人狼議事


313 【完全RP村】朝焼けの穹に、さあ一杯。

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【人】 羽化昇天道 イナリ

──麒麟・四神・降臨──

[薄雲たなびく朝焼けが店内を茜色に染めたころか。
不意に、日差しが強くなる。
窓からは、丸くくり抜かれた薄雲の向こうに
ぴたりとはまる太陽が見えたはず。
穴の開いた雲からは、まっすぐに光が差し込んで
スポットライトのように照らす先には、
ヤツデが一人たたずんでいた。>>194

おや。これはこれは。
良いカクテルが作れそうです。

[狐は目を伏せたまま、穏やかに呟いた──が。
次の瞬間、はっと短く息を吐いて
穴の向こうの太陽を見上げた。]

(214) 2022/08/08(Mon) 07時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[相変わらず薄雲を失った太陽、
その眩い円を背負い、一頭の獣が浮いていた。
体は鹿。尾は牛。顔は龍。額には一本の角。
背中の毛は五色に彩られ、朝日を受けて輝いた。
狐の目が驚きに見開き、呟く。
声は畏れに震えていた。]

あれは……『麒麟』──?

[口にしたのは、伝説上の霊獣の名。]

(215) 2022/08/08(Mon) 07時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[麒麟が一声。嘶く。
その長い長い咆哮が、突風となって吹き下ろされる。
木々を揺らし、土を跳ねさせ、
そうして一陣の風が吹き抜けた頃には
空には新たな四頭の獣が現われていた。
それらもまた、一目で霊獣と分かる神々しさ。
四頭は麒麟に向かって頭を垂れる。
明らかに麒麟に傅いていた。

麒麟は四頭をじっと見降ろしていたが
やがてもう一声嘶いた。
四頭は心得たように、
各々が四方の果てへ飛び去った。]

(216) 2022/08/08(Mon) 07時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[狐が、脂汗をにじませて囁く。]

青龍。白虎。朱雀。玄武。
これらはすなわち四神なり。
四神は四方を司る。
青龍は東。白虎は西。朱雀は南。玄武は北。
麒麟は四神を束ね、中央を──

[四神を見送った麒麟は、
しばらく地の果てを見ていたが
やがて視線を地へと降ろした。
宇宙からの来訪者たちが集う、こちらへと。

狐は夢から覚めたように、地に伏して叩頭した。

じっと。麒麟は思考の読めぬ視線を向けていたが
やがて太陽を振り向いた。
丸く穴の開いた薄雲の中心に駆け出すと、
薄雲が散り、掻き消える。
次の瞬間には、麒麟の姿も、無かった。]*

(217) 2022/08/08(Mon) 07時頃

羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/08(Mon) 07時半頃


【人】 羽化昇天道 イナリ

薔薇輝石や雪のエッセンスを集めて、
ひかりけだかくかがやきながら
その清麗なサファイア風の惑星を
溶かそうとするあけがたのそら
さっきはみちは渚をつたい
波もねむたくゆれていたとき
星はあやしく澄みわたり
過冷な天の水そこで
青いwinkをいくたび
いくつも投げていた

          『暁穹への嫉妬』

(219) 2022/08/08(Mon) 09時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

──モイ様花盛り>>123──

[ともすれば簡単に折れそうなほど
柔らかい少女は、
穏やかな雰囲気に反して
大胆に乾杯の音頭を取った。>>123
ちょうどその時、朝日が差し込んだか。]

……随分と思い切りが良いものです。

[喉を鳴らしてグラスを干す少女に、狐は囁く。]

(220) 2022/08/08(Mon) 09時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[少女は大きく息を吐きだすと>>123
やがてつぼみと同じ顔色になって
ぽんぽんと花が笑い弾ける。]

それだけ勢いよく干せば、
酔いも速く巡りましょう。
さて、花に魅入られた冥王は
どんな行動を起こすのか……

[そう、呟いたのは、既に過ぎた話。]*

(221) 2022/08/08(Mon) 09時半頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

──クエスト発生・はちみつハント>>178──

差し支えなければ、我々にも
モイ様の花をいくつかいただけますか?
ありがとうございます。良い料理が作れそうです。
……おや

[ソルフリッツィの手を介して
モイの花を受け取ると>>178
ごそごそと一匹のミツバチが這い出てきた。]

(222) 2022/08/08(Mon) 10時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[ミツバチが羽を震わせ、
飛び立つか立たないかの刹那
光の帯を引いて蛇が現れ、飲み込んだ。
ミツバチは何が起こったのか理解できぬまま
蛇の中を右往左往している。
蛇はじっとしていたが
その中にいる蜂は行きつ戻りつ、
時には星の壁にぶつかる程に慌てていた。]

つぼみの奥に隠れていたのですね。
巣にかえしてやりましょうか。
ほら、あなたは十分食べたでしょう。
出しておやり。いい子だから。

[頭を撫でると、蛇は恨めし気な目で狐を見上げたが
口を開けて、ミツバチを解放した。]

(223) 2022/08/08(Mon) 10時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[すっかり星屑にまみれてしまったミツバチは
窓に向かって突進する。
ガラスにぶつかる直前、音もなく窓が開き
その隙間から外へと飛び立っていった。
後には、虚空をつまむ仕草をした狐が残る。]

これで良し。
……それにしても、あのミツバチは
モイ様の花粉や蜜をいただいたのですね。
鳳凰の花から作られたはちみつは
香り高く、どのような料理にも合い
また薬効高く、万病を癒すと言われています。
あのミツバチを追えば、
さぞかし希少なはちみつが手に入るでしょうねえ。
 

(224) 2022/08/08(Mon) 10時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[窓の外、ミツバチが飛び去った後には
きらきら光る星屑が点々と落ち、
太陽の光を受けて輝いている。
これを追えば、巣を見つけられるだろう。
もっとも、見つけたところで
ミツバチの方も大切な蜜を
黙って渡してはくれないだろうが。]*

(225) 2022/08/08(Mon) 10時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

──ソルフリッツィ様ごはん>>20──

はい。かしこまりました。

[狐は合掌すると、料理に取り掛かった。

作るのは彗星キャベツと宇宙トマトのサラダ。
彗星キャベツは一見普通の芽キャベツだが
核が彗星でできている。
噛むと彗星が飛び出して、
口の中で黄色や白の帯を引きながら泳ぐ、
弾ける感触を楽しめるものだ。
一口で食べないと彗星に逃げられて
口の中から黄色と白の帯を噴射する
とっても愉快な者になる。
パーティで大人気の食材だ。]

(226) 2022/08/08(Mon) 11時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[湯向きしたトマトの角切りを散らし
見栄えのいい星型の種はドレッシングへ。
それ単品ではざらついた食感が気になるが
ドレッシングにするとアクセントになる。
さっと回しがけたドレッシングは
星屑を溶かす刹那前の、朝焼けの穹の色。]

お待たせいたしました。
彗星キャベツの脱走にお気をつけて。
この量だと、流星群ができてしまいます。

[ドレッシングの暁の色は
宇宙トマトによるものか、
はたまた鳳凰の花か。
それは食べてのお楽しみ。]*

(227) 2022/08/08(Mon) 11時頃

羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/08(Mon) 11時頃


羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/08(Mon) 11時半頃


羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/08(Mon) 11時半頃


羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/08(Mon) 13時頃


【人】 羽化昇天道 イナリ

──激突! ツェン様>>@34
解釈が優しいヴェルヌイユ様>>196──

[ツェンが素っ頓狂な悲鳴を上げる>>@34
蛇が驚いて星を散らした。
拍子に口が緩んだのか、
楽譜ははらはらと舞い落ちる。
蛇は気を取り直してツェンに向かっていこうとしたが
袖から伸びた剣を見つけると
長い首をしゅっとすくめ、飛び去った。]

(228) 2022/08/08(Mon) 16時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[去り際に、ヴェルヌイユが声をかける>>196
蛇は動きを止め、じっとヴェルヌイユを見つめると
ちかちか、と数度星々を瞬かせた。
蛇の魂たる星の揺らぎは
盲人の瞳の奥にも感じられただろうか。]*

(229) 2022/08/08(Mon) 16時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

──閑話・初回ソルフリッツィ様〜>>126──

[その来訪者が初めて訪れた時
会話らしい会話は無く。
やがて星光虫は光を落とし
部屋を闇が包みこむ。
訪れた静かな時間に、穏やかな寝息は一つだけ。]

(230) 2022/08/08(Mon) 17時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[やがて長い時間が過ぎて
目覚めの時を迎えた時。>>130
来訪者の躊躇うような目線を向けられて
狐は静かに半身を起こした。
衣擦れの音が、鳴る。]

発情期ですか。

[平坦に繰り返す。
二つの命を混ぜ合わせ、次の世代へ繋ぐ。
そのために高まる衝動は
長い長い時をかけて、生命が編み出した智慧。]

(231) 2022/08/08(Mon) 17時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[狐の顔は、兎人を向いてはいたが
目は静かに伏せたまま。
ごろり、と背を向けた兎人が
視線だけをこちらに向けて
鬱陶しければ断れ、と──
おそらくそのようなことを言う。]

いいえ。

[狐は変わらぬ笑みで囁いた。
この身の温もりで気がまぎれるならば
分け与えるのは構わない、と。
意図が伝わっていないようならば
はっきりと言葉にもしたか。]

(232) 2022/08/08(Mon) 17時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[それから数呼吸の間、思慮深く沈黙した。]

……お寂しくはないのですか。

[変わらぬ本能を置き去りにして
技術は急速に発達した。
行きつく先が広がるほどに
同族と出会う機会は減る。

兵がそこまで話していたかは定かでないが
──故郷が滅びてしまえば、尚更。]

(233) 2022/08/08(Mon) 17時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[その後は、どんな会話があったのか。
狐が、ソルフリッツィの『馴染みの顔』を
『ご友人』と称したのは
それからしばらく後のこと。]*

(234) 2022/08/08(Mon) 17時頃

羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/08(Mon) 17時頃


【人】 羽化昇天道 イナリ

──ヤツデ様・白虹クエクリア!>>192>>194──

おかえりなさいませ、ヤツデ様。
良きいさおしを見せていただきました。

[狐がヤツデを出迎えたのは
しばらく後のことか。
それが渡されると、狐はしばらくの沈黙ののち
深々と頭を垂れて合掌した。]

ありがたく頂戴いたします。

[もちろん報酬は払います。
太っ腹なマスターが。]

(235) 2022/08/08(Mon) 18時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

──白虹カクテル──

[預かったならば、
精一杯のドリンクでもてなしたいもの。
白虹を半月の形に絶ち、
薄皮をはぐようにやさしく摘まめば
幾重にも重なった光の層は
透けるほど薄く剝がれたか。

ギロチンに出したカクテル>>0:50をベースに
仕上げに白虹で蓋をする。
薄く剥いだ半月が
割らぬよう、歪まぬように気を付けて。]

(236) 2022/08/08(Mon) 18時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[やがてカクテルグラスの中で
雲はもくもく立ち上り、
白虹に塞がれ、わだかまる。
カクテルグラスの中で、雨が降り始めた。

密集した白の光は、雨音に湿りを帯びて
徐々に太く色を解き、やがて七色の虹と成った。
舌先を当てれば、一層ごとに異なる味がしただろう。
その味は、虹を見た者の心次第。]

ヤツデ様、お待たせいたしました。
白虹のカクテルです。
白虹が雷雲を閉じ込めてくれたので
飲めば雷の加護が得られるでしょう──が、
一時的に毛が膨れますのでご注意を。

[得られる加護は、俊敏さか、雷への耐性か。
それもまた、飲み手の望み次第。]

(237) 2022/08/08(Mon) 18時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ


──皆様もよろしければ、どうぞ。
ヤツデ様の功績をたたえて。

[居合わせた者にも、その時は席を外していたものにも、
求めた者には、同じカクテルが行き渡ったはずだ。]**

(238) 2022/08/08(Mon) 18時頃

羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/08(Mon) 18時頃


【人】 羽化昇天道 イナリ

──おかえりディ・ジアン様>>@48〜──

[満足できるおもてなしをするためには
まずは相手のことを知ることから>>0:135──と。]

そう、ヴェルヌイユ様にも
言われていたのですがねぇ。

[空っぽのビアグラスを洗いながら
狐は細く息を吐いた。
それは七孔無き客人に差し出したもの。]

(278) 2022/08/08(Mon) 23時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[エールを差し出すと
聞き慣れぬ低音波と共に拳サイズまで縮み
ビアグラスの中に入って吸収──いや、
おそらくは飲み干してくれた。>>@7

だというのにあちこちに目配りする間に
次の注文を聞きそびれ、
他の客人の飲み物を作りながら
耳にしたのは、客人が去る羽根音>>@19

これでは、押し付けただけですね。
なかなか上手くいかぬものです。

[薄はりのグラスを拭き上げ、棚に戻す。
宇宙列車の隙間から、
かの生物が戻ってきたのはその時か。

軽い風と共にカウンターに
爽やかな香りが吹き込んだ。]

(279) 2022/08/08(Mon) 23時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ


……お客様?

[狐は僅かに声を揺らがせた。
降り立った生物は、
ありったけの草をカウンターに乗せていた。
摘み取ったばかりなのか、
土が慈育した香りが、未だ濃く残っている。
その中に、求めていた新鮮なミントンを見つけて、
狐は問いかけた。]

探してきてくださったのですか?

[そういえば、ミントンを前に考え込んだ時
視線──瞳の見えない相手に
この表現が正しいかはさておき──を
感じた気がする。]

(280) 2022/08/08(Mon) 23時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ


……ありがとうございます。
お客様は、私が言葉にせずとも
望むものを感じ取ってくださったのですね。
大変だったのではありませんか。

[と、言っては見たものの
客人の体は、なぜか
草汁に汚れているわけでもなく
よく見れば、なぜか
梅酒に漬けた実のようにしわしわで
よく嗅げば、なぜか
ミントンに紛れてほのかに湯の香りがする。]

(281) 2022/08/08(Mon) 23時頃

【人】 羽化昇天道 イナリ

[ふ、と狐は穏やかに息ついた。]

おまけに、私がいらぬ気を回さずとも
自ら喜びを見出す能力に
秀でていらっしゃる。
……私は、どうやら驕っていたようです。
知らず知らずのうちに、心配りとお節介を
はき違えていました。
もっとお客様にお任せした方がよいのでしょうね。
ありがとうございました。

[狐は、ミントンと共に
智慧を運んできてくれた客人に
改めてお礼を言った。]**

(282) 2022/08/08(Mon) 23時頃

羽化昇天道 イナリは、メモを貼った。

2022/08/08(Mon) 23時頃


【人】 羽化昇天道 イナリ

──ジェルマン様のバイト>>291──

はい。かしこまりました。

[ジェルマンからの提案に狐は頷いた。>>291
今後、客人へは必要なアルバイト情報が
伝えられるだろう。]

それにしても……思いの他、
無一文の方が多かったのですね。
戦える方はともかく、非戦闘要員の方には
どのようにお支払いいただきましょうか。
私としては、お店を手伝っていただけると
大変助かるのですが。
仕事には事欠きませんし
ここのところ料理の提供も遅れてしまいがちですし……

[このようにして、Barのスタッフも募集をかけただろう。
きっと太っ腹なマスターは許してくれる。]**

(295) 2022/08/08(Mon) 23時半頃

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