17 吸血鬼の城
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ええ……、ころさない。 貴方は私と同じになるの。
[サイラスに再度囁かれる言葉は同じ響き。 鼓膜を震わす男の囀りが心地好くうっとりと目を細め]
私の力を貴方にあげる。 だから貴方の血を少しだけ私に分けて頂戴。
ねぇ……、私を愉しませて……?
[男の首筋に触れる女の唇。 その舌先がちろりと肌を擽り―― やがて女の牙が男の血の筋につぷりと埋まる。 その行為が齎すは苦痛ではなく快楽。 血を得るその牙から魔性の血を薬屋に与えてゆく]
(1) 2010/06/21(Mon) 23時頃
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[血を与えるのは女にとって初めてのこと。 兄と同じように、と。 兄の行為を思い出しながら牙を突きたてた。
サイラスの身に纏わる薬の気配を感じながら 女は血の甘さに酔う]
(*0) 2010/06/21(Mon) 23時半頃
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[サイラスの啼き声が酷く心地好く とろりと蕩けた翡翠が僅かに潤む]
――…本当に好い声。 もっと啼かせてしまいたくなるわね。
[崩れ落ちた男の前にそっと膝を折り 紅い眸に翡翠を絡めて]
気分は如何かしら。
[甘く囁く声には敵意の欠片もなかった]
(14) 2010/06/21(Mon) 23時半頃
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――…ふ。
[目の前の男の聲に思わず笑みが漏れる]
うまくいったのは良いのだけれど ちょっと効き過ぎてしまっているかしら。
[白薔薇へと紅い双眸が向かうのを認め 困ったように首を傾いだ]
(*2) 2010/06/21(Mon) 23時半頃
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/*
さすがに連続で襲撃描写してるから こう、お休みしてもいい気はしてる。
ので、成り行き次第の心算!
(-14) 2010/06/21(Mon) 23時半頃
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――…目の前にいる私よりも セシルを欲するなんて……悪い子ね。
[矜持が傷付けられたとでも言いたげに 力を与えた男・サイラスに向けて呟き]
無事に「済んだ」と思って良いのよね。 初めてだから如何も加減が分からないわ。
[女に疲れた素振りはない。 白薔薇に邪気なく囀り微かに微笑む]
(25) 2010/06/21(Mon) 23時半頃
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/*
被襲撃者の希望を叶えたいなと思う。 縁で言えばセシルは現状の赤メンバーの全てと縁があるし、城主様さりげなくまだ襲撃の方の描写が……だし。
(-17) 2010/06/22(Tue) 00時頃
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/*
メモをみて セシル大人気 は はあく。
(-20) 2010/06/22(Tue) 00時頃
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/* >城主サマ:やっべ、まじで吸血鬼。まじやっべ。
ドナルドの縁故メモは可愛すぎるだろ。
(-21) 2010/06/22(Tue) 00時頃
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――………。
[ツキン、と。 また胸が痛む。
柳眉を寄せてふるりと小さく首を振るった]
(*6) 2010/06/22(Tue) 00時頃
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[純白を纏う女はすっと立ち上がる。 血に飢えた魔性となった男からセシルへと視線を移し]
――…セシル
[いたわる声にただ胸が詰まり言葉が出ない。 一度だけ名を呼んで、次の瞬間その姿は闇に溶ける。 女の貌は靡く亜麻色に隠れその表情ははかれない]
(42) 2010/06/22(Tue) 00時頃
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――お兄様が良いと仰られるなら 私はただ、其れを受け入れるのみ。
[女は俯き小さく聲を響かせた]
(*8) 2010/06/22(Tue) 00時頃
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[胸を苛むこの感情の名を女は知らない――]
(-28) 2010/06/22(Tue) 00時頃
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[此方へと伸ばされた手。 心地好い呼び声が聞こえたけれど留まる事は出来なかった。
あの場に留まってはいけないと本能が囁く]
――…嗚呼。
[これが本当に幸せ。 何処かで問う声が聞こえた。 遠い所ヘ――、そう願った女が辿りついたのは中庭。 女にとってこれが限界なのだ。 城の外を知らず出る事も叶わない。]
(55) 2010/06/22(Tue) 00時半頃
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――…お兄様。
[城主の聲に頼りない聲が返される]
私、は………
[望みを問われ心の軋む音。 聲無く頭を振りうずくまる]
(*12) 2010/06/22(Tue) 00時半頃
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― 中庭 ―
[女は力なくその場にうずくまる。 今日の為にと選んだ純白のドレスが地につくのも厭わず 微かに肩を震わすその様は何処か頼りない]
――…私は何をしているの? 私は何を望んだの……?
[自問する女の声は苦しげで]
…………。
[声なく呼ぶ名が何であったか 誰の記憶にもとまらず霧に溶けた]
(66) 2010/06/22(Tue) 00時半頃
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我慢、なんて………
[滲む聲は兄の言葉を否定出来なかった。 けれど如何して良いのか分からずに ただ途方にくれてしまう]
お兄様…… 私は此処に居ても良いのでしょうか。
[優しい兄の聲に縋るように甘く頼りない囁き。 女は居場所を無くしてしまうのが怖かった]
(*15) 2010/06/22(Tue) 01時頃
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[不意に掛けられたのは女の声>>72 近付くグロリアの気配に緩慢に顔を上げた。 翡翠の眸は潤むのみで涙は流れていない。]
――…グロリア。 貴女こそこんな所に……如何したの?
私は――…ええ、少し気分が優れなくて。
[ゆるゆると立ち上がった女は 痛む胸を庇うように両の手を其処に重ねた]
(80) 2010/06/22(Tue) 01時頃
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――…嗚呼。 そうね……、私は此処以外の場所を知らない。 お兄様の傍以外では生きられない。
[ゆるく目を伏せる。 言い聞かせるように繰り返される言葉]
私はお兄様のもの。 そうよね……、お兄様。
[聲には未だ覇気がなく頼りなさばかりが目立つ]
(*17) 2010/06/22(Tue) 01時頃
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[グロリアの反応に微かに首を傾げた]
貴女こそ如何かしたの……?
[問い掛ける声は何処か心配そうな響き。 背を擦る女の手のあたたかさに思わず大粒の涙が零れた]
――…ありがとう。 貴女の御蔭で少し楽になったみたい。
[少なくともこうして案じてくれる者がいる。 そのことが嬉しくて眦の涙を指の背で拭う]
(91) 2010/06/22(Tue) 01時頃
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/* 女性が少ない状況で 女性があぶれて男同士の絡みが……
というのがちょっと忍びなかっただけでした。
え、女の子大好きですよ。 ほら、かわいいし。
(-39) 2010/06/22(Tue) 01時半頃
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私はお兄様のもの。
[僅かに頷く気配が伝う]
新たな眷属は――…私の………。
[その言葉は最後まで続かずにふるふると首を振るう]
いいえ、全てはお兄様のもの。 私はお兄様が喜んで下さればそれで……
[殊勝な言葉を口にして儚い笑みを湛えた]
(*19) 2010/06/22(Tue) 01時半頃
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……ええ。 如何してかしら、胸が苦しくて……
[この痛みの理由を女は説明できない。 宿る感情さえ女は理解など出来ていない。 柳眉を寄せるグロリアに儚く微笑み]
大丈夫、歩けるわ。 けれど……良ければ、一緒に戻って呉れる? 今は……独りになりたくないの。
[誘いにこくと頷きグロリアに手を差し伸べる]
(101) 2010/06/22(Tue) 01時半頃
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愛しいお兄様。
[そう紡ぐことでしか心を支えられない 兄の聲に宿る感情に気づきはしても 感化され虚しさを共有してしまうのみ]
それは愉しい余興となりましょう。 お兄様のお望みのままに――…
(*21) 2010/06/22(Tue) 01時半頃
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ありがとう、グロリア。 貴女は優しいひとね。
[彼女の親切が身に染みる。 そういえば―― サイモンも彼女のように心配してくれていた。 けれど彼の命を奪ったのは自分。 その妹へと意識を向けかけてふ、と哀しげな表情を過らせる]
貴女はあたたかいわ。 それに良い香りがする。
[繋がれた手も寄せられる身体も心地好く 飢えはないが心の隙間を埋める為に欲しそうになるのを 心の奥底で堪えながら彼女と共に城の中へと戻りゆく]
(113) 2010/06/22(Tue) 01時半頃
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お兄様――…だって…… 私に目もくれずあの子に手を出したのよ。 失礼だとは思わない?
[兄と自分だけが啼かせて良いはずだった存在を取られ 更には女としての矜持さえ傷付けられて 好ましいと思える心境にはない。 言い訳染みた言葉をぽつぽつと紡ぐ。
優しく愛でてくれる兄ならその様な事はなかっただろう。 心酔する兄に対してだからこそそれを言葉に出来た]
――…次?
[兄の提案に女の表情から翳りが薄くなり 僅かに嬉しそうな気配だけが意識を通して伝う]
(*25) 2010/06/22(Tue) 02時頃
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ほら、石鹸のかおりが……
[何かに思いをめぐらすグロリアにそう言い添えて]
そうね、たまには長湯も良いかもしれない。 けれど一人で入っていると話し相手もいないし 少しだけ詰まらないの。
[呼び名に緩く目を細め他愛ない話に興じる]
グロリア、……此処で何か不自由はない? もしあるのなら……出来る限りの事はするわ。
[それは彼女の優しさに対する言葉。 客人というだけならばそのような気遣いはしない]
(126) 2010/06/22(Tue) 02時頃
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――…嗚呼。
[人の優しさに触れて閉ざしていた魔性の目が 意に添わぬ光景を映し女は悩ましげな音を紡いだ]
(*28) 2010/06/22(Tue) 02時頃
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[繰り返される事実に拗ねるような気配。 けれど目の前に甘えられる相手などいない。 小さく唸り唇を尖らせた]
――…血を与えすぎたなら私の不手際。 けれど私がお兄様に与えられた量よりも うんと少なかったのに……
[新たな眷属から牙が向けられようと 兄も自分も害されはしない。 内に宿る力の違いは感じ取っている]
ありがとう、お兄様。 今度は間違いが起こらぬように致します。
(*31) 2010/06/22(Tue) 02時頃
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――…如何かしたの?
[ことりと首を傾ぐ。 異変があったことは知っていたが 目の前にいるグロリアは初めて会った時と変わらぬ風情に見え]
ありがとうと言わなきゃいけないのは私の方よ。 声をかけてくれてありがとう。 またお話できると嬉しいわ。
[グロリアが常のままならばこのままで良い。 夢をみる彼女に更なる夢を与える必要はない。 そう自らに言い聞かせ湧き上がる衝動を消した]
――…貴女も自愛してね。
[玄関を潜り廊下に出るとグロリアに微笑を向けて]
私は広間に行こうと思うけれど 貴女は――…?
(140) 2010/06/22(Tue) 02時半頃
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[静々と兄に了承の意を告げる。 自分の時は如何だったのだろう。 一瞬過る疑問に眉を顰めた。
知らない。 分からないままでいい。 思い出してはいけない。
何処かで声がする。
けれどもう一人の自分が思い出してと叫んでいる]
――…残念、でしたね。
[詩人に想い馳せる兄に対してそう呟くのは 兄が詩人に少なからず興味を抱いて居ることを知っていたから]
(*35) 2010/06/22(Tue) 02時半頃
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――…お医者さん。 ええ、そうね。
[医者と言う言葉に連想してしまうのは薬屋の男。 強張りかけた表情を必死に取り繕う。 部屋に戻るというグロリアに一度頷き]
分かったわ。 またね、グロリア。
[会釈を返し別れた彼女の背に紡ぐ言葉は 城の中にあるというのに、 気をつけて、という妙な言葉]
(148) 2010/06/22(Tue) 02時半頃
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絶望の産声………
[単純な思考の女には兄の高尚な趣向はよく分からず]
全てが全て絶望するのかしら。
[ぽつ、と零されるのはこれから眷属に迎えようと 思う者に対しての思案。 自分もまた絶望したのだろうかという不安。 そんなことはない、と否定の言葉を欲し問う]
この享楽の宴はお兄様のためのもの。 お兄様が愉しめることを私は望みます。
(*37) 2010/06/22(Tue) 02時半頃
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/*
これはセシルの入浴シーンに期待するターン?!
(-52) 2010/06/22(Tue) 02時半頃
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/*
ぐ、ぐろりあーーー!?
狂気うまく出せてていいなぁ。
(-54) 2010/06/22(Tue) 03時頃
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/*
はっ、ptふえてる。 グロリアちゃんから飴もらっちゃった(*ノノ) ありがとーっ
(-55) 2010/06/22(Tue) 03時頃
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[広間へと続く廊下を歩きながら女はじっと自らの手を見る。 グロリアのぬくもりは冷えた肌にはもう残ってはいない。 それが少しだけ寂しくて女の貌には憂いが宿る]
――…貴女の幸せはなぁに?
[既に其処にない彼女に問う言葉。 答えが返ることなど期待してはいなかった]
(155) 2010/06/22(Tue) 03時頃
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/* さて、如何しようかな。 良い時間だからそろるで落ちようかなぁ。
(-58) 2010/06/22(Tue) 03時頃
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[見えすぎてしまう魔性の目が少しだけ疎ましい。 見なくて良いものも見えてしまった。 女の魔力の量は城主ほどではないけれど 長い時を掛けて与えられたそれは侮れぬ量に膨らんでいる]
――……私は、
[きゅ、と自らの手を握り締める。 何も掴めぬその手は虚しさだけを女に与える]
(162) 2010/06/22(Tue) 03時頃
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――……、……。
[兄の深い孤独を想えばツキンと胸が痛む。 埋まらぬ孤独に想いを馳せ女は緩く目蓋を閉じた]
(*38) 2010/06/22(Tue) 03時半頃
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/*
………セシルの人は寝なくていいの? 大丈夫なの、といいたくなってくる。
あ、入浴シーンごちそうさまです。
(-64) 2010/06/22(Tue) 03時半頃
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/*
お兄様の多角っぷりすごい。 多角こわい。 特に眠い時は多角やばい。
(-65) 2010/06/22(Tue) 03時半頃
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[不意に閉じられた翡翠。 広間はもう直ぐだというのに足が動かない。 女の耳朶に、今は囁く聲もなく。 ぎゅ、と胸の前で己が手を握り締めた。]
セシル……
[思わず名を紡いでしまうのは 人ならぬ耳が白い執事の声を拾ってしまうから。 遮断しきれぬ意識は無粋なだけで ただ困ったように吐息を零した]
(173) 2010/06/22(Tue) 03時半頃
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/*
そんな発言を落とした途端、兄の聲が聞こえた。 リロードしろってことですねわかります。 ……うっ(ノノ)
(-67) 2010/06/22(Tue) 03時半頃
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――…そう。
[兄の返事に思わず安堵が漏れた。 彼の置いた間に気づく余裕さえなく]
………、……。
[問い掛けに短くはない間が生じる]
愉しみたいのに…… お兄様から離れていると虚しさばかり……
[魔性となった自分を受け入れてくれるのはこの兄だけ。 そんな思いから呟かれた聲は微かな音色]
(*40) 2010/06/22(Tue) 03時半頃
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― 廊下 ―
[セシルの声に女はゆるゆると顔を上げた。 じ、と見詰める翡翠に眷族とした者が施した痕が見える。 微かに柳眉を寄せて――]
……ええ、呼んだわ。 貴方を呼んでいたの。
[肯定の言葉を紡ぐけれど女はどんな顔をしてあえば分からず ツキ、と痛む胸に拳が強く握られて手の内には爪あと]
――…ご苦労様。 疲れたでしょう……?
[労りの言葉は本心からなのに、声が震える]
暫く休んでいても大丈夫よ。
(181) 2010/06/22(Tue) 04時頃
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/*
お兄様は優しいなぁ。 もっと冷たい扱い受けるかなと思ってた。
(-70) 2010/06/22(Tue) 04時頃
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――…お兄様の姿が見えないと寂しいわ。 気配を感じてはいても触れられないのが寂しい。
[女が求めるのは確かな存在。 夢や幻で満たされる事は無く。 続く囁きに灯るのは喜び]
お兄様……。
[感謝の気持ちをのせ小さく囁いた]
(*42) 2010/06/22(Tue) 04時頃
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――…そうね。 でも耳が良すぎるのも困り物よ。
[セシルの微笑みに淡く微笑み冗談めかして答える。 大丈夫、うまく笑えているはず。 そう自分に言い聞かせ何事もない振りをする]
私には貴方を案じることさえ許しては呉れないの?
[問う声はゆるく淡く儚くあり。 誘う声に幾つか問いたい言葉はあれど それは口にしないまま差し出された白に己が手を重ねる]
セシルの淹れた紅茶がのみたいわ。
[僅かな甘えを乗せて向かうは広間]
(189) 2010/06/22(Tue) 04時半頃
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/*
トニーとヘクターのロールいいなぁ。 なんか和んだ。
(-71) 2010/06/22(Tue) 04時半頃
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[白薔薇の執事の謝罪に自分の失言に気づいた。 ふるりと首をふれば亜麻色が揺れる]
……気にしないで。
[ぽつと零されたのはぎこちない言葉。 如何してこんなに心が落ち着かないのか分からず 不安ばかりが色濃くあらわれる]
勿体無くなどないわ。 勿体無いのは………
[貴方をあの眷属に与えた事。 その言葉を紡げばまた余計に軋んでしまうから 女はそれを言わず曖昧な笑みを浮かべた。]
(193) 2010/06/22(Tue) 05時頃
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― 白薔薇香る広間 ―
[執事に促されるまま席につき器用な男の手元に見惚れる。 漂う香りにふっと表情が和らいだ]
今日はミルクで頂きましょう。 セシルのおすすめ、なのでしょう?
[緩く首を傾げ強請る仕草は 白の葡萄酒を強請ったあの時にも似て]
――…如何して、そんな事を聞くの?
[問われた事にぴく、と指が小さく跳ねた。 そんなにうろたえていたのだろうか。 心乱したその時の事を思い出せば また、ツキリと胸が痛んで 不安げな表情を隠せぬまま焦がれる天国の青を見詰めた**]
(194) 2010/06/22(Tue) 05時頃
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水商売 ローズマリーは、靴磨き トニーに話の続きを促した。
2010/06/22(Tue) 05時頃
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[白薔薇の芳香に加え広間には紅茶の香りが漂う。 花にも似た甘い香りは好ましいもの。 茶器の縁に浮かび上がるゴールデンリングが 微かな振動に揺らいでみえる。 和らいだセシルの眼差しに僅かに過ぎるは安堵]
――…セシルと同じが良いの。
[そのままで、と紡ぐ執事に緩く首を振り]
ミルクはどれくらい入れれば美味しいの?
[訊ねて彼と同じ飲み方を希望する。 同じものを口にしても同じ事を感じられるとは限らない。 彼と自分の違いを感じながらも同じを望んで――]
(220) 2010/06/22(Tue) 14時頃
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[天国の青を見詰めながら想うのは
そのままであって欲しいという願いと 自分と同じであって欲しいという希求。
相反する心に気付き視線を落した]
嗚呼……、 貴方には情けない所ばかりみせているわね。 案じて呉れてありがとう。 ――…少し、苦しかっただけなの。
[何がとは言わず、 視線を戻した先にある彼の笑みに瞬き一つ。 女はこの人の微笑みが好きだった。 失いたくないのだと自覚すればまたツキリと胸が痛む]
(221) 2010/06/22(Tue) 14時半頃
|
水商売 ローズマリーは、墓荒らし へクターに話の続きを促した。
2010/06/22(Tue) 14時半頃
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/*
城主さまーーーっ 赤レス遅くてごめんなさい。 気配に気付こうかどうか。 気付かれたくないって事はないと信じて動くかなぁ。
(-80) 2010/06/22(Tue) 14時半頃
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愛しいお兄様……。
[城主の聲に返すのは何時もと同じ言葉。 蒼空と紡がれれば思考は其方に向かう]
留めておきたい。けれど彼は逃げなかった。
[これからも逃げずにいてくれるだろうかという期待と 離れていってしまうかもしれないという不安が交錯する]
………これが、執着?
[全ては執着ゆえのことだろうか。 兄が言うならそうなのかもしれない。 女から反論の聲はあがらなかった]
(*45) 2010/06/22(Tue) 15時頃
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[不意に滲む気配に女の睫毛が微かに震えた]
(*46) 2010/06/22(Tue) 15時頃
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[霧に混ざる気配はいくら薄かろうと間違うはずのない。 女に計り知れぬ影響を与え この城で誰よりも圧倒的な力を持つ者。 その気配を察し、女の睫毛が微かに震える。
ゆるく視線をめぐらせれば 広間の片隅に佇む兄の姿が翡翠に映りこむ]
お兄様……?
[呼び掛ける声は何処か不思議そうな音色]
(226) 2010/06/22(Tue) 15時頃
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[新たな眷属の立てた音>>225が鼓膜を震わす。 す、と細まる眸は僅かに愉しげな色を湛え]
――…サイラス。 お兄様の命をしかと成し遂げて
お兄様が喜んで下さるように――…
[囀る聲には常と同じ甘い響き]
(*47) 2010/06/22(Tue) 15時頃
|
|
/*
あー…、幽界あればユリシーと話せたか。 墓下一人は寂しいよね。
(-85) 2010/06/22(Tue) 15時半頃
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[新たに迎え入れた眷属の小さな返事]
――…そう。 いいこね、サイラス。
[愉悦の滲む聲には くすくすと愉しげな音が混じった]
(*52) 2010/06/22(Tue) 15時半頃
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|
[心酔する城主の言葉に異論を唱えることはない。 生ずる感情の名さえ女には思い出せていないのだから]
愛しい……
[兄の言葉を繰り返せばまたツキンと痛みがはしる]
――…嗚呼。
[切ない吐息を聲にのせ女は心を揺らす]
(*53) 2010/06/22(Tue) 15時半頃
|
|
[――私の、と。 城主にそう呼ばれる事は女にとって当然の事。 サイモンに呼ばれた時とは違い取り乱す事などない]
お兄様……?
[逸脱とは何をさしているのだろう。 女は不思議そうに首を傾げ薄い笑みを刷く兄を見詰める。 薔薇達、と兄は言う。 其れは私を含めての事だろう]
私は――… お兄様から逃れようなんて思わないのに。
(231) 2010/06/22(Tue) 15時半頃
|
|
お兄様……
[兄の言葉の先が気に掛かる。 何を思うのか女には分からない]
私はお兄様の傍に居ても良いのですよね……?
[いつか訊ねた問い掛けを向けるのは 在りし日の記憶がないから。 確認することで此処に居るという返事に代えた]
――…失礼とは思わないけれど お客様の目には毒かもしれませんね。
[強すぎるその色香は人間の身には毒ともなろう]
(239) 2010/06/22(Tue) 16時頃
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|
――…行ってらっしゃいませ、お兄様。
私は……大丈夫ですから……。 ちゃんと大人しくお兄様のお帰りをお待ちしています。 だから、如何かごゆるりと……
[柔らかな微笑を城主へと向けて静々と頭を下げた]
(240) 2010/06/22(Tue) 16時頃
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|
/*
あ、pt増えてる……? これはメアリーちゃんよね。 いつもありがとう。
(-89) 2010/06/22(Tue) 16時半頃
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[ゆるゆると顔を上げた。 妹の目にさえ今の兄の姿は婀娜なるものを感じさせる。 トクリと跳ねる鼓動。 けれど甘やかすような兄のその調べに満ちるのは安堵]
――…はい、お兄様。
[人ならざる者となり 記憶も失った女には他に身を寄せる場所など無く。 同胞である兄の傍以外に自分の場所は無いのだと思い 彼に対してのみ己が居場所を求める]
(258) 2010/06/22(Tue) 17時頃
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[城主の気配が霧に紛れ遠ざかる。 セシルへと向き直れば城主の命を受け辞すところ。 何の用意なのかと問う事はせず]
――…ええ。 何かあったら貴方を呼ぶわ。
……いってらっしゃい。
[見送る言葉のみを向ける。 執事たる男の姿が見えなくなれば 白く濁る紅茶へと視線を落した]
嗚呼、似合うと言って貰えたのに ありがとうも言えなかったわ。
[仮令お世辞であったとしても 立場からの言葉であったとしても嬉しかったのに。 そっと口に含んだ紅茶は優しく甘く―― 淹れてくれたその人を想わせる**]
(261) 2010/06/22(Tue) 17時頃
|
|
/*
兄との出逢いは書きたいなぁとは思いつつ まだ朧にしか浮かんでないのでした。
長くは生きられないと言われていたローズが 宴に招待されて……? いや白薔薇の園でも絵になるかなぁ。 兄は憐れんで力を与えてくれたのかなーとそんな妄想。
(-93) 2010/06/22(Tue) 17時半頃
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|
― 広間 ―
[――カタ、と茶器が置かれる。 器の中身は既に飲み干され空となっていた。 影から何かが女に伝わる。 女の表情がふ、と曇った]
――…お兄様が其方にいらっしゃるなら 私が行かずとも問題はないでしょう。
荒事は――…苦手だわ。
[女の呟きに偽りはない。 女の身体能力は客人の女性と殆ど変わらない。 兄にも執事にも大丈夫といってみせたのは けれどそれを補う余りある魔力の存在と 無闇に危険には近付かぬように心掛けていたから]
(330) 2010/06/22(Tue) 22時頃
|
|
――…お兄様はお優しい。
[遠く囀る聲に他意はなく ただ女の思った儘が紡がれている]
(*58) 2010/06/22(Tue) 22時頃
|
|
――…喰らってしまいなさい。 咽喉が渇いて仕方ないのでしょう? 血が、欲しいのでしょう?
お兄様に刃向かう者には死を――…
当然の事でしょう……?
[新たな眷属となった男に甘く囁き誘う]
(*59) 2010/06/22(Tue) 22時頃
|
|
――…問題ありませんよね、お兄様?
[緩く首を傾げ問う仕草。 女はこの城主のために在り 女はこの城主のために動くのが当然と思っている。 兄の聲に微かな安堵を過らせ]
手が足りぬ時は私もお使い下さい。 私は、お兄様のために在るのですから……。
(*62) 2010/06/22(Tue) 22時半頃
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サイラスの部屋大人気だな。 さて、私は何処にいこうか。
(-112) 2010/06/22(Tue) 22時半頃
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――…良かった。
滅多に見れぬ見世物……? それは、愉しそうね。
お兄様が呼んで下さるのなら 私は何処にでも参りましょう。
(*65) 2010/06/22(Tue) 22時半頃
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[女は静かに立ち上がる。 影に茶器を片付けるよう指示を出し 白いドレスの裾を翻した]
――…私も参りましょう。 お兄様の許へ……。
[その姿はす、と闇に溶けて――。 次の瞬間には城主の居る部屋の窓辺。 兄の傍に控えるように佇む]
(368) 2010/06/22(Tue) 22時半頃
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[この十二年――。 目覚めた頃よりこれまで同胞となった者を女は知らない。
だから、新たな眷属として迎えた者に 多少なりとも興味を覚えていた。
血の濃さは違えど同じ血が流れている。 淡い微笑を浮かべ血を流す眷族を見詰めた]
(371) 2010/06/22(Tue) 22時半頃
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――…そう。 困ったものね……。
お兄様と私以外に、心乱されるなんて……
[サイラスを見ていた翡翠が城主へと向けられる。 見上げた眸には城主の貌だけが映り込んだ]
(*67) 2010/06/22(Tue) 23時頃
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――…お兄様。 そんな貌なさらないで。
[常とは少しばかり違う城主の表情に 女は心配そうな声をあげた。 たおやかな指先が城主の端整な頬を撫でる]
(386) 2010/06/22(Tue) 23時頃
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――…其れは貴方にとって其れは“毒”よ。
[魔性の血を取り込んだ狩人に紡ぐ女の声は哀しげ。 つい先ほどまでは敵視したというのに――]
……………。
[慈悲を、と狩人の男は言う。 女は僅かに柳眉を寄せてその男を見た]
(394) 2010/06/22(Tue) 23時頃
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