人狼議事


17 吸血鬼の城

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牧人 リンダは、メモを貼った。

2010/06/20(Sun) 23時頃


 嗚呼……良い、悲鳴が聞こえる。


[満足気な囁き]


 良い子だ
 私のローズ


【人】 牧人 リンダ

―廊下―

[ユリシーズを見送ったあと、所在無げに佇んでいると、不意に聞こえた悲鳴>>19に、弾かれたように面を上げる。]

 な、なに……?今の……。

[慌てて周囲を見回すと、首にかけたロザリオがカチャリと音を立てた。]

 今の……誰かの悲鳴だよね……?

[そっと、自らの肩を抱きながら女は震えだす。
逃げるようにその場を駆け出して、自らの客室へと戻った。]

―→自らの客室―

(39) 2010/06/21(Mon) 00時頃

お気に召したなら……良かった。


[満足げな聲にほっと胸を撫で下ろし]


お兄様……
そちらも騒がしいようですが……
従者のいずれかを向かわせましょうか?


 嗚呼、思った以上に
 愉しかった。


[胸を撫で下ろすローズマリー
彼女がサイモンに囁いた言葉も
彼の恍惚とした表情も
其の先に待つ未来故に、城主を酷く満足させた]


 いや……元凶は部屋に戻ったようだ。


[騒がしいと言うのには、もう済んだと短く答える。
実際の所、始まるのはこれからかもしれなかった]


 私のローズ
 黒薔薇に、あれの監視を怠るなと
 それだけを。


[兄の言葉に嬉しそうな表情が過る]


それなら……


[緩く頷き従者への言伝を繰り返す]


あれの監視を怠るな、ですね。
――…伝えておきます。


 良い子だ。
 後で……部屋へ向かう。
 啜った其の血を、私にも分けてくれ。


[循環を目的と言いながら
城主の狙いは彼女の記憶を薄め
純血種に近づかせる事にある]


 さて……集った人間達は
 どう出るか

 是から、愉しくなると良いが
 私たち二人ではゲストが手持ち無沙汰になるやもしれんな


【人】 牧人 リンダ

―自室―

 今度は銃声……?

[村で幾度か聞いたことのある音。
それは、何かを傷つける物が発する音。]

 もう、嫌……!

[首から下げたロザリオを、強く握りしめ、何かから逃げるように頭から布団を被った――**]

(77) 2010/06/21(Mon) 01時頃

牧人 リンダは、メモを貼った。

2010/06/21(Mon) 01時頃


お兄様の為なら幾らでも捧げましょう。
私はお兄様の為にあるのだから……


[兄の目的など知らぬまま
言葉どおり受け取り]


それでは手を増やすために
誰かを私と同じにしてしまうの……?


[兄を誰かに取られてしまいそうで
少しばかり不安げな聲が漏れた]


 嗚呼……そんな聲を零すな。
 私のローズ
 幾度も血をわけてきただろう?
 お前は特別だ。


[人としての記憶が薄れるほどに、血を分け続けた
彼女は純血ほどの力は無くとも、ただ眷属となった者よりも
魔力に秀でているはずで]


 お前と同じにするためには
 幾年もの時間が必要だ。
 そう簡単には、選ばぬよ。


[其の為従者は何時までも人のまま。
彼らを人である身から解き放つのは容易いと言うのに]


――…私はお兄様のモノ。


[ふ、と繰り返すのは記憶が蘇る事を怖れて。
特別、と囁かれると安堵の色が宿る]


嗚呼、早くお兄様のもとへ行きたい。


[花飾りの少女と話しているとこれまでの自分が揺らぐ]


お兄様に選ばれた者はしあわせね。
だって、私も……
お兄様の傍に居られて、しあわせ、だもの。


[それは幼子が甘えるような口振りにも似て――]


 そうだ、お前は……大切な妹。
 特別なのは、言うまでも無いだろう?


[閨で囁く子守唄のように、甘く低く聲を届かせる]


 嗚呼、私も早くお前の顔が見たい。
 其処へ行こうか、私のローズ。


[永遠とも思われる虚無を彩る華の名前を呼び
城主はつと気配を向ける]


お兄様との逢瀬には
此処は少し無粋だから……

部屋に戻ってから、と思ったのだけど。

[存外早く兄に会えた事に喜びながらも
ぽつぽつと言い訳染みた言葉を紡ぐのは
手を煩わせてしまったかという心配から]


 嗚呼、そうだな

 ただ
 私が待ちきれなかったのだ。


[態々出向いたのは
影伝いに視る彼女の異変に
幾らか危機を感じた為でもあった]


私もお会いしたかった。
だから……
お兄様が来てくれてとても嬉しかったの。


[兄の訪れにより女の不安は掻き消えた。
彼の姿があればメアリーの言葉に
女の心は揺らがないはずで]


 お前が望むなら、私は何時でもお前の傍に。
 ……さあ、血の循環を

 私にお前の喰らった其れを、分けてくれ。


[閨へ誘うような色を持って、妹として愛でている彼女へ囁く。
揺らぐひとの心も何もかも、この純血で記憶の底へ
封じ込めてしまう為に**]


愛しいお兄様。
私が望まぬわけがないでしょう……?

いつでも、お兄様の意のままに。
私はお兄様の為に在るのだから。

[緩く首を傾げれば亜麻色の髪がさらりと流れ
白く細い首筋をあらわにする。
誘いを喜びこそすれ拒絶はありえない。
出逢った頃は如何だっただろう。
ふと持たぬ過去を考えかけて僅かに目を伏せた]


[過去の彼女を思い出す事は、もう殆ど無い。
恐怖に引き攣る顔も、吸血の快楽に堕ちる様も
幾万と視てきたものと同じ
ただ違うのは、傍に置こうという気を起こした事くらいで]


 ――…


[声ならぬ聲ではなく、間近で囁きかける
まるで睦言のような甘い言葉]


[――記憶は戻らない。
白薔薇の園でトレメイン兄妹と過ごした時間は
確かに存在していたというのにそれは欠けたまま。
人としての穏やかな時間は女にとって幸福だったというのに
人ならざる城主と出会い魅せられ抗いきれず
女は人と呼べぬ存在になってしまった。

記憶が欠けたのは自らが壊れぬ為。
なれど郷愁を感じるのは――



人としての心が僅かなりとも残っているから]


【人】 牧人 リンダ

―客室―

[ゆるく覚醒する。
客室の中を見回し、自分の置かれた状況が現実であることを悟る。
どうせなら、全てただの悪夢であればよかったのに、と思いながら身を起こす。]

 ……ここにいても、埒が明きません、よね……。

[出来うる限りの事をしよう、と自らに言い聞かせ、客室を後にした。]

―→廊下―

(243) 2010/06/21(Mon) 19時半頃

【人】 牧人 リンダ

―廊下―

[廊下に出て、今自分に出来ることを考えていると、ふと人の視線を感じて慌てて振り向く。
視線の先には、一人の青年。]

 な、なにか用ですか……?

[右手でロザリオを握りながら、警戒した様子で声をかける。]

(250) 2010/06/21(Mon) 20時半頃

【人】 牧人 リンダ

―廊下―

 ……いえ、大丈夫です。

[気安く声をかけてくる青年に、若干警戒の色を緩めながら、答える。]

 それは、わかっています。
 けれど、部屋の中にいたところで、安全とは限りませんから……。

[何しろ、相手はおとぎ話の中にいるような存在なのだ。
ならば部屋にこもったところで、なんら意味など無いだろう。]

 そういう貴方こそ、見たところお一人のようですが……?

[自分に注意を促しながら、一人で出歩いている青年に、女は訝しげに問い掛けた。]

(254) 2010/06/21(Mon) 20時半頃

牧人 リンダは、メモを貼った。

2010/06/21(Mon) 20時半頃


【人】 牧人 リンダ

―廊下―

 そうですね……。
 それに、あの城主さまも、霧と共に現れていました。
 おそらく、この城内ならば好きな場所に現れられるのでは……。

[言葉を紡ぐほどに不安は大きくなり、その不安が恐怖を呼び起こした。
青年の、苦笑交じりの苛立ちの言葉を聞き、頷く。]

 どうして、こんなことをするのでしょうね……。

[不安に震えた声で言った。]

(265) 2010/06/21(Mon) 21時頃

[与えられし純血の魔力は契りの証。
女は満ち足りた様子で聲を紡いだ]

お兄様。
お客様が手持ち無沙汰にならぬように
手を増やすのでしたね。

何方を此方に迎え入れましょう。

[緩く首を傾げ兄の意向を伺う]


 嗚呼……そう、薬屋を
 眷属に加えてやろうかと思っている。


[声ならぬ聲に囁き返す]


 どうやら白薔薇に御執心のようだ。
 ……いっそ仕えさせてやろうかと思ってな。

 白薔薇はさぞ嫌がるだろう
 其れに――…メアリー・トレメイン
 あれが、彼は無事で居て欲しいと願うのだ。
 
 ならば、殺さず逝かせてやろうと思う。


薬屋……
ああ、あの男……

[惨劇の間に遅れてきた薬の匂いを纏う男。
兄の考えは女には理解できず]

そう……。
では薬屋にお兄様が血をお与えになるの?

[未だ兄以外とは血の循環をしたことのない女は
思ったままを問いとして返した]


 私がこの血を分け与えるのも可能だが
 ……そろそろお前にも、力は満ちているだろう


[Yaと返る問い掛けに、城主は其れ以外の答えを返す]


 私のローズ
 お前が彼を迎え入れてみるか?


【人】 牧人 リンダ

―廊下―

 怖い……です。
 怖くて、怖くて、仕方ないです。
 私たちのことを、家畜と同程度にしか考えていない存在が、今、すぐ近くに存在しているんですよ……?

[おとぎ話に出てくる吸血鬼を思い浮かべる。
それらは皆、一様に残虐で、人の命など歯牙にもかけない存在ではなかったか。
今までのやり取りから、青年もこの状況に不満をいだいていると感じ、覚悟を決めて切り出す。]

 私は、ここから逃げ出したいと、思っています。
 あなたも……協力していただけませんか……?

(282) 2010/06/21(Mon) 21時半頃

――……。


[白薔薇ことセシルには微笑んでいて欲しい。
そう思っているからこそ兄の思惑が理解出来ない。
メアリーの願いに対してもそれは同じ事で]


私が……彼を迎え入れる……?


[思いがけぬ提案に翡翠が瞬く]


私に上手く出来るかしら……
それに、お兄様の渇き、癒す者は他に誰か……


[兄の渇きを案じる聲がか細く響く]


[白薔薇の忠誠心が見たい
メアリーの苦しむ顔が見たい
其れがつかの間、城主の空虚な胸を埋めるのだ]


 そう、お前が彼を――
 心配はいらない、幾度もお前には私が力を与えている
 人を眷属に変えるくらい、出来るはず


[ローズマリーの、城主を案じる言葉に
薄く笑み混じる吐息が漏れる]


 私の渇きは、彼等の苦悩で満たされる。
 喉の渇きは、ワインでも流し込めば良い。


[食堂にでも向かおうか、そんな事を思いながら]


【人】 牧人 リンダ

―廊下―

 ――……っ。

[青年の告げた言葉にめまいを覚える。]

 で、では、あの悲鳴は、もしかして……。

[城内に響いた女性の悲鳴。
あれは、吸血鬼に殺された人の……?
一瞬、生きながらに吸血鬼に血を吸われる光景を想像し、振り払うように頭を振った。
続く、頷きとともに紡がれる青年の言葉に、顔を明るくし。]

 ありがとう、ございます。

[協力を引き受けてくれる青年に頭を下げる。]

(291) 2010/06/21(Mon) 22時頃

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