人狼議事


47 Gambit on board

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視点:


 ……理想では。それだけでは。

 人は、国は。
 護れない。

[廊下を一人で歩きながら。ぽつりと零した声は、きっと誰にも聞こえなかった。]


 …………

[廊下のざわめきを聞く。
 ああ、時、なのかと。]
[眉が自然とよる。選ぶべきは?
 ここ、にいると理想を妄信したくなる、けれど……]



――…、

     …この国は、揺れるな。


[独り、誰に聞かれることなく呟きは落ちる。

揺れぬ筈が無い。
協定や条約を結んでいると言え、先の鳴銀の話にしても――
あわよくば、と思われるだけの理由を、この国は持っているのだから。]


助手 ゲイルは、メモを貼った。

2011/03/21(Mon) 01時半頃


【人】 助手 ゲイル

[>>0:318 テオドールの陰りのある返答に、ただ頷いた。
同じころ、扉を出た第一皇子を看護スタッフが呼びに来ている事に気付く]

 ………とうとうか。

[窓辺に寄り、皇帝の寝室の方に視線を投げる。
その御姿が見えるはずもなかったが、己の副官であるが、王室付きの主治医であるティモシーは恐らく看取りの為に其処にいるのであろう]

 ………良き旅立ちを

[何かに、魂の流れる音―――森人が聞くことができるという、ライフストリームに耳を傾けるように。しばし瞑目した]

(10) 2011/03/21(Mon) 01時半頃

[ここ では、通って当たり前。と思われている休戦も
 それを実施するために、如何程の血が流れたか?
 しかし、その多くの血でこじつけた前線の休戦も、
 敵国が体制を整えるか、それ以上の火力を
 休戦中に配備、するまで、のこと。]

[いまだ、これだけの師団を抱えて、
 新たな機械兵器の開発も推し進めて、
 維持している戦線なのだと言うこと。
 言葉では第一皇子も理解、できている
 ……のだろうけれど……]


助手 ゲイルは、メモを貼った。

2011/03/21(Mon) 01時半頃


[それに、今まで戦で生きた人間は、どうすればいい?

 己が師団の多くを思い浮かべて、視線を落とす。
 イアンにとって15師団は家族のようなもの、だった。
 ……だから、休戦が成功する道があったとしても、
 その後、削られていく軍備の影響を思う。]

[けれど、彼らに戦から手を引かせることができる。
 とも、同時に思えば…………ここのような
 賑やかさを、彼らにも届けば………]

[己の甘さに決別ができぬまま、
 イアンは第一皇子も第二皇子も、
 選べぬ気持ちのまま廊下を歩く。]


[―――――――。

頭の両側に浮く能力制御装置。
第9師団によって開発されたものであるというそれは、自力で能力制御の出来ないナユタ・M・エンライが帝国で、軍で生きる為に必要不可欠であり、存在意義を根本となるものであった。]


【人】 助手 ゲイル

[>>17 訃報と召集を知らせる声とテオドールに促され、窓辺から離れる。]

 ん、ああ…そうだな。

[木々のさざめき

              小動物の鳴き声

   祭りが終わり

            打って変わって静まりかえる大気

   さわさわさわ

   さわさわさわ

命のさざめきを聴きながら、会議室へと廊下を歩みを進める]

(25) 2011/03/21(Mon) 02時頃

【人】 助手 ゲイル

[思い出すのは、一衛生兵として戦場を駆けまわっていた頃。
己の全力を賭しても救えぬ命たち。
その度に解っていながら力を使い果たして倒れる彼女に、祖父の言った言葉。
噛みしめるように、もう一度心中に止め置き、表情を引き締める]

 私たちがするべきことを、果たそう。

[会議場につけば、既に数人が到着していたか。]

(26) 2011/03/21(Mon) 02時頃

【人】 助手 ゲイル

[会議場に到着すると、『7』の席へと着く。]

 第7師団長、ゲイル・M・ガーランド、到着致しました。
 
[他の師団長へは小さく会釈をする。そしてディーンの計らいにより届けられた喪章を左腕に通す]

 さて、決めかねるものがあるな。
 第一、第二皇子共に国を思うお気持ちは確か。
 和平か戦か。
 大きな決断になりそうだ。

[事実、女の中で結論は出ていない。
だからこそ、こうして話し合うのだろうが]

(30) 2011/03/21(Mon) 02時頃

 
 祖父の手により創られたこの義体には、特殊な回路が組み込まれている。
 
 
 詳しい事は判らないが。
 彼の直属の部下の指示の元、第9師団が開発した装置の中に、
 ひとつだけ。それと同じ回路が組み込まれたものが、在ると謂う。
 
 
 
 ――――。
 
 
 


 
 ≪ ………… ≫
 
 
 
 
 ≪ だれ? ≫
 
 
 
 
 
 その場に在る、どこかから。
 自身のそれと近いものを、感じた。
 


【人】 助手 ゲイル

[黙祷。
それからサイモンの意見を聞き、暫し難しい顔をした後に、口を開く]

 第一皇子か。
 あの方の語る理想は、実に耳に心地よい。本当にそうなればよいと、私も思う。
 だが、果たして本当に成しうることなのだろうか?

 大戦について性急に決めるのでなければ、現地を回り現状を見極めんとする第二皇子も皇帝として申し分ない人材とも思える。
 皇帝の往く道を見極め時に正すのも、我らが師団長の役目だ。

[青い紋章から下がる飾りを指で触れる]

 ―――私は直ぐには結論を出しかねる。

[>>37 七日七晩も必要ない、というラミケシュを見て、そう告げた]

(40) 2011/03/21(Mon) 02時半頃

…、――

[カツン。もう一度。整えられた爪先が机上を叩く。
静寂が満ちる議会室に、妙に響いたかも知れないが――
何処か苛立ち混じりの其れに、何人が気付いたか。]


…アイツなら。
   “和平”を望むだろうな。

[話し合いの続くそこで、ぽつりとただ一言を漏らす。
悲嘆でも、歓喜ですらない。何として滲まぬ平坦な声色。

腕を組み、背凭れへと軽く身体を預ける。
傍から見やれば、何か悩ましげに思案する様にも見えたろう。
深く眉間へと刻まれた不快の色を、
僅か顔を伏せることで誤魔化しきれたかは――知れないが。]


【人】 助手 ゲイル

 選帝の儀は古来より帝国に伝わるもの。
 不安定な情勢とはいえ、そう性急にことを進めたのでは、周辺諸国への警戒を触れまわるようなものというのには、サイラス殿と同意見です。
 前線には十分な兵を配置しているはずかと…

 お心が決まっている方のご意見も、そうでない方のご意見もお伺いできればと。
 私はまだ決めかねているのです。

[議場を見回し、*問いかけた*]

(43) 2011/03/21(Mon) 02時半頃

助手 ゲイルは、メモを貼った。

2011/03/21(Mon) 02時半頃


/*
失礼します。中発言苦手な方も居るかもしれないので控えめに…!
ロールでお伝えしようかとも思いましたがちょっと難しかtt…。

基本活動時間はメモの通り、夜間中心です。
(土日祝も仕事の人種なので、あまり曜日は関係なく…)
が、日中でも覗いてはいますので、相談等あればいつでも呼び出し下さい。
反応鈍くて良ければ動きます。

…あ、あと当方智狼です。
普通の狼希望(を悩んでたくらい)だったので、まさかのバージョンアップに困惑。
ので、暫く設定固めに迷走するかもしれませんが、先にお伝えしとおきますね…

赤の無茶振りも問題ありませんのでどうぞ**
*/


                     [カツン。]

[響く音に、顔を向ける。
 そこでは、己の瞳の色にも似た翠が、苛立ちを、不快を含むような色に感じられた。

 背を伸ばし、姿勢よく椅子に座り。ひた、と視線を固定する。
 意思の読めないであろう無表情では、睨んでいるようにも見えたろうか。

 第3師団長と、第5師団長。
 間に居るズリエルに聞きとがめられてない以上、
 その呟きが己の所まで届く事は無かったけれど。]


/*
おはようございます。

僕も、活動時間は大体サイラスと同じで。休日は、土日関わらず、と言った感じです。

因みに此方は普通の狼さん。バージョンアップに困惑、了解しました。どう他の赤仲間に絡んだものかなぁ、と言は思いつつ、場が進めば何とかなりそうでしょうか。

無茶振りは、思いつけば随時。
此方も振られて問題ありませんと言うかご褒美ですn

此方は、できるだけロールで伝えられると良いなぁとは思いますが、中発言は苦手だと言う事はありませんのでご相談等必要があれば遠慮なくどうぞ。


[そして、ゆっくりと2番の横3番の姿を見る。席は円卓正面。表情は一番よく見えた。

 髭を弄ってその様子に目を伏せる。]


/*
当方人狼です。もうちょっと隠れているのもいいな、と思ったけれど、それぞれご無理などは禁物と。
中身は極力控え了解。なるべくロールにて進めていければいい旨、同じくです。




 ま、それは、    な。

[ディーンの言うランドルフの名前ではてぬるい。
 それは同意できるものである。むしろ……。

 それを思えば、強硬派と呼ばれる弟殿下が皇帝であるほうが、諸国の帝国に対する壁の部分は先帝と変わらぬ強固なものとなろう。
 やればやられる、その姿勢だけでも違う。]


[そして、ぐるりと円卓を見回す。
 1番4番は完全にランドルフ派のようだ。


 男は、このまますんなりランドルフが新帝に納まることに危惧を隠せない。
 平和の幻想を抱いた生ぬるい皇帝に、帝国が惰弱になるのは見えている。
 ただ、ランドルフに大きな不満があるわけではない。平和が嫌なわけでもない。むしろ、空挺部隊として、数多くの戦死者を見てきた部分、平和であることは何よりの理想だ。
 だが、多くの平和に見えるものはその犠牲を影に隠す。]


[男が思うのは、ローレンスであれ、レドフォードであれ、必要なのは、その名の強さ。
 動物界でもリーダーが確固であればその群れは栄える。それは結局は人も同じだ。

 平和を唱えるのであれば、それ相応のそれへの覚悟を決めてもらうべきだと考えていた。




 そう、すんなり決まるなど、手ぬるい…。]


[とりあえず、まずは、苛立ちを見せる3番、サイラスと話をしようかと考える。
 ハナからランドルフのみを考えている連中を説得する時間など勿体無い。


 もし、サイラスの考えが、己に似ているものであれば、その賛同者をまた探す。
 そう、ここは、波乱があえて必要なのだ。

 ブルーノ皇帝が決まるまで擁した7日間と同じく。]


[サイラスは情報のプロだ。
 それなりの通信手立ても持ちえるだろう。
 ローレンスではなくレドフォード、そう思う連中。和平による平和でなく、その強さをもってこの帝国はあることをわかっている連中を…。

 そう、戦いを決めるのは人数ではない。**]


[試されるべきなのかもしれない。
 呟きは、音にはならない。

 31歳。師団長になって数年。
 軍人である父を見て育ったとは言え、その経験は豊かであると言うにはまだ足りない。

 それでも。

 胸の内、固めた決意が一つ。]


[ちらりと、2番の席についているディーンを横目で見る。
 彼には信を置いている。
 きっと、志も同じくするのだろうと。
 さればこそ、この決意を話せない。

 自分が身を退く結果となったとして。
 託せる者を、巻き込めない。]


/*
取り急ぎ。中発言に関する考え方(基本ロールで含む)時間、役職、了解です。
当方は平日仕事で昼間いない(朝6時〜8時半まで鳩対応+昼休み一撃離脱+コアタイム)。土日は予定次第と言うところです。

こちらは囁狂なため、赤より中立、PCの火力、戦闘力がチート的な高さもあるため、結論を先伸ばし+赤と表の展開によっては離反可能性も0ではない(今回赤人数が多目のため……ただ、赤面子の武力が若干低めなので落ち方によりそこは考えて動きます)なので、序盤は赤のお仕事……があまり行えないかもしれません。

ただ、無茶振りその他は可能です。では、あと一時間ほどで本参加します。
*/


[模擬戦は、実践に近いほど効果が高い。

 決意の内容は、凡そそんな所。
 選ぶのは、どちらの皇子を取るのかと言う事ではなく。
 己が、どう動くのかと言う事。

 恐らく一人では難しい。
 さればこそ、誰かを引き入れ巻き込まねばならない。]


[そうして、す、と視線を前に向ける。
 湖水を映したような瞳は、ほぼ正面へと座している鳶色を捉えた。

 相反する能力。己と同じように、前線で戦う者。
 金の為に、動くのだと言う。
 持ち場が違えば、直接話をする事はそう多く無く。
 噂を鵜呑みにするのも馬鹿らしいと思えど、直接問いただす事などしなかった。]

[ひたり、と。その顔を、目を、正面から見据える。
 何か言いたげに、問いた気に。]


[迷いではなく、煮え切らなさのようなものを感じていた。
 それは、直接話をした感触にも、今そこに座っている表情にも。

 珍しく、苛立ちが瞳に過る。

 それは彼が、己と立場の近しい、前線を護る立場である故か。**]


[響く音が耳につく。毀れる小声も。
 感度いい耳は、人の拾わぬ音も、拾う。]

[だから、最初に視線を投げたのは
 ……シェルべり第3師団長。]
[彼は事を急ぎ進めることに
 賛同しかねた人物……だったか。]

 ……………

[では、彼自身は、どう、思うのか。]

[滲む感情を静かに見つめながらも
 ただ、鳶色は思いながら……視線を円卓に戻す。]


[視線を感じる。]
[周囲を見渡すマイコフの視線は
 特には注意するもの……ではなかったが]

[もう一つ……
 視線の色は己には薄灰にしか、見えない。
 そこに赤がなければ、あるのは青。と、知らなければ
 赤以外の色は、よく、わからない……。

 ただ、そこにある感情がわからぬほど
 ”人”に疎いわけでは、ない。]

[けれど、その視線を受けても
 鳶色の奥、燻るものは、ない。

 定まらぬ鳶色は
 静かに、その視線を受けるのみ、であった。]
[それは、己が人間兵器でありながら、一兵ではなく
 前線を護る立場を任じられてる故の……]


 ―――…。

[ぴこり、と動物の耳であるかのように制御装置が周囲の磁場の変動に反応し動く。

強力な磁場の妨害を受けず。
むしろ磁場変動を利用しての通信
ゆらりと議論に沸く円卓のメンバーを眺めていた蒼灰がその元を探す。]


 ………だ ……れ………。
 …こ …此処に …居る、師団長の誰か……?

[組み込まれた特殊回路。
その存在は知らないが、通信にあわせノイズ混じりに問い返す。]


 
 僅かに、黒を見開く。
 
 
 誰かへ向けて発した心算はなかったのだが、
 独り言のような呟きに返ってきたのは、確かな応答。
 


 ≪ イスカが、わかるのか。 ≫


 イスカ……?
 キリシマ師団長?

[再びの通信にノイズがだいぶ消える。
伏せた蒼灰を瞬いてそちらに視線をやる。]


 
 視線が、搗ち合った。
 


 
 祖父から聞いた覚えはある。
 
 
 同一の回路同士にしか発生しえぬ周波数
 共振現象(feed-back)
 
 それが起こる相手が、一人だけ居ると
 


     共鳴 ―Sympathize―     


 
 ≪ エンライ ――――……、 ナユタ ≫
 
 
 
 
 
 ≪ きみが。
 
               そう、なのか。 ≫
 


[視線が絡む。]
 
 なにがそうなのか、は分かりませんが。

 今、そちらにあわせ通信を送ったのはボクです。
 新しい通信機か何かのテストで?
 こんな時に。

[通信妨害の存在である自分が何故通信が可能なのか。
素直な疑問を発しつつも、見詰め合うのが不自然にならぬよう目を伏せ視線を外した。**]


 
 ≪ おじいちゃんの技巧を身に付けているね。
 
   それはイスカと同じ。
   だからこんな、在りえない通信が出来る。 ≫
 
 
 キリシマの発するそれは、声というよりも言葉、
 音というよりも信号、そのもののような。
 受信するナユタにとっては奇妙な感覚かもしれない。
 


【人】 助手 ゲイル

[黙って年長の師団長らの議論に聞き入る]

 両皇子がそれぞれ得手とする分野で国を担うことができれば、とは思うが…

 恐らくこの選帝は、大戦となるかならぬかの分かれ道なのでしょう

 第一皇子が皇帝となれば、あらゆる手を駆使し大戦を回避するでしょう。数多の血に変りに払う犠牲はお覚悟のうえのこと。
 第二皇子を選ぶことは即ち彼の大戦の開戦の意思を肯定すること。お止まりするよう申し入れて聞き入れて下さる方ではない…。

[半ば独り言のように呟く]

 我らが第7師団は、諸兄らもご存じの通り…特殊能力の研究機関を擁しています。一度は検査を受けたことがおありのはずだ。
 能力に応じたリスク軽減や治療法、制御装置の開発の一端を担う反面、能力者の発掘、軍人への登用推薦、能力自体の軍事兵器利用など…つまり生物兵器の開発も手掛けている。
 それが子供であろうと…

[彼女が二年前師団長になった日、初めて知った第7師団の暗部とも言える業務。
彼女自身もまた、数多の検査、実験を受けてきた]

(122) 2011/03/21(Mon) 19時半頃

【人】 助手 ゲイル

 現状の私個人の意見は、
 大戦には賛成しかねる…ということでしょうか

[軟弱と言われようと、これだから女はと言われようと。
大戦になれば前線部隊に投入するであろう候補たちを脳裏に浮かべ、眉を寄せた。**]

(123) 2011/03/21(Mon) 19時半頃

 おじいちゃん……?

 ボクの制御装置。
 此れは第9師団の技術により作られたと聞いている。
 その時にこの機能も?
 このボクでも通信が可能であるのならば有用だけれど。

[脳内に直接響いてくるような奇妙な通信に不思議な感覚になる。]


[人間兵器が、人間兵器としてのみ
 見られているのならば、
 選帝権をも持つ、師団長に
 人間兵器が配置されるのは何故か?]

[過去、ドナルド前師団長が
 口にした言葉を、イアンは思い出して、いた]


 
 ≪ それを創ったのは先代だから、
   意図的にそうしたのかどうかは、わからないけど。
 
   直接通信ができる相手がいるのは、イスカも助かる。 ≫
 
 
 
 ≪ ……ほとんど、接点、ないけど。 ≫
 


 ふうん。
 ボクは帝都に戻る事すら数年ぶりだし。
 知り合いも少ない方ですから、偶然かな。

 筆談だけでは不便でしょうし。
 話すのはボクも苦手ですが、通訳しましょうか。

[流石に謎の文字を書いていたとまでは知らないが、イアンとのやり取りを思い出して、申し出てみる。]


助手 ゲイルは、メモを貼った。

2011/03/21(Mon) 21時半頃


【人】 助手 ゲイル

[両隣のラミケシュとヘクター。双方前線部隊であり、ものの見え方も考え方も自分と異なるのであろう。
発言に耳を傾けながら、その胸中を思案する。
解散となるらしい会議に、未だ迷いを滲ませたまま皆にならって席を立つ。
それから戸口付近のイアンへと足早に歩み寄り、声をかけた]

 イアン殿、および止めして済みません。
 お渡ししていたハンドクリームがそろそろ切れた頃でしょう。
 改良版です。後で感想をお聞かせください。

[薬瓶を差し出した]

(139) 2011/03/21(Mon) 21時半頃

【人】 助手 ゲイル

―回想:会議中―
[視点が違えば、見えるものも違う。
施設出のナユタ、祖父が率いていた時代の第7師団に救助されたテオドールもまた、己の考えとは違うのだろう、そう思いながら、視線を巡らせることはしなかった。
イアンの僅かに険しさを帯びた視線は真っ直ぐに見返す。
睨み返すでもなく、ただ淡々と。

女でさえ研究機関の全貌を把握しきれていない。
それを知っており、実質上統括しているのは、もう一人の副官だった。
この会議がどういう結果になるにせよ、いずれは把握せねばなるまい―――そんなことをぼんやりと考えていた]

(142) 2011/03/21(Mon) 22時頃

 
 ≪ ん。そうだね。
 
   必要なときは、お願いするよ。 ≫
 
 
 しかしそんな機会は少ないだろう、などと、
 見当違いな方向へ思考を巡らせつつ。
 


【人】 助手 ゲイル

[>>146 同じくイアンの傍に居たテオドールが、蛇ののたくった紙を読めないとイアンに返した時に、その中身に気がつく。
此方を見やるテオドールに、目を瞬き]

 ああ、キリシマ殿に筆談をお願いしたのか?
 あの方の字は前衛芸術級で有名なんだが、知らなかったのか?
 すぐにぱっと読めるのはミッシェルくらいじゃないか。

[キリシマの副官、ミッシェルとは学生時代からそれなりに親交がある。
しかし、なんとか読もうと紙をぐるぐると回して]

 …んー。あー。

 たぶん 『§ り λ ゥ』

 会議の席で聞いたのなら…『ほりゅう』じゃないかな…

[真顔でそう応えた]

(150) 2011/03/21(Mon) 22時頃

[そして、ディーンごしにまだ席は立っていないだろうサイラスの姿も見る。
 さて、この情報士の考えは如何だろうか…と。]


【人】 助手 ゲイル

[テオドール、イアンの期待の籠る視線に少し困ったように眉を寄せ]

 いや…これ特殊文字などではありませんから。
 私は卒後ずっと野戦病院みたいな所にばかり配属されていましたから…

 繊細なことや、難しいことは、得意ではないですよ。

[キリシマの文字を始めて見る者が一様に悩むであろうことの誤解を解きつつ、頬を掻いた]

(153) 2011/03/21(Mon) 22時頃

ゲイルは、ナユタに一応文字だ。と頷いた

2011/03/21(Mon) 22時頃


 バーンフィールド師団長へ書いた紙。
 『ほりゅう』と書いたんですか?

 通じてないようですけど。

[常に通訳必要なのでは、と思い浮かびつつ確認してみる。]


助手 ゲイルは、メモを貼った。

2011/03/21(Mon) 22時頃


[ぴくと、感じる視線
今一度机上を叩こうとした指が止まる。
反射的に顔を上げる事まではしないが、ゆると、一度瞬いた。

…気配の先は、然程離れていない。]

―――…、

[背凭れへと身体を預け、伏せていた顔をゆると上げる。
出来る限り自然に、周囲への違和感を与えぬ様。
それが、事実叶ったかは知れないが。

存外に、気配の先は直ぐに知れた。
無表情に向けられていた翠。一つ席を挟んだ――第5の座。

カツン。   視線を其方へ向けたまま、再び、指先が響く。]


助手 ゲイルは、メモを貼った。

2011/03/21(Mon) 22時半頃


 
 ≪ ――え、なに? ≫
 
 
 痛烈に考え事をしていたので、肝心な一言を聞き逃した。
 イアンがこちらへ向かってきたのは、そのときだったか。
 


【人】 助手 ゲイル

―回想:席を立った直後―
[>>161隣席から聞こえる呟きに、僅かに睫毛を伏せた]

 …、はい、尽力させて頂きます。

[女が師団長になってから、過度なデータの採取は控えるよう指示している。
が、それは研究の妨げになるのも事実であり、承知していた。
ただ、弄り倒した挙句に、対処法:みつかりませんでした、などということも少なくなく、懸案事項の一つでもあった。
第7師団の長となるということは、その責の全て負うことを意味する。
溜息こそ零さなかったが、其れ以上言葉が出なかった*]

(171) 2011/03/21(Mon) 22時半頃

[微かな声も、各会話も、耳に届く。
 ただ、届く、だけ。

 敵兵や他の危機状況ではないと判断がつけば
 耳は、音を追うのをとめる。
 だから、グレイシアのカップの中身
 その状況を知ることはなかった。]


――、…?

[向けられた視線に、僅か眼を顰めて瞬いた。
不快の色、という訳ではないが、言うなれば怪訝。

元より師団の関係上、定期通信等でも会話する事は多い。
全く知らないと言う訳では勿論ないが、
隣の人物に比べれば、親しいという間柄では決してなかったし
況してや、視線を向けられる理由に思い当たりなどなく。]


【人】 助手 ゲイル

[イアンの礼には軽く首を傾げて返し、キリシマへと向かう姿を見送った。
また筆談するつもりなら、残った方がいいのだろうか。
とも思ったが、ぐっと一度腕を上げて伸びをする]

 疲れた。
 ミッシェル誘って飲みに行きたいところだけど…
 そうも言ってられんか。

[まだそこにいたのなら、ナユタとテオドールの顔を順番に見た。
ナユタは同年輩位、テオドールは未だ10代だったか。]

 疲れたな。
 少し外の空気でも吸いに行こう…
 貴方達は、どうする?

[きっちりと止めていた詰襟の一番上を外してひとつ息を吐く。
同時に、張りつめていた空気が少し和らいだ気がした]

(178) 2011/03/21(Mon) 23時頃

 あなたの文字は読めません。

[イアンが近づいていくのを見守りながら、率直に告げる。
オブラートに包むという気遣いは存在しない。]

 …よほど伝えたい事があれば、言って下さい。

[ふぅ、と小さく溜息をついて視線を外す。]


【人】 助手 ゲイル

[>>182 人間は兵器とは違う、と言う少年の言葉を笑うことはしなかった]

 テオドール殿は生真面目だな。
 皆が貴方のように思ってくれたら、良いのだがね。
 戦場では、時に人は人として扱われなくなる…。
 …前線に立つ貴方に、私が語ることでもないか。


[最後は苦笑いを零し、二人がどうするにせよ、会議場から出て歩き始めた。]

(188) 2011/03/21(Mon) 23時頃



[通信士の顔は、警戒を描いていた。
 まぁ、無理もない。

 まだ7日ある選定の儀。
 動向をまだ見据える時期だと感じ、話はディーンにのみ。]


ゲイルは、へクターに、去る直前、会議期間中って禁酒ですかね?なとどぼやいていった

2011/03/21(Mon) 23時半頃


 
 ≪ ああ、よく言われるんだ。 ≫
 
 
 イアンへ向けて綴ったのと、同じ言葉を返す。
 
 仮に口に出せていたなら、
 「まったく悪びれる様子なく」
 そう表現するに相応しい口調だったに違いない。
 
 殆どただの信号に近い、キリシマからのこの通信で、
 そんな感情のニュアンスまで伝わるはずはないだろうけれど。
 


[凍ったカップを眺める。
 そんな事になったのは、胸の内に沸いた苛立ちであった事は承知していた。

 向けた視線、相手が赤以外がわからない事を己は知らない。
 知っていても、視線に籠めたものは変わらなかっただろうけれど。

 手応えの無さを感じ、苛立ちは募った。
 考えを巡らせ。
 何故そんな事でこう苛立つのかと言う理由に行きつく事ができず、
 それがさらに苛立ちを募らせる。]


【人】 助手 ゲイル

[>>186 窘めるナユタの声にひらりひらりと手を振り、慣れた態度であしらう。]

 冗談ですよ、エンライ師団長。

[テオドールの言葉に返答するナユタを>>190見て肩をすくめたが、そのまま二人が言い合うようなら置いていく。
片手に通信機を持つと、副官のナンバーをダイヤルした]

 ……ティモシー、御苦労だったな。そうか、陛下のご遺体は無事安置所に運ばれたか。
 ……うん、うん。………此方は大丈夫だ。恙無く進行し、今解散になったところだ。
 私が不在の間は、任せる。

[手短に済ませ、通信機を畳む。]

 ……イワノフおじ様は、他の年長の師団長方と積もるお話をされるのだろうし
 師団長以外を誘って情報を漏らすのもまずい、と。
 あー、廊下暖かいな。

[ベネットが放っていたひんやりとした空気に僅かに冷えた手を擦る。
ヨーランダとは師団としても救護を派遣することはすくなく、あまり面識はなかった。
話してみたい気はするが、チャールズと話しているのを見て早々に諦めた]

(197) 2011/03/21(Mon) 23時半頃

 ――…。

[不便しないのならば、放って置いてもいいのだろう。
感情のニュアンスは通じずともそう判断する。]


【人】 助手 ゲイル

[会議室から離れた所まで来て一人になると、ポケットから小さな飾り石―――のように見えるものを取りだした。
 ぽんっと弾くように投げる。]

 生物兵器―――文字通り、外界の凶悪生物を操って兵器とするための制御薬です。
 己が師団がこんなものまで作ってると知ったら。

[長い長い戦は、数多の凶器を生み出した。研究機関では偶然の産物で出来るものなど、統治者が知らぬ所で生み出されるものも多く、恐らく王族は知らない。]

 理想といえど和平を望みたくなってしまう。

 愚かですかね―――ラミケシュ殿。

[何処かで聞いているであろう、師団長に向けて呟いた]

(206) 2011/03/21(Mon) 23時半頃

 兵器であれれば良い。
 何物も、退けられるなら。

[どこかから聞こえた問答。
 語気の強さは、響いて。

 自分に向けられた言でもないが。
 答えるでもない声は、ぽつりと。]


[カップの中身に気づかなかったイアンに
 グレイシアがそれが苛立ちが引き起こしたこと。
 その、苛立ちが己が引き起こしたこと。
 どちらも想像にも、浮かばなかった。]

[もし、カップの氷結に気づいていても
 それが、己の視線が原因だとは、知らない。
 受け流したことが苛立ちにつながった、のだと。

 気づかぬまま、イアンは
 今はキリシマに視線を、意識を向けていた]


ゲイルは、弾いて投げた”石”が手に戻ってきたのを見つめ、溜息をついた

2011/03/21(Mon) 23時半頃


ゲイルは、真上に投げたのだから、戻ってきて当然だったわけだが

2011/03/21(Mon) 23時半頃


[けれど、ふと、耳が音を拾う。
 脳はその言葉を素通りできず意識に持ち込む。]

 …………

[こちらの声は、聞こえない、だろう。
 それに、何も知らない相手に、何か、簡単にいえない。
 ただ、キリシマから一度視線をはずし
 グレイシアを一度、見た。]


ゲイルは、イアンにも聴こえているかな、と思ったが気にしない。

2011/03/22(Tue) 00時頃


【人】 助手 ゲイル

―会議室から離れた廊下―
[返る返事に返答する姿は独り言を呟く変な人だったかもしれないが、特に周囲に人もいないので気にしないことにした]

 はい、ご無沙汰しております。

[祖父の繋がりで、古くからある師団長の顔はよく知っていた。帝都にいることの多いイワノフ程ラミケシュとは面識はないものの。]

 最後にお会いしたのは、まだ一兵卒であった頃、衛生兵として派遣された戦場でしたか。
 相変わらずでらっしゃる。

[見上げるのは空。
なんとなく、一応人が来た時に変に思われぬよう通信機など手の中で遊ばせて誤魔化してみた]

(214) 2011/03/22(Tue) 00時頃

[前線に立つ身。視線には聡い。
 目を遣れば、此方を見る視線は、正面から受け止めた。
 ぽつりと零した声が聞かれていた事には気付かない。
 見た目から獣人と言う訳で無ければ、その耳の良さにまでは思考が行きつかないものだった。

 それでも、口を開きかける。
 何を聞いたものだか、とっさには思いつかない。
 何より、相手は他の相手と話し中である。
 しかも遠い。]

 …………。

[確か、部屋か、中庭。そんな事を思い出して。
 何か言いそうだった口を閉じ、視線は此方が今話している相手に向けた。]
 


[薄い灰の視線がこちらに気づく。
 鳶色もこちらに気づいた薄灰の視線を暫し、見やる。
 
 ただ、その口が、何か言うとでも言うのか
 開きかけたことに、鳶色は軽く丸くなる。]
[己が相手を知らないように、相手も己を知らぬであろう。
 上着に隠れた尻尾か、
 己自身から過敏な鼻や耳のことを聞かなければ
 今の距離は会話距離ではないはずなのに。]

[結局言葉は届かなかった。
 だから、イアンもすぐに視線はキリシマに戻した。]


――…、

[目前の男が呟いた言葉は、
離れた16師団長の彼までは届かねど――
距離からだろう、雑踏に混じれど己の耳には僅かに届く。

尤も、多少の聴力は自負しているが、
第4師団長のズリエルが気に留めぬ様子を見るに
それだけが理由かは、曖昧な所ではあったが。]

…能力の有無を重んじるこの軍が、
生物兵器の存在を嘆くのか。

[ならばこの身は何だと。 喉の奥で小さく笑う。
――能力の有無だけで軍属へと仕立てられた身は、
生物兵器とやらと、何ら変わりが無い様にも思えて仕方が無かった。]


【人】 助手 ゲイル

[>>219 返る言葉に、自然口許が緩み、軽く目を伏せる]

 ありがとうございます。
 ふふ、森人とはいえ4分の1です、不老長寿の恩恵は殆どありませんよ。

[応え、幻霧の森の方角を見た。
閉鎖的な民族―――人と子を成した祖母は裏切り者として森を追われた。だからというわけではないが、森人が好きではない。メルルという森人のミドルネームも。]

 反面……施設の能力者の中には、一般生活を送ることは難しいが、戦場では成果を上げられる子もおります。
 ―――…彼らは、今でさえ異端ですし、和平を重んじる世ではなおのこと排斥されてしまうのかもしれない、という懸念もあります。
 ……未だ私の心は決まりませんが。
 若輩者のつまらぬ悩みに、お声を返してくださり、ありがとうございました。
 今度は、お顔を拝見してご挨拶に参りますね。

[そう告げてカモフラージュに開いていた通信機を閉じ、歩きだす。
テラスに向かえば、先ほど隣席にいたヘクターの姿が見えた]

 一服ですか。

[背後から声をかけた]

(227) 2011/03/22(Tue) 00時半頃

[エンライの言葉、ブランフェルシーのその前の言葉。
 それぞれの、思考と、出す言葉。
 鳶色の奥、その脳髄に降り積もる。
 それは、なにかの切っ掛けで点火し燻る燃料へと変わる。]

 ……嘆く、のだろうか……

[耳が拾う言葉に、誰にも聞かれぬはずと
 ユ=シハがその場にいないことも有り、第15師団長は、零す。]


[呟きの聞こえたらしいサイラスを、気付かれないよう一瞥する。
 そこには、感情は滲まない。

 鳶色に向けた、苛立ちのようなものすら。]

 嘆いた所で、兵器は兵器。
 ……ならば、せめて有効に使うのが得策だと思います。

[その呟きもまた、ズリエルには聞こえてないような、小さな物だと気付けば。自然声色も小さく、横を抜け様に声を落とすだけだった。]


 そういえば、会話は成立したのかな。

[ふと思ったことは、伝える気はなかったが通信に乗った。]


 
 ナユタが何を話していたか、までは聞き取れなかったけれど。
 会議室を出ようとするのが眼に入ったなら、そのまま見送る。
 
 それよりも、離れた場所でも通信は問題なく可能なのか、
 という点に興味が向けられていた。
 
 
 
 ≪ ……ああ。 問題ないみたい。 ≫
 
 


兵器は兵器、ね。 ――…それも道理かな。

[すれ違う様、密やかに返る声。

第4師団長を務めるズリエルの耳に、届かぬ様にと。
特に聞かれて困る事では…無いとは、思えど。
意思を決めていると告げた彼の耳に入れるには聊か気がとがめた。

まさか、その会話が――離れた15師団長の
彼の耳に入っているとは露にも思わない。
立場柄、音の、特に声の聞き分けには自信は有れど
所詮人の身、聴力はそこまで優れていない。
彼の零す言葉を捉える事は、なく。]

本当に嘆くべきは、兵器が兵器たる所以では無し、か。


【人】 助手 ゲイル

[おどけたように肩を竦める仕草に、笑みで応える]

 そうですね、私も軍議が眠くて良く出来た副官に毎度突かれたものです。

[思案の色が残るはお互い同じ。
しかし不謹慎な冗談を口にすれば、少しは空気も和らいだか]

 あの様子だと、お世継ぎに関しては何も言っておられなかったようですね。
 師団長になって未だ数年というのに、こんなに大きな決断を迫られるとは思っておりませんでしたよ。
 
[同じように宮廷を見上げた。]

 アルコールでも飲んで、気分転換したいものですけど。

[そういって、肩をすくめた]

(243) 2011/03/22(Tue) 01時頃

[声が、声から覗く思考が、また一つ、降り積もる。
 一つ、また一つと…………頭が、痛い。

 怒号、悲鳴、地鳴り、火薬の匂い、血の臭い。

 それらなら、ただ、情報が示す事態に、
 瞬時に動けば良い、だけなのに
 
 戸口で、強くなる頭痛に、軽くこめ髪を抑えて。]

 ――…………

[2人の対話は届いていた。けれど、答えは”ここ”にあるもの
 頭痛が酷くなり、己の思考が回らなくなる中
 これ以上降り積もるのを避けるため
 会話の行く末は気になれど、急いで戸口を後にした。]


[ディーンを誘いつつ、考えることは、選定のこと。
 先ほどの話で、ブルーノ皇帝の名が諸国を抑えていた旨、しっかりと理解している人物であることはわかったからだ。

 それは、元従卒だったという贔屓目を差し引いたとしても、自身の考えに賛同も得られるかもしれないと。

 昔話をしたいのも事実だが、彼の考えをしっかりと聞き出しておきたいのもまた事実だった。]


 ――……。

[すれ違い様の会話は、それ以上は続かなかった。
 湖水に翠を映すだけで、その場を去る。

 先の席。余り、その声を聴かなかったけれど。
 出ていない物がありそうだ、と。
 ……聞いてみたいと。
 そんな事だけ、頭の端に留めながら。]


 ――…これも、制御できないのかな?

[キリシマからの通信に翼を撫でる手を止め。
無意識のうちに通信していたらしき事に眉を寄せる。]

 大丈夫なら、これからも平気ですね。
 七日七晩、随分と長い…――。

[窓の音を小さなため息を零す。
それは小さな信号となって伝わっただろうか。]


【人】 助手 ゲイル

[お嬢さん、と呼ばれ若干ムっとするものの、目上の師団長であり、ミドルネームほどではないので訂正するまではしなかった]

 それ程強くはありませんが、それなりに。

[こう応える人間は大抵ザルだ。]

 そうですね、少しだけなら構わないでしょう。
 ヘクター殿の事はお噂でしか存じ上げませんし、そちらに派遣した救護兵の働きについても伺わせて頂ければと。

[飲みに、というのには少しばかり喜色を滲ませた。
単純に、飽和状態の思考をアルコールで麻痺させる口実ができて嬉しかったのだ。]

 では着替えて参ります。
 礼装では目立ちますからね。
 後ほど城門前で…お店はどうしましょうかね

[そう行って、一度ヘクターと別れ、私服へと着替えて城門前に向かった]

(252) 2011/03/22(Tue) 01時半頃

[倒れる敵兵の気配。灯る炎の気配。
 見えない筈のそれを感じ。
 
 戦場を思い出す。

 ぞくりと震えが背中を奔った。]


 
 ≪ 制御。
   できるように、できなくもないと思う、けど。 ≫
 
 
 ≪ イスカが壊れる。 ≫
 
 
 元々第9師団が開発した装置。改造も容易いだろうけれど。
 流石に自身で直接手を施そうとすれば、
 半分以上が機械の身では、ひとたまりもないだろう。
 
 
 言葉とは違う、何か小さな信号に、軽く瞼を閉じる。
 


[何故だろうか。
 先程まで感じていた苛立ちは、今は綺麗に消えていた。]


【人】 助手 ゲイル

[適当に選んだ私服は黒のVネックのカットソーにベージュのロングスカートのラフなもの。
ヘクターの提案で近くの酒場へと向かえば、師団長とばれているわけではないだろうが、まばらな酔った客の好奇の目を流しながら席についた]

 あ、私はエールで。
 お通しはさっぱりしたもので頼む。
 ヘクター殿はどうされます?

[育ちの割に馴れた様子で店員に告げた]

(262) 2011/03/22(Tue) 02時頃

[一時気配を消失した相手が
 そう感じ取ったことを知らない。

 ただ、普段の静かな表情は消失し
 好戦的に上がる眉と、微か上がる口角が、
 そこには、ある。]

[ただ、それも、槍が止まる迄、の間だが]


 
 暫く、沈黙した後。
 
 
 
 ≪ 敬語。
 
 
   使わなくて、いい。 歳、近いよね。……多分。 ≫
 
 
 相手の正確な年齢など、知る由もなかったが。
 
 畏まった調子での通信が続くのだろうかと考えると、
 肩が凝りそうだった。
 


 嗚呼。単に、羨ましかったのか。

[己よりも秀でた体格。炎の性質。
 それらを羨望して、それらを持ちながらも覇気が無く感じて。
 
 それでか、と。
 胸の内だけで勝手に納得した筈が、ぽろりと言葉となって漏れた。]


【人】 助手 ゲイル

[エスコートに慣れてない、という男に、肩をすくめて見せる。]

 お望みならば令嬢然と振る舞っても見せますが…
 そういう事を望まれるようには見えませんでしたから。
 楽にさせて頂けるのは、私もありがたいですのでお気遣いなく。

[運ばれてきたエールを、何か喉につかえたものまでも流し込むように口にした。]

 この間の報告では、第8師団派遣しているうちの者が、『第8師団は男所帯で傷なんて舐めときゃ治るって言って治療させてくれない』と嘆いていましたが、ヘクター殿を見ると、どうやら本当のようですね。

[まじまじと改めて目前の師団長を見て、笑いを漏らす。
他愛もない話しから所属の師団の話し、皇子の噂まで、杯を空にしながら話をする。
意識的に、周りを気にしてか、選定や皇帝の死に関して口にすることはなかったが。
誰か来て席に加わるようなら、全く酔った様子もなく迎え入れることだろう**]

(268) 2011/03/22(Tue) 02時半頃

助手 ゲイルは、メモを貼った。

2011/03/22(Tue) 02時半頃


助手 ゲイルは、メモを貼った。

2011/03/22(Tue) 02時半頃


[さらに、零された言葉に、また虚を突かれた。]

 ……………羨ましい………?

[誰が。誰を?][ぽかんとした表情で
 鳶色は薄灰色の瞳を見る。
 獣人との混血、己をも焼く能力、後ろ盾もない身、
 人を殺していくこと、
 戦の中でしか生きるを見出せない。
 別に不幸だとも思わぬが、人の羨望があるとも思えない。]
[しかも眼前の青年は、赤ではない国家紋章
 名高い家柄、整った容貌、能力と会議でみせた誇り持つ心、と
 欠けたるがないように、見える、のだけれど]


[虚を突いたには気付かない。
 そもそも、言葉にするつもりも無かったのだ。
 表情は、やはり変わらないのだが。バツが悪いのか、ついと視線を逸らせた。]

 氷の力は、水が無ければ十二分の威力を発揮しません。
 勿論、水上では殆ど敵は居ないと言って良い。それには誇りを持っています。
 …ですが、水上に縫い止められているようなものでもありますので。

[戦場で死んだと言う、父親。その死に際も、水上では無く陸の上であったと言う。]

 炎のように、場所がどこであれ敵を薙ぎ払えれば、とは。偶に。
 それに…上背も、余りありませんし。


 それなのに、覇気が無い、と。感じておりました。
 先程の様子を見るに…単なる此方の思い込みだったな、と。
 申し訳ありません。

[苛立ち、睨むようだった視線には恐らく気付かれて居ただろうと思い謝罪する。
 混血だのなんだのと、そう言った事には何ら引っかからないらしく。
 そも、戦場でしか生きられないというのなら。
 軍人としてしか育てられていない、己だってそうだとも。

 誇りはあれど。家柄も、容貌も。自身の気に留める所でなければ、益とは数えておらず。]

 ……バーンフィールド師団長。お聞きしたい事が、あります。
 金のために軍に属している、と聞きました。本当ですか。
 それと。 
 戦場は、必要だと思いますか。

[余計なことまで口走った気がして、話題を変えるように、半ば唐突に問う。ただ話題を変える為だけではなく、以前より胸中にあったものだったけれど。]


[口に上る言葉を静かに聞く。
 水辺に縛られる。かわりに水辺での威力は絶大。]

 ………何かに、秀でれば、裏返した何かがある。
 それは、どの能力も、同じ、とは。

[確かに己の能力の発動に、場の縛りは、ない。
 けれど、水辺での威力は低く、乱戦、森の中、市街地で使えば
 味方や、民も巻き込み、一度己が手を離れて暴走すれば
 何もかも食い尽くす破壊の火と、なる。]
[上背も、その分見つかりやすいと言う欠点も持つ。]
[破棄の有無に関しては……謝罪も含めて
 どう答えれば良いかわからず、ただ鳶色を槍に向けて]

[彼の内心で、それぞれの要素がどう考えられているかは知らぬまま
 次いだ質問に、暫く薄灰をじっと見詰た。]

 それは、事実であり
 同時に、金銭だけでしたら、師団長は辞退、しました。
 ………割りに、あいません、から。



[肯定と、否定。混ざる返答を返して。
 ただ、もう一つの質問には鳶色は地を見る。]




 ………私と、私の師団には………

[暫く、口を動かせず。
 ただ、真撃な質問をそらすことも出来ず
 ぽつりと、そう零した]
[団員達にはそうでって欲しくもない、
 それ以外を見出して欲しいとも、思いながら
 けれど、そうするには、彼らに戦以外の術と
 戦以外の術を身につけるまでの余裕等
 多くのものが足りないのも、知っているから]


【人】 助手 ゲイル

[>>274 部下を思う発言には新緑を細め]

 ハートが繊細なのは本当のようですね。
 第8師団は良い長をお持ちだ。
 では、お言葉に甘えてそのように伝達しておきます。
 しかしまずはヘクター殿が見本を見せてあげてくださいね。
 必要な時は我慢なさらず治療をお受け下さい。

 ああ、後…私に対して敬語などお使いにならなくても。
 同じ地位とは言え、一回りも若輩者です。

[自分が15師団では最若年の部類に入ることを知らないのかもしれないと思い、付け加えた。
実際、実年齢より上に見られるか年齢不詳と言われることが多いのだ。
味わうように飲むヘクターとは対照的に、水でも飲むようにさり気無く杯を空けていく。]

(290) 2011/03/22(Tue) 09時頃

【人】 助手 ゲイル

[>>279 戦地でのことを多く語らぬことには追求することはしない。
感情を抑制する方法を問われ、眉を寄せた]

 感情を抑制する薬物はありますが………あまりお勧めできません。
 適量を見極めるのは困難ですし、依存性がありますから徐々に効きにくくなります。
 過剰に摂取すれば無気力を招きかねません。

 能力を制御する方向で装置か薬物か…開発した方が良いでしょう。
 実際今迄とらせていただいたデータで開発はすすめられているのですが、未だ完成には至ってないようです。

[ようです、というのは、研究施設についての詳細は第二副官のロミオに任せているため、大枠でしか把握していないのだ。
年長の研究者たちは師団長とはいえ年若い彼女よりも今は未だ副官に信を置いているのが明らかだった。
第7師団の中だけでも一枚岩ではない。苦い思いで酒を飲み下す。]

 試作はされています。
 効果の程は保証できませんし、副作用の確認も済んでおりませんが…それでもとおっしゃられるならお持ちします。

[あまり帝都に居ないヘクターに効果を試すことは難しく、データの取得も難しい。
不完全なものを出すのは憚られたが、切実な様子にそう述べた]

(291) 2011/03/22(Tue) 09時頃

【人】 助手 ゲイル

[>>276答え終わる頃、見間違うはずもない白い眼の女性―――ヨーランダが現れた。軽く頭を下げる。
>>282遠慮する様子を見てとれば、不思議そうに首を傾げ、>>283で一人で飲みたい処だったら申し訳ないというのに同意した]

 ええ、ご一緒出来れば嬉しく思います。
 ヨーランダ殿とも、ヘクター殿と同じく中々お話する機会がありませんから。

 本日の射撃訓練、お見事でした。
 よく訓練されておられる。

[彼女が席に着くと、素直な感想を述べ、とりとめのない歓談を続ける。
3人になって、少しにぎやかさが増し、重き選択を迫られている重圧をこの時だけは少し和らげた。
>>288優勝賞品について聞けば、真面目くさった顔で顎に指を当て]

 うーん…前線にあってモノをあげても邪魔になるだけか…。
 難しいな。
 男所帯なのでしたっけ。ではご褒美のキスなど如何でしょう?
 無理強いはできないが、誰かに頼んでみたら案外やってくれるかもしれませんよ?

[キス、と自分の頬を人差し指でつつきながら言う様子は、幾分酔っていたかもしれない**]

(292) 2011/03/22(Tue) 09時頃

助手 ゲイルは、メモを貼った。

2011/03/22(Tue) 09時頃


 そうですね。きっと、単なる無い物ねだりなのでしょう。
 秀でたのみの能力なんて、そうそう無いと思いますし。

[ 勝手に苛立って、勝手に自分の中でそう自己解決していた。
 自分勝手な心情の動きは、伝わる事は無いだろうけれど。どこかすっきりとした風で、言葉は落ちた。

 謝罪に戸惑うような様子には、ただ伝えたかっただけであった青年は、首を傾げるだけであったが。]

 金銭以外の面で。「割り」に会っています?

[何故、そこまで突っ込んで聞いているのか。
 きっと、今の時期に必要になる気がするからだ。

 そう、自身を解釈した。
 二つ目の質問には、「そうですか」と小さく答える。彼の胸の内の思いなどには行きつけない。]


[闇宵の中、含むもののない、
 声が耳に届き、イアンも頷く。
 何事も、見方、使い方、考え方、なのだろう、と。

 首を傾げる様子に、理由を言語化する
 能力はなく、ただ眉をさげた。]

 …………今、は。

[さらに、踏み込まれ、些か驚いた。
 ただ、時期が時期だ。
 己が会議で人に訪ねるように、
 グレイシアも、何か、知りたいのかもしれない。
 だから、素直に短い言葉で答えた]


 ――…そう、でしょうね。

 こちらにも、なるべく気を遣うことにします。

[最初にキリシマを見た時に抱いた懸念。
改造を施す為には制御装置を切らなくてはいけない。
そして、制御を失えば機械を簡単に破壊してしまう。

また一つ増えた気を遣うべきことに再びの溜息。]


[そして、暫くの沈黙後。
言われた事に見えはしないだろうが、意外そうに蒼灰を瞬いて。]

 たぶん、ボクの方が少しだけ年下、かな。
 ボクも自分の正確な年齢は知らないけど。

 いつも通りでいいなら助かる。
 ボクも慣れない口調は疲れるから。

[ほっと今度は少しばかりの安堵の溜息を落とす。]


[向かい合うならわかるだろう。]
[鳶色の奥の焔と、はっきりと上がる口角に。]

[……相手の殺気無しに気がつけば
 直ぐにそれは消え去る、が*]


そうですか。

[割に合っている。その内容まではわからずとも、会話が切られた事もあり、そこからは踏み込まなかった。
槍の舞うを眺めながら、ただ、黙って思案するように。]


【人】 助手 ゲイル

-その頃-
[第13師団長ナユタの部屋がノックされる。
通信機がないことを知っている人物は、申し訳なさそうに扉越しに声を掛けた]

『おやすみ中に誠に申し訳ありません。
 私どもの師団長の所在をご存じないだろうか。通信機の呼び出しにも応じないのです』

[人の良さそうな老人の声は、ゲイルの副官、ティモシーのものだった]

『ご幼少期をご存じのナユタ様ならお嬢の行きそうなところをご存じかと。

 …見つけたら連絡するよう伝えて頂けますか』

[困り果てた顔でそう告げた]

(320) 2011/03/22(Tue) 19時頃

【人】 助手 ゲイル

[試作品でも試して見たい、というヘクターに頷いた。]

 分かりました、明日…もう今日か、の会議にお持ちします。

[使ってみないことには改良もできない。
進んで申し出てもらえるのは有り難かった。
ヨーランダにやはり治療は大事と説かれているのには、思わず笑ってしまった]

 勇猛果敢で有名な第8師団長も、ヨーランダ殿の前ではかたなしですね

(328) 2011/03/22(Tue) 19時半頃

【人】 助手 ゲイル

[他の師団長らがもったいない使われ方を…と聞けば、僅かに睫毛を伏せるのみ、しかしすぐにそんな表情も消える]

 大丈夫ですか?
 酒を噎せると肺炎になりますよ

[酒を噎せたヘクターの背を目を瞬いてとんとんと叩く。
ヨーランダが言うのには]

 クールビューティで有名な貴方にそう言って頂けるのは光栄です。

[まじめくさって一つ礼をした後、笑った。]

(329) 2011/03/22(Tue) 19時半頃

【人】 助手 ゲイル

[そうしてそろそろ…となれば、送るというヘクターの申し出をヨーランダが受けるのをみて丁寧に断る]

 病院に寄って行きますから、兵舎とは反対方向なんです。
 ご心配ありがとうございます。

[そして明け方、二人と共に店を後にした*]

(330) 2011/03/22(Tue) 19時半頃

【人】 助手 ゲイル

 良い酒だった。
 陛下、貴方の人望が知れる思いだよ

[亡き人にそう語りかけ。
戻ったら仮眠をして、念の為酒を抜く薬でも飲んで…などと思いながら、機嫌よく明け方の夜道を病院に向って歩いている**]

(332) 2011/03/22(Tue) 19時半頃

 ――……。

[真正面から、焔が湖水に映り込む。
 上がる口角は、話をしている最中とは全く別人のような顔。

 鳥肌が立つ。
 それは、恐怖や戦きでは無く寧ろ歓喜に近い。
 軍に属し、戦線に立ってきた血が滾る感触。

 湖水がすうと細められる。
 じ、と。睨むような視線は、模擬と言うには鋭く。
 ひやり、と辺りの空気が僅かに冷えた。]


[手紙の内容。
ミューズ湖で、小競り合いの発生した事。
多少敵は多かったが、南の国からではなく近隣の海賊の類いで、既に沈静化した事。
……けれどその際、兵が一人、死亡した事。

公の手立てを使った連絡。
それを管轄する者は、どこまで把握するものだろう。
目に耳に、する機会はあったかも知れない。]


バーンフィールド師団長。

もし、良ければ。
もう少し派手に模擬戦をしてみませんか。
ある意味、悪巧みとも言えますが。

国の。民の。部下の。
何より、自分の為に。

 興味があれば、部屋にでも訪ねて来て下さい。

[返事は急ぎません、と。通信兵の去った後、再度振り返り、言い残した。]


助手 ゲイルは、メモを貼った。

2011/03/22(Tue) 20時半頃


【人】 助手 ゲイル

 ……ぅわっ!?

[>>346 機嫌よく歩いていると。降ってきて道端に転がった何かにけっつまづいて膝を着く。
足元を見ると近くの店の看板についていて緩んでいた大きめの螺子のひとつだった。幸い他の螺子で止まっている看板が落ちることはなかったようで。
こういう事をする人間の心当たりは一人だけだ。]

 …ナァーユータァー!?

[恨めしげな表情で顔を上げると、尻もちをついているナユタを睨みつけた]

 誰がこの程度の酒で酔って…ん?ティモシー?
 ああそういえば連絡してなかっ…

[ポケットから探り出した通信機は、当然]

 ……壊れた。

[壊れた通信機をナユタに放り投げた。]

(347) 2011/03/22(Tue) 21時半頃

【人】 助手 ゲイル

 酒を飲むのも仕事のうちだよ。
 付き合いは大事にするもの、とワットおじ様も言っていただろう?

[矢張り慣れた調子で小言をかわして。
鋼鉄の腕が掴んだ通信機をしげしげと見る。
ナユタの鋼鉄のマフラーを指さして。]

 ソレ、乗れるんだったかな。
 膝が痛いから病院まで連れってくれないか?

[実際膝は打ちつけた程度の軽傷、歩くのが面倒になったとか、そんな理由が主だったが。
あとはよっぱらいの思い付き。昔から気の強いゲイルの無理難題は言われ馴れているかもしれない。
無理と言われれば、何事もなかったかのように立ちあがって歩くのだが。]

 話しもあるし。

(353) 2011/03/22(Tue) 22時頃

[正面、射る薄灰を常の鳶色が受ける。]


[そこに、己がよく目にする恐怖も、慄きも
 見られないのも、名ばかりではないと、わかる。]
[グレイシアの頬を伝う血液を凍らす冷気は
 イアンにも届いており、
 鍛錬し続け温まった身体に心地よいぐらい、だった。]


 …………私は、模擬戦は……

[グレイシアが口にした言葉。
 行わない、行う。ではなく
 好悪だけを表そうと。短い言葉を落とす。
 それに……]

 ………………

[何か、直感的に、警戒が走る言葉、だった。
 大義名分になり得る要素がまぶされた言葉。
 少なくても、先ほど、イアンに素直に答えさせた
 その言葉とは違う気配を感じて。

 その直感で感じたものを、
 隠すべきか、隠さぬべきか瞬時考え
 薄く、眉を寄せることで表した。

 それ以上は、何か表出することはなく。
 グレイシアの去りゆく背を鳶色はじっと見つめた。]


【人】 助手 ゲイル

 ふ、第7師団の本拠地とも言える場所が貴方の能力に対策を練っていないとでも思うのか?

[>>362 抱えるように出された腕に満足そうに座りこもうとしたその時。
聞こえた声と通信機の件をとがめる声に、振りむく前に小さく舌を出し、それから鋼鉄の腕から軽やかな身のこなしで降り立つと、スチャっと敬礼をした]

 これはディーン殿、お見苦しい処を。
 ええ、壊れた通信機といえど、機密に関わる情報が含まれるもの。
 勿論もちかえりますとも。

[ハミルトン家、ガーランド家は共に古くから帝国にある家系である。
帝都防衛の第2師団や通信統制の第3師団同様、医療研究を預る第7師団も顔を合わせる機会は多い。
もっとも、着任して年の浅い己ではなく、ディーンに覚えが良いのは祖父の方であろう。
ただ、ガーランド家の孫娘と言えば、森人との混血の他にもそのじゃじゃ馬具合は知る処であっただろう。
己からは、話したことはないが、よく見知った人ではあった]

 早々に本部に置いてあるスペアを持ちに帰り、第3師団に修理をお願いしようと思っていたところです。

(368) 2011/03/22(Tue) 22時半頃

 では、実戦の方が?

[寄せられた眉に、抑揚無く問う。
 返事があろうとなかろうと、そのまま立ち去るだけであったろう。
 模擬戦を、好まないと。言葉では聞いていたけれど、敢えてその言葉を使った。

 警戒も、当然。
 並べた言葉は本心であれ、詳細をごっそり省いておれば大義名分にしか聞こえなのだろう。

 乗るか反るかもわからぬ相手。
 今は、ただ気に留め置ければ良い、程度の声掛けの積りだった。]


助手 ゲイルは、メモを貼った。

2011/03/22(Tue) 23時頃


[背に注がれる視線。気付けども、振り返る事は無かった。*]


【人】 助手 ゲイル

[>>370性差を口に乗せるディーンの言葉にも、いつぞやの第二皇子の時のように、全く気にした様子もなく、キリっと表情を引き締める]

 ええ、おっしゃる通りです。
 先達として見本を見せねばならぬところを、少々気の緩みが過ぎたようです。
 全ては私の不徳の致すところ。お言葉を重々心に止め置きたいと思います。

[女の癖に。これだから女は。女だからといって。家柄の七光り。体使ってるんじゃないか。
男社会の軍組織において、耳にタコができる程聞き飽きた言葉だ。其れに比べれば礼節を重んじるディーンの言葉などぬるま湯に等しい。
何より、研究部門からの己への風当たりは相当厳しい。今更感情を荒立てようはずもなかった。]

 ご注意を受けたとはいえ…
 第二師団長から直接お声をかけて頂けるのは、若輩者の私どもにとっては光栄なこと。
 これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。

[礼儀作法に則って、貴族然とした優雅な礼をする姿は完璧なもの。…仄かなアルコールの匂いさえなければ]

(379) 2011/03/22(Tue) 23時頃

[借りた手袋を手に取ったとき
 持ち主のことを思い出す。

 昨夜、最後にかけられた言葉には
 警戒もあり、それに…………

 …………ともかく、表情を変えることなく
 薄灰を鳶色で見据えるに留まって。]

[何を、考えているのか、いないのか。
 腹芸が得意とはとてもいえないイアンは
 手袋の持ち主に関して嘆息しか出なかった*]


[ラミケシュの部屋で、ディーンとの会話を思い出しつつ、選定のことを考える。

 どうやら2師団について、憂うことがあるようだ。
 いずれにしろ、彼もまた、力が、この国の支えとあることはわかっているようにも思えた。

 やはり、今、諸国に新帝として構えをさせられるのは、ローレンスではなくレドフォードではないだろうか、とあらためて。そして、今度あえば訊いてみるのもいい、と思っている。]


ゲイルは、ナユタに、しぃっと一瞬視線を送る。

2011/03/22(Tue) 23時頃


[だが、表面的には、やはり、4番も宣言していたが、ローレンスを推すものは多いであろう。
 このまま、会議がだらりだらりと進むならば、そのまま、きっとサイモンが推すように進んでいくに違いない。]



 ――……サイモンか。



[表決をとるならば彼。報告もやはり彼がするであろう。
 両殿下の支持が拮抗した場合も、サイモンがいれば、きっとそのままローレンスに流れることは間違いないように思えた。]


ゲイルは、ディーンにバレたらしいことに気づいたがシレっとしらばっくれた

2011/03/22(Tue) 23時半頃


【人】 助手 ゲイル

[聞きようによっては嫌味にもとれる決して褒められていない言葉にも、にこやかに笑みを浮かべ]

 恐縮です。気を張ってばかりいては、考えが煮詰まるばかりと祖父よりいい聞かされておりました故。
 祖父が何か申しておりましたか、年よりの愚痴などお聞かせして申し訳ありません。

 ディーン殿の貴重なお時間を裂いてのご指導、重く受け止め以後このようなことがなきよう精進致します。

[酒の匂いをどうにかしてこい、という言葉にははい、と返し。辻説教が無事終了する様子に、胸をなでおろしかけ、ぴたりとやめ、ナユタへの言葉が終わるまで直立不動で見送った。]

(394) 2011/03/22(Tue) 23時半頃

ゲイルは、あーあ という顔は流石にしなかった。

2011/03/23(Wed) 00時頃


 ……ヴェスパタイン皇子に、仕えたい。

[瞑想するような姿勢で、思案する。
 会議でも述べた、本心。

 直接聞いた、取るべき道の具体性。
 何より、戦場を共にした際の雄々しさ。

 国を護りたいと、それも嘘ではない。
 けれど。
 強く率いて行こうと言うものに惹かれるのは、軍人の血か。]

 現状、ランドルフ皇子が優勢か。
 会議で説得をするのも良いけれど。

[…武力で、意思を通す。対戦により周辺諸国を抑えようとする姿勢をなぞるように。

 和平を望むのであれば。
 例えば、南の大国がそう言う姿勢に出たとして、跳ね除けられなければ、ならないのだろう。]


[模擬戦と、イアンに告げた気持ちは真実自身の思っている所でもあった。
 自分如き、留められなければ和平への道を行くのは難しいだろう。
 ある種、試すような。
 傲慢にも思える心持ち。] 

[意思を、通すには。
 ランドルフ皇子を強く推す者が、邪魔だろうか。

 その結論は、奇しくも第11師団長と似ているだろう事、気づく事は無い。]


[具体的な動きに関しては、どうすれば良いのか、暫し深く思案する。直ぐに動くのかどうか。それはまだ決めかねている心の内に、少し苛立ちながら。]


[考えている、サイモンをとりあえずは黙らせなければならないと。
 そこから、話はまた始まる。

 思考は、5番のものと似ていること、もちろん、まだ知ってはいないが、同じ思考ならばサイモンを抑える行為、その時が偶然に重なるかもしれない。

 その場にもし、3番もいたならば、その意向も知ることができるか。]


 
 ふと、首許に触れる。
 
 
 ナユタの言葉で思いついたそれは、
 
  こ ち ら 側 の送受信 だ け を 一 方 的 に 切る装置。
 


[ラミケシュのヴェス皇子を推す考えには、すぐに同意を示したくなるも、あえて、表情、発言には出さずにいる。]


 ……やっぱり"向いていない"。

[やはり無意識で零した通信。
それは、キリシマの作った新たな装置によって遮断されたのだろうか。]


― おそらくは会議がはじまる数時間前 ―

[そして、サイモンの自室前に影が一つ、たつだろう。
 いや、それは、隠れたもう一つ、そして、それを見るもう一つもあったかもしれない。

 いずれにせよ、サイモンが会議を進めるならば、ローレンスに決まる。それを阻止しようと動いたものだっただろう。]


[最初に立った人物は誰だったか。3番か5番か11番か。
 おそらく15番はまだ動かなかっただろう。]


【人】 助手 ゲイル

[どうしたものか、と二人のやり取りを眺めている。
会議直後のテオドールとナユタのような口喧嘩ならさっさと置いていきもするのだが。
とかく、年若いとはいえ二人とも素直すぎる。
腹芸もそれなりに要求される帝都での業務も多い師団には向かない。
しかし、それを教える術もなく。自身もまだまだ身に付けたとは言い難い。仕方なく、明けかけた空を仰ぐ。
二人のやり取りが終わったようなら、再びナユタを促して病院へと向かう。自分で歩いて]

 ………テオドールにも言えることだが。
 貴方たちは素直すぎる。
 言葉ひとつひつつを真に受けて、私を庇うことなど、ないのだよ。

 ああ、話しはというのは、会議直後の兵器だ、兵器ではないだ、の件だけどね。
 私にしてみれば貴方方の言っていることは大差ないんだよ。
 本人たちがどう言おうと、決めるのは受け手側だ。

 どうせそうならば。
 せめて、自分自身では、兵器ではなく意志ある一個の人間なのだと。
 思っていて欲しいと思う、ナユタにも。

[元々情緒豊かとはいえぬ相手に、どれだけ伝わっただろうか。語る声に、昔馴染みを心配する様子くらいは、感じ取れたかもしれない。]

(425) 2011/03/23(Wed) 01時頃

 
 ≪ …………、 ? ≫
 
 
 試しに遮断してみようか、と思ったところに零れた通信。
 
 若干、疑問信号が洩れたかもしれないけれど。
 こちらへ向けられたものではなさそうだと判断し、
 それ以上の反応はしない。
 


【人】 助手 ゲイル

[制御装置無しでは満足に生活も送れぬ師団長を見やる。
しかし、戦のない世で、郊外で農作物を育て生活する姿も、案外似合うのではないのではないだろうか。
そんな風に思う。]

 ―――…あの子らにもね。

[能力者開発施設の子らの顔を思い出す。
そうして一度病院に戻ると仮眠をとり、アルコールを抜く薬を飲むと、再び城へと向かった*]

(430) 2011/03/23(Wed) 01時頃

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