人狼議事


6 偽りの聖戦《イミテーション・ジ・ハード》

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【人】 牧人 リンダ

セシルっ!?

[彼の竪琴が砕けた瞬間。
髪の色が、服の色が――変わってゆく。
変わって、ゆく。

結界が派手な音を立てて決壊する。

振り返った彼の紅と金が見つめていたのは、紛れも無く自分]

――せし、る…?

(13) 2010/03/24(Wed) 00時半頃

【人】 牧人 リンダ

[リンデルは気づいていなかった。

三編みでくくった暗い赤毛は、流れる金色の髪に。

左の翠は銀、右の翠は蒼。

カサルティリオ用の戦闘装束は漆黒へと。

――彼女もまた、あの時の姿に変わってしまっていることに]

(17) 2010/03/24(Wed) 01時頃

牧人 リンダは、メモを貼った。

2010/03/24(Wed) 01時頃


【人】 牧人 リンダ

[ああ――今、やっと。
あの旋律がなんだったのか。
彼の存在がなんだったのか、わかる]

――にいさま?

フォウルにいさまっ…!

[あたたかい手で頬に触れられて。

優しい腕に抱きしめられて。
愛しい存在を、おそるおそる手で触れて確かめる。

涙がはらりはらり、彼の白銀(しろ)に零れただろうか]

(20) 2010/03/24(Wed) 01時頃

【人】 牧人 リンダ

逝って…………?

[囁かれた彼の言葉は、よく飲み込めず。

兄が加護の詞を口にして、光に包まれた瞬間に理解する。

ああ、自分はいつだって理解するのが遅い。

あの時だってそう。
もっと自分が早く気がつけていたなら――。]

(22) 2010/03/24(Wed) 01時半頃

【人】 牧人 リンダ

[鏡を取り出し、セフィロトの祭壇に繋ぐ。

ちょうど、第二のセフィラ《コクマー》が崩壊している最中だった。

――そして、第八のセフィラ《ホド》を現視(み)れば。

何も映さない。
何も現(うつ)さない。

それこそが、こたえ]

(23) 2010/03/24(Wed) 01時半頃

【人】 牧人 リンダ

    [偽り《イミテーション》の、栄光《ホド》]

(25) 2010/03/24(Wed) 01時半頃

【人】 牧人 リンダ

…にいさまっ!

確かにオスカルは…《黄昏》は、姫様を。
私を、殺した…!

でも、偽り《イミテーション》はオスカルではなく――とうさまなの!!

だから……だから!

[兄の去った虚空の空間に響くは、悲痛な叫び。

黄昏を憎む月。
しかし主導権を握るのは宵。

せめて、今は兄を止めなければ――!]

(35) 2010/03/24(Wed) 01時半頃

牧人 リンダは、メモを貼った。

2010/03/24(Wed) 02時頃


牧人 リンダは、メモを貼った。

2010/03/24(Wed) 02時頃


【人】 牧人 リンダ

…………。

[――兄も、《黄昏》も、去ってしまった。

彼らが行ってしまったのは、楽園《エリュシオン》]

楽園《エリュシオン》は……奇しき薔薇のある場所だったっけ。

[奇しき薔薇。
幻燈鏡《セフィラ》の主・アリスに深き関係を持つもの。

自分は――宵闇《アリス》は、楽園《エリュシオン》に至れるのだろうか]

(44) 2010/03/24(Wed) 14時半頃

牧人 リンダは、メモを貼った。

2010/03/24(Wed) 14時半頃


牧人 リンダは、奏者 セシルに想いを馳せるような表情を浮かべた。

2010/03/24(Wed) 14時半頃


牧人 リンダは、メモを貼った。

2010/03/24(Wed) 15時頃


【人】 牧人 リンダ

―回想・鳥籠《cage》―

[ここは鳥籠の中でした。
鳥籠の中にいる少女は思いました。
わたしはいつからこんなトコロにいるんだろう、と]

くすしきばら?
ふーん。それを『ありす』が手にすれば、『せらふ』になれるんだ。

ねえ、それで?それで?

……あ。
行っちゃった…。

[少女はしゅんとうなだれます。
少女の話し相手は精霊――その中でも、特別気まぐれで物好きな精霊しかいませんでした。

大抵の精霊は…少女を見ると関わりあいになりたくないとばかりに目を逸らすか、『惨めな子』とひそひそ話をするものばかりでした]

(61) 2010/03/24(Wed) 18時頃

【人】 牧人 リンダ

[それからどれだけの昼と夜を越えてきたのでしょう。
鳥籠の中でいつもの物憂げな顔を浮かべている少女の元に、彼女の片翼が現れます]

あなたは……?

私の、新しいお友達ですか?

[それが、少女が片翼に言ったはじめての言葉でした。

的はずれな問いを投げかけ、銀と蒼の双眸で片翼を見つめます。
そんな光景にも、彼はやさしく微笑みました]

(62) 2010/03/24(Wed) 18時頃

【人】 牧人 リンダ

―回想・過ち《mistake》―

[少女は知っていました。
暁(あに)が王(ちち)の命に背き、《月夜の皇女》を連れて走ったことを。
月が匿われている、その居場所を。

王は命じました。

暁も宿命《さだめ》を狂わせる者。
月と同等の咎を持つ者。
――殺せ。

『宵《ウィ・ナ》は。
…私の期待を裏切るなんてこと、しませんよね?』]

(63) 2010/03/24(Wed) 18時頃

【人】 牧人 リンダ

[少女には、魂の片翼《ゼーレ・フリューゲルス》である大切な大切な暁を奪うことなどできません。
苦悩する少女。そこに現れたのは、《黄昏の皇女》でした。

――自分も力になりたい。月の居場所を教えて?

…《黄昏》の姫様なら。

頷いて、黄昏を月の匿われている元に案内してしまったことこそが、少女の過ちでした]

(64) 2010/03/24(Wed) 18時頃

【人】 牧人 リンダ

―回想・別離《separation》―

[少女の制止を振りきり、月を取り戻しに去った暁。

まもなく月の魂は、宵の刻(とき)をきざむ天へと還っていきました。

少女は暁を屠れなかった裏切り者として、刑の執行を待つため幽閉されていました。

それでも、せめて暁が生きていることをただ信じて。

――しかし、片翼の帰還(かえり)はいつまでたっても訪れません。

やがて暁のいのちの鼓動が絶えたことを感じると――
《宵》であり、《月》でもある少女は絶望に打ちひしがれ、物言わぬ人形のようになってしまいました]

(66) 2010/03/24(Wed) 18時半頃

【人】 牧人 リンダ

[少女のこころが、完全に死んでしまったわけではありませんでした]

……にいさまを救って。

私からは何を差し出してもいいの。

命さえ差し出せるの。

[――――代償は、記憶と翼。
    無力な童子の姿で、果てなき時空の彼方に堕とされること。

少女の願いを聞き届けたのは一体誰だったのでしょう。
いや、実際は少女が代償を払っただけで、誰も願いを聞き届けなかっただけかもしれません。

宵闇《アリス》はそのまま堕ちていきます。

――熾天使《セラフ》になれぬまま。

――堕ちた先でもやがて、戦わねばならぬ宿命を導く煉獄《カサルティリオ》に迷い込むことを、知らずに]

(67) 2010/03/24(Wed) 18時半頃

牧人 リンダは、メモを貼った。

2010/03/24(Wed) 19時頃


【人】 牧人 リンダ

[…しかし、楽園《エリュシオン》は本当に自分を招いてくれる?
弱気な感情がリンデルの、宵《ウィ・ナ》の胸を駆け巡る。

それに地上の様子が、気に掛かった
あの闇の気配。嫌でも間違えたことはない――!

魔導兵装の滑空機関をブーストさせながら翔ぶ。
程なく視界に捉えるは、気配の根源]

――とうさま…!

[向こうにはベネットや亮の姿。
彼は、何事かを話している様子だった]

(92) 2010/03/24(Wed) 23時頃

【人】 牧人 リンダ

…!?

[くすくす。
           くすくす。
                    くすくす。
                               くすくす。]

ひ、姫様の…感情、が…!
今までこんなに強いことは、なかったのに……!

[ぐらり、と身体が重く揺らぐ]

(104) 2010/03/25(Thu) 00時頃

【人】 牧人 リンダ

姫様――!!
…どうか、どうか、お気を鎮めてください…!

[宵の懇願によって、月の笑いは少しなりを潜めたか。

バランスを崩しかけた身体に鞭打って翔ぶ。
父の姿を捉える――!
漆黒の王《モーリオン》・カルヴィン。

私を鳥籠に閉じ込めたひと。
彼に今も畏怖の感情が全く残らないかといえば――嘘ではない]

――とうさま、お久しぶり…です、ね。

[極力、感情を押し殺して父に呼びかける――が、
彼が捕らえようとしている人物を見ると顔色が、変わる]

かあさま――!?

(108) 2010/03/25(Thu) 00時半頃

【人】 牧人 リンダ

[月詠の聖母《ルナ・マリア》。
――私の、かあさま]

…かあさまに、何をするの!?

だめ、とうさま。
かあさまはそんなこと、望んでない――――ッ!?

[皆まで言い終わらないうちに、父が闇狼《フェンリル》を放っただろうか]

くっ…!
――出ろッ、我が駒《シャウーフィガー》!!

[闇狼《フェンリル》の一匹が、涎を滴らせながら。
力が万全の状態ではない様子のベネット目指して飛びかかる。

その牙を、鏡から呼び出した騎士《ナイト》の盾にて間一髪で防ぐ]

(109) 2010/03/25(Thu) 00時半頃

【人】 牧人 リンダ

――ベネット!

[騎士《ナイト》の盾が彼を護ったのを確認する。
…が、自分が本来の姿に戻っていることを失念していた。

彼から、突如現れた得体が知れない人物と思われるわけにもいかない]

…私です。
先刻お会いした時とリンデルです。
わかり、ますか…?

[三つ編みでくくった暗い赤毛は、金色の髪となり風に流れている。
翠の双方は、銀と蒼に。
戦闘装束は、父の名にも冠されている漆黒。

――《暁》の纏う色と、正反対の姿]

(112) 2010/03/25(Thu) 01時頃

【人】 牧人 リンダ

運命の羅針盤《コーディエライト》――――いえ、ベネット…。

[称号ではなく、彼自身の名を。
瞳から涙輝石《ブルー・トルマリン》を零すベネットを、呼ぶ]

この、姿…ですか?

――私にも、覚醒(めざ)めるまでのあなたと同じで、いろいろ…忘れていたみたいです。

[自嘲するような笑みを浮かべようとした……が、表情が上手く創れない。
記憶はあらかた蘇っていたものだと思っていたのに。
――笑顔の創り方は、ぽっかりと抜けたまま]

(117) 2010/03/25(Thu) 01時頃

【人】 牧人 リンダ

ベネット…!

[苦痛に顔を歪める彼に駆け寄る。
そこで問われた言葉には――]

憎しみ、を……?

[その言葉は、宵《ウィ・ナ》の魂に深く深く突き刺さる]

……憎しみや怒りの感情は、人を衝き動かす最も強き原動力の中の一つだからではないでしょうか。

――それは、人も神も天使も。
《心》を持っているものには、避けられないでしょう。

でも、私がそれ以上に原動力になりうると思うものは――――……!

[今度は、闇狼《フェンリル》が二体とも。
言葉を紡ぎ終わるのを許さずにこちらに向かってくる]

気をつけて、ベネット!

(121) 2010/03/25(Thu) 01時半頃

牧人 リンダは、メモを貼った。

2010/03/25(Thu) 01時半頃


【人】 牧人 リンダ

氷翼刃《フリーレン・フリューゲル》!!

[ガラガラ蛇《ラトルスネーク》に使った時と同種の攻撃。
蒼き翼が散り、氷の魔力を宿らせた氷青色の刃となり――闇狼《フェンリル》に次々と刺さっていく。
だが]

……っ。
こいつら、あれだけの氷刃が刺さっても、突進をやめない…!

――っああ!

[乱暴に転回して再び突進を開始する闇狼《フェンリル》。
その敏捷さはリンデルを翻弄し――猛る牙を既の所で避けるも、身体を強かに地面にぶつける。
腕や頭に、鈍い痛みが走った]

(130) 2010/03/25(Thu) 09時頃

【人】 牧人 リンダ

っく…騎士《ナイト》!! 僧正《ビショップ》!!

[鋭い声で名を呼ぶは影の騎士。馳せ参じた彼は大盾で再び牙を防ぐ。
その防壁も、闇狼《フェンリル》相手となってはいつまで保てるかは不安だが…。

そして新たに鏡から喚ばれた僧正は、ベネットを護るために駆けていく]

ベネット、あなたまで巻き添えになってしまう危険があります。
できるだけ、あの狗(イヌ)どもから離れていてください。

[そう告げ、闇狼《フェンリル》たちに向き直る]

(131) 2010/03/25(Thu) 09時頃

【人】 牧人 リンダ

――狗(イヌ)どもッ!
これだけで満足でないなら……更にもてなして差し上げましょう!

[彼女の意思に連動し、リンデルの足元に――月詠の民《ルナ・イリューシュカ》の紋章が現れる。

そして――切り取ったかのように。
闇狼《フェンリル》たちがいる空間だけ、急激に温度が下がっていく。
彼らの天空(そら)だけ、雪が吹きすさび始める]

――宵闇のウィ・ナの名において。
失われし《メル=ヒェーン魔術体系》、再び具現せん。

(132) 2010/03/25(Thu) 09時頃

【人】 牧人 リンダ

氷雪の王座に坐す偉大なる女王よ。

数多の戦士の心を屠りし力、もう一度ここに示せ。

無慈悲なる微笑と高らかなる嘲笑をもって。
真白の眷属と逆十字の鉄槌をもって。

――我が前に立ちはだかる、薄汚き下郎の罪を清めよッ!
雪の女王の断罪《シュネデルネーゲ・クロイツ》!!

[――吹雪の天空(そら)より。
女王の微笑みよりも凍てつく、一対の逆十字の氷剣がきたる――

二つの氷剣は、闇狼《フェンリル》たちを串刺しにしてしまう。

残されたわずかな力で抵抗する闇狼《フェンリル》――しかし間もなく、観念したかのように尻尾がだらんと垂れ、そのままかき消えた]

(133) 2010/03/25(Thu) 09時頃

【人】 牧人 リンダ

…かあさまっ!

[闇狼《フェンリル》を倒し、聖母(はは)の名を呼ぶ。

――それは迷子になった幼い少女のようで]

……そん、な。

[《光》である聖母(はは)のやさしき気配は、地上にはない。

代わりに、ウィ・ナを嘲笑う闇が、天へと昇っていくのを感じ――表情(かお)から、色が失われていく]

(134) 2010/03/25(Thu) 09時頃

【人】 牧人 リンダ

――――かあさまあああああっ……!!

[銀と蒼から、涙が溢れる。

――魂の叫喚(さけび)は、片翼へと届いただろうか?]

(135) 2010/03/25(Thu) 09時頃

牧人 リンダは、メモを貼った。

2010/03/25(Thu) 09時頃


【人】 牧人 リンダ

っ…………?

[嗚咽を漏らしていると――鏡がリンデルを抱擁するかのような、やさしい――あたたかさをもち始める]

……にいさま?
……オスカル?

――――薔薇?

[光が創ったのは薔薇の形象(かたち)。

しかし、光が消えるとそれは色を完全になくし]

――まさか、奇しき薔薇《ローザミスティカ》?

[ああ、やっと。
やっと見つかった――。

そんなこえが、きこえた]

(144) 2010/03/25(Thu) 10時頃

【人】 牧人 リンダ

[導かれるように、色無き薔薇を髪に挿せば、
融合《フュージョン》し――宵闇《アリス》の一部となる。

――ドクン

魔導兵装の蒼が、役割を終えたとばかりに崩れていく。

背中を纏う輝きが、純白の翼を創る。

籠の鳥《ニュートラル》であった宵闇《ウィ・ナ》は――

Σερ φ,Σεραφε μ/Σεραφ μ

熾天使《セラフ》として、覚醒を遂げた]

(145) 2010/03/25(Thu) 10時頃

【人】 牧人 リンダ

――ひめさま。

[奇しき薔薇から、《黄昏》の。
怨嗟と悲哀の感情が、流れ込んでくる]

…私は、なにひとつ、気づけなかった……。

ごめんなさい……。
ごめんなさい……!

[届くわけでもないのに、謝罪の言葉を紡ぐ。

その後悔《リグレット》は、誰に向けてのもの――?]

(149) 2010/03/25(Thu) 11時頃

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