人狼議事

62 あの、夏の日


【人】 若者 テッド

[寮生に伝えられる、最後の怪談、『開かずの間』

その部屋は、寮が満員になっても決して開かれる事はない。
一つは、その部屋で過去に首吊り事故があったという事。
もう一つは、管理人がその部屋の鍵をなくしてしまったという事。

その部屋で生活をすると、夜中にいつも起こされる。
目を開いて、真っ暗な中、何かが振り子のように動いていることがある。
その何かをじっと見つめると、それは人の体のようで、さらにじっと見つめると、
その人のようなものが、こちらをみて、その瞳を見開く。
さらに、ニヤッと口元を歪めて笑うらしい。

それをみた人間は、その翌日に血塗れになって部屋で発見されるというものだ。

ちなみに真相は、部屋が男子生徒エリアと女子生徒エリアの真ん中にある為に、扱いづらい。
故に、そこは監督教師の部屋にしていたのだが、監督教師がいなくなった為空き部屋になってしまったのだ。

以来、寮生で怪談を行った時、一番肝が据わっている人間に、その真相と共に鍵が預けられるのである。

ちなみに、3年おきにこの部屋は使われるので、3年すら首吊り人形と特殊メイクの『開かずの部屋』の真相を知らない。]

(159) 2011/08/30(Tue) 00時頃

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