人狼議事


17 吸血鬼の城

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視点:


薬屋 サイラス! 今日がお前の命日だ!


靴磨き トニーは、メモを貼った。

2010/06/21(Mon) 23時頃


[血を与えるのは女にとって初めてのこと。
兄と同じように、と。
兄の行為を思い出しながら牙を突きたてた。


サイラスの身に纏わる薬の気配を感じながら
女は血の甘さに酔う]


 く……ッ

[それは、めくるめく一瞬だった。
 淫らに表情を人前で緩めるなど、以前のその男には考えられぬことで……。

 襲い掛かるのは、羞恥と人でなくなったという絶望。だけど、それよりも、痺れた脳髄は、]



              渇いた……。


[そう、すぐに求め始めるのは、赤い、血液……。]


――…ふ。


[目の前の男の聲に思わず笑みが漏れる]


うまくいったのは良いのだけれど
ちょっと効き過ぎてしまっているかしら。


[白薔薇へと紅い双眸が向かうのを認め
困ったように首を傾いだ]


【人】 靴磨き トニー

――廊下――

 ――……うん、ありがと。

[湯冷めするからと渡された上着を羽織り、
部屋に戻ろうとの促しに頷く]

 ――?

廊下の向こうから、狼狽するような声や扉を叩く音が、立て続けに聞こえた気がした]

 ねぇ、ヘクター……。
 今、何か聞こえなかった?

(17) 2010/06/21(Mon) 23時半頃

[何年ぶりだろう、
聲が増えた]

 
 目覚めた……か


[離れた場所の同胞に、
満足そうな声音を向ける]


【人】 靴磨き トニー

 あ、ドナルド、さん……。

[食堂での一件で苦手意識が出来てしまったが、先方はそんなことは気にもしていないのだろう、どうにも暢気な風だ]

 ……あの、向こうから。

[おずおずと廊下の先を指差して]

 何か、変な騒ぐような音が聞こえてきて、それで、どうしようかって……。

(24) 2010/06/21(Mon) 23時半頃

 ぐぅ……

[頭に声が響くことにも慣れておらず、
 また頭を振る。

 そして、それが城主の声だとわかると、肩で息をしながらも、思案をし…やがて…]

 ――……渇く……

[搾り出すはやはり本能の呟き。]


【人】 靴磨き トニー

[もしかしたら廊下の先に、城主がいるかも知れない。
そう思うと胸の奥が締め付けられるような感覚がしたが、ヘクターがドナルドに同行の意を示したのを見て]

 ……行きます。

[こくりと二人に頷いた]

(30) 2010/06/22(Tue) 00時頃

 く……くく


[加減もせずに力を注いだのだろう。
吸血の本能に襲われているらしい薬屋の聲
城主は事も無げに言ってみせる]


 渇くなら、満たせばいい。
 血が
 欲しいのだろう?


[一時ならワインで誤魔化す事も出来るだろうが
其れを教える心算は、己には無い]


 この城に招いた人間はまだ幾らも居る。
 其処の従者は、お前の従者でもあるのだ
 好きに使うが良い。


――………。


[ツキン、と。
また胸が痛む。


柳眉を寄せてふるりと小さく首を振るった]


 ――……従者、


             ああ、従者ならば、


 良い?


[吸血本能に理性を失っている今、
 制止がなければ、手は白薔薇を摘み取ろうと動き始める。]


――お兄様が良いと仰られるなら
私はただ、其れを受け入れるのみ。


[女は俯き小さく聲を響かせた]


 サイラス。


[人であるときの名を呼び、男を止める]


 ……血の吸い方は、知っているか?
 間違えるな
 あれは、未だ殺してはならん。


[かかる城主の声には、微かに反応する。]

 殺しては……いけ  ない

[ぼんやりと虚ろにそれは理解しただろう。]


【人】 靴磨き トニー

[コントじみた遣り取り>>29>>38に目をぱちぱちと瞬かせ。
二人について向かうは食事の間]

 ……良かった、ベネットさんは、無事だったんだね。

[騒然とする面々に顔見知りを見つけヘクターを見遣る。彼の表情からベネットはまだ人間のようだと分かり、少女はほっとした表情を浮かべる。
だが、もう一人の顔見知り――グロリアの姿は見つからず眉が下がる]

 詩人さん?

[行方不明になったのは最初のスピーチの時に城主と一悶着あった、あの人らしい]

(48) 2010/06/22(Tue) 00時半頃

 そう、殺すな。
 ……アレの血を吸っても構わぬが
 殺してはならぬ。


[幾度となく我等に血を捧げてきた
白薔薇ならば構わないと城主は告げ
けれど、殺すまでは吸うなと念を押した]


 ――…私のローズ
 お前が嫌だと言うならば
 私は其れを止める事もする。

 お前の望みは、何処にある?


――…お兄様。


[城主の聲に頼りない聲が返される]


私、は………


[望みを問われ心の軋む音。
聲無く頭を振りうずくまる]


【人】 靴磨き トニー

 ドナルドさん……。大丈夫ですか。

[壁に寄りかかり、座り込む姿に心配そうな視線を送る。

ヘクターの声が厳しくなり、自分に忠告するのには>>52 真剣な表情で頷いた]

(60) 2010/06/22(Tue) 00時半頃

 私のローズ……お前は何も我慢する必要は無い。
 お前の望むままに
 あれはお前が作った眷族だろう?


[彼女の心の内を知ってか知らずか。
心もとない聲へ、城主は優しく語り掛ける。
まるでひとの兄妹を錯覚させるような]


[血を飲み込めば、渇きは満たされるだろう。




           代わりに戻ってくるのは、
           人としての理性。


 眸の色は、青色に戻って……]


我慢、なんて………


[滲む聲は兄の言葉を否定出来なかった。
けれど如何して良いのか分からずに
ただ途方にくれてしまう]


お兄様……
私は此処に居ても良いのでしょうか。


[優しい兄の聲に縋るように甘く頼りない囁き。
女は居場所を無くしてしまうのが怖かった]


【人】 靴磨き トニー

[ドナルドの手が此方に伸ばされれば、反射的にびくりと首を竦める。そんな反応の所為か、彼の手は届くことなく静かに下ろされた。
彼を不快にさせてしまったかもと、そっと顔色を覗えば、浮かぶのは人の悪そうな笑み]

 ――……はい。

[気をつけろ、というドナルドの言葉に小さく答えて、ヘクターの背を追った] 

(75) 2010/06/22(Tue) 01時頃

 私のローズ
 お前が此処以外に何処へ行くのだ?


[可笑しな事を言う
そんな風に笑い]


 ……お前は、わたしのもの。
 そうだろう?


――…嗚呼。
そうね……、私は此処以外の場所を知らない。
お兄様の傍以外では生きられない。


[ゆるく目を伏せる。
言い聞かせるように繰り返される言葉]


私はお兄様のもの。
そうよね……、お兄様。


[聲には未だ覇気がなく頼りなさばかりが目立つ]


 そうだ、
 お前は私のもの。
 そして
 新たに生み出した眷属は、おまえのもの。


[力関係を改めて教え込むような淀みない聲
熱を帯びているのは、食事の後ならば致し方ないもの]


 憂いを帯びた貌も美しいが
 ……お前にそのような揺らぎを与えるものは
 相応の罰が必要だ。

 どうしたい、私のローズ
 お前の望みを言ってみろ。


【人】 靴磨き トニー

[ヘクターの忠告>>52に従い、皆から少し離れて食事の間の様子を覗う。扉の前に一人立ちはだかるように立つ黒薔薇に、直接視線を受けた訳でもないのに気圧され、足が竦んだ] 

 ……そうだね。

[だからヘクターに部屋に戻ろうと言われ、力なく頷く。
元より、詩人がどんな酷い目に遭わされていたとしても、自分に出来る事など何もないのだから]

(94) 2010/06/22(Tue) 01時半頃

私はお兄様のもの。


[僅かに頷く気配が伝う]


新たな眷属は――…私の………。


[その言葉は最後まで続かずにふるふると首を振るう]


いいえ、全てはお兄様のもの。
私はお兄様が喜んで下さればそれで……


[殊勝な言葉を口にして儚い笑みを湛えた]


 お前は、わたしのもの。
 お前の物は、わたしのもの。
 

[くすくすと、吐息交じりの笑み。
虚しさが混じるのに気付かれても、答えはしない]


 私の悦びか、そうだな
 ――…其処の人間だったものに、客人を襲わせてみたい。
 
 共に閉じ込められたはずの人間が
 同じ立場の人間を襲う――…

 
 良い見世物だと、思わないか?


愛しいお兄様。


[そう紡ぐことでしか心を支えられない
兄の聲に宿る感情に気づきはしても
感化され虚しさを共有してしまうのみ]


それは愉しい余興となりましょう。
お兄様のお望みのままに――…


 ――…サイラス。


[男は何処まで見ているのか。
タイミングを見計らったかのように名を呼ぶ]


 聞こえてはいるだろう?
 私の聲が。

 従者で遊ぶのは、程ほどにしておくことだ。
 お前にはしてもらいたい事があるのでな。

 満ち足りてしまっては、困る。


【人】 靴磨き トニー

(――ヘクターも、赤い目に捕まっちゃった、の……?)

[黒薔薇の問いへの答えに「セシルは負けた」と自分に告げたときの言葉に滲んだ苦さを思い出し、嫌な予感にずきりと胸が痛む。
だが、そう思ったのと同時に慇懃な言葉>>102が聞こえたから]

 ……ヘクターが、魔物の従者なんかと同類なわけない。

[不吉な考えを打ち消すように、吐き捨てるように呟いた]

(114) 2010/06/22(Tue) 01時半頃

 私のローズ。
 ……新たな同胞は気に入らなかったのか?


[血を分け与えた後の
彼女の心の揺らぎ
幾らか案じる風な響きを持った聲をかける]


 ならば、次はお前が選ぶと良い。
 お前の気に入った人間を
 眷属に――


 ――……

[城主の声に反応する。]

 はい

[眸の色は青色だが、
 どこか気が抜けた感じになっている。が…]

 満ち足りてはいません。
 むしろ……

[しかし、その複雑な心境が表現できない。]


お兄様――…だって……
私に目もくれずあの子に手を出したのよ。
失礼だとは思わない?


[兄と自分だけが啼かせて良いはずだった存在を取られ
更には女としての矜持さえ傷付けられて
好ましいと思える心境にはない。
言い訳染みた言葉をぽつぽつと紡ぐ。


優しく愛でてくれる兄ならその様な事はなかっただろう。
心酔する兄に対してだからこそそれを言葉に出来た]


――…次?


[兄の提案に女の表情から翳りが薄くなり
僅かに嬉しそうな気配だけが意識を通して伝う]


 ふ……


[城主には其の瞳の変化も、”視えている”。
薄く笑い]

 
 メアリー・トレメイン
 覚えていよう?
 後は、お前が毒華にしてしまった
 あの葬列の娘

 二人には是非、新たな姿を見せてやる事だ。


[襲え、とは言わず
彼女たちに其の姿を見せろと告げるだけ]


 ――………わかりました。

[そう、城主の言葉に逆らえない自分に、気づいている。]

 メアリートルメリン、マーゴットキャンベル
 両名を……。

[眼を閉じる。]


――…嗚呼。


[人の優しさに触れて閉ざしていた魔性の目が
意に添わぬ光景を映し女は悩ましげな音を紡いだ]


 嗚呼……確かに、其の通りだ。
 血を与えすぎたか?
 欲に忠実に向かった先が白薔薇とは――…


[漸く紡ぎだした、恐らくは彼女の本心を聞き
城主は同意を向ける]


 それでは、薬屋への仕置きは私が。
 お前にはもう一度機会をやろう。

 分け与える血の量は、違えぬようにな。


【人】 靴磨き トニー

>>118 
[自分の呟きに言葉が投げられるとは思わず、目を瞠る]

 ……別の類の話?
 よく、分からないけど、……そんなの見ることはないと思います。
 だって、ヘクターは負けないから。そう約束したから、

[口を閉ざし、連れの顔を見上げる。
耳打ち>>123には微笑が浮かぶが]

 ……行こう、ヘクター。

[あの人の傍にいたくない――そう囁いて、逞しい腕を引っ張った。
黒薔薇は城主とは別の意味で禍々しく、恐ろしかった]

(130) 2010/06/22(Tue) 02時頃

 そう、其の2人の娘に変わり果てた姿を晒すが良い。


[サイラスへ、冷たい声音が降り注ぐ]


 ただし
 どれほど渇き、疼こうとも
 其の二人の血は吸わせぬ。

 私のローズを、軽んじた罰だ。


[反動が何処へ飛び火するか、其れもまた見物。
内心で思いながら、新たな同族に告げた]


[繰り返される事実に拗ねるような気配。
けれど目の前に甘えられる相手などいない。
小さく唸り唇を尖らせた]

――…血を与えすぎたなら私の不手際。
けれど私がお兄様に与えられた量よりも
うんと少なかったのに……

[新たな眷属から牙が向けられようと
兄も自分も害されはしない。
内に宿る力の違いは感じ取っている]

ありがとう、お兄様。
今度は間違いが起こらぬように致します。




[閉じた眸、だが、城主の声は響く。
 それには、まだ青色の眼だったせいか頷いた。]

 ――……わかりました。
 彼女らにそれであることを見せ、
 されど、手出しはしません。

[それがどれほどの苦しみか、今は考えず、
 深い眠りに入る。]


 吸血の欲は、思ったよりも強いもの。
 与えすぎては其れまでの全てが消え去ってしまう。
 心せよ。


[ローズマリーへ向ける城主の言葉には、彼女が記憶をなくした理由がある
幾度も与え続ける事でより
闇の住人へと変わってゆくはずだった。
それでも、人のこころ、感情と言うものは
中々消え去るものではないようだが]


 ――…あの詩人は、しかし 惜しかったな


[喰らった後で、そう呟く]


 どうせなら、無理矢理に血を与えてやればよかったか。
 抗われてつい我を忘れた――…私もまだ、青い


 ――…良い子だ。


[城主に従う彼の言葉
思わず笑みが毀れる。

其の先にある彼女たちの、彼自身の
苦しみを思って]


【人】 靴磨き トニー

――食事の間 前――

[黒髪の女性は体調が優れなさそうで、ふらつきながもサイラスを捜しに向かう後姿に案ずるような眼差しを向けるが、ヘクターの言葉>>129に顔色が青褪める]

 ……キャンベルの人間?……じゃあ、この人……。

[彼女は、流民だから――それだけの理由で"外つ民"を追い詰め、遂には街を追放した領主の血族]

 ――……。

[少女の黒髪の淑女の背を見送る視線が、一瞬のうちに冷ややかなモノと変わったことに、誰か気付いただろうか]

(142) 2010/06/22(Tue) 02時半頃

【人】 靴磨き トニー

――客室――

[ヘクターに上着を返し、ショールを外しチュニックとズボン姿で準備が整うのを待つ。これから行なわれることを想像すれば、心臓がときときと早鐘のように鳴り、頬が上気する。
掛けられる言葉に答える声も、どこか上の空で]
 
 そっか、お肌にいいんだ。

 あは、……やっぱ、緊張するね。

(143) 2010/06/22(Tue) 02時半頃

[静々と兄に了承の意を告げる。
自分の時は如何だったのだろう。
一瞬過る疑問に眉を顰めた。

知らない。
分からないままでいい。
思い出してはいけない。

何処かで声がする。

けれどもう一人の自分が思い出してと叫んでいる]

――…残念、でしたね。

[詩人に想い馳せる兄に対してそう呟くのは
兄が詩人に少なからず興味を抱いて居ることを知っていたから]


 嗚呼……本当に、残念だ。
 生まれ変わる時の、絶望の産声が聞きたかった。


[心底惜しいと呟く。
彼女の心のうちで叫ぶ声までは、聞こえない]

 
 だが
 まだ人間は幾らも居る。

 ……次の余興を考えるのもまた、愉しいものだ。


【人】 靴磨き トニー

 ……うん。分かってる。
 ヘクターは大丈夫だって、信じるよ。
 
[じっと黒紫の瞳を見つめるが、やがて] 

 だって、ヘクターは胸とかお尻とか大きい方が良いんだもんね。

[冗談めかして付け加える。
勢い良く服を脱いでベッドにうつ伏せに横たわり、華奢な背中を晒した]

(150) 2010/06/22(Tue) 02時半頃

絶望の産声………


[単純な思考の女には兄の高尚な趣向はよく分からず]


全てが全て絶望するのかしら。


[ぽつ、と零されるのはこれから眷属に迎えようと
思う者に対しての思案。
自分もまた絶望したのだろうかという不安。
そんなことはない、と否定の言葉を欲し問う]


この享楽の宴はお兄様のためのもの。
お兄様が愉しめることを私は望みます。


【人】 靴磨き トニー

 ……ひゃっ。

[ヘクターの掌が背中に触れるのを感じて、上がりかけた悲鳴を飲み込む。
背中を辿る手が尻の方に降りれば、緊張で身体に力が籠りそうになるのを辛うじて堪えて]

 ――んー、可愛いって何だよ。

[肩甲骨のあたりで手を止めたヘクターに、照れ隠しにぶっきらぼうな口調で問えば、自分のトーテムはスナネズミだと告げられ]

 へぇ……そういうのも、分かるんだ……。
 でも、どうせなら、もっと強そうなトーテムが良かったな。
 
 ……狼とか鷲とか。

(157) 2010/06/22(Tue) 03時頃

【人】 靴磨き トニー

 ……いいじゃん。ヤマアラシって強そうだし。
 
[そう言って、口を尖らせる。

ひやっとするぞ、と警告されればぎゅっと目を瞑じて、その瞬間を待てば、指先が流れるように蠢き、素肌に複雑な紋様を描いていくのを感じる]

 もう、からかわないでよ――。  

[スナネズミと繰り返し唱えるヘクターの裡は知らず。
ただ、信じて施術が終わるのを待つ]

(165) 2010/06/22(Tue) 03時半頃

【人】 靴磨き トニー

[仰向けになるよう指示されれば]

 ……ちょっと、後ろ向いてて。

[大きく呼吸をして、心を落ち着かせようとする。
そんなことをしても緊張は解れず、心臓の音がうるさくて仕方がないが]

 いいよ……。

[タオルで顔を覆い、消え入りそうな声で呼びかける]

(166) 2010/06/22(Tue) 03時半頃

――……、……。


[兄の深い孤独を想えばツキンと胸が痛む。
埋まらぬ孤独に想いを馳せ女は緩く目蓋を閉じた]


 ……あの詩人は、頑なに快楽を拒んでいたからな。


[全てが全てかと言うのには
そうではないだろうと否定の言葉を送る。
ただ、其れまでに幾らかの間があった]


 私は充分、愉しんでいる。
 お前も――…お前は……愉しめているか?


[虚無が襲う。
食あたりかと笑い飛ばすには、少し重い]


――…そう。


[兄の返事に思わず安堵が漏れた。
彼の置いた間に気づく余裕さえなく]


………、……。


[問い掛けに短くはない間が生じる]


愉しみたいのに……
お兄様から離れていると虚しさばかり……


[魔性となった自分を受け入れてくれるのはこの兄だけ。
そんな思いから呟かれた聲は微かな音色]


 可愛いことを言う。
 この狭い城のなか、離れている距離が寂しいか。


[柔かな声音で囁く]


 ――…私を求めるなら、名を呼ぶが良い。
 何時でも傍に向かおう**


【人】 靴磨き トニー

[裸であることを意識しないようにするほど、
自分の息遣いがおかしくなっているような気がしてならない。
だから、ヘクターの話に耳を傾けようと意識を集中する]

 ……魔物に切りつける、ねぇ。
 本当に乱暴なやり方だなぁ……。
 そんなんじゃ、生命がいくつあっても足りないよ。

[しかも、人間と魔物を間違えたことがあるような口ぶりに呆れた声音になるが、お守り代わりに渡された牙の意外な使い途を知らされ]

 ……あの人狼の牙で、魔物にも傷を付けられるってこと?
  
[牙としては大きいけれど、武器としては小振りで心もとない。これを構えて城主や黒薔薇と対峙することは考えたくもない]

 ……なーんか、その場で獅子にがぶりってやられそうな気がするなぁ。

[タオルの下で、苦笑を浮かべられる程度には緊張が解れてきたようだ]

(180) 2010/06/22(Tue) 04時頃

――…お兄様の姿が見えないと寂しいわ。
気配を感じてはいても触れられないのが寂しい。


[女が求めるのは確かな存在。
夢や幻で満たされる事は無く。
続く囁きに灯るのは喜び]


お兄様……。


[感謝の気持ちをのせ小さく囁いた]


【人】 靴磨き トニー

――客間――

 んー。終わりかぁ……。

[もそもそと起き上がり、自分の身体を確認する。
描かれた紋様は見えないけれど、体内でこれまで意識しなかった回路がつながったような、そんな感覚を覚えた。

服を着ながら、背を向けたヘクターの説明に耳を傾ける]

(187) 2010/06/22(Tue) 04時半頃

【人】 靴磨き トニー

 ……うん。分かった。
 気合が大事なのと、水に気をつければいいんだね。

[気合の方は兎も角、目に見えない紋様だ。
水で流れてしまっても少女には分からないだろう。
最悪書き直す手はあるけれど、こんな恥ずかしい思いを何度もしたくはない]

(――用心しないとね)

(188) 2010/06/22(Tue) 04時半頃

【人】 靴磨き トニー

……そうだね。
あんな怖い人達にいつまでも、付き合ってられないよね。

[城主が満足したとき、集められた面々のうち、どれだけの人が酷い目に遭わされるのだろうと想像して怖気を振るう。

寝る――そう宣言するや否や眠りについた、ヘクターのベッドに静かに腰掛ける。
森の中を彷徨い、城主と対峙した上に、あの複雑な紋様を描く施術をしたのだ。きっとヘクターは疲れ果ててしまったのだろう]

 ――おやすみ。

[こつりと額を合わせて彼に感謝をする。
それから少女も自分のベッドに潜り込む。

此処は魔物の城で今は恐怖に晒されているけれど、今夜は悪夢を見ない――何故かそんな確信があった**] 

(190) 2010/06/22(Tue) 04時半頃

靴磨き トニーは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 04時半頃


靴磨き トニーは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 04時半頃


[決して自分はいい人間ではない。
 それでも、薬師を選んだ理由を考えた。




           そう、それは、今は眩しくてみれない。
           純粋な心。


 だけど、それは、魔の血によって塗り潰されていく。



 いや、とっくになかったのかもしれない。
 毒を処方する薬師になった瞬間に。]


 ――…嗚呼、聞こえている
 愛しい 私のローズ


[小さな囁きも、全て
霧の包む城の中ならば城主の耳に届く。
娘の慟哭を後ろに
霧が留まるのは白薔薇の香に包まれた広間]

 
 あの蒼天は、確かに
 手にして留めておきたいものだが
 元は人であるからか
 執着の強いことだ


[呟く二人へ向けた声音は、微かな嘲笑を含む。
姿は今だ表さぬまま、気配を暫く残していた*]


愛しいお兄様……。


[城主の聲に返すのは何時もと同じ言葉。
蒼空と紡がれれば思考は其方に向かう]


留めておきたい。けれど彼は逃げなかった。


[これからも逃げずにいてくれるだろうかという期待と
離れていってしまうかもしれないという不安が交錯する]


………これが、執着?


[全ては執着ゆえのことだろうか。
兄が言うならそうなのかもしれない。
女から反論の聲はあがらなかった]


 
 
 
[不意に滲む気配に女の睫毛が微かに震えた]
 
 
 


[新たな眷属の立てた音が鼓膜を震わす。
す、と細まる眸は僅かに愉しげな色を湛え]


――…サイラス。
お兄様の命をしかと成し遂げて

お兄様が喜んで下さるように――…


[囀る聲には常と同じ甘い響き]


[迷いを許さないといったローズマリーの声が






                   嬉しげに響く。]






              ――……はい


[小さく答える。]


 そう、其れは執着。


[想いの無い吸血鬼には
彼女の心情は真に理解出来るものでなく]


 愛しいだろう
 傍に置きたいのだろう


 お前達の望むままに――愉しむといい


 ――さあ
 本性を隠す必要は無い
 曝け出し、欲望のままに踊れ。
 
 
 嗚呼
 けれど、サイラス
 お前は暫くひとを喰らうな。

 あれの血を、蒼天を一時でも味わったのだからな


[新たに迎え入れた眷属の小さな返事]


――…そう。
いいこね、サイラス。


[愉悦の滲む聲には
くすくすと愉しげな音が混じった]


[心酔する城主の言葉に異論を唱えることはない。
生ずる感情の名さえ女には思い出せていないのだから]


愛しい……


[兄の言葉を繰り返せばまたツキンと痛みがはしる]


――…嗚呼。


[切ない吐息を聲にのせ女は心を揺らす]


[渇きに、また苦しそうな息遣いになった。]



             ――……ッ


[しかし、城主の、食らうな、の命に唇は震える。
 そして、震えてなお、小さく小さく、やはり、はい、と返事をした。]


[一人、部屋に残り、息をつく。]



[渇きを癒したくて、水差しから水を注いで飲み干すけれど]



[もちろん、そんな渇きではないのだから、効果はない。]


 どうした、サイラス……?


[城主は薄く哂う]


 力が足りぬと言うのなら
 我が身に流れる純血を――ひとたび分けてやらなくも無いが。


[お前は暫くひとを喰らうな。




その禁忌が、頭の中で繰り返されている。]


【人】 靴磨き トニー

――客室――

[>>213獲物を握り締め、部屋を去る男を見送るのは、部屋の隅に控える影の召使のみ。

眠りの園に安らぐ少女にヘクターの決意を知る術はなく。
あどけない寝顔に向けられた言葉をついに聞くこともなかった]

(332) 2010/06/22(Tue) 22時頃

――…お兄様はお優しい。


[遠く囀る聲に他意はなく
ただ女の思った儘が紡がれている]


【人】 靴磨き トニー

[少女は幸せな眠りから解き放たれて。ふわ、と小さく欠伸をして、まだ眠たげな瞼を擦りながらベッドを抜け出た]

 ……ヘクター、……起きてる?

[遠慮がちに声を掛けながら、隣室の扉を開けるが
ベッドは既にもぬけの空で、部屋には人の気配はない]
 
 ヘクター……。いないの?
 どうしたんだろ、一人で探索に行っちゃったのかなぁ……。

 ……起こしてくれれば良かったのに、って……ん?

(335) 2010/06/22(Tue) 22時頃

【人】 靴磨き トニー

[じくりと左腕を何かが通り過ぎる感覚がした。
おそるおそる視線を遣れば、左手の甲に薄らと色づく紋様が浮かんでいた]

 これって、魔物の気配を知らせてるってことだよね……?

[ヘクターの言葉を思い出し、黒い瞳が不安に揺れた。
ときり、ときりと心臓が高鳴り、嫌な予感が胸をぎゅうと締め付ける]

 ヘクター! いないの? ……返事してよ!!

(336) 2010/06/22(Tue) 22時頃

――…喰らってしまいなさい。
咽喉が渇いて仕方ないのでしょう?
血が、欲しいのでしょう?


お兄様に刃向かう者には死を――…


当然の事でしょう……?


[新たな眷属となった男に甘く囁き誘う]


[聴こえてくるローズマリーの声に、ぼんやり




         ああ、いいのか、と思う。思った。]


[ヘクターの目的を聞き、
ローズマリーの囁きを受け、城主もまた許可を下す]


 ……其の男を、喰らえ。
 二度と其の槍持てぬように


――…問題ありませんよね、お兄様?


[緩く首を傾げ問う仕草。
女はこの城主のために在り
女はこの城主のために動くのが当然と思っている。
兄の聲に微かな安堵を過らせ]


手が足りぬ時は私もお使い下さい。
私は、お兄様のために在るのですから……。


 嗚呼、問題無い。

 ……愛しいローズ
 狼藉者を相手にさせたくは無いが……


 滅多に見れぬ見世物かもしれぬ。
 ……来るか?


【人】 靴磨き トニー

[もしかして、ヘクターはドナルドやサイラスの部屋を訪れているのだろうか。一刻も早く魔物の気配を知らせなければいけないのに、行方が分からないなんて――]

(どうしよう――、どうすれば良い?――……)

[焦りの表情を浮かべながら、室内をぐるぐると歩きまわり。

もしかしたら――と思いついて、
部屋の暗がり、影の吹き溜まる場所に声をかける]

 あのさ……。
 ヘクターのいるところ、分かる?
 分かるなら、すぐに案内して。

[尋ねる声に応えて、影が動き出した。
少女はその後をもどかしげに追って部屋を出た]

――客室→ ――

(351) 2010/06/22(Tue) 22時半頃

靴磨き トニーは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 22時半頃


 血を、



            与えてはならぬ…。


――…良かった。


滅多に見れぬ見世物……?
それは、愉しそうね。


お兄様が呼んで下さるのなら
私は何処にでも参りましょう。


 おいで、私のローズ。
 ……白薔薇が少し、心散らされている。


[心を持たぬ城主には
彼を静める術が無い。
音も無く傍らに現れたローズマリーへ
城主は僅かに眉を寄せた微笑みを向けた]


【人】 靴磨き トニー

[長い廊下を少女は、懸命に走る]

 ヘクター! どこ! ……どこにいるの?
 返事してよ!! ねぇ!

[自分が気付く位だ、とっくにヘクターは魔物の気配に気付いているだろう。
荒事に向かない自分が駆けつけたところで、役に立たないどころか足手まといになりかねない]

(372) 2010/06/22(Tue) 22時半頃

【人】 靴磨き トニー

[そんなことは分かっているけれど]

(――ヘクターは私を怖いものから守ってくれる。
 傍に居て、優しくしてくれるから。信じさせてくれるから)

[だから、少女は懸命に彼の背中を追うのだ]

 何? 今の――?

[遠くで破滅的な音が聞こえ、そして左腕の紋様が燃えるように熱を持つ]

―― →サイラスの部屋の前 ――

(378) 2010/06/22(Tue) 23時頃

――…そう。
困ったものね……。


お兄様と私以外に、心乱されるなんて……


[サイラスを見ていた翡翠が城主へと向けられる。
見上げた眸には城主の貌だけが映り込んだ]


【人】 靴磨き トニー

 ヘクタァァーーーーーーーッッ!!

[目の前に誰が立ち塞がるならば、突き飛ばしてでも先へ進み、サイラスの部屋に飛び込もうと]

(388) 2010/06/22(Tue) 23時頃

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