人狼議事


66 【突発】世界滅亡のお知らせ。

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靴磨き トニーは、メモを貼った。

2011/10/02(Sun) 01時頃


[それは今までの幻視とはあまりにも異なっていた。
上も下も、光もなければ闇もない。自分の体もそこにはなく、畢竟、自分という存在の境界すら曖昧で。

ただその場に在るのは、圧倒的にして根源的な畏怖。

恐らくそれは、名をつけるならば「神」なのだろうけれど。
教会が謳うような輝かしい慈愛とは掛離れた、ひたすらにおぞましく巨大な、まったく別の何かだった]


この世界が終っちまうのは、俺たちが何かしたせいでもなく、この世界が悪いわけでもなくて。
ただの反復運動なんだ。更地にして、種をまいて、育ったら刈り取ってまた更地にして。そういう、反復。

[その仕組みの前には、世界の姿も生きたいという欲求も、ただの瑣末事]


【人】 靴磨き トニー

―半回想・ユグドラシル前―

[アイリスの箱――としか呼びようのないそれがいつの間にか移動していたことに、少年は首をひねったが、それは些細な問題だった。
目の前の大樹、色のない、そして心から砕けていくような空を見て、少年は笑った。

はっは……

声にはなっていなかっただろう。
「あ」という少女の声につられ、彼女の見る方を眺め、色彩鮮やかな鳥を目に止める。
少年はその見たこともない鳥の美しさ、そしてその背後にある空とのアンバランスなまでの対極に、見とれた。

不意にアイリスに手を繋がれただろうか?
鳥を乗せる男はトニーの名を知っていただろうか?

やがて、>>0の声が聞こえた]

(40) 2011/10/02(Sun) 21時半頃

【人】 靴磨き トニー

逃げた先から滅んでいくっつうのに、どこに逃げるんだか。
はっは!

[>>0:112の声には、挑発的に]

箱庭をぶっ壊すのと何も変わらねえんじゃねえの。
箱の中に蟻の巣作って、自分で水流してすべてを無に帰して、それがでかくなっただけじゃん。

俺たちは、その水が流れるのを今こうして眺めてるんじゃねえのかな。

[アイリスと手を繋いでいるなら、きっと強く握り返したことだろう]

俺の世界は魔物が世界を喰らい尽したよ。
だから……。

[何かを思い出したように黙る]

(44) 2011/10/02(Sun) 22時頃

[この時に見たものは、終末に関する幻視ではなかった。
精神の崩壊を防ぐために、一度堰き止められた「情報の理解」。
もつれた形そのままで留め置かれた糸玉のような情報を、ゆるやかに解きほぐしていく]

「あの存在」にとって、世界や俺らなんて何の意味もなくて。
それでも俺らは勝手に自分や世界に意味を見つけようとする。
……もうすぐ、ぺっしゃんこに折りたたまれちまう世界だってぇのに。

[遠くから、柔らかな声が聞こえる]

なぁ、それでも、幸せだと、意味があると、お前さんは言うのかい?


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