173 【突発RP村】夢の通い路
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あの人は、なんて――――。
[少し動くだけで体が痛むというのは、
意外と疲れるものなのだと知った。
ふとした身じろぎもしんどければ、
動かぬよう体を緊張させていてもつらいのだ。
自然と疲労が溜まり、
気が付けばまた、うとうとと。**]
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[勇気が欲しいのか。との問いに、少しだけ考える。]
オズの魔法使いに出てくる、臆病なライオンは。 探していた勇気は、最初から持っていた。 ……ただ、僕がライオンと同じとは限らない。
[そう言うと、右の手のひらをぎゅっと握りしめた。]
でも。
やっと気づいたんです。 ――僕は今まで、人を……人に関わるあらゆるものを怖がりすぎてた。 そして、本当にやりたいことに蓋をしつづけてきたんです。
それは、見方によっては思いやりになるかもしれない。 でも――僕はずっと、ずっと辛かった。
(69) 2014/04/20(Sun) 01時半頃
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さっき図書館で、"自分の事"が書かれた伝記を見ました。 その、幼いときの将来の夢――"歌の仕事がしたい"。
これを見て、気づいたんです。
僕は歌がずっと。ずっと好きだってことを。
そして、その気持ちに、嘘はつきたくない。
――多分、それを我慢するうちに。 忘れてしまったのかな、って。
(72) 2014/04/20(Sun) 01時半頃
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分かった。
[もう、大丈夫。怖い気持ちはあるけれど。人前で歌えない、なんて拒絶感は消えている。 音楽プレイヤーを再び手に取り、プレイリストから――いつものように、自分が勝手に作った一曲を選択する。]
聞いて下さい。『ブレイブ』。
[そう言うと、再生ボタンを押す。 アコースティックギターと、ハーモニカの心地良い音が響き渡る。 とん、とん、と足でゆっくりリズムを取り――]
小さい頃の思い出 好きな歌があった 溢れる程 沢山の 音に包まれたい
[子どものころの思い出を歌う。優しく、そして何処か懐かしむように。]
大人はいつも言う 「賢く生きなさい」 怒られる事が怖くて 動けなかった
[表情が変わる。今まで作り上げられた自分。臆病な自分。]
(79) 2014/04/20(Sun) 02時半頃
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抱え込んだ 悲しみ抑え いつしか夢が消えていった 平凡な道が 僕を幸せに 導いてくれるのかい?
[低い音が力強いメロディーを作り上げる。 伴奏もどこか強い感じになって――]
ごめん 僕はこの言葉は聞けないや もう誤魔化すのはやめにしよう
幸せになれるかは 分からないけど 少し険しい道を 選んでみるよ
[盛り上げるように、一気に高音に行く。ファルセットを響かせ、自分の気持ちを精一杯歌う。 正直――自分自身でも、ここまで声が出るとは思わなかった。例えここが――夢の世界だったとしても。
――そして、演奏が終わった。]
(80) 2014/04/20(Sun) 02時半頃
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[歌い終わる。自分の全力だ。 店主さんの言われた言葉>>84に、目をぱちくりさせ、軽く笑う。]
ふふっなんか、本物の魔法使いみたいですね。 原点はあくまで自分です。でもそれでみんなが幸せになってくれたら、僕も嬉しい。
[さて、と軽くのびをする。]
そろそろ、行かなきゃ。
(85) 2014/04/20(Sun) 02時半頃
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……ふふ、有り難く受け取ります。
[ライオンのぬいぐるみを渡され、>>88それをぎゅっと抱く。]
はい。 店主さんも、どうかお元気で。
[ケヴィンはまだそこにいるだろうか。 もしいるならば挨拶もして。]
じゃ、失礼します。
[そう言って、彼は歩いていく**]
(89) 2014/04/20(Sun) 03時頃
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