297 湿っぽい古風和ホラーRP村「紫陽花奇譚」
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――……帰る。
[ぼそっと、呟く]
……こんなとこ、ようけおられへんわ。 雷門の爺様を消した、何かか誰かか、まだおるかもしれん。 その花が悪いもんやないとも、どうか判らへんしな。
[言い置いて]
(86) 2019/07/08(Mon) 19時半頃
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飴司の兄さんはああ(>>77)言いはったけど。 朝はひとりでも帰れますよって。要らん世話ですわ、もう。
[透けた紫陽花の咲き誇る庭を後にする。 誰かが付いてくるなら、否とは言わないが*]
(87) 2019/07/08(Mon) 19時半頃
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/* 朝もな、こんなとこにいられるかフラグ建ててみた。
しかし、予想以上にな、幼女RPむつかしいわ。 もうちょい上の年齢にさしてもらえば良かったわぁ。
(-11) 2019/07/08(Mon) 19時半頃
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定さん、ありがと、
[定さんは、本当に気の良いお兄さんやと思う>>77。 今更ながらに、妹に付き添ってくれた礼を述べ、それから傍の妹の様子>>85に誘われるように、沼じぃを見た>>80。 しかしこちらは、別段なんと言うものも覚えなかったらしい。 強いて言うのなら…]
(88) 2019/07/08(Mon) 19時半頃
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そこには… そのお花には。
今は、だぁれもおらんよ?
今は。だぁれも。
(*16) 2019/07/08(Mon) 20時頃
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[雷門じぃちゃんは、 おたえちゃんに連れられて、 何処かへ行ってしまったから。]
(*17) 2019/07/08(Mon) 20時頃
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ん、帰ろか。 私もいい加減、おっかさんに怒られてまうわ。
[妹が帰るといえば、さも当然のように、それに追従する。 そして、当たり前のように、手を差し出した。
行こ、と誘えばその手は取られるだろうか。取られまいだろうか。]
雨、降らんといいねぇ…
[誰にともなく、呟いて。*]
(89) 2019/07/08(Mon) 20時頃
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……ひとりで帰れる、言うたやないの。
[――とは、頬を膨らしたが。 まあ、おつかいから戻らなければ、というのも事実ではあるだろうけど]
……しゃあないな、もう。 ゆうちゃんまで消えてもうたら、なんやしな。 しっかり手ぇ握っとけば、そんなことあらへんやろ。
[言い訳めいた言葉を口に、差し出された手に応じる]
……せやな。 おたえちゃんが迷っとるなら、雨は、酷や。
[――もっとも、雷門の消失を目にしたあとでは。 たえが、ただの迷子とは、最早思えなかったけれど*]
(90) 2019/07/08(Mon) 20時頃
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あきまへん…(>>73)
[一歩、進む足音が聞こえた。 少女はなおもとどめようとするも、その声は弱々しかった。このまま何も知らされずに彼が帰ることはないだろう。誰からか、事の次第は聞かされるだろう。その諦念の思いが、放心したような問いかけになっていった。]
坊ちゃん… 吉治はん……寂しない?
おとうもおかあも居らんで、寂しない?
[もし寂しいならどうだというのだろう。もし寂しくないというのなら…。少女は自分の寂しさを共有したかったのだろうか。それとも、通い奉公の自分の存在が、彼のいつものあいまいな笑顔のほんの少しでも理由だと、聞きたいのだろうか。*]
(91) 2019/07/08(Mon) 20時半頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2019/07/08(Mon) 20時半頃
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ふふ。 じゃぁ、あさちゃんことは、 おねぇちゃんが、ちゃぁんと守ったる、からねぇ。 だぁれにも、やらん!
[握り返された手に、嬉しげにころころと笑う。
いつだって、この柔らかくて温かい手は、少女を喜ばせた。 時折ツンケンしたことを言う割に、この妹は、優しい、
やって、生まれる前から文字通り、一緒の2人やもの。 愛しゅうて、愛しゅうて。]
(92) 2019/07/08(Mon) 20時半頃
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なぁ、あさちゃん。 今日は、ちょいと遅ぅなってもうたから。 帰ったら、お手伝いしてもらえんやろか。
[少女がこんなことを言い出すのは、おそらく初めてで、妹を驚かせたかもしれなかった。 時間が足りないくらいでは、こんなことを言った試しがなかったのだから。
仮にその心を問われても、曖昧な返事しか返さなかったろう。 間違っても…あさちゃん大丈夫かなって心配したり、おねぇちゃんおらんでも大丈夫にしとかんかったこと後悔したり、そんな日が来る気がして、なんて答えることはなかったろう。 少女自身、なんでそんなことを思ったのか、わからなかったのだから。 **]
(93) 2019/07/08(Mon) 20時半頃
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/* そっからヤンデレ気味に、 他の誰にも絶対手が届かへんとこ! とかで、 幽世の狭間に連れ込んでくれてもええんやで?
(-12) 2019/07/08(Mon) 20時半頃
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……守ったる、か。
[些か複雑な思いも、ないではなかったが。 姉の笑みを見れば、純粋な善意であるのだろうし。 それにまあ、あんなものを目撃した直後だ。 単純に、不安で心細かったというのも、あるにはあり]
……ま、精々、頼りにしとくわ。 一応、ゆうちゃんのがお姉ちゃんはお姉ちゃんやし、たまには顔立てたらんといけんからな。
[苦笑半分照れ隠し半分に、応じて。握った手に、きゅっと力を籠める]
(94) 2019/07/08(Mon) 21時半頃
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[そうして、手を繋いで帰る最中。紡がれた言葉に]
……へ? 手伝いって……、
ん……、……朝が? ゆうちゃんの?
[小首を傾げ、単語を咀嚼し、耳を疑い、目を丸め、ようやく驚いた]
なっ……!? そ、そんなん――!!
[――浮かんだ言葉は、幾つもあった。
お母ちゃんが渋い顔するんと違うか、とか。 朝が手伝ったら、余計な仕事増えてまうんやないの、とか。
おそらくそれは正しくて、だけども、選んだ答えはこうだった]
(95) 2019/07/08(Mon) 21時半頃
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――任せとき! 朝かて、やれば出来るいうの、見せたるよ!!
[だって――仕方がないじゃないか。
ほんとうに、嬉しかったのだ。 生まれてこの方、いつも助けられてばかりだった。 そんな姉に、手伝ってくれと頼まれたことが。 ほんの少しでも力になれることが、ほんとう、嬉しかったのだ――*]
(96) 2019/07/08(Mon) 21時半頃
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/* 好々爺で始まって好々爺で終わるはずでした[過去形]
(-13) 2019/07/08(Mon) 21時半頃
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/* ……あれ、なんや、湿っぽくなくなってしもた?
もっとドロドロ……姉妹の愛憎……、 いやまあ、これはこれでええ……か。 光が眩いほど闇もまた濃くなるものよ……くふ。
(-14) 2019/07/08(Mon) 21時半頃
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岩の上でいついつまでも、 何度でも思うのは。
あん子のことやった。
わたしの代わりに善吉っつぁんの お嫁さんになったはずの、 あん子が。
なぁんもできんかった、あまたれのあん子が、 ちゃんとお嫁さんやれとるんか、 心配で仕方なかった。
わたしはそれを、見に行くことも、 できぬまま。
いついつまでも、緋色の花嫁衣装を纏い、 岩の上で、待っとるのです。
(*18) 2019/07/08(Mon) 21時半頃
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神様が、 お迎えに来てくんなさるのを。
(*19) 2019/07/08(Mon) 21時半頃
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/* にしても、うちのお姉ちゃんが可愛くて困る……。
(-15) 2019/07/08(Mon) 21時半頃
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──透きとおる? それって、なんか、……、
[昔、祖母に聞いた──]
神隠し、みたい、……やな?
[口に出すと余計にゾッとしない。 神隠し、社の前に立つ時の張り詰めた空気より、もっと恐ろしいようなのに、見ていないせいか現実感が薄い]
……、紫陽花が、分身、て、 なんや、沼のじい様は……、 詩的、いうか。信心深い言うか……、不思議なこと、言う。
[>>77定吉を見送るは、背を見送るように顔を向けて。]
……気ぃつけてな……
(97) 2019/07/08(Mon) 22時頃
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─村の外へと続く道─
…できたら、日が沈む前にはつきたいよなぁ…
[雷門の家を出て、村で一番広い道を小走りに駆け抜ける。 そのまま進めば、雨月村から一番近い町へと続く道。 視界の横に、先ほど自分達が上ってきた山が見える。
「もしかしたら雷門は山に迎えられたかもしれんのう」
先ほど沼太郎が杖を拾いながら呟いた言葉>>43を 今更ながらに思い出す。]
沼じいが信心深いのは昔からやけど 真っ先に、山の神様って言うてはったな。 …山って、何かあるんかいな…
[足を緩めて山を眺めるが、 曇天の空の下、この時は普段どおりの山に見えた。]
(98) 2019/07/08(Mon) 22時頃
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……ん?
おっちゃんら、どしたん? あぁ、俺は急ぎで町に出るとこやねんけど… 狐ぇ?なんや、それー。
[異変があったのは、村を出る直前の道。>>#2 村人たちが数人集まり、何やら騒いでいる。
トラブルでもあったのかと聞いてみると、予想外の答え。 眉を顰めた所で、透明な紫陽花が咲いている事に気づく。]
(99) 2019/07/08(Mon) 22時頃
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…ここにも… あー、いや、なんでも。
霧出とるんかー。 ちょい厄介やけどまぁ行って見るわ。
[急いでいたのもあり、引き止められると面倒なので 紫陽花の話は出さず。 やや不気味そうに前方を見ると小走りで先を急ぐ。]
(100) 2019/07/08(Mon) 22時頃
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……声とか、聞こえたらええねんけど、 今は、今回は、…… 見た事のうて、ようわか、らん……
[>>79沼太郎や皆を不安にしてはいけないと思ったか、言い訳がましく繕って。]
……、──、 やっぱり、その話綺麗やんなあ……
[>>80沼太郎がうっそりと微笑む様。 まるで救いの光を浴びたような、と、仏教の説法に出る極楽を思い浮かべて。 >>84その様子に、少女が、朝顔が、恐れを感じているとは気づかずに]
(101) 2019/07/08(Mon) 22時頃
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─町への道?─
…ほんまや。えらい霧が出とる。
[歩数からして村境の辺りか。 道全体がひんやりとした霧に覆われ 視界がほとんど利かなくなってきた。]
まぁ、面倒やけどしゃーない。地道に歩こ。
[山道ではないが、道を外れて畑に落ちたら大変なので 足元を警戒しながら早足に切り替える。]
(102) 2019/07/08(Mon) 22時半頃
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こんなんは、狐が出ようと何が出ようと、 道は一本なんやから。
外れず歩いたら、 ちゃぁんと目的地につくもんや。
お、やっと霧が晴れてきた。
[暫くの間、ひたすらに歩き続けて。 すっと冷めたい風が吹き、視界の悪さが解消される。]
(103) 2019/07/08(Mon) 22時半頃
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…………へ。 何これ………。
[歩む足が止まる。 自分の足元を確かめ、更に周囲を確かめる。]
嘘やろ……………。
[たどり着いたのは、村の入り口。 先ほど迷ったという話を聞いたばかりの場所。
迷ったとぼやいていた村人達は既にいなかった。 代わりのように、曇天の空の下、 透明の紫陽花が 先ほどより明らかに増えている透明の紫陽花が 静かに、涼やかに咲き誇っていた。]
(104) 2019/07/08(Mon) 22時半頃
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飴師 定吉は、メモを貼った。
2019/07/08(Mon) 22時半頃
飴師 定吉は、メモを貼った。
2019/07/08(Mon) 22時半頃
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や、山? 沼のじい様、あの、気いつけて……、
[登って降りてきたところの自分、 ついていけば足手まといになりそうだし、それに、日向のことも気になっている。]
……日向ちゃん、あかんて、なんで
[>>91沼太郎のとは反対方向、 日向と、その側の朧や不要の方に向かって、また、ゆっくり、2歩、3歩]
……へ、
[不意にあまり呼ばれぬ己の名前が紡がれて、きょとん、と目を瞬く]
(105) 2019/07/08(Mon) 22時半頃
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──そら、
…………、うん、……さみしい、なぁ、
[へら、と困ったように笑う。>>91]
……言うても仕方ない、ことやとは 思っとるけど……ああ、でも、 日向ちゃん、世話しにきてくれよるし、……うん、
……なんやろ、…… なんか、気に、してたん、かな……?迷惑かけてごめんな……?
[何が原因で怯えているのか、 声を上げているのかも分からぬまま、 詫びて、やはり、困ったように笑んだ]
(106) 2019/07/08(Mon) 23時頃
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