね兄ちゃん。といつもの人の悪い笑顔を浮かべ
寄ってくるメアリーに]

もう一人、サイラスの方は見つかったか?

[廊下の更に奥にもう一人の友人の姿>>21を見つけ、手を振る]

(31) 2010/06/23(Wed) 00時頃

小悪党 ドナルドは、良家の娘 グロリア>>24に首をかしげ。「初めましてじゃあ…ねーと思うんだけど」

2010/06/23(Wed) 00時頃


お兄様……
気が晴れぬなら……


白く美しい薔薇でも愛でて
お心をお慰めになっては如何でしょう。


[感情の読めぬ聲が城主へと囁かれる]


 白薔薇を?


[黒薔薇へ手を伸ばす城主へ
かかる声音
廊下へ出て行った彼はこの場に居らず]


 追うのは、億劫だが。


[折角の提案ならば。
向かうべきかと気乗りのしない聲を洩らす]


億劫と仰られるなら無理にとは申しません。
お兄様のお心のままに……


[兄が黒薔薇と戯れるならそれ以上何も言わず。
気乗りせぬ彼の聲に静かに頭を垂れる]


 あれが気になるなら
 ……お前が後を追えば良いだろう?


[聲は幾らかからかう風を持って響く]




 ――……死ねたのに、


[呟きはけれど、耳の良い者には響いた]


【人】 小悪党 ドナルド

[>>38
発狂した時とも風呂場の前ですれ違った時とも異なる様子の女、
彼女に怪訝そうな表情を向けたが、女の興味がイアンに移ったらしいので友人に対応を任せ

>>42
メアリーの顔が沈んでしまった事にも首を傾げ、
それから合点がいったように]

…死んでたのか?
[あくまでも推測にすぎない、けれどメアリーの様子からそう思って。
しかし>>44ベネットの言葉でその推測を深めた]
ベネット。
[少し鋭い声で注意を促す。]
女の前で男がうろたえちゃあ、不安にさせるだけだろ。
仮に逃げ出す手段が、本当になかったとしても。

(53) 2010/06/23(Wed) 00時半頃

私が………?


[からかうような声音に僅かに首を傾げる]


――…私が行って良いのかしら。


[ぽつと呟く聲は感情を殺したように、薄い]


小悪党 ドナルドは、そうは言っても、ベネットに安心させるように笑みを向け。やはり人の悪い表情だったが

2010/06/23(Wed) 00時半頃


――……っ


[白薔薇の呟きに女の表情が強張る。
嗚呼、彼も私を置いていくのだろうか。
そんなことを思い翡翠は伏せられた]





[死にたかったのか。



         彼のつぶやきには少し、驚いている。



 だけど、自分も同じようなことを考えている。]


 私のローズ
 お前の思うままに、生きるが良い。


[行って良いのかどうか。
その聲を後押しするように、囁きを向ける]


 何度も口にするほどあれが気になるのだろう?
 お前のしたい事をすれば良い。

 それだけの力がお前にはあるのだから。


[従者の呟きは聞こえていても、城主の其の囁きはまだ
ひとの身である彼には届かぬもの]


お兄様……


[城主の聲に伏せた亜麻色の睫毛が震える]


気になるから留めたいと思うのかしら。
嗚呼、私はあのひとを留めておきたいの。


[望むことを口にする。
けれど女にはそれが良いのか悪いのか
そんなことさえ分からない。]


この力はお兄様に与えられたもの。
この力はお兄様の為だけにふるわれるもの。


[自らに言い聞かせるように小さく繰り返す]


【人】 小悪党 ドナルド

>>62

……吸血鬼になった、ちゅうことか。
襲われなかったんだな。良かった。

[メアリーの瞳の中にやどる、光を男は片目の視界にいれた。
地下牢での城主と言い―そしてローズマリー嬢と会った時といい、
吸血鬼はすぐに血を吸うでもないようだ。

>>64
ベネットが声を漏らせば彼の方へ向き直り、
少し苦笑して彼の頭にぽんと手を乗せ]
男にゃあ女をエスコートする義務があるんだぜ?
自信たっぷりに逃げ道をエスコートしてくれ。

[そうして手を下ろすと去っていくイアンと、
いまだ名も知らぬ不思議な女が去っていくのを見送った。]

(71) 2010/06/23(Wed) 00時半頃

 どうした、私のローズ 


[傍に居ながら、聲を使うのは
彼女の内なる聲を聞かせたくないと
可笑しな心持ちから。
どの道同族には聞こえていると言うのに]


 気に留まれば、喰らいたいと思う事もある
 留めて置きたいと思う事もある

 そう、お前が其の力を得て、此処に居るように。


【人】 小悪党 ドナルド

>>75
[貴族のような言葉遣いをするメアリーが
こうも気丈に振る舞える様子に感心し
男は人の悪い笑みを浮かべる]
おう、その通りだ。
嬢ちゃんは強いな。

[その強さが人知を超える力に打ち砕かれないことを少しだけ祈った。
祈ったところでどうにもならないのは理解しているが、それでも。

>>82]

だから―。
殺すのか?それとも共生の道を探す?
[どちらも難しそうだと、男は思う。]

(89) 2010/06/23(Wed) 01時頃

如何もしないわ、お兄様。


[返事をするまで暫しの間があった。
それは自らに暗示を掛けるための時間]


――…私はお兄様に望まれたから
今、此処に居るのね。


[今はその事実だけで良い。
それ以前の事を兄に問うことはしなかった。]


 そう、私がお前を望んだから
 お前は永遠に美しいまま、私の傍で咲く事が出来る。


[間をおいた返事に、柔かに笑みを混ぜる。
其れは、崩れていた調子が戻った様子を伝えた]


それなら良いの。
私は――…お兄様を少しでもお慰めできる華でありたい。


[親鳥を慕う雛のように女は兄を心酔する。
兄の笑みを認めれば安堵したようにふ、と微笑を過らせた]


 嗚呼



[浮かべた微笑を振り返り、城主は吐息を洩らす]


 お前が何時も満ち足りて
 美しく咲いている事が
 私を慰めてくれるのだ。

 其の微笑みを曇らせる事のないように
 お前はお前が望むままに、生きると良い。


【人】 小悪党 ドナルド

[>>88>>96
二人の会話を黙ったまま聞いていた。
胸中思うところはあれど言葉にはせず。
>>100
もう一度否定が返ってきそうだったのですでに充分強い、とは言わなかった。
ただ健気な微笑みに、男も笑みを返す。その笑みはメアリーの次の言葉>>101で一層深まった]

っはは、剛毅な嬢ちゃんだなぁおい。
勝算はあるのか、なんて野暮なことは聞かねーぜ。
本当に戻せるのかもわからねー

それに、俺にはサイラスを救うために城主を殺す―
その二人の差別化を図る意図は共感できないけどな。
[どっちも吸血鬼なんだろう、と言いたげに顔をみやり、
手を振って「嬢ちゃんの気持ちは分かるぜ」と言い添える]

(116) 2010/06/23(Wed) 01時半頃

小悪党 ドナルドは、本屋 ベネットの言葉に最もだと、目配せをして。

2010/06/23(Wed) 01時半頃


【人】 小悪党 ドナルド

>>118>>122

嬢ちゃん、まずは生きることを考えな。
誰も彼も救いたいって考えちゃあ、皆その手から取りこぼしちまうぞ。

[強く銀色のペンを握りしめたメアリーの手を覆うように
慰めるように手を伸ばす。

男にとっては吸血鬼を人間に戻す方法も
吸血鬼を殺す方法も浮かばず、勝算など無きに等しい。
しかしそれでも止めないのは人から止められたところで
メアリーは納得しないであろうと考えて。

無為なことかもしれぬ、その考えを一概に否定できないのは―
どうせ皆が死にゆく運命ならば好きに動いた方が幸せに死ねるのでは
そう片隅で思った。
逃げることを考えろと他人に言う一方で、男が持つは諦めにも似た前向きな死への思考]

(132) 2010/06/23(Wed) 02時頃

[これは女が失った過去の記憶の欠片。


女は良家の娘として人として生を受けた。
元来身体が弱く外に出る事も稀だった。
唯一知る外の世界は白薔薇の咲く庭園。
遊びに来てくれた二人の兄妹だけが心の慰め。

医師から二十歳まで生きられぬと宣告されていた。
長く生きられぬと知りながらそれを嘆くことはなかった。
もう少しだけ丈夫であれば、と思ったことはあるけれど
限りある生をひたむきに生きていた。

残る時間があと二年に迫った時――
この城の城主と出会う。
出会いは白薔薇咲く庭園だった。


――美しくも哀しげなひとだと女は思った。]


[無知な女は彼を魔性だと気付かない。
気づいた頃にはすでに手遅れ。
城主は女の命が短い事を知り憐れに思ったのか
時を止める術がある事を明かす。

このままで良いのだと、女は抗った。
神から与えられた命をまっとう出来るだけで良い。
家族や親しいあの兄妹と離れるのは辛いと
――そう、一度は拒絶したのだ。


けれど次に目覚めた時には
抗った記憶も人だった記憶も失っていた。


否、本当は何か大事なものをなくしたのだと
それだけはわかっていたのだけれど

此方を見詰める城主の眸が何処か寂しそうに感じられて
その日から、城主の傍にあることが自分の存在する理由となった]


――…私の望みはお兄様と共にあること。


お兄様がそう仰って下さるなら
私は限りある生を――…


[言い掛けた自身の言葉に、瞬く。
何を言おうとしていたのだろう。
緩く首を振りその言葉を打ち消した。

続けるべき言葉が見つからず女の聲がぴたりと止んだ]


【人】 小悪党 ドナルド

>>131

ふむ、吸血鬼を倒す方法ねぇ。
残念ながら吸血鬼なんてのはおとぎ話の住人だと思って
生きてきたんでな。
[ベネットに助けを求めるように視線をやって]

武器もな。俺は所詮、ちょいと素行の悪い程度でさ
いつもこの手ぇだけしか使った事ねーんだよ。
[そう言ってメアリーの手から自身の手を離す。]
料理用の包丁類ならそこそこ扱い上手い自信はあるがな。
[つまるところ見掛け倒しなのだと男は白状した。]

小振りな刃物程度なら嬢ちゃんでも使えると思うが
殺傷力はねーぞ。なあ?
[最後の言葉はベネットに向けて同意を得るように。
それでもいいなら調理場からとってくるぜ?と言葉をつづけて]

(142) 2010/06/23(Wed) 02時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

>>136
[メアリーが自分だけでも生き延びようとしないだろうと
男は思った。
男が浮かべた少し痛ましげな笑みは、めったに見られない類の表情。]

>>145
[ベネットが取りだしたのは銀のナイフ。
良く見れば細工が未完成だと気付けるが、
ナイフとしては完成された輝きを刀身に宿していた。
それが彼の姉の形見だとは気付かずに]

お、準備いいな。小さいし。
?何か困ったことでもあんのか?

(150) 2010/06/23(Wed) 02時半頃

[記者を連れ歩きながら
知人に先立たれ独り生き延びてきた過去を振り返る。
若いうち、未だ人と己の区別がつかなかった頃

幾度求めた手を振り解かれたか
幾度理由も無く虐げられたか
あまりに遠い昔の話は、霞がかってしまって

鮮明なのは、此処数年の出来事]


[未だ、城で宴を催す前の事だった。
食事の度に夜の街を彷徨い
月明かりの下、白薔薇の庭園でひとりの娘を見つける。
儚い夢のような娘だと感じた。

其の理由は直ぐに知れる。
警戒心も無い様子で、語りかける声
ならばと、正体を明かし
其の身に永遠をくれてやろうと誘いかけた。

美しい華が、枯れる前に散るのが惜しいと思う。
珍しいことだと自嘲した]


[喜ぶかと思った娘は、首を縦には振らなかった。
思い通りにならぬ歯痒さ。
彼女もまた私のものにはならぬと言う
拒絶した彼女に
気付けば牙を立てていた。

血を分け与える行為は、微妙な匙加減が必要なもの。
女の血を吸い尽くす手前で止め
命の散りかけた其の身を次は己の血で満たす。
人ならざるものへと変わっていく
其の身で受け止めきれぬほどの快楽が
彼女の記憶を何処かへ飛ばしてしまったのか]


[意識を飛ばした娘を連れて、城へと戻り
熱が出たのか毒を中和すれば良いのかと、
下僕に薬を買いに走らせる。
今思えば愚かなことだ]


 ……私のローズ。
 永遠を生きるもの。
 共に――…


[翡翠の瞳を再び見る事が出来た其の時から
刷り込みのように、幾度も繰り返す言葉。
ぴたりと止まった彼女の聲
城主は甘く優しく囁き続ける。
錯覚も永遠に続けば、其れが真実となるだろうから*]


【人】 小悪党 ドナルド

>>163
[
あー。と声を出して。
それからどう言ったらいいか判らず口をつぐむ。

目の前で差し出されるナイフに、友人とメアリーを交互に見て
その行方を見守った。

それから、その後に会話があろうが無かろうが
その場から離れて男はどこかへと**]

(168) 2010/06/23(Wed) 03時半頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2010/06/23(Wed) 03時半頃


――…うそつき。


[死を望んでいた白薔薇に対する聲は
震えの混じる情けないもの]



 ――……聲が、

     聲が、震えておいでですよ、お嬢様――

[半覚醒のなかで囁きに応じる聲。
常の柔らかな響き、
けれど、どこか硬質な――]


[――新たな聲が聞こえた。
自らが招いた事だというのにそれが怖ろしく哀しい]


――……、


[逡巡するような間が生じた]


貴方の気のせいよ。


[沈む聲がそう答えた]


 ああ……

[目覚めの吐息がひとつ]

 ――気のせい……
    左様でございますか、ならば結構、


              ――お可愛らしいことですね?

[囁くそれは、砂糖菓子のような甘い聲]


[城主の甘く優しい囁きが鼓膜を震わす。
幾度となく繰り返された言葉がじわと染みて]


やはりお兄様にお任せすれば良かった。


[求めた白薔薇の変貌に女の心は追いつかない]


お兄様――…
私はまた、間違えてしまったのでしょうか。


[甘い白薔薇の聲に心が震える]


可愛くなんて、ない……
偽りは、…やめて……


[これは違う。
違うのだと自らに言い聞かせながらも
途惑いは隠せず上擦る音色]


 
 
[ツキン、と、鈍い胸の痛みが女を苛む**]
 
 


[上ずる声音を聞けば、吐息に笑みが混ざる]


 ……ああ、ではどんなお言葉でしたら、
 信じていただける?


         あなたのお望みのままに、
         謳って差し上げますよ、お嬢様――……


[その声は耳触りだけは、まろやかでやさしい**]


[ふと、



                声が増える
                  増えた。]


 ――……セシル?


[声ならぬ聲が混じる。
よく知ったおと
瞼を閉じれば、其の先に
手元に置きたいと思った蒼天は色を変えて]


 ふ……ふふ


[吐息の間で笑みを浮かべ、可笑しなことだと囁き零す]




 私のローズ
 お前の望みは叶っただろう?

 ……セシル……目覚めたか


[愛しい
そんな感情が魔物に存在するものか。
是は執着
朱に交わり染まる蒼がただ惜しいだけ
胸に渦巻く甘い痛みの説明を
誰も城主に授けてはくれぬ**]


小悪党 ドナルドは、花売り メアリーに話の続きを促した。

2010/06/23(Wed) 10時半頃


小悪党 ドナルドは、記者 イアンに話の続きを促した。

2010/06/23(Wed) 10時半頃


小悪党 ドナルドは、長老の孫 マーゴに話の続きを促した。

2010/06/23(Wed) 10時半頃


[重なり響く己の名の音]

 おはようございます、旦那様――…

  嗚呼、心根のかろやかなこと、
  ―――…私は、今まで何に捕らわれていたのでしょう。

[失われたのは闇にあって尚、善美に焦がれる心
枷なき薔薇は、棘を恥らうこともない]


 ふふ……
 つまらぬひととしての未練に囚われていたのかどうか
 私はお前で無い故に、わからぬが。

 良い目覚めを迎えたようだな
 私の――…白い薔薇。


[蒼天は地に堕ちた。
胸を鳴らすこれは、其れを惜しいと思う何か。
けれど淫猥に囁く声音に曇りは無く
新たな眷属を歓迎している]


[響く声、

             そして、フロレスクは完全に落ちたか。
             と、思えど、

 それをもう何かいう資格はまるでない。]

 ――……

[声は出さぬが気配は伝わっただろう。]


はい、目覚めはとても心地よく、
感謝しております、旦那様――……、


[惜しまれたものを省みることはなく、
声はまどろむような甘えを滲ませて]


[何処かで己の名を呟いたような、声に]


――ああ、そうだ。
 あなたへの感謝も、まだでしたね……?


           きちんとお礼に伺いますよ。


[暗き空を見て、どくり、と身体がうずく。
 いや、そこから落ちれば、人ならば命がない場所に


 惹かれるのは、なぜか。


 いや、違う、飛べるような気がした。
 さきほど、飲んだ狩人の血が、
 一層力を高めたのだろうか。]


 ――……ッ

[ふと響いてくる白薔薇の声。
 微かに目を見開く。]

 感謝?

[テラスで結果佇みながら…白薔薇の妖艶な声に眉を顰めた。]


[物言わぬ気配を感じながら
白薔薇へと微かな笑みを送る]


 感謝は、私ではなく……彼等に。
 望みを叶えて遣るがいい。


 君は、もう
 フロレスクを完全に捨てたのだよな。

[しかし、問うてみたくて、そう声を響かせる。
 城主やローズにも聴こえるだろうが。



 聖なる血族にあって、落ちた彼の真の心裡はどうなのだろうと…。]



 ――案じる心など、
    そのようなものは欺瞞です。

[女の声に思い出したように、
    答えるはただの魔性の声]

 ええ、感謝しております――お嬢様。
 欺瞞を捨て去り、わたしは望むままにあれるのですから。




 ――まだ、その名を紡ぐのですか?


[かつて抉られた心
けれどその柔い部分は失われて、ただ不機嫌そうに呟く]

[一度交わってしまった白は、
あとは容易くその色に染まるのみ]


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2010/06/23(Wed) 14時頃


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2010/06/23(Wed) 14時頃


 君が君であった


             その名というだけだ。

[ただ、同じ名を呟いても、
 もう、それで揺らぐ彼はそこにはなかった。]


――…私の、望み


[兄の聲に闇に溶けた女の気配が揺らぐ。
叶ったとも叶わなかったとも言わず]


愛しいお兄様……
私が望むのはお兄様の傍にある事だけ。


[今はそれしか望みはないのだと切なく漏らす]


貴方の施したものが欺瞞だったとしても――…
私にとっては違うものだったの。


[白薔薇の聲にぽつと紡ぎ]


感謝ならばお兄様に……
全てはお兄様の為に在るのだから……


[そして、相変わらず耳端に聞こえるのは、ローズの城主に対する愛慕だろう。

 いつでも、憂いを持つ彼女を血をもらったことが、
 自らには影響しているのだろうか。]


 ああ


[城主の孤独、ローズの憂い
 彼らは通じ合っているように見えるのに、
 それでも、


             なぜ、幸せにはみえない?]


【人】 小悪党 ドナルド

―食事の間―
[ベネットの差し出すナイフを、形見の品をメアリーが拒んで―
果たしてそれからナイフはどう動いたか。
男は行方を最後まで見守ってから、その会合から抜け出した。
そして向かうは詩人が死んだ場所、食事の間。
その部屋はいまだに血の―何か催的な甘さを持つ香りが満ちていた。

かつて詩人が座っていた席に腰掛けると
影にワインボトルと2杯のグラスを所望して]

いつかの約束を果たさなきゃ男が廃るってもんよ。特に女との約束はな。

[紳士だし。
と反応を返さぬ影に語りつつ
心に浮かぶのは開幕の夜、飲酒を窘めたあの女**]

(209) 2010/06/23(Wed) 14時半頃

 ――……感謝……。

[ローズが感謝を兄にという。
 そう、さきほど、セシルが呟いたその言葉。
 それが、理解できない。]





[ああ、それとも、彼らは、望んでそうなったというのか。
 それほどに、人間であったころが…。
 なれば、

 自分がこの中で異質なのは認めざるえない   のか。]


 そうか?
 ……ならば傍へ来るが良い、私のローズ

[切なげなローズマリーの聲
ひとで有った時の迷いを捨てた白薔薇の聲
未だひととしてのこころ捨てきれぬ風の、薬師の聲
城主は増えた囁きに耳を傾けながら、淡い溜息を洩らす。

何でも持っていると、あの子供は言ったけれど
満たされても満たされても
必ず其の後に訪れる深い虚無感
ヘクターは最期感じ取ってしまったのかもしれない
闇よりも深い絶望の味]

 何時でも――…私はお前を案じているのだから。

[言葉は簡単に口にする事が出来る。
案じるという行為を真に理解出来ずとも**]


――…お兄様。


[今すぐにでも向かいたい衝動に駆られながら
女は甘く切なく名を紡いだ。
兄の傍にある気配を影が伝える。
女は何もかも心得た風に]


お客様との戯れを中座させるような無粋……
私には出来ません。
愛しいお兄様……
如何かお愉しみになって……


[案じるという兄の言葉を素直に受け取る。
たとえ、真に理解されずとも
時折掛けられるその聲が女には嬉しかった]


 ふふ……お前の心遣いがこそばゆい。


[薄く笑みを浮かべ、聲を返す。
ローズマリーに呼ばれる度、胸に広がる薄い膜
不快ではない其れは何と名のついたものか]


 嗚呼
 そういえば……私には愉しまねばならぬ義務があったか。
 宴の捧げものはどうしている?

 あれも、私への捧げものと言うわけではあるまい。
 寂しければ其れと戯れていても構わぬぞ。


[ふと思い出した葬列の娘の顔。
けれどあれには毒が混じっている。
純血たる己は恐れるに足らぬものではあるが]


 私のローズならば恐らく問題有るまい。

 ……サイラスは、白薔薇は、どうなのだろうな
 あれの血を飲み干す事は
 出来るだろうか。


[愚かな人間が作り出した哀れな娘。
ひとの毒が効くとすれば、未だなりきれぬ眷属か。
思考は聲となり零れ落ちる*]


【人】 小悪党 ドナルド

―食事の間―
>>225

[影が届けたワインとグラスをテーブルにセットして
そして刺青がじわりと疼く。

振り返ればそこにはローズマリーの姿。
口許に浮かんだ微かな笑みに瞬間見惚れ]
…ぁ、ええまあ。
肩も気にはならない位に。

先約も何も、ローズマリー嬢を誘おうかと思ってたんすよ。聞いてみたいことがありますし。
お時間さえありゃあ、いかがすかね。

[そう言って空いている席を示す。
言い辛そうに口に出すのは]
…すいませんが、この敬語止めたら気に障ります?
喋りにくくて適わねーんすよ。

(232) 2010/06/23(Wed) 19時頃

[城主の声が聞こえる。


      毒華も、城主やローズには効かぬだろうと。]


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2010/06/23(Wed) 19時頃


【人】 小悪党 ドナルド

>>236

[ローズマリーの表情は先ほどの憂いを帯びたかのような微笑みが、一転して花咲く笑顔になる。
その変化の理由が自身の表情とは気付く訳もなく、
笑顔を見つめていられずに誤魔化すようにワインを注いだ。

質問を逆に問われてもすぐには言おうとせず
座ったローズマリーの手に触れるよう手を伸ばして]

ああ、良かった。
敬語なんて使わねーから息が詰まってて。

[手に触れる事が出来なければ、初対面時に手にキスを落とした事に言及する]

ローズマリー嬢、
お嬢さんも……吸血鬼、なんだよな。
[手の冷たさ、刺青の疼き、息苦しさ。
城主程ではなくとも感じられる。
紡ぐ言葉は独白にも似た囁き]
お嬢さんは城主サマよりかは人間らしく見えるんだが。

(239) 2010/06/23(Wed) 19時半頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2010/06/23(Wed) 19時半頃


[毒は、城主には、おそらく効かない。
 なれば、もし、その身を捧げたとしても、


 彼女の人生には何の意味も残らなくなる。


 それは、させたくなかった。]


 葬列の乙女が来ても、


          食らわないでくれませんか。


[そして、そう城主に願いの言葉をかけてみる。
 無駄なことだとはわかっていても…。]


[城主の囁きが女の耳朶に心地よく響く。
薬屋が愛慕と感じた其れさえ女自身は気づけずにいた。
指摘する者さえ居なかったのだから其れを意識する事もないまま]


――…哀しい事を仰らないで。
愉しまねばならぬ“義務”ではなく
お兄様には愉しむ“権利”があるのでしょう?


捧げもの………?
嗚呼、そういえばそのような娘もいましたね……


[あまり興味がなかったのかそう呟き]


お兄様が問題無いと仰るならそうなのでしょう。
だって、誰よりも私の事を知っているのはお兄様だもの。


[婚礼衣装のようなヴェールを被り、最上階へ向かう
葬送の娘の様子には、気付いている。
彼女が最上階へたどり着いたとしても
其処には影が立ちふさがるのみ。

城主は其処に居ないのだから]


[血を与えし眷族の願いが聞こえた]


――…欲しいの?
それとも、あの娘を憐れんでいるの?


[それだけを問うて。
女は兄の意向に従うのみ――]


 葬列の乙女を、喰らうなと?
 ……私に命令か。


[サイラスに薄く笑みを混ぜ答える。
同時、ローズマリーの呟きに、柔かな声をかけた]


 そう……私には全てを手にする権利があるのだったな。
 葬列の娘は、黒薔薇が気をつけろと。
 ……しかし人の毒が私に効くはずが無かろう。

 私の血を幾度も分けたお前とて、同じ。
 ただ、万一があっては……困るな。

 早々に処分しておくか?


[眷属となった薬師の願いを聞きながらも、冷たい提案を口にする]




 ――……ッ

[ローズマリーの言葉に、まともに動揺をみせる。
 欲しいのか、哀れんでいるのか。


 ああ、こんな自分であるのに、
 それは二つとも、思える感情で……。]

 ――……ッ

[ただ、苦しげに息をつく音。]




[処分、の言葉には目を見開いて…。
 唇を噛み締める。]


――…ええ。
義務ではなく権利なのです。
私を好きにして良いのもお兄様だけ。


[柔らかな兄の聲に女はうっとりとした様子で]


黒薔薇が気をつけろ、と……?
あの者はよく働いてくれること……
人の毒がお兄様に効かずとも
毒を得た血はお兄様のお口には合わないのでは?


[案じるような聲は無論兄のためのもの]


私に異論はありません。
お兄様の為の捧げものなのだから
お兄様のお気の向くままに。




 ――――……

[白薔薇のひそやかに微笑う気配]


[サイラスの動揺が、伝わる]


――…嗚呼。


[苦しげな吐息に呼応するかのように
女の胸が僅かに痛む。
引き摺られそうになる感情を抑えようと
女の柳眉が一瞬微かに寄せられた]


【人】 小悪党 ドナルド

>>241

[拒まれなかったその手は、
先ほど触れたメアリーを思い出させる滑らかさと
地下牢で触れた城主の冷たさを思い出させる。

彼女が浮かべた微笑も直視できず―直視したら、なにがおこるのか―
淡々と零れおちる言葉を、彼女の手を見つめながら聞いた。]

やっぱり冷てー。

気のせい、っていう割にゃあ
間があいてるぜ。お嬢さん。
そういう所も含めて、人みたいだ。

なあ、今まで人を殺した事は?
血を吸って。

(249) 2010/06/23(Wed) 21時頃

[薬師の揺らぎが囁きを通じて伝わる。
送る気配は気だるさ交じりに]

 
 毒の混じる血は左程美味いものではないだろうな。
 嗚呼、ローズ
 あれは宴の為の捧げもの
 お前にも弄る権利はあるのだぞ?


[其れはつまるところ、吸血鬼への捧げものなのだからと
あえかな笑みを浮かべ]


 勿論……お前たちも。


[白薔薇と薬師へも、そんな言葉をかける]


[城主のかける言葉に、
 動揺だけをみせるも、

 しばらくは、沈黙をしていたが…。]

 なれば、私が…。




           ですので、
 手を出さないで、いただけます   か?

[願いを…。]


左様でございますか……?

――ならば、我が身に毒が効くか否か、
   試してみるのも、愉しいかもしれません。

[主が言葉が向けられれば、涼やかな声はそのように]


 くく……ふ、ふふ


[眷族と加わった二人からの応えに
思わず笑みが毀れる]


 ……ならば、
 其の娘を先に捕らえた者に権利を与えようか。

 好きにするが良い。


 承知……。

[城主の言葉に答えながらも、
 笑う、白薔薇も気にする。


 ともかく、でも、そんな場合ではないのだと…。]


あの娘が好い声で啼いて呉れるなら
……それも愉しいかしら。


[啼かせる気もないのに悪戯に聲を響かせ]


――…嗚呼。
狩りならば、私は見物にまわりましょう。
他の客人のお相手も、必要でしょうから。


[其々の聲を聞きながら女はすっと目を細めた]


――…よほど欲しかったのね。


[獲物をサイラスが見つけた事を影を通じて知った女は
くすくすと愉しげな笑みを漏らした]


【人】 小悪党 ドナルド

>>252
[彼女の表情の変化を見ずに気付けるほど男は察しが良くない。
しかし彼女の声音が変化していくのに気付かぬほど
耳が遠い訳でもなかった]

んーにゃ。このまま暖めてみようかと思って。
[だからもう片方の手も持ち出して両手で包みこむ。
ようやく、少し苦笑いしながら男は顔を上げた]

そんなに変なこと言った覚えはないけどな。
外見だって人間のままだし。人と思われていた経験のが多いだろ?
[俯いてしまう女に、苦笑はひっこみ真剣な表情で声をかける]
…後悔してるのか?殺したこと。

[女と対峙している間中、刺青がじくりじくりと反応する。
そして城主と対面した時に湧きあがった、あの不可解な思いも
男の心の底にふつふつと。]

(256) 2010/06/23(Wed) 21時半頃


 強い執着は時に命取りとなるやもしれんが
 ……さて、あれはどうするのだろうな?


[愉しげな気配混じる声音。
城主の部屋に近い場所、
霧の届く場所ならば全てを見通せる
蠢く影達はあるがままを己が主人たちへと伝えてゆく]






――ああ、つまらない。
最初から、近くにいるのがわかってらしたのでしょうに……。

[少しだけ拗ねたような声音が呟く]


――…そんな聲を出さないの。
あの娘以外にも“獲物”はたくさん居るでしょう?


[拗ねた白薔薇の聲に宥めるような聲が重ねられた]


【人】 小悪党 ドナルド

>>264
不思議も何も――気紛れなだけだぜ?
[そう言って、いつもの人の悪い笑みを浮かべる。
手の内で震えたその手に、真意を測るかのように表情をじっとみて
それでも手は離さない。]

なんか。人でないとばれる事が嫌、な言い方だな。
[それだけ告げて、それ以上に言う言葉が見つからず口を噤んだ。
それ以上言ってしまったら傷付けるような気がして
ああ、それとももう傷を抉っているのかもしれない。

曖昧な答えがもどかしくて、じっと見つめてれば
     彼女の目を直視してしまった。
その緑の目は真意を汲ませず、煽情的な香りを秘めて。
そしてその目は、男に気付かせる。
男の望みの、吸血鬼という絶対的な対象に
対峙して気付くその望みの
正体に。

息をのんで立ち上がる。未だ手は繋いだまま]

(275) 2010/06/23(Wed) 22時頃

 ふふ……
 私はお前の拗ねた貌が見たかっただけかもしれぬ。


[白薔薇の声音に、くすくすと笑み混じる囁きが返る]

 
 そう、私のローズが言う通り
 獲物はまだ幾人も残っている。

 宴はまだ続いているだろう?


 ――……ここは、下がってもらおう。

[白薔薇が拗ねた声を出すのとは対照的に、
 暗い声を出して……。



 そう、彼らにとっては、なんでもない、余興の一つ、きっと自分のことも滑稽にみえているのだと、わかっていても。]


 ―――お嬢様、
 この狩りのこの“獲物”はそれのみ、ではありませんか。

[宥める声に答えるは、まるで道理を諭すように]

 ああ、旦那様まで、
 意地の悪いことを仰られて……
 

 ですが、我らが同属は“獲物”に逃げろなどと。

[声音には冷笑の混じる]


 喰らわぬのですか?
 ―――毒花を。

 いらぬのならば、もらいますよ?

[恐らくその毒は、己が身にも効くだろう。

予感していながら、囁きは流れて]


 まさに
 度を越えた執着、だな。


[なるほど。
薬師の様子が
丁度部屋で話すイアンの喩えに当てはまる気がして
呟きを洩らす]

 
 白薔薇
 今宵の狩りは、薬師が勝ったのだから 
 あれの好きにさせて遣れば良い

 ……しかし、其の娘がひとり逃げるかどうか


 いや、
 彼女を、


 いや、獲物を、


 捕らえれば、いいの  だろう?

[白薔薇の言葉にそう返しながら…。]


――…お兄様もそう仰っているのだから、
別の“獲物”になさい、セシル。


……逃げろ?
この宴から本当に逃げられるとでも思っているの?
逃げられなどしないわ。
そうでしょう……? お兄様。


嗚呼、けれど……
お兄様への捧げものに逃げろ、だなんて……
いけないこ、ね。


[絶望など消えたはずなのに――]


あれが良かったのです。
あの、毒が。


 っふふ……宴から逃れる方法は幾つかあるぞ?


[ローズマリーに]


 ひとつは、魂だけで逃げる方法
 ひとつは、身代わりを置いて逃げる方法


[前者は死を意味し
後者は犠牲を意味する。
魔物狩人と名乗った男が選んだ道を思い出し、
薄く笑いながら告げた]
 

 後は……我が眷族となる道もひとつの逃げではある、か?
 二度とひとには戻れなくなるがな。


[隻眼の男のぬくもりが
失ったぬくもりを思い起こさせた。

同じようでいて違う。
違うようなのに似ている。

白薔薇の呟きにふ、と息を吐く]


それでも……
あの娘はサイラスの獲物なのよ。


――…そう、なの…?


[兄の囁きに不思議そうな聲。
けれどそうだとしたらサイモンの魂は逃げられただろうか。
それともまだ城の何処かに囚われたままなのだろうか。
あの優しい男のこと。
魂だけの存在となっても妹の事が心配で逃げずにいそう。
そんなことを思いながらも緩く首を傾げ]


如何してそんな話をするの、お兄様。
私は、逃げる為にお兄様と同じになったのでは、
ない……、でしょう……?


【人】 小悪党 ドナルド

>>284
[風の吹かぬ水面を思い起こさせる、
静かな色を湛えた緑目はまだこちらを見ていて。

回り込む動作が煩わしく、手を離し
そのままテーブルを踏み超える。
そうして近寄れれば、拒まれなければ女の腰へと手を回し
熱を帯びた、けれど声音で言葉を絞り出す]

…ぁ、ようやく、判ったんだ。
あんたら吸血鬼の側にいると、刺青が、左目が疼く。
何か 判らない感情がそこから出てくるんだ、でも
今判った。
[男自身が今何を言っているのか理解していない。
だが自身を突き動かす衝動も、近寄るほどに大きくなる疼きも息苦しさも、男は理解していた]

ローズマリー。どうか。

(294) 2010/06/23(Wed) 22時半頃

 ……そうだな
 お前は望んで、私の妹となったのだから。


[無理矢理与えた真実を隠し
城主は彼女の聲に同意を向ける]


 中には、そのような者もいた、と言うだけの事。


【人】 小悪党 ドナルド



俺を、殺してくれないか。

[突然の申し出は、しかし、
いつも飄々としている男の表情が真面目なものになっていることで真剣な願いだと分かる。

どこか切羽詰まったような色をのぞかせ、
息苦しそうに眉をしかめ
それでも男はローズマリーの目から片目をそらそうとはせず]

(295) 2010/06/23(Wed) 22時半頃





 ――ああ、また。


私が望んだから……
お兄様が与えてくれた。


[疑う事なく記憶のない女は兄の言葉を受け入れる]


……そう。


愛しいお兄様……
如何か私を遠ざけないで……


[切なる聲が微かに紡がれる]


【人】 小悪党 ドナルド

>>304>>305
[グラスの破片は煌めいていたのだろうか、
片目の男にはその存在は確認できない。
冷たい体温をもつローズマリーの体が密接すれば香るは甘い誘惑。
男の鼓動は静かに、だが力強く暖かい血液を送り出している。

視線がそらされれば、見捨てられたような表情で
男は女の首元に顔をうずめる]

……俺にもわかんねー。
ただ死にたい。そんだけだ。

[本当はもうちょい生きて人生楽しんでから死ぬつもりだったんだけど。そう男は続ける]

この城にきて吸血鬼に会っちまったら
今死にたい、って思った。

(319) 2010/06/23(Wed) 23時頃

 ――………あ




[最後は、本当に呆気ない、呻きが一つ……。]


――……、


[眷属たる男の呻きに女の翡翠が微かに揺れた]





 ―――……、

[無言の気配はミセリコルディアを握る]





 白薔薇に求めたのは、何だったのか。


 白薔薇をそれでも、護ったのはきっと…


    


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