24 明日の夜明け
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やだあッッッ!!!!!
[自分の頭を両端からはさむように抱えて、校舎の中の方に、独りで*走り去った*]
(23) 2010/08/06(Fri) 01時頃
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掃除夫 ラルフは、長老の孫 マーゴが走り去る姿を、目でしか追えなかった。
2010/08/06(Fri) 01時頃
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[『お兄ちゃんっ』
ソフィアの叫び声が聞こえた。 まだそこにいる狼たちの群れの中へと駆け込んでいこうとしていたソフィアの手を止めようと手を伸ばした]
……っソフィアちゃん?!
[その瞬間、どろりとした緑色の液体がソフィアを包んでいくのが見えた。人の形をとっていたそれが苦しそうに動くと段々と形を崩していく。ドロリ最後には溶け落ちる]
…うそ、ソフィアちゃん
[グランドの土に残る緑の染みを見つめた]
(24) 2010/08/06(Fri) 01時頃
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まさか…これが? ロレ先生の生首が言ってた事? この世のモノでない力を持ってるもの達がいるって・・・ その人たちのせいなの?
[思わず声に出して叫ぶ]
なぜ ソフィアちゃんを…
[苦しそうにもがいていた緑の人型を思い出すとポロポロと涙が零れた]
(25) 2010/08/06(Fri) 01時半頃
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小僧 カルヴィンは、頭上で光る青い月がとても冷たいものに見えた
2010/08/06(Fri) 01時半頃
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>>25
ロレンツォ先生の、……が? どう言う事、カルヴィナ。
[涙を流すカルヴィナに反射的に問い返して、 僅かなりと返答が聞けたなら]
……つまり、誰かが、ソフィアを消したかも知れない。
そう言うんだな。
[ロレンツォの口から出た言葉を信じると言うならば。
湧き上がる感情は何だっただろうか。 逃げ切れなかった彼女はどうなる。
捕まったら、戻っては来られない、と。 聞いた言葉を思い返して拳を握った**]
(26) 2010/08/06(Fri) 02時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/08/06(Fri) 02時頃
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― 回想 校舎一階 事務室脇 ― [グラウンドを見ると多数の『敵』に囲まれたテッドの姿、花火を投げて敢えて目立つ事をしているようにも見える]
何か‥‥‥何か意味があって、勝算があってやってる事なの‥‥‥?
何のために、あんな事‥‥‥。
[助けたくても、自分には何もできなくて、ただただラルフの腕をぎゅっと抱きしめてテッドが襲われるのを見ているだけ。
そんな折りに月の光が瞬いて、赤が点滅を始めた]
! こ、これ、もしかして‥‥‥。 頑張って、もう少しできっと‥‥‥。
[大声を出せば『敵』の注目はこちらに向いてしまうかもしれないから、小さな声でしかテッドを応援する事が出来なかった]
(27) 2010/08/06(Fri) 02時頃
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― 回想 校舎 昇降口 ― [一際大きな狼が遠吠えを響かせ、全ての『敵』達が渦の向こうへと消えて行った、それに合わせて赤い光が青に変わり、力が抜けたようにへたり込む]
これで、もう逃げなくても、いいの‥‥‥?
あ、ラルフ! 待ってよ!
[グラウンドへ駆けて行くラルフの後を追って、走り出す、追いついた頃にはすでにソフィアは緑の染みと化していて見た限りでは何なのかもう分からなかった]
何、この緑色の染み‥‥‥。
誰かが、『敵』に捕まっちゃったの‥‥‥?
[走り去るマーゴとカルヴィン、ラルフの会話を耳にして眉を顰めながら尋ねた、それがソフィアのなれの果てである事はその後に知る事だろうか]
(28) 2010/08/06(Fri) 02時半頃
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[月の変化に、空を眺めていた。>>16振り返るのに、反射的にそちらを向いて、頷いた。]
ほりりんっ?
[目の前のホリーの青ざめる姿。何があったかとその視線の先へと振り返ろうとしたところで、掠れた悲鳴と共にホリーが走り出す。とっさには立ち上がれず、手は離れた。少し遅れて、その後を追う。]
(29) 2010/08/06(Fri) 06時頃
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[テッドのもとに集っていた狼たちが勝手に帰っていったのを見て、 胸をなでおろしている自分がいた。どうやら、無事そうで―― あとは、この勝手な動きをする少女にお灸をすえてやらなければ。 心配させてくれやがって、と隣を見て―― ソフィアが、溶けた] ……な。
[いつの間にか、月は青く戻っていた]
(30) 2010/08/06(Fri) 06時頃
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[カルヴィナの言葉は、はたして聞けていたかどうか。 悲鳴をあげながらマーゴが走り去っていく] ――あ、おい!
[後を追うように駆け出して――すぐに見失った。 隠せぬ後悔をそのままに、気づけば足は勝手に園芸部室へと向かっている] 本当に、世話ねェぜ。任せろって言っといて、この体たらくかよ……
[力なく、部室の床に座り込んだ]
(31) 2010/08/06(Fri) 06時頃
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――園芸部室――
[部室は、最後に入ったあのときのままに整っている。 その中央で、放心したように腰をおろして考える。
あのとき、カルヴィナを追いかけたソフィアを、ちゃんと確保できていれば。 グラウンドへと移動した彼女を引き戻すことができていれば。 ……彼女はあんなことになることはなかったのではないか? そんな疑問が、頭をうずまく] 敵につかまれば……戻って、これない
[それはつまり、ソフィアとの永遠の別離を意味していた。 センス・オブ・チェリーブロッサムをとてもひいきにしてくれて、 こんな自分ともおそれることなく友達づきあいをしてくれる少女は、もう、いないということ]
(32) 2010/08/06(Fri) 06時半頃
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せめて、せめて俺たちに――俺に、何か言ってくれよ……ッ
[ふと目に入った桜色のメモ。 あの時見た守護神と楽しそうに話しかけるソフィアの姿を、幻視したような気がした。 もう一度、声が聞きたい。 話しかけて欲しい。 もしこうして見えている姿が真実なら、――せめて、伝えることだけはできるだろうから]
……ああ、そうだ。センス……センス・オブ・チェリーブロッサム、だ。
[曲を、贈ろう。 俺達の――センス・オブ・チェリーブロッサムの、ファンであった彼女に]
(33) 2010/08/06(Fri) 06時半頃
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始末屋 ズリエルは、緩慢な動作で音楽室へと*向かった*。
2010/08/06(Fri) 06時半頃
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―倉庫→正門付近へ―
[怖いほどの静謐な空気の中を、必死で走り抜けた。 ルーカスは少し後ろを走ってきていただろうか>>29。 正門の近く。人の集まる場所へ辿り着き、肩で息を吐く]
……っテッド、くんは無事、か。
[呆然と佇む後ろ姿に、安堵の声を漏らす。 狼に連れ去られた人はいなかったのかと、焦り見回して、 ――何かが溶けたような緑の跡に、気付いた]
……なに、これ……。
[動かない足をどうにか引き摺るように近付いていく。 マーゴの叫びに誰であったかを理解してか、目を見開いて]
(34) 2010/08/06(Fri) 06時半頃
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[それでも跡の傍まで足を運ぶと、地面に膝をついた。 唇が震えている。そして同じように震える指を、伸ばし]
――ソフィ、ちゃん。
[誰かに止められなければ、優しい仕草で触れて。 蒼白な顔色。震える身体。それは何かに怯えているかのように。 俯き黒髪に遮られた表情はきっと、誰にも伺えないだろう]
(35) 2010/08/06(Fri) 06時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/08/06(Fri) 06時半頃
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[ホリーの後を追って、正門付近へと辿り着く。狼がくわえていたのは、月明かりの元、人ではないように思えていた。布か、何か? とにかく、テッドや集まる人たちの姿を見れば、安堵のため息をつくが。]
マーゴさん……?
[叫びが聞こえ、近くにいたラルフに何があったかを訊ね、ソフィアがとけた、ということを聞く。]
とけた……?
[意味が分からず、しばし呆然と、その緑色の痕を見つめた。]
(36) 2010/08/06(Fri) 07時頃
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―― 回想 ――
[腕の中には、泣いてるメアリー。 目の前で、巨大な狼と戦うテッド]
………なん、で……
[胸の中で渦巻く思いを吐き出した。 動けない。動かないといけないのに、動けない]
[振り下ろされた狼の前足をテッドがなんとか避けて、自分も少し弛緩する。けれど、噛み締めた唇が切れて、血が滲んだ]
……なんで、こんな、こと……
[目の前で狼が引けて。ようやくメアリーの体から手を離した。 後ろは見ず、テッドの方へと駆け寄ろうとした所で、騒ぎに気付いた]
(37) 2010/08/06(Fri) 07時頃
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[>>35ホリーが緑の痕に触れるのには、震える様子に、ぽん、と肩を叩くも。 溶けた、という事実に、理解が出来ず、再び立ち尽くす。死んだ、とか、連れ去られた、ならまだしも。]
……溶けた?
あはは。まさか。
[乾いた笑いが出る。どうしてそうなったのかは分からないが。]
あはは。まさか。いきなりそれじゃあ。……それじゃあ、どうしようもないじゃないか。
[最期は吐き捨てるように。額に手を置くと、俯いた。]
(38) 2010/08/06(Fri) 07時頃
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―― 正門前 ――
[酷い顔色で、正門前まで足を運ぶ]
……ソフィア、ちゃ……?
[集まってくる人の背後から、足元に広がる緑を見た。 ソフィアが溶けたのだという。 まんじりともせず、見つめた]
[その緑にふれようとするホリー。 周囲が一気に遠くなった気がした。 目を上げて、伝説の樹を見上げる]
……やっぱ、嘘ばっか、じゃねぇか………っ!!!
[低い声で、呻く。ねめつけた。 ソフィアのことを悼む人を邪魔しないように、静かに離れて樹の元へ。ただ、自分が近くを通り過ぎた人には、肉の焼ける匂いがかすかに漂ったかもしれない]
(39) 2010/08/06(Fri) 07時頃
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―― 伝説の樹 ――
[ふらり、ふらりと伝説の樹に向かう。 グラウンドの端から、掌より少し小さなサイズの石を拾い上げた]
……いい加減に、しろよ。 敵? つかまる? 違ぇじゃねぇか。 つかまってねぇのに、溶けるって、何。
てめぇのせいだ。あんたが居なけりゃ、こんなことにはっ
[ぶつぶつと呟いて。睨みつけて。 感情が波打つ。自分の肉体が、腕が、作り物みたいに重く、鈍い。 石を振り上げて、思い切り投げつける]
[ただ、それだけの動作。よく慣れたなんでもない動作。 それでも、その行為を行うと右腕は不自然に跳ねて。 一瞬、黒く、ありえない方向に曲がった]
(40) 2010/08/06(Fri) 07時半頃
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[肩を叩かれても、こくりと頷くだけで顔は上げない>>38。 ただ彼の乾いた笑いに小さく肩を震わせたか。 しばらくの間そうしていたが、マーゴの叫びと走り去る音、 追うズリエルに気付けば、やっと周りに意識を戻す]
アイリス、ラルフくん。……ごめんね。
[ふたりの姿にやっと気付いたかのように、ふらりと立ち上がる。 目を伏せたまま急にいなくなった事を謝った。 詳しい説明は今するどころでないと、後回しにして]
ロレンツォ先生が……なに、を。
[カルヴィナの叫びに、驚いたように振り返る。>>25 溢れる涙に、告げられる言葉に、呆然としたまま立ち尽くした]
(41) 2010/08/06(Fri) 07時半頃
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―― 伝説の樹 ――
うごっ……!!
[右腕を押さえてうずくまる。 カルヴィナの叫びや、その意味するところは集団を離れる前に耳に入っていたが、頭の中で上手く繋がらない]
[ただひたすら、伝説の樹のせいにして。 腕の痛みと、全身の痛みに悶絶して、涙流して。 腕がゆっくりゆっくりと元に戻るまでそこで蹲っていた**]
(42) 2010/08/06(Fri) 07時半頃
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あはは……。
[>>41肩を震わせる様子に、口を噤んで。]
なんなんですか……。本当に。
[小さく呟き、地面に手をつくと、目に涙が浮かぶ。しばらく後、ふらりと立ち上がる。]
ちょっと、ソフィアさん、探してきます。
見間違いとか、かもしれないじゃないですか。どこかに、ひょっこりいるかも。
[誰にともなく言って、歩き出した。カルヴィナの>>25は、耳に入っても、それがどう繋がるのか、理解できない。生首、の言葉に、幻影を見たのだろうか、とすら思いながら。*]
(43) 2010/08/06(Fri) 07時半頃
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[人が集まっているのは感じていたけれど、思考が上手くそちらに向かなかった。 頭の中が、空っぽになったような、そんな感じで。
そこに思考を戻したのは、マーゴの叫び声]
……あ。
[一つ、瞬く。 ルーカスの乾いた笑い声が聞こえて、もう一つ瞬き]
……なん、なん、だよ、ほん、と。 こんじゃイミ……ねぇ、し……。
[俯いて、小さく、呟き。 それから、ゆっくりと立ち上がる]
(44) 2010/08/06(Fri) 07時半頃
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[左腕が妙に重いような気がしたけれど、なんかもう、どうでもいいような気がして。 ソフィアを捜しに行く、というルーカスの言葉>>43に]
……オレも……いって、くる。
[何処へ、とは言わずに歩き出す。 腕を伝って落ちる色が地面に染みを作っていたけれど、やっぱり気にはしなかった**]
(45) 2010/08/06(Fri) 08時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/06(Fri) 08時頃
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―グラウンド― >>36 [じっと緑色の痕跡に目を落としていた。 ルーカス達が来ている事に、声を掛けられてから気付く]
ルー、……
[無事だったのか、良かった、と。 何でもない言葉が喉に詰まって間が開いた。呑み込む一拍]
ソフィアが、苦しみ出して。体が緑色になって。
……とけて、きえた
[『敵』の仕業なのか、カルヴィナの言葉の通りなのか。 理解不能、と言う態で問い直す友人に、首を振る]
俺にだって解らないよ。
(46) 2010/08/06(Fri) 08時半頃
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>>41 [謝罪するホリー。 体育館を単身出て行った事だと初めは気付けず。 謝らなくて良いと首を振って、それしか伝えられなかった]
>>38>>39>>44 [どうしようもないとか。嘘ばっかだとか。意味ないとか。 乾いた笑いとかが聞こえて、あ、まずい、と考える。 傍らを離れないアイリスに、聞かせたくないと思った。 耳と目を塞ぐように頭を抱き寄せようと、左腕が動く。 気付く。もう普通に動くのか――あの怪我で、血も出ずに]
(47) 2010/08/06(Fri) 09時頃
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― 一階階段 ―
あっ外が青い。もしかして終わったの?
[廊下から一つ階段を降りて俯いた顔を起こしてみれば、射し込む光が青になっているのを初めて理解した。
一つ息を吐いて力無く階段に座り込んだ。]
(48) 2010/08/06(Fri) 09時頃
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― →焼却炉―
[覚束ない足取りで、校舎の方へと向かう歩みがふと止まる]
あ、そだ。 焼却炉……。
[携帯がそこに、とか。 そう、言っていたのを思い出して。 そちらに向かったのは――多分、現実逃避の一環]
……いない……か。
[逃避の抱かせた淡い期待はすぐに砕けて。 苦笑が、滲んだ]
(49) 2010/08/06(Fri) 09時頃
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[咆哮も、足を止める理由にはならなかった。 と言うより多分、何もその時は聞こえてなかった。
ただ、信じたくて、信じられなくて、カルヴィナやマーゴの制止も知らず、正門へ駆ける足は]
…… いぅっ!?
[ずぐり。 身体の内側から芽吹いた痛みに、引き攣った悲鳴が漏れる。
なに。なにが。
テッドの声>>11は聞こえた。 でも、口を開けば悲鳴しか漏れなくて、ただ何処からくるのかも分からない痛みに、胸を押さえ。
その手が、どろりと緑に形をなくしていくのを、あー、ぐろいなー、あたしゾンビ側だったんだぁ、なんて崩れていく意識の中、思ったから]
(+0) 2010/08/06(Fri) 09時頃
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…… ないっ、 で…
[みないで、と。 たったひとことも、自分の悲鳴に掻き消され。
何が起こったのか、何が起こっているのか。 ぜんぜん、何にもわからないけど。
こちらへ手を伸ばそうとするテッドの頭上に降る光は、今度こそ、赤くは無かったから。 よかったな、とにへり笑ったのは、誰に伝わることもなく。
みどりの海に溺れるように、意識は完全に崩れた]
(+1) 2010/08/06(Fri) 09時頃
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テッドは…?安否はどうなったの?
[グラウンドに向かおうとして、>>23マーゴが校舎に入ってくる。]
あっちょっ
[拒絶の意思を示したそれに、上手く言葉をかけられず。]
まさかテッド…!
[おそるおそるグラウンドに駆けていく。]
(50) 2010/08/06(Fri) 09時頃
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