73 ─深夜、薔薇の木の下で。
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──回想・医務室──
うん。……こんなんで役に立てたかな。お大事にね。
[恐れていたこと>>1:415はどうやら杞憂だったらしく。後ろめたいことがあるせいだと自嘲した。]
……俺も戻ろかな。
[後輩たちにも声をかけ、ふらりと外へ。無人になるかもしれないが構いはしない。]
(-16) 2011/12/25(Sun) 09時半頃
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>>1d:415
(-17) 2011/12/25(Sun) 09時半頃
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/*しまった全角か。 >>1d:415 >>1:415
(-18) 2011/12/25(Sun) 09時半頃
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──回想・医務室──
うん。……こんなんで役に立てたかな。お大事にね。
[恐れていたこと>>1:415はどうやら杞憂だったらしく。後ろめたいことがあるせいだと自嘲した。]
……俺も戻ろかな。
[後輩たちにも声をかけ、ふらりと外へ。無人になるかもしれないが構いはしない。]
(64) 2011/12/25(Sun) 09時半頃
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──シャワールーム──
〜〜っ!!
[人肌に触れたせいか限界がきていて、細かいことを気にする余裕もなくシャワールームに駆け込んだ。]
はっ、……ん、
[熱いお湯を頭から被り、なぞるのはかつて自分に触れた幾人かの手の動き。呼ぶ名はなく、声も殺し切る。
何時だったか、自分をそのグループに誘った先輩は、巻き込んでごめんと言った。本当に好きな人ができた時、ここでのとこは傷になるからと。 好きな人なんて作る気もなかった自分は曖昧に笑って首を振った。何故だろう、思い出すのはそんなこと。]
……ーっ!
[果てる間際こぼれ出た音は、自分の耳にすら入らずシャワーの音にかき消された。]
(65) 2011/12/25(Sun) 10時頃
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[果てた後のぼんやりした自己嫌悪の時間に声が飛び込んで来る。慌ててシャンプーボトルをひっくり返したりしなかったのは上出来だと思いたい。]
……ベネット先輩。俺ですよ、セレストです。
[臭いは薔薇や石鹸に紛れてわからなくなっていればいいと思う。扉をわずか開けて顔を出した。]
(71) 2011/12/25(Sun) 11時頃
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……俺は平気ですよ。エリアスもまたやられてるみたいだし、しっかりしないと。
[冷たい空気が流れ込んだはずが、肌の火照りは収まらなかった。口ではそういいながら、全員風邪で寝込んでしまえば平和なのになど頭をよぎる。]
ねェ、せンぱい。 ……人は、誰も好きにならずに生きてくことって、できると思います?
[モリスの言葉に動揺したのは。平等な好きを投げかけることが、誰も好きではないことだと、わかっているから。 ふと口をついたのは疑問というより、ただこのしっかり者と思っている先輩に、話したかっただけのような。]
(80) 2011/12/25(Sun) 11時半頃
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/* 村たて様なんでよりによってそのログを国主さまに見せますか。
(-21) 2011/12/25(Sun) 11時半頃
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/* 近辺でアンカー使ってるの俺だけだってのはわかるけどさぁ!(しば)
(-22) 2011/12/25(Sun) 11時半頃
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……ですよね。
[同意するのは、好きになろうとして好きになるのではないという部分。]
……すいません。変なこと聞いて。俺、もうあがりますから。使います?
[そういった柔らかな部分は意図的に麻痺させた。叫ぶ声を聞かないようにした。だから、溢れそうな感情を言葉にできず、目を伏せる。]
……せンぱいは、そういうの……いえ、なんでもない。です。
(93) 2011/12/25(Sun) 12時頃
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……悩んでるってほどじゃァないですよ。
[なにを聞きたかったのかも、自分でうまくわかっていなくて言葉に出来ないだけ。]
俺、は、好きじゃない相手とか、特にいないですから。
[それだけ言ってかぶりをふって。ベネットの言葉通り服を──換えの服は持ってきていないから元の服だけれど──着ることにした。]
(97) 2011/12/25(Sun) 12時半頃
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/* 箱が壊れてオールハトだからついごろごろして使うのがまずいんだろうな。 もうちょっと落ちない手段考えないと。
(-25) 2011/12/25(Sun) 12時半頃
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……せンぱいってそういう趣味なんです? いいですよ、俺は別に。内緒にしといてくれれば。
[今更、きっと、平気。くすりと笑う。 けれども相手が出ていくなら追うことはせず、ため息ついてその場に座り込んで。]
……はぁ。
[やがて冷え切る前に立ち上がるけれど、フィリップが出てきたのはそれより前だっただろうか、後だったろうか。]
(110) 2011/12/25(Sun) 13時頃
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……フィリップ。居たんだ。
[シャワールームに入る際は慌てていて、他の水音も頭に入っていなかったことに気づく。今なにを話したっけ。思い出すにつれくちびるをきゅっと結ぶけれど。]
……いいよ。あんなとこで話した俺も悪い。
[笑みは少し引きつった。]
……公平でないと思うなら、君の秘密を聞いても良いけど。
(113) 2011/12/25(Sun) 13時半頃
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へ?
[一瞬なんのことだかわからなくて目を瞬かせるが、突き出された極彩色をみれば納得がいって。]
……ああ、その子もフィリップっていうんだ。 それはすごい秘密を聞いたね、自分でつけたの? ……自分の代わりに愛されるように? それとも自分を抱きしめられるように?
[意地悪い推測が口から出た。話した瞬間後悔するのに。 ……きっとこの苛立たしい薔薇のせい。]
……ごめん。
[すぐにしおらしく呟いた。さっさと出てしまうべきだ、こんなところ。]
(124) 2011/12/25(Sun) 14時頃
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[馬鹿にする意図はあったのだから、甘んじて罰を受けるべきだという思考はあったのかもしれない。だがどちらかというと単純な反射神経の問題で、フィリップの平手を頬に受ける。]
痛っ……、ごめん。 でも俺は、きみのこと、好きだよ。
[ずきり、また罪悪感で胸が痛む。これ以上を言わないうちに、更衣室を後にしようと。]
(129) 2011/12/25(Sun) 14時頃
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……好きだよ。
[口癖をもう一度。あとは振り返ることも出来ず。 ドアを開ければ風がおこり、濡れた髪の冷たさを感じた。]
……やぁ。
[気まずいことは連続して起こるらしい。廊下には人影。]
(133) 2011/12/25(Sun) 14時半頃
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セレストは、モリスにドアをぶつけてしまったかもしれない。
2011/12/25(Sun) 14時半頃
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だ、大丈夫?
[転がる姿に慌てて近づく。聞こえただろうか、問いたいけれど墓穴を掘る気もして。]
中は……。 [わざわざ気まずい相手の名を言うのもどうだろう。カルヴィンの問いへの答えは尻切れとんぼ。]
(141) 2011/12/25(Sun) 14時半頃
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話したいこと?
……いいけど。何かな。
[二人きりというのに不思議さは感じた。この後輩とはあまり接点があった覚えもない。けれども断る理由もないし、ここから早く離れたかった。
香る薔薇の衝動は、まだぶり返さない。]
(142) 2011/12/25(Sun) 15時頃
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いいよ、君は、えェと会長と同室だっけ?
[大分部屋を空けてしまっているが、エリアスはどうしているだろう。子供じゃないし心配することもないと思うけれど、少しだけ気にかかった。]
(147) 2011/12/25(Sun) 15時頃
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いや、いいよ。 病人おいてきてるから気になってるけど……エリアスもいつものことだし。二人きりがいいんだろ?
[そのまま素直に、彼の行くところについて行こうか。]
(152) 2011/12/25(Sun) 15時半頃
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──モリスの部屋──
さてと。
[同じような作りでも、住む人が変われば雰囲気も変わる。ここにも薔薇の香りは漂って。]
どんな話し?
[髪が濡れたままで、床を濡らさないか、少し気にして撫でつけた。]
(157) 2011/12/25(Sun) 16時頃
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え……?
[完全に予想外で、数瞬固まった。]
なにをいきなり聞くのかな。そもそもなんでそんなことに興味があるの。
[ソファに置いていた手を軽く組む。]
俺はみんなのことが好きだよ。
(160) 2011/12/25(Sun) 16時頃
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好きだよ。
[その言葉に偽りはない。ただきっと、重さが違うだけ。]
……モリスこそ、好きな人は?
[顔に触れる手を、払えない。ただでさえフィリップを傷つけてしまって、これ以上誰かを傷つけたくは、ない。]
(164) 2011/12/25(Sun) 16時半頃
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え……?
[手は頬に、髪に触れ。優しい動きには別の意図もあるのだろうか。]
好きって、そういう?
[ばらまく好きと、同じ重さならいくらでも応えられた。温もりだけというなら、どうにかなった。けれども、特別を求められるのは。]
……モリス。先輩をからかうもんじゃないよ。
[声は固い。瞳は揺れる。離れる手に感じた感情を見透かされぬように。]
……。
[行くとも行かぬとも言わず、ひらりと手を振り部屋を出た。]
(170) 2011/12/25(Sun) 17時頃
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/*あっ帰ってきちゃった遅かった!
(-43) 2011/12/25(Sun) 19時頃
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──自室──
[扉を閉めた瞬間、崩れ落ちるように座り込んでしまった。 モリスは本気なのだろうか。それとも、なにか他の意図でもあるのだろうか。考えたってわかるものではなくて。]
……つかれた、な。
[不意に熱くなりそうな目頭を押さえた。誰にも好かれず、嫌われず、空気のように生きていけたらきっと楽なのに。誰かの行動に一喜一憂して疲れる心なんていらないのに。 博愛の仮面は、少しずつひび割れてゆく。]
(174) 2011/12/25(Sun) 19時半頃
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……エリー、ごめんね、起こしたかい?
[ルームメイトの顔を見れば、少しだけ笑えた。]
そうだね、俺も薔薇に酔ったのかも。調子、狂いっぱなしだ。
[冷たいドアにもたれるのをやめたいけれど、なんとなく座ったままで。このまま眠ってしまいたかった。]
……もう少ししたらさ、また出るよ。エリーは気にしないで。
[彼の体調はどうだろうか。気遣う視線。]
(177) 2011/12/25(Sun) 20時頃
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[今しようと思っていたことを逆にされて。冷たい指が心地よくて癒されると思ったのに、何故だろう背筋を何かが駆け上がるのは。]
……ごめんねエリー、離れて。 なんか俺、変だから。
[そっと手を押しやる。今触れられたらいらないことまで話してしまいそうだった。]
(181) 2011/12/25(Sun) 20時半頃
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……?
[目の前の同室者に、かすかな違和感。なんだろう、脳裏に不安が過る。]
優しくできなかったり、さ。 自分のことなのにコントロールできなくて、馬っ鹿みたいだ。 ……薔薇のせいならいいのに。
[何か違うと思いながら言葉を続けてしまうのは、それこそきっと薔薇のせい。]
(187) 2011/12/25(Sun) 21時頃
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