メモを貼った。

[シメオンの腕が暖かいので、やっぱり先輩も熱があるんだろうなと思いつつうとうとしている。
誰かが部屋に来たのかもしれないけれど夢うつつで覚えていなかった。]

せんぱい……。んー。

[俺はちょっと汗臭いかもしれないけど、先輩は気になんないかな。動けるようになったら、ちょっとだけシャワーしにいきたいかも。
すりすりと身体を寄せてまた暫くは寝ているだろう**]

メモを貼った。

―食堂隅っこ―

[…出した論文は、結局不可だった。
まぁ、当然と言えば当然だ。
一枚ごとに内容変わってる論文とか、
正直通ったら驚きだし。]

・・・よく出したなぁ。我ながら。

[いや、自分で言う事じゃないでしょう]

シャワー、か。

[促す言葉が聞こえたなら、ふらつきながら立ち上がって、シャワーへ行く。論文の提出を求められたなら一文字【愛】と習字したものを提出し、ローズマリーなどが訪ねてくれば力なく応対する。]

すまんな。

[何とか笑いながらそっと、ノックスの背を撫でた。*]