164 天つ星舞え緋を纏い
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説法師 法泉は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 22時頃
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─ 川辺 ─
[せせらぎの音を掻き消さんとするかのように鳴る錫杖の音>>55]
……やはし、あいつが先かぁ。
[一平太は、華月斎には鎮められたくないと言った。 そう言った者が近付いて来るなどあるはずもない]
駄賃はくれたらんで。 わいには、まだやらなあかんことがある。
[近付く音と共にやってくる姿がはっきりとして来た頃、その場に立ち上がり正面から相対した]
(56) 2014/02/19(Wed) 22時頃
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―神社近く―
[光宿すひとのかたち。 その声>>54を聴く前から、何となくだが誰かは分かっていた。 灼かれてしまわぬ様、眼を細くして]
そっか。 一応、訊くけど、何か用事か。
[返ってくる言葉は予想できていて、敢えて問いとして紡ぐ]
(57) 2014/02/19(Wed) 22時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 22時頃
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─ 神社近辺 ─
[今の自分が闇にどう見えているかは定かではないから、目を細める仕種に緩く首を傾ぐ]
……一応、って、なぁ。
[紡がれる問い>>57に、零すのは大げさな息、ひとつ]
……日向と、沼太郎さん……光がふたつ、闇に喰われた。 俺はこれ以上、闇に光を喰わせたくない。 俺自身も、喰われたくない。
だから……闇を祓い鎮める。 そのために、探してた。
[問いに答える口調はごく穏やかに凪いだもの。 未だ懐収める笛に今宿る、秋の穏やかさにも似て]
(58) 2014/02/19(Wed) 22時半頃
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― 川辺 ―
[立ち上がり、正対した手妻師の肩の上には狐と狸>>56]
どうでも良いが、お前、少々真剣味が足らんぞ、琥珀。
[指摘する声も決して重みがあるとはいえず]
やらねばならん事、か。 弟を祓うことも、その内か?それは少々お人好しのお前には荷が勝ちすぎておろうに。
[それ故に、と、言って、錫杖をじゃらん、と前に振ると、遊環には、鮮やかな緋色の焔が纏われる]
わしが、その荷を降ろしてやろう。おさななじみ、の、よしみでなあ。
[声は軽いまま、けれど、細める瞳は鋭く強い]
(59) 2014/02/19(Wed) 22時半頃
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― 通りのどこか ―
は……随分、遠慮ない……のね。 ……事実、だけど、さ……。
[む、と唇が軽いへの字を結ぶも。 変に気を遣う振りをして詮索するような連中よりはよっぽど好ましいとも思う。]
こんなの……慣れて、ないんだし……仕方、な……。
[伸ばされた手に言葉は途切れた。 普段であれば手を払い除けたかもしれないが、そうしなかったのは女なりに弱っていたからか。 もしくは、同じ星を宿すものだったからか。]
(60) 2014/02/19(Wed) 22時半頃
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[ゆらり。 自身の刀とは似て非なる緋色が朧げに映る。 熱のない焔、これがこの男の力かと覚る。 その真言がなにかは分からずとも。 唱える声がただ心地よく、声が止むまで目を閉じ、じっと聞き入っていた。]
(61) 2014/02/19(Wed) 22時半頃
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[完治はせずとも、ゆっくり歩くだけなら苦にならない程には回復できたか。]
ありがと……助かったわ……。
[一つお辞儀して。 視界の晴れた目で男の顔をみる。 その目元に、見覚えがあるような気はしたけども、女はすぐには思い出せない。]
(62) 2014/02/19(Wed) 22時半頃
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─ 川辺 ─
人んこと言えんのか?
[法泉の言葉>>59に、笑う。 墓地に居た時に見せた複雑さはもう無い]
一だけやない。 ……全部や。 おまえも、他ん奴も、ぜぇんぶ祓ったるわ。
おまえに降ろしてもらうような荷ぃは、いっこも無いで。
[法泉が錫杖を振ると同時、右手で懐から半紙を引き抜く]
狸と狐の化かし合い、始めよやないか。
[冗談めいて言いながら、手の中で半紙を細かく千切り始めた]
(63) 2014/02/19(Wed) 22時半頃
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終わる、か…… 終わったら、どうなるんだろね……? 今だってもう…こんなだし……。
[生まれ育った里。 三行半を突きつけられた時も。既に両親が他界してしまっているのに、帰る場所なんてここしかなかった。
けども、今はまるで知らぬ場所の様に変わり果ててしまった。]
ううん……考えたって、仕方ない、か。 どうなるもんでもない。
[独り言の様に呟いて。]
(64) 2014/02/19(Wed) 22時半頃
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……あんたもさ、喰いにいくんでしょ?
生きててね。 ――死んじゃったら、借りも返せないし、さ。 私、あんたみたいにお経なんて唱えられないしさ。
[万全の状態であれば同行しただろうが、現状では足手まといでしかないだろうと、話が終われば女は見送るのみ。*]
(65) 2014/02/19(Wed) 22時半頃
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― 川辺 ―
やれ、欲の張った狸よのう。
[全部を、という華月斎の言葉に>>63返す声音はどこか愉しげにさえ響く]
狐と狸の化かし合い、ならば...
(66) 2014/02/19(Wed) 23時頃
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─神社近辺─
よく考え違いするからなぁ。 だから、一応だよ。
[相手の首を傾ぐ仕草>>58すら、よく見えない。 眼を細めたまま]
そっか。ひなが。
[明之進の次に仲良くなった子。妹みたいに思っていたのは昔の話だった。 本当は己よりずっとしっかりした娘で、一にぃなんて呼ばれるのが何だか申し訳ないくらいで]
……沼太郎様も、そっちだったんだ。
[『時を失してからでは遅いぞ』 茶屋で団子と共に貰った言葉が頭に浮かんで、消えていった。 その意味は未だに上手く掴めていない]
(67) 2014/02/19(Wed) 23時頃
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[結局、齎された言葉は予想通りで。 小さく息を吐いて]
……なぁ、明之進。 うちの兄様って、狸に似てたかなぁ。
[此方が紡ぐのは一見、何の関係も無い言葉。 彼と知り合って間もない頃は、何かあるとすぐ兄の話をしていた。他に話が無かったというのもあるが。 ここ最近の芸名でなく、その時の呼び方で、口にして]
よく、思い出せなくってさぁ。
[最後にその顔をちゃんと見れたのは、何時だっただろうか]
(68) 2014/02/19(Wed) 23時頃
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説法師 法泉は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 23時頃
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─ 神社近辺 ─
[一応、の理由>>67にほんの少し苦笑する。 説明が上手くできなくて、妙に行き違った事もそういやあったか、と。 思ったのは短い時間]
ああ。 沼太郎さんは、俺も本当についさっき、知ったんだけどな。
[そう言って、それから。 息吐いた後に向けられた問い>>68に、一つ瞬いた]
(69) 2014/02/19(Wed) 23時頃
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……兄さんが……狸に?
[久しぶり聞いた気がする呼びかけを交えた問いに零すのは、こちらはずっと変えていない呼びかけを交えた疑問の呟き]
……まあ、似てるといえば、そうかも。
[賑やかしな所とか、と。 言いかけた言葉は、続いた言葉に途切れて、消えて]
思い出せない、って。 ……お前、どれだけまともに顔を合わせてなかったんだよ。
[代わりに口をついたのは、どこか呆れたような言葉と、それから]
(70) 2014/02/19(Wed) 23時頃
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……思い出せないなら、自分で見て、確かめろよ。
[言いながら、懐に収めた笛を掴んで、引き出す]
まぶしくて見えない、っていうんなら。 ……ちゃんと向き合えるように、その闇、鎮めてやる。
[くるり、手の中で回された笛は、舞うが如き動きで緩やかに大きな弧を描き。 その先端が、ぴたり、一平太へと向いた]
(71) 2014/02/19(Wed) 23時頃
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─ 川辺 ─
[半紙を千切る手つきに無駄は無い。 何度も何度も繰り返し覚えた、身に染み付いた動き]
欲張りで何が悪い。
[愉しげな声>>66に笑い返し、懐の扇を右手で引き抜き、開いた]
(72) 2014/02/19(Wed) 23時頃
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― 回想・決着の後 ―
[凍てつく間際、日向の口から零れた言葉>>+2。 短い笑い声が漏れそうになったけども、痛みがそれを妨げた。]
じゃ……もっと……悪あがき、する……? そしたら……
[言いかけた言葉は、すんでのところで飲み込んだ。]
ううん……やっぱ……、そのまんま…… あんたは……人のまんまで……いれば、いい……。
[出戻った後は他人と距離をとっていたし、そもそも日向を見かける時はいつも子守の最中、幼子を見るのが辛かった女は極力日向を避けていたけども。 親を亡くし、それでもひとりで生きている様子は、健気で好ましく思っていた。 そんな相手だからこそ、綺麗なままでいてほしいと思うのは、ただの独り善がりだろう。]
[さて、女の声は届いたか。 女に知るすべはないけども。 風車も音を立てるのをやめた頃、女も一言残して>>6去っていく*。]
(73) 2014/02/19(Wed) 23時半頃
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―神社近辺―
[彼ら>>69を誰が喰らったのか。 今、それにはあまり意識が向かなかった]
昔、母様が言ってたんだよ。
[疑問には言葉を添えて]
そう言われても仕方ないだろ。 もう“家族じゃない”んだ……し。
[そう紡いで、実際そうだとばかり思っていたけれど。 先の墓所での兄の言葉を思い出した所為で、少し言葉は揺れた。 そこへと続く声>>71に、瞬きを一つ返して]
(74) 2014/02/19(Wed) 23時半頃
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……嗚呼、知ってたのか。 そうだよ。 あのひとも、まぶしかった。
[常と違って、ほんの少し揺れの残る声が答える]
お前って、そんなにお節介な奴だったっけなぁ。 でも、ごめんな。 自分の事は、なるべく自分でするって決めてんだ。
[ぴたりと向けられる笛>>71に、細めた眼を向けた。 口調だけは常通りを装いながら。 一歩、後ろに下がって]
(75) 2014/02/19(Wed) 23時半頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2014/02/19(Wed) 23時半頃
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─ 回想 ─
[沼太郎の光を飲んだは己の闇。 この場に駆けつけた明之進には一目でそれが解ったことだろう。 沼太郎が光の側とも、こちらの言葉で解ったらしい彼から返された声>>15に、微か目を瞠った。]
一平太さま と
御坊さま、が?
[一平太とは書の教室で数度お会いしたことがある。 御坊とは、外れにある寺、何時からか住まわれているという方だろうか。 祖父が、法泉という名というらしいと口にしていた、と。 思い出すと同時、己の手で失ったものの大きさに心が重く塞ぐ。]
(76) 2014/02/20(Thu) 00時頃
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─ 回想 ─
そう、ですか。
[己と同じ気配は、身の内押し込められていた間、遠く近くに幾つか感じていた。 そういえば、程近くに在ったはずの気配はいつの間にか消えている。 この場を離れたか、自分が沼太郎にしたと同じように光に喰われてしまったか。 一平太と法泉のどちらか、もしくはまだ同じ定め宿した方がいるのだろうか。 気にはなれど、今は何より優先したいことがある。]
…ありがとう、ございます
[こちらの頼みを断らないでくれた明之進>>16に礼を言い、屋敷の中、祖父の使っていた部屋へと運ぶ。 沼太郎の身体は既に冷たく、鼓動も感じられるかどうかと言うところ。 明之進と同じく介抱の術知らぬ少女は、せめてこれ以上身体が冷えぬようにと沼太郎に布団をかけて。 明之進に改めて礼を述べようとしたところで、名を呼ばれた。]
(77) 2014/02/20(Thu) 00時頃
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─ 回想 ─
─── なに か
[穏やかな呼びかけ>>19に、何事かと声を返そうとして。 続いた問いかけに、一、二度と瞬いた。 君も、と言い直されたのは、誰かが望むと答えたせいだろうか。 瞳を伏せて、微か、息を吐き。]
あなたは ひかりを のぞまれて
そのおからだに やどされましたか
[真っ直ぐに、笑む人へと視線を向けた、後。]
(78) 2014/02/20(Thu) 00時頃
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─ 回想 ─
のぞむ のぞまぬに かかわらず
やどした さだめに あらがうのは
むずかしいことでしょう [俺は俺のままと返された声に、返すのは抑揚の無いそれ。 ゆらり。しゅるり。 己の落とす影から生まれた蛇を身に纏わらせ、視線を落とす。]
雷門おじいさまを この力でころしてしまった
沼太郎おじいさまも しんでしまうかも しれない
…ゆうがおは もう もどれませぬ
(79) 2014/02/20(Thu) 00時頃
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─ 回想 ─
[胸の内、先ほどまでこの身を操っていた心は今はただ押し黙っている。 この場を後にするという明之進には、声を返さず、その顔を見ぬままに。 ただ、戸の開く音が響くのに、明之進さま、と名を呼んで。]
日が さえぎられている 今は
やみが つよくなるが 道理です
この やみ はらうには
より強き ひかりが 必要と なりましょう
[一旦息を吐くと、出て行こうとするその背に視線を向けて]
(80) 2014/02/20(Thu) 00時頃
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─ 回想 ─
人の心をのむは やみ だけではございませぬ
やみすら のみこむ 強きひかり
その光に のまれて しまわぬように
どうか お気をつけくださいませ
[次に相見える時には、互いの定めに従うこととなるだろう。 そう思いながら、この場を去る人を案じ、頭を下げた。*]
(81) 2014/02/20(Thu) 00時頃
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─ 神社近辺 ─
[沼太郎を喰らったのが誰かはわかっているけれど、日向の方は知れぬから。 問われたとしても、半分しか返す事はできなかった、というのはともかくとして]
[疑問に返された言葉に違う疑問がわきかけたのは、ちょっと置いて]
……家族じゃない、って。 でも……つながりは、消えるもんじゃないだろ。
[僅か揺れた言葉>>74に向けたのは、ずっと、抱いていて、でも言えずにいた想い]
(82) 2014/02/20(Thu) 00時頃
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……そっちも、知ったのはついさっきだけどな。
[揺れの残る声の返す答えに、軽く肩を竦め]
なんとでも言え。 でも、俺は諦めないって決めたから。 ……だから、なんと言われようと、押し通す。
[お節介、という評>>75に返すのは、やや素っ気無い口調の言葉。 内にあるもの──これ以上失いたくない、という想いは、出せぬ叫びと共に飲み込んだまま]
(83) 2014/02/20(Thu) 00時頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2014/02/20(Thu) 00時頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/20(Thu) 00時頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/02/20(Thu) 00時頃
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─ 回想・雷門邸にて ─
……望んだかどうかは、わからない。 ただ。 子供の頃に見た、流れ星が、凄く綺麗でね。 ほしいな、って思ったのは、覚えてる。
[自分の投げた問いに返された、夕顔の言葉>>78に、遠い記憶を辿って答える。 在り方は変えぬ、との意思込めた宣、それに返された抑揚のない声>>79に少しだけ、眉が下がった]
(84) 2014/02/20(Thu) 00時半頃
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……そう、だね。 簡単にできる事じゃない。 ……この先に進もうと進むまいと、もう戻れないのも……何となく、感じてる。 それでも。
[ここで一度、言葉は途切れて]
……俺は、諦めるのだけは嫌なんだ。 宿したものに、ただ流されたくは、ないんだよ。
[穏やかなまま、告げる。 何を諦めたくないのかは、やはり、口にはせぬままに]
(85) 2014/02/20(Thu) 00時半頃
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