人狼議事

290 ある冬の終わり、微睡みの世界にて


【人】 地下軌道 エフ

[───あんがとねぇ
違う。自分はこの少女に”期待”を押し付けただけ、少女を苦しめている大人たちや世間と同じ様に。少女ではなくその周りにいる人間たちに共感した、周囲が少女を見る姿に姉を見る自分を重ねただけ。]

 ……いいじゃねぇか。

[メイの右手首を強く掴み上げる。
死ぬ動機もない、生きる理由もない、それでもここに隠した傷は生きる実感が欲しかったから───そうじゃないのか?]

 聞かせろよ、クソガキ。
 女神だろうと木偶だろうとぶちまけてみろよ。
 お前が聞いて欲しいと思う奴に。

[賢しいガキはそれでどうなるかわかってしまう。だけど本当にそうなるのかどうかはわからない。誰にも大人にも子供にも賢者にも愚者にも、誰にだって実際に起こしてみないとわからないから。

───祈り、叫び、涙を見せなければ
       神様だって奇蹟を預けてはくれない。]*

(17) 2019/02/10(Sun) 12時頃

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