人狼議事


103 善と悪の果実

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【人】 流浪者 ペラジー

―大広間―

[口付の落とされた手の甲を、反対の手でそっと抱きしめ]

――…そうでございますね、折角の宴ですから。
すっかりと此の姿に、慣れてしまっておりましたが。

[白いフードに触れる指先を見上げて、肩を揺らす]

はい、良い夜を、ミスター。

[人の波へ消えゆく彼を、素直に見送る。
夜が更けても、禁断の果実を囲む人の波は途切れず。
遠巻きに見入る様に暫しそれを眺めた後、
広間を静かに後にする**]

(0) 2012/09/26(Wed) 02時頃

【人】 流浪者 ペラジー

―廊下―

[ゆらり、ゆらり。

緩く背でまとめたストロベリー・ブロンドの髪には、
黒い蝶がとまっている]


――――…林檎を失った楽園は。

果たして永遠でいられるのでございましょうか。


[ざわめく使用人たちから、
件の果実の姿が見当たらなくなったと聞いた。
学者はただ、くすりと静かに微笑みを浮かべて、
白いローブを羽織る様にして表へと歩き出したのだ]

(40) 2012/09/26(Wed) 21時半頃

【赤】 流浪者 ペラジー



嗚呼、永遠など、この世にあるはずもございません。

 

(*23) 2012/09/26(Wed) 21時半頃

【赤】 流浪者 ペラジー




"――――――…見ていた。"


例えば自室をそっと抜け出した、赤い蝶を携える少女。

例えば人の気配のない大広間、闇夜に紛れた一羽の烏。

(*24) 2012/09/26(Wed) 21時半頃

【赤】 流浪者 ペラジー

"蛇"は警備を誘惑し、甘い甘い毒を盛る。


きっと哀れな被害者は、今朝には何の記憶もない。


舞台さえ整えれば、劇が始まると知っていた。

(*25) 2012/09/26(Wed) 21時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

[どんな喧騒の中であったとしても、
彼の声を聞き落とすことはないだろう。

歩みを止めて緩やかに振り返る。蝶も、共に揺れる]


――――…おはようございます。

オスカー君。


[大事件が起こった後だというのに、
浮かべる微笑みは何一つ変わらない。
今のざわついた楽園の中では、
ともすれば学者の方が"異質"であるだろう]

昨日はよく眠れましたか?

[穏やかな眼差しのまま。
その問いかけの意味は、一つではない]

(49) 2012/09/26(Wed) 22時頃

【人】 流浪者 ペラジー


――――…いいえ。
貴方の邪魔はしないと、言ったでしょう?

[すぐ目の前に迫る彼の姿。
告げる声は内容とは裏腹に、いっそ懐かしさすら滲ませて]

嗚呼、オスカー君でもないのですか。

…残念ですね。
もしそうならば、一目近くで見させてもらえるように、
お願いしようと思っていましたのに。

[ねえ、とのんびり首を傾ける仕草まで、
昔と何一つ変わらない]

(58) 2012/09/26(Wed) 22時半頃

【人】 流浪者 ペラジー


見に行きますか? 蛻の殻へ。

[並ぶ二人の姿。緩く視線を向けた先は、大広間]

何か手がかりがあるかもしれません。
果実泥棒の足跡さえ見つけることが叶えば、後は――…。

[ただ、にこやかに]

(59) 2012/09/26(Wed) 22時半頃

【人】 流浪者 ペラジー


……おや、本当ですか。お揃いですね。

[本当に、それは"一回きり"で済むものなのかと。
頭によぎったそんな言葉は表には出さずに。
だって、きっと彼もよく分かっているだろうから]

それなら約束です。

私(わたくし)が林檎を見つけたら、
オスカー君に見せてあげます。

オスカー君が林檎を見つけたら、
私にも見せてくださいな。

[果たして、この世界に。
…彼と自分の生きる世界に、
約束という言葉以上に脆いものはあるのだろうか]

(67) 2012/09/26(Wed) 23時半頃

【人】 流浪者 ペラジー


――――…グロリア様も、お亡くなりになったと。

ええ、そうですね。
確かにお屋敷の方が仰っていましたね。

[オスカーが歩き出せば、
そのやや後ろを従うように付いていく]

大丈夫ですよ。
そう焦らなくとも、林檎は楽園からは逃げ出せません。

ふふふ。

[犬歯を剥きだす姿を横目に見つめ、肩を揺らした]

(68) 2012/09/26(Wed) 23時半頃

【人】 流浪者 ペラジー


それに、もっと簡単な方法もあります。

怪しい人を"全て"壊してしまえば、
林檎は自然と自分の手の中に転がり落ちますもの。

[そしてとても良い思い付きだと言うように、
無邪気に笑ったのだ]

(69) 2012/09/26(Wed) 23時半頃

流浪者 ペラジーは、メモを貼った。

2012/09/27(Thu) 08時頃


【人】 流浪者 ペラジー

―大広間―

ええ、約束です。
―――…其れならこれが、初めての約束ですね。

[オスカーの言葉に、
子供のように"あの頃"のように、くすくすと笑う。
嗚呼、瞳の奥の暗色まで、それはあの頃のそのままに]

みんなみんな、いなくなってしまったら。
果たして林檎は何処へ行くのでしょうね。

…ふふふ、でも、私はオスカー君は壊しませんよ。

[にこりとしたその表情を、彼が信じてくれるとも思わないが]

(141) 2012/09/27(Thu) 21時半頃

【人】 流浪者 ペラジー



とっておきが欲しいなら、
今夜、私の部屋へおいでくださいな。

特別の処方を差し上げましょう。

[黒い蝶は広間の薄明りに照らされ、鈍く光る]

(142) 2012/09/27(Thu) 21時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

―大広間―

[やがて姿を現した小さな少女。
この場の緊迫した空気の中、
発せられた言葉に少しだけ肩を揺らした]


――――…御機嫌よう、レディ。

[許されるならば一度、
彼女の髪をさらりとあやす様に撫でて]

この騒ぎでは、お疲れでしょう。
何か温かい物でも用意してもらいましょうか。

(144) 2012/09/27(Thu) 21時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

[少女へ触れる仕草は、まるで少し歳の離れた兄のように。
慌ただしい様子の使用人へも、臆することなく注文を。
温かいパンとスープを用意するようにと]

そうですね。予測のつかない事態ばかりですから…。
皆さん、混乱なさっているのですよ。

レディ・ポーチュラカ。
むやみに近づいてはいけませんよ。
貴女様がお怪我をしてしまいます。

[何処までも穏やかな声をかけながら、髪を揺らす]

……おや。

[しかし喧騒がより大きくなり、
その中心の男たちが本格的に争いを始めれば―――…]

(147) 2012/09/27(Thu) 22時頃

【人】 流浪者 ペラジー



ふふふ。 いけません。

あまり恐ろしい物を見ると、
今夜眠れなくなってしまいますね。

[戯れにも似た様子で、そっと少女の眼を両手で覆い囁く。
もっとも力のこもっていない其れは、
簡単にどかすことができるだろうけれど]

(148) 2012/09/27(Thu) 22時頃

【赤】 流浪者 ペラジー

[警官が去った後に大広間へ辿り着いた蛇には、
烏の落とした推理を直接拾う機会はなかったが。

けれどざわめく人々の言葉端より、
彼が話していたことは伝わるだろう。


…あの夜、まさに林檎へてをかけた、
他ならぬ彼の言葉を]

(*36) 2012/09/27(Thu) 22時頃

【人】 流浪者 ペラジー


――――…そう。

怪我をしてしまったら、
折角の陶器のような肌が台無しです。

[血塗れていたと噂の栄光の肌も、
白く美しかっただろうとふと脳裏によぎり]

そうでございましたか。

…お別れは。

きちんとできましたか?

[手を重ね合わせたまま、視界を奪ったまま。
少女に囁く声は甘く優しく]

(155) 2012/09/27(Thu) 22時半頃

【赤】 流浪者 ペラジー

…そう、昨日の夜。

(*37) 2012/09/27(Thu) 22時半頃

【赤】 流浪者 ペラジー

――――――…栄光(グロリア様)へ、永遠のお別れを。

(*38) 2012/09/27(Thu) 22時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

それは良かった。
生前のあのお方も、とても美しくありましたから。

最後まで華やかであれたことは、
きっと幸福なのでございましょう。

[少女の手に力がこもるのに気づき、
くすりと彼女の目を覆う掌は緩められ、
額を撫でるようになる]

ははは。
私の顔など見ても、面白いことはありませんよ。

[言葉とは裏腹に、それを拒む様子はなく]

(160) 2012/09/27(Thu) 22時半頃

【人】 流浪者 ペラジー



―――…髪飾り、今日はつけていらっしゃらないのですね。

"赤"がお似合いでいらっしゃったのに。

[額を撫でる動作は、やがて髪を結う其れの様に]

(162) 2012/09/27(Thu) 22時半頃

流浪者 ペラジーは、メモを貼った。

2012/09/27(Thu) 23時頃


【人】 流浪者 ペラジー

―大広間―

[少女へ向ける眼差しは、学者がいつも浮かべる穏やかな其れ。

―――――…否。

それよりも甘く、深く、幼い者を包み込むような]

そうですか。
慌てて飛び出していらっしゃったんですね。

さぞや驚かれたでしょう。
さぞや、辛い思いをされたでございましょう。

[首を傾ければ、さらりと髪が流れる。
先程かつての共犯者から口付を受けた、
褪せたストロベリー・ブロンド]

(190) 2012/09/28(Fri) 01時頃

【人】 流浪者 ペラジー


ええ、付けておりますよ。
貴女様の物ほど、鮮やかな色合いではありませんが。

[髪飾りのことを問われれば、くすりと笑って。
一度引き上げたフードを、再び降ろす。
黒い蝶の髪飾りを取り去れば、髪は纏まりを失って]

……この造形は、気に入っているのですよ。

昔から、私(わたくし)の、宝物でした。

[内緒話をするように声を潜めてそう言って、
悪戯っぽく笑うのだ]

(191) 2012/09/28(Fri) 01時頃

【人】 流浪者 ペラジー


―――――…ふふふ。

[喧騒を、血を流すまでに至った男たちの争いを、
視界に収めつつもなお、学者はただ微笑みを浮かべた。

歪な和やかな空間]

レディ、ポーチュラカ。
貴女様が信じるか否かは、分かりませんが。

一つ、私の大切な秘密を教えてあげましょう。

(206) 2012/09/28(Fri) 01時半頃

【人】 流浪者 ペラジー

[のばした手にそっと蝶を握らせて。
頭を撫でながら、囁く言の葉]

この蝶は私が両親と別れた折、頂いたもの。

…世界に1対、2羽しかない蝶細工。

もしも貴女様が、この蝶に見覚えがあるのならば。


ミス・ポーチュラカ・ブロワ。
貴女様は、私と血の繋がりのある――――…。


   

(207) 2012/09/28(Fri) 01時半頃

【赤】 流浪者 ペラジー



…貴女様が望んでくださるのならば、

私は兄にでもなりましょう。


このような、下賤な浅黒い肌でも許されるのならば。

(*41) 2012/09/28(Fri) 01時半頃

【赤】 流浪者 ペラジー

…貴女様が望んでくださるのならば、

私は。


―――――…御守りしましょう。

レディ・ポーチュラカ。

(*42) 2012/09/28(Fri) 01時半頃

【人】 流浪者 ペラジー



―――――…嗚呼、いけない。


[少女の柔らかな指が傷つき、赤を落とす。
そっと手をとって、優しく撫でて。

嫌がられなければ、その血をぺろりと舐めとった]

後で薬を塗ってあげましょう。

[学者は、ただただ、静かに微笑んでいた。
"蛇"のような瞳を笑顔の裏に、隠して]

(210) 2012/09/28(Fri) 02時頃

【赤】 流浪者 ペラジー

[本質は、望まれるままに]

[共にも]

[男にも]

[女にも]

[兄にですら]


[脱皮を繰り返す蛇は、己というものがまるでないように]

(*47) 2012/09/28(Fri) 02時頃

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