73 ─深夜、薔薇の木の下で。
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ベネットは、モリスが駆け寄ってくるのに気付くと歩き出そうとする足を止める
2011/12/25(Sun) 12時半頃
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[弟の部屋に置いてきた筈の熱がまだ残っている。 だめだ、ヴェスだけは、手を出してはいけない。今後も良好な関係を築きたい、せめて自分が卒業するまでは。 そう思っていたのに、薔薇の香がふわりと香ったら……弟と同じぐらい愛しいものに感じた。]
ヴェス、手を。 せめて薬を塗っておこう。雪遊び、皆とするんだろう。
[触れるための口実。薬を手にしたままベッドへ近づく。
願わくば、逃げられないようにと顔には懇願の表情を浮かべて。**]
(102) 2011/12/25(Sun) 12時半頃
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あっ、これシャワールーム入っちったか。
[どうやら間一髪間に合わずに。]
どうしようかなぁ、中に入って追うべきか、否か。
[モリスはシャワールームの前のドアで悩んでいる。]
(103) 2011/12/25(Sun) 12時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2011/12/25(Sun) 12時半頃
捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2011/12/25(Sun) 12時半頃
モリスは、と、思ったら勘違いだった。すいませーん!!
2011/12/25(Sun) 12時半頃
モリスは、ベネットをすみませーん!と呼び止めた。
2011/12/25(Sun) 12時半頃
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モリスおちけつwwwwwwwwwwwwwwwwww
(-27) 2011/12/25(Sun) 12時半頃
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あぁ、良かった。間に合った。 あの、すいません。人を捜してるんスけど……確か、図書室に良くいた先輩っスよね?
[モリスは立ち止まったベネットに息を切らしながら問いかける。]
(104) 2011/12/25(Sun) 12時半頃
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人探し……? 図書室によくいたっていうか、図書委員だったからね。 君は? 何度か見た気もするけど…1年かな?
確かレオの同室だったっけ。
[そこまでは覚えていても名前までは失念していて]
でも、人を探す時間ではないよ。結構遅いし。 部屋は見た?
(105) 2011/12/25(Sun) 12時半頃
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あー、そうっスそうっス。レオ先輩の同室で。今セレスト先輩捜してるんスけど。
[ベネットから訊かれた言葉には丁寧に返す。]
あー、部屋はまだ見てないな…… そっちなんスかねぇ……
[モリスは頭をポリポリと掻く。]
(106) 2011/12/25(Sun) 13時頃
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…っふ ぅ 痛い、よ
[うん、と頷いて。けれどその言葉は彼自身も今痛みを感じているのだろうかと、顔をあげて聞こうとしたけれど]
――っん
[項から背筋を辿って熱が走った。涙で忘れかけていたのに呼び起こされて、ごまかすように目の前の身体にしがみついた。最後には声をあげて子供のように泣いたけれど、ずっと腕を離さないでいてくれたから、痛みも寂しさも、ほとんどが流れていってくれた]
(107) 2011/12/25(Sun) 13時頃
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あり が と
[消え入るような声で、それでも相手に届くように感謝したのはいつぶりだったか。きっと酷い顔になっていただろうけど、かぶせられたシーツのおかげか、見られずにすんだ。――見ずに、すんだ。
離れていく足音が完全に聞こえなくなってからシーツを抱きしめるように抱えなおして、自室へと入った。中には、誰もいないと思っていた]
(108) 2011/12/25(Sun) 13時頃
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セレストならシャワー室にいるけど……。
[何故セレストを探しているのだろう? という疑問が湧く]
まあいいや。何か伝えたいなら、本人に直接言ってみるといい。 それじゃね。
[モリスにそういうと、廊下を歩いていく]
(109) 2011/12/25(Sun) 13時頃
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……せンぱいってそういう趣味なんです? いいですよ、俺は別に。内緒にしといてくれれば。
[今更、きっと、平気。くすりと笑う。 けれども相手が出ていくなら追うことはせず、ため息ついてその場に座り込んで。]
……はぁ。
[やがて冷え切る前に立ち上がるけれど、フィリップが出てきたのはそれより前だっただろうか、後だったろうか。]
(110) 2011/12/25(Sun) 13時頃
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/* わーい、ちぇんぱってマース!!
(-28) 2011/12/25(Sun) 13時頃
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[暫く戸口の気配をうかがう。 いくつかの声、物音、扉の閉まる音。 ……そして静寂。
いまだ、と思ったので 戸口をあけた……ら、 (丁度立ち上がったところだったとは知る術もなく) そこにはセレスとがたっていて。]
あ…………う
[戸口から入る冷気が身体を冷やすのか、 盗み聞きをしてしまったことに、気持ちが冷えるのか。]
……ご、ごめん……ききたかった、わけじゃ……
[ただ、色鮮やかな姿だけが、マイペースに ぬれた身体を軽く振るっていた]
(111) 2011/12/25(Sun) 13時頃
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/* よし、会話も途切れたし、 中身もてんぱってきたし(ちぇんぱって=てんぱって) もう、コメディな遭遇にしました!!
ちぇんぱってって、ぱんちぇったおもいだす
(-29) 2011/12/25(Sun) 13時頃
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フィリップは、ベネットが、いないことにはほっとし。
2011/12/25(Sun) 13時頃
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[歩き出しても、部屋に戻る気になれないのは、さっきの事があるからか、それとも薔薇のにおいに誘われてしまうからか。
窓の外を眺めて一息つく。 届かない手を届かせるつもりもない。 身代わりにもなれない自分は、あの輪の中に入る気にはなれなかった。
級友から聞いた秘密の会合の話。 やんわりと断ったのは、当時の選択としては間違っていない。 今も、今だからこそ、そう思う。
図書室に向う足はどこかから聞こえてくるピアノの音に気付く]
こんな時間に、誰が。
[図書室までの途中、覗いた音楽室にノックスを見つけて、思わず立ち止まった]
(112) 2011/12/25(Sun) 13時頃
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……フィリップ。居たんだ。
[シャワールームに入る際は慌てていて、他の水音も頭に入っていなかったことに気づく。今なにを話したっけ。思い出すにつれくちびるをきゅっと結ぶけれど。]
……いいよ。あんなとこで話した俺も悪い。
[笑みは少し引きつった。]
……公平でないと思うなら、君の秘密を聞いても良いけど。
(113) 2011/12/25(Sun) 13時半頃
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まっかなおはなーのーとなかいさんはー……
[歌う歌の主人公のように、鼻を赤くしながら 気まぐれな一人ぽっちの音楽会は続く。 入口にある、人の気配は感じ取れず。 ポロンと最後の音を響かせれば、溜息ひとつ。]
やっぱり、家に帰ってればよかったかなぁ。
[そうすれば、両親は歌の中のサンタのように、 自分の存在はかけがえのないものだと 言ってくれただろう。
ふっと、自虐的に微笑む。 何か方向性違えて、ノックスを嫌っているらしいむっつりな先輩が、こんな自分を知ればどう思うのだろうかと、少し思った。]
(114) 2011/12/25(Sun) 13時半頃
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あっ、ありがとーございますっ! つか、先輩も何か調子悪いんスか?
[ベネットに礼を言うと、彼に質問を投げる。]
なんか、浮かない顔してる気がしたんで、つい。
(115) 2011/12/25(Sun) 13時半頃
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−自室−
…いらないよ、別に。なめておけば多分治る。
[自分が薔薇に触れることで手にした傷だから 必要ないのだと自分の中では位置づけていた。 それなのに、治療をという声はまた一つ増えてしまった。 自分に傷がつくことが心地いいのだといったら、 彼はどんな顔をするのだろう。 その想像は、少しだけ背筋にぞくりとした感覚を寄越した。 唇から、小さく、細く、息を零す。 想像による高揚の熱を薔薇の香りのなかに吐き出すように。
けれど、やっぱりジェフには強く出ることが出来なくて。 いつもだったら、多少は嬉しく思えるはずの声が辛い。 薬を手に近づく同室から逃げるには、背中の壁が邪魔だった]
(116) 2011/12/25(Sun) 13時半頃
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───、…
[しぶしぶ、傷のある手を差し出す。 塗り込められる薬が沁みて心地よく 手に伝わる彼の手の感触と熱に 頭の中がどうにかなってしまいそうで]
…っ
[痛みと恍惚がまざった表情を隠せない**]
(117) 2011/12/25(Sun) 13時半頃
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[尋ねに答えはかえらなかっただろうか。 気まぐれに演奏を続けながら、ふっと思い出したと 歌うように告げる言の葉。]
そう言えば、オスカーがさ。 俺が薔薇に囚われてるなんて言うんだよー。
確かに、こうして2人と話しできるけど 囚われてるってことはないよねぇ?
[本当は、何か少し気がついているけれど。 見ない振りをするのは、いつもの癖で。]
(*13) 2011/12/25(Sun) 13時半頃
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― 自室 ―
あ サイラ、ス…!
[部屋に入って、まっさきに視線を向けたのが彼のベッドだった。そこで見つけた意外な姿に駆け寄ろうとして、すぐに足音を潜めるようにしてゆっくりとベッド脇に跪いた。 頬に、手を。 触れる前にきゅ、と握って自らの口元へ。はぁ、と息を吐きかけたのは、冷たい指で触れたら目を覚ましてしまうと思ったから]
ね、サイラスはさ
[中庭にいたためか、少し湿った前髪をかきあげて]
先輩のこと、好きなの
[囁く声は、問いかける声音ではなく]
(118) 2011/12/25(Sun) 13時半頃
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― シャワー室:脱衣所 ― [どうやら気づいていなかった様子。 なら、なお更後もう少し慎重に動けば 完全犯罪成立したのに、と 唇引き結ぶ姿に罪悪感は増す。 こう言う時、薔薇の匂いが酷くうっとおしく。]
え……っと。
[セレスト本人が自身の非を認めているから と、自分に言い訳をする気持ちと 引きつった笑みに、罰の受け渡しに、迷う。]
えっと………俺は、フィリップが、好き。
[言葉だけ聞けばナルシストだが、 そう言って突き出すのは 水を切るように震えた色鮮やかな姿。 フィリップが、フィリップと名づけた。 それを口にして、足が震えるのは冷気のせいとしておく]
(119) 2011/12/25(Sun) 13時半頃
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/* >>119 なんだこれかわいい
(-30) 2011/12/25(Sun) 13時半頃
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ごめんね、なんでかわかんないんだ
[頬をたどり、顎から首筋へ。そして、紅を見つける]
なんで、好きになっちゃったのか
[寄せる唇は、痛みを残すものではなく
ただ ――触れるだけで]
(120) 2011/12/25(Sun) 13時半頃
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ピアノ、弾けたんだ。
[ピアノの音が終わったところで、入口から声をかけた]
家に帰ってればよかった、なんてそんな物言い珍しいな。 で、こんな寒いとこで何してるの。
[自身も図書室に行く予定だったのでわからなくもないのだが]
(121) 2011/12/25(Sun) 13時半頃
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薔薇に、捕らわれてる、かぁ。 案外、それ本当かもしれないスけどねぇ。こんな感じで話せているのは、確かに事実だし。
[あんまり奇跡とかは信じないけれど、今目の前にいないノックスと話せているのは、紛れも無い事実で。]
(*14) 2011/12/25(Sun) 13時半頃
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モリスは、シャワールームの前で、中の様子を窺っている。
2011/12/25(Sun) 13時半頃
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― 廊下 ―
[ぱたん、と静かに扉を閉めて寄りかかる。結局顔も洗ってないし、シーツは持ったままだし
何処にも行けないし]
寝てるとはいえ
何言ってんだよ俺は…
[泣きすぎとか羞恥で真っ赤になった顔を隠すようにシーツをもう一度ぎゅっとして。とりあえず洗って返そう、とシャワー室近くのリネン室へ放り込むために歩き出した。 かろうじて自分のベッドに放り投げてあったカーディガンだけは着てきたから、顔さえ見られなければそんなにおかしくはない、はず]
(122) 2011/12/25(Sun) 13時半頃
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えっ……―――?
[聴こえた声に驚いて、振り返る。 自嘲的な笑みを、困ったようなものに変えて]
やだなぁ、オスカーに聴いて探しに来たの? 何って、頭冷やしに……。
ピアノは、母さんが弾ける人だから。 簡単な曲しか弾けないけど教えてもらったんだ。 俺って、割と器用なのよ?
[いつもは犬のように尻尾を振って詰める距離を 詰めぬままに、今の気持ちを隠して器用に微笑み続けた。]
(123) 2011/12/25(Sun) 13時半頃
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へ?
[一瞬なんのことだかわからなくて目を瞬かせるが、突き出された極彩色をみれば納得がいって。]
……ああ、その子もフィリップっていうんだ。 それはすごい秘密を聞いたね、自分でつけたの? ……自分の代わりに愛されるように? それとも自分を抱きしめられるように?
[意地悪い推測が口から出た。話した瞬間後悔するのに。 ……きっとこの苛立たしい薔薇のせい。]
……ごめん。
[すぐにしおらしく呟いた。さっさと出てしまうべきだ、こんなところ。]
(124) 2011/12/25(Sun) 14時頃
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囚われてる……のかなぁ……。
[見ない振りをしようとして、 でもモリスの声はそれを赦してくれない。
いつか聴いた噂。 ――深夜、薔薇の木の下で。]
だから、こんなに……
[途切れる言の葉。 無意識に見ない振りしていた、何かを炙るように 裡で火が燻ぶるのだろうか、と。]
(*15) 2011/12/25(Sun) 14時頃
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