54 CERが降り続く戦場
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……――。
…あの閉ざされた場所、 なつかしいわ。 あんなに、 遠ざかってしまった。
《私》 なら。 …もっと… 貴方に、なにか。できたのかしら。
[糸の繋がる指先を伸ばす。 彼女に触れることは出来ただろうか。]
(1133) 2011/06/05(Sun) 11時半頃
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[蒼海色の耳と尻尾。きっとぷるぷると震えているわね。 シャンプーやドライヤーと一緒に持ってきた新品のタオルで彼女を包む。くしゃくしゃっと拭こうとしたら、怒られるかしら?]
ねえホリー
[そう一拍だけ言葉を置いて、私は自分の帽子を脱いだの。ピンク色の髪にまぎれて、多分とても、見えにくいと思うけれど。そこには確かに動物の耳(あえて言うなら羊かしら)のようなものが、しっかりついている事でしょう。]
お揃いね
[私は自分の耳の端っこを軽く掴んでそう笑った。]
(1134) 2011/06/05(Sun) 12時頃
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[シャワーが一区切りした後。
さて問題はお洋服だわ。 体操服ならあるけれど、それで大丈夫なのかしら。(必要そうなら代えの帽子だってあるわ)さすがに制服の予備なんて、持って来ていないもの。]
(1135) 2011/06/05(Sun) 12時頃
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―《運命》と《栄光》が対峙する―
[>>1074 眼鏡の少年――ロビーの声すれば 顔を向け、真っ直ぐ見て。 >>1082ツェツィーリヤが止めるのを 肯定するように頷いた。
>>1089ネルの言葉には、 表情を少しだけ曇らせて 少しだけ俯いた。
一度《運命》へ顔を向けた。]
……――《この星》に 事態が留まらなくなるまで もう、幾らも…――ない。
(1136) 2011/06/05(Sun) 12時頃
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− 夢の痕 −
[客が多過ぎたのか、事態が動き過ぎたのか、水鏡を眺めながら、久しぶりに転寝位してみるかという気になった。
部屋のコーディネートなど適当で、必要だと思うものはいつの間にかそこにあった。
その一つである大きなソファに体を伸ばして軽く目を閉じる。
無論訪問者があればすぐに体を起こすだろうが]
(1137) 2011/06/05(Sun) 12時半頃
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[†第七天国† 動けない《栄光》は口惜しげに眉を寄せた]
「嗚呼。ほんとうは。 《過去》には――私には叶うことのない 無垢なる夢を見続けてほしかったのに。」
[足元から忍び寄る闇の気配、 ひび割れたところから染み出してくる。
《過去》と同じ色の蒼い眸は、 †女神然としてそれを睨む†]
(1138) 2011/06/05(Sun) 12時半頃
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さっきの『ドア』の男性ですよ。 お礼なら、今言えば彼には『見えて』いるでしょうから伝わると思いますよ。
[料理の作り主を探す陽の少年>>1130に、空を指さしながら笑みを浮かべた]
(1139) 2011/06/05(Sun) 12時半頃
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「いずこよりか終焉《ポストレーレム》を携え獣《ベースティア》が現れる。
獣《ベースティア》は日輪を屠り、月輪を千切り、遍く全てに終焉《ポストレーレム》を与える事が許された。
終焉《ポストレーレム》の前に潰える命を嘆き、栄光《グロリア》は命の源たる《陽》を二つに割り、表裏なす世界にそれぞれ与え、存続を願う」
(1140) 2011/06/05(Sun) 12時半頃
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「だが直後。
《魔界》と呼ばれるモノ達の反乱が始まる。
それは《陽》の力を分けたため。
分けた《陽》を元に戻す事は叶わず、《陽》から生まれた表裏の後継者に託された。
そして栄光《グロリア》は魔界戦争と呼ばれた顛末を見届ける。
魔界戦争に終焉が来る頃、獣《ベースティア》もまた姿を消した。
《コキュートス》に封じられたとも栄光《グロリア》が封じたとも囁かれたが、獣《ベースティア》の名は忘れ去られ、名を刻むモノは存在しない」
(1141) 2011/06/05(Sun) 13時頃
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[うとうとしながら浮かんで来た失われた一つの伝承に首を傾げる]
何か懐かしい話を思い出した気がするな。
誰だったかな、この話したの…。
[失われた伝承を伝える人物など極限られている]
あの記憶力のない子悪魔だったか、風のにいちゃんだか。
風のにいちゃんはないか。 若過ぎるし。
まぁどうでもいいか。 子悪魔でも覚えてないだろうし。 だから何だって言う話だしな。
[大きく欠伸を一つして、またソファに横になったまま目を閉じた**]
(1142) 2011/06/05(Sun) 13時頃
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それに俺がその獣《ベースティア》自身だしな。
[遥か昔の記憶が誰かから伝えられた伝承と共に思い出される。
カミと呼ばれるに相応しい力を持った者達が幾人も挑んで来た。
それらを悉く沈め、踏み締めるモノ全てに終焉を与えていた。
挑む者の数が徐々に少なくなり、最後に現れたのは栄光《グロリア》だった]
「私の話を少しだけ聞いて下さい」
[奇妙だった。今までの様に突然襲い掛かって来る事も無く、静かに輝く様な笑みを浮かべたまま話しかけて来る。
気紛れな獣はそれを面白いと取り、語る言葉に耳を傾けた]
(*35) 2011/06/05(Sun) 13時頃
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《6666》の《言の葉》のかわりに。
どうぞ《干渉》しないで下さい。
《私》の《存在》において。
(*36) 2011/06/05(Sun) 13時頃
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―― Front・海上 ――
海が鳴っているわ。
[ごうごう、ごうごう 渦巻いて、暗澹の空の色を映す海は禍々しさを放っていた。
箒に乗って俯瞰する世界は、 少しずつ、何かが軋み始めていた。]
アメーリア。この世界は終焉るのかしら。
[後ろから自分に捕まる従者に問いかける]
「答えかねます……」
そうよね。
(1143) 2011/06/05(Sun) 13時頃
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[その言葉通り、栄光《グロリア》は6666の言の葉を紡ぎ続けた。
その中に《陽》を二つに分け、力を託す件もあったが、獣は黙ってそれを聞いていた。
そして《6666》の代償を聴き終えると]
《負》の言葉以外をこれほど長く貰ったのは初めてだな。
いいだろう、今はその勇気と知恵で俺に向かって来たことが気に入っている。
気分がいい。
今ならその願い聞き届けてやる。
[獣は調伏された訳でも、撤退した訳でもなく。
ただ栄光《グロリア》が気に入ったと言うだけで与えられた蝕《デーフェクトゥス》で《潜む》誓約をしたのだ。
全て獣の気紛れ。
(*37) 2011/06/05(Sun) 13時頃
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一度くらい栄光《グロリア》と戦っても良かったけどな。
[獣はもう一度欠伸をしてそう呟いた**]
(*38) 2011/06/05(Sun) 13時頃
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Θάλασσα Εμφάνιση Κακία 〘海からいずる悪意〙
Έχθρα Καθαρίστε 〘その憎悪を浄化せよ〙
[鍵の形をした長いスティックから 海へと魔力を送り込んでは見るが、 何せ相手は広大な海原。 凪ぐことは、ない。]
(1144) 2011/06/05(Sun) 13時頃
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[うとうとする中で僅かに力を増した天狼>>*34を感じ取る]
少し力目覚めたか? 無理すんなよ。 今そこで暴れたら、他の連中に殺されるぞ。
まだそこまでの力は戻って来てないからな。
[あふっ、と欠伸ひとつして忠告だけはしておいた**]
(*39) 2011/06/05(Sun) 13時頃
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昔、アーカイトも海の民によって滅ぼされたわ。 ――――全てを飲み込む、海。
[言っている傍から、海の渦は勢いを増し]
此の儘じゃ拙いわね。
[悠長に言っているが、非常事態だった。 海は荒れ、大きな津波と成り、世界中がその水の壁から襲われることは、最早止められないだろう。]
(1145) 2011/06/05(Sun) 13時半頃
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[ザアアァァァァ――――]
[島という島は、水の壁に呑まれ沈んでいく。 沿岸も、じわじわと浸蝕されゆく。]
…―――
[せめて、"集いし者"達を守るべく、箒は方向転換する。 終焉英雄学園がある方向へ向かう水の壁へ魔力を放った]
Τείχος του νερού Κοπάζω 〘大いなる水害に せめてもの凪を〙
(1146) 2011/06/05(Sun) 13時半頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2011/06/05(Sun) 13時半頃
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――終焉英雄学園近く・沿岸――
[箒で飛びながら魔力を送り続けるのは意外と消耗する。 すとん、と海岸に降り立つと、水の壁と向かい合った。
何かの違和感。 水の壁は津波ではなく―――此処に襲い来る水の塊は 何か思念を持っているかのようだった。]
そういうことね。
[横に下りた髪を後ろに流し、鍵の形をしたスティックを握りしめる。 程無くして、水の塊の中から現れたのは
荒れ狂う巨大な鯰だった。]
(1147) 2011/06/05(Sun) 13時半頃
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あ、そうだそうだ。
[うとうとしていたが、ふと《Rebirth》を望む者の存在を思い出し、起き上がると水鏡の淵を叩き呼び掛けた]
忘れてた。
超上位種《エルダーロード》が何か面白い事になってるぞ。 栄光《グロリア》の対となる運命《フォルトゥーナ》が出て来てる。
[楽しそうにそう告げて、何があったかと問われれば、見ていた事をそのまま教えるだろう**]
(*40) 2011/06/05(Sun) 14時頃
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差し詰めこの辺りの海の主ってところ?
[スカートを翻してアメーリアに弓と矢を手渡し、 己は召喚魔法で闇鍵《ムーンレス・キー》を呼び出す。]
下手に近づいたら感電するわ。
[ヒュンッ―――― ヒュンッ――――――
二人の投擲武器が、鯰へと襲いかかる]
(1148) 2011/06/05(Sun) 14時頃
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アリスは、オスカーはあの後大丈夫かしらと考えた。
2011/06/05(Sun) 14時頃
アリスは、ポーチュラカの 糸 を ふと思い出した。
2011/06/05(Sun) 14時頃
アリスは、タバサがどこかに出かけた事は、知らないまま。
2011/06/05(Sun) 14時頃
アリスは、 ―――― 羊は ふと *何かの夢《記憶》を見るだろうか*
2011/06/05(Sun) 14時頃
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水は焔に強く、焔は草に強く、草は水に強い。 そして電気に対抗するのは、地属性。
[鯰は地鳴りを響かせ、海から女二人を襲う津波を呼び寄せる。]
ια παράδειγμα κισσός, διαδίδοντας τις ρίζες από τα δέντρα 〘蔦え、木々から広がる根の魔力よ〙
[投擲された闇鍵が一斉に芽吹き、一瞬で種から根と化して、大きな防御壁を作る。]
Οι ρίζες θα ανατρέψουν το ηττημένο 〘そして、根は敗者を蹂躙するだろう〙
(1149) 2011/06/05(Sun) 14時頃
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[根は鯰に寄生し、そして水を吸い取るように、魔力をドレインする。]
意外に魔力を蓄えているのね。
[それをじわじわと奪って行った。 アメーリアが防御壁の間から弓矢でダメージを与えている。
近辺の海はこの主さえ倒せば少しは凪ぐだろう。]
一気に決めるわ。
(1150) 2011/06/05(Sun) 14時頃
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[魔女は箒に跨り、遙か上空へと舞い上がる。 防御壁を越え、溜めた魔力を一斉に鯰に放った]
Χαμένη αθωότητα! 〘ロスト・イノセンス〙
[草属性の魔法は鯰から水分を奪い 一気にそれは萎み干乾びて、 やがて、消失するように姿を掻き消した。]
(1151) 2011/06/05(Sun) 14時頃
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[結界を解けば、弓矢を手にするアメーリアの元に戻り]
……やっぱりね。
[何か納得するように頷く]
あの鯰。 鯰ではなく、異形だわ。 死体が消失したのが証拠ね。
おそらくは元は唯の鯰だったんだろうけれど 乗っ取られた、と謂うのが近いかしら。
何にせよ、世界中で似通ったことが起こっているわね……。
(1152) 2011/06/05(Sun) 14時半頃
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―海上―
…そうか。この星は終末を迎えるのか。 どんなものにも寿命はある…星も例外なく。 守るべきものを失い、彼らは戦えるのだろうか…
[荒れる海に現れた大渦や巨大な津波。安全な場所などどこにもなく、島が、人が、国が飲まれゆく。宙に浮かび、海を見下ろしながら片手の平を上に向け、口元に持っていき]
……僕に出来るせめてもの慰めだ。 “眠り姫の子守唄《ララバイ》”
[ふぅっと掌の上に息を吹きかける。目には見えぬ眠りの風が、大気に乗って世界に広がっていく。力を持たない人間は、たちまちの内に眠りの世界へ旅立つだろう。世界が終わる恐怖に襲われる事なく、優しい夢を視ている間に全ては終わる**]
(1153) 2011/06/05(Sun) 14時半頃
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まさか、世界の終わりに立ち会う事になるとはね… これも、世界に与えられた運命《フォルトゥーナ》か…
[聞かせるのを目的としていない呟きは、海に*消えた*]
(1154) 2011/06/05(Sun) 14時半頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2011/06/05(Sun) 14時半頃
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― 爪跡深き学園 ―
もしこれが『機関』の陰謀だったなら。 余りにも御大層な陰謀だよね……本当。
[誰かからの差し入れの食事。 ありがたそうに食べながら、ポツ、とそんな事をごちる]
話題がそもそも可笑しいもん。 この惑星(ほし)だけじゃなくなってる。
[別に超上位種《エルダーロード》があの時視た『機関』だとはさらさら思って居ない。 今訪れつつある異変は、『機関』如き、余りにも些細な問題なのか。
然し未だ、そもそも『機関』等と言う物が本当にあったのか―― ――只律法《ルール》を尊守しようとする槍真の視た実の無き『幻想』だった、とまでは考えては居ないのだが]
(1155) 2011/06/05(Sun) 15時半頃
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フィルさんも今は大人しい。 でも、ただこれだけで全てが解決するには……
[空を見上げてみよう。 そこある≪闇≫は咎人の手を離れ独立した存在として天空に遍く]
……"何時の間に"空がこんな酷い事になってるんだろう。
[気付く者も居ただろうか。 まず第一に、あの暴走の記憶が、咎人から消滅していると言う事]
(1156) 2011/06/05(Sun) 15時半頃
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