6 偽りの聖戦《イミテーション・ジ・ハード》
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/20(Sat) 09時半頃
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――それにしても。
[一つの疑問はずっと消えない。 相応しいと思われる解(こたえ)も見つからない]
なぜオスカルが、あの子の身体で……あの時に現れたの?
[思い浮かべるは黒髪と翠の瞳もつあどけない少女。 カサルティリオ特務部隊所属――リル・クラテリス。
最初は父親と離れるのを嫌がってカサルティリオに出入りしていた少女が、すぐに力を見込まれ。 幼くしてこの戦闘機関(せかい)に足を踏み入れたことを思い出す]
(21) 2010/03/20(Sat) 11時半頃
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[今思えば…このような機関に入っていても純粋さを失わなかった彼女には、かつての自分を重ねて見ていたのかもしれない。
もしかしたら、こんな未来(せかい)もあったのかもしれないと]
滅びの連鎖《カタストロフィ・チェイン》はまだ続いている… 「任務」を与えられたあの子の身に、何も降りかからないことなどありえるの? いえ、そんな生易しいことなどありえない…
――今の世界が、そんな平穏を赦すはずがない。
[枢機卿を示すは王冠。 その下で交差する剣は我ら。
服に刻まれたカサルティリオの紋章に触れ、少女の身を案じた]
(22) 2010/03/20(Sat) 11時半頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2010/03/20(Sat) 11時半頃
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―河口湖の畔―
[ 運命の基礎となる9人《シャダイ・エル・カイ》と情報を交換する。 ]
セシルの推測(>>17)は正しいと思う。 我が魔眼が捉えている滅びの根源、 別の世界の終焉とは失われた清水の地《ロス・アクウィエス》なのだろう。
河口湖は失われた清水の地《ロス・アクウィエス》へと繋がる1番の場所だからな。 ガラガラ蛇《ラトルスネーク》の行動にも納得がいく。
(23) 2010/03/20(Sat) 11時半頃
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[その瞬間は、確実に、]
―――あ。 嗚呼 。
[来た。]
鏡 Spiegel 黒 まぼろし 紅 白 庭園 Mystica Rosa Weisswald アリス 世界を Schach Sefira 幻燈鏡 あるべき姿に
[永い刻の中に埋没していたモノ。 思い出す、記憶]
(24) 2010/03/20(Sat) 11時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2010/03/20(Sat) 12時頃
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[ ラルフ(>>16)「あの蛇……結局何の情報も落としてはいません。」を受けて ]
蛇の目的は人魚…、銀髪の女性と河口湖だった様だね。 推測に過ぎないが、失われた清水の地《ロス・アクウィエス》への道を拓こうとしていたのかもしれない。
(25) 2010/03/20(Sat) 12時頃
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[この世界の理を知った。
自分の過去の罪を、目的を思い出した。]
すっかり、忘れてた。
おもいだしたよ。
くすくすくす・・・
[その笑いは、今までのものと違っただろうか。 瞳にちらり、光が走る。
笑いながら、そろそろ彼らは目覚めただろうか、と ベネットたちのいる部屋へ向かって行った。
輝きは、狂気からか、使命からか? それは本人のみぞ知る]
(26) 2010/03/20(Sat) 12時頃
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なん……だって……。
[wolf-zが示した情報。それは九州と呼ばれる地が消滅した事。 いや、それよりも重要なのはこの中に偽りのジーニアス……すなわち我々の敵が存在する事であった。 偽りのジーニアスについての更なる情報を求め、wolf-zのキーボードを叩く。**]
(27) 2010/03/20(Sat) 12時半頃
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[森からの帰り道、アリスの声が響く]
くすくす。 だって、一番安全なのはここだもの。
これから彼女たちのところへ向かうけれど。 ボクはどうしたらいいのかな?
姿さえ映せれば、どこにでも連れて行けるよ。
くすくすくす・・・
[何が楽しいのか、笑う、笑う]
(28) 2010/03/20(Sat) 13時頃
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[じゃらん、と適当な和音を奏で。] >>23>>25 あるいは――塞ごうとしていたか。 拓くだけでいいのなら、穢す必要はないだろう。……まだ他になにか、ある。 きみの眼で、その銀髪の女性とやらの行方は追えないのかい? どうやらこの滅びの運命に深く、海よりも深く関わる人物のようだけど。 [嘆きの河の水面には、彼女の姿は映せない。ずきり、と右眼に痛みが走るだけ。 純白はまだ気がついていなかったが、その瞳は再び血を流したように紅く染まって。] ……なんにせよ、この世界に留まっていても、この世界は止められない、ということだね。 失われた清水の地《ロス・アクウィエス》―― ――彼の力ならば、拓けないだろうか。 [湖と戯れるように湖畔に佇む、サイモンを見やり。]
(29) 2010/03/20(Sat) 15時頃
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……?
[オスカルのくすくす笑いと一緒に。 鏡から孤独の旋律(しらべ)が聴こえる。
とても小さい声霊(こえ)だったが、頭によく響く歌]
人魚姫《ディーヴァ》の、歌…?
(30) 2010/03/20(Sat) 15時半頃
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[――――ドクン]
[人魚姫《ディーヴァ》
『赤い血で濁って』
――――残酷な記憶《Marchen》が、這い寄る]
(31) 2010/03/20(Sat) 15時半頃
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[物言わぬ子供たち。
緋色に染まった光景]
『 』
[過去に葬り去った名前で、私を呼ぶ漆黒――――
そして、緋色の大海に見た人魚姫]
(32) 2010/03/20(Sat) 15時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/20(Sat) 16時頃
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う、くうッ…
[残酷な記憶《Marchen》がこんなにも生々しく蘇ったのは久しぶりで、左手で頭を強く抑える。
鏡から聴こえるオスカルの言葉には]
――いえ。私がしてほしいことは、特にない…
その女性とあなたは…知り合いでは、ないの? ……あなたの方が積もる話も、あるんじゃない。
もしその女性とベネットが地上に還りたそうにしていたら、ちゃんと還してあげて――心配している方がいるかもしれない…から。
[そう返して、少しおぼつかない足取りで湖畔を歩み始めた。 足取りはじきに元に戻るだろうが]
(33) 2010/03/20(Sat) 16時頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2010/03/20(Sat) 16時頃
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[ セシル>>29「きみの眼で、その銀髪の女性とやらの行方は追えないのかい?」を受けて、 ]
うん… 鏡の中に消えた所までは追えたんだがね… >>0:349 どうにも鏡の中というのがその… 勝手が解らなくて… ちょっと時間がかかるんじゃないかな?
(34) 2010/03/20(Sat) 17時頃
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[うた。かなしいうた。 これはきっと、銀の声。]
ボクは・・・銀を知っている、かもしれない。
[泉のコリーン・・・清廉の人魚姫<<ホーネスティ・ディーヴァ>>。 もっとも。 そう呼ばれていたのは昔の話だったろう。]
ずいぶん昔だったから、少し変わっているようだけど。 くすくすくす。
[いつの日にか、一度だけ。 血に見た姿は、とても清廉とはいえなかった―――]
ベネット。 この体の主のことかな?くすくす。
[アリスの様子には、気づかぬふりをして。 わかったよ、と一言告げた。]
(35) 2010/03/20(Sat) 17時頃
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[運命の基礎となる9人《シャダイ・エル・カイ》に潜む、偽りの《イミテーション》ジーニアス。] ――彼、なら。 [――探し求めるその人《喪われし詩》ならば、相手の本質を見抜くことができた、はず。 ずきり、と右眼が痛む。ああ、やはり肝心なことは上手く、*思い出せない。*]
(36) 2010/03/20(Sat) 19時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/20(Sat) 19時頃
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>>19 [湖畔を歩いていると、竪琴の音色が響き渡る。 澄み切った音色(しらべ)は、周りの空気さえも清浄と化す。
そして――先ほどの人魚姫《ディーヴァ》で蘇った記憶によるリンデルの心の疼きまで、浄化していくよう]
……この奏者も力在る者《ジーニアス》?
(37) 2010/03/20(Sat) 20時頃
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[――ドクン]
[ああ、まただ……
先ほどのような記憶の奔流とは違い、心の痛みは伴わない。 頭の中に何かの光景が流れ込んでくる]
(38) 2010/03/20(Sat) 20時頃
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『……本当なのですか? ――――本当に、この逃れえぬ鳥籠(おり)から、私を解放(さら)ってくださるの?』
『ええ、あなたの帰還(かえり)を待っています―― 。 そして、 へ共に……』
(39) 2010/03/20(Sat) 20時頃
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[銀の歌声とはまた違う調べが、微かに耳に届く。 外の音はこちらに聞こえないはずなのに、何故だろう?]
きっと、ふるいうた。
[どこか懐かしい響き。 何かまだ、忘れていることがあるような気がした]
(40) 2010/03/20(Sat) 20時頃
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[光景は、濃霧がかかったかのようにひどく曖昧で。 目の前にいる人物の姿さえもわからない。 聴こえた声にも、一部に明らかな途切れが見られる。
しかし、女を一番混乱させたものは]
なに、あの“声”…… ――――なんで私と同じなの?
(41) 2010/03/20(Sat) 20時半頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2010/03/20(Sat) 20時半頃
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[チェスの部屋に帰れば、 歌う銀と、濡れた青年。]
―――こんにちは。
あの鎖から解放された気分は、どう?
くすくすくす…
[銀は自分を知って居るだろうか。 青年は、身体を見てどんな反応をするだろうか。]
(42) 2010/03/20(Sat) 22時頃
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― トランシルヴァニア・ノインシュルツ大聖堂 ―
[次元の異なる空間へと吸収されたユーラシア大陸。
その何処かの神殿で、祝福の鐘が鳴る。《影》達は歓喜の声をあげる。
《主》が!《主》が再び降臨する!!
永きに渡りその主人を喪っていた玉座。
忌まわしき《聖戦》により、封印されたその主。
その高貴な魂の波動を、熱き血の昂ぶりを、確かに聞き届けたのだ!
嗚呼、麗しき我が主よ、
王の中の王、闇の中の覇者、高貴な血を持つ悪魔――
従僕達は、主の到来を待ち望む。
《鍵》は王に魅入られている。あれがあれば、王は目覚める。
だから《影》達は、身を捧げる。
闘争が、血の飛沫が、主の眠りを覚ますだろう。
その身を捧げて、主の眠りを覚ます鐘となるのだ。
そうだ――]
【闘いを!生贄を!《聖戦》を!!】
[熱狂的な信仰《フェイス》が、漆黒(くろ)い大聖堂に満ち溢れる。]
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【―名も無き白い森《ヴェイスヴァルト》―チェスの部屋―】
[横たわる同じ姿―――身体たる魄≪カァ≫と魂≪バァ≫とに分かれたベネット… 静謐で生命が発する毒が存在しないこの森で、静かに魂魄に変化が起こる…
初めに額が白色に輝く―――第一のセフィラ≪ケテル≫ 次に左肩が灰色に輝く―――第二のセフィラ≪コクマー≫ 次に右肩が黒色に輝く―――第三のセフィラ≪ビナー≫ 次に左腕が青色に輝く―――第四のセフィラ≪ケセド≫ 次に右腕が赤色に輝く―――第五のセフィラ≪ゲブラー≫ 次に胸央が黄色に輝く―――第六のセフィラ≪テファレト≫ 次に左腰が緑色に輝く―――第七のセフィラ≪ネツァク≫ 次に右腰が橙色に輝く―――第八のセフィラ≪ホド≫ 次に臍部が紫色に輝く―――第九のセフィラ≪イェソド≫ 次に丹田が透明に輝く―――第十のセフィラ≪マクロト≫
そして、魂に“神の真意≪ダアト≫”―――歪な日本地図が描かれたまま]
(43) 2010/03/20(Sat) 23時頃
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― 河口湖畔 ―
[重い瞼を、ゆっくりと開く。 どれぐらい眠っていただろうか……長い長い夢を見ていたようだ。 ゆるりと頭を振って、身を起こす。]
……ここ、は。
[呟いて見渡せば、広がる湖がさっきの戦闘を呼び覚ました。 そしてその共鳴《シンクロ》から得た事…… 自分の中に、もう一人の自分――いや、内なる真の魂がある事も。 ぐ、と心臓の辺りで拳を握り、呟く]
――早く。覚醒(めざ)めなくちゃ。
[この魂が、呼んでいる。]
(44) 2010/03/20(Sat) 23時頃
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[――記憶、
思い出したもの。]
ボクは。 アリスを幻想庭園へ連れて行き そして奇しき薔薇を見せたかった―――
[されども、 楽園とも呼ばれる箱庭への 扉は固く閉じられて。
門は自分の中にあるけど、 どうにもこうにも開かない。
入場口にて立ち往生。 導く鍵は、どこだろう?]
(45) 2010/03/20(Sat) 23時頃
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…へぇ。
[輝くベネットを見つめ、]
幻燈鏡<<セフィラ>>の、いろ。
[どうやら彼は、自分と何か関係があるらしい。
彼の側に落ちて居る、 涙輝石<<ブルートルマリン>>を手に取って]
これなら、多分。
少し、貰うよ。くすくすくす…。
[輝く石を、 ひとつぶ、ふたつぶ、いくつか口に放り投げる。
その味は、少年が知らないモノであったが、 きっと“哀しみの涙”の味だったのだろう**]
(46) 2010/03/20(Sat) 23時半頃
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[辺りを見渡すと、純白(しろ)い服を身に纏った男や、魔眼を持つ男が言葉を交わしている。 その中に含まれるキー・ワード……]
失われた清水の地《ロス・アクウィエス》…… そこにも《影》――咎屍《ナイトウォーカー》が、いるの?
[気がつけば、そんな事を男達に問いかけていた。 問われれば、自己紹介もするだろう。]
あ、ええと…僕、如月・翔太、です。小学六年生。 《影》を、倒したいんです。
(47) 2010/03/20(Sat) 23時半頃
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