人狼議事


17 吸血鬼の城

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視点:


薬屋 サイラス! 今日がお前の命日だ!


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/06/21(Mon) 23時頃


[血を与えるのは女にとって初めてのこと。
兄と同じように、と。
兄の行為を思い出しながら牙を突きたてた。


サイラスの身に纏わる薬の気配を感じながら
女は血の甘さに酔う]


【人】 奏者 セシル

 ―空き部屋―

[戸口の前に立つ、その姿は静かに眼差しを伏せて]

 ――………あぁ、

[ただ息遣いと時折の声だけが、耳に響く。
それはあの悦びを湧き上がらせ――深いため息が零れる。

甘く柔らかな、けれど冷たい唇が、
首の皮膚に触れる瞬間を思い起こせば、自ずと指は首筋へ]

(13) 2010/06/21(Mon) 23時半頃

 く……ッ

[それは、めくるめく一瞬だった。
 淫らに表情を人前で緩めるなど、以前のその男には考えられぬことで……。

 襲い掛かるのは、羞恥と人でなくなったという絶望。だけど、それよりも、痺れた脳髄は、]



              渇いた……。


[そう、すぐに求め始めるのは、赤い、血液……。]


――…ふ。


[目の前の男の聲に思わず笑みが漏れる]


うまくいったのは良いのだけれど
ちょっと効き過ぎてしまっているかしら。


[白薔薇へと紅い双眸が向かうのを認め
困ったように首を傾いだ]


[何年ぶりだろう、
聲が増えた]

 
 目覚めた……か


[離れた場所の同胞に、
満足そうな声音を向ける]


【人】 奏者 セシル

[甘やかな主の声で、我に返る]

 ああ、終わったのですね。
 ――……無事に「済んだ」ようで、なにより。

[穏やかに微笑みをむければ、その先で。
 紅の双眸が己を捉え、欲っしてることに気づく]

  ―――……、

[静謐をたたえた青はただそれを見返して、微笑う]

(22) 2010/06/21(Mon) 23時半頃

 ぐぅ……

[頭に声が響くことにも慣れておらず、
 また頭を振る。

 そして、それが城主の声だとわかると、肩で息をしながらも、思案をし…やがて…]

 ――……渇く……

[搾り出すはやはり本能の呟き。]


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 00時頃


 く……くく


[加減もせずに力を注いだのだろう。
吸血の本能に襲われているらしい薬屋の聲
城主は事も無げに言ってみせる]


 渇くなら、満たせばいい。
 血が
 欲しいのだろう?


[一時ならワインで誤魔化す事も出来るだろうが
其れを教える心算は、己には無い]


 この城に招いた人間はまだ幾らも居る。
 其処の従者は、お前の従者でもあるのだ
 好きに使うが良い。


――………。


[ツキン、と。
また胸が痛む。


柳眉を寄せてふるりと小さく首を振るった]


 ――……従者、


             ああ、従者ならば、


 良い?


[吸血本能に理性を失っている今、
 制止がなければ、手は白薔薇を摘み取ろうと動き始める。]


【人】 奏者 セシル

>>25
 ……お嬢様は初めて、でいらっしゃいましたか。

[向けられた微笑に疲れた素振りは見られずとも、
声音は優しくいたわる様に]

 ええ――…「壊れて」はいないようですし、
 何より、この「渇いて」おられるご様子。

 ああ、でも眸の色が変わってしまわれましたね…
 深い水のような青、でしたのに。

[>>37 再びそれを見やれば、惜しむように言葉を綴り。
発せられた言葉に ふるり と、身を振るわせた]

(40) 2010/06/22(Tue) 00時頃

奏者 セシルは、ゆるり、とした足取りで、2人の傍らに歩み寄る

2010/06/22(Tue) 00時頃


――お兄様が良いと仰られるなら
私はただ、其れを受け入れるのみ。


[女は俯き小さく聲を響かせた]


 サイラス。


[人であるときの名を呼び、男を止める]


 ……血の吸い方は、知っているか?
 間違えるな
 あれは、未だ殺してはならん。


[かかる城主の声には、微かに反応する。]

 殺しては……いけ  ない

[ぼんやりと虚ろにそれは理解しただろう。]


【人】 奏者 セシル


 ――……お嬢様、……?

[姿の掻き消えたその闇に、手を伸ばして――
けれどその指先は何も掴めない。
表情は伺えなかったけれど、纏う白の美しさが視界に残る。

嗚呼、ドレスを褒めて差し上げればよかった、と、
―――場違いにも、そんなことを思う]

(46) 2010/06/22(Tue) 00時半頃

 そう、殺すな。
 ……アレの血を吸っても構わぬが
 殺してはならぬ。


[幾度となく我等に血を捧げてきた
白薔薇ならば構わないと城主は告げ
けれど、殺すまでは吸うなと念を押した]


 ――…私のローズ
 お前が嫌だと言うならば
 私は其れを止める事もする。

 お前の望みは、何処にある?


【人】 奏者 セシル

[>>50 別のことを考えていたせいか、
魔となった男の動きには注視していなかった]

 ―――……ッ、

[冷たい腕が己の身を捉える、
そのひやりとした冷たさに――
齎されるものを想像して、温度からではない震えが過ぎる]

 ―――…ご気分は、いかがです?

[白薔薇は今はまだ熱を秘めて、微笑む]

(56) 2010/06/22(Tue) 00時半頃

――…お兄様。


[城主の聲に頼りない聲が返される]


私、は………


[望みを問われ心の軋む音。
聲無く頭を振りうずくまる]


【人】 奏者 セシル

[一部の肌も見せぬ衣装
 唯一つ、覗く肌は青い脈の透ける薄い首筋のみ]

 ……救いがたいでしょう?

[差し出すように、指先で触れて]

(59) 2010/06/22(Tue) 00時半頃

 私のローズ……お前は何も我慢する必要は無い。
 お前の望むままに
 あれはお前が作った眷族だろう?


[彼女の心の内を知ってか知らずか。
心もとない聲へ、城主は優しく語り掛ける。
まるでひとの兄妹を錯覚させるような]


[血を飲み込めば、渇きは満たされるだろう。




           代わりに戻ってくるのは、
           人としての理性。


 眸の色は、青色に戻って……]


我慢、なんて………


[滲む聲は兄の言葉を否定出来なかった。
けれど如何して良いのか分からずに
ただ途方にくれてしまう]


お兄様……
私は此処に居ても良いのでしょうか。


[優しい兄の聲に縋るように甘く頼りない囁き。
女は居場所を無くしてしまうのが怖かった]


【人】 奏者 セシル

[吐息は耳朶を掠めれば、
零れる飴色の髪を後ろ手にそっと押さえた]

 ―――…ぁ、

[埋め込まれる牙の齎す一瞬の痛み、
けれど、それが霧散すれば――湧き上がるは恍惚。

呼吸はすぐに乱れはじめて、
血を失っているというのに昂揚に耳朶は赤く色づいた]

 ………ああ、

[身を拘束する腕は冷たい、その冷たさは熱い体に心地よく。
このまま全ての血が失われてしまえば、どれほどの悦楽であろう。

眸が滲み始めれば、思考は徐々に惚けていった。
――ただ、全身を巡る悦びだけに満たされて、
その躯は力を失い、散るが如くに、崩れ落ちていく]

(73) 2010/06/22(Tue) 01時頃

 私のローズ
 お前が此処以外に何処へ行くのだ?


[可笑しな事を言う
そんな風に笑い]


 ……お前は、わたしのもの。
 そうだろう?


――…嗚呼。
そうね……、私は此処以外の場所を知らない。
お兄様の傍以外では生きられない。


[ゆるく目を伏せる。
言い聞かせるように繰り返される言葉]


私はお兄様のもの。
そうよね……、お兄様。


[聲には未だ覇気がなく頼りなさばかりが目立つ]


 そうだ、
 お前は私のもの。
 そして
 新たに生み出した眷属は、おまえのもの。


[力関係を改めて教え込むような淀みない聲
熱を帯びているのは、食事の後ならば致し方ないもの]


 憂いを帯びた貌も美しいが
 ……お前にそのような揺らぎを与えるものは
 相応の罰が必要だ。

 どうしたい、私のローズ
 お前の望みを言ってみろ。


【人】 奏者 セシル

>>81
[崩れる体が留められても、
一度惜しんだ男の眸の色が戻ったことになど、気づかない]

  ―――は、 ぁ……  ……ッ、 

[甘美な恍惚に、身を駆け巡る多幸感、
過ぎた快楽の苦痛と紙一重であること――
白薔薇の口唇は喘ぎのために閉じられることはなく、苦しげに眉根は寄せられる。
潤んだ青は濡れた眦に、滴を溜めて]

 ――………ん、

[そして人の身なればこそ、
もたらされる悦楽に反応を示す体が酷く、甘苦しい]

(90) 2010/06/22(Tue) 01時頃

私はお兄様のもの。


[僅かに頷く気配が伝う]


新たな眷属は――…私の………。


[その言葉は最後まで続かずにふるふると首を振るう]


いいえ、全てはお兄様のもの。
私はお兄様が喜んで下さればそれで……


[殊勝な言葉を口にして儚い笑みを湛えた]


 お前は、わたしのもの。
 お前の物は、わたしのもの。
 

[くすくすと、吐息交じりの笑み。
虚しさが混じるのに気付かれても、答えはしない]


 私の悦びか、そうだな
 ――…其処の人間だったものに、客人を襲わせてみたい。
 
 共に閉じ込められたはずの人間が
 同じ立場の人間を襲う――…

 
 良い見世物だと、思わないか?


愛しいお兄様。


[そう紡ぐことでしか心を支えられない
兄の聲に宿る感情に気づきはしても
感化され虚しさを共有してしまうのみ]


それは愉しい余興となりましょう。
お兄様のお望みのままに――…


 ――…サイラス。


[男は何処まで見ているのか。
タイミングを見計らったかのように名を呼ぶ]


 聞こえてはいるだろう?
 私の聲が。

 従者で遊ぶのは、程ほどにしておくことだ。
 お前にはしてもらいたい事があるのでな。

 満ち足りてしまっては、困る。


 私のローズ。
 ……新たな同胞は気に入らなかったのか?


[血を分け与えた後の
彼女の心の揺らぎ
幾らか案じる風な響きを持った聲をかける]


 ならば、次はお前が選ぶと良い。
 お前の気に入った人間を
 眷属に――


 ――……

[城主の声に反応する。]

 はい

[眸の色は青色だが、
 どこか気が抜けた感じになっている。が…]

 満ち足りてはいません。
 むしろ……

[しかし、その複雑な心境が表現できない。]


お兄様――…だって……
私に目もくれずあの子に手を出したのよ。
失礼だとは思わない?


[兄と自分だけが啼かせて良いはずだった存在を取られ
更には女としての矜持さえ傷付けられて
好ましいと思える心境にはない。
言い訳染みた言葉をぽつぽつと紡ぐ。


優しく愛でてくれる兄ならその様な事はなかっただろう。
心酔する兄に対してだからこそそれを言葉に出来た]


――…次?


[兄の提案に女の表情から翳りが薄くなり
僅かに嬉しそうな気配だけが意識を通して伝う]


【人】 奏者 セシル

>>105

 ―――……、

[躯は寝台の上、霞がかった視界に、近づく気配。
つめたくやわらかく、濡れた感触が眼球を這った]

   ……ッ  な、

[なにを、続く言葉は音にならない。
ただその冷たい手には、抗うことが出来ないのだ。
睨むことも出来ずに、罪深い躯から熱が奪われていく]
 
  なんて、救い……がた い…… ッ

[上ずる声は喘ぎに混ざった、ただ欲情のままに慰みを施され、
――解放されれば、青の眸は男から目をそらす]

(122) 2010/06/22(Tue) 02時頃

 ふ……


[城主には其の瞳の変化も、”視えている”。
薄く笑い]

 
 メアリー・トレメイン
 覚えていよう?
 後は、お前が毒華にしてしまった
 あの葬列の娘

 二人には是非、新たな姿を見せてやる事だ。


[襲え、とは言わず
彼女たちに其の姿を見せろと告げるだけ]


奏者 セシルは、視界の先、扉が風に軋みながら隙間を開くのを見る

2010/06/22(Tue) 02時頃


 ――………わかりました。

[そう、城主の言葉に逆らえない自分に、気づいている。]

 メアリートルメリン、マーゴットキャンベル
 両名を……。

[眼を閉じる。]


――…嗚呼。


[人の優しさに触れて閉ざしていた魔性の目が
意に添わぬ光景を映し女は悩ましげな音を紡いだ]


 嗚呼……確かに、其の通りだ。
 血を与えすぎたか?
 欲に忠実に向かった先が白薔薇とは――…


[漸く紡ぎだした、恐らくは彼女の本心を聞き
城主は同意を向ける]


 それでは、薬屋への仕置きは私が。
 お前にはもう一度機会をやろう。

 分け与える血の量は、違えぬようにな。


 そう、其の2人の娘に変わり果てた姿を晒すが良い。


[サイラスへ、冷たい声音が降り注ぐ]


 ただし
 どれほど渇き、疼こうとも
 其の二人の血は吸わせぬ。

 私のローズを、軽んじた罰だ。


[反動が何処へ飛び火するか、其れもまた見物。
内心で思いながら、新たな同族に告げた]


[繰り返される事実に拗ねるような気配。
けれど目の前に甘えられる相手などいない。
小さく唸り唇を尖らせた]

――…血を与えすぎたなら私の不手際。
けれど私がお兄様に与えられた量よりも
うんと少なかったのに……

[新たな眷属から牙が向けられようと
兄も自分も害されはしない。
内に宿る力の違いは感じ取っている]

ありがとう、お兄様。
今度は間違いが起こらぬように致します。


【人】 奏者 セシル

 ―空き部屋―

 ――……“薬”のつもりでしょうか。

[服の乱れも碌に直せぬまま、扉の軋む音を聞く。
冷たい肌に捕らわれる前は、――そう

宴の恐怖の中で、身を寄せ合うようにして、
ただ眠れることが何よりも心地よかったのに。

堕ちきれぬ身の醜さに、唇を噛む。
――死せる幸いが訪れぬのなら、
闇に心を浸してしまえれば、どれほど――]

(136) 2010/06/22(Tue) 02時頃



[閉じた眸、だが、城主の声は響く。
 それには、まだ青色の眼だったせいか頷いた。]

 ――……わかりました。
 彼女らにそれであることを見せ、
 されど、手出しはしません。

[それがどれほどの苦しみか、今は考えず、
 深い眠りに入る。]


 吸血の欲は、思ったよりも強いもの。
 与えすぎては其れまでの全てが消え去ってしまう。
 心せよ。


[ローズマリーへ向ける城主の言葉には、彼女が記憶をなくした理由がある
幾度も与え続ける事でより
闇の住人へと変わってゆくはずだった。
それでも、人のこころ、感情と言うものは
中々消え去るものではないようだが]


 ――…あの詩人は、しかし 惜しかったな


[喰らった後で、そう呟く]


 どうせなら、無理矢理に血を与えてやればよかったか。
 抗われてつい我を忘れた――…私もまだ、青い


 ――…良い子だ。


[城主に従う彼の言葉
思わず笑みが毀れる。

其の先にある彼女たちの、彼自身の
苦しみを思って]


[静々と兄に了承の意を告げる。
自分の時は如何だったのだろう。
一瞬過る疑問に眉を顰めた。

知らない。
分からないままでいい。
思い出してはいけない。

何処かで声がする。

けれどもう一人の自分が思い出してと叫んでいる]

――…残念、でしたね。

[詩人に想い馳せる兄に対してそう呟くのは
兄が詩人に少なからず興味を抱いて居ることを知っていたから]


 嗚呼……本当に、残念だ。
 生まれ変わる時の、絶望の産声が聞きたかった。


[心底惜しいと呟く。
彼女の心のうちで叫ぶ声までは、聞こえない]

 
 だが
 まだ人間は幾らも居る。

 ……次の余興を考えるのもまた、愉しいものだ。


【人】 奏者 セシル


  ―――……、

[――やがて寝台より立ち上がる。
呆けていても仕方がないが、このまま人前に出られようはずもなく。
気だるさの残る身を清めるべく、脚は浴場へと向かった。

廊下ですれ違う客人があれば、
常のように礼はすれど、言葉をかけることはない]

(149) 2010/06/22(Tue) 02時半頃

絶望の産声………


[単純な思考の女には兄の高尚な趣向はよく分からず]


全てが全て絶望するのかしら。


[ぽつ、と零されるのはこれから眷属に迎えようと
思う者に対しての思案。
自分もまた絶望したのだろうかという不安。
そんなことはない、と否定の言葉を欲し問う]


この享楽の宴はお兄様のためのもの。
お兄様が愉しめることを私は望みます。


【人】 奏者 セシル

 ―浴場―
[とさり、と、指先からシャツが落ちる。
纏うものが無くなろうとも、首には銀の首輪が残った。

すらり、と一厘の立ち姿には、傷ひとつない、
耳の後ろの噛み痕は、髪が乱れなければ人目に触れることもなく。

流れる水を目で追う、
身をうつ冷たさは心地よくて、目蓋を閉ざせば――]


 ――……、

    ……大食漢なのはどちらですか。


[かすかな眩暈に小さな悪態。
壁に手をつきながら浴場を出れば、その姿は常の白薔薇のもの。
―――ただ二つの噛み傷を除いて]

(163) 2010/06/22(Tue) 03時頃

【人】 奏者 セシル

[湿り気の残る髪をゆるとふれば]

 ――……ああ、
  お嬢様に紅茶をお出しせねば、なりませんね。

   ドレスも褒めて差し上げませんと。

[さて何処へ、と呟いて。
その体に、いささか己が身の厭わしさは残ったが――

かつり 一歩を踏み出した]

(167) 2010/06/22(Tue) 03時半頃

――……、……。


[兄の深い孤独を想えばツキンと胸が痛む。
埋まらぬ孤独に想いを馳せ女は緩く目蓋を閉じた]


 ……あの詩人は、頑なに快楽を拒んでいたからな。


[全てが全てかと言うのには
そうではないだろうと否定の言葉を送る。
ただ、其れまでに幾らかの間があった]


 私は充分、愉しんでいる。
 お前も――…お前は……愉しめているか?


[虚無が襲う。
食あたりかと笑い飛ばすには、少し重い]


――…そう。


[兄の返事に思わず安堵が漏れた。
彼の置いた間に気づく余裕さえなく]


………、……。


[問い掛けに短くはない間が生じる]


愉しみたいのに……
お兄様から離れていると虚しさばかり……


[魔性となった自分を受け入れてくれるのはこの兄だけ。
そんな思いから呟かれた聲は微かな音色]


【人】 奏者 セシル

[薄闇に佇む白い花、甘やかな夜の気配。
そのか細く響いた声音が紡ぐ音、すぐに吐息にまぎれたけれど。
それは不確かながら、己の名にも聞こえた]

 ――…お嬢様、
 私の名をお呼びになられましたか?

 いえ、少々手間取りまして……、
 すぐに姿を見せられず申し訳ございません。

[深く頭を下げれば、
その噛み傷はゆれた髪の下に覗く、それはほんの僅かの間]

(177) 2010/06/22(Tue) 04時頃

 可愛いことを言う。
 この狭い城のなか、離れている距離が寂しいか。


[柔かな声音で囁く]


 ――…私を求めるなら、名を呼ぶが良い。
 何時でも傍に向かおう**


【人】 奏者 セシル

 ―廊下―

 それは……誠に申し訳ございません。
 主様方ほど、聞こえのよい耳ではなくて――

[冗談めかして微笑むけれど、
それは今は余り冗談にはならぬことには気づかない。
ただ彼女の握られたその拳の強く、力の篭っていることが気にかかり]

 いえ、そのように
 お気遣いいただくほどのことでは――…

 ですが、休ませていただけるのでしたら、
 ……しばらく、お茶にお付き合い願えますか、お嬢様。

[きつく握られたその淡雪のような手に、
白手袋の手をそっと差し出す]

(185) 2010/06/22(Tue) 04時頃

――…お兄様の姿が見えないと寂しいわ。
気配を感じてはいても触れられないのが寂しい。


[女が求めるのは確かな存在。
夢や幻で満たされる事は無く。
続く囁きに灯るのは喜び]


お兄様……。


[感謝の気持ちをのせ小さく囁いた]


【人】 奏者 セシル

[微笑みの淡さ、よりも、言葉の内容で思い当たる。
聞く気などなくとも、聞こえてしまうものなのだろうか、と。
なんとなく主らの耳は、意識せねばただの雑音に過ぎないのではないか、という思い込みめいたものがあった]

――いえ、嗚呼……
無粋なものをお聞かせしておりましたら、申し訳ございません。

[わずかに過ぎる揺らぎは、けれど面には現れず。

重なる手の冷たさを感じながら
その歩みを導けば白薔薇の香る広間へ]

許すなどと、何を仰られますか。
――…勿体無い、と申し上げているのですよ。

[主が為に椅子を引きながら、受け答えはゆっくりと]

(191) 2010/06/22(Tue) 04時半頃

【人】 奏者 セシル

[そして白薔薇の手で手際よく淹れられるのは
花にも似た甘い芳香の香るウバ、注がれた紅の水面の淵には金色の輪の浮かぶ]

 香りを楽しむのでしたら、そのままで。
   私はミルクを淹れる方が、好みですけれど。

[そして己も席につけば、問う言葉は――
そのにじみ出る様子の常と異なること**]

 ――…まだ、ご気分が優れませんか?お嬢様

(192) 2010/06/22(Tue) 04時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 05時頃


[決して自分はいい人間ではない。
 それでも、薬師を選んだ理由を考えた。




           そう、それは、今は眩しくてみれない。
           純粋な心。


 だけど、それは、魔の血によって塗り潰されていく。



 いや、とっくになかったのかもしれない。
 毒を処方する薬師になった瞬間に。]


 ――…嗚呼、聞こえている
 愛しい 私のローズ


[小さな囁きも、全て
霧の包む城の中ならば城主の耳に届く。
娘の慟哭を後ろに
霧が留まるのは白薔薇の香に包まれた広間]

 
 あの蒼天は、確かに
 手にして留めておきたいものだが
 元は人であるからか
 執着の強いことだ


[呟く二人へ向けた声音は、微かな嘲笑を含む。
姿は今だ表さぬまま、気配を暫く残していた*]


【人】 奏者 セシル

 ―白薔薇の香る広間―

[茶器を置けばかすかな振動に、器を満たす濃紅色が揺らぐ。首をゆるく傾ぐ仕草に、その眼差しを和らげて]

 いえ、本来この茶葉でしたら、
  おすすめすべきは香りを生かす為にストレートなのです。

 ――ミルクは、ただ私がそれを好む、というだけですから、
  おすすめをとのことでしたら、そのままで、どうぞ。

[問い返される言葉にふと過ぎる名、サイモン・トレイメインと言ったか。その者に心乱されたときの様子とも、また少し異なる彼女の姿。

少年の時分から傍らにあったが、不安の色も、曖昧な笑みも見慣れぬもの。――けれど、それが己に起因するかもしれぬことには、気づけない。だが、翡翠の双眸がひたを己を見詰める姿は、どこか悼ましくも思えて]

 ご様子が、常と異なられるように感じまして、
 ―――……案じる程度は、お許し下さいますか。

[彼女と同じ言葉を紡げば、小さく微笑んだ**]

(207) 2010/06/22(Tue) 10時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 11時頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 12時頃


愛しいお兄様……。


[城主の聲に返すのは何時もと同じ言葉。
蒼空と紡がれれば思考は其方に向かう]


留めておきたい。けれど彼は逃げなかった。


[これからも逃げずにいてくれるだろうかという期待と
離れていってしまうかもしれないという不安が交錯する]


………これが、執着?


[全ては執着ゆえのことだろうか。
兄が言うならそうなのかもしれない。
女から反論の聲はあがらなかった]


 
 
 
[不意に滲む気配に女の睫毛が微かに震えた]
 
 
 


[新たな眷属の立てた音が鼓膜を震わす。
す、と細まる眸は僅かに愉しげな色を湛え]


――…サイラス。
お兄様の命をしかと成し遂げて

お兄様が喜んで下さるように――…


[囀る聲には常と同じ甘い響き]


[迷いを許さないといったローズマリーの声が






                   嬉しげに響く。]






              ――……はい


[小さく答える。]


 そう、其れは執着。


[想いの無い吸血鬼には
彼女の心情は真に理解出来るものでなく]


 愛しいだろう
 傍に置きたいのだろう


 お前達の望むままに――愉しむといい


 ――さあ
 本性を隠す必要は無い
 曝け出し、欲望のままに踊れ。
 
 
 嗚呼
 けれど、サイラス
 お前は暫くひとを喰らうな。

 あれの血を、蒼天を一時でも味わったのだからな


[新たに迎え入れた眷属の小さな返事]


――…そう。
いいこね、サイラス。


[愉悦の滲む聲には
くすくすと愉しげな音が混じった]


[心酔する城主の言葉に異論を唱えることはない。
生ずる感情の名さえ女には思い出せていないのだから]


愛しい……


[兄の言葉を繰り返せばまたツキンと痛みがはしる]


――…嗚呼。


[切ない吐息を聲にのせ女は心を揺らす]


[渇きに、また苦しそうな息遣いになった。]



             ――……ッ


[しかし、城主の、食らうな、の命に唇は震える。
 そして、震えてなお、小さく小さく、やはり、はい、と返事をした。]


【人】 奏者 セシル

 ―白薔薇の香る広間―
>>220>>221
[手元に伏せた眼差しが、一度 瞬いて]

 ―――……、

 では、そのように。
 ミルクも、私がお入れ致しましょう。

[感じたのは稚さ、いつの間にか追い越した年輪のせいか。
いや、まだ自分が少年とも少女ともつかなかったようなその頃から、彼女はどこか少女めいていて。
――そんな幻想が、彼女の言葉に潜む望みを見失わせる。]


 折角、今宵のお召しものは、よくお似合いですのに。
 そのようにお顔が曇られていては――。

 案じるは、当然のことでございましょう。

[当然という言葉の示すは、その立場であったのかは知れず。ただ、少しでも彼女の心を慰めたいとの献身は、如何程の効果があろうか。ミルクの混ざる紅茶からはその本質たる香気は失せて、けれど口当たりだけはまろやかで優しい]

(255) 2010/06/22(Tue) 17時頃

【人】 奏者 セシル

>>226>>229
[ その呼びかけの声に主が気配を知れば
、即座に立ち上がり深く頭をたれる。

主が言葉の示す意味は、深くは知れず
――ただその姿の壮絶なまでの艶やかさに、
皮膚がざわつくような感覚を覚えるだけ。]

 ――……逃れる。

[そんな言葉を言ったのはもう遠い昔、
胸ポケットに収まるものを思い出す。

あれは、何故「戻って」来てしまったのか
――…己の為になどと、そんな幻想はない、けれど]

(256) 2010/06/22(Tue) 17時頃

【人】 奏者 セシル

>>234
[言葉に思考が引き戻される。
主の思考が己と同じく、過去を彷徨っていたことは知らない]

 ――行ってらっしゃいませ、旦那様。

 お嬢様の護衛、でございますか、
  畏まりました、ご命令とあらば――。

[久しく刃など手にしていない、用意があるはミセリコルディア程度。
死に切れぬ状態のまま「処分」を求められた客人に慈悲をもたらす留めの短剣]


 ――お嬢様、少し用意を整えてまいります。
  なにかありましたら、すぐにおよび下さいね。


[白薔薇は城主が命に従うべく、その場を辞す]

(257) 2010/06/22(Tue) 17時頃

奏者 セシルは、ランタン職人 ヴェスパタインの言葉に想いを馳せる――**

2010/06/22(Tue) 17時頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 17時頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 19時頃


[一人、部屋に残り、息をつく。]



[渇きを癒したくて、水差しから水を注いで飲み干すけれど]



[もちろん、そんな渇きではないのだから、効果はない。]


【人】 奏者 セシル

 ―執事控室―
[それは客人が招かれる前には、必ず用意するもの。
薔薇と十字の印章の掘り込まれた、
慈悲の短剣ミセリコルディア。

刃渡りはそれほど長くない、
上着の内側に隠れるほど。
その名の示す用途を成すには足りるが、
護衛というには心もとない]

 ――…ないよりはまし、
  といった程度ですけれど。
 
[慣れることのない冷器を身に着ければ、室内より廊下へ]

(288) 2010/06/22(Tue) 20時頃

【人】 奏者 セシル

 ―廊下―
[3人の女性の背を視界に止めた。
己の名が語られているとは知らず、
ただその中に――深紅のドレスの少女を見る。
主があの者を眷属にした理由が、それだったかと思い出す]

 ――…吸われては、
      いないのでしょうか。

[渇きのままに己を欲したあの者が]

 今更、救われるとでも?

[くすぶるものに客室方面へ足を向ければ、
途中、青年の姿を見る。――かける声はけれど穏やかなもの]

 ――何かお悩み事ですか?

[そんな言葉は場違いであろうことは、知っている]

(290) 2010/06/22(Tue) 20時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 20時半頃


【人】 奏者 セシル

 ―廊下―

 ……悩むことをやめるのは、
 それは人たることを手放すことですよ?

[呻くような声には、
柔らかな悟すような声音のふる]

 黄泉の石榴はお嫌いなのでしょう?

[からかうような言葉を添えて、微笑み
問われる言葉には、返すは一言、一礼を残す]

 ええ、悩み多き人間ですよ……いまだ。

[問いの消えた薄闇の先に、白薔薇の背もまた消える。
その背が目指す、一部屋は――]

(295) 2010/06/22(Tue) 21時頃

奏者 セシルは、ゆったりとした歩みをすすめれば、その扉にノックをふたつ

2010/06/22(Tue) 21時頃


奏者 セシルは、薬屋 サイラスが客室の中にまで、フロレスクたる血の香気は漂う

2010/06/22(Tue) 21時頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 21時頃


【人】 奏者 セシル

 ――サイラスの部屋――

[招き入れられて、口を開こうとした瞬間――
背後の轟音、盛大に蹴り飛ばされたドアの衝撃にふきとばされて]

 ―――…ッ、――!

[サイラスにもたれるような形になった]

(303) 2010/06/22(Tue) 21時頃

【人】 奏者 セシル

>>307

 ――……な、

[人の知覚では瞬時に起こったことが理解できず、
庇われたことを知ったのは、サイラスの背を槍が襲った後]

 ………ヘクター、 
   あなた なにを――…

[体勢はそのまま、動けずに。
 襲撃者の姿を捉えて、呟く]

(309) 2010/06/22(Tue) 21時半頃

【人】 奏者 セシル

[鮮血に白薔薇は紅く濡れて、
 サイラスの呻く声に我に返る]

 私のことなど捨て置けばよいものを…!

[そしてサイラスの身を引き寄せようとする、
ヘクターを一度見て、眉根を寄せる]

 ――おかしな冗談はやめて下さい。

[言葉のことの他きつくなる、跳ねる鼓動を押さえつけ、
躊躇いながらも、招きよせる白い手に従う。]

(320) 2010/06/22(Tue) 22時頃

奏者 セシルは、墓荒らし へクターのあの時の言葉の意味を知る

2010/06/22(Tue) 22時頃


【人】 奏者 セシル

――そう、
吸血鬼になれば理由を教える、と言うのは、
つまりは私を屠るという意味だったのですね……

[かつて残した少年の心が、どこか痛みを覚える]

(326) 2010/06/22(Tue) 22時頃

 どうした、サイラス……?


[城主は薄く哂う]


 力が足りぬと言うのなら
 我が身に流れる純血を――ひとたび分けてやらなくも無いが。


[お前は暫くひとを喰らうな。




その禁忌が、頭の中で繰り返されている。]


――…お兄様はお優しい。


[遠く囀る聲に他意はなく
ただ女の思った儘が紡がれている]


【人】 奏者 セシル


 旦那様――…

[宵闇に包まれるは、この時ばかりは安堵を齎す。
この柔らかな身の恨めしいこと。

赤く染まる白薔薇は、その鮮血の主を見た。
――その双眸が、魔性の色を失っていくのを]

  サイラス……

[何故庇ったと、睨むように青は一度それを見つめて]

(334) 2010/06/22(Tue) 22時頃

――…喰らってしまいなさい。
咽喉が渇いて仕方ないのでしょう?
血が、欲しいのでしょう?


お兄様に刃向かう者には死を――…


当然の事でしょう……?


[新たな眷属となった男に甘く囁き誘う]


[聴こえてくるローズマリーの声に、ぼんやり




         ああ、いいのか、と思う。思った。]


【人】 奏者 セシル


 ――…私は、
 私はここを出た時のあなたを知りません。

[そう、それは生きてはいまいと思っていたのだから。
己の身を呈しても救うこともできず、
浅ましく生きる我が身を恥じていたのだから]

 ……魔性になって、
 何が救えるというのです?

 あなたとて、闇の深さは知っているでしょうに。

[血に濡れた薔薇は、眸は天の色の青のまま――
その暗く変じたかつての葡萄色を見る]

(337) 2010/06/22(Tue) 22時頃

[ヘクターの目的を聞き、
ローズマリーの囁きを受け、城主もまた許可を下す]


 ……其の男を、喰らえ。
 二度と其の槍持てぬように


――…問題ありませんよね、お兄様?


[緩く首を傾げ問う仕草。
女はこの城主のために在り
女はこの城主のために動くのが当然と思っている。
兄の聲に微かな安堵を過らせ]


手が足りぬ時は私もお使い下さい。
私は、お兄様のために在るのですから……。


 嗚呼、問題無い。

 ……愛しいローズ
 狼藉者を相手にさせたくは無いが……


 滅多に見れぬ見世物かもしれぬ。
 ……来るか?


 血を、



            与えてはならぬ…。


【人】 奏者 セシル

なぜ戻った――…!

[それはもはや理由など問うてはいない、ただの慟哭]


  ―――境界を越えるなどと、
    何をたやすくおろかなことを言うのです……


[主が声が聞こえる、安堵を導いたそれは、
けれど次の瞬間にはその命令を降す――]


                 ああ……

(354) 2010/06/22(Tue) 22時半頃

――…良かった。


滅多に見れぬ見世物……?
それは、愉しそうね。


お兄様が呼んで下さるのなら
私は何処にでも参りましょう。


 おいで、私のローズ。
 ……白薔薇が少し、心散らされている。


[心を持たぬ城主には
彼を静める術が無い。
音も無く傍らに現れたローズマリーへ
城主は僅かに眉を寄せた微笑みを向けた]


【人】 奏者 セシル

[>>361 黒薔薇が問う声には、
力なく頭を首に振り飴色は乱れ、枷が鳴る]

 ―――……、いえ、
  我らが主は、お2人のみで……

[どうにか答えようとすれば、囁くような主の声。
>>362 けれど、舌は問いに答えるべく言葉を紡げない、
乱れる心の小波だけを、双眸に宿す]

 ―――……、結末……

[押さえる胸元にある、ロザリオとイアリング
――そして慈悲深き者、ミセリコルディア]

(380) 2010/06/22(Tue) 23時頃

――…そう。
困ったものね……。


お兄様と私以外に、心乱されるなんて……


[サイラスを見ていた翡翠が城主へと向けられる。
見上げた眸には城主の貌だけが映り込んだ]


【人】 奏者 セシル

[>>377 主が声音で、ようやく彼女の存在に気づく。
その主が、己の柔い髪を戯ぶのにも、また]

 ―――……、

[鈍い音、呻き声、天国の青はそれを見つめる。
主の命があればこそか、わからない――わからない]

(392) 2010/06/22(Tue) 23時頃

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