94 眠る村
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― 猫 ―
[じっとトリを見ていた猫は、「にゃー」と一声鳴いた。
どうやら獲物として狙っていたのではないようだ。 まあ大きさ的に負けているのだから狙うには荷が思い。
トリの声がきこえればふい、と顔をそむけるようにして歩き出す]
(311) 2012/06/15(Fri) 22時半頃
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[小さな手。 舌足らずな口調。 特に意味はないかもしれないけれど、擦る手にほっこりした。]
人狼、どこにいるんだろうなぁ……。 オレにはさっぱ分かんねぇや。 ……お前じゃなきゃいいなって、思ってる。
(312) 2012/06/15(Fri) 22時半頃
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フィリップは、ハナに、ほしがぴかぴかする前には帰らなきゃな。と約束ひとつ。
2012/06/15(Fri) 22時半頃
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/* よもや夜行バスの待合所のPCがあいているとは思わなかった。
(-84) 2012/06/15(Fri) 23時頃
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うー!うー!
ハナ、じんろ、さがすの。 ハナ、じんろ、さがすの。
[大きな両の眼がぱちり瞬く。左目に咲くのは加護の花。 それは自宅を飛び出したときを思わせるような、 どこか鬼気迫る様子で。
すぐに、元に戻ってしまうけれど]
あうう。ハナ、じんろ、ないない。 フィルちゃも、ないない?
[ぽふぽふ]
(313) 2012/06/15(Fri) 23時頃
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あ、猫ちゃ!
[高い視点は、ゆらり揺れる猫の尾を捉えた。 弾む声で其方を指さす]
(314) 2012/06/15(Fri) 23時頃
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―― 雑貨屋 ――
[隠したがる泣き顔に、涙の痕があろうともあえて触れず。 少し乱れた前髪を整えてやる]
…。
[向けられる笑みへと、やおら笑んで。 見下ろす視界に映る胸元の刺青。 じっと見詰める間をあけ、己の指の背に口付ける。
翼がもがれぬようにと。
刺青へ触れる指の背は加護への祈りに似る]
(315) 2012/06/15(Fri) 23時頃
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/* おっぱいが触りたかっただけとかまさかそんな。 愛だよ愛。
(-85) 2012/06/15(Fri) 23時頃
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[新しい家はなんだか自分の居場所が無いみたいで。 夜半にこっそり家出してフィルの家――というか彼の部屋に忍び込んだ。 強盗と間違えたフィルが泣きながら謝り倒したっけ。 明け方大慌てで探しに来た保護者を見て、何だかすごく安心したのも覚えている。]
――…、服、洗おう。
[物凄く懐古的な気分になっていることに気付いて、頭を振った。 着替えを取りに戻るにはなんだか面倒だったから、 クラリスがいれば一言断りをいれて洗濯場を借りる。 シャツを脱ぐとざばざばとこれまた慣れた手つきで洗濯を始めた。]
掃除も洗濯も出来るなんて僕いいお嫁さんになるよねェ。 あとは料理が出来れば完璧かな。
[洗い上がったシャツをぱん、と広げてロープに掛ける。 寒い季節ではないから、夜の帳が近づく頃には乾き始めるだろう。]
(316) 2012/06/15(Fri) 23時頃
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ハナは探せるのか。 ――すげぇな。
[彼女の瞳の瞬きは、下からでは気づかないまま。]
オレが人狼に見えるかぁ? もし人狼ならさー、その力を使って……
[危うく子どもの前で邪な考えを披露するところだったが、猫を見つけた声に遮られて事なきを得た。]
……おーお。 トリも一緒じゃん。 おーい、帰るぞー。
[フィリップに気づいた鳥が羽ばたいてくる。 少し遅れたタイミングで、「エッチ!エッチ!」と啼いた。]
(317) 2012/06/15(Fri) 23時頃
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ぜひわたしのよめに(殴
(-86) 2012/06/15(Fri) 23時頃
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― 少し前 ―
[代金のことをハナに言われるとは想っていなかったか反応は遅れ、見守る間に描き出される絵を渡されれば、にっこり笑う。]
……ありがと。 充分すぎるくらいよ。
[もらった絵を大事そうに抱えて周囲を見やり、やがてカウンターからよく見える位置に貼り付けた。 いいこいいこ、と懸命に励ます小さな手のぬくもりを思いだし、目を閉じた。]
……ぁ、いってらっしゃい、 気をつけて ね。
[やがてフィリップと共に猫を探しに行くらしきを見送って]
(318) 2012/06/15(Fri) 23時頃
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んー ハナ:占い師(?) シメオン:霊能者(確定)
あとはさっぱわかんねぇ。 クリスが狂信ぽ?
(-87) 2012/06/15(Fri) 23時頃
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…えっち、えっち?
[邪な考え、をまさか読み取ったわけではないだろうが。 さえぎる言葉を見事に拾い上げるお子様]
フィルちゃー、こわくないの。 じんろ、こわーの。
[こてり、こてりと首を傾げていたが]
ひゃ、ひゃあああ!?
[鳥が羽ばたいてきた。怯えたように、少年の頭にしがみつく。 目隠しするような格好に]
(319) 2012/06/15(Fri) 23時頃
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―雑貨屋―
[短く切った前髪を大きな手で整えられると目を細める] [彼の刺青の場所は見えないから知らずのまま] [ケヴィンの指の行方を静かに見守る]
行きましょ。
[色々詰め込んだ荷物を背負おうと持ち上げるとよたりとふらつく] [荷物を持ってくれるようなら素直にケヴィンに預けるだろう]
ケヴィン、…
[あいている手を伸ばして]
繋いで、いて。 お願い。
(320) 2012/06/15(Fri) 23時頃
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[雑貨屋を出れば男はいつものように手を伸べる。 いつもと違うのは、荷を受け取った後も手を伸べて――]
…。
[図らずも恋人のお願いと動作が被る。 こくり頷き、確りと手を握る。
繋いでいればどうにかなる訳ではなくとも。
恋人の手をとり、日の暮れかけた道を行く。 途中誰かに出会っても、その手を離さずに]
(321) 2012/06/15(Fri) 23時頃
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…さっきの話だが。
[道すがらぽつりと蒸し返す話>>269]
俺にも…人狼を倒す術は、わからない。 ただ、何も無くこんな風にはしないと思う。
少なくとも、俺が祖先ならば、そうするし。 村がこうして続いているのだから、何か術は残されている筈だ。
[そんな、気休めにならなそうな話を生真面目にする]
(322) 2012/06/15(Fri) 23時頃
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[猫がまさにハナとフィリップに発見され、 聞き覚えのある少女の声に猫は足を止めたころ。
お茶を飲み終えた娘はかたり、と席を立った]
……客室、見させてもらっていいかしら……?
[クラリッサに問いかけ。
空いている部屋――ティモシーやフィリップ達が使ったのとは違う、部屋の場所をきき]
ありがとう。
[そういって、客室に向かう。 そして客室の中で、一度服を着替えた後、ぼんやり考え事をしている間に急に睡魔に襲われて。 ベッドに倒れこんだ**]
(323) 2012/06/15(Fri) 23時頃
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ばかそんなん覚えんな……っって、あぶっっ!!
[急に視界が塞がれたのと、鳥の突進とでバランスを崩す。]
おっ わあああああああっ!!
[ハナを地面に落とすまいと必死で向きを変え――
どすん。
見事な腹打ちが決まって、悶絶。]
(324) 2012/06/15(Fri) 23時頃
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[クラリッサの言葉>>267に、にぃと笑み浮かべ伸ばす手は カウンターを越えてグラスを強請る。 並べられたクッキーを頬張り浮かべる笑みは、 従兄弟と彼女にしか見せぬ表情。]
おう、ただいまァ、さァ。
[ハナの言葉>>277にも、向ける笑みは深い。]
(325) 2012/06/15(Fri) 23時頃
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きゃー! きゃー、きゃー!
[しりあすな空気を吹き飛ばす、大騒ぎに!]
フィルちゃ…!
[どすん][ばたん][のしっ]
…あわわわわ。
[結局、フィルに護られた、もとい押しつぶす格好に。 あわてて上から飛び降りる]
フィルちゃー?
[おそるおそる、しゃがんで覗き込む]
(326) 2012/06/15(Fri) 23時頃
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よぅし、じゃあ俺はここでお姫様を護ろうさァ。
[フィリップがハナ行く背を見送り、カウンターに足を組む。 背凭れと逆に座り、机に肘を着くとただのろくでなしだが。]
――クッキーも旨いが、腹が減ったさァ クラリス、何か無ぇかァ?
[カウンターの内へと向けて声をかける。 客室へと向かうラディスラヴァの背を見遣り、 肩を竦めて身体を左右に揺すった。]
(327) 2012/06/15(Fri) 23時半頃
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[一気に泊まりが増えた宿は、いきわたらない面もあったかもしれないけれど、シメオンの"体で返す"が想像以上でとても助かっていたから。 ハナの絵を視野にとらえつつ、もらった茶葉と石けんを片づけ]
これだけあれば、しばらくは大丈夫そ――………
[言い掛けて、しばらく、という言葉に物思う。 この非日常は、一日も早く脱するべきで。]
……、大丈夫。
[こぼす口癖。 強請られれば酒と、お湯を沸かし、紅茶をいれて。 がんばってくれたシメオンにもと姿を探しつつ、ラディスラヴァに客室を問われればうなづく]
うん、 是非つかってください。
[空いてる部屋と鍵とを渡し]
(328) 2012/06/15(Fri) 23時半頃
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[ぴくぴくぴく。 人狼にやられる前に死ぬのか……ああせめてファーストキスくらいしたかった…… と気が遠くなったが、まあ、死ぬ事はない。
ゆっくりと起き上がる。 顎を擦りむいた他は、目立った外傷はない。]
ハナは? 痛くなかったか?
[潰れたような声で聞いて]
帰りは、肩車、ナシな。 フィルちゃ、ちょい、痛ぇわ……。
[覗き込む彼女に苦笑してみせた。]
(329) 2012/06/15(Fri) 23時半頃
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―村の中→宿―
そぉ、そうよね。 …昔何があったかは知らないけどォ 加護があるなら、きっと…
うん、…ありがとぉ。
[家から出る時、雑貨屋の看板を「close」にする] [しばらく来れなくなるのかもしれないと思っているから]
ケヴィンがぁ、 起きててくれて良かったわ…。
1人じゃぁ、きっと…
[それ以上、この言葉は続けられないまま]
[日が暮れていく空を少しだけ眺めながら手を繋いで宿まで戻る] [誰か人に会っても手が離れなければ驚いた顔を向けるだろう]
(330) 2012/06/15(Fri) 23時半頃
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[宿に戻っても繋いだままなのかは、彼に委ねたまま] [繋いだ手を、こちらからは離したくはない]
もどったわァ。
[宿に戻れば、既に戻っているだろうクリスとブローリンを見て] [こちらは誰も起きている人はいなかったと、皆にも向けて報告する]
(331) 2012/06/15(Fri) 23時半頃
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[ハナとフィルが猫と鳥探しに出てから暫くして。 多少湿り気はあるものの、何とか着れる程度には乾いたシャツを着て、食堂の方へと戻る。 カウンターで行儀の悪い座り方をしている男を見ると、自分も同じように座る。]
ケヴィンに見つかったら怒られるよォ。 ハナが真似するってさ。
[クッキーが残っていれば手を出すだろう。 話題に上げたふたりとも今は姿が見えない。]
(332) 2012/06/15(Fri) 23時半頃
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いたーの。ないない。
[なでなで]
ハナ、だいじょぶ。
[大騒ぎで一度傍を離れていた猫は、 再びくるくると尻尾を揺らしながら近づいてきた。 トリもそばにいるだろう]
フィルちゃ、かえろ。
[しゃがんだまま、小さな手を差し出す。 嫌がられなければ手をつないだまま、宿へと**]
(333) 2012/06/15(Fri) 23時半頃
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シメオンは、噂をすれば何とかだねぇといいつつ座り方は直さない。
2012/06/15(Fri) 23時半頃
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ん、良かった。
[差し出された手に一瞬目を丸くして、握り返す。 誰かと手を繋いだのなんて、随分久しぶりだ。 そうして、宿に着いたのは、ローズマリーとケヴィンの少し後。]
(334) 2012/06/15(Fri) 23時半頃
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こっちも、収穫は無しさァ。
[戻ったローズマリーへと、「報告」を肩竦めて。 キキ!キキ!と、肩の小猿がやけに騒ぐ。]
…なら、お前も一緒に怒られてくれるンさァ?
[シメオンの言葉>>には、にんまりした笑み向けて。 かといって、自分が行儀を正す気は無く。]
(335) 2012/06/15(Fri) 23時半頃
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[ハナがフィリップと宿に戻ってきたのなら絵具と紙を渡し] [ふたりの着替えを鞄ごと祖父へ手渡すつもり]
…ケヴィンは、夜どぉするの?
[家に戻る、もしくは1人で寝ると言われるのなら止めず] [何もなければハナと祖父と共に眠るつもりで**]
(336) 2012/06/15(Fri) 23時半頃
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