62 あの、夏の日
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御馳走様でした。鯖の味噌煮、美味しかったです。
[>>93マリアや>>98ユリシーズ達が食堂から去るのを見ながら、食器を厨房の方へと戻す。 寮母には食事の礼を言い…ついでに]
それと、寮母さん。 申し訳ないんですが、明日の夕飯はヤニクの好きなものにしてやってくれませんか?
[あら、どうしたの?と厨房から寮母から問うてくれば、少年は本当に申し訳なさそうにして]
いや、ヤニクは此方の国の子じゃないでしょう? だから今日の料理は、まだ馴染めない様でして…
[>>77ヤニクの様子を、少年は見ていた。 ヤニクは好きな食事であれば、しっかりと料理を見て食べていたはずだ。 しかし、今日は皆の顔を見てばかり、笑ってばかりで食事をしていた…些細な事だが、そこに違和感を覚えたのだ]
すみません、よろしくお願いします。
[分かった、気にしないで。と寮母から明るい声が返ってくれば、少年は一礼した]
(107) 2011/08/28(Sun) 20時半頃
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/* ホリーとケイトは大丈夫かな?
と、独り言落とそうとしたらケイトが来てた。 無理はせずにー。
(-36) 2011/08/28(Sun) 20時半頃
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/* >>104ヨーランダ 何そのフルコースw羨ましいww
最近は涼しいから大丈夫だけど、ちょっと前までは本当にこのフルコースをやりたくなるような暑さだったしね。
(-37) 2011/08/28(Sun) 20時半頃
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[>>*17メアリーは既に外に居たのか。 星、と聞いて、食堂の窓から外を見る]
夢だから、尚更綺麗と言う事も…あるかもしれないぞ?
[だが、確かにこの頃に見ていた夜空は綺麗だったと思う]
…大人になると、大事だった筈のものを置き去りにしてしまう。
[現実である今では、星も月も――男は大して気にしなくなってしまっていた。 感動する事も、些細な事に興味を持つ事も、少なくなったと思う]
……そんな大人には、なりたくなかった筈なんだがな。
[現実は、無常。 それが大人になる、と言う事なのだろうか――]
(*18) 2011/08/28(Sun) 20時半頃
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-回想・風呂場-
気にするな。 まあ、寮母さんも常に手が空いている訳ではないしな。
ほら、ヨーランダが待っているんだろう?
[>>106ケイトに、西瓜の時と似た様な事を言い。 >>107>>108先に談話室へと行こうとする彼女が振り向き。 お礼をするから。と言えば、再びメアリーと顔を見合わせ]
…別にいいのにな?
[逆に気を使わせてしまった気がして、少年は一度だけ後頭部を掻いた]
-回想・終了-
(113) 2011/08/28(Sun) 21時頃
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/* あれ?これもしかしてケイトとフラグ立ってる?
そして世界陸上が酷い件。 やっぱりフライング一発退場は無いと思うんだが。 ボルトェ…
[村と関係無くてごめんなさい]
(-39) 2011/08/28(Sun) 21時頃
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-食堂-
[>>105未だ食事をしているヨーランダの一言に、少年も首を傾げる]
…ヨーランダ。 お前、自炊したりするのか…?
[あのヨーランダが…と少年は思案するも、そんな彼女の姿は一度も見なかった気がする。 だが…]
(…俺もその言葉に、聞き覚えがある?)
[まさか、そんな訳が無い。と少年は緩く頭を振り]
本当に皆…俺も、如何したんだか。
[これは猛暑の所為か。そう一旦結論付けて、少年は食堂から出て行った]
→中庭へ
(114) 2011/08/28(Sun) 21時頃
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[皆が呟く「不思議な言葉」を、少年は食堂から退出しながら考える]
…皆、現実を少しずつ引き摺ってるな。
[それは、紛れもなく現実で交わした会話の一端]
暫くすれば、皆もメアリーや俺達の様に、此処が夢だと分かるんだろう。 だが…
[今が夢だと分かれば、中には現実に戻ろうとする。 もしくは現実と同じ様に振る舞おうとする者も出てくるだろう]
……できれば皆、気付かないでいてほしいのだがなあ。 せめて、今だけは…
[それは、男の勝手な願望]
(*19) 2011/08/28(Sun) 21時頃
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[大人になって、暗黙のルールを知った。 少年の頃は知らなかった、黙認すべき事、排他すべき事。 それが社会での生き方と悟るのは、容易い事だった]
……
[無言で寮の廊下を歩く男は、少年の掌を見た]
[そうだ。この少年は不正が嫌いだった。 それは10年後も変わっていない。変わり様の無い事で]
[だが、社会人になって…無駄に聡い脳は、暗黙のルールを覚えた。 その淀みに、時々やり場のない怒りを覚える事もある。 だが、その界隈で生きる為には「しょうがない事」としてやり過ごさなければならなかった]
[ずっと、そしてこれからも]
(*20) 2011/08/28(Sun) 21時半頃
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――きっと
[両手をだらりと下ろし、立ち止まり。 懐かしい寮の廊下の天井を見上げ]
この歳の俺が、現実の俺を見たら…
「貴様なんぞ、俺では無い!!」
…って、激怒するな。
[少年の信じた正義は、清く美しく、どこまでも真っ直ぐなもの]
[現実の男には、それが眩しく、尊く思えた]
(*21) 2011/08/28(Sun) 21時半頃
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[故に]
[今はまだ、目醒める心算は――無い]
(*22) 2011/08/28(Sun) 21時半頃
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-中庭-
[一旦談話室に寄り、冷蔵庫に入っていたサイダーの缶を一個ゲットして。 ゆっくりと廊下を歩き、中庭に出てみれば]
…既に大会が始まってるって訳だな。
[どうやら少年は出遅れた方らしい。 中庭ではベネットやヤニクがふざけており、ヘクターとヨーランダは花火を始めている]
(127) 2011/08/28(Sun) 22時頃
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おい、貴様。
[>>123少年には馴染みの無い筈の煙草の匂いに気付き、つかつかと歩み寄った。 対象は、壁を背にして座っている先輩]
未成年は喫煙してはいけないと、法律にもあるんだが?
[不遜な態度でユリシーズを見降ろす。 煙草の甘ったるい――これはバニラだろうか、それともチョコ?――に顔を顰めた。 だが、次に出てきた言葉を聞いて>>124]
…………はい?
[まさかのオカマ口調に、フリーズ。 本音キャンセルまでは聞こえていたが、ユリシーズはこんな事を言うキャラクターだったか?と脳内フル活動中]
(132) 2011/08/28(Sun) 22時頃
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[>>131ヘクターもユリシーズの元にやってきたお蔭で、思考再開]
…ヘクター先輩、ありがとうございます。
[現実に戻って来た意識のお礼をすれば、ヘクターは何の事だか分からない顔をするだろうが。 >>135再びユリシーズの方へと向き直り]
法律は守るべき戒律であり…って おい、まさか…
[ユリシーズが面倒そうな顔で、いつの間にかヘクターから受け取っていた花火に着火。 そのままこちらに向けて来るではないか!]
待て!おまっ…貴様!! 花火は人に向けるな!地面に向け…あっつい!!
[思わず飛び退いた。 その様子を見て、ヘクターは笑っていたか…そうであれば、元凶の彼を睨む]
(139) 2011/08/28(Sun) 22時半頃
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ディーンは、ベネットにグッジョブと言わんばかりに感謝のサムズアップ。
2011/08/28(Sun) 22時半頃
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マリア先輩…
[ユリシーズの花火攻撃から逃げながら、傍に来ていたマリアの一言>>136が聞こえ。 彼女は野球部のマネージャーだと言う事は知っていた。そして、真面目に部員を大切にしていると言う事も。 …そうだ、テツ先輩も野球部だった筈。と少年はぼんやり思い出す]
テツ先輩、今大事な時期って…
…っておい!いい加減やめんか!!
[ユリシーズの花火から逃げていると、どうやらベネットが放った打ち合い花火がユリシーズにクリーンヒットしたらしい>>142]
た、助かった… ありがとうございます…ベネット先輩…
[はあ、と疲れた息を吐いて、呼吸を整えた]
(143) 2011/08/28(Sun) 22時半頃
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……おい、ヤニク?
[>>140目を放していた隙に、ヤニクは完全に衣装を着替え終えていたらしい。 その姿を見て再度フリーズ]
お前、その恰好はどうしt…ああいやうんバスケ部の連中の所為か… ってそう言う事じゃなくて!!
[完全に一人漫才である]
おいヤニク! 花火を振り回すんじゃない!くるくる回るんじゃない!!
[アンド、一人カーチャンモードである]
(145) 2011/08/28(Sun) 22時半頃
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/* 花火楽しそうだなwww こんな真面目キャラじゃ自ら絡みに行けないとか…どんだけ損なの…w
(-50) 2011/08/28(Sun) 22時半頃
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どこでそんな言葉を覚えた!? 奢るの単語も知らなかったくせに――
[>>152くノ一ヤニクの、今夜は無礼講!と言う言葉に対し、驚く。 が、後ろから肩に手を伸ばされ、しっかりと固定され]
は?
[口元に迫るのは、満面の笑みのヤニクが持っている缶ジュース… …だと思っていた。 迂闊だった。花火の火薬の匂いで鼻が鈍った所為で]
…ん!!
[そのまま缶の中身を飲んでしまった。 飲んだ後で気付く。これはアルコールだと…]
(157) 2011/08/28(Sun) 23時頃
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/* >>155ユリ GO炎寺把握したw
(-51) 2011/08/28(Sun) 23時頃
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――っ、ぶはっ!!
[急いで缶から口を放すも、まだ肩はヤニクに固定されていて。 初めて口にするアルコールの苦さに咽ながら]
ヤニク…お前までそんな不良、みたい…
……っ?
[ぐらり、揺らぐ視界。 どうやら少年は、アルコールに弱い部類だと気付く]
(158) 2011/08/28(Sun) 23時頃
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(ん…?)
[視界が定まらない。同時に皆の笑い声も、花火の音も遠くに感じる。 そんな中で、少年は思う]
(俺はこの味を、知っている――?)
[まさか、そんな。ぐらぐら体を揺らしながら、頭を振る]
(161) 2011/08/28(Sun) 23時頃
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ディーンは、アルコールを摂取してしまった所為で、顔が真っ赤である。
2011/08/28(Sun) 23時頃
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/* やっばいすっごくメアリー口説きたくなってきた
[自重しなさい]
(-54) 2011/08/28(Sun) 23時頃
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…………ぅー……
[>>166ヤニクが話しかけてくるも、アルコールに浸食された脳と身体では、耳の機能が半分くらいしか活動していないらしい。 ピンクの何かが少年の口元をぬぐっている。ああ、ヤニクがやってくれているのか…くらいしか考えられず]
う…ケイト、に…ホリー…
[ヤニクの近くに居たケイトやホリーに、ヤニクを止めさせようと声を出すが、生憎呻き声しか出ない状態だ。 今はもう、ヤニクの腕だけが少年の支えである。彼がそのまま缶の中身を飲む様子には、何とか片手を動かして阻止しようとするが、腕が重く感じて届かない]
だいじょうぶ…じゃ、ない……――
[それだけはしっかり聞こえたらしい。 その言葉を最後に、少年はヤニクの腕にしがみついたまま*力尽きた*]
(172) 2011/08/28(Sun) 23時頃
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[>>*23メアリーの同意する声に、ゆっくりと頷いて。 やがて肺の奥から出すような溜息が聞こえた>>*24]
夢が、終わる――
[そうしたら、待っているのは現実。あの飲み会が終われば、また皆は―― きっと、メアリーもそんなのは嫌だと思ってくれるかもしれない。 そうだ…そうでなければ、あんなに明るかったメアリーの声が、翳る筈が無い]
そうなる、前に
[は、と息を吐き]
思い出そうとしている奴が居れば…「それは夢だ」って、言ってやるさ…
[男の思考は、少量のアルコールに溺れていく]
(*26) 2011/08/28(Sun) 23時半頃
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[>>*25メアリーの言葉に、揺れる思考を集中させる]
――分かって、くれるかな。
[大人になれば、信じる事に抵抗を持つ様になる。 男も例に洩れず、不意に言葉を零した]
誰かが――分かって、くれる か――――
[それは少年の身体がアルコールに慣れていない為か。 身体の方は眠りについた様だが、意識の方は、徐々に溢れていく]
(*27) 2011/08/28(Sun) 23時半頃
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/* 戻ってきたら、案の定運ばれてた! ごめんねごめんねヤニク
(-62) 2011/08/29(Mon) 00時頃
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