人狼議事


17 吸血鬼の城

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視点:


薬屋 サイラス! 今日がお前の命日だ!


水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

2010/06/21(Mon) 23時頃


【人】 水商売 ローズマリー

ええ……、ころさない。
貴方は私と同じになるの。


[サイラスに再度囁かれる言葉は同じ響き。
鼓膜を震わす男の囀りが心地好くうっとりと目を細め]


私の力を貴方にあげる。
だから貴方の血を少しだけ私に分けて頂戴。


ねぇ……、私を愉しませて……?


[男の首筋に触れる女の唇。
その舌先がちろりと肌を擽り――
やがて女の牙が男の血の筋につぷりと埋まる。
その行為が齎すは苦痛ではなく快楽。
血を得るその牙から魔性の血を薬屋に与えてゆく]

(1) 2010/06/21(Mon) 23時頃

水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

2010/06/21(Mon) 23時半頃


[血を与えるのは女にとって初めてのこと。
兄と同じように、と。
兄の行為を思い出しながら牙を突きたてた。


サイラスの身に纏わる薬の気配を感じながら
女は血の甘さに酔う]


 く……ッ

[それは、めくるめく一瞬だった。
 淫らに表情を人前で緩めるなど、以前のその男には考えられぬことで……。

 襲い掛かるのは、羞恥と人でなくなったという絶望。だけど、それよりも、痺れた脳髄は、]



              渇いた……。


[そう、すぐに求め始めるのは、赤い、血液……。]


【人】 水商売 ローズマリー

[サイラスの啼き声が酷く心地好く
とろりと蕩けた翡翠が僅かに潤む]


――…本当に好い声。
もっと啼かせてしまいたくなるわね。


[崩れ落ちた男の前にそっと膝を折り
紅い眸に翡翠を絡めて]


気分は如何かしら。


[甘く囁く声には敵意の欠片もなかった]

(14) 2010/06/21(Mon) 23時半頃

――…ふ。


[目の前の男の聲に思わず笑みが漏れる]


うまくいったのは良いのだけれど
ちょっと効き過ぎてしまっているかしら。


[白薔薇へと紅い双眸が向かうのを認め
困ったように首を傾いだ]


[何年ぶりだろう、
聲が増えた]

 
 目覚めた……か


[離れた場所の同胞に、
満足そうな声音を向ける]


水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

2010/06/21(Mon) 23時半頃


【人】 水商売 ローズマリー

――…目の前にいる私よりも
セシルを欲するなんて……悪い子ね。


[矜持が傷付けられたとでも言いたげに
力を与えた男・サイラスに向けて呟き]


無事に「済んだ」と思って良いのよね。
初めてだから如何も加減が分からないわ。


[女に疲れた素振りはない。
白薔薇に邪気なく囀り微かに微笑む]

(25) 2010/06/21(Mon) 23時半頃

 ぐぅ……

[頭に声が響くことにも慣れておらず、
 また頭を振る。

 そして、それが城主の声だとわかると、肩で息をしながらも、思案をし…やがて…]

 ――……渇く……

[搾り出すはやはり本能の呟き。]


 く……くく


[加減もせずに力を注いだのだろう。
吸血の本能に襲われているらしい薬屋の聲
城主は事も無げに言ってみせる]


 渇くなら、満たせばいい。
 血が
 欲しいのだろう?


[一時ならワインで誤魔化す事も出来るだろうが
其れを教える心算は、己には無い]


 この城に招いた人間はまだ幾らも居る。
 其処の従者は、お前の従者でもあるのだ
 好きに使うが良い。


――………。


[ツキン、と。
また胸が痛む。


柳眉を寄せてふるりと小さく首を振るった]


 ――……従者、


             ああ、従者ならば、


 良い?


[吸血本能に理性を失っている今、
 制止がなければ、手は白薔薇を摘み取ろうと動き始める。]


【人】 水商売 ローズマリー

[純白を纏う女はすっと立ち上がる。
血に飢えた魔性となった男からセシルへと視線を移し]


――…セシル


[いたわる声にただ胸が詰まり言葉が出ない。
一度だけ名を呼んで、次の瞬間その姿は闇に溶ける。
女の貌は靡く亜麻色に隠れその表情ははかれない]

(42) 2010/06/22(Tue) 00時頃

――お兄様が良いと仰られるなら
私はただ、其れを受け入れるのみ。


[女は俯き小さく聲を響かせた]


 サイラス。


[人であるときの名を呼び、男を止める]


 ……血の吸い方は、知っているか?
 間違えるな
 あれは、未だ殺してはならん。


[かかる城主の声には、微かに反応する。]

 殺しては……いけ  ない

[ぼんやりと虚ろにそれは理解しただろう。]


 そう、殺すな。
 ……アレの血を吸っても構わぬが
 殺してはならぬ。


[幾度となく我等に血を捧げてきた
白薔薇ならば構わないと城主は告げ
けれど、殺すまでは吸うなと念を押した]


 ――…私のローズ
 お前が嫌だと言うならば
 私は其れを止める事もする。

 お前の望みは、何処にある?


【人】 水商売 ローズマリー

[此方へと伸ばされた手。
心地好い呼び声が聞こえたけれど留まる事は出来なかった。

あの場に留まってはいけないと本能が囁く]


――…嗚呼。


[これが本当に幸せ。
何処かで問う声が聞こえた。
遠い所ヘ――、そう願った女が辿りついたのは中庭。
女にとってこれが限界なのだ。
城の外を知らず出る事も叶わない。]

(55) 2010/06/22(Tue) 00時半頃

――…お兄様。


[城主の聲に頼りない聲が返される]


私、は………


[望みを問われ心の軋む音。
聲無く頭を振りうずくまる]


 私のローズ……お前は何も我慢する必要は無い。
 お前の望むままに
 あれはお前が作った眷族だろう?


[彼女の心の内を知ってか知らずか。
心もとない聲へ、城主は優しく語り掛ける。
まるでひとの兄妹を錯覚させるような]


【人】 水商売 ローズマリー

― 中庭 ―

[女は力なくその場にうずくまる。
今日の為にと選んだ純白のドレスが地につくのも厭わず
微かに肩を震わすその様は何処か頼りない]

――…私は何をしているの?
私は何を望んだの……?

[自問する女の声は苦しげで]

…………。

[声なく呼ぶ名が何であったか
誰の記憶にもとまらず霧に溶けた]

(66) 2010/06/22(Tue) 00時半頃

[血を飲み込めば、渇きは満たされるだろう。




           代わりに戻ってくるのは、
           人としての理性。


 眸の色は、青色に戻って……]


我慢、なんて………


[滲む聲は兄の言葉を否定出来なかった。
けれど如何して良いのか分からずに
ただ途方にくれてしまう]


お兄様……
私は此処に居ても良いのでしょうか。


[優しい兄の聲に縋るように甘く頼りない囁き。
女は居場所を無くしてしまうのが怖かった]


 私のローズ
 お前が此処以外に何処へ行くのだ?


[可笑しな事を言う
そんな風に笑い]


 ……お前は、わたしのもの。
 そうだろう?


【人】 水商売 ローズマリー

[不意に掛けられたのは女の声>>72
近付くグロリアの気配に緩慢に顔を上げた。
翡翠の眸は潤むのみで涙は流れていない。]

――…グロリア。
貴女こそこんな所に……如何したの?

私は――…ええ、少し気分が優れなくて。

[ゆるゆると立ち上がった女は
痛む胸を庇うように両の手を其処に重ねた]

(80) 2010/06/22(Tue) 01時頃

――…嗚呼。
そうね……、私は此処以外の場所を知らない。
お兄様の傍以外では生きられない。


[ゆるく目を伏せる。
言い聞かせるように繰り返される言葉]


私はお兄様のもの。
そうよね……、お兄様。


[聲には未だ覇気がなく頼りなさばかりが目立つ]


 そうだ、
 お前は私のもの。
 そして
 新たに生み出した眷属は、おまえのもの。


[力関係を改めて教え込むような淀みない聲
熱を帯びているのは、食事の後ならば致し方ないもの]


 憂いを帯びた貌も美しいが
 ……お前にそのような揺らぎを与えるものは
 相応の罰が必要だ。

 どうしたい、私のローズ
 お前の望みを言ってみろ。


【人】 水商売 ローズマリー

[グロリアの反応に微かに首を傾げた]

貴女こそ如何かしたの……?

[問い掛ける声は何処か心配そうな響き。
背を擦る女の手のあたたかさに思わず大粒の涙が零れた]

――…ありがとう。
貴女の御蔭で少し楽になったみたい。

[少なくともこうして案じてくれる者がいる。
そのことが嬉しくて眦の涙を指の背で拭う]

(91) 2010/06/22(Tue) 01時頃

私はお兄様のもの。


[僅かに頷く気配が伝う]


新たな眷属は――…私の………。


[その言葉は最後まで続かずにふるふると首を振るう]


いいえ、全てはお兄様のもの。
私はお兄様が喜んで下さればそれで……


[殊勝な言葉を口にして儚い笑みを湛えた]


【人】 水商売 ローズマリー

……ええ。
如何してかしら、胸が苦しくて……

[この痛みの理由を女は説明できない。
宿る感情さえ女は理解など出来ていない。
柳眉を寄せるグロリアに儚く微笑み]

大丈夫、歩けるわ。
けれど……良ければ、一緒に戻って呉れる?
今は……独りになりたくないの。

[誘いにこくと頷きグロリアに手を差し伸べる]

(101) 2010/06/22(Tue) 01時半頃

 お前は、わたしのもの。
 お前の物は、わたしのもの。
 

[くすくすと、吐息交じりの笑み。
虚しさが混じるのに気付かれても、答えはしない]


 私の悦びか、そうだな
 ――…其処の人間だったものに、客人を襲わせてみたい。
 
 共に閉じ込められたはずの人間が
 同じ立場の人間を襲う――…

 
 良い見世物だと、思わないか?


愛しいお兄様。


[そう紡ぐことでしか心を支えられない
兄の聲に宿る感情に気づきはしても
感化され虚しさを共有してしまうのみ]


それは愉しい余興となりましょう。
お兄様のお望みのままに――…


 ――…サイラス。


[男は何処まで見ているのか。
タイミングを見計らったかのように名を呼ぶ]


 聞こえてはいるだろう?
 私の聲が。

 従者で遊ぶのは、程ほどにしておくことだ。
 お前にはしてもらいたい事があるのでな。

 満ち足りてしまっては、困る。


【人】 水商売 ローズマリー

ありがとう、グロリア。
貴女は優しいひとね。

[彼女の親切が身に染みる。
そういえば――
サイモンも彼女のように心配してくれていた。
けれど彼の命を奪ったのは自分。
その妹へと意識を向けかけてふ、と哀しげな表情を過らせる]

貴女はあたたかいわ。
それに良い香りがする。

[繋がれた手も寄せられる身体も心地好く
飢えはないが心の隙間を埋める為に欲しそうになるのを
心の奥底で堪えながら彼女と共に城の中へと戻りゆく]

(113) 2010/06/22(Tue) 01時半頃

 私のローズ。
 ……新たな同胞は気に入らなかったのか?


[血を分け与えた後の
彼女の心の揺らぎ
幾らか案じる風な響きを持った聲をかける]


 ならば、次はお前が選ぶと良い。
 お前の気に入った人間を
 眷属に――


 ――……

[城主の声に反応する。]

 はい

[眸の色は青色だが、
 どこか気が抜けた感じになっている。が…]

 満ち足りてはいません。
 むしろ……

[しかし、その複雑な心境が表現できない。]


お兄様――…だって……
私に目もくれずあの子に手を出したのよ。
失礼だとは思わない?


[兄と自分だけが啼かせて良いはずだった存在を取られ
更には女としての矜持さえ傷付けられて
好ましいと思える心境にはない。
言い訳染みた言葉をぽつぽつと紡ぐ。


優しく愛でてくれる兄ならその様な事はなかっただろう。
心酔する兄に対してだからこそそれを言葉に出来た]


――…次?


[兄の提案に女の表情から翳りが薄くなり
僅かに嬉しそうな気配だけが意識を通して伝う]


 ふ……


[城主には其の瞳の変化も、”視えている”。
薄く笑い]

 
 メアリー・トレメイン
 覚えていよう?
 後は、お前が毒華にしてしまった
 あの葬列の娘

 二人には是非、新たな姿を見せてやる事だ。


[襲え、とは言わず
彼女たちに其の姿を見せろと告げるだけ]


【人】 水商売 ローズマリー

ほら、石鹸のかおりが……

[何かに思いをめぐらすグロリアにそう言い添えて]

そうね、たまには長湯も良いかもしれない。
けれど一人で入っていると話し相手もいないし
少しだけ詰まらないの。

[呼び名に緩く目を細め他愛ない話に興じる]

グロリア、……此処で何か不自由はない?
もしあるのなら……出来る限りの事はするわ。

[それは彼女の優しさに対する言葉。
客人というだけならばそのような気遣いはしない]

(126) 2010/06/22(Tue) 02時頃

 ――………わかりました。

[そう、城主の言葉に逆らえない自分に、気づいている。]

 メアリートルメリン、マーゴットキャンベル
 両名を……。

[眼を閉じる。]


――…嗚呼。


[人の優しさに触れて閉ざしていた魔性の目が
意に添わぬ光景を映し女は悩ましげな音を紡いだ]


 嗚呼……確かに、其の通りだ。
 血を与えすぎたか?
 欲に忠実に向かった先が白薔薇とは――…


[漸く紡ぎだした、恐らくは彼女の本心を聞き
城主は同意を向ける]


 それでは、薬屋への仕置きは私が。
 お前にはもう一度機会をやろう。

 分け与える血の量は、違えぬようにな。


 そう、其の2人の娘に変わり果てた姿を晒すが良い。


[サイラスへ、冷たい声音が降り注ぐ]


 ただし
 どれほど渇き、疼こうとも
 其の二人の血は吸わせぬ。

 私のローズを、軽んじた罰だ。


[反動が何処へ飛び火するか、其れもまた見物。
内心で思いながら、新たな同族に告げた]


[繰り返される事実に拗ねるような気配。
けれど目の前に甘えられる相手などいない。
小さく唸り唇を尖らせた]

――…血を与えすぎたなら私の不手際。
けれど私がお兄様に与えられた量よりも
うんと少なかったのに……

[新たな眷属から牙が向けられようと
兄も自分も害されはしない。
内に宿る力の違いは感じ取っている]

ありがとう、お兄様。
今度は間違いが起こらぬように致します。




[閉じた眸、だが、城主の声は響く。
 それには、まだ青色の眼だったせいか頷いた。]

 ――……わかりました。
 彼女らにそれであることを見せ、
 されど、手出しはしません。

[それがどれほどの苦しみか、今は考えず、
 深い眠りに入る。]


【人】 水商売 ローズマリー

――…如何かしたの?

[ことりと首を傾ぐ。
異変があったことは知っていたが
目の前にいるグロリアは初めて会った時と変わらぬ風情に見え]

ありがとうと言わなきゃいけないのは私の方よ。
声をかけてくれてありがとう。
またお話できると嬉しいわ。

[グロリアが常のままならばこのままで良い。
夢をみる彼女に更なる夢を与える必要はない。
そう自らに言い聞かせ湧き上がる衝動を消した]

――…貴女も自愛してね。

[玄関を潜り廊下に出るとグロリアに微笑を向けて]

私は広間に行こうと思うけれど
貴女は――…?

(140) 2010/06/22(Tue) 02時半頃

 吸血の欲は、思ったよりも強いもの。
 与えすぎては其れまでの全てが消え去ってしまう。
 心せよ。


[ローズマリーへ向ける城主の言葉には、彼女が記憶をなくした理由がある
幾度も与え続ける事でより
闇の住人へと変わってゆくはずだった。
それでも、人のこころ、感情と言うものは
中々消え去るものではないようだが]


 ――…あの詩人は、しかし 惜しかったな


[喰らった後で、そう呟く]


 どうせなら、無理矢理に血を与えてやればよかったか。
 抗われてつい我を忘れた――…私もまだ、青い


 ――…良い子だ。


[城主に従う彼の言葉
思わず笑みが毀れる。

其の先にある彼女たちの、彼自身の
苦しみを思って]


[静々と兄に了承の意を告げる。
自分の時は如何だったのだろう。
一瞬過る疑問に眉を顰めた。

知らない。
分からないままでいい。
思い出してはいけない。

何処かで声がする。

けれどもう一人の自分が思い出してと叫んでいる]

――…残念、でしたね。

[詩人に想い馳せる兄に対してそう呟くのは
兄が詩人に少なからず興味を抱いて居ることを知っていたから]


【人】 水商売 ローズマリー

――…お医者さん。
ええ、そうね。

[医者と言う言葉に連想してしまうのは薬屋の男。
強張りかけた表情を必死に取り繕う。
部屋に戻るというグロリアに一度頷き]

分かったわ。
またね、グロリア。

[会釈を返し別れた彼女の背に紡ぐ言葉は
城の中にあるというのに、
気をつけて、という妙な言葉]

(148) 2010/06/22(Tue) 02時半頃

 嗚呼……本当に、残念だ。
 生まれ変わる時の、絶望の産声が聞きたかった。


[心底惜しいと呟く。
彼女の心のうちで叫ぶ声までは、聞こえない]

 
 だが
 まだ人間は幾らも居る。

 ……次の余興を考えるのもまた、愉しいものだ。


絶望の産声………


[単純な思考の女には兄の高尚な趣向はよく分からず]


全てが全て絶望するのかしら。


[ぽつ、と零されるのはこれから眷属に迎えようと
思う者に対しての思案。
自分もまた絶望したのだろうかという不安。
そんなことはない、と否定の言葉を欲し問う]


この享楽の宴はお兄様のためのもの。
お兄様が愉しめることを私は望みます。


【人】 水商売 ローズマリー

[広間へと続く廊下を歩きながら女はじっと自らの手を見る。
グロリアのぬくもりは冷えた肌にはもう残ってはいない。
それが少しだけ寂しくて女の貌には憂いが宿る]


――…貴女の幸せはなぁに?


[既に其処にない彼女に問う言葉。
答えが返ることなど期待してはいなかった]

(155) 2010/06/22(Tue) 03時頃

【人】 水商売 ローズマリー

[見えすぎてしまう魔性の目が少しだけ疎ましい。
見なくて良いものも見えてしまった。
女の魔力の量は城主ほどではないけれど
長い時を掛けて与えられたそれは侮れぬ量に膨らんでいる]

――……私は、

[きゅ、と自らの手を握り締める。
何も掴めぬその手は虚しさだけを女に与える]

(162) 2010/06/22(Tue) 03時頃

――……、……。


[兄の深い孤独を想えばツキンと胸が痛む。
埋まらぬ孤独に想いを馳せ女は緩く目蓋を閉じた]


 ……あの詩人は、頑なに快楽を拒んでいたからな。


[全てが全てかと言うのには
そうではないだろうと否定の言葉を送る。
ただ、其れまでに幾らかの間があった]


 私は充分、愉しんでいる。
 お前も――…お前は……愉しめているか?


[虚無が襲う。
食あたりかと笑い飛ばすには、少し重い]


【人】 水商売 ローズマリー

[不意に閉じられた翡翠。
広間はもう直ぐだというのに足が動かない。
女の耳朶に、今は囁く聲もなく。
ぎゅ、と胸の前で己が手を握り締めた。]


セシル……


[思わず名を紡いでしまうのは
人ならぬ耳が白い執事の声を拾ってしまうから。
遮断しきれぬ意識は無粋なだけで
ただ困ったように吐息を零した]

(173) 2010/06/22(Tue) 03時半頃

――…そう。


[兄の返事に思わず安堵が漏れた。
彼の置いた間に気づく余裕さえなく]


………、……。


[問い掛けに短くはない間が生じる]


愉しみたいのに……
お兄様から離れていると虚しさばかり……


[魔性となった自分を受け入れてくれるのはこの兄だけ。
そんな思いから呟かれた聲は微かな音色]


 可愛いことを言う。
 この狭い城のなか、離れている距離が寂しいか。


[柔かな声音で囁く]


 ――…私を求めるなら、名を呼ぶが良い。
 何時でも傍に向かおう**


【人】 水商売 ローズマリー

― 廊下 ―

[セシルの声に女はゆるゆると顔を上げた。
じ、と見詰める翡翠に眷族とした者が施した痕が見える。
微かに柳眉を寄せて――]

……ええ、呼んだわ。
貴方を呼んでいたの。

[肯定の言葉を紡ぐけれど女はどんな顔をしてあえば分からず
ツキ、と痛む胸に拳が強く握られて手の内には爪あと]

――…ご苦労様。
疲れたでしょう……?

[労りの言葉は本心からなのに、声が震える]

暫く休んでいても大丈夫よ。

(181) 2010/06/22(Tue) 04時頃

――…お兄様の姿が見えないと寂しいわ。
気配を感じてはいても触れられないのが寂しい。


[女が求めるのは確かな存在。
夢や幻で満たされる事は無く。
続く囁きに灯るのは喜び]


お兄様……。


[感謝の気持ちをのせ小さく囁いた]


【人】 水商売 ローズマリー

――…そうね。
でも耳が良すぎるのも困り物よ。

[セシルの微笑みに淡く微笑み冗談めかして答える。
大丈夫、うまく笑えているはず。
そう自分に言い聞かせ何事もない振りをする]

私には貴方を案じることさえ許しては呉れないの?

[問う声はゆるく淡く儚くあり。
誘う声に幾つか問いたい言葉はあれど
それは口にしないまま差し出された白に己が手を重ねる]

セシルの淹れた紅茶がのみたいわ。

[僅かな甘えを乗せて向かうは広間]

(189) 2010/06/22(Tue) 04時半頃

【人】 水商売 ローズマリー

[白薔薇の執事の謝罪に自分の失言に気づいた。
ふるりと首をふれば亜麻色が揺れる]

……気にしないで。

[ぽつと零されたのはぎこちない言葉。
如何してこんなに心が落ち着かないのか分からず
不安ばかりが色濃くあらわれる]

勿体無くなどないわ。
勿体無いのは………

[貴方をあの眷属に与えた事。
その言葉を紡げばまた余計に軋んでしまうから
女はそれを言わず曖昧な笑みを浮かべた。]

(193) 2010/06/22(Tue) 05時頃

【人】 水商売 ローズマリー

― 白薔薇香る広間 ―

[執事に促されるまま席につき器用な男の手元に見惚れる。
漂う香りにふっと表情が和らいだ]

今日はミルクで頂きましょう。
セシルのおすすめ、なのでしょう?

[緩く首を傾げ強請る仕草は
白の葡萄酒を強請ったあの時にも似て]

――…如何して、そんな事を聞くの?

[問われた事にぴく、と指が小さく跳ねた。
そんなにうろたえていたのだろうか。
心乱したその時の事を思い出せば
また、ツキリと胸が痛んで
不安げな表情を隠せぬまま焦がれる天国の青を見詰めた**]

(194) 2010/06/22(Tue) 05時頃

水商売 ローズマリーは、靴磨き トニーに話の続きを促した。

2010/06/22(Tue) 05時頃


水商売 ローズマリーは、奏者 セシルに話の続きを促した。

2010/06/22(Tue) 05時頃


水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 05時頃


[決して自分はいい人間ではない。
 それでも、薬師を選んだ理由を考えた。




           そう、それは、今は眩しくてみれない。
           純粋な心。


 だけど、それは、魔の血によって塗り潰されていく。



 いや、とっくになかったのかもしれない。
 毒を処方する薬師になった瞬間に。]


 ――…嗚呼、聞こえている
 愛しい 私のローズ


[小さな囁きも、全て
霧の包む城の中ならば城主の耳に届く。
娘の慟哭を後ろに
霧が留まるのは白薔薇の香に包まれた広間]

 
 あの蒼天は、確かに
 手にして留めておきたいものだが
 元は人であるからか
 執着の強いことだ


[呟く二人へ向けた声音は、微かな嘲笑を含む。
姿は今だ表さぬまま、気配を暫く残していた*]


【人】 水商売 ローズマリー

[白薔薇の芳香に加え広間には紅茶の香りが漂う。
花にも似た甘い香りは好ましいもの。
茶器の縁に浮かび上がるゴールデンリングが
微かな振動に揺らいでみえる。
和らいだセシルの眼差しに僅かに過ぎるは安堵]


――…セシルと同じが良いの。


[そのままで、と紡ぐ執事に緩く首を振り]


ミルクはどれくらい入れれば美味しいの?


[訊ねて彼と同じ飲み方を希望する。
同じものを口にしても同じ事を感じられるとは限らない。
彼と自分の違いを感じながらも同じを望んで――]

(220) 2010/06/22(Tue) 14時頃

【人】 水商売 ローズマリー

[天国の青を見詰めながら想うのは

そのままであって欲しいという願いと
自分と同じであって欲しいという希求。

相反する心に気付き視線を落した]


嗚呼……、
貴方には情けない所ばかりみせているわね。
案じて呉れてありがとう。
――…少し、苦しかっただけなの。


[何がとは言わず、
視線を戻した先にある彼の笑みに瞬き一つ。
女はこの人の微笑みが好きだった。
失いたくないのだと自覚すればまたツキリと胸が痛む]

(221) 2010/06/22(Tue) 14時半頃

水商売 ローズマリーは、墓荒らし へクターに話の続きを促した。

2010/06/22(Tue) 14時半頃


水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 14時半頃


愛しいお兄様……。


[城主の聲に返すのは何時もと同じ言葉。
蒼空と紡がれれば思考は其方に向かう]


留めておきたい。けれど彼は逃げなかった。


[これからも逃げずにいてくれるだろうかという期待と
離れていってしまうかもしれないという不安が交錯する]


………これが、執着?


[全ては執着ゆえのことだろうか。
兄が言うならそうなのかもしれない。
女から反論の聲はあがらなかった]


 
 
 
[不意に滲む気配に女の睫毛が微かに震えた]
 
 
 


【人】 水商売 ローズマリー

[霧に混ざる気配はいくら薄かろうと間違うはずのない。
女に計り知れぬ影響を与え
この城で誰よりも圧倒的な力を持つ者。
その気配を察し、女の睫毛が微かに震える。

ゆるく視線をめぐらせれば
広間の片隅に佇む兄の姿が翡翠に映りこむ]


お兄様……?


[呼び掛ける声は何処か不思議そうな音色]

(226) 2010/06/22(Tue) 15時頃

[新たな眷属の立てた音が鼓膜を震わす。
す、と細まる眸は僅かに愉しげな色を湛え]


――…サイラス。
お兄様の命をしかと成し遂げて

お兄様が喜んで下さるように――…


[囀る聲には常と同じ甘い響き]


[迷いを許さないといったローズマリーの声が






                   嬉しげに響く。]






              ――……はい


[小さく答える。]


 そう、其れは執着。


[想いの無い吸血鬼には
彼女の心情は真に理解出来るものでなく]


 愛しいだろう
 傍に置きたいのだろう


 お前達の望むままに――愉しむといい


 ――さあ
 本性を隠す必要は無い
 曝け出し、欲望のままに踊れ。
 
 
 嗚呼
 けれど、サイラス
 お前は暫くひとを喰らうな。

 あれの血を、蒼天を一時でも味わったのだからな


[新たに迎え入れた眷属の小さな返事]


――…そう。
いいこね、サイラス。


[愉悦の滲む聲には
くすくすと愉しげな音が混じった]


[心酔する城主の言葉に異論を唱えることはない。
生ずる感情の名さえ女には思い出せていないのだから]


愛しい……


[兄の言葉を繰り返せばまたツキンと痛みがはしる]


――…嗚呼。


[切ない吐息を聲にのせ女は心を揺らす]


【人】 水商売 ローズマリー

[――私の、と。
城主にそう呼ばれる事は女にとって当然の事。
サイモンに呼ばれた時とは違い取り乱す事などない]


お兄様……?


[逸脱とは何をさしているのだろう。
女は不思議そうに首を傾げ薄い笑みを刷く兄を見詰める。
薔薇達、と兄は言う。
其れは私を含めての事だろう]


私は――…
お兄様から逃れようなんて思わないのに。

(231) 2010/06/22(Tue) 15時半頃

[渇きに、また苦しそうな息遣いになった。]



             ――……ッ


[しかし、城主の、食らうな、の命に唇は震える。
 そして、震えてなお、小さく小さく、やはり、はい、と返事をした。]


【人】 水商売 ローズマリー

お兄様……


[兄の言葉の先が気に掛かる。
何を思うのか女には分からない]


私はお兄様の傍に居ても良いのですよね……?


[いつか訊ねた問い掛けを向けるのは
在りし日の記憶がないから。
確認することで此処に居るという返事に代えた]


――…失礼とは思わないけれど
お客様の目には毒かもしれませんね。


[強すぎるその色香は人間の身には毒ともなろう]

(239) 2010/06/22(Tue) 16時頃

【人】 水商売 ローズマリー

――…行ってらっしゃいませ、お兄様。


私は……大丈夫ですから……。
ちゃんと大人しくお兄様のお帰りをお待ちしています。
だから、如何かごゆるりと……


[柔らかな微笑を城主へと向けて静々と頭を下げた]

(240) 2010/06/22(Tue) 16時頃

【人】 水商売 ローズマリー

[ゆるゆると顔を上げた。
妹の目にさえ今の兄の姿は婀娜なるものを感じさせる。
トクリと跳ねる鼓動。
けれど甘やかすような兄のその調べに満ちるのは安堵]


――…はい、お兄様。


[人ならざる者となり
記憶も失った女には他に身を寄せる場所など無く。
同胞である兄の傍以外に自分の場所は無いのだと思い
彼に対してのみ己が居場所を求める]

(258) 2010/06/22(Tue) 17時頃

【人】 水商売 ローズマリー

[城主の気配が霧に紛れ遠ざかる。
セシルへと向き直れば城主の命を受け辞すところ。
何の用意なのかと問う事はせず]

――…ええ。
何かあったら貴方を呼ぶわ。

……いってらっしゃい。

[見送る言葉のみを向ける。
執事たる男の姿が見えなくなれば
白く濁る紅茶へと視線を落した]

嗚呼、似合うと言って貰えたのに
ありがとうも言えなかったわ。

[仮令お世辞であったとしても
立場からの言葉であったとしても嬉しかったのに。
そっと口に含んだ紅茶は優しく甘く――
淹れてくれたその人を想わせる**]

(261) 2010/06/22(Tue) 17時頃

水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 17時半頃


[一人、部屋に残り、息をつく。]



[渇きを癒したくて、水差しから水を注いで飲み干すけれど]



[もちろん、そんな渇きではないのだから、効果はない。]


水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 21時半頃


 どうした、サイラス……?


[城主は薄く哂う]


 力が足りぬと言うのなら
 我が身に流れる純血を――ひとたび分けてやらなくも無いが。


【人】 水商売 ローズマリー

― 広間 ―

[――カタ、と茶器が置かれる。
器の中身は既に飲み干され空となっていた。
影から何かが女に伝わる。
女の表情がふ、と曇った]


――…お兄様が其方にいらっしゃるなら
私が行かずとも問題はないでしょう。

荒事は――…苦手だわ。


[女の呟きに偽りはない。
女の身体能力は客人の女性と殆ど変わらない。
兄にも執事にも大丈夫といってみせたのは
けれどそれを補う余りある魔力の存在と
無闇に危険には近付かぬように心掛けていたから]

(330) 2010/06/22(Tue) 22時頃

[お前は暫くひとを喰らうな。




その禁忌が、頭の中で繰り返されている。]


――…お兄様はお優しい。


[遠く囀る聲に他意はなく
ただ女の思った儘が紡がれている]


――…喰らってしまいなさい。
咽喉が渇いて仕方ないのでしょう?
血が、欲しいのでしょう?


お兄様に刃向かう者には死を――…


当然の事でしょう……?


[新たな眷属となった男に甘く囁き誘う]


[聴こえてくるローズマリーの声に、ぼんやり




         ああ、いいのか、と思う。思った。]


[ヘクターの目的を聞き、
ローズマリーの囁きを受け、城主もまた許可を下す]


 ……其の男を、喰らえ。
 二度と其の槍持てぬように


――…問題ありませんよね、お兄様?


[緩く首を傾げ問う仕草。
女はこの城主のために在り
女はこの城主のために動くのが当然と思っている。
兄の聲に微かな安堵を過らせ]


手が足りぬ時は私もお使い下さい。
私は、お兄様のために在るのですから……。


 嗚呼、問題無い。

 ……愛しいローズ
 狼藉者を相手にさせたくは無いが……


 滅多に見れぬ見世物かもしれぬ。
 ……来るか?


 血を、



            与えてはならぬ…。


――…良かった。


滅多に見れぬ見世物……?
それは、愉しそうね。


お兄様が呼んで下さるのなら
私は何処にでも参りましょう。


【人】 水商売 ローズマリー

[女は静かに立ち上がる。
影に茶器を片付けるよう指示を出し
白いドレスの裾を翻した]


――…私も参りましょう。
        お兄様の許へ……。


[その姿はす、と闇に溶けて――。
次の瞬間には城主の居る部屋の窓辺。
兄の傍に控えるように佇む]

(368) 2010/06/22(Tue) 22時半頃

 おいで、私のローズ。
 ……白薔薇が少し、心散らされている。


[心を持たぬ城主には
彼を静める術が無い。
音も無く傍らに現れたローズマリーへ
城主は僅かに眉を寄せた微笑みを向けた]


【人】 水商売 ローズマリー

[この十二年――。
目覚めた頃よりこれまで同胞となった者を女は知らない。


だから、新たな眷属として迎えた者に
多少なりとも興味を覚えていた。


血の濃さは違えど同じ血が流れている。
淡い微笑を浮かべ血を流す眷族を見詰めた]

(371) 2010/06/22(Tue) 22時半頃

――…そう。
困ったものね……。


お兄様と私以外に、心乱されるなんて……


[サイラスを見ていた翡翠が城主へと向けられる。
見上げた眸には城主の貌だけが映り込んだ]


【人】 水商売 ローズマリー

――…お兄様。
そんな貌なさらないで。


[常とは少しばかり違う城主の表情に
女は心配そうな声をあげた。
たおやかな指先が城主の端整な頬を撫でる]

(386) 2010/06/22(Tue) 23時頃

【人】 水商売 ローズマリー

――…其れは貴方にとって其れは“毒”よ。


[魔性の血を取り込んだ狩人に紡ぐ女の声は哀しげ。
つい先ほどまでは敵視したというのに――]


……………。


[慈悲を、と狩人の男は言う。
女は僅かに柳眉を寄せてその男を見た]

(394) 2010/06/22(Tue) 23時頃

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