人狼議事


97 せかいがおわるひに。

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【人】 負傷兵 ヒュー


[そして今も一人、住宅街を歩いていた。
 数日ぶりだか数週間ぶりだかに通る道の居心地の悪さに、真っ直ぐ前を向くこともできなかった。自分の家など、顔を上げずに歩いてもたどり着ける。住宅街の薄気味悪い、葬式でもしているかのような雰囲気を浴びながら、携帯に手を伸ばした。家に誰がいるともしれない、最初に電話を掛ければ良かった――そう、電話を構えた時に]


 ――、あ?


[どこからかの、爆発音。
 悲鳴のような甲高い音も紛れ、黒煙の上る量が増えた。商店街の方向、後方へと首を向ける。
 瞬間脳裏に浮かんだのは、滲んで消えたはずの、顔だった。被害にあったのかもしれない、確信ではない、気のせいかもしれない杞憂か。それでも。あの顔が鮮明に浮かんで消えた。]

(162) 2012/07/21(Sat) 23時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー




 ……、っ !!

[弾かれたように電話を落とし、黒煙の立ち上る方向へ駆けだそうとした瞬間
背後から伸びた手に肩を掴まれた。]

 ん、だよ……!!


[振り返りざま、肘で払おうとした手が別の手により阻まれる。
舌打ちをし睨みかけ、体が竦んだ。青白い顔、顔顔。
目玉だけがぎらぎらと生をかんじさせるような――異常なぎらつきを孕んでいる。
遠くで起きた爆発にもその顔に浮かぶものはなく、
ただ、憎悪の滲む無数の目が男に向けられていた。]

(163) 2012/07/22(Sun) 00時頃

【人】 負傷兵 ヒュー




[逃げなければ。


数拍遅れて、その思考が浮かんだ。
強張る背中に血の気の失せた白い手が伸びる、白だけではない
銀色に光るのは刃物か。鈍色の棒状のものはなんだったろう。
数人の服に付着した赤いものは。

掴まれた上着が脱げた。
足がもつれる。
引き抜かれそうなほど掴まれた腕が軋んだ。
首に手が伸びた。食い込む。]

 ぐ、

(164) 2012/07/22(Sun) 00時頃

【人】 負傷兵 ヒュー



[足が止まる、
引き離そうとした指が首の肉を引っ掻いた。

動きの止まった一瞬、首に掛けられた手に力がこもり後ろに引き倒された。]


[引き倒される、その瞬間。
いままで目をそらし続けた青空が眼前に広がった。
肉眼で見えるぐらいに近づいた隕石。


すぐにそれは、
興奮に頬を赤黒くさせた青白い顔達によって遮られた**]

(165) 2012/07/22(Sun) 00時頃

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