30 ─今夜、薔薇の木の下で。
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>>211
蒼薔薇に呪われているんじゃなくて… ここにいるんだ。
[ラルフの問いに、自分のこめかみを指す。]
だから、大丈夫。
[それは、 自らが死ねば、蒼薔薇も滅びる、と思ったから。]
(214) 2010/09/09(Thu) 00時頃
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セシルは、ハーモニカを出すと、一音一音、呼気をゆっくり吹き込んでいく。
2010/09/09(Thu) 00時頃
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―非常階段― [平らな胸を赤子のように吸う赤毛の獣――否、ドナルド。 巨体の重さを支えきれず、階段の段差に腰掛けるようにして尻をついてしまう。 それでも彼の頭を抱いたまま、白く色変わりを起こした髪に顔を近付けて優しく口接けた。]
(215) 2010/09/09(Thu) 00時頃
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― ロビンの部屋 ―(>>125) [ロビン自身の両手で開かれた臀部は、朱に色づいた後孔を曝け出して少年を狂わせる。細腰を両手で掴み、宛がった先端をぐいと押し入れた。肉の兇器と化した剛直が窄まりを貫き、銛のような肉傘がより奥へと少年の獣性を急き立てる]
あ――くっ、うぅっ、つ。 ロビ、ン。気持ち――いい? 僕は――すごく、いい、よ。
[主導される側から、主導する側へ。 関係の変化を無意識に悟り、口調に強さが交じる。骨盤のかたちさえ分かるようなロビンの腰に指先を食い込ませ、荒々しく前後に揺さぶり出す]
(216) 2010/09/09(Thu) 00時頃
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― ロビンの部屋 ―(>>125) [幾度かの射精を経ても尚、少年の猛りには治まる気配がない。交接を繰り返す出口には、白濁した泡がこぽこぽと溢れ出ていた]
……ね、ロビン。 ここ、また――ほら、垂れてる、よ? ふふ。なんか、こんなの。……女の子みたい、だ。
[背後から覆い被さり、胸の尖った先端をきゅっと摘む。滴った樹液の作用が指先からも浸透してくるように感じられ、少年は一層強く腰を打ちつけた]
(217) 2010/09/09(Thu) 00時頃
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─ →四阿 ─
ふう、着きましたね。
[屋根の下、憔悴の色濃いディーンを長椅子にかけさせる。
誰が忘れたものか、棕櫚で出来ているらしい団扇があったので、手にとって、ディーンに風を送る。]
──ずっと昔から、「蒼薔薇の呪い」って話はあったらしいんです。 小さい頃に、その話を初めて聞いた時、「そんなおっかない木なら、何で切っちゃわないんだろう」って不思議でした。
こんな事になるからだったんですね。
[なんて馬鹿なんだろう、と吐き捨てると、ディーンを心配げに見つめた。]
(218) 2010/09/09(Thu) 00時頃
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―非常階段―
あの蒼薔薇も、全部全部くだらない、
だから僕が、この身体で新しく、
[衰弱にもう答えることもできないのだろうドナルドか、或いはその先の薔薇の精に向かって低く囁いた。]
(219) 2010/09/09(Thu) 00時頃
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フィリップは、ハーモニカの音が聞こえると、翡翠が微かに揺らいで。
2010/09/09(Thu) 00時頃
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[長い前髪に隠されかけた銀灰の瞳が揺れる。
ラルフは知らない。 今、あずまやに居るディーンが想った事を。 もしも、ディーンだけで済むのなら? 茨で夢の世界が繋がっている事をラルフが知ったなら? ──行かないでくれと懇願するだろう。]
(220) 2010/09/09(Thu) 00時頃
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/* どこ投票になるんだろう。
[なんも考えていない追従者。]
(-43) 2010/09/09(Thu) 00時頃
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/* とりあえず俺はセシルから離れないと ものを考えられない。
(-44) 2010/09/09(Thu) 00時頃
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[二人の側に、少し距離を置いて座り込んだ。 セシルの首筋や頬、シャツに滲んだこの渦巻く茨の刻印は、今度はセシルを奪おうとしているのだろうか。フィリップから、セシルを? 取り巻く茨と流れる血は、聖書で馴染んだ姿をラルフに思い出させる。茨の冠を乗せ、セシルの手足を十字架に打ち付ければ、まるでイエス・キリストの時代の罪人に科された刑罰のよう。]
嗚呼、血が…──。 蒼薔薇、薔薇園の薔薇の精が 君に取り憑いているとで、も?
[ハーモニカ手に取るのは止めない。ただ、じっとセシルを見詰める。真実を視ようとするかのように。]
(221) 2010/09/09(Thu) 00時頃
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[酒よりも、麻薬よりも、もっと強いものに酔いしれて、 隻眼はとろりとうつろに半開き。
そのまま昏々と醒めぬ悪夢へと堕ちていく…]
(222) 2010/09/09(Thu) 00時頃
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― 東屋 ―
[長椅子に腰かけると、上体を捻り、背もたれに縋るようにする。 はぁっと、息吐く間に、そよそよとした風が送られて、右眼で団扇を握るルーカスを流し見る。唇の形は「すまない」という単語を結んだのち、語られる話に耳を傾けた。]
嗚呼、薔薇園には、昔から色々話はあるようだな。 眉唾物だと思っていたが、現実は小説よりも奇だったようだ。
さて、しかし、困ったな……―――
[蒼薔薇を排除できないならば、どうすれば佳いか。 己だけでなく、他者を巻き込むのは流石に抵抗があった。 心配そうに見てくる、ルーカスを右眼で見ながら、眉間に皺を寄せる。]
(223) 2010/09/09(Thu) 00時頃
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[ハーモニカで、フィリップの先輩が歌ってたという賛美歌を、一音ずつ、鳴らしていく。
その間も、血は止まらない。
だけど、構わず……。鳴らしたくて、鳴らす。]
(224) 2010/09/09(Thu) 00時頃
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>>221
[ハーモニカを鳴らしながら、ラルフをぼんやり、みる。 そして、また目は閉じてから。口を離し、]
蒼薔薇は、オレに閉じ込めておくから……。
[その言ってから、またハーモニカをくわえる…。]
(225) 2010/09/09(Thu) 00時頃
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[深い昏睡に誘われつつあるドナルドの髪を、幼子にするように撫で続ける。 そこから触手のように生え出て巻きつく、目に見えぬ茨を自ら望んで身に纏う。 灰色の瞳に醒めぬ陶酔を浮かべながら。]
(226) 2010/09/09(Thu) 00時半頃
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[きっとここで、動ける蒼薔薇の魔精を閉じ込められたとしても、 薔薇園に咲くそれが、芽吹いてしまった以上。
残り香のように、それはまだ、蔓延していくかもしれない。]
(227) 2010/09/09(Thu) 00時半頃
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/* あなたは風花妖精です。 あなたは、生きた人狼の人数の二日後に、命を落とします。 狼の襲撃や賞金稼の手により殺されることはありません。ただし占いの対象となると死亡します。 占い師、霊能者には人間として判別されますが、勝利条件では村人にも人狼にも数えられません。 妖精陣営 人狼が全滅するか、人間(妖精や人外の者を除く)の数が人狼と同数以下まで減るまで「生き残れば」勝利です。 ただし、恋人が生き残っていると敗北になり、他にも横から勝利を掻っ攫うもの達が存在します。
あなたは、もし人狼が1名なら今夜命を落とす。 あなたは、もし人狼が2名なら今夜命を落とす。
(-45) 2010/09/09(Thu) 00時半頃
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[蒼薔薇に囚われた翡翠は蒼薔薇が セシルにしようとしていることに気付かずに。
情事の名残と、噎せ返るような薔薇の香。 その中に血の匂いも混じれて常より歪んだ空気は 現実離れした硝子球の世界のよう。]
……セシル…綺麗、
[そう、呟いたのはけれども蒼を宿さぬ翡翠の色で。 それは聴こえる音に向けて。 ちくりと…胸が痛む曲。届かなかった曲。 後輩が吹く音に聞き入るように瞳を閉じて。]
(228) 2010/09/09(Thu) 00時半頃
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芽を育ててあげる。
[くくっと喉奥で嗤った。]
(229) 2010/09/09(Thu) 00時半頃
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あれ?
[どこからか微かに聴こえてきた音に気付いて、ふと手を止めた。]
気のせいかな、ハーモニカの音しませんでしたか? ハーモニカだったら、セシルかな。
[昨日見つけたハーモニカは、やはりセシルのもので間違いなかったのだろうか。
再び団扇を使いながら、優しい音色に耳を傾ける。]
(230) 2010/09/09(Thu) 00時半頃
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―夢・自室― [締め上げられて殺されるのでないかというぎりぎりの所。 壊して欲しいという願いが叶えられるという歓喜と共に。微かな恐怖。 薔薇に囚われてしまった魂の微かな正気が覚えるモノ。]
…嗚呼。っ。
[乱暴にシャツを剥ぎ取られ。抜き取られることなくベッドヘッドに くくりつけられる。手かせのようにきりりと締め付けられる腕。 その痕はある意味所有されるかのように痣となって。 殆ど力を失ったこの身には痛みを感じることさえ弱く。
肩を覆う蒼薔薇の毒を示す棘。それを見られて。眼を逸らす。 指先でなぞられ。相手を絡め取るような感覚と共に全身を襲う痺れ それは快楽によるものか、衰弱によるものかはもう区別がつかない。]
…ディーン…
[今だけは、名前を甘く呼ばれて、返す名は、やはり甘やかに。 息が出来なくなるほど強く唇を塞がれ、歯列がかち合うほどに激しくぶつかって。 昨日と同じように血錆が広がる。自分のではなくディーンの血の味。 鉄錆さえ愛しいとこくりと飲み干した。]
(+4) 2010/09/09(Thu) 00時半頃
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薔薇園の蒼薔薇って、
[蒼──そもそも、そんな薔薇が存在するのだろうか。紅い薔薇に隠されるようにして、枯れ掛けの老木が一本薔薇園にあると言う噂は聞いた事があるけれど。 その木を目印に、逢引をする少年達がいるのだとも。 響く音色。ラルフ自身の物では無い喪失を予見して、胸が酷く痛む。 ハーモニカで賛美歌を奏でる間にもセシルから、流れて行く血の紅に不安。]
…眠るだけ、だよ。 セシルは、他の二人と同じ夢の中へ。
[セシルの内に封じ込めると言う蒼薔薇の姿を捕えようと、銀灰を逸らさぬようにしながら。そう言った。]
(231) 2010/09/09(Thu) 00時半頃
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[そして、随分長くかけて、一曲が吹き終わったか。 ダラリと手をさげると、ハーモニカは床に滑った。]
――……先輩、ごめ
へたくそ だった。
これじゃ 駄目 だね。
[そう笑って、目を閉じる。*]
(232) 2010/09/09(Thu) 00時半頃
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― ロビンの部屋 ―(>>130) [明るい光の差す中、どれほどの精を放ったか、もう感覚としてすら残っていなかった。少年に受け止められる容量を超えても、更なる快楽を求めるロビンが屹立に新たな活力を注ぎ込んでいた]
――ふぁ……っ、く……ぅぁっ。……ああっ! うぁっ!!
[少年の上で、ロビンは凄艶な笑みを溢す。 きつく締め付ける蕾が少年を扱きあげ、胎内への放出を強要する]
……ゃぁ、っ、ロビ、ン……だめ、だよ……もぅ、たす、けて……。
[一度は奪った主導権はすでに完全に取り返され、少年は弱々しい響きの哀願じみた声を上げるばかりになっていた]
(233) 2010/09/09(Thu) 00時半頃
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― ロビンの部屋 ―(>>130) [自ら動くだけの力も無くした少年に、嗤う声が届く。 ――じゃあ、最後に。 ――今度は僕が、犯してあげるね。 そうして、輝きを失った黒瞳が背後を振り返って目にしたのは]
……ひ、ぐ……ぅ、っ、っっ!
[少年の両脚を左右に開き、割り入ってくるロビンの熱く硬い陽根だった]
(234) 2010/09/09(Thu) 00時半頃
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トニーは、ロビンに抗うすべも無いまま、ひたすらに翻弄され続けた。
2010/09/09(Thu) 00時半頃
ロビンは、何処かから聞こえてくるハーモニカの音を聞きながら。
2010/09/09(Thu) 00時半頃
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/* actまちがった! 「犯し抜かれた」が正解だった!!!
(-46) 2010/09/09(Thu) 00時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 00時半頃
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― 東屋 ―
嗚呼、本当だな。 しかし、なんだ、少し物悲しい音のように、私には聴こえる。 セシルだったら、彼らしくない。いや、逆に彼らしいのか。
[ルーカスの言葉に、ディーンもまた風に乗る音を聴く。
胸を締めつけられるような音は、元気な印象のある少年とは、一瞬かけ離れて聴こえた。しかし、純粋な彼からすれば、今の想いのままを乗せたのなら、彼らしいと。]
なにか、あったのだろうかね……―――
[思い馳せるものの、動くにはまだ、気力が足りず。 そのままルーカスに風を送られながら、鳴る音を聴いた。]
(235) 2010/09/09(Thu) 00時半頃
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… …そんなことないよ。
約束…守らなきゃ。
[長い演奏の後に、そう謂って。 そういえば硝子球はどこに行っただろう。
薄く瞳を開くと、落ちるハーモニカの音と 此方に揺らぐセシルの姿。
両手で支えるように受け止めると、 薔薇よりも血の香が一層強くなって]
―――…セシ ル…?
[翡翠に薄く戻る、理性の色。 目の前の後輩に―――…何が、起こっているのか。]
(236) 2010/09/09(Thu) 00時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 00時半頃
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――トニー。
僕に神はいない。 でも、もう見つけたよ。
(237) 2010/09/09(Thu) 00時半頃
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[目を逸らさず見詰めようとしても、蒼薔薇の香に途切れてしまうそうになる意識。 ──蜜の色に染まりそうになる銀灰。包帯の指を握って、意識を保とうとする。]
──……
[巻いてもらった包帯の下の、剥がれかけた爪がぐちゃぐちゃになってしまったら、ディーンは怒るだろうか。 他の誰が、奪われても良い。 誰にも、彼を奪わせない。]
(238) 2010/09/09(Thu) 00時半頃
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