人狼議事

164 天つ星舞え緋を纏い


【人】 門下生 一平太

[穴を掘る道具を取りに一度家の中へ入った時、神棚に飾られていたふたつの人形が無くなっている事には気が付いていた。
それがそこへ置かれたのは、兄が家からいなくなって暫く経った頃の事。

『琥珀が神様に守ってもらえるように』

何故このようなものをと母に尋ねたら、たしかそんな言葉が返って来たのだった。
貴方の兄様は狸なんですって、と付け加えられた言葉の所為で、次の祭りで見かけた時についまじまじと見てしまったのは余談。
兎も角それらが、兄に関わりのあるものとだけは認識していた。
父はそれを知ってか知らずか、母が居なくなってからも神棚からそれらが取り払われる事は無かった]

(111) 2014/02/18(Tue) 22時頃

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