62 あの、夏の日
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全く…どうしてこうも、何処の委員会もこんなに予算を計上してくるんだ…
[少年が見ているノートには、学校の各委員会の希望予算が纏められていて。
生徒会副会長である少年は、帰省した会計係の代わりに数字と戦っていた]
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/08/27(Sat) 00時頃
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――外・水場――
[いつも通りのジャージ姿。 その手には、巨大な水鉄砲。
水道水は水鉄砲のタンクへと吸い込まれてゆく]
あついあついあついあつい……
[呪詛のように呟く言葉。 毎度毎度懲りずに仕掛けるイタズラ。 回転の早い頭は、こういう所に発揮されている]
あーつーいー
[水の注入が終われば、談話室へ乗り込むつもりで。 ターゲットは、とりあえず見かけた人、誰でも良し]
(9) 2011/08/27(Sat) 00時半頃
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[ぱたぱた――
じゃらじゃら――
静かな廊下に響く、少女の発する音。]
――――ん?
[廊下の先から聞こえてくる音に、顔を上げる]
あの音は……
[小さな足音と]
……小さな金属、か?
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[茹だる熱気で、汗が止まらない。 明るい声>>13に、出所はどこかと一瞬捜すものの。 いい武器、と言われ、にいと笑って、手を上げて返事をした]
だろー!? この前、ホームセンターで買ってきたんだ
メアリーちゃんも、やるー?
[武器のストックは、あと2つ有る。 1年と2年、毎年購入しているせいで]
(16) 2011/08/27(Sat) 00時半頃
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まぶし……
[窓枠を乗り越えた瞬間に
瞳に射しこむ陽光に僅かに顔をしかめた。
眩む視界、歪む世界。
だがそれは一瞬の出来事で、外に着地したときには消えうせて]
……走りすぎたかな。
[首を傾げて一人呟く。]
――……ん?
[廊下の先、ずっと先に。
誰かの存在を感じたような、気がして振り返る。]
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[メアリーが選んだのは、2年の時に買った方。 性能は、正直どれも変わらない。 普通の水鉄砲よりは強いけれど……ぐらいで]
誰か、外出てこないかなー さっき見たら、冷蔵庫のガリガリ君が残り2本だったから 誰か買い出しに出てくると思うんだけど
[残り2本と言ったのは、もちろん1本ちゃっかり食べたからである。 ちなみに買い出しの現場に遭遇しないように、ちゃっかり計算していたりする]
あそこの陰、隠れよう あそこなら、いい感じに撃てるからさ
[メアリーの準備が終われば、にたり]
(25) 2011/08/27(Sat) 01時頃
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[聲が 聞こえた気がした]
[煩い蝉の 鳴声の合間から]
――――誰だ?
[気配を 感じ取っていた]
[此処に居る皆とは 違う 気配]
[男と 似ている 気配]
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[うまく隠れられた頃だろうか。 ターゲット、現れる>>30]
メアリ君、来たでござるよ……
[にやり、といつもの笑みを向ける。 テッドは、やっても良い相手。
これが同じ野球部でもマリアンヌだと、死が待っている。 そして後輩の超真面目ケイトだと、地獄行き決定である。
すうと息を潜めて、テッドが近付くのを確認して――]
(35) 2011/08/27(Sat) 01時頃
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喰らえでござるー!
[謎のテンションのまま 小っ恥ずかしいセリフを言っているという自覚も無いまま
少年は背後の少女と示し合わせて、テッドに向かって水鉄砲を発射する――!]
(36) 2011/08/27(Sat) 01時頃
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[二つに結った髪が音も無く揺れる。
遠く、どこかで、誰かが。]
……呼んだ?
[その声は誰ともわからずに。
振り向いても、そこに誰もいない。
近くにいるベネットとは違う。
吹き上げる風に乗って髪がはらはらと舞う。]
メアリー、だよ。
[誰かに届くのだろうか、この声が――]
[談話室の開かれた窓から、涼やかな風が入り込んでくる。
それと同時に――聲も、はっきりと]
メアリー……?
[は、と男は小さく息を零す]
……ああ、聞こえる。
はっきりと聞こえるぞ…?
[聲は、夏の風に乗って来たと思っていた。
だが違う。この聲は、頭に直接語りかけてくるような]
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[テッドのあまりにも良い反応>>41に、にたりとほくそ笑む。 反応が良いから、こうしてイタズラを繰り返す。
ちなみにこのイタズラ癖は、大学生になってからはドッキリを仕掛け撮影するという所まで進化する]
涼しくなるんだし、良いだろ?
それに土団子は俺だけど、カビパンは……ヘクターだし
[もちろんどちらも自分のせいだが、さりげなく罪を他人に擦り付けておく。 あのチョコレートらしき物体、に首をかしげた]
チョコレート? そんなのやったっけ?
[半年前など殆ど覚えていないから。 もちろんそういう意味では元凶は後ろの後輩であるのだが。
イタズラが過ぎると言われれば、少し苦笑して]
ま、良いじゃん?
(51) 2011/08/27(Sat) 01時半頃
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ベネットは、メアリーの水鉄砲を浴びて、萎えた顔
2011/08/27(Sat) 01時半頃
はは。まさか、メアリーとテレパシーが出来るようになったのか?
[まさかな…と、苦笑する少年。
しかし、少年にも好奇心はある]
俺は、ディーンだ。
聞こえるか、メアリー…?
[風が止んだタイミングを見計らい
思考で彼女へと語りかける――]
[水を含んだ髪はもう舞うことはない。
けれど、風は優しくすり抜けていく。
一瞬の無音、その後に。]
――……ディーン、先輩?
[聞こえた。どこからといわれてもわからない。
けれど優しく降ってくるように響いてきた声に]
聞こえます!
うわ、なんだろうこれ、不思議ですね。
[騒がしい音の合間に、そっと声を乗せて。]
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[微妙に途切れた声に一瞬違和感を感じる>>53も その後に続く言葉に、その思考はふっと忘れてしまって。 野球部の混乱は、何となくの空気を感じてはいたけれども、実質は何も知らない。
メアリーがハンカチを出していたから、何もしなかったけれど 少年もいざとなれば、首に引っ掛けていたタオルを差し出すつもりで]
まぁまぁ、それなりに涼しくなったって事で
で、どっか行くの? コンビニ?
俺も行くわ、暑いし、涼しいとこ行きたい ジャンプも読みたいし
[メアリーもどうする、と聞く。 テッドの買い出しに付いて行くつもりで**]
(58) 2011/08/27(Sat) 01時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/08/27(Sat) 01時半頃
…おお!聞こえるか!?
[ハッキリと返ってくる声に、感嘆の声を微かに上げる。
声や先輩呼びからして、テレパシー相手はメアリーで合っている様だ]
吃驚したぞ!まさかいきなりこんな事が出来るようになるとは!!
[不思議です。と答える彼女には、少年の明るい声が届いている事だろう。
堅物な少年とは言え、やはり不思議な事が起きれば驚きもするし、感動もする。
そして]
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/08/27(Sat) 01時半頃
まるで、夢みたいだ――
[そう呟いた瞬間]
[くらり、眩暈が起こる]
[聞こえてくるディーンの声は、それはそれは明るく。
見えるわけでもないのに、首を縦に振って同意した。]
すごいですよね!
でも、本当……どうして、だろう。
どうして、いきなり、こんな
こんな……
[足元に伸びる影、ベルトに下がった星のキーホルダー。
ぽたり、と髪から落ちた雫は闇色。]
こんな風に、……会うなんて。
[自然と漏れた言葉はどこか落ち着いたそれ。
まるで、自分自身の声でないような。]
[陽が作る、見慣れたシルエット。
左右に結わえた髪、大きくない影。
――かわんねーな。
誰かが、そう、言った気がする。]
ねぇ、先輩。
どうして、でしょう。
私、懐かしくて――
[ぶれる思考が声を、震わせた**]
……メアリー?
[明るかった彼女の声が、徐々に暗くなる。
まるで夕日が夜を連れて来る様に、少しずつ。すこしずつ]
おい、大丈夫か…?
メアリー、返事を……
[眩暈を起こす頭を軽く振って、彼女の意識の方へと向かおうとする]
[だが]
[足は、動かない]
[問いかけてくる後輩の、声とは違う聲が不思議と脳に響く]
懐かしい…?
[彼女は一体何処で、何を感じているのだろうか?
そう思うと同時に]
…………?
なんだ、この…胸の奥からの、痛みは…
[じわり、じわり]
[内側からの不可解な感覚に襲われる]
[ノートを手に取る]
[それは、生徒会の会計ノート]
[パラパラと、頁を捲る]
[綺麗だが、何処か拙い字]
[未熟な、財務管理の計算式]
ああ、此処はこんな計上ではいけない――
[不意に出た声は、少年の声ではなく]
[恐らくは、小柄な彼女の。
駆けていく足音に、耳を澄ましながら]
[談話室に差し込む夏の光に、目を細めた**]
[目の前を覆った大きな影。
――おかえりなさーい!
――ただいま……!
そんなやりとりが、あった……ような。
ヤニクは流暢に話しをして。
たくさん話そう、と]
[笑いかければ、ケイトはどう返してくれるだろうか。
――相変わらずなんだから。
そんな風に、言われる気がして。]
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