人狼議事


97 せかいがおわるひに。

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[そうだ、あの日から。
各地の天文台が宇宙の異変に気が付いたあの日から。


飛び出し、未来を行くはずの闇色の空から、隕石が降って来る。
それがわかった日からずっと――……怯えていた。

怯えてそして、ただ観測しかできない自分の力の無さを実感した。
徐々に狂う人々、毀れていく街。
天文台のある穏やかな郊外の街の仮面が、剥がれていく。]


[そしていつしか、願うようになった。]


 ―――……早く、終わってくれ。

[この残り火のような世界に、幕を。]


負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2012/07/19(Thu) 00時頃


[私ねー]

[ 言いかけた言葉]


 …  世界の終わりを 撮りたいの


[飲み込んだ言葉]


[終わりって、いったい何をさすんだろう]


[だって私の撮影は、まだはじまってもいない。
何も目指せてすらいない。

なのにもう終わってしまう。
もう終わってしまうなら。


その終わりを。
撮るしかないじゃない。


ううん


… 撮りたい。]


【人】 負傷兵 ヒュー

― 路地裏→商店街 ―

[焦げ臭いにおいと、熱気。路地裏の壁から身を乗り出して最初に近くするのはその二つだった。黒煙の立ち上るのは遠くにある。人の喧騒も今少し、遠い。ゴウと唸るのは何の音か、男には分からなかった。火元の方に見える人影が、さて、救命活動をしているの、火事場泥棒をしているのか分からなかったのと同様に。

ゴホ、と軽く咳き込んで火事の現場から離れるように歩き出す。そのうち商店街全部が燃えるのかもしれない、などと頭に浮かべながらコンビニへ足を踏み入れた。]

(27) 2012/07/19(Thu) 01時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

― 商店街:コンビニ ―

[品物は粗方略奪された後だった。
 千切れた雑誌のページが床に散らばり、なにが割れたか、酒精の匂いがする店内には人はいない。人の痕跡らしい、血痕がカウンターに付着していた。清涼飲料水のペットボトルを手に持つと、無人のレジの前に立ち]


 ホープ、ひとつ。

[HOPE――この現状にもっとも似合わない品名を、告げる。
酒精の匂いに紛れるような声は誰に届くわけでもない。未成年には煙草は売れないと、首を振る店員もいない。無音の監視カメラだけがじいと、黒く光るレンズを向けているだけだった。]

 ねーかな。

(29) 2012/07/19(Thu) 01時頃

【人】 負傷兵 ヒュー



[カウンターに軽く身を預けて、奥の陳列棚を見遣る。煙草は大体、盗られたようだ。吸ったこともない商品だけが残っていて、鼻白む。手を伸ばして一つとろうとし、視線が下に落ちた。
 カウンターの奥、荒らされた形式か、レジの引き出しは投げ捨てられ、拾われなかった小銭が床に転がっていた。大きな紙幣は抜かれているらしきを見て哂った。

 指先を掠めた四角い箱を、軽い音を立てて掌に落とし、姿勢を直す。]


[散らばった商品と、手の中の煙草。まき散らされた小銭にカウンタにおいたペットボトル。レジの前に立ったまま、微かに首を傾いで]


 ……。

[ちゃり、と軽い音を立てて代金分の小銭を置くと、コンビニを後にした]

(30) 2012/07/19(Thu) 01時頃


おわりって、なんだろう

終わりって。
なんだろう?
 


【人】 負傷兵 ヒュー

― 商店街:コンビニ前 ―

[今しがた手に入れたばかりのペットボトルの口を開けて、飲料水を喉に流し込んだ。甲虫の切れた個所に染みて、口を閉じたまま呻く。遠くの火事、手元の水。どうにも非日常の混ざり合う歪み具合。痛みと相まって、歪みに侵食されていく感覚だ。
 涼しげな水音をたてながらペットボトルの口を締めた。]

 あっほらしい。


[不快気に眉を寄せ、ペットボトルを腫れた個所に押し当てる。
頬や瞼を冷やしながら辺りを見渡し――
>>42火元の近くに現れた人影に、本日幾度目か、眉間のしわを深くした。]

(47) 2012/07/19(Thu) 01時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[>>48掛けられた声に、瞬いた。その反応は晴れた瞼ならば、窺いにくいもの。顔面に当てていたペットボトルを降ろして、鞄から取り出される品々を、少し呆けたように眺め]

い、や、別に。いらない。

[言葉短く、拒絶を告げる。
 反射じみた物言いで、困惑気味に眉を寄せたまま相手の格好を上から下までじろじろと見やる。白衣を着、そしてカバンから取り出す品々は紛れもなく医者のものだ。火事場泥棒かと思ったことは間違いらしいと、相手のどこか人の良さそうな顔を観察して結論付けた。]

――つか、意味ねーし。

[己を取り戻した後、吐き捨てるような物言いで]

(52) 2012/07/19(Thu) 01時半頃

 笑えねえ。
 現実より隕石の方が綺麗だなんて

 ――……、笑えねえわ。

[闇色から零れるその様は鮮やかに
廃れた現世よりも光彩を放つ。

幾分楽しげに映るホリーに視線を向けた鉄色は
表情を変えず、淡々と呟き]


 
 でもそのほうが、今より綺麗になれっかね。

[つと指先に触れたオイルライタを手繰り寄せかけ――やはりやめて]


[たん
 とん
  ととっ]

[学校の階段を降りる音は軽い]


くーろーれきしー
のー
まっしょうー

[歌声が響いて聞こえる。音程は外れていた。]


【人】 負傷兵 ヒュー

[彼の手にあるままの医療器具と彼の顔とを見、胡散臭そうに片眉を上げる。
ペットボトルを持った手のまま、人差し指で頬をかいた。
胸ポケットに押し込んだ煙草が四角く布地を浮き上がらせる。]

 知らない相手。
 ただ喧嘩しただけだし――おっさんには、関係なくね?
 警戒してるわけなわけじゃ、
 ……こんなん、ニチジョーサハンジだし。
 そのうち治るから。
 
[困惑ぎみの眉は居心地の悪さを、探られることへの不慣れを端的に示し
指を指すでもなく言葉が医療器具を示す。]

(58) 2012/07/19(Thu) 02時頃

抹消…

[されるのは――、]

わたしたち?

[だとしたら]


もしかして




 ―― 宇宙にとっては、私達が黒歴史なのかなぁ
 


【人】 負傷兵 ヒュー



 つか、なんで持ち歩いてんの。
 いや治療のため、とかじゃなくて、
 なんで、いま、持ち歩いてんのって意味で。

[ペットボトルを持つ手を上げ、人差し指で空を指した。日常通りの空の色、そのさらに上に刻一刻と迫る石がある。]

 こんな、時にさ。

(59) 2012/07/19(Thu) 02時頃

ヒューは、言葉を噛んだことについては、眉間のしわを深くした

2012/07/19(Thu) 02時頃


なぁんて ね

なーんて、なーんて〜

ふふふんー

[途中から鼻歌になる。
誰にも聞かれぬまま廊下に響いた。]


負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2012/07/19(Thu) 02時頃


[部室を見回す口元は戦慄く。
表情だって泣きそうだ。

こんなに、こんなに、
この部屋に未練があるなんて。

思ってなかった。
私、思ってなかったよ。]


【人】 負傷兵 ヒュー


……は、
医者なのに、いいのかよ
また喧嘩できるように傷治すとか。
金取らないなら、じゃ、頼もっかな。
今金ないんだよ。

[どうにも治療が目的の言葉に、眉間の力を抜いて笑った。
歪だ。どうにも歪だ。
馬鹿なことはやめろと言われることは多かったが、
喧嘩のために傷を治したほうがいい などとは。

同じ仕草で指された空を、見上げることはしない。
手をおろし、二つの緑は眼鏡の奥の、相手の瞳を探るように]

――、そ。

[そっけないようでいて、微かに、なにか認めた様なそんな声で返答し]

(64) 2012/07/19(Thu) 02時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

仕事しか、残んなかったわけか。

[それまでと同じ口調で、ぼやいた。
そのことが妙に、自分自身にまで浸みるような感覚を覚えながら。]

(70) 2012/07/19(Thu) 02時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー



戦争映画でさ、――お医者さんいるじゃん。

[治療の最中か、その終わりごろか、突然口を開いた。]

グンイってーの?
あの人たち、治療してて
逃げ出したくなんねーのかなっていつも思ってたんだよ。
兵士たちを治療するけど
兵士は傷治ったら戦場に行くわけじゃん。
死にに行かせるために、治してるわけじゃん。
長引かせてるだけじゃねーの、って不思議だったんだよね。


[体を少し捻る、体勢を傾ける――
やりやすいようにと少し体を動かせば、蹴られた腹部が痛んだ。
顔を顰めれば、それは自分の言葉に眉を寄せた様にも見える。]

(71) 2012/07/19(Thu) 02時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー


[彼はそこで口を噤み、そして暫く後に口を開いた。]


別に、なんてことはねーんだけど。
いま、お医者さんがやってんのも、
同じような事なのかもなーって、思っただけ。

[戦場で無くとも、
こんな、死の差ししまった状況じゃなくても。
日常で行われる治療も、いわば、
死へ送り出す行為と言えるのかもしれないけれど、彼はそういった。
珍しく眉間に皺の寄っていない姿は年相応な顔つきで
感情の読めない緑色の瞳をどこへむけるともなく。]

(72) 2012/07/19(Thu) 02時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー


[それ以上言葉を積むことはせずに、
治療が終わればその箇所にそうっと触れて感触を確かめた]

 あざっす。
 また怪我したら、よろしくぅ。
 今度は何か、渡すからさ。

[腫れの残る頬は笑みを歪めた形に変える。
数日後の星の消滅までに治るともしれない、腫れを抱えたまま]


  ――お医者さんは他にも誰か治療してんの?

[誰かほかにも、この街で会ったのかを聞いて**]

(73) 2012/07/19(Thu) 02時半頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2012/07/19(Thu) 03時頃


【人】 負傷兵 ヒュー

[胸ポケットに入れた煙草は封も切られず、ただ納まっている。喫煙を咎める教師もいないが、男は手を伸ばすことなく居た。
煙草を吸っている事、あいつも知っていたかどうか――ふと、考えた。学校に来いと声を掛けられたのは天文台の売店だったか、ならば知っているのかもしれない、と思考は回る。煙草の匂いをさせながら現れたことも一度や二度ではないはずだ。]

――……
もう学校も、行く必要ないってか。

[もともと真面目に通うことも、3年に上ってからは少なくなった。
 それでも生活指導の教員の怒鳴り声や、クラスメイトの話声は不思議と耳に残っている。真面目に勉強した覚えは残念ながらあまりないけれど。それでも、それなりに、――。
 天文台の売店で掛けられた言葉には面倒臭そうに、はいはい、と流していたが、]


……もっとまじめに、
[言うこと聞いてた方が良かったのかね。

後半の言葉は音にならず、黒煙のけむる方へ緑を向けた。]

(85) 2012/07/19(Thu) 12時半頃

ヒューは、セレストの言葉が、ぼんやりと浮かんだ。

2012/07/19(Thu) 12時半頃


負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2012/07/19(Thu) 12時半頃


【人】 負傷兵 ヒュー

[医者の返事があったかどうか、意識を別に向けた男は反応が遅れた。空にのぼる黒い煙から目を逸らし、白衣と、医療器具の入った鞄――身を守るものなどなさそうな、相手のそんな様子をじろりと眺め]


さっきの不思議ちゃんみたい。

お医者サンもさ、気ぃつけてね。
注射で身を守れるってぇなら別にいいけど。

[何か尋ねられるなら、答えられる範囲で言葉を返すつもりはあった。だが残念なことに、男の知っていることはそれほど多くない。

男は踵を返し、その場から離れ始める**]

(90) 2012/07/19(Thu) 13時半頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2012/07/19(Thu) 13時半頃


 
 ……こんな奴が増えるくらいなら

 早く、……早く、――堕ちろ。

[会いたい人にも会えず、死に行くブローリンは。
心のうちに何を思うか。

ますます現実は醜く歪む。
早く、堕ちろと。隕石を鉄色で見上げた。]


負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2012/07/19(Thu) 23時頃




  あー………
 


うううぅ

っ、……

すん……


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