285 【突発誰歓RP】逢魔ヶ時に会いましょう
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[ 街の片隅。 寂れた電波塔にほど近い高台の土地で 相応に長い時間を台詞に費やした男は 最後の一頁に並べられた文字を、 ]
… それでもね、幸せでなくとも " 彼は馬も仲間たちも愛していたのさ。 "
[ 躊躇なく読み切ると、 それきり本を閉じて放り投げてしまった。
小々波が寄せては返すように足許で闇が揺れ、 投げてしまった本の行方はもうわからない。
それどころか瞼が段段と重さを増してくるから 男はいつものように口を開き、こう言った。 ]
(122) riberio 2018/10/15(Mon) 07時頃
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……おやすみ、マリア。
[ インク瓶を倒したように黒色の広がってゆく視界の中、 無数に散らばった硝子色を見た気がして ―――― ]*
(123) riberio 2018/10/15(Mon) 07時頃
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/* 無慈悲なるタイムアップ! 取り敢えず区切りまで落としつつ 〆もあとで書きたいきもちはある…**
(-190) riberio 2018/10/15(Mon) 07時頃
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/* 居眠りフラグを思わぬところで回収してしまった
(-191) riberio 2018/10/15(Mon) 07時頃
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/* ティエエエエエエエエエエエエエク
(-212) riberio 2018/10/15(Mon) 20時半頃
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/* エンディングに定評のあるA氏
(-215) riberio 2018/10/15(Mon) 21時半頃
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/* >>-216 エルゴットはEですねえ
(-217) riberio 2018/10/15(Mon) 22時頃
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/* かわいいうさちゃん……!!
(-225) riberio 2018/10/15(Mon) 23時頃
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/* ラ神こんなところで空気読むなwwwwww
(-231) riberio 2018/10/15(Mon) 23時半頃
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/* (物凄く嫌そうな顔で爪に染料塗ってる)
(-233) riberio 2018/10/15(Mon) 23時半頃
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/* 「一人で男女二役やれってオーレリア[[who]]からリクエストが来たんだ…」
(-234) riberio 2018/10/15(Mon) 23時半頃
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/* オーレリアからのリクエストじゃ仕方がない
(-235) riberio 2018/10/15(Mon) 23時半頃
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/* お互い踏み込んだ話はしていなさそうだよね 客の愚痴は一方的に言ってそうだけど(エルゴットが)
>>-238 AくんじゃなくてAちゃんだったわけですね。なるほど。
(-239) riberio 2018/10/16(Tue) 00時頃
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/* >>-240 そんなどこかの警備会社みたいな名前はお断りしたい
(-242) riberio 2018/10/16(Tue) 00時頃
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/* 話は聞かせることに意義がある(寝てる)
それぞれ何だかんだと心の安らぎは得ていそうだけど 交流ではないよね。マンネリ期の夫婦みたいな…
(-243) riberio 2018/10/16(Tue) 00時頃
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/* 街はずれの教会にいる陰のあるシスターなんて 話しかけに行かないでか…
キミに会いに来たとかは死んでも言わないけど… でも、会いに来る時点でお察しください だね
(-250) riberio 2018/10/16(Tue) 00時半頃
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/* ←こいつは天使のなりそこないだから そこそこ見られる顔はしていると思う今日この頃
(-251) riberio 2018/10/16(Tue) 00時半頃
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/* アッ病み上がりにお疲れ様です おやすみなさいおやすみなさい(手をぶんぶか)
(-253) riberio 2018/10/16(Tue) 01時頃
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[ 斯くして境屋エルゴットの物語は終わりを告げた。
誰との約束も果たせず、( …果たさず! ) 一人で満足して消えていくことを選んだ。
……望み通りに。 ( 叶えたかったのは本当に、それだけ? )
、、、 だから、 ]
(177) riberio 2018/10/16(Tue) 15時半頃
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[ ―――― この先は、彼自身も知らない話。 ]
(178) riberio 2018/10/16(Tue) 15時半頃
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[ 彼にもう少し踏み込む勇気があったなら、 >>2:142扉の中を覗き込んでさえいれば。
彼の存在を欠いた生家の居間に置かれた写真立ての奥に 自分によく似た" 弟 "の姿を見ることが出来ただろう。
金髪の天使の横で幸せそうに、微笑む まるで自分のドッペルゲンガーの如きその姿を!
" 同じ人物が同時に複数の場所に姿を現したとき。 それは片方の人物の死ぬ予兆であるとされる。 "
そのあまりの皮肉に冷笑すら零したことだろう。 人間のエゴイズムにはここまで限りがないのかと。 ]
(179) riberio 2018/10/16(Tue) 15時半頃
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[ とどのつまり、彼の両親は 天使に飽き足らず" 彼 "をもう一度作ろうとした。
何故なら天使はそれ単体では輝かない。 凡庸な(自分たちの様な)人間が必要だから。
その結果、彼らはまた同じことを繰り返す。
出奔した兄の遺伝子情報をそのまま組み直し 天使とかけ離れた容姿の" 弟 "を作り出した。
天使になれなかった失敗作を意図的に作り出した。 ]
(180) riberio 2018/10/16(Tue) 15時半頃
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[ その結果は ――――、 四角く切り取られた写真が明らかにしている。
劣性遺伝子の調整のために 生まれてから長らく入退院生活を繰り返したため、 白い壁とリノリウムの床が世界の全てで 外の――ましてや" 裏 "の街になど行ったこともない。
" 彼 "とは似ても似つかない彼の、弟。 彼の遺伝子調整の最終ステップが終了する日が、 奇しくも彼の兄が事故に遭った十月十日であったことは ……誰も、知らない。 ]
(181) riberio 2018/10/16(Tue) 15時半頃
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――― after the end ―――
[ 肌寒い日も少しずつ増え始めたある秋の日。
休日の午前10時。 小奇麗に整えられた赤い屋根の家の玄関。 右手の小指の爪だけを赤く染め、 眼鏡で" 変装 "した彼は初めて一人で外へ出る。
行先は言っていない。 放任気味な父や母は兎も角、…心配性の姉は 彼がどこへ行く気か告げようものなら 絶対に着いてくると言いそうだったから。
マニキュアを拝借したのはつまり、 彼にとっては約束のつもりだった。
" 門限までには帰る "――という、自分との。 ]
(182) riberio 2018/10/16(Tue) 15時半頃
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[ 彼には兄がいたらしい。 、、、 らしい、というのは 姉も、彼も兄を見たことがなく 両親ともその話をしたがらないからで。
年々増えていくアルバムの中にも、 家族の団欒の中にも兄の名前も影もない。
…ただ、 長い時を過ごした入院生活で一度だけ 存在を示唆する両親と医者との遣り取りを聞いた。
" あれは裏の街にいますから "
見たこともないような母の声と、父の貌とを見た。 ]
(183) riberio 2018/10/16(Tue) 15時半頃
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( どんな人なんだろう )
[ ただただそればかりを気にして、 会える日を願って、…過ごして、 ようやく掴んだチャンス。
…だけれど、 ]
(184) riberio 2018/10/16(Tue) 15時半頃
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[ 裏の街と表の街の、境。 あと一歩でも踏み出せば…という場所で 彼は何となく立ち止まってしまった。
立ち入れば帰れない、とか 入ってはいけない、とか 散々と聞かされてきた場所だ。
躊躇と警戒が先に立って、 うろうろ うろうろと境目を行き交う。
もういっそ、引き返してしまおうか。 …そんな諦念すら浮かび始めたとき。 ]
(185) riberio 2018/10/16(Tue) 15時半頃
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[ …声が、聞こえた。 ]
(186) riberio 2018/10/16(Tue) 15時半頃
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[ >>74彼は振り向いて、 話しかけて来た人へ視線を寄せる。
…綺麗な人だった。
人形のように整った顔立ちで、 夜空に浮かぶ星みたいな髪の色をしていた。 ]
……ああ、うん 裏の街に行きたいんだけど、
[ 少しだけ迷って、彼は ]
(187) riberio 2018/10/16(Tue) 15時半頃
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