17 吸血鬼の城
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花売り メアリーは、小悪党 ドナルドの姿を壁際に認めて一度瞬く。
2010/06/22(Tue) 00時半頃
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「行かず後家」→「嫁かず後家」
それにしてもヒドい呼び様だ、すまん、グロリア。
(-29) 2010/06/22(Tue) 00時半頃
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[>>50 別のことを考えていたせいか、 魔となった男の動きには注視していなかった]
―――……ッ、
[冷たい腕が己の身を捉える、 そのひやりとした冷たさに―― 齎されるものを想像して、温度からではない震えが過ぎる]
―――…ご気分は、いかがです?
[白薔薇は今はまだ熱を秘めて、微笑む]
(56) 2010/06/22(Tue) 00時半頃
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/* 慣れない悪役は大変なのニャ。 */
(-30) 2010/06/22(Tue) 00時半頃
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>>52 [座ったままだが、おっちゃんの情報に足して] この場にいねーので、貴族の黒い服着た女なら風呂場の前で擦れ違ったぞ。 詩人も食事の間で会った。つか酒飲んだ。
…ああ。城主サマといれ違いで出てきたから そのあと詩人どこいったのかわからねー。
(57) 2010/06/22(Tue) 00時半頃
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――…お兄様。
[城主の聲に頼りない聲が返される]
私、は………
[望みを問われ心の軋む音。 聲無く頭を振りうずくまる]
(*12) 2010/06/22(Tue) 00時半頃
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小悪党 ドナルドは、花売り メアリーの視線に気づけば、手をヒラリと。
2010/06/22(Tue) 00時半頃
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―食事の間 前―
……詩人さんを探しているんだ。 御存知、ないかな。
[見えるはダガーの柄。こちらは丸腰だ。 何でもない事のように、目礼する従者に声をかける。
集団暴走。
その言葉をかけた男の方を、ちらと向いた。>>52]
(58) 2010/06/22(Tue) 00時半頃
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[一部の肌も見せぬ衣装 唯一つ、覗く肌は青い脈の透ける薄い首筋のみ]
……救いがたいでしょう?
[差し出すように、指先で触れて]
(59) 2010/06/22(Tue) 00時半頃
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ドナルドさん……。大丈夫ですか。
[壁に寄りかかり、座り込む姿に心配そうな視線を送る。
ヘクターの声が厳しくなり、自分に忠告するのには>>52 真剣な表情で頷いた]
(60) 2010/06/22(Tue) 00時半頃
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/* なんちゅうか GO★ME★NN★NE★
(-31) 2010/06/22(Tue) 00時半頃
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>>56 [そして、白薔薇の微笑みに、また頭がくらりとしたか。 その首筋に貌を寄せる。 そのまま、本能のまま、枷のない部分、耳の下につぷりと牙をたてた。]
(61) 2010/06/22(Tue) 00時半頃
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/* ああなるほど理解。 ヘクター←サイラス セシル←ローズ
これが一番みなの希望汲んでる?
(-32) 2010/06/22(Tue) 00時半頃
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私のローズ……お前は何も我慢する必要は無い。 お前の望むままに あれはお前が作った眷族だろう?
[彼女の心の内を知ってか知らずか。 心もとない聲へ、城主は優しく語り掛ける。 まるでひとの兄妹を錯覚させるような]
(*13) 2010/06/22(Tue) 00時半頃
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[イアンの視線を受けて顎をこする。]
暴走ってのは云い方が悪かったな、許せよ、取材者。
ただ、前にも見たことあるのさ、おれは。
(62) 2010/06/22(Tue) 00時半頃
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/* ところで デフォルト襲撃はロビンでした。 襲撃したいです 襲撃じゃなくても吊りでもいいんです ロビンもぐもぐしたい ロビンはむはむしたい
(-33) 2010/06/22(Tue) 00時半頃
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─廊下─
[バタバタと駆け去る音が聞こえます。 そうして、それを見送る幾人かの姿もまた。]
マーゴットさま。 ああ…。
[彼女の表情に、先程の出来事が知られていたのだと知るのです。 はしばみ色の瞳を伏せ、胸元のペンを一度指で触れました。>>54]
──…お気遣い、感謝致しますわ。
[けれどもそれ以上感情を乱すことはせず、まっすぐに黒い瞳を見つめて、僅かに哀しく微笑みました。 そうして、その場の見慣れぬ面々へも視線を巡らせたのです。]
(63) 2010/06/22(Tue) 00時半頃
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−食事の間 >>58−
ええ。詩人様の所在は存じております。 ですが、お話戴くことは「難く」お断りしなければなりません。
とはいえ、お話をすることは、私にも不可能なのですけれども、ね。
[平坦なトーンの声、薄青色の視線。 それらが、まるで値踏みするように、記者の肉体をまさぐる。]
(64) 2010/06/22(Tue) 00時半頃
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>>59 [そう、露出のない白薔薇の、唯一見せる肌の部分に、その変化した牙が食い込んでいく。
その手は獲物が暴れぬようにと身体を縛るように抱く。
殺さぬように…
そう指示されたのを思い出すのは数十秒後か。 血を飲み込めば、紅の眸がまた暗い泉の青色に戻っていく……。]
(65) 2010/06/22(Tue) 00時半頃
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― 中庭 ―
[女は力なくその場にうずくまる。 今日の為にと選んだ純白のドレスが地につくのも厭わず 微かに肩を震わすその様は何処か頼りない]
――…私は何をしているの? 私は何を望んだの……?
[自問する女の声は苦しげで]
…………。
[声なく呼ぶ名が何であったか 誰の記憶にもとまらず霧に溶けた]
(66) 2010/06/22(Tue) 00時半頃
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[血を飲み込めば、渇きは満たされるだろう。
代わりに戻ってくるのは、 人としての理性。
眸の色は、青色に戻って……]
(*14) 2010/06/22(Tue) 00時半頃
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>>60 [トーニャに心配げな顔で見られれば、いつもの人の悪い笑みを浮かべ その頭を撫でようと手を伸ばし。 伸ばしかけたところで、やはり静かに下ろす。]
おう、あんがとな。嬢ちゃんこそ気ぃつけろよ。
[>>58少し遠くにいる友人も、その奥にいるらしい従者の様子も 見る事は難しい。 何が起こるのか、何故そんなに急いでいるのか判らずただ状況が良くなることを祈る]
(67) 2010/06/22(Tue) 00時半頃
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[>>64
声を聞き、この従者が黒薔薇と呼ばれていたことを思い出す。 ロビンが本名で、黒薔薇が…字か。 何か引っかかる二つの単語は、しかし、この状況で リンクすることはなく。]
(68) 2010/06/22(Tue) 01時頃
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我慢、なんて………
[滲む聲は兄の言葉を否定出来なかった。 けれど如何して良いのか分からずに ただ途方にくれてしまう]
お兄様…… 私は此処に居ても良いのでしょうか。
[優しい兄の聲に縋るように甘く頼りない囁き。 女は居場所を無くしてしまうのが怖かった]
(*15) 2010/06/22(Tue) 01時頃
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ごきげんよう。
…お加減でも優れませんの?
[壁に凭れるように座り込むドナルドの様子に、僅かに小首を傾ぎます。>>47 どこか痛みを堪えるようにも見えたのは、光の齎す錯覚でしょうか。
細い眉根を寄せ、片手をひらりと上げる隻眼の男性の顔を少し覗いたのです。]
(69) 2010/06/22(Tue) 01時頃
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―食事の間― [屍骸となった詩人の衣服に手をかける。 毀れた血は其処にも滲んでいた]
……心無き骸ならば 辱めようと、構うまい?
[ひとりごちる。 扉の向こう側では、記者と従者の会話がある。 人は益々増えるだろう 其の前にこれを片付けねばと思えども 思う様に血を啜った直後とあれば、今だ治まりきらぬ熱が 体中を渦巻いている]
(70) 2010/06/22(Tue) 01時頃
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はあ、うう。
[もっと普段から体力をつけておくべきだったか。やや遅れて食事の間の前に到着する。]
……?
[食事の間の前に誰か立ちふさがるようにして立っている。――首輪をつけている。どうやら従者のようだ。]
ここでわざと道をふさいでいるっていうことは。 この中で、何か起こってるの……?
(71) 2010/06/22(Tue) 01時頃
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いい湯でしたわ。
[城内の全ての事柄――数刻前の自分自身でさえも他人事のまま、若しくは忘れ去ったまま]
あら? どうかなさいましたか。御具合でも?
[身に纏う不快感を洗い流すべく湯に浸り身体を洗い、火照った身体を覚まそうと中庭に出れば蹲る白いドレスの人物を見つけ(>>66)、声を掛けて近寄った]
(72) 2010/06/22(Tue) 01時頃
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[吐息は耳朶を掠めれば、 零れる飴色の髪を後ろ手にそっと押さえた]
―――…ぁ、
[埋め込まれる牙の齎す一瞬の痛み、 けれど、それが霧散すれば――湧き上がるは恍惚。
呼吸はすぐに乱れはじめて、 血を失っているというのに昂揚に耳朶は赤く色づいた]
………ああ、
[身を拘束する腕は冷たい、その冷たさは熱い体に心地よく。 このまま全ての血が失われてしまえば、どれほどの悦楽であろう。
眸が滲み始めれば、思考は徐々に惚けていった。 ――ただ、全身を巡る悦びだけに満たされて、 その躯は力を失い、散るが如くに、崩れ落ちていく]
(73) 2010/06/22(Tue) 01時頃
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―食事の間 前―
前にも見た事がある……?
[男の言い様>>62に、眉が自然に潜められる。 見える刺青と言い、何だか――]
お断り? 話が出来ない? まさか、また――
[薄い視線が向けられる。言葉が向けられる。 従者の向こうに何があるのか、――嫌な予感しか、今はしない]
(74) 2010/06/22(Tue) 01時頃
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[ドナルドの手が此方に伸ばされれば、反射的にびくりと首を竦める。そんな反応の所為か、彼の手は届くことなく静かに下ろされた。 彼を不快にさせてしまったかもと、そっと顔色を覗えば、浮かぶのは人の悪そうな笑み]
――……はい。
[気をつけろ、というドナルドの言葉に小さく答えて、ヘクターの背を追った]
(75) 2010/06/22(Tue) 01時頃
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[ドナルドの情報にはひとつ頷き、トーニャに声をかけている様子に、ニマリ]
おまえさん、ロクデナシかも知れねぇが、ヒトデナシじゃあなさそうだ。 安心したぜ。
(76) 2010/06/22(Tue) 01時頃
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