人狼議事


226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】

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【人】 逃亡者 メルヤ

[彼は静かに首肯する。
 苦笑を浮かべるのは、彼自身不味いことがわかっていたからだ。]

…ここだけの話
定期健診の、感覚が短くなってたんだよ。

だから、避ける前から気づかれてたんだ。

[紫水晶の瞳の奥に、灯火のようなものが揺らめいたような気がした。
沈黙の内に見つめる>>278は鮮やかだった。

その秀美さを、深く深く心に刻み込む。]

(285) 2015/06/09(Tue) 01時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

(君の諦めは、絶望だった。
  僕の諦めは、希望なんだよ。ケイト)

(286) 2015/06/09(Tue) 01時頃

【人】 孤高天使連合 ナナオ

[サイドテーブルに置かれたノートとペンは、あたしの大切なものだ。
誰がそこに置いたのだろうか。
あたしは手を伸ばそうとした。
しかし何も起こらなかった。
まずは、身体を動かせるようにならないと。
そうじゃないと、そう。約束が守れない――。
タルトちゃんに約束したじゃないか。

――それに、歌を作るんだ。あたしは。
声を、出すんだ。
手を、伸ばすんだ。

生きるんだ。
だから、動け――**。]

(287) 2015/06/09(Tue) 01時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ


[ ――はたと目を醒ます。]

[手元にレター用紙が散らばっていた。
 その中のひとつには、
 意味をなさない言葉の羅列が散らばっていた。]

  ……寝ちゃってた

[わたしはうつ伏せから起き上がり、
 杖を手に取ると、
 オスカーさんに教えられたとおりに扱って]

  ……もう、ナナちゃん、寝てるかな。

[歌詞を相談したいのだけれど――。
 そう思って、そっと部屋を抜け出した。]

(288) 2015/06/09(Tue) 01時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[声には出さず、彼はおのれ自身を見つめる。
>>279の明確な意志が、彼には眩しい程だった。

そう口にした、人達を想い起こす。]

僕の悪足掻きは、もう終わりが迫ってる。
少しでも長く居ようとしたからね。

僕の順番が来た。
  ――――それだけだよ。

[本当の望みは口にしない。
破滅的で退廃的。未来を紡ぐものではないことを承知している。

それだけは誰にも暴かれないように深く閉ざしている。*]

(289) 2015/06/09(Tue) 01時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

[それから何処をどうやって歩いたのやら。
中庭へ歩いていたハズだったのに、ふらふらと揺れる私の足取りは勝手に自室へと向かっていた。

幸いなことに、廊下で誰かに呼び止められることはなく。
リノリウムに赤い音を響かせながら私は歩いていた。
胸元で金属と金属の擦れる音がしたけれど、確かめようと手を伸ばすほどには至らない。

…数年前までは、
シーシャが"私"でいる時間も、"私"がシーシャでいる時間も数日を跨いで何度かあるか、ないか。
"私"が起きていることの方が珍しいくらいだったのに。

何時の間にか"私"の起きている時間の方が、もしかしたらシーシャがシーシャでいる時間よりも長くなっているかもしれない。
多くの顔を見ることが増えて、多くの顔を見ることが減った。

シーシャの記憶と感情と。
手放してしまった記録の殆どをもう私が持っている。]

(290) 2015/06/09(Tue) 01時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

[シーシャには何がどれだけ残っているのだろう。私は知らない。
私が"眠っている"ことが減った分、シーシャが何をしているのか、していたのかを知ることは出来なくなった。

…もしかしたら、"私"の知らない間に逆に"私"の残した足跡を、記録の全てを消そうとしているかも。
そうだったとしても私には止めることも、その資格も全くと言っていいほどに、無いのだけれど。

だって、"私"は知っている。
シーシャの中に"起きた"時から知っている。


        シーシャはいつか"どこにもいなくなる"。


誰が覚えていても、覚えていなくても。
シーシャが望んでいても、望んでいなくても。

              ――――私が望んでいても、いなくても。*]

(291) 2015/06/09(Tue) 01時半頃

【独】 露店巡り シーシャ

/*
へい、襲撃指差しセット完了!
そしてシーシャの砂時計が終わりに向けて急激に動き始めたようだ!

あとナナオちゃん…隔離されてしまった…(涙

(-72) 2015/06/09(Tue) 01時半頃

メルヤは、シーシャが中庭で木に登っている姿を思い浮かべて無理だった。*

2015/06/09(Tue) 01時半頃


【独】 露店巡り シーシャ

/*
あっメルヤナイスタイミング
書き溜めといた回想ここらで落とすかなあ…
どうしたもんか。

(-73) 2015/06/09(Tue) 01時半頃

【独】 孤高天使連合 ナナオ

どうしようもなくて、涙が出てきた。
なんて鬱展開な村だろう・・・。

(-74) 2015/06/09(Tue) 01時半頃

【独】 孤高天使連合 ナナオ

テーマ的に、色々と酷い未来しか思い浮かばないね。
ああああああああもう!もう!
タルトちゃんには幸せになってほしいのに。
あんなに可愛い小さな子が、うわぁぁぁぁん。
駄目だ。本当に子供好きだから、タルトちゃんの「ケホ」一つで涙腺がダメージを受けるよ。
いなくなってごめんね。もっと可愛がれなくてごめんね。

(-75) 2015/06/09(Tue) 01時半頃

【人】 読書家 ケイト

それをいうなら貴方の言葉にも表情はきっとあるのね
――深く抉り、刺してゆく
貴方の言葉に嘘はない

だからこそ

[ああ、歯痒い
合わせ鏡の様だが違う、貴方が

定期健診の事に関しては...にも身に覚えがあった
医者に告げられた言葉、硬化が進んでいるという宣告
それは定期健診の間隔が短くなって暫くして言われた事だから>>285

――それだともう、逃げようもない、か

(292) 2015/06/09(Tue) 01時半頃

孤高天使連合 ナナオは、メモを貼った。

2015/06/09(Tue) 01時半頃


【人】 読書家 ケイト

(貴方の諦めは希望であるなら
 ならばその希望は未来へつなぐ種になれるの?

 私は、そうは思えない)

(293) 2015/06/09(Tue) 01時半頃

【人】 読書家 ケイト

終わりが迫ろうと、私達はきっと諦めたらそこでおしまいなんだと思うわ
……順番が来ても、やっぱり私
最後の最後まで此処に、いたい

貴方は、本当にそれでいいの?ねぇメルヤ


[深く閉ざされた扉を開ける資格は多分私にはない
だからこそ、最後にもう一度だけ、本当にそれでいいか問いかけて
...はゆっくりと立ち上がる

ぎし

          り

関節の音が鈍く響く]

(294) 2015/06/09(Tue) 01時半頃

【人】 読書家 ケイト

――私は。絶対に最後まであきらめない
絵を見たいの。キルロイの絵を
見ると約束したのよ


[悪足掻きだろうと血反吐を吐こうと
それでも1日、1時間、1分、1秒そこにいられたならば

だから私は無理をして口角を浮かべる
彼の目の前で、諦めないと誓った先人たちの様に]

(295) 2015/06/09(Tue) 01時半頃

【人】 読書家 ケイト

――貴方が諦めない姿というのも
見てみたかったわ、メルヤ


[最後にそう呟けば、彼の部屋を辞そう

今日は疲れた、嗚呼脚が軋む
部屋に辿りつけばそのままベッドに倒れ込み
私は夢を見る、そう、夢を見る
夢の中の私は、未だ脚がかくしゃくしていて――……*]

(296) 2015/06/09(Tue) 01時半頃

【独】 孤高天使連合 ナナオ

色々と涙腺が緩む村だねぇ。本当に。
そして、どう考えてもここから更に色々とアレな気がする。

(-76) 2015/06/09(Tue) 01時半頃

【独】 孤高天使連合 ナナオ

漫画とか、小説じゃこんなに泣けるエンターテイメントにはならない。
自分でナナオを動かしているから、100%の感情移入をしてしまって・・・。泣けるんだね。

(-77) 2015/06/09(Tue) 01時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

― 鍵の掛かった表紙のない絵本 ―

[自室に戻れば、青年は眠りにつく。
胸元にかかる鍵の意味を"私"は知らない。

机の引き出しの片方が閉められていたことにも、
そこに刺さっていた鍵が無くなっていることも、気付かない。

窓からは夜の明かりがしんしんと降り注ぐ。
鍵の掛かった絵本の中身を知るのは、青年と、そして。*]

(297) 2015/06/09(Tue) 02時頃

【人】 露店巡り シーシャ

 小さな鍵の掛けられた それは

                むかし むかしのおはなしです

    めくられはしなかった、秘密のおはなしです
            >>1:164>>1:165>>1:166>>1:167>>1:168>>1:169

(298) 2015/06/09(Tue) 02時頃

【人】 露店巡り シーシャ

なにかを言おうとした女の子は黙ってしまいましたが
すぐに口をひらきました そして

  『 わすれないで 』

そう 女の子は男の子に言いました
わ た し を わ す れ な い で
つのの生えた女の子はとても綺麗な笑顔でした
涙をぽろぽろ ぽろぽろと落としながら笑っていました

そして 男の子の手をにぎって繰り返すのでした


 『 わすれないで わたしを わたしのことを
   みんなが忘れても ×××× だけは

              ――――…それが、一生の おねがい 』


そういって 女の子は震える手で銀のナイフをくびにあてると

(299) 2015/06/09(Tue) 02時頃

【独】 露店巡り シーシャ

   『 またね。          ――――…シーシャ 』

        [……その部分だけが何度も黒く塗り潰されている]

(-78) 2015/06/09(Tue) 02時頃

【人】 露店巡り シーシャ

女の子の部屋に赤い花がさきました
とても綺麗で 恐ろしい花でした
あたたかくて つめたい花でした

とてもかるい かるい音をたてて
女の子は倒れてしまいました
男の子はおどろいてかけよりました

女の子のからだからいのちが流れていくようでした
ささえたからだがどんどんと つめたくなっていきました

そのとき女の子の今にもきえてしまいそうな声を聞いていたのは
すぐそばにいた男の子だけでした

(300) 2015/06/09(Tue) 02時頃

【人】 露店巡り シーシャ

いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌――――!!
しにたくないしにたくないしにたくないしにたくないしにたくないしにたくないしにたくないしにたくないしにたくないしにたくないしにたくないしにたくないしにたくないしにたくないしにたくないしにたくないたすけてたすけてたすけてたすけて―――……  ……………。

(301) 2015/06/09(Tue) 02時頃

【人】 露店巡り シーシャ

男の子はこわくなって女の子からはなれました
つののはえてきた女の子の髪は空のつきのいろでした
赤くなってしまったその髪のあいだから
ふたつのくらい赤いろの目が男の子をじっとみていました

なにも 言わずにただ じっと 視ていました

(302) 2015/06/09(Tue) 02時頃

【人】 露店巡り シーシャ

とびらをたたく音がしました
男の子はへんじをしませんでした
女の子もへんじをしませんでした

とびらを開けたのは《 パパ 》でした
ひめいを上げたのは《 ママ 》でした

赤いなみだの海がへやの中にできていました
男の子はぎんいろの鎖をにぎりしめて震えていました

《 ママ 》がとてもかなしそうに泣きだしました
《 パパ 》はどうしていいかわからないようでした

女の子の赤い目が いっそう くらくなったようでした

(303) 2015/06/09(Tue) 02時頃

【人】 露店巡り シーシャ

それから 女の子はいなくなってしまいました
女の子のへやはかたづけられ 新しいものおきになりました

《 パパ 》も《 ママ 》も
さいしょのうちはかなしそうにしていましたが
すこしずつ すこしずつ 忘れていくようにして
なにもなかったように暮らすようになりました

それでも 男の子はさむい冬の日のことをわすれませんでした
春がきて夏がすぎて秋がかおを出してまた冬がおとずれても
ずっと わすれませんでした

夜になるとそっとへやをぬけだして
女の子のへやだったばしょまで行き
こっそり 女の子のために泣きました ひとりで なきました

(304) 2015/06/09(Tue) 02時頃

【人】 露店巡り シーシャ

やがて なんどもなんども冬がすぎて
男の子には《 おとうと 》ができました

《 パパ 》も《 ママ 》もたいそうよろこび
《 おとうと 》をとてもかわいがるようになりました
男の子にもそれまでとおなじように接していましたが
男の子は《 おとうと 》ができたことを喜べませんでした

女の子のなまえをだすと《 ママ 》はかなしみ
《 パパ 》はおこって男の子をひどくぶちました
家のなかの女の子のものもすっかり なくなってしまいました

そんな《 パパ 》と《 ママ 》が男の子はきらいでした

(305) 2015/06/09(Tue) 02時頃

【人】 露店巡り シーシャ

《 おとうと 》が女の子の年になったときでした
男の子の髪のいろがどんどんとうすくなり
しまいには空にういたつきのいろのようになりました

あたまがずきずきと痛むようになり
男の子のあたまに羊のつののようなつのがはえて
すこしずつ すこしずつ伸びはじめました

それを見た《 パパ 》と《 ママ 》は不気味におもい
こんどこそ 男の子をびょういんに入れることにしました

女の子のようなことがおきないようにと
男の子の知らないうちに男の子のもちものを捨ててしまいました
のこったのはいくつかの本>>1:273だけでした

(306) 2015/06/09(Tue) 02時頃

【人】 露店巡り シーシャ


  「 あなたたちには ×××× が いるから 」


びょういんへ行くことが知らされた日
男の子は《 パパ 》と《 ママ 》へ言いました


  「 よかったね これでめでたしめでたしだ 」


それは とおい日に聞いたものを
そっくりまねをしたことば>>1:167でした
ただし ひとつだけ ×××× の名前だけが変わっていました
それが 男の子が《 パパ 》と《 ママ 》を見た最後でした

男の子も 女の子もいなくなった《 かぞく 》は
《 パパ 》と《 ママ 》と《 おとうと 》で
そのあともしあわせに暮らしていくことでしょう

(307) 2015/06/09(Tue) 02時頃

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