97 せかいがおわるひに。
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撮りたかった
最期の表情
最期の声は
聞けたけど
きっとカメラでは拾えてないね…
―― ルーカスさん
ルーカスさぁん……
[持ち主が既にいない電話口へ、呟き続ける。]
[こみ上げる悔しさ。
せっかく人の。最期に。
遭遇ができたのに。
電話越しだけれど。
今、このむこうに。
―――― さいごが。]
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お、ヒューじゃん!久しぶりー。元気してたか?
[ニッと笑って挨拶。]
まぁ、もうじき死ぬのに元気してた?はひどいか? 最後に元気そうな顔が見れて良かったよ。
[なんて話していると、その彼から話があるとか>>2:135。]
おう、どうしたー? 構わないけど、聞かれたくない話?
[とりあえず彼がどこかに向かうなら、着いていくことにした。]
(21) 2012/07/21(Sat) 01時頃
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グレッグは、ついて行きながらグレッグ[[who]]の事なんて考えてみる。
2012/07/21(Sat) 01時頃
グレッグは、実はヒュー[[who]]だったかもしれない?
2012/07/21(Sat) 01時頃
徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2012/07/21(Sat) 01時頃
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変な奴ら?
[訝しげにヒューの話を聞くと、一瞬面食らったように目を瞬かせるが、すぐに顔つきを変える。]
ん、分かった。気を付ける。忠告ありがとう。 まぁ、家に戻らないで多分天文台に行くと思うけど、さ。
[それしか残らなかった?と言う言葉はよく分からず、曖昧に頷く。]
まぁ。そうだな。ヒューも、気を付けろよ。 怪我してるみたいだし。
(25) 2012/07/21(Sat) 01時頃
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分かった。十分に気を付けとく。 ヒューも、気を付けろよ。
[しかしまぁ、派手に怪我してるなぁ、なんて思った。 誰かが治療した痕があるので、何よりなのだが。]
しかしこうやって話すのも、最後になるんかねぇ。 また飯行きたかったな。
[ファミレスで飯を奢ったのが一ヶ月前くらいだったか?]
後…ゲーセンとかね。楽しいよな、ゲーセン。 あー、そう言えば楽しみにしてた格ゲー、やらないまま終わっちゃうのかよ! やりたかったなーチクショー。
(38) 2012/07/21(Sat) 01時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2012/07/21(Sat) 01時半頃
[その姿をカメラに収める]
[ぞくり、と。
背中を走る感情は。]
[断片的に聞こえる声は、そんな感じの内容だった。
それに返事もせず、ただただ、カメラを回し続けている。]
……
[その様子に、彼女は切実な表情を返してくる。]
――…
[手が伸ばされる。こちらには届かない。
撮影をする。
ああ カメラ目線だ。
カメラ越しに、彼女の表情を ――― みる。]
[ た す け て ]
[はっきりと口の動きがうつった。
リアルな、助けを求めている、人が、目の前にいるのに。
私はやっぱり、動かない。]
[彼女はだんだん諦めてきたのか、こちらに手を伸ばす事をやめた。泣き出している。何かを言いながら。こちらへの悪態かもしれない。
失血は続いているだろう。
もしかして、もうすぐなんじゃないだろうか。]
… くるしい?
[最初にかけた声は、それだった。
ばっとこちらへ視線をあげる。]
――…
[ふふ、
少しだけ、笑ってしまった。
その表情に、彼女は、絶句して。
次に見せたのは、おびえるような、表情で。]
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[飯の事を言われれば、気にするなと手を振って。]
俺も楽しかったからいいよ。気にするなよ、先輩が後輩に奢るのは普通だろ? …っと、何々?
[袋をゆらしているのを見て、ちょっとのぞき込む。中身は、酒だった。]
酒盛りしてるのか。んじゃ一本貰おうかな。大学の飲み会以来だな、飲むの。
[酒を飲み始めた辺りで、ヒューに元気と言われて、ゆっくり首を振る。]
いや、空元気だぜ?本当に最後でさ、こうやって元気なフリしないと、辛いんだよ。 最後だからって、幼なじみに告って、んでオッケーもらって、 そんで、忘れるために、…してさ。
[そう言って言葉を句切って、空を見上げる。隕石は、さっきよりも大きくなってきている。]
やっぱり忘れられないし、悔しいし。夢があったのに、実現出来なくてさ。
[ぐいっと酒を呷る。]
(49) 2012/07/21(Sat) 02時頃
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[いつの間にか涙も零れはじめている。
気持ち悪い。
手が震える。
こわい。
何でわたし、こんなことを。]
[それでも、カメラを見ると落ち着いた。
ああ。
最後を撮るんだ。
そう思えた。
カメラを持つことで己を保っているのだろうと。
スティーブンが思った事は、半分は正解で、半分は不正解。
カメラを持つことで。
己を崩壊させていっているのが、多分、正解。]
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おまっ、俺だって人並みに夢くらいあるさー!
[なんか酷く馬鹿にされた気分である。 まぁここは一つ、俺の夢を披露してやろう。]
俺の夢は、人の役に立つ機械を作る事だッ!
[無駄に格好付けたポーズなんて付ける。俺って、こんなに酒弱かったっけ? 座って、また酒をぐいと呷る。]
ま、実現出来なかったんだからね。悔しいさ。 けど、宗教は信じちゃないけど、輪廻転生ってあるじゃん? 生まれ変わって別の同じような星に産まれたら、もう一回同じ道を志してみたいね。 クッセーだろ?まぁ、こんなあるわけもない希望に縋りたくもなるんだよ。
[うん、やっぱりクサいな。恥ずかしそうに笑って、また空を見上げる。**]
(61) 2012/07/21(Sat) 02時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2012/07/21(Sat) 02時半頃
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俺らしい、か…ありがとな。
[ちょっとばかり褒められた気がしたので、素直にありがとう、と言う。 隕石が嘘だったら、と言われると。]
いやー…流石に嘘でした、なんて言うと大変だろ? こんな状態で復活されても、ねえ。 ま、…確かに、隕石が嘘で、一ヶ月前に戻れたら良いんだけどな。
[なんて言って笑う。さて、暫く飲んでいると、アイリスが隣に来て座る。]
ん、そっか。セレストがよろしく、か。 ありがとな。
[また、空を見上げる。]
(80) 2012/07/21(Sat) 13時半頃
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[電話越し、大丈夫?と聞こえたセレストの声。]
… わかん なぁい…
どうだろ、…
[死んだ相手を思い出す。]
ルーカスさんは、
どんなきもち…?
[電話の感じからは、おそらく事故なのだろう。
この状況において、事故死。
ああでも、隕石自体が事故みたいなものだから。
きっと、かわらないのかもしれない。
でも。
何も解らないままに死ねるのは、もしかして。
楽なのかもしれない。]
なんで、天文台のひとは、
回避できないってしってて、
発表したんだろ
なにもしらないまま、
しねてたら、
世界が、おわってたら
ねえ…
どうなってたのかなぁ…
[独り言を呟き続ける。
それは全て、カメラに収められ続ける。]
あは、…
映画のせりふみたい……
――…
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[一ヶ月前、一人で天文台に行った事がある。 自分でプラネタリウムを作ろうと、まず星の位置から自分で見てみよう、なんて覗きに行った。 と、職員から手が上がる。近所のルーカスさんだ。]
あれ。ルーカスさん。 はい、俺一人ですよ。
[こう言うところにくる友人は居ないので、一人で来た。 彼女と来い、と言われると顔を赤くして。]
お、俺まだ彼女いないんですよ…。
[と、小声で反論。ちょっと悲しかった。]
(95) 2012/07/21(Sat) 19時頃
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[…さて。酒も飲み終わったし。]
んじゃあ、俺はそろそろ行こうかな。 ありがとな、ヒュー。
[アイリスに手をさしのべて。]
行こうか、天文台。
(96) 2012/07/21(Sat) 19時頃
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だーれも、いないだろうな?
[なんて言って、歩き出す。今の天文台は、絶対的な死を意味するモノを見るしかないだろうし。]
平和だけど、平和じゃねーなー。 商店街の方とかめっちゃ燃えてるよ。とどまらなくて良かったな。
[火の手があちこちから上がってるように見える商店街。 それらを見ながら天文台へと歩き出す。 やがて、到着すると、彼女は螺旋階段をさっと上ってしまった。 遅れて俺も付いていく。]
誰も、居ないな。
[しんとしたドームの中を歩く。彼女は真っ先に望遠鏡をのぞき込む。]
(110) 2012/07/21(Sat) 20時半頃
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