人狼議事


216 宵闇駆けるは天つ星

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【人】 半の目 丁助

―海岸付近―

[陽の相たる海岸付近で、じっとしている事一刻。
疼きの収まった男は手の中で賽子を弄ぶ。
途中、闇星の近付く気配を感じたが、己からは近付く気力はなく。]

片が付いたら温泉にでも入るかねェ。
鳩羽。
お前さんが源泉に浸かったら茹鳥にでもなるンだろうか。
まぁ、式だから無理だろうね。

[足元で遊ぶ小鳥に向かってそんな言葉を吐けるくらいには回復した。
幾つか点在しているらしいから、一人で楽しむのも可能だろうと。]

(31) 2015/02/10(Tue) 23時頃

【人】 半の目 丁助

[そうして岩場の方に意識を向ける。
妖の気配は先程よりも減っていた。
派手な戦いが行われた様子はないから、退魔師の手によるものではないのだろう。]

…共食いって奴かね。

[言いながら男は目を細める。
大物の妖は同族を喰らって己の力を伸ばしたり、傷を癒す糧にする習性がある事を師匠から聞いていた。

微弱に感じる気配は、先程感じた二つの妖の何方とも違う。]

(32) 2015/02/10(Tue) 23時頃

【人】 半の目 丁助

この村には、大物がどれだけいるんだろうね。

[ぼやきながら歩を進め、砂浜に足を踏み入れる。
甲羅のようなものが散乱しているのは恐らく露払いの後だろう。
斯様に棘の付いた蟹を男は知らない。

>>19>>20砂浜の向こう、岩場の方で何やら騒がしい気配。
煌星が闘いの場に身を躍らせる気配に思わず身震いした。**]

(34) 2015/02/10(Tue) 23時頃

半の目 丁助は、メモを貼った。

2015/02/10(Tue) 23時頃


逃がしゃしねぇで。

[掲げた太刀を引き戻し、妖に対して不適な笑みを浮かべた*]




――――――!?


[一体何が起きたのか。
唐突な雷に身を強張らせた一瞬で変わった空気に怯えが走る。
けれどそれも、男の一言に怒りが取って変わった]


…………にげ、ない。


ここは、さやの、す。

―ずっと、ずぅっと、さやのもの。



[そうだ、此処は沙耶の場所。
もう魚は貰えなくとも、もう村の人間は居らずとも。

沙耶の住処に、変わりはない]


おまえなんかの、かってにさせない。


[ぴしり、尾の先で地を打って。
ふぅわり舞い立つ湯気を身に纏い始めた**]


─ 岩場 ─

わしらからすりゃ、おんしの言うとることん方が勝手じゃあ。

[村と妖との関わりなぞ知る由も無い。
そのまま共存出来ていたなら見逃すこともあったかもしれないが、村は滅んでおり、妖は血肉を喰らって悦んでいた。
この先を思えば、余四朗が祓うことを選択したのも道理ではある。
交わす言葉のすれ違い、情報の決定的な欠如がこの状況を作り上げた]

まぁええ。
力尽くで祓うんに、変わりねぇき。

[呟いて、余四朗は太刀を両手で握り右下へと払う]


っらぁ!

[距離は取ったまま、右下へと払った太刀を左上へと斬りあげると、太刀の刀身から雷の刃が放たれた。
妖へ真正面から迫る雷刃が互いの半ばまで翔けた時、余四朗もまたそれを追うようにして地を蹴る。
左上へと払った太刀は左手のみで握り、間合いへと入ることが出来たなら、相手の右から胴を薙がんと太刀を揮うつもりだ**]


[沙耶には男の言葉が理解出来ない。
意味を知らないのではない、男が何故沙耶を勝手と言うのか解らない。
沙耶は変わらず人間との約束を守り続けてきただけだ。
いきなり来た余所者に勝手と言われる謂れなど、一つも無い。
けれど、それを相手に伝える術は、沙耶に無い。
そのような知恵を授けてくれる相手は、沙耶の側には居なかった]


………おまえ、なんか。

きらい、だ。


[だから沙耶には、胸の内の衝動を、怒りを。
少ない語彙に込めて男を睨み付けるが精々。
だがそれも、長くは続かなかった]




───っ…!


[離れたままの男が振るった太刀から走った雷。
野生の生き物にとって恐怖を抱くは必定、妖としてまだ幼い沙耶にとってもそれは変わらず。
息を飲み、走った怯えに身が竦む。
その明らかな隙、当然男の接近を止めることなど出来ようもなく]


っや、

 


[間近に迫った男が、胴を割かんと振るう煌き。
先には避けきれたそれは、今度はもう間に合わない。
後方に下がった所でこちらが体勢を崩すだけ、追撃で止めを刺されるは目に見える。
ならば、と。振るわれる太刀へとこちらからも腕を振り上げ]


  きぃっ…!!

[腕が落ちようと腹を割かれるよりはまし、と。
肉が斬れる痛みに叫びをあげながら、腕の力で刃を跳ね上げ太刀筋を逸らす。
骨まで断ち切られるには至らず、けれど与えられた痛みは、男の理不尽さを更に印象付けることになり。
陸の蛇よりも平らな尾が、男を横に張り飛ばそうと振り上がった**]


[言葉もたどたどしく、見た目も若いと見える妖
村が滅んでから居ついたのだろうという推測は余四朗の思い込みだが、それを確かめる術も無い。
勝手に居ついたものとして、滅びた村で見つけた妖を祓わんとしていた]

(好かれぇ気ぃも無ぇで)

[語彙少なく紡がれた怒りの声。
仕掛けたがために言葉にはならず、突き放す念が行動となった]


[奔る雷刃に妖の動きが鈍る
それは接近には十分の隙を生み、余四朗は太刀を振り抜かんと力を込めた]

───っ!?

[取った、と思った一撃は振り上げられた腕により押し上げられ、狙いから大きく逸れ行く。
引き戻すべく腕に力を込めたが、構え直すよりも先に撓った平らな尾が余四朗の側面を打ちつけた]


っが…っ!

[弾き飛ばされる寸前、余四朗の周囲で風が緩く流れたが、物理的なものを防ぐには密度が薄い。
尾を防ぐには至らず、余四朗は海水が迫る波打ち際に弾き飛ばされた]

……っはぁ、はぁ……

妖喰ろうてただけはあるき…。

[若い妖と思っていたが、打ち付けられた尾の強さは想像以上。
運良く岩にぶつかることは無かったが、開いた胴に入った一撃はずきりとした痛みを伴った。
余四朗は太刀を砂地に刺し、片膝を付いた体勢でしばし息を整える*]


[男がこちらの事情を知らぬように、相手の思い込みをこちらが知る術は無い。
知った所で大人しく祓われる訳も無く、争いは避けられようも無かったろうが]


、っやぁ!


[腕で刃を受け、男の狙いを逸らし構えを崩す。
即座、痛みに増幅した怒りのまま男を弾き飛ばそうと尾を振り上げる。
狙いは芯を捉え、男の姿は波に飲まれ消える─はず、だった]


…、!?


[男を打つ直前、不自然に風が動いた。
例えるなら男を包む繭のようなその風が、尾の勢いを僅か削ぐ。
波打ち際で留まった男の息整える様に今は好機かと思うが、こちらも右腕をざっくりといかれている。
ぎりと歯を噛んで睨み付けたところに聞こえた男の言葉に、微か眉を寄せた]


…あやかし、なんか。

たべて、ない。


[芙蓉に会うまで自分以外の妖がいることも知らなかったから。
つい先程まで食べていた烏も妖だと自覚は無かった]


[芙蓉に会うまで自分以外の妖がいることも知らなかったから。
つい先程まで食べていた烏も妖だと自覚は無かった]
[何から何まで男の言葉の意味が解らず、募る苛立ちが冷静さを奪う。
右腕、傷と呼ぶには生温い斬り口から留まらぬ血、それを止めることすら思い至らない。
むしろ牙を立てて、更に溢れ出た紅見る間に蛇の形を形作り]


……たべるなら、


おまえだ。


[右腕を振るうと同時、十ほどの朱い蛇が男へと向かい牙を剥いた**]


[ふぅー、と長く息を吐く。
痛みは残るものの、このままじっとしているわけにも行かない]

喰ろうとったわぃ。
わしが仕掛けぇ前に喰ろうとった烏、ありゃあ妖じゃ。

[否定する相手に、ふん、と鼻を鳴らしながら言う。
妖を喰らった自覚も無いあまりの知識の欠如に、訝しむように瞳が細まった]

(喰ろうてたもんが妖じゃあ言うんも気付いとらんのけぇ?
 おかしなやっちゃな)

[あまりにも幼い印象を受け、知れず小さく唸る。
幼いからと言って見逃す理由にはならないが、不思議な違和感は残った。
そんな思考の間にも相手は次手として己の右腕に牙を立て、宣を余四朗に投げてきた]

やれぇもんならやってみぃ。

[余四朗を喰らう。その宣によりこの妖の危険度を高く見る。
ここで祓うべきと言う意識が更に高まった]


[妖の腕が振られ、その血によって作られた朱い蛇が迫り来る]

血ぃ操るんけぇ!

[砂地に突き刺した太刀を抜き、尖兵として迫る二匹を下からの逆袈裟で斬り払った。
左上へと流した太刀を円を描くようにして切先を左へと流し、続けざまに飛びかかってくる四匹を薙ぎ払おうとした刹那]

……───!?

[ふわりと漂う甘い芳香
一閃に備え腹に力を込める際、余四朗はその香りを大きく吸い込んでしまった。
途端、視界に居た四匹の朱蛇が倍の数に分裂する]

っ、らぁあっ!

[構わず太刀を薙いだものの、手応えがあったのはたったの二つ。
仕留め損ねた二匹は刃を擦り抜けて余四朗の右肩と左二の腕へと噛み付いた]


っっ…!

[悲鳴こそ上げなかったものの、鋭い牙による激痛は身を走る。
未だ甘い香りも取り巻いて、余四朗の視界は二重に揺れるようになっていた]

っんだ、こりゃ……!

[視界が揺れるせいで足も覚束無い。
ふらつく間にも残りの朱蛇が余四朗へと迫っていて、それもまた倍の数と認識しながら太刀を握り直そうとした。
それでも対処は遅れ、朱蛇の牙が余四朗の喉元へと迫る]


《─────轟!!》

[朱蛇が余四朗の喉を喰い千切らんとした時。
余四朗に添っていた風が取り巻くものを吹き飛ばさんと荒れた。
荒れたのは数瞬ではあったが、それにより余四朗を取り巻いていた香りが薄くなる]

っは、……だん、な
あんが、てぇ…!

[声を届けるものだと聞いていたが、護りの効果も僅かながらにあったらしい。
接近していた朱蛇も軌道を逸らされ、余四朗の後方へと通り抜けていた]

…くっそ、他ん妖ん干渉されとぉか。

[まだ少し頭がくらりとする。
それでも先程よりは改善し、対峙している妖が二人に見えることはなかった]


ぅらっ!!

[右肩と左腕に噛み付いた朱蛇を毟り取り、血を流しながらそれらを相手へと投げつける。
直後、太刀を右上へと構え、もう一度雷刃を相手へと放った*]


半の目 丁助は、メモを貼った。

2015/02/11(Wed) 22時頃



うそ、つき。

あれは、とりだ。
あやかしじゃ、ない。


[余四朗へ理不尽を抱いていなければ、芙蓉の様に話しかけられていたなら受け入れただろう真実。
だがここまでの擦違いが、彼の言葉を嘘だと切り捨てる。
沙耶と約束をしておいて居なくなってしまった村の人間への不満も相まって、思考は短絡なものに代わり]


─── いけ。

[自ら広げた傷口から流す血を蛇に変えて、男へと嗾ける。
衝撃を受ければ崩れるそれは、太刀に一掃されて地に血溜まりを作りあげるだけに終わるはず、だったが]



こ、れ…?

[ふ、と。鼻を擽る香りにきょとり、瞬く。
沙耶にはただ良き香りでしかないが、その香りに気付いた前後から男の様子がおかしくなった。
己が血に吹き込んだ命が男の肩、腕に噛み付き、喉元にも迫るを見れば、今度こそ好機、と。
沙耶自身の牙も突立ててやろうとしゅるり、尾を地に滑らせて距離を縮めたその、刹那]



……、っ…!?
 


[突如沸いた暴風が、沙耶の接近を拒む。
それどころか、血を流し過ぎた身体は煽る風に耐え切れず平衡を失い体勢を崩す。
自分の蛇が弾き飛ばされただけでなく鼻を擽っていた香りも薄れたと気付いたのは、分身を投げ返されたと同時で]


…っ、あ、あああ…!!!


[再度放たれた雷、避けようも無く撃ち抜かれて痛みと痺れに叫びを上げる。
耐え切れぬ苦痛にのたうち左右乱雑に振り回す尾は、男の接近を防ぐことが出来るか**]


[聞く耳持たぬ様子に言うべきことはもはや無い。
祓えば良いだけのこと──と思っていたのだが。
この妖、思いの外手強い]


[放った雷刃は妖に届いたものの、追撃へと移行するには難しかった。
未だ視界が揺れることもさることながら、狙いが定まらないながらに撓り振られる妖の尾が余四朗を近付けない]

ほぃなぁ……こげんしたるぁ!

[狙いを振り回される妖の尾へと変え、上段に構えた太刀を振り下ろす*]


【人】 半の目 丁助

―砂浜―

――ッ!

[男は岩場で結界が張られるのを察知する。

小さく爆ぜる火花の気配から煌星の退魔師の力は雷だと知れた。
雷の使い手の気配はこの村に入って初めて知ったもの。
異なる星を宿す故に助力など断られるやもしれないが、手の中にあった賽子を懐に仕舞い込むと男は岩場の方へと近付き、岩場の陰から様子を覗き見る。

網目状に張り巡らされた結界の裡で対峙していたのは、雷を纏わせた太刀振るう男の退魔師と女の妖。
平らな尾がなければ、人間と見紛うその姿に男は思わず息を呑んだ。]

(78) 2015/02/11(Wed) 22時半頃

【人】 半の目 丁助

[一対一の闘いであれば、男は手出しをしない方がよいだろうか。
煌星に不用意に近付き過ぎるのも躊躇われる。

暫し様子を見守っていた頃、兄弟子と一緒にいた頃に感じた妖の気配が近付いてくるのに目を眇めた。
やはり女の姿をした妖怪は人のものでない足からそれが知れる。
綺麗な見た目をしているモノは、時に惑わし、心を乱す恐ろしいもの。]

(加勢か?)

[己よりも明らかに格上と思われる気配にじわりと背中に汗がにじむ。
腰の道中差しに手を掛けるもまだ抜けず。
女の朽葉色した髪が紅色に代わるのを結界の反対側から目に収めた刹那、退魔師の様子が変わる。
紅い蛇を討ち漏らす姿は、先程とは違うもの。
取り越し苦労かもしれぬが小袖で鼻先を覆った。]

(79) 2015/02/11(Wed) 22時半頃

【人】 半の目 丁助

[結界に送り込んだのは幻惑の術か。
けれど退魔師は異なる風の力で危機を脱したようで。
それを悟ったらしい女妖がその場から立ち去るのを見て反射的に男も動く。

あの術は厄介だ。
他の妖に助力しに行くのは避けたい。

湿った砂を草鞋で蹴り、男は走って来た道を引き返す。
その後を小鳥が追った。

少し前に兄弟子ともう一人の退魔師が経験の為に己が危険に――などと話していた事など知る由もなく。*]

(80) 2015/02/11(Wed) 22時半頃

[痛い、いたい、イタイ。

ただでさえ雷は脅威、加えて動き鈍らぬようにと纏わせた湯気が伝導の役割果たし。
余四朗の放った以上痛みを受けた沙耶は、苦しさに身を捩らせる。
それは意図せず余四朗からの追撃を阻止する動きとなっていた、が]


きぃ、あ、あああああ!!!!


[周りに気を配る余裕などある訳が無い。
当然、振り下ろされた太刀を避ける事など出来もせず。
刃を受けた尾、脱皮を済ませたばかりの柔い皮が簡単に斬り裂かれる。
更なる痛みに叫びはより高く、大きなものに変わり。
のた打ちは、そのまま害加える相手を振り払う動きへと変わった*]


[振り下ろした太刀は弾かれること無く妖の尾を斬り裂いた。
その手応えは柔く、妖の幼さを際立たせるよう]

っ、

[斬り裂かれて上がる、高く大きな悲鳴。
耳がきぃん、と鳴るようだった。
それに顔を顰めた刹那、尾の動きが変わり、余四朗を弾かんとうねる]

ぐあ!

[予測が出来ぬ動きに対処しきれず、余四朗は左腕と胴を同時に打たれた。
打撃に朱蛇に喰らわれた傷から血が噴出すように飛び散り、辺りを朱に染める。
跳ね飛ばされた先には大岩が一つ。
右側面も打ちつけ、右肩から更に血が散った]


──くっそぁ……

[悪態が口から零れ出る。
打ち付けられた大岩に身を預けるようにしながら、体の向きだけは妖へと直して。
力が入りにくくなってきた腕に力を込めて太刀を握る]

…おらぁ、どげんした。
わしぃ喰ろうたるんじゃあねぇんけぇ?

[目を細め妖を見据えながら、挑発するように言って口端を持ち上げた*]


[右腕だけでなく、尾からも血が溢れ、流れ出る。
鋭い痛みに反射で跳ねた動きが男を打ちつけ、朱が地と空に弧を描く。
弾き飛ばした先、男が更に傷を負ったことにも気付かず痛み落ち着くまで叫び]

…あ、ああ、あ…


[痛みは変わらずあるものの、流れ出る血が徐々に麻痺させていく。
このまま放っておけば失血で動けなくなるも時間の問題、だが男が放っておいてくれる訳もなく。
沙耶もまた、男を放って逃げることなど出来なくなっていた]


[向けられた言葉に、睨みつける。
喰うとは言った、確かに言った。けれど沙耶は、約束をした。
人は食わないと、約束をした相手はいなくなってしまった。沙耶を置いて。
約束したのに、沙耶はずっと、約束を守っていたのに]


やく、そく。

さきに、やぶった。


にんげん、なんか。

しんじなきゃ、よかった。


[対峙している男は村の者じゃない。
それは解っていたはずなのに、元より幼く狭い視野は怒りで更に狭まる]



きが、かわった。

[尾から流す血を硬質に変えながら、男を殺意篭った瞳で見つめ]

おまえ、なんか。

くっても、やるもんか。

[ただ殺すだけ、と。
人すべてへの憎しみを男の頭めがけ、槍のようになった尾の切っ先を鋭く突き立てた*]


【人】 半の目 丁助

― →村はずれ―

…はッ、

[砂浜を抜ければ地面は乾いており、足を取られる事もなく駆ける事が出来た。

格上の妖と一人で対峙すればどうなるか。
そんな事を考える暇なく、体は動いており。

追いかけていた事を察知されているだろうとは予想出来ていても、地中に根を張っている事は気付かずに。
>>83根が張られた地の上を駆ければ、近くまで来ている事は悟られようか。]

(87) 2015/02/11(Wed) 23時半頃

【人】 半の目 丁助

[崩れかけた家屋の傍に身を寄せたが、前方には艶やかな黒髪をした女の妖の姿もあり。
遅かったか、と唇を噛みつつ、道中差しにそっと右手を添える。

人の似姿を取る妖と二対一で戦うなど経験した事があろう筈もなく、僅かに指が震えた。
男は唾を飲み込み、ひりついた喉を鳴らす。

咄嗟に懐から出したのは花札。
それを二本の指で挟んで投擲する。

付近の時を早めた牡丹と蝶の描かれた紙の札は、
何もなければ道中差しと同じく鋭く風を切って彼女達の付近の地面に突き刺さる。]

(88) 2015/02/11(Wed) 23時半頃

【人】 半の目 丁助

…美人が二人連れとは、棚ぼたってェ奴ですかねェ。
人気の少ない村に一体何の御用で?

[紡ぐのは軽口。
けれど背中にはじっとりと汗をかいていた。

把握している妖の数は四。
せめてどちらか一方を惹きつけて、分断できれば吉か。
その程度しか考えられていない。]

(89) 2015/02/11(Wed) 23時半頃

……約束?

[たどたどしい言葉に余四朗は瞳を細めた。
妖が言う言葉から察するに、この妖は人間と何らかの約束をしたらしい。
誰かと関わりを持っていたことは知れたが、それもまた状況を推測するには情報が足りない。
ふーっ、と呼吸を整えている間に相手の気に殺意が宿り、妖の尾の形状がやや変化していった]

はん、喰われぇもやられぇも御免被るき。

[負ける心算などあるはずも無い。
吐き捨てて、柔い手応えがあったはずの妖の尾が余四朗の頭へと迫る間合いを測った]


[背には岩、下がることは出来ない。
故に余四朗は敢えて、前方へと足を踏み出した。
身を屈め、鋭い尾先に頬を裂かれながらも速度は落とさず、妖の懐に飛び込まんとする。
狙うのは太刀による一撃ではなく、より近接しての腹部への蹴り付け*]


半の目 丁助は、メモを貼った。

2015/02/11(Wed) 23時半頃


[沙耶の言葉が男に齎したもの、それに気付く余裕も既に無い。
純粋な殺意と変じた怒りのまま、男の頭を刺し貫かんと血の槍と化した尾が鋭く走る。

岩に阻まれ逃げ場が無い以上、男の命はこれで奪える───

その想定が招いた油断も、恐らくは理由の一つ]



───っ、

[顔のど真ん中を穿つはずだった尾は、頬を掠ったのみ。
仕留め損ねたと理解すると同時、腹部に走った衝撃が身体を浮かせた。
痛みと衝撃、その両方に息が詰まり後方へと身体が崩れる]


[尾の長さもあり、弾き飛ばされるというよりも倒れると言った方が正しいか。

それでも沙耶にとっては致命的に大きな隙を作ったと、冷静な本能が悟る。
即座過ぎるのは、芙蓉の言葉。

実の所、沙耶は祓うという言葉の意味を知らない。
今も正しい意味は解らない。

ただ解るのは、芙蓉が警戒を隠さなかったこと。
それと]


(ここで、さやが、はらわれた、ら)


(つぎ、は── ふよう、だ)


[沙耶を祓うという男を此処で止められなかったら、芙蓉が危ないということ]



───…さ、せ…ない

[腹を蹴られた痛みに、息を凝らしながら。
それでも、初めて知った”おなかま”を守ろうと。
自分自身も援護を受けていたことに気付かぬまま、しゅるり。
眼前の男を締め上げようと尾を波立たせた*]


【人】 半の目 丁助

―村外れ―

[根で絡めとられた>>91札に込めたのは、妖を殺めるには弱い力。
目を細める様は旅先で見た紅裙にも劣らない。
>>92変わった力を、との言葉には口の端を上げてみせ]

そいつはどうもォ。

[言葉で応じる姿からは腹に何を抱えているのかは分からない。
にたりと笑う顔は傾城よりは妖女か。

先程姿を垣間見た妖の力は僅かに知れたが、もう一方の妖は未知数。
>>96後ろに引く姿からは積極的に事を構えようとする様子は窺えないが。
己の腕が未熟だと悟られてはならない。
心臓は鼓動を早めるも、立ち振舞いは堂々と。]

(97) 2015/02/12(Thu) 00時頃

【人】 半の目 丁助

[紡がれた言葉が虚か実かは判断しづらい。]

…奇遇ですねぇ。
俺がお邪魔したのも似たような道理でして。

――ちょいと小耳に挟んだのは、妖が村を滅ぼしたってェ話ですけど?
もし貴女方が元凶ならしょっぴいて…じゃあなくて、
祓い清めねばなりませんが。

[右手を道中差しに掛けたまま、二人を見据えた。]

(98) 2015/02/12(Thu) 00時頃

半の目 丁助は、メモを貼った。

2015/02/12(Thu) 00時頃


[蹴りは狙い通りに妖へと届いた
倒れ込む様子に一息ついて、頬から垂れる血を手の甲で拭い取る]

そろそろ、大人しゅう…──!?

[祓われろ、と。
言おうとした言葉は近付こうと動かした足がびくともしないことに驚き止まった。
視線をやれば、余四朗の足を伝って妖の尾が這い上がり、胴まで締め付けようと蠢いている]

ちぃっ!!

[太刀を向けようにも己が身に巻きつくために刃を揮い難い。
ミシミシと、骨をも砕きそうな圧迫が余四朗の身を襲った]


こ、んの……!

[肺腑の中まで押し出されそうな感覚に呼吸がし辛くなる。
腕から力が抜けそうだったが、離さず握っていた太刀を切先が下に向くようにして握った]

……、っ!

[声を出せぬまま、妖の尾目掛けて太刀を振り下ろし身の解放を狙う。
ただ、その切先は揺れ、どこか覚束無いものでもあった*]


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