17 吸血鬼の城
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そう、其れは執着。
[想いの無い吸血鬼には
彼女の心情は真に理解出来るものでなく]
愛しいだろう
傍に置きたいのだろう
お前達の望むままに――愉しむといい
――さあ
本性を隠す必要は無い
曝け出し、欲望のままに踊れ。
嗚呼
けれど、サイラス
お前は暫くひとを喰らうな。
あれの血を、蒼天を一時でも味わったのだからな
[新たに迎え入れた眷属の小さな返事]
――…そう。
いいこね、サイラス。
[愉悦の滲む聲には
くすくすと愉しげな音が混じった]
[心酔する城主の言葉に異論を唱えることはない。
生ずる感情の名さえ女には思い出せていないのだから]
愛しい……
[兄の言葉を繰り返せばまたツキンと痛みがはしる]
――…嗚呼。
[切ない吐息を聲にのせ女は心を揺らす]
[渇きに、また苦しそうな息遣いになった。]
――……ッ
[しかし、城主の、食らうな、の命に唇は震える。
そして、震えてなお、小さく小さく、やはり、はい、と返事をした。]
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─廊下─
もう…、これ以上は。
[血腥い食事の間に背を向け、ドナルドと別れて薔薇の仄かに香る廊下を歩きます。 食事の間、そこで起きたことの──犠牲になった者の気にならぬわけではなく、ただその惨劇はまだあまりに生々しいものでありました。]
(232) 2010/06/22(Tue) 16時頃
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無事で…いてください。
[いつかの言葉。>>2:120 呟いた言葉は、記者へと向けた遠い返答。
そうして、もう一人。 同じような言葉をくれた人がありました。]
───あなたも。
[捜し求めたのは、静かな気遣いをくれた薬屋の姿。>>2:223]
(233) 2010/06/22(Tue) 16時頃
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花売り メアリーは、長老の孫 マーゴの声は未だ聞こえず。
2010/06/22(Tue) 16時頃
花売り メアリーは、水商売 ローズマリーの面影を脳裏に描いて、ふ…と、目を伏せました。
2010/06/22(Tue) 16時頃
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─廊下─
……っ…、あれは。
[咄嗟に、廊下の角に身を滑らせます。 物陰からそうっと見遣った先に見えたのは、酷く物騒なその姿。>>216]
何をするつもりなの…?
[口元に手を当て、呟きます。 彼が向かう先──あちらは、客室の並ぶ方ではないでしょうか。]
(236) 2010/06/22(Tue) 16時頃
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…、まさか。
[絶望に囚われた人間の行く先を、誰が知り得ましょう。 けれども行いの想像するには易く、慌てたように廊下の一角で真紅のスカートが翻ります。]
殺し合いなんて…っ。
[想像は足を速めさせます。回り込んで、先へ。 やがて客室の見えて来たとき、先程の男性の姿はまだ見えていないようでありました。]
(237) 2010/06/22(Tue) 16時頃
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─廊下─
はっ……あ…。
[廊下を走り、息が切れます。 どくり、どくりと心臓が脈を打ち熱い血を巡らせるのです。
───彼らにはもうない、赤い血を。]
……。
[髪を整え、真紅のドレスへと手をやります。 廊下で身なりを整えて顔をあげますと、ひっつの部屋の扉が開いているのが分かりました。]
(242) 2010/06/22(Tue) 16時半頃
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あの…サイラスさま。いらっしゃいまして?
[こんこん。
来訪を知らせるべく、扉の横の壁を叩きます。 あまり良い音は出ませんでしたから、そのまま思い切って声をかけたのですが、]
────…?マーゴットさま?
[その場の様子に、ぱちりと瞬きます。
見れば見慣れた薬屋の姿はそこになく、黒い天鵞絨に紫水晶を止めた背の高い男性の姿が、ひとつ。丁度顔は見えなかったのですけれども、彼に対するようにしてベッドの脇に座り込んだマーゴットの姿は、良く廊下からも見えたのでした。]
(246) 2010/06/22(Tue) 16時半頃
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………っ!!
[鮮やかな紅玉の瞳を向けられた瞬間。>>247 思わずハッと息を呑み、はしばみ色の瞳が大きく見開かれました。
押し黙るその姿、身に纏う衣服も──何よりも、その気配を変えたサイラスの前に、思わず呆然と立ちつくしたのです。]
な──…。
[ゆるり。視線を巡らせますと、マーゴットの蒼褪めた白い顔が見えていました。]
(250) 2010/06/22(Tue) 17時頃
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花売り メアリーは、薬屋 サイラスの転がした薬に「あ…」と声を上げてしゃがみこみ、
2010/06/22(Tue) 17時頃
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…、サイラスさま。
[手の中に転がり込んできたのは、淡い菫の色の粉薬。 それをそっと握りしめ、そうしてもう一人の娘の顔を見返しました。]
マーゴットさま…、……。
[鋭い制止の前に部屋に足を踏み入れてしまったことが申し訳ないのか、この場に行きあってしまったこと気掛かりなのか、もはや自分でも判然としない心もちで、ただ情けない顔をマーゴットへと向けたのです。]
(252) 2010/06/22(Tue) 17時頃
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─サイラスの部屋─
あ…っ…
[ふわり。と、華奢な身体が揺らぎます。>>254 それへと両手を差し伸べ、とん。と、共に縺れるように壁へと背をつきました。
縋るように倒れ掛かった彼女の、肩口に感じるのは僅かな震え。 泣き崩れるのを堪えているのだろうかと思われるのは、先に兄を失った自らにその姿を重ねる所為。]
…大丈夫。だいじょうぶ、ですわ…。
[ひどく空虚な慰めの言葉を呟き、その身体を抱きしめます。
……いいえ。 支えを、温もりを必要としたのは、自分自身であったのかも知れません。]
(259) 2010/06/22(Tue) 17時頃
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……、サイラスさま。
[無言のうちに、退室を促す黒い背中。 けれども、その姿がひどくもの寂しげに見えましたので──
片手に薬を握りこみ、震える声で問い掛けたのです。]
あなたは、……。
[口にしかけたのは残酷な問い。 その問いの向こうにある現実の冷たさに口を噤み、逡巡するように沈黙が落ちます。]
(260) 2010/06/22(Tue) 17時頃
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─────…。
[拒絶の言葉に、その先が続けられることはありませんでした。 きゅ。と握った掌の中、渡された薬だけがひやりとその存在を伝えるのです。]
…、…わたくしは「諦めません」わ。
マリーねえさまも…あなたも。
(263) 2010/06/22(Tue) 17時半頃
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…、…マーゴットさま…。
[涙声にくぐもる彼女の声を聞き、一度瞳を僅かに伏せます。 小刻みに感じる震えは、彼女のもの、そうして「あの時」の自らのもの──
今は震えを押さえ、蒼褪めた顔を上げて変わり果てた青年の姿を、強いて目を逸らさずに見つめ続けておりました。]
……、行きましょう?
[問いに返す答えはなく、ただ静かな声で促したのです。]
(266) 2010/06/22(Tue) 17時半頃
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お薬──…
…ありがとうございます。
[ただ、それだけを薬屋の青年の背へと投げかけました。]
(267) 2010/06/22(Tue) 17時半頃
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─廊下─
あ…っ
[マーゴットがへたりこむのにつられて、同じく廊下にしゃがみ込みます。
ふらりとひらいたのは、真紅と黒の花2輪。 薄く重ねられた絹が、かすかな衣擦れの音を響かせました。]
──…、マーゴットさま…。
[詳しくは知らずとも、きっと大切に思うお方であったのでしょう。 声に気遣いの色を乗せ、彼女の白い顔を覗き込みました。]
(270) 2010/06/22(Tue) 18時頃
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花売り メアリーは、良家の娘 グロリアの声に振り返り──
2010/06/22(Tue) 18時頃
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…まあ、バイルシュミットさま。
[その姿は、宴の始まりを告げる白薔薇の広間で見かけた女性のもの。 すこし驚いたようにはしばみの瞳を瞬き、そうして困ったように眉を下げました。]
大丈夫、だいじょうぶですわ…ただ。
ただ… すこしだけ、驚いただけ。
[泣き笑いに似た表情を向けたのです。]
(271) 2010/06/22(Tue) 18時頃
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────…。
……、兄の。
[潤む瞳で細い声を押し出すマーゴットの前で、そっと、ドレスには不似合いな古びたペンを胸の前で握ったのです。]
兄の──望み、でしたの。
[彼が求めたのは、黄昏の城に活けられた一輪の薔薇。 遠い記憶をよすがに、自らの命を賭けて望んだただひとつの花。
問いに一度目を伏せ、自らに言い聞かせるように口にします。>>272]
(275) 2010/06/22(Tue) 18時頃
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…ええ、本当に。
ほんとうに「ここ」は、空気が良くありませんわ。
[ハンカチーフを差し出す彼女の面影に、噂に聞く気狂いの影は見当たりません。 案ずる様子で声をかけてくれた彼女に、ほんの僅かに微笑みました。]
バイルシュミットさまは…いかが、なさいまして?
[騒ぎを離れ、ひとり歩く彼女へと首を傾けました。]
(276) 2010/06/22(Tue) 18時半頃
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不思議な場所…、ですの?
[グロリアの言葉に、ことり。と、首を傾けます。>>278
彼女の中の言動のおかしさ、その内実に気付くとなく、ただ忠告を忠告と受け取って、ひとつ素直に頷きました。]
─…バイルシュミットさまも、どうぞ、どうぞお気をつけて。 わたくしは…、もう……
見たくは、ございませんわ。
[何を、とまでは口にせず、ただじっと視線を合わせたのです。 傍らでマーゴットが長い溜息を落としますのに、痛ましく眉を曇らせました。]
(281) 2010/06/22(Tue) 18時半頃
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[かたり。
扉が閉まる音に、同じく視線を巡らせます。 みますと、この先を拒絶するかのようにサイラスの部屋の扉がきっちり閉じられておりました。]
…ええ、そうですわね。
[胸元に大切にペンを差し、淡い菫色の薬を掌の中に握りしめて立ち上がります。]
───…。
[気遣わしげな視線をマーゴットに向け、そうしてグロリアの提案に頷き…最後に少し、首を傾けました。]
(283) 2010/06/22(Tue) 18時半頃
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執事さん…?
[ぱちりと瞬いたのは、執事という言葉と人物像が繋がらなかった所為。かの「従者」と得心すれば、僅かに顔が曇ります。
あの時目にした白薔薇の顔。 疲れたように見えた顔を思い返し、密かに息を落とすのでした。]
そうですわね、それに─…。
[言葉の最後は、ごく小さく消えました。
2人にしたがって、足を踏み出します。 お茶の席、出来ることなら「吸血鬼」を「戻す」術を問い掛けてみる、その*つもりで*]
(285) 2010/06/22(Tue) 19時頃
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──…いいえ。
[囁くような声に>>284、ふわりと柔らかく微笑みます。 差し伸べられた手に、そっと淡い菫色の薬を握らせました。]
… これを。
[咄嗟に振り仰いだ彼女の顔は、丁度光の影になって見えませんでした。 ですから、結局彼女がどのような表情でかの薬を手にしたのかは、見えないままであったのでございます──**]
(286) 2010/06/22(Tue) 19時頃
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[一人、部屋に残り、息をつく。]
[渇きを癒したくて、水差しから水を注いで飲み干すけれど]
[もちろん、そんな渇きではないのだから、効果はない。]
どうした、サイラス……?
[城主は薄く哂う]
力が足りぬと言うのなら
我が身に流れる純血を――ひとたび分けてやらなくも無いが。
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