人狼議事

216 宵闇駆けるは天つ星


【人】 真剣師 鬼丞

― 林付近 ―

[笑いながらも、鬼丞は次の手を考え続けている。今の言葉で知れたのは二つ。これが人喰いの妖だということと、恐らく過去の経験から、己の力を強く警戒しているのだろうということ]

そうさなあ...

[ざわりと、木の葉が揺れるのを眺めながら、如何にと問う妖に、鬼丞は目を細めて見せる]

それじゃあ、今度は俺が...

[びょう、と風が強く渦巻き、揺れた葉を巻き込んで、大量に散らす]

「今は」見逃してやろうかい。

[「今は」という言葉を、強調しつつ、風音に紛れるように、とんと地を蹴った鬼丞の身体は、その身を包む風に乗って、一息に樹怪から距離を開ける]

次は、成仏させてやるよ。愉しみにしてな。

[逃げを打ったと見えながら、笑ってそう言い放つ男の顔は、妖の記憶に重なりはしたろうか**]

(10) 2015/02/10(Tue) 01時頃

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