262 【突発誰歓RP】聖夜におうちに帰れない村
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[そしてようやくその姿が見えてくる。
帰るべきところ。
我が家だ。
戸に手をかけたのは誰だっけ?
きっとそれは誰でも良かった。
だって誰だってこういうのだ。
中に誰もいないけれど、ここが帰るべきところと知っているから。]
(38) 2016/12/21(Wed) 22時頃
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ただいま。
(39) 2016/12/21(Wed) 22時頃
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ー 現在 ー
[儂はたった1人……何も無い空き地を前に立っている。 住宅街の中にぽつねんと、そこだけくり抜かれたみたいに、地面がむき出しになった更地があった。]
……ああ。
[諦めたようなため息が、皺だらけの口から漏れた。 求めていたものがここにあった気がしていたけれど……本当にここにそんなものがあったのか、何も分からない。 ただそこに何も無いという事実が、ひどく苦しくて、少し濡れたちゃんちゃんこの肩を抱きしめる。]
(40) 2016/12/21(Wed) 22時頃
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……なあ、こんなつもりじゃあなかったんよォ……!
[何も無い空き地を前に、吐き出すように呟いた。 ここに来れば温かいはずだったのだけれど、何故そう考えていたのか……そんなことも何もかも全てが有耶無耶になっていく。
誰かの忘れ物みたいにそこに置かれた土管があって……儂は逃げるようにその中にするりと入り込んだ。 雪は遮ってくれても、凍えた空気は黴臭い土管を容赦もなくひゅうと吹き抜ける。]
「にゃあ」
[土管の中にいた先客が、怯えたように鳴く。儂は宥めるようにその顎を撫でてやる。触れた指先がほんのりと暖かい。 漸く少し満たされた気がして、儂はにんまりと笑うのだ。]
(41) 2016/12/21(Wed) 22時頃
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あんなぁ、赤い手袋をなァ……買いに行こうとしたんよ。 でも、みんなみんな、消えてしもうてなァ。 どっこにも見つからんのよ。
[先客は喉を鳴らすばかりで何も答えてくれない。 それでも失ったものを少しでも見つけたくて、この苦しい気持ちを吐き出したくて、儂は身体を丸めながら土管の中で呟き続けた。]*
(42) 2016/12/21(Wed) 22時頃
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/* じーちゃん!!!!!!(ばんばん
(-5) 2016/12/21(Wed) 22時頃
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[>>12 うすらぼんやりと光る街灯のせいで(街灯だけにしては、いやに揺れる光だとは思ったものの)、男性の彫り深い顔に影が落ちている。 威圧感のある顔立ちに、こちらの度胸が試される。]
ひょっ
[>>14 驚いて小さく息を飲むが、きゃあと叫ばずに済んだのは、かけられた声が穏やかで、場違いな挨拶だったから。
いや、場違いではないだろう。この時分でしか使えない挨拶だ、でも少なくともそれは、こんな寒がりで身を震わせながら受け取る言葉ではないだろう。 そして何より、日南子にとって、それは一番言われたくない言葉であった。]
(43) 2016/12/21(Wed) 22時半頃
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…………。
[悩む。なんて返事をすれば良いのか。 逃げ出すには、まだ何もされてないから逆に申し訳ない。 何かをしてくる気配もない。 抱えた中華まんが冷めてしまう。 はう、と白い息を吐いた。]
……め、メリー、クリスマス、ですが………。 でも、あの、あたし今日は、メリーにならないって決めてるので………。 すいません………。
[言った端から後悔する。 今日の決意は、絶対に誰にも言わないと決めていたのに、口が滑ってしまった。]
(44) 2016/12/21(Wed) 22時半頃
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[>>19くしゃみですれ違った道の反対側の誰かが、こっちを向いた気がした。 すみませんすみません本当にすみません、あたしのくしゃみが公害になってしまったかもしれませんが許してください 訴えないでくださいお願いします賠償金は支払えませんし体で払うのもちょっとかんべん
頭の中をまとまらない思考がぐるぐる回り、 闇の向こうの見えない表情に泣きそうな瞳を向ける。]
——……は、う!
[明かりに少しだけ照らされるその面影はとっても、なんというか、格好よくて。 いわゆるIKEMENってやつかな、あれ。格好はなんか寒そうだけど。 目を離せなくなってしまう危うさに、背筋が凍りそうになる。
——あたし聞いたことある。 都会の男の人って、甘いマスクを振りかざして女性を虜にして、 捕まえて洗脳して部屋に閉じ込めて永遠に飾っておくんでしょうこわいこわい!
首を振って目を逸らし、頭を下げて早足で立ち去る。]
(45) 2016/12/21(Wed) 23時頃
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……?
[さくさく、薄く積もる雪に足跡をつけながら、 >>20なんだか後ろに気配を感じたような気がして。
まさかさっきの人がついてきているとは思いたくはないけれど、 逃げ去る速度もだんだん早まっていくというもの。 ここに来てからから抱えたままのプレゼントの包み(重い)がけっこう体力を抉っているので、 逃げ切れるほどのスピードは出ないけれど。
当然ながら、あたしは知る由もないし、気付くはずもない。 田舎くさい故郷でよく遊んでいた年上の兄ちゃんが、こんなところで何かをしている、なんて。
昔よりも更に厚みを増したあたしの眼鏡のレンズでも、見通せるわけが……。*]
(46) 2016/12/21(Wed) 23時頃
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— 回想・いつの日か —
[おにぎりがいれば、牛乳瓶もいた。
ぼさぼさ黒髪のおさげヘアーに、典型的な瓶底眼鏡で過ごした少女時代。 今ほどインドアだったわけじゃなくて、誘われれば寒い日に外で雪遊びもした。 運動するたびに眼鏡を割っては、買い直すたびに厚さと強度を増していったりもしたけど。
よく声をかけてくれた、おにぎり頭の兄ちゃんの名前は微かに覚えている。 彼がいつの間にか地元からいなくなっていたのは、いつのことだったか。
周囲が変わっていっても、あたしはといえば、 少なくとも髪を整えて薄く化粧をするくらいのテクニックを覚えて、 大学で最低限浮かない程度のお洒落はできているつもりだけど、 抜けない田舎くささと、悪化したインドア人見知り体質はどうしようもなく。
眼鏡をコンタクトに変える程度の勇気もなければ、見知らぬもの全てがこわいったらありゃしない。 っていうか目にものを入れるとか正気の沙汰じゃないわ……。]
(47) 2016/12/21(Wed) 23時半頃
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[公園に近づけば、電灯の数も減っている気がして。 焦る気持ちと、寒さでかじかむ四肢と、心細さその他もろもろに揺さぶられ続けるあたしの精神は、 ほどよくバランスを崩しかけていたその一瞬、不覚を取った。]
ひゃっ!!
[足元に、ごつんと何かが当たった……というか、何かに躓いて、前のめりになる。 その衝撃でプレゼントの包み(重い)が腕の中からすっぽ抜けて、公園のほうへ飛翔して闇の中に消えていった。
なんとか転ぶまいと踏ん張っていたけれど、 今度はさっきからズレっぱなしの眼鏡がぽろりと顔から落ちて地面に落ちた、ような音が聞こえた。]
め、めがねめがね……。
[一気にぼやけた視界で屈んで、眼鏡のようなものを手探りする。 ああ、どうか誰かに踏まれませんように!*]
(48) 2016/12/21(Wed) 23時半頃
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/* やべー頭でうけとめたいそれ
(-6) 2016/12/21(Wed) 23時半頃
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/* しかしもうオフるので目撃にとどめとこう 自重
(-7) 2016/12/21(Wed) 23時半頃
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……あの、あたしは、メリーじゃないけど あなたは、どうぞ、メリークリスマス……。
[ビニール袋の中から、紙で子包装された中華まんをとりだし、相対している男性に差し出した。 あんまんだか、ピザまんだか、それとも他の味かは分からない。
日南子には覚悟があった。今日は誰よりも、さみしく、不幸でいようとする決意があった。だから良いのだ、ホワイトクリスマスに外にいるむなしい人間になっても。
でもそれを他者に味わってほしくはない−どんな理由で公園の前にいるかは想像できないが、少なくとも幸せな様子には見えなかった。 そう思えばこその、わずかながらの思いやり精神だ。]
(49) 2016/12/21(Wed) 23時半頃
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─ 公園 ─
–––––どうだあかるくなったろう、てか?
[小さく、小さく燃ゆる焚き木の上。 湿気た一万円札を乾かすように… ともすれば餌の足りない火に札を放り込まんばかりに。 男はそれをかざして、頼りない暖を取っていた]
血迷わんで俺。 成金どころか底辺やろピラミッドの。
[折れたビニ傘をさしてスチ板に座ってる奴が出来る所作じゃねーべ。 なんて、何となく手持ち無沙汰に作った小さい雪だるまに軽くツッコむ様にビンタした。 どうしましょうねこいつ。もういっそウィンドブレーカーでも燃やしますか。 いや暖をとるために服を脱ぐって何やねん。 なぁんて寒さで回らない頭がぐねぐねぐねぐねと思考の蛇行を始める]
(50) 2016/12/21(Wed) 23時半頃
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[>>48 当初の目的通り、公園のベンチを目指そうと、そそくさと足を踏み出す。 しかし、日南子の目の前を、何か黒いものがヒュンと風を切って通り過ぎた。]
っ!?
[びく、と足を止める。 もしタイミングを間違えていたら、その黒い物体と頭がごっちん、目からお星様状態になっていたかもしれない。 ぱちぱちと数度瞬きをして、その何かの飛んでいった先を見つめた。**]
(51) 2016/12/22(Thu) 00時頃
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アレやな。どっかで読んだ事あんな。 願いの叶う指輪をもろた夫婦がおって、 その指輪を偽物とすり替えて奪った男が カネくれって願ったら降ってきた大量の金貨に圧殺されたちゅー話。
[誰に語るでもない独り言の物語。 ふだんはあのぼぅっとした犬が聞き役なんやけど。 あいつどーしとるかな。まぁだ橋の下で寝とるんやろか。寝てそー。
河川敷。小さな土地。 魚捕りの罠、野良猫たち、小さな枇杷の木、芋の葉っぱ。 一緒に生活を”作っていく”仲間を失ってからはずっとそう。 ひとりで自分と話している。
まっとうな奴らの生活に寄生出来るほど俺は器用じゃない。 本当は人と一緒に居るのが自然なんだってわかってるんやけど。 普通の人間と俺は、対等になれん。 対等になれんから、逃げる。離れる。隠れる。
俺ぁ、世界に置いて行かれてんだもの。]
(52) 2016/12/22(Thu) 00時頃
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結局、世の中カネより愛やでユキオさん。
[勝手に回る舌に悪態を吐かせる。吐かせる。 言ってる事はサムいけど黙り込むとそれこそ心まで凍えてまう]
こゆ時は一枚の諭吉よか乾いた枯れ草のが価値あるねん。 わかっとんのかサンタクロー…
[幸運の贈り物たる諭吉を人質にとるみたいに ひらひらと火の上で揺らし。 夜空を見上げて文句を言おうとした瞬間。
背後で骨の折れる音がした。
傘の。]
(53) 2016/12/22(Thu) 00時頃
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[次の刹那が齎したのは後頭部の鈍痛。 元より骨の一本折れていたビニール傘が謎の飛来物>>48>>51を防御出来る訳も無く]
ぉ ぐげっ!?
[ダイレクトに舌を噛み、後頭部と口内、 二重(ふたえ)の痛みが一瞬思考を麻痺させる。 くらり、と前傾すれば眼前には炎。 あかん、と身を捩り、その拍子に諭吉は手を離れひらりと舞い上がる。 自らはぐしゃりと冷たい地面にほっぺたをしこたまぶつけ、倒れ。 その一方でクリーンヒットしたその重い何か––––置き時計は 更に地面でワンバウンドすると、 かちり、と小さな音を立て。
賑やかに、けたたましく、鳴り始めた。]
(54) 2016/12/22(Thu) 00時半頃
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痛ゥ…ちょ、ま、あかんあかんあかん!!
[Silent Night, Holy Nightと誰が歌った! 雪の中で激しく自己主張を開始したそれは まごうことなく–––世界に朝を喚ぶ使者、 目覚まし時計の音ではないか! 何で目覚まし時計なんぞ飛んできたんや!寝言言うとらんで目ェ醒ませってか! 痛みと冷え、更にその音でガンガンする頭を片手で抱え、 慌てて立ち上がり、その音の出所を探そうとする–––がふらついてうっかり焚き火を踏み。]
だぁっつぅうう!!
[泣きっ面に蜂。 足を華麗に炙った男は幸運にも積もっていた雪の上でそれを転がりもみ消す羽目になった]*
(55) 2016/12/22(Thu) 00時半頃
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/* たいへんなことになったな(他人事
(-8) 2016/12/22(Thu) 00時半頃
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[青年とも少年とも。否、 世の中のことも、近くにいるはずの。 たった、一人の祖母のことさえも知らない子供は。
冬の夜を、雪の街を。 駆ける、駆ける。 機関車のように。
白い息を、蒸気のごとく吐き出しながら。]
(56) 2016/12/22(Thu) 00時半頃
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[途中見た、暗がりの公園の痴話喧嘩は。 痴話喧嘩と呼ぶには男女の組み合わせがちぐはぐな。
それでも子供が気にもとめないのは、 世間知らずのせいか、あるいは。
そもそも終着駅まで無停車の、暴走特急だからか。
指先に負けないくらいにかさついた唇を、 ぽっかりと開けながら。
しゅっ、しゅっ。ぽっぽ。しゅっ、しゅっ。ぽっぽ。]
(57) 2016/12/22(Thu) 00時半頃
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[時計の針は左から、天井に向かい、そして。 ゆっくり、ゆっくり、右に傾き始める。
足も手も。寒さにこごえて、棒のよう。 薄く敷かれた白い絨毯を。 それでも、ぎゅっぎゅ。と、踏みしめながら。]
(58) 2016/12/22(Thu) 01時頃
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[這いつくばって眼鏡を探していれば、 そういえばとさっきすっぽ抜けた置き時計(重い)のことも思い出し。
プレゼント交換にはひどく微妙なチョイスのそれが、 凶器となって誰かの世界をぶっ壊していることなんて露知らず。>>54
その直後、鳴り出したアラーム。 それはもう、たいへん心当たりのある音でございまして。 クリスマスソングの籠められた封印が解き放たれ、 高らかに聖夜を、これでもかと聖夜を歌い続ける。
見つからない眼鏡は諦めて、先に音のするほうへと向かった。 一刻も早く止めなくては、騒音被害で逮捕されて裁判にかけられて有罪食らってギロチン刑かな。 そんな感じのオーバーな恐怖を抱きながら。]
(59) 2016/12/22(Thu) 01時頃
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[>>55音の元のそば、何かが——よくわからない何かが、雄叫びを上げてのたうち回っているようだ。 眼鏡がないのでこの視力0.01以下の女は何も見えなくて。
ああ、これこそが都会のモンスター! 縄張りに足を踏み入れた瞬間、か弱いあたしの身は粉々に砕かれ、引き裂かれ、 焚き火で炙られてこんがり焼かれてバーベキューにされちゃう……!
と、おぞましい死の恐怖に目の前が眩みそうになりながらも、 目覚まし時計の音は鳴り響き続ける。
どうしよう、と踏み出せないでいた最初の一歩。 ひとまず足元を探り、冷たい木の枝を見つければ拾い上げてそれを構え、勇気を抱いておそるおそるモンスターに立ち向かわんと駆ける!]
……殺られる前にッ、先手必勝ッ!!
[——長くて短い聖夜も、もうすぐ明ける時が来るよと、 時計はそれを教えるかのように騒いでいた、のかもしれない。*]
(60) 2016/12/22(Thu) 01時頃
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[冬の、深く長い夜をゆく。 その、頼りない夜行列車の終着駅は。
冷えて流れる、家からも、イルミネーションからも。 公園からも、川からも。 遠く離れて、橋を三つばかり越えたところ。
ざざん。ざざん。と、夜に泣く。 いまだ雪を吸い込む海のほとりにあったようで。]
(61) 2016/12/22(Thu) 01時頃
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……っ、ばーちゃんっ!
[そう呼びかければ、 夜の黒よりもさらに昏い黒。 そんな色した小さな小さな人影は。
−−もそり、もそり。 野暮ったく動いて、それから。]
「……す……す、む……?」
[子供の名前を小さくつむいだ。]
(62) 2016/12/22(Thu) 01時頃
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[それは、麻のリボンと、黒の包装でもって。 とっても辛気臭いものだったけれど。
それでも、たしかに。 その、少年にとっては。
神か、あるいは救いの御子か。 さらには、聖夜にやってくるという、 かつての聖人からの、
贈り物に他ならなかった。**]
(63) 2016/12/22(Thu) 01時頃
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