17 吸血鬼の城
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
……?
[静かに手向けられた鎮魂の聖句に、はじめて存在を知ったかのように目を向けます。>>174 白薔薇の化身のような、柔らかで美しい青年。 彼がいつからこの場にいたのか、そもそも最初から姿があったのか、記憶は曖昧で随分混乱しているようでした。]
…あなたは…神父さまでいらっしゃるの?
[彼は従者として、白薔薇の広間で披露目を受けていたはず。 その姿を遠目に見た記憶は、今も新しくあるのです。
けど、そっと伏せられた天の青に浮かんだ悼みの色は、演技ではないもののように映るのでした。>>174]
(191) 2010/06/21(Mon) 15時頃
|
|
────…あ。
[そして、思い出すのです。 兄の手に、そっと白薔薇を握らせてくれたのはこの青年ではなかったでしょうか。]
……、ありがとう。
[ですからそっと静かに、白薔薇の青年へと礼の言葉を向けたのでした。]
(192) 2010/06/21(Mon) 15時頃
|
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 15時半頃
|
― サイラスの部屋 ―
[鏡を探し、自分の姿を写せば、 昨日までとは違う自分が、そこにいるような気がした。 首筋や、顔にうっすらと散っていたすみれの花は ほとんど目立たないまでに消えて。 青白かった頬には、ほんのりと赤みさえ差しているように思える。
唇や指先の、鮮やかなまでの薄紫色は 消えようもなかったけれども…]
――… …。
[そんな、自分の変化が信じられず 夢見心地のようなふわりとした足取りで ヴェールもつけずに部屋の外へと歩き出した。]
(193) 2010/06/21(Mon) 16時頃
|
|
―サイモンの部屋― [ふと呟いた聖句に、少女の問いの言葉がかえる。 いいえ、とゆるく首をふる――振られた首のこの枷は聖職からは程遠く。
亡骸に落とした眼差し、少女が悼みと見たそれに、 かすかに混ざっていたのは羨望だった]
――…いえ、少しでもお気持ちが安らかになれば。
そちらの方は、お嬢様が今しばらくそのままに、と仰られましたのでそのように致します。 お心の整理が着くまでお傍にどうぞ――。
[先ほどよりは落ち着いた様子の少女に、穏やかに語りかける。影は常に傍らに、この場を外そうとも、なにかあれば己の耳に届くように――音なく紡ぐ。
――同じく少女を見守っていた態の、背後の男を気にしながら]
(194) 2010/06/21(Mon) 16時頃
|
|
― 回想・サイモンの部屋 ―
[メアリーの呟き>>186に僅かに伏せる眼差し]
想いは本当に伝わるかしら。
[受け入れたいのに受け入れられない]
ヒトは魔性を受け入れない。 ヒトの血を糧とする私をヒトは恐れる。 私が自分と同じでは無いと知れば怯え拒絶する。 ――…信じて牙を向かれるのはもう厭なの。
[容易く信じられなどしなかった。 感情の全てを戯れなのだと自らを欺いて 自らが傷つかぬよう防衛線をはる愚かな魔性。
人ならざる聴覚がメアリーの囁き>>190を拾う。 伏せた睫毛がぴくりと震えるけれど聞こえぬふりをする**]
(195) 2010/06/21(Mon) 16時頃
|
|
[――記憶は戻らない。 白薔薇の園でトレメイン兄妹と過ごした時間は 確かに存在していたというのにそれは欠けたまま。 人としての穏やかな時間は女にとって幸福だったというのに 人ならざる城主と出会い魅せられ抗いきれず 女は人と呼べぬ存在になってしまった。
記憶が欠けたのは自らが壊れぬ為。 なれど郷愁を感じるのは――
人としての心が僅かなりとも残っているから]
(*15) 2010/06/21(Mon) 16時頃
|
|
― ローズマリーの部屋 ―
[城主の思惑など知らぬまま 兄への思慕ゆえに女は我が身を差し出す。
吸血鬼として力を与えられた女の温度は人とは違う。 けれど純血の城主の温度ともまた違って どちらとも言い切れぬ不確かな状態。
触れる冷たい指先に女は小さく身を震わせる。 不安ではなく期待からの身体の素直な反応。 首筋に掛かる吐息。 傷跡一つない女の肌が男の牙を受け入れた]
――…ふ、…ぁっ。
[甘く漏れる吐息は艶めいた響き。 女は白い咽喉を露にし翡翠の眸を潤ませた。 燭台の炎が艶かしい二つの影を映し出す]
(196) 2010/06/21(Mon) 16時頃
|
|
――…私はお兄様のもの。
[幾度となく繰り返された言葉。 暗示めいた城主の囁きに疑問など抱かない。 女は城主の為に此処にある。 彼が傍にいる限りそれは揺らがない]
望んで下さるのなら共に堕ちましょう。 この命が尽きるまで、永遠にお兄様の傍に。
[露となった男の首筋に誘われるように唇を寄せる。 『私のローズ』 かつてそう紡いだ人間の男が囁く事はもうない。 所有を示して良いのは今はこの城主ただ一人]
嗚呼……
[もっと、と上擦る声で更なる快楽をねだる。 甘美なる宴は蘇りかけた遠い記憶を薄れさせた**]
(197) 2010/06/21(Mon) 16時頃
|
|
─サイモンの部屋─
…ええ、兄を探しに…。
[名を問われ、サイラスと名乗る青年に問われるままに兄を追ってこの城へ来たことを口にします。>>176 気遣わしげに向けられる視線に、イアンの言葉を思い出して瞳を一度伏せました。]
……、…。
[迷うように、視線が兄の亡骸の上を彷徨います。 けれども死者から答えの返ることはなく、再びサイラス、そしてセシルへと目を向けたのでした。
銀の首輪が、しゃらり。 白い青年が首を振るのにしたがって小さく鳴ります。>>194 それはあたかも、この場を立ち去った吸血の主の存在を殊更に示すかのよう。]
(198) 2010/06/21(Mon) 16時頃
|
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 16時半頃
|
―サイモンの部屋― [メアリーと名乗る女性は、その亡骸、兄を探しにここに来たという。 そして、その兄が吸血鬼の餌食になるのを見た。]
ここは……やはり、そういう城なのですね。
予想はついていましたが。
[だいぶ落ち着いたように見えるメアリーとそれを見守る白薔薇の従者。彼は、吸血鬼、の従者。その首の枷が、何よりそれを表している。 同時にそれは、
ああ、このフロレスクは、堕ちたのか。 そう思わざるえない。]
――……メアリー。 兄上とお別れを……。
[そして、メアリーにかけてあげられる言葉はこれしかなかった。]
(199) 2010/06/21(Mon) 16時半頃
|
|
>>194 [メアリーに声をかけた後は、その堕ちたるフロレスクに視線を飛ばした。]
君は……
それが、君の姿ですか?
[問うのは、首の枷に、 そして、城主とその妹君を敬う仕草に……。]
(200) 2010/06/21(Mon) 16時半頃
|
|
[少女の惑うような眼差しに、かけるべき言葉はない。 生者の嘆きは悼ましくとも、死せる者には届かない。 嘆きも悲しみも、それは生者のためのもの。
そう、人の想いは闇までは届かない]
……何か遺品は? 髪でも、おとりましょうか。
[冷たくはなくとも、その言葉は至極冷静なもの]
(201) 2010/06/21(Mon) 16時半頃
|
|
──…。あなたは、「ちがう」のね。
[問いは、白薔薇の青年へ。>>194 吸血鬼に仕え、その姿に魅せられたかのように見える一人の青年。
けれども同時に、未だ血の通う──ヒトたる姿。 そのアンバランスと、不安定な心の揺らぎ。]
……あなたは、まだ…ちがう。
[ふと、ローズマリーの面影が脳裏を過ぎります。 部屋を出るほんの少し前、かの言葉に込められた哀しみに、ぎゅっと手を赤い胸元で握りしめました。]
なのに…だから。
(202) 2010/06/21(Mon) 16時半頃
|
|
[だから。
ヒトは信じられない、それならば。>>195]
だから…ヒトを捨てるの?
[そう、白薔薇の青年の選択を問うたのです。]
(203) 2010/06/21(Mon) 16時半頃
|
|
>>200
――……そのお話をなさるなら、
少し、場所を移しましょうか。 このような場所で立ち話というのは、よろしくない。
[振り返り、薬売りの双眸をひたり、見つめる。 花の香気はあらずとも、白薔薇はあでやかな微笑みを向けて]
(204) 2010/06/21(Mon) 16時半頃
|
薬屋 サイラスは、メアリーがセシルに話しかける様子をきいている。
2010/06/21(Mon) 16時半頃
|
[ぽつり、ぽつりと少女の繰り返す言葉――重なる音が問いかける。 はしばみ色の瞳は、たった今悲しみを知ったばかり。 それゆえか、結ばれる言葉に想うのは]
あなたは何もご存じない。 そして、疑わないのですね、選択の自由を。
――……抗えぬことなど、人の世にだって幾らでも。
[だから、の意味はわからない。 己に理由を求める、その理由も]
(205) 2010/06/21(Mon) 17時頃
|
花売り メアリーは、薬屋 サイラスの声にびくりと肩を揺らし──
2010/06/21(Mon) 17時頃
|
…お兄さま。
[そ…っと、血の気を失った額にかかる黒髪を指で撫でます。 物言わぬ兄の姿を眺め渡し、両手を祈りの形に組み合わせました。 やがて静かに手を引くと、そこには安らかな「夢」に眠る、兄の姿。]
──マリーねえさまを、諦めたりはしないわ。
だから……
───おやすみなさい。
[兄へ告げたのは、決別の言葉。 そうして、震える両手を自らを抱くように腕に絡ませたのです。]
(206) 2010/06/21(Mon) 17時頃
|
|
―マーゴについて― >>188>>193
[部屋に寝かせたマーゴに処方したのは、 もう遅いとわかっていても、その毒を中和する薬だった。
それは彼女と、その父上の意思に反するものだというのはわかってはいても、 ただ、無垢な少女が、死するためだけにその身を捧げて苦しむことに、
どうしても、
何か胸の奥がわだかまった、から。*]
(207) 2010/06/21(Mon) 17時頃
|
薬屋 サイラスは、奏者 セシル>>204の言葉には頷いて、メアリーがサイモンを弔うのを見守る。*
2010/06/21(Mon) 17時頃
薬屋 サイラスは、花売り メアリーの腕の中でサイモンが安らいだ貌になった気がした。*
2010/06/21(Mon) 17時頃
|
…いいえ。結構ですわ。 髪は要らない。
でも──、
[問いにふと惑い>>201、兄の服の胸元に刺さる古いペンに目を止めます。 さして高級なものでもない、それは兄が決して手放そうとはしなかったもの。
───いつかの、銀細工と同じように。]
…お兄さま、許してね。
[そう、サイモンに声をかけて白薔薇の従者へと視線を返したのです。]
(208) 2010/06/21(Mon) 17時頃
|
|
…っ、だって…!
[何も知らない。 そう、その言葉は真実正しいのです。 結局は、兄の真意も、ローズマリーの揺れる思いも、白薔薇の従者の複雑な思いも、この城の過去も、
──知れたことなど、ひと握りのこと。]
[けれど。]
(209) 2010/06/21(Mon) 17時頃
|
|
……選択が強制であったとしても…、
[支えを求めるように、祈るようにペンを持つ指を組み合わせます。]
…未来を選ぶのは、自分自身よ。
[それでも兄は、幸せであったのでしょう。 そう言葉を返して、抗うように天上の青を見返したのです。]
(210) 2010/06/21(Mon) 17時頃
|
|
[人の心など元より持たぬ城主には、彼らの心情の揺らぎもただ、永遠の時の中で見る寸劇のようなもの]
しかし、其の愚かさが私を愉しませてくれる。 下らぬ感情に流されて、何をしでかすか解らぬのが人間
[気をやったローズマリーの傍を離れ、情宴の痕もそのままに緩慢な所作で私室へ戻る。 燭台の灯りに浮かぶは妖艶な魔物本来の姿。 間接的とはいえ、人の血を啜った後とあれば、漏れ出る魔力も先刻の比ではない]
少しずつ……少しずつ 狂わせてやろう。 追い詰められてこそ、彼等は本性をむき出しにする。 人の身が真に何を求めるのか 人の心が真に何を願うのか 私に見せるが良い**
(211) 2010/06/21(Mon) 17時頃
|
|
[亡骸より遺品を手に取る少女を見やれば、 己の言葉が真をついたがゆえに、少女の声が乱れた。
ああ、いけない――と、 白薔薇は白薔薇たる微笑を取り戻す]
未来を――…
ええ、そのように信じられるのは、 ……とても、――とても幸せなことですね。
[この少女に未来が存在しえるか、それはまだわからぬこと。 ただ兄が幸せだ、という言葉には、先ほどの聖句を再び繰り返し―― 見返す瞳に、青が向けるのはただやわらかな色]
(212) 2010/06/21(Mon) 17時半頃
|
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 17時半頃
|
[乱れた寝台には何も纏わぬ女の肢体だけ。 それを気持ちばかりに包むは白い敷布。 兄に噛まれた首筋の傷は目覚める頃には消えている。 ぴくりと細く白い指先が跳ねた。 伏せられた長い亜麻色の睫毛が小刻みに震える]
…………ん。
[何か夢をみていた。 甘く切ない夢。 人ならざる女が望んではいけない夢。 けれど目覚めた女には夢の残滓さえ掴めない]
――…………
[開かれた翡翠の視界が滲んでいた。 目許へと指先を触れさせれば濡れた感触。 ぽろぽろと零れる涙。 如何して泣いているのか分からず女は不思議そうに首を傾げた]
(213) 2010/06/21(Mon) 17時半頃
|
奏者 セシルは、薬屋 サイラスの了承を見れば、小さくため息をひとつ
2010/06/21(Mon) 17時半頃
|
あなたは──…。
[言いかけた視線の先に映るのは、ただ穏やかな天の青。 澄み渡る青空のような、セレスティアルブルー。>>212
優しい色は、けれどもその先を許さない。 青い瞳を黙って見つめたのは、少しの間。
沈黙の後、躊躇うように口を開きます。]
──…未来を、選べなかったの…?
(214) 2010/06/21(Mon) 17時半頃
|
|
[少女の言葉、 罪のない問いかけ]
存在しえなかったものを、 どのように選べというのですか?
[亡骸に眼差しを落とす
――――主に結ばれて死せる者は幸いである。
祈りの言葉、あの時、己は確かに死を覚悟したのだ]
……いえ、少し、 おしゃべりが過ぎましたね。
[白薔薇はそして沈黙する]
(215) 2010/06/21(Mon) 18時頃
|
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/21(Mon) 18時頃
奏者 セシルは、青は静かに伏せられた**
2010/06/21(Mon) 18時頃
|
[ゆっくりと身を起こして女は影を呼ぶ。 湯浴みの仕度を整えさせて女は自分の為だけの浴場に向かう。 湯気の立ち上る湯船に爪先から身を浸した。 影は何処までも付き従い女の肌を髪を丁寧に洗い流してゆく。
湯の心地よさにうっとりとした吐息が零れた。 白磁のような肌はうっすらと上気し 弾く水滴がきらきらと煌いている。
本来ならば疾うに尽きていただろう命。 浅く上下する豊かな双丘にそっと手を宛がう。 トクリトクリと緩い鼓動が掌を伝った。 生を確認するようなこの癖は遠い昔からのもの]
――……。
[ふ、と息を吐く。 女は全てを影に委ね身なりを整えた**]
(216) 2010/06/21(Mon) 18時頃
|
|
─サイモンの部屋─
───…。あなたは…。
[伏せられる青の瞳に、柔らかな髪が落ちかかります。 兄の亡骸を見つめる瞳、その表情を窺う術は今はなく。]
ねえさまとは、「ちがう」のに。
…、…。
… 「おなじ」なのね。
(217) 2010/06/21(Mon) 18時頃
|
|
[白薔薇の沈黙にそれ以上問いを重ねることはせず、立ち上がります。 決別を済ませた兄に再び視線を向け、ドレスの端を指で摘まみます。
さらりと鳴るのは衣擦れの音、ふわりと咲くのは真紅の花。]
…ごきげんよう。
[兄へと告げた視線を巡らせ、白薔薇の青年へも丁寧な礼を送ります。 無言のうちに死者を託し、そうして静かに見守っていてくれた青年へも、はしばみ色の瞳を巡らせました。]
(218) 2010/06/21(Mon) 18時頃
|
|
ありがとうございます、サイラスさま。 サイラスさまは──…どうかご無事で。
[向けたのは泣き笑いのような表情。 いつかマーゴットに告げられた、祈りの言葉。
相手の無事を祈る言葉を口にして、そうして兄の部屋だった場所を*辞するのでした。*]
(219) 2010/06/21(Mon) 18時頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る