人狼議事


216 宵闇駆けるは天つ星

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[引きちぎった茨が枯れ落ちたのは気付いたが、そこから妖力が散ったのまでは、気付く余裕が無かった。
軌道を変えて放ったつむじ風は、狙い通りに妖の根をいくらか断ち切ったが、まだ相手が怯む様子は無い]

ただより高いものはねえって言うからなあ。

[ただでおかぬと言う樹怪に、笑み消さぬままそう返すが、こちらの放った風に乗せて返された返礼には、顔を顰めた。
美しい花には刺が有るという通り、紅に染まった花から危険な芳香が立ち上る]

ち...しぶてえな...

[強風を起こせばぎりぎり散らす事は出来なくもない、が、それをすれば、すぐ傍に居て、今しも脱出を計っている丁助にその害が及ぶは必定]


ひゅう...

[鬼丞が選んだのは、散らすのではなく、それを風の内に取り込み、閉じ込める事。
渦巻く風が花の香を引き止め内に抱く...が、それを操る鬼丞自身は、その香りを全て避ける事はできず]

は...

[手足が僅かに痺れ、視界が一瞬くらりと歪む。
その足を、なんとか踏みしめ、香りを集めた風を叩き返すように、妖に向けて風弾と為して撃ち放った。
己の香りに害は受けはしないだろうが、凝縮された風は、小さくも重い力を持っている*]


………いんや。これが案外馬鹿にはできないものじゃぞ。
おぬしわしにどつくって言われてみ。
やってやるぞ――って気分になるかい?

[相手のふかーい事情を知らずに返す言葉は妖自身の主観に基づくもの。
もっとも、態度だけでじゅうぶんにやってやるという気を引き出されている現状、
笑み浮かべたまま土壁の向こうから聞こえる声に応じ、
一回り大きい土団子を構える。

正面左右を塞いだならば残りは真上から――
という読みが当たっていた分も込みの笑みだ]


おぬしにはこれを喰らわせてやるわい―――!

[だが、相手もさすがに速い。
ゆえに投げつけてから十分距離を取るということは出来ず、
数歩たたらを踏むように離れてから力を発動させる]


散れい!!

[土の爆ぜる鈍い音が響く。
上空から土埃がぱらぱらと舞う。
それを避けようとしゃがんだ格好で顔をうつむけさせたり、
合間に向こうの様子をうかがったりするのを繰り返している。
残る子鬼にまだ動く気配はない*]


…やっぱり生身には向いてない、か。

[ぽつりと口にした言葉。
拘束を解く為、力によって常ならぬ早さで動かした足はじんと痺れる。
渾身の力を込めた所為で、身の奥に闇星の飢餓を感じた。

見れば兄弟子も近くで妖と交戦をしているようで。
力ある者が集まれば、小物もつられてやって来るのではないかと視線を巡らせた先。
揺らめく陽炎のような存在に気付く。

それが黒髪の妖による加勢である事は知らぬまま。
近くにいた蜥蜴に力を僅かに込めた芒の絵柄のついた花札を投げつける。]


…ッ…。

[触れた瞬間、元の炎に戻って消えたそれは幻影と分かる。]

――成程。
そういう絡繰りか。

[ふ、と口元に笑みを浮かべる。
幻であるならば、力を多用する必要もなかろうと、道中差しを握り直し。

まだ低級の妖怪の姿は見えないが、惑わす存在は少ないに越した事はない。
男は幻影を散らさんと地を蹴った。**]


[芳香を防ぐならば、先のように風で吹き飛ばすものと思っていたが、相手はそうはしなかった
 結界の内側へ他者を入れたことが、ここで仇となったか。
 無論人に害が及ぶことなど気に留めぬ妖は、相手が如何に窮地を脱するか、愉しむかのように口許隠し微笑む。
 芳香が少しでも相手を惑わすならば、その隙を逃さぬよう再び根を張り巡らせながら]

 ――そこだ!

[渦巻く風に香を封じようとしたか、しかし僅かに漏れたそれにより男の足はふらつく
 すかさずその足を掬うべく、鞭の如き根を生やし足許目掛けて叩きつける]


[しかし――見誤っていた。
 己へ向けて打ち返された風弾は、素早く根をうねらせたところで容易く弾かれた。
 慌てて身を護るため生やした根の防壁も、先のつむじ風に荒らされた影響で、風を阻むには薄すぎ]

 ぐっ……!

[薙ぎ倒された防壁の奥、風弾は妖の腹に喰い込む。
 体を折り苦悶の表情を浮かべながら、相手の足許の根を再び振るうが、その動きも長くは続かないだろう**]


 それは、時と場合に寄るわ。

[返された言葉に応じる言葉は短いもの。
同じ言葉でも、相手やこちらの状況如何で受け取り方は変わるものだから、と。
例によってそこの説明は省きつつ、鴉を突っ込ませた先、その視界で見えたのは土団子を構える姿]

 ……深紫!

[とっさ、鴉の名を紡いで回避をかけさせるが、やや遅い。
土の爆ぜる音が響き、直後に感じたのは衝撃。
それは、鴉がその身に受けたものを端的に伝えてくる]


 ……やってくれるなぁ。

[衝撃が過ぎた後、は、と息吐きながら呟き一つ。
さすがに今のは避けきれず、まともに喰らった深紫の鴉は、その名の色の羽一片となって青年の手元に戻ってきた]

 でもまあ、そのくらいやないと、なぁ。

[くすくすと、楽し気に笑う声に合わせるように、周囲の紫影が揺らめき動く]

 ……滅紫。

[やや低い声と共に四弦が音を紡ぐ。
応じて動いたのは──紫影そのもの]


 ……こいつ起こすんは、だいぶ久しぶりやで?

[紡がれる楽に合わせて動く紫影は素早く地を這い、蔦の如く伸びてゆく。
こちらの様子を伺う妖を捕えんとするそれを制する肩の上、残された風を纏った小鬼の手には、いつの間にやら太刀二振り。**]


[風弾は、鬼丞を狙った根を弾き、妖の身に何とか届く。
苦悶の表情を浮かべた樹怪が、力振り絞るようにして、揮った根は、まだ痺れの撮れぬ鬼丞の足を初めて捉えた]

ぬあっ...!

[鞭のような根に打たれて右の脹ら脛が裂け、そこから新たな朱が零れる。左の足首を貫こうとした根は寸前で風の刃が断ち切ったが、すぐには体勢が立て直せず]

びゅう...!

[強い風が地面を走り、砂埃を舞い上げて、退魔師の姿を一瞬その中に隠す。その隙に、自らの身も風に包んで、一度宙へと身を運び距離を空けた]


[樹怪の身も傷ついているが、鬼丞の方も、いくつもの傷から絶えず失血が続いている。余り長引けば、いずれは倒れることになる]

は...やっぱり一筋縄じゃ、いかねえか...

[妖と睨み合う形になりつつ、これは奥の手、を出さねばならぬか、と、思案を巡らせたところで、風が、声を伝えてきた]

...余の字?

[生きていたか、と、安堵した心は、返した声には乗っていたかどうか]

どうした?助けが要るかい?

[こちらも今は命がけの勝負の真っ最中...だが、余四朗との約束を破るつもりは鬼丞には毛頭無い**]


……、そいつはごもっとも。

[にんまり顔で頷いた、その様子は鴉を解して見えていたか否か。

ともあれようやっと鴉を打ち倒し。
さてあやつはどんな顔をしているかと、
地面に手を当て、壁を片手に棍棒を持った大きな二本の腕に変え、
遮るもののない視界の先を見やれば、
くすくすと楽しげに笑う姿、ひとつ。
紫影すらも使い手の意を受け楽しげに揺らめいている、ような]


――― これをどうしろっちゅーんじゃ!

[素早く伸びる紫影に直接的な打撃とかは効くのか。
惑っている合間に、]


……っ、

[紫影に片足を絡めとられた。
慌てはしたが騒がずに無事な方の足で地を踏みしめ、
土の腕に使い手を直接叩かせんとする。

風を切って棍棒の形をした土塊が振り下ろされる**]


[にんまり顔と言葉は、鴉が捉えた最後のもの。
もっとも、直後の衝撃にそれらはあらゆる意味で飲み込まれる。

紫影への疑問の叫びには、当然の如く答える事はない。
もっとも、同調している事に変わりはないので、殴られれば相応の衝撃が青年にも返って来るのだが]

 ……文字通り、一筋縄じゃいかんなぁ。

[片足捉えた感触に笑むも束の間、振り下ろされる土塊に舌打ち一つ。
四弦に撥あて、音色と弾くと同時に呼ぶのは]


 ……二藍!

[肩で太刀を構える小鬼の名。
呼びかけに応じて跳んだ小鬼の周囲には、煌星の残したつむじ風。
風を纏った影の小鬼は真っ向から土塊に向かい、その手の太刀を十字に振るう。
刃の軌跡は、その身の丈よりも大きく広がり、振り下ろされた棍棒を斬り払う。

その動きに合わせて青年は後ろに飛びずさって距離を取り、小鬼はそのまま紫影が捉えた妖へと向けて宙を舞う。
まとった風が後押ししたか、その跳躍は常よりも軽く、速いもの]

 紅碧、暁鼠、浅紫!

[呼びかけと、四弦から紡がれる音に下がっていた影の獣も再び動く。
兎と野鼠が妖の視界を横切るように交差して跳び、狐は背後を取るべく大きく駆けた]


[そうして影を操りつつ、意識を僅かに向けるのは鳩羽色の小鳥の方。
諸々の要因の重なりもあったようだが、どうやら弟弟子は危機を自力で脱したようで。
揺らめく陽炎に対するために駆け出す姿に、は、と短く息を吐いた]

 ……しかし、いいとこ無茶しいやなぁ。

[そんな呟きがぽつりと零れる、ものの。
師に聞かれたなら、「お前が言うな」と突っ込み入れられるのは間違いない。**]


[暴れ回る根は相手の足を捉えたが、動きを止めるには至らず風の刃に断ち切られる。
 退魔師の姿は砂煙の内に消えたが、元より追撃を掛ける余裕はない]

 ……こりゃあ、やられたねえ。

[人のような臓腑は持たぬが、柔き部分を抉るような一撃はやはり、効く。
 そろそろと身を起こせば、退魔師がこちらから距離を開けたのが見えた。
 言葉を交わす、その先はわからぬが]

 これ以上柔肌を傷付けられたら、たまったもんじゃないよ。


[妖の樹の力に惹かれたか、小さな炎が幾つか周囲に散り、ぼうと幻影を残す。
 儚い幻が舞い踊る中で、妖の脚全体から幾つもの根が地へ向けて伸び、次々と潜っていく]

 化粧もせぬ顔は、人に晒さぬようにしているのだけどねえ。

[一方、地上の根は中心へ、更に天へ向けて伸び、人型の身を徐々に持ち上げていく。
 背や肩からは幾つもの枝が突き出し、衣をはだけ、または破りながら、細かく分かれ広がっていく。
 その高さは、宙を飛ぶ退魔師にも迫るほど]

 さあ。

[幹とほぼ一体になりながら、妖は両手を軽く振るう。
 その手の内で、扇の如く広がるのは鋭き縁を持つ葉。
 背から伸びる枝にも同様に、刃の如き葉が茂る]

 もう、逃げも隠れもしないよ!

[宣言と同時、両手の葉が退魔師に向けて投じられ。
 同時に枝から離れたそれらが、妖の周囲へ舞い散った**]


[樹妖の付近に散った幻影。
男は道中差しを振るって鳥の幻を消す。]

――ン?

[付近の根が蠢くのに気付き、その先を辿って見れば女妖の姿が変じるを見て]

…ッ…。

[背や肩から枝を生やし、幹と一体化した妖の姿に息を呑む。
後方に移動していた男には正面の様子は窺い知れないが、枝の先には刃のような葉が茂るのを見て目を眇める。
本性に近しい姿になったという事は、妖も本気であの退魔師を斃そうとしているのだろう、と。]


…ははァ、こいつァ大した大きさだ。

[付近に葉が飛んできたのを察知した鳩羽が一時影に戻り、男の身を守る障壁へと変じる。]

っとぉ。
ありがとうな、鳩羽。

[応じるように鳴く小鳥。
道中差しを振るって己の方に飛んできた葉を落とし、]

煌星の旦那、頼みますよォ。

[勝手にそう呼ばう相手の邪魔にならぬよう、女妖の付近にある幻を消した後には結界の端へ向かって駆ける。]


幻影はあんたの仕業かい。

[まだ火の妖怪は付近に残っていただろうか。
彼女の姿があったならば、そんな言葉を掛けた**]


[呼びかけに返る声
どこか安堵めいた声に聞こえるのは、向こうが余四朗の状況を知っていたからだろう]

いんや、手ぇは足りとる。
さっきはあんがとなぁ、助かりおうた。

………”さや”言う妖ば降したけぇ。

[祓った、とは言わなかった。
いずれ尽きるだろうと予測しているが、未だ止めを刺していないことが短かな間と紡いだ言葉に表れる]

あんなぁ旦那。
旦那は───……

[悩んでいたことを口にしようとしたが、不意に言葉が止まった]


(……やっぱ聞くもんじゃあねぇ。
 こりゃあ自分で決めぇことじゃあ)

[間際になって考えを改める。
この先同じようなことがある度に誰かに聞くわけにも行かないし、退魔師としての確固とした意思が必要だ。
これは己の問題として、悩んでいたことを口にするのは止めて]

──…旦那の方はどげんね?

[相手の状況を問うものへと変えた*]


なあに、手助けなんざ要らなかったかもしれねえがな。

[余四朗から返った言葉は、妖を降したというものだったが「さや」と名を呼び、祓ったとは言わぬ]

(迷っている、か)

[何があったかは判らない。だが、恐らく「さや」という妖は村を滅ぼしたモノでは無かったのだろう。そうでなければ、余四朗が祓いきらぬわけもない]


[迷いを口にしようとしたらしい言葉は、途中で途切れた。それ故、鬼丞も問い返しはしなかった。

妖を祓うが退魔師の勤め、だが、それだけで割り切れぬ時もある、とは、つい先刻己も身に沁みたこと。
迷いの末に自ら答えを選び取る。そう余四朗も決めたのだろうと鬼丞は思った]

ああ、俺は...

[途切れた言葉の代わりのように、こちらの様子を尋ねられれば、鬼丞の顔に笑みが浮かぶ。
今しも、目前に、擬態を半ば棄て、妖としての本性を剥き出しにした樹怪が天を衝くばかりの勢いでその身を持ち上げる]

これから見せ場、と、いうところさ。

[ひゅう、ひゅるり、と風が哭く。
鬼丞は、余四朗との会話から、目前の敵に心を戻して、我が身の周囲に強く風を巡らせる]


[逃げも隠れもせぬとの宣と共に、まるで舞扇のように両手に広げた葉を、樹怪が投じる。鋭い刃に似たその葉は、文字通り風を切って襲い来た]

ク...アァッ!!

[纏った風で切り裂いても、その勢いは衰えず、尚細かい刃となって、鬼丞の身を襲う。
咄嗟に、両腕で目と胸とは庇ったが、その腕と言わず、胴や足に、十は下らぬ紅い傷を樹海の葉は刻んでいった]


[棍棒の形をした土塊は子鬼の持つ太刀によって斬り払われる。
片腕に痺れに似た感覚が長く走り、顔をしかめて息を詰める。

棍棒を持っていた腕はたじろいだように動きを止め、
残る無手の方の腕が前に出るように相手を追う――がすんでのところでかわされた。
これでは腕により相手を直接狙えない]


ならば――

[ひとつ地を踏み鳴らし狙いを己を捕えている影へと変える。
そもそも、式のひとつたる鴉を撃ち落したことで、
相手は何らかの衝撃を受けていたように見えた。
つまり影を直接叩けば相手に何らかの影響を及ぼすか、
試してみる価値はあるという考え。
両腕が影に向け一度、振り下ろされる]


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