人狼議事

216 宵闇駆けるは天つ星


【赤】 真剣師 鬼丞

[迷いを口にしようとしたらしい言葉は、途中で途切れた。それ故、鬼丞も問い返しはしなかった。

妖を祓うが退魔師の勤め、だが、それだけで割り切れぬ時もある、とは、つい先刻己も身に沁みたこと。
迷いの末に自ら答えを選び取る。そう余四朗も決めたのだろうと鬼丞は思った]

ああ、俺は...

[途切れた言葉の代わりのように、こちらの様子を尋ねられれば、鬼丞の顔に笑みが浮かぶ。
今しも、目前に、擬態を半ば棄て、妖としての本性を剥き出しにした樹怪が天を衝くばかりの勢いでその身を持ち上げる]

これから見せ場、と、いうところさ。

[ひゅう、ひゅるり、と風が哭く。
鬼丞は、余四朗との会話から、目前の敵に心を戻して、我が身の周囲に強く風を巡らせる]

(*55) 2015/02/13(Fri) 21時頃

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