人狼議事


17 吸血鬼の城

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視点:


薬屋 サイラス! 今日がお前の命日だ!


長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2010/06/21(Mon) 23時頃


[血を与えるのは女にとって初めてのこと。
兄と同じように、と。
兄の行為を思い出しながら牙を突きたてた。


サイラスの身に纏わる薬の気配を感じながら
女は血の甘さに酔う]


【人】 長老の孫 マーゴ

― 客室の廊下 ―

[ふわりとした足取りで、サイラスの姿を探して客室のある廊下を歩んでいく。
部屋に戻っただろうか。
それとも、まだあちらの部屋にいるのだろうか。

そう、考えたとき。
サイモンの部屋で見た光景が思い出されて、
すこし、浮ついた心が冷えた。]

(10) 2010/06/21(Mon) 23時半頃

 く……ッ

[それは、めくるめく一瞬だった。
 淫らに表情を人前で緩めるなど、以前のその男には考えられぬことで……。

 襲い掛かるのは、羞恥と人でなくなったという絶望。だけど、それよりも、痺れた脳髄は、]



              渇いた……。


[そう、すぐに求め始めるのは、赤い、血液……。]


――…ふ。


[目の前の男の聲に思わず笑みが漏れる]


うまくいったのは良いのだけれど
ちょっと効き過ぎてしまっているかしら。


[白薔薇へと紅い双眸が向かうのを認め
困ったように首を傾いだ]


【人】 長老の孫 マーゴ

― 客室の廊下 ―

[ふわりふわりと歩いていた廊下で、
ふと聞こえてくるのは扉を叩く音と、怒鳴るような声。>>2

そおっと覗いてみると、
3人ほどの男女が扉の前で、なにか話し合っていた。]

 ――…、… みなさま、おそろいで、どうなさいましたの?
 ……詩人様が、なにか――?

(20) 2010/06/21(Mon) 23時半頃

[何年ぶりだろう、
聲が増えた]

 
 目覚めた……か


[離れた場所の同胞に、
満足そうな声音を向ける]


 ぐぅ……

[頭に声が響くことにも慣れておらず、
 また頭を振る。

 そして、それが城主の声だとわかると、肩で息をしながらも、思案をし…やがて…]

 ――……渇く……

[搾り出すはやはり本能の呟き。]


【人】 長老の孫 マーゴ

― 客室の廊下 ―

 …食事の間……?

[漏れ聞こえてくる言葉に、少し首を傾げる。
それは、食堂とは違うものなのかと、暫しの思考。

今は、サイラスを探したい気もしながら、
彼らの話も気になって、立ち去れずにいた。]

(31) 2010/06/22(Tue) 00時頃

 く……くく


[加減もせずに力を注いだのだろう。
吸血の本能に襲われているらしい薬屋の聲
城主は事も無げに言ってみせる]


 渇くなら、満たせばいい。
 血が
 欲しいのだろう?


[一時ならワインで誤魔化す事も出来るだろうが
其れを教える心算は、己には無い]


 この城に招いた人間はまだ幾らも居る。
 其処の従者は、お前の従者でもあるのだ
 好きに使うが良い。


――………。


[ツキン、と。
また胸が痛む。


柳眉を寄せてふるりと小さく首を振るった]


 ――……従者、


             ああ、従者ならば、


 良い?


[吸血本能に理性を失っている今、
 制止がなければ、手は白薔薇を摘み取ろうと動き始める。]


――お兄様が良いと仰られるなら
私はただ、其れを受け入れるのみ。


[女は俯き小さく聲を響かせた]


 サイラス。


[人であるときの名を呼び、男を止める]


 ……血の吸い方は、知っているか?
 間違えるな
 あれは、未だ殺してはならん。


[かかる城主の声には、微かに反応する。]

 殺しては……いけ  ない

[ぼんやりと虚ろにそれは理解しただろう。]


 そう、殺すな。
 ……アレの血を吸っても構わぬが
 殺してはならぬ。


[幾度となく我等に血を捧げてきた
白薔薇ならば構わないと城主は告げ
けれど、殺すまでは吸うなと念を押した]


 ――…私のローズ
 お前が嫌だと言うならば
 私は其れを止める事もする。

 お前の望みは、何処にある?


【人】 長老の孫 マーゴ

― 廊下 ―

[食事の間に行く、と言って数人が駆けていく。
それを見送って。]

 ――あ…

[かけられた声に、振り返った。]

 メアリー様 …

[可憐な赤いドレス姿を目にすれば、
思い出すのは、眠る前の光景。
ふ…と、額を曇らせる。]

 ―― さきほどは…… …。

[続く言葉が見あたらなくて。
口を、閉ざす。]

(54) 2010/06/22(Tue) 00時半頃

――…お兄様。


[城主の聲に頼りない聲が返される]


私、は………


[望みを問われ心の軋む音。
聲無く頭を振りうずくまる]


 私のローズ……お前は何も我慢する必要は無い。
 お前の望むままに
 あれはお前が作った眷族だろう?


[彼女の心の内を知ってか知らずか。
心もとない聲へ、城主は優しく語り掛ける。
まるでひとの兄妹を錯覚させるような]


[血を飲み込めば、渇きは満たされるだろう。




           代わりに戻ってくるのは、
           人としての理性。


 眸の色は、青色に戻って……]


我慢、なんて………


[滲む聲は兄の言葉を否定出来なかった。
けれど如何して良いのか分からずに
ただ途方にくれてしまう]


お兄様……
私は此処に居ても良いのでしょうか。


[優しい兄の聲に縋るように甘く頼りない囁き。
女は居場所を無くしてしまうのが怖かった]


【人】 長老の孫 マーゴ

― 廊下 ―

[メアリーの、哀しくも真っ直ぐな表情に
心が、つきりと痛む。]

  …… あなた様と、あのお方に、
     平安が訪れますよう――

[小さな声で祈りの言葉を呟いてから、
ドレスの胸にある、古びたペンに視線を留め、
もう一度、頭を垂れる。

それから、メアリーの視線を追って、
その場にいる人々の方を見た。]

(78) 2010/06/22(Tue) 01時頃

 私のローズ
 お前が此処以外に何処へ行くのだ?


[可笑しな事を言う
そんな風に笑い]


 ……お前は、わたしのもの。
 そうだろう?


――…嗚呼。
そうね……、私は此処以外の場所を知らない。
お兄様の傍以外では生きられない。


[ゆるく目を伏せる。
言い聞かせるように繰り返される言葉]


私はお兄様のもの。
そうよね……、お兄様。


[聲には未だ覇気がなく頼りなさばかりが目立つ]


 そうだ、
 お前は私のもの。
 そして
 新たに生み出した眷属は、おまえのもの。


[力関係を改めて教え込むような淀みない聲
熱を帯びているのは、食事の後ならば致し方ないもの]


 憂いを帯びた貌も美しいが
 ……お前にそのような揺らぎを与えるものは
 相応の罰が必要だ。

 どうしたい、私のローズ
 お前の望みを言ってみろ。


私はお兄様のもの。


[僅かに頷く気配が伝う]


新たな眷属は――…私の………。


[その言葉は最後まで続かずにふるふると首を振るう]


いいえ、全てはお兄様のもの。
私はお兄様が喜んで下さればそれで……


[殊勝な言葉を口にして儚い笑みを湛えた]


 お前は、わたしのもの。
 お前の物は、わたしのもの。
 

[くすくすと、吐息交じりの笑み。
虚しさが混じるのに気付かれても、答えはしない]


 私の悦びか、そうだな
 ――…其処の人間だったものに、客人を襲わせてみたい。
 
 共に閉じ込められたはずの人間が
 同じ立場の人間を襲う――…

 
 良い見世物だと、思わないか?


【人】 長老の孫 マーゴ

― 廊下 ―

[眼帯をした男性に話しかけるメアリーと、
粗末な衣服を纏った少年――?を連れて去る
長物を持った男性と。
彼らの挙動を見てから、そっと食事の間を窺った。

扉の前で、従者とにらみ合う者たちがいる。
その向こう、薄く開いた扉から
なにか、底冷えするような空気が流れてきていた。]

(104) 2010/06/22(Tue) 01時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[薬売り、について問いかける男性の顔を見て。>>100]

 ―― わたくしも、それはお聞きしたい…です。

[黒薔薇の従者を見る。]

(107) 2010/06/22(Tue) 01時半頃

愛しいお兄様。


[そう紡ぐことでしか心を支えられない
兄の聲に宿る感情に気づきはしても
感化され虚しさを共有してしまうのみ]


それは愉しい余興となりましょう。
お兄様のお望みのままに――…


 ――…サイラス。


[男は何処まで見ているのか。
タイミングを見計らったかのように名を呼ぶ]


 聞こえてはいるだろう?
 私の聲が。

 従者で遊ぶのは、程ほどにしておくことだ。
 お前にはしてもらいたい事があるのでな。

 満ち足りてしまっては、困る。


 私のローズ。
 ……新たな同胞は気に入らなかったのか?


[血を分け与えた後の
彼女の心の揺らぎ
幾らか案じる風な響きを持った聲をかける]


 ならば、次はお前が選ぶと良い。
 お前の気に入った人間を
 眷属に――


 ――……

[城主の声に反応する。]

 はい

[眸の色は青色だが、
 どこか気が抜けた感じになっている。が…]

 満ち足りてはいません。
 むしろ……

[しかし、その複雑な心境が表現できない。]


【人】 長老の孫 マーゴ

白薔薇の――セシルさん…

[ロビンの言葉を聞いて、しばし逡巡する。
目の前の部屋にいる城主に聞くのが、
言われたとおり、もっとも早い方法なのだろう。

けれども、部屋から漂ってくる鉄の臭いは、
そうする事をためらわせて。]

……わたくし、サイラス様を探して参ります。

[ロビンと、長物を持つ男性に小さく頭を下げて、
食事の間とは反対の方向へ歩き出した。]

(121) 2010/06/22(Tue) 02時頃

お兄様――…だって……
私に目もくれずあの子に手を出したのよ。
失礼だとは思わない?


[兄と自分だけが啼かせて良いはずだった存在を取られ
更には女としての矜持さえ傷付けられて
好ましいと思える心境にはない。
言い訳染みた言葉をぽつぽつと紡ぐ。


優しく愛でてくれる兄ならその様な事はなかっただろう。
心酔する兄に対してだからこそそれを言葉に出来た]


――…次?


[兄の提案に女の表情から翳りが薄くなり
僅かに嬉しそうな気配だけが意識を通して伝う]


 ふ……


[城主には其の瞳の変化も、”視えている”。
薄く笑い]

 
 メアリー・トレメイン
 覚えていよう?
 後は、お前が毒華にしてしまった
 あの葬列の娘

 二人には是非、新たな姿を見せてやる事だ。


[襲え、とは言わず
彼女たちに其の姿を見せろと告げるだけ]


 ――………わかりました。

[そう、城主の言葉に逆らえない自分に、気づいている。]

 メアリートルメリン、マーゴットキャンベル
 両名を……。

[眼を閉じる。]


――…嗚呼。


[人の優しさに触れて閉ざしていた魔性の目が
意に添わぬ光景を映し女は悩ましげな音を紡いだ]


 嗚呼……確かに、其の通りだ。
 血を与えすぎたか?
 欲に忠実に向かった先が白薔薇とは――…


[漸く紡ぎだした、恐らくは彼女の本心を聞き
城主は同意を向ける]


 それでは、薬屋への仕置きは私が。
 お前にはもう一度機会をやろう。

 分け与える血の量は、違えぬようにな。


 そう、其の2人の娘に変わり果てた姿を晒すが良い。


[サイラスへ、冷たい声音が降り注ぐ]


 ただし
 どれほど渇き、疼こうとも
 其の二人の血は吸わせぬ。

 私のローズを、軽んじた罰だ。


[反動が何処へ飛び火するか、其れもまた見物。
内心で思いながら、新たな同族に告げた]


[繰り返される事実に拗ねるような気配。
けれど目の前に甘えられる相手などいない。
小さく唸り唇を尖らせた]

――…血を与えすぎたなら私の不手際。
けれど私がお兄様に与えられた量よりも
うんと少なかったのに……

[新たな眷属から牙が向けられようと
兄も自分も害されはしない。
内に宿る力の違いは感じ取っている]

ありがとう、お兄様。
今度は間違いが起こらぬように致します。




[閉じた眸、だが、城主の声は響く。
 それには、まだ青色の眼だったせいか頷いた。]

 ――……わかりました。
 彼女らにそれであることを見せ、
 されど、手出しはしません。

[それがどれほどの苦しみか、今は考えず、
 深い眠りに入る。]


【人】 長老の孫 マーゴ

[長物を持った男性の言葉に、ほんの少し首を傾げる。>>129
キャンベルの家に、なにかこだわりがあるのだろうか、と
少しだけ疑問に思って。

しかし、言葉にしてはなにも言わず
もう一度、頭を下げて、その場から*歩み去った*]

(138) 2010/06/22(Tue) 02時頃

 吸血の欲は、思ったよりも強いもの。
 与えすぎては其れまでの全てが消え去ってしまう。
 心せよ。


[ローズマリーへ向ける城主の言葉には、彼女が記憶をなくした理由がある
幾度も与え続ける事でより
闇の住人へと変わってゆくはずだった。
それでも、人のこころ、感情と言うものは
中々消え去るものではないようだが]


 ――…あの詩人は、しかし 惜しかったな


[喰らった後で、そう呟く]


 どうせなら、無理矢理に血を与えてやればよかったか。
 抗われてつい我を忘れた――…私もまだ、青い


 ――…良い子だ。


[城主に従う彼の言葉
思わず笑みが毀れる。

其の先にある彼女たちの、彼自身の
苦しみを思って]


[静々と兄に了承の意を告げる。
自分の時は如何だったのだろう。
一瞬過る疑問に眉を顰めた。

知らない。
分からないままでいい。
思い出してはいけない。

何処かで声がする。

けれどもう一人の自分が思い出してと叫んでいる]

――…残念、でしたね。

[詩人に想い馳せる兄に対してそう呟くのは
兄が詩人に少なからず興味を抱いて居ることを知っていたから]


 嗚呼……本当に、残念だ。
 生まれ変わる時の、絶望の産声が聞きたかった。


[心底惜しいと呟く。
彼女の心のうちで叫ぶ声までは、聞こえない]

 
 だが
 まだ人間は幾らも居る。

 ……次の余興を考えるのもまた、愉しいものだ。


絶望の産声………


[単純な思考の女には兄の高尚な趣向はよく分からず]


全てが全て絶望するのかしら。


[ぽつ、と零されるのはこれから眷属に迎えようと
思う者に対しての思案。
自分もまた絶望したのだろうかという不安。
そんなことはない、と否定の言葉を欲し問う]


この享楽の宴はお兄様のためのもの。
お兄様が愉しめることを私は望みます。


――……、……。


[兄の深い孤独を想えばツキンと胸が痛む。
埋まらぬ孤独に想いを馳せ女は緩く目蓋を閉じた]


 ……あの詩人は、頑なに快楽を拒んでいたからな。


[全てが全てかと言うのには
そうではないだろうと否定の言葉を送る。
ただ、其れまでに幾らかの間があった]


 私は充分、愉しんでいる。
 お前も――…お前は……愉しめているか?


[虚無が襲う。
食あたりかと笑い飛ばすには、少し重い]


――…そう。


[兄の返事に思わず安堵が漏れた。
彼の置いた間に気づく余裕さえなく]


………、……。


[問い掛けに短くはない間が生じる]


愉しみたいのに……
お兄様から離れていると虚しさばかり……


[魔性となった自分を受け入れてくれるのはこの兄だけ。
そんな思いから呟かれた聲は微かな音色]


 可愛いことを言う。
 この狭い城のなか、離れている距離が寂しいか。


[柔かな声音で囁く]


 ――…私を求めるなら、名を呼ぶが良い。
 何時でも傍に向かおう**


――…お兄様の姿が見えないと寂しいわ。
気配を感じてはいても触れられないのが寂しい。


[女が求めるのは確かな存在。
夢や幻で満たされる事は無く。
続く囁きに灯るのは喜び]


お兄様……。


[感謝の気持ちをのせ小さく囁いた]


[決して自分はいい人間ではない。
 それでも、薬師を選んだ理由を考えた。




           そう、それは、今は眩しくてみれない。
           純粋な心。


 だけど、それは、魔の血によって塗り潰されていく。



 いや、とっくになかったのかもしれない。
 毒を処方する薬師になった瞬間に。]


長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 08時半頃


長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 08時半頃


【人】 長老の孫 マーゴ

― サイラスの部屋前 ―

[そろそろ部屋に戻っている頃合いだろうか。
そう思いながら、サイラスの部屋へと向かう。
黒薔薇の言葉が気に掛かりつつも、
彼は大丈夫だ、と心のどこかで思っていた。

ほとりほとり、と扉を叩く]

サイラス様、いらっしゃいますか?
マーゴットです。

[そおっと、声をかけた。]

(198) 2010/06/22(Tue) 08時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[部屋の中で、人の動く気配がする。
それに気付けば、ふわりと、微笑んで。]

ああ、サイラス様。ご無事だったのですね。

[扉が開くと同時にそんな声をかけ――
そして、きょとりと目を丸くした。]

 ――お召し物を、変えられたのですか…?

[それだけではなく、なにか…
包む雰囲気が変わっているような気がして。

首を傾げて、薬売りを見上げる。]

(200) 2010/06/22(Tue) 08時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

ああ、そうでした。お礼を…と。

[一瞬の躊躇よりも、嬉しさを伝えたい気持ちの方が勝っていた。]

サイラス様に頂いたお薬のおかげで、ずいぶん楽になりました。
こんな気持ち――初めて、です。

[微笑んだ頬が、僅かにさくらのいろに染まる。]

(201) 2010/06/22(Tue) 08時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[サイラスの表情が、ほんのすこし和らいだのを見て、
嬉しそうに微笑む。
その表情は、毒薬に苛まれていた頃には見せなかっただろう、心からのもので。

促されるまま、部屋の中へと入る。]

―― サイラス様のお薬は、本当に良く効くのですね。
わたくしったら、ついはしゃいでしまって…。

これで私も、きちんとお勤めを果たせそうです。

[部屋の中ほどに立って、
ありがとうございましたと、深く頭を下げる。]

(203) 2010/06/22(Tue) 09時頃

長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 09時頃


 ――…嗚呼、聞こえている
 愛しい 私のローズ


[小さな囁きも、全て
霧の包む城の中ならば城主の耳に届く。
娘の慟哭を後ろに
霧が留まるのは白薔薇の香に包まれた広間]

 
 あの蒼天は、確かに
 手にして留めておきたいものだが
 元は人であるからか
 執着の強いことだ


[呟く二人へ向けた声音は、微かな嘲笑を含む。
姿は今だ表さぬまま、気配を暫く残していた*]


【人】 長老の孫 マーゴ

[そうして、最初に来たときと同じようにベッドに腰掛け
ふと、置きっぱなしにしていた帽子を目に留めて
恥ずかしげに俯いた。]

 ―― ああ、わたくしったら。
 本当に、浮ついてしまっていて…
 ヴェールも被らずに部屋の外を歩いていただなんて――
 父に知られたら、怒られてしまいますわ。

[ころころ、と笑い声を立てるのも、今までになかったことで。
どこか沈んだ様子のサイラスを元気づけたい、と
嬉しさを言葉にしつづける。]

 身体が軽くなると、心まで軽くなるのですね。
 先程、本当に久しぶりに、大きな声で歌ってしまいましたの。
 お城の中に御堂があって
 立派なパイプオルガンもあったのですよ。

(205) 2010/06/22(Tue) 09時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[そうして話しながら
サイラスが薬を用意するのを待つ。

普段よりも饒舌なのは、心が浮き立っていたから。
それと、自分でも気付かないほどの不安が
気持ちの底に、染みのように黒く落ちていたから――]

(206) 2010/06/22(Tue) 09時半頃

長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 14時頃


長老の孫 マーゴは、薬屋 サイラスを、ふうわりと見上げた。

2010/06/22(Tue) 14時半頃


愛しいお兄様……。


[城主の聲に返すのは何時もと同じ言葉。
蒼空と紡がれれば思考は其方に向かう]


留めておきたい。けれど彼は逃げなかった。


[これからも逃げずにいてくれるだろうかという期待と
離れていってしまうかもしれないという不安が交錯する]


………これが、執着?


[全ては執着ゆえのことだろうか。
兄が言うならそうなのかもしれない。
女から反論の聲はあがらなかった]


 
 
 
[不意に滲む気配に女の睫毛が微かに震えた]
 
 
 


[新たな眷属の立てた音が鼓膜を震わす。
す、と細まる眸は僅かに愉しげな色を湛え]


――…サイラス。
お兄様の命をしかと成し遂げて

お兄様が喜んで下さるように――…


[囀る聲には常と同じ甘い響き]


【人】 長老の孫 マーゴ

― サイラスの部屋 ―

そんな――… わたくしにはもったいないお言葉です。

[可愛い、なんて言葉を初めて言われて。
ほんのりと頬を染める。
今まで、ほとんど人前に出た事のない身は、
そんな称賛とは無縁だった。

そのとき、耳に甲高い音が聞こえ。
薬瓶が床に砕けるのを見る。]

 あっ……!

  ―― 大丈夫ですか? お怪我は……?

[慌てて立ち上がり、手巾を取り出しながら
 サイラスの手に触れようと、指を伸ばす。]

(227) 2010/06/22(Tue) 15時頃

[迷いを許さないといったローズマリーの声が






                   嬉しげに響く。]






              ――……はい


[小さく答える。]


 そう、其れは執着。


[想いの無い吸血鬼には
彼女の心情は真に理解出来るものでなく]


 愛しいだろう
 傍に置きたいのだろう


 お前達の望むままに――愉しむといい


 ――さあ
 本性を隠す必要は無い
 曝け出し、欲望のままに踊れ。
 
 
 嗚呼
 けれど、サイラス
 お前は暫くひとを喰らうな。

 あれの血を、蒼天を一時でも味わったのだからな


[新たに迎え入れた眷属の小さな返事]


――…そう。
いいこね、サイラス。


[愉悦の滲む聲には
くすくすと愉しげな音が混じった]


[心酔する城主の言葉に異論を唱えることはない。
生ずる感情の名さえ女には思い出せていないのだから]


愛しい……


[兄の言葉を繰り返せばまたツキンと痛みがはしる]


――…嗚呼。


[切ない吐息を聲にのせ女は心を揺らす]


【人】 長老の孫 マーゴ

― サイラスの部屋 ―

 ―――…、…!

[ つ、と。
 触れた手は、常よりも冷たく。
 思わず貌を見上げて。
  紅に染まった 瞳を、見て。 

     叫び声の形に、口が、大きく 開かれた ]


  ―――― ぁ…、……ぁぁ…


[しかし結局、喉の奥から零れたのは、掠れた声だけで。
 サイラスを見つめたまま、ふらり、蹌踉めいて。
 一歩 あとじさる。]

(230) 2010/06/22(Tue) 15時半頃

[渇きに、また苦しそうな息遣いになった。]



             ――……ッ


[しかし、城主の、食らうな、の命に唇は震える。
 そして、震えてなお、小さく小さく、やはり、はい、と返事をした。]


【人】 長老の孫 マーゴ

― サイラスの部屋 ―

 ……… ――…ん、な ―― !

[喉が、乾いて。
言葉が、うまく出ない。]

  な……ぜ …――

[へたりと、膝が崩れて。
ベッドの脇に座り込んで、サイラスを見上げる。
見開いた眸に浮かぶのは。


     ――強い混乱と、 恐怖  ]

 

(238) 2010/06/22(Tue) 16時頃

長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 16時頃


【人】 長老の孫 マーゴ

― サイラスの部屋 ―

  …、……――

[逃げろと。
その言葉に、身体がふるりと震え。

ベッドや、壁に取りすがるようにして
ようやく立ち上がる。]

  …、――で、も…

[変貌してしまったそのひとは。
それでも、ひどく苦しそうで。

  でも。それは、自分がいるから、かもしれず。

伸ばしかけた腕を、自分で掴んで、引き寄せた。]

(244) 2010/06/22(Tue) 16時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[俯いて。
唇を噛んで。

ふらりと蹌踉めいて。
扉へと、一歩 一歩 歩き出す。 ]

 ……… …。

[サイラスの横を通るとき。
その変わってしまった瞳を、じっと見つめた。]

(245) 2010/06/22(Tue) 16時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

― サイラスの部屋 ―

[壁を叩く微かな音と、
自分の名を呼ぶ声に。

はっとして扉の外に視線を移せば、赤い花のような人。]


 …、――! いけません、メアリー様…!

[なぜか。
サイラスの姿を見せたくなくて。
制止の言葉が口をついて出た。]

(249) 2010/06/22(Tue) 16時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

― サイラスの部屋 ―

 ……メアリー…、さま――

[泣きそうな、眸で。
足をもつれさせながら、戸口に寄る。

メアリーが拾い上げた薬瓶と、
視線を向けようとしないサイラスと。
こちらを見るメアリーの顔と。

交互に見比べてから、よろりとメアリーの方に倒れかかった。]

(254) 2010/06/22(Tue) 17時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 ――ごめん…なさ、ぃ……。

[囁くほどの声で。謝罪の言葉を紡ぎ。
メアリーの肩に縋って、嗚咽を、こらえる。]


 わたくし…わたくし、どう…したら、いいのか――

[身体を抱くメアリーの手は温かく。
それが安堵と、裏腹の嘆きを、共にもたらす。]

(264) 2010/06/22(Tue) 17時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[ひくり、と。サイラスの言葉を背中で受け止めて。
身体を震わせる。

その言葉は、なにか、
大切な物を断ち切ってしまうように聞こえて――


 ……おそるおそる振り返った後。


    ぎゅっと瞼を閉じて、顔を背けた。]

(265) 2010/06/22(Tue) 17時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ


 …――。

[こくり、と。メアリーに頷いて。
口元を片手で覆って、歩き出す。

廊下に出てしまえば
こらえかねたように、再び、へたりと床にしゃがみ込んだ。]

(268) 2010/06/22(Tue) 18時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[寄り添うようにしゃがんだメアリーを、
潤み溢れそうな眸で見上げ――]


 ……わたくしにも、「諦めない」、ことは――

[できるでしょうか、と、問いかけようとしたそのとき、
不意に聞こえた声に顔をあげた。>>269]

(272) 2010/06/22(Tue) 18時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[近づいてくるのがグロリアだと見留めると、
表情の選択に迷ったような顔をして――

 結局、こらえきれずに 涙が一粒、頬を伝う。]


  …、――…だいじょうぶ…です……

[口に出した言葉は、信じてもらえるとも思えなかったけれども。]

(273) 2010/06/22(Tue) 18時頃

長老の孫 マーゴは、良家の娘 グロリアに礼を言って、ハンカチーフを受け取った。

2010/06/22(Tue) 18時半頃


【人】 長老の孫 マーゴ

[うけとったハンカチーフで、そっと涙を拭い。
メアリーが握りしめた古びたペンに、視線を注ぐ。>>275

それは、きっと。あの時見た、男性の――。


 あの人は、死んでしまって。

 あの人は――変えられてしまって。


誰がそれを選び。
誰がそれを決めているのか。]

  ―――― …、…。

[細く、長く、溜息をつく。]

(277) 2010/06/22(Tue) 18時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[扉が閉まる音を背後に聞いて、びくりと背を竦ませた後
グロリアとメアリーの顔を見た。]

 ――…すこし、場所を変えませんか…?

[グロリアの言葉の通り>>274
ここは、あまり"よくない"気がしたから。]

(279) 2010/06/22(Tue) 18時半頃

長老の孫 マーゴは、良家の娘 グロリアの、殺意を隠さない方、という言葉に、額を曇らせた。

2010/06/22(Tue) 18時半頃


【人】 長老の孫 マーゴ

 ええ、そう――しましょうか。

[ほんのりと形だけ微笑んで。
グロリアの誘いに応じて、立ち上がる。>>280]

 少し、気持ちを――変えないと…。

(282) 2010/06/22(Tue) 18時半頃

長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 18時半頃


【人】 長老の孫 マーゴ

[見たくはない。
メアリーのその言葉に、そっと頷いて。>>281

ゆっくりと立ち上がって、メアリーに手を差し出した。]


 いてくださって、ありがとう――


[今度は、もう少し自然に微笑んで。
小さく、*頭を下げた*]

(284) 2010/06/22(Tue) 19時頃

[一人、部屋に残り、息をつく。]



[渇きを癒したくて、水差しから水を注いで飲み干すけれど]



[もちろん、そんな渇きではないのだから、効果はない。]


長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 21時頃


【人】 長老の孫 マーゴ

― 廊下 >>286

[差し出した手は、握られることはなく。
メアリーの手から、冷たい硝子を持たされる。
サイラスが渡してくれた、淡いすみれ色の粉薬。]

 ―――…。

[目を丸くして、なにか言おうとして。
結局言えなくて、ほのりと笑む。

そうして、先へゆくグロリアの背中を追って、歩き出した。]

(299) 2010/06/22(Tue) 21時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

― 廊下 ―

[ふと。
どこからか激しい物音が聞こえた気がして、立ち止まる。
聞こえてきたのは、歩いてきた方角。

不意に胸騒ぎに襲われて、くるりと身を翻す。]

あの、ごめんなさい。
わたくし、すこし――

[メアリーとグロリアに声をかけ
一礼して、元来た方角へと小走りに歩き出す。
二人が、ついてくるかどうか、確認する余裕はなかった。]

(305) 2010/06/22(Tue) 21時半頃

長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2010/06/22(Tue) 21時半頃


【人】 長老の孫 マーゴ

― 廊下 ―

[サイラスの部屋へと急ぐ、その先に。
ふらふらと歩む女性の姿が見える。>>306]

 ――だい、じょうぶ…ですか……

[その頼りない様子に、思わずその女性に駆け寄り、
 自分のことを棚に上げて声をかけた。
 女性の隣まで来て、荒い息を何回かつく。]

(311) 2010/06/22(Tue) 21時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

― 廊下 ―

 あ……――。

[しばらく息を整えて、ようやく落ち着いて女性を見る。
と、そこに警戒の色を見留めて、口元に手を置いた。]

 ごめんなさい。わたくし、ぶしつけなことを……
 マーゴット・キャンベルと申します。
 …宴のために、こちらに……

[そこまで言ってから、向かう先へと視線をやって、
不安げに眉を寄せた。]

(318) 2010/06/22(Tue) 22時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

― 廊下 ―

 ―― あなたは、……知らないで…?

[女性の言葉に目を見開き
す、と顔を伏せてから、歩き出すその背中に視線を注ぐ。]

 ―― わたくしは、終わらせるために、ここに。

[小さな呟きは、先を行く背中に届いたかどうか。
自分も歩き出そうとしたとき、別の声を聞いて、振り向いた>>316]

 ……あなたは…ベネット――さん?

[もう一度、目を丸くする。]

(327) 2010/06/22(Tue) 22時頃

 どうした、サイラス……?


[城主は薄く哂う]


 力が足りぬと言うのなら
 我が身に流れる純血を――ひとたび分けてやらなくも無いが。


[お前は暫くひとを喰らうな。




その禁忌が、頭の中で繰り返されている。]


――…お兄様はお優しい。


[遠く囀る聲に他意はなく
ただ女の思った儘が紡がれている]


――…喰らってしまいなさい。
咽喉が渇いて仕方ないのでしょう?
血が、欲しいのでしょう?


お兄様に刃向かう者には死を――…


当然の事でしょう……?


[新たな眷属となった男に甘く囁き誘う]


[聴こえてくるローズマリーの声に、ぼんやり




         ああ、いいのか、と思う。思った。]


[ヘクターの目的を聞き、
ローズマリーの囁きを受け、城主もまた許可を下す]


 ……其の男を、喰らえ。
 二度と其の槍持てぬように


――…問題ありませんよね、お兄様?


[緩く首を傾げ問う仕草。
女はこの城主のために在り
女はこの城主のために動くのが当然と思っている。
兄の聲に微かな安堵を過らせ]


手が足りぬ時は私もお使い下さい。
私は、お兄様のために在るのですから……。


【人】 長老の孫 マーゴ

― 廊下 ―

[どうやって、宴を終わらせるのか。
その問いに、視線は先を見つめる。
身体の芯が震えるような気配が漂ってくる、窓辺を。]

 ――あのお方を、お止めします。

[十字を切って。
固く、指を組む。]

(348) 2010/06/22(Tue) 22時半頃

 嗚呼、問題無い。

 ……愛しいローズ
 狼藉者を相手にさせたくは無いが……


 滅多に見れぬ見世物かもしれぬ。
 ……来るか?


 血を、



            与えてはならぬ…。


――…良かった。


滅多に見れぬ見世物……?
それは、愉しそうね。


お兄様が呼んで下さるのなら
私は何処にでも参りましょう。


【人】 長老の孫 マーゴ

― 廊下 ―

[大きな声を出されて、びくりと背筋は固まり。
それから、ゆるゆると女性の方を見る。]

 ――わたくしは、そのお役目のために生まれてきたのです。

[細い声ながら、はっきりと、そう口にする。]

(360) 2010/06/22(Tue) 22時半頃

長老の孫 マーゴは、部屋の中から聞こえてくる物音に、ぎゅ、と目を閉じる。

2010/06/22(Tue) 22時半頃


 おいで、私のローズ。
 ……白薔薇が少し、心散らされている。


[心を持たぬ城主には
彼を静める術が無い。
音も無く傍らに現れたローズマリーへ
城主は僅かに眉を寄せた微笑みを向けた]


【人】 長老の孫 マーゴ

― 廊下 ―

 それは……。

 ――わたくしが、そうなるようにと、
 つくられた者…ですから。

[既に、城主が毒について知っているとは思いもよらず。
子細を口にすることもできず、曖昧な言葉を返す。]

(373) 2010/06/22(Tue) 22時半頃

――…そう。
困ったものね……。


お兄様と私以外に、心乱されるなんて……


[サイラスを見ていた翡翠が城主へと向けられる。
見上げた眸には城主の貌だけが映り込んだ]


【人】 長老の孫 マーゴ

― 廊下 ―

[様々な物音が、叫びが、耳の奥にこだまする。
目を閉じて。固く、固く指を組む。]

Agnus Dei,
qui tollis peccata mundi,
miserere nobis.

[唇からこぼれるは、死者のために救いを求める言葉。

その指先や、紡ぐ唇は、鮮やかなまでのすみれ色で――]

(402) 2010/06/22(Tue) 23時頃

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