人狼議事


47 Gambit on board

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視点:


 ……理想では。それだけでは。

 人は、国は。
 護れない。

[廊下を一人で歩きながら。ぽつりと零した声は、きっと誰にも聞こえなかった。]


 …………

[廊下のざわめきを聞く。
 ああ、時、なのかと。]
[眉が自然とよる。選ぶべきは?
 ここ、にいると理想を妄信したくなる、けれど……]



――…、

     …この国は、揺れるな。


[独り、誰に聞かれることなく呟きは落ちる。

揺れぬ筈が無い。
協定や条約を結んでいると言え、先の鳴銀の話にしても――
あわよくば、と思われるだけの理由を、この国は持っているのだから。]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/03/21(Mon) 01時頃


【人】 本屋 ベネット

―宮廷内:どこかの廊下―

[廊下を足早に歩く。歩く。 
 現皇帝。……この国を護ってきた、王。
 何よりも、父が敬い、付き従った王。]

 …………。

[ぱきり、と空気が凍る。
 普段通りの、抑揚の無い表情で歩く青年の回り。
 僅かに光を反射して、氷の粒が舞い落ちる。

 その、光の加減で粒は、青年の瞳を映したかのように、湖水色に光る。
 戦場で部下が死んだ時。
 父の戦死の知らせを受けた時。
 ひっそりと、何かの代わりであるかのように。
 青年の周りを散っていた事。
 知る者は、誰も居ない。

 誰にも知られないように、してきた。]

(9) 2011/03/21(Mon) 01時半頃

[ここ では、通って当たり前。と思われている休戦も
 それを実施するために、如何程の血が流れたか?
 しかし、その多くの血でこじつけた前線の休戦も、
 敵国が体制を整えるか、それ以上の火力を
 休戦中に配備、するまで、のこと。]

[いまだ、これだけの師団を抱えて、
 新たな機械兵器の開発も推し進めて、
 維持している戦線なのだと言うこと。
 言葉では第一皇子も理解、できている
 ……のだろうけれど……]


[それに、今まで戦で生きた人間は、どうすればいい?

 己が師団の多くを思い浮かべて、視線を落とす。
 イアンにとって15師団は家族のようなもの、だった。
 ……だから、休戦が成功する道があったとしても、
 その後、削られていく軍備の影響を思う。]

[けれど、彼らに戦から手を引かせることができる。
 とも、同時に思えば…………ここのような
 賑やかさを、彼らにも届けば………]

[己の甘さに決別ができぬまま、
 イアンは第一皇子も第二皇子も、
 選べぬ気持ちのまま廊下を歩く。]


【人】 本屋 ベネット

―宮廷内のどこか→会議室―

 嗚呼。探させてしまいましたか、すみません。

[己を呼び留めたのは、王の崩御と会議室への招集の知らせ>>#0を持ってきた使いの者。
 どこへ行っていたのかと言う問いには、風に当たりに、と曖昧な返事。]

 遅くなりました。

[会議室に姿を現した際、既にそこに辿りついていたのは幾人程居ただろうか。
 常と変らぬ顔色と様子で、用意された席に腰掛けた。**]

(18) 2011/03/21(Mon) 01時半頃

[―――――――。

頭の両側に浮く能力制御装置。
第9師団によって開発されたものであるというそれは、自力で能力制御の出来ないナユタ・M・エンライが帝国で、軍で生きる為に必要不可欠であり、存在意義を根本となるものであった。]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/03/21(Mon) 02時頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/03/21(Mon) 02時頃


ベネットは、馴染みの無い5番目の席に就けば、暫くの間は押し黙ったまま。**

2011/03/21(Mon) 02時頃


 
 祖父の手により創られたこの義体には、特殊な回路が組み込まれている。
 
 
 詳しい事は判らないが。
 彼の直属の部下の指示の元、第9師団が開発した装置の中に、
 ひとつだけ。それと同じ回路が組み込まれたものが、在ると謂う。
 
 
 
 ――――。
 
 
 


 
 ≪ ………… ≫
 
 
 
 
 ≪ だれ? ≫
 
 
 
 
 
 その場に在る、どこかから。
 自身のそれと近いものを、感じた。
 


…、――

[カツン。もう一度。整えられた爪先が机上を叩く。
静寂が満ちる議会室に、妙に響いたかも知れないが――
何処か苛立ち混じりの其れに、何人が気付いたか。]


…アイツなら。
   “和平”を望むだろうな。

[話し合いの続くそこで、ぽつりとただ一言を漏らす。
悲嘆でも、歓喜ですらない。何として滲まぬ平坦な声色。

腕を組み、背凭れへと軽く身体を預ける。
傍から見やれば、何か悩ましげに思案する様にも見えたろう。
深く眉間へと刻まれた不快の色を、
僅か顔を伏せることで誤魔化しきれたかは――知れないが。]


/*
失礼します。中発言苦手な方も居るかもしれないので控えめに…!
ロールでお伝えしようかとも思いましたがちょっと難しかtt…。

基本活動時間はメモの通り、夜間中心です。
(土日祝も仕事の人種なので、あまり曜日は関係なく…)
が、日中でも覗いてはいますので、相談等あればいつでも呼び出し下さい。
反応鈍くて良ければ動きます。

…あ、あと当方智狼です。
普通の狼希望(を悩んでたくらい)だったので、まさかのバージョンアップに困惑。
ので、暫く設定固めに迷走するかもしれませんが、先にお伝えしとおきますね…

赤の無茶振りも問題ありませんのでどうぞ**
*/


                     [カツン。]

[響く音に、顔を向ける。
 そこでは、己の瞳の色にも似た翠が、苛立ちを、不快を含むような色に感じられた。

 背を伸ばし、姿勢よく椅子に座り。ひた、と視線を固定する。
 意思の読めないであろう無表情では、睨んでいるようにも見えたろうか。

 第3師団長と、第5師団長。
 間に居るズリエルに聞きとがめられてない以上、
 その呟きが己の所まで届く事は無かったけれど。]


/*
おはようございます。

僕も、活動時間は大体サイラスと同じで。休日は、土日関わらず、と言った感じです。

因みに此方は普通の狼さん。バージョンアップに困惑、了解しました。どう他の赤仲間に絡んだものかなぁ、と言は思いつつ、場が進めば何とかなりそうでしょうか。

無茶振りは、思いつけば随時。
此方も振られて問題ありませんと言うかご褒美ですn

此方は、できるだけロールで伝えられると良いなぁとは思いますが、中発言は苦手だと言う事はありませんのでご相談等必要があれば遠慮なくどうぞ。


[そして、ゆっくりと2番の横3番の姿を見る。席は円卓正面。表情は一番よく見えた。

 髭を弄ってその様子に目を伏せる。]


/*
当方人狼です。もうちょっと隠れているのもいいな、と思ったけれど、それぞれご無理などは禁物と。
中身は極力控え了解。なるべくロールにて進めていければいい旨、同じくです。




 ま、それは、    な。

[ディーンの言うランドルフの名前ではてぬるい。
 それは同意できるものである。むしろ……。

 それを思えば、強硬派と呼ばれる弟殿下が皇帝であるほうが、諸国の帝国に対する壁の部分は先帝と変わらぬ強固なものとなろう。
 やればやられる、その姿勢だけでも違う。]


[そして、ぐるりと円卓を見回す。
 1番4番は完全にランドルフ派のようだ。


 男は、このまますんなりランドルフが新帝に納まることに危惧を隠せない。
 平和の幻想を抱いた生ぬるい皇帝に、帝国が惰弱になるのは見えている。
 ただ、ランドルフに大きな不満があるわけではない。平和が嫌なわけでもない。むしろ、空挺部隊として、数多くの戦死者を見てきた部分、平和であることは何よりの理想だ。
 だが、多くの平和に見えるものはその犠牲を影に隠す。]


[男が思うのは、ローレンスであれ、レドフォードであれ、必要なのは、その名の強さ。
 動物界でもリーダーが確固であればその群れは栄える。それは結局は人も同じだ。

 平和を唱えるのであれば、それ相応のそれへの覚悟を決めてもらうべきだと考えていた。




 そう、すんなり決まるなど、手ぬるい…。]


[とりあえず、まずは、苛立ちを見せる3番、サイラスと話をしようかと考える。
 ハナからランドルフのみを考えている連中を説得する時間など勿体無い。


 もし、サイラスの考えが、己に似ているものであれば、その賛同者をまた探す。
 そう、ここは、波乱があえて必要なのだ。

 ブルーノ皇帝が決まるまで擁した7日間と同じく。]


[サイラスは情報のプロだ。
 それなりの通信手立ても持ちえるだろう。
 ローレンスではなくレドフォード、そう思う連中。和平による平和でなく、その強さをもってこの帝国はあることをわかっている連中を…。

 そう、戦いを決めるのは人数ではない。**]


【人】 本屋 ベネット

[用意された喪章を受け取り、サイモンの言>>#2に従って黙祷を捧げる。
 綺麗に淀みなく、士官学校で教えられる見本のような礼。
 それを終えれば、暫しは口を開くサイモンの、他の面々の話に聞き入る。]

 そうですね。民が疲弊している事、望んでいる事を考えれば。
 戦は無くなるに越したことはないのでしょう。けれど。

 それには、時期を見る事も、手順も必要です。
 戦を避けるのは難儀なもの。バーナー師団長の仰る通りだと思います。
 此方が和平を勧めようと思っても、下手を打てば足元を見られ、逆に組み敷かれてしまうでしょう。

 ランドルフ殿下の名では、足りない。
 ハミルトン 師団長のお考え>>51には同意します。

 どちらの道を歩むにせよ。
 直ぐに綺麗さっぱり戦いを無くす、と言うことは出来ないのでしょうね。

(59) 2011/03/21(Mon) 11時半頃

【人】 本屋 ベネット

 …どちらの方が、流れる血が少なくて済むのか。
 それはまだ、決めかねております。
 時間は、確かに惜しいが欲しい。
 マリアンヌの方は、大丈夫です。
 僕が数日居ない位で、揺らぐような軍ではありません。

 師団長同士、意思の統一が出来ないようでは、
 どちらを選ぶか以前の問題になるのでは無いでしょうか。

[そこで一旦言葉を区切る。ぐるりと、師団長それぞれの顔を見渡した。思惑を、意思を、確かめるかのように。]

(60) 2011/03/21(Mon) 11時半頃

【人】 本屋 ベネット

 どちらかを、と決めるのであれば。
 選ばなかった片方の処遇も、考えて置くべきでしょうか。
 
 諍いの種が残る可能性は少なくしておく方が良い。
 選ばれなかった方が王位を継承する力を持ち続けたままでは、本人の意思に寄らず担ぎ上げられる事も考えられる。
 選帝の場に名が上がる程の方であるならば、余計にその危惧は強い。

 ランドルフ皇子、ヴェスパタイン皇子。
 今回選ばれなかった方の王位継承権は剥奪する事、を提案致します。
  
[15の人が集まる中。述べる声も表情も、いつもと何ら変わりない。
 けれど伺うような視線を、師団長の中でも年長な部類である、
 ユ・シハ、イワノフ・チャールズに向け。]

(61) 2011/03/21(Mon) 11時半頃

【人】 本屋 ベネット

 先程、少しですが両殿下とお話を致しました。
 どちらも、国を思う気持ちの強さにはやはり変わりない。

 ですが。
 師団長として王を選ぶ結論ではなく、一軍人として述べるなら。
 ヴェスパタイン皇子にお仕えしたい。そう思いました。
 戦場を共にした経験からと言う事も、大きいかもしれませんけれどね。
 
 両殿下のご意見も、もっとお聞きしてみたい。
 禊中と言う事であれば、敵うかどうかわかりませんが。

 次期皇帝を選ぶ立場、と言いますけれど。
 …僕らもまた、試されているのかも知れませんね。

[何処か大仰な事を、顔色も変えずに言って。
 そうして、また他の者が口を開くのを待った。**]

(62) 2011/03/21(Mon) 11時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/03/21(Mon) 11時半頃


[試されるべきなのかもしれない。
 呟きは、音にはならない。

 31歳。師団長になって数年。
 軍人である父を見て育ったとは言え、その経験は豊かであると言うにはまだ足りない。

 それでも。

 胸の内、固めた決意が一つ。]


[ちらりと、2番の席についているディーンを横目で見る。
 彼には信を置いている。
 きっと、志も同じくするのだろうと。
 さればこそ、この決意を話せない。

 自分が身を退く結果となったとして。
 託せる者を、巻き込めない。]


/*
取り急ぎ。中発言に関する考え方(基本ロールで含む)時間、役職、了解です。
当方は平日仕事で昼間いない(朝6時〜8時半まで鳩対応+昼休み一撃離脱+コアタイム)。土日は予定次第と言うところです。

こちらは囁狂なため、赤より中立、PCの火力、戦闘力がチート的な高さもあるため、結論を先伸ばし+赤と表の展開によっては離反可能性も0ではない(今回赤人数が多目のため……ただ、赤面子の武力が若干低めなので落ち方によりそこは考えて動きます)なので、序盤は赤のお仕事……があまり行えないかもしれません。

ただ、無茶振りその他は可能です。では、あと一時間ほどで本参加します。
*/


[模擬戦は、実践に近いほど効果が高い。

 決意の内容は、凡そそんな所。
 選ぶのは、どちらの皇子を取るのかと言う事ではなく。
 己が、どう動くのかと言う事。

 恐らく一人では難しい。
 さればこそ、誰かを引き入れ巻き込まねばならない。]


[そうして、す、と視線を前に向ける。
 湖水を映したような瞳は、ほぼ正面へと座している鳶色を捉えた。

 相反する能力。己と同じように、前線で戦う者。
 金の為に、動くのだと言う。
 持ち場が違えば、直接話をする事はそう多く無く。
 噂を鵜呑みにするのも馬鹿らしいと思えど、直接問いただす事などしなかった。]

[ひたり、と。その顔を、目を、正面から見据える。
 何か言いたげに、問いた気に。]


[迷いではなく、煮え切らなさのようなものを感じていた。
 それは、直接話をした感触にも、今そこに座っている表情にも。

 珍しく、苛立ちが瞳に過る。

 それは彼が、己と立場の近しい、前線を護る立場である故か。**]


[響く音が耳につく。毀れる小声も。
 感度いい耳は、人の拾わぬ音も、拾う。]

[だから、最初に視線を投げたのは
 ……シェルべり第3師団長。]
[彼は事を急ぎ進めることに
 賛同しかねた人物……だったか。]

 ……………

[では、彼自身は、どう、思うのか。]

[滲む感情を静かに見つめながらも
 ただ、鳶色は思いながら……視線を円卓に戻す。]


[視線を感じる。]
[周囲を見渡すマイコフの視線は
 特には注意するもの……ではなかったが]

[もう一つ……
 視線の色は己には薄灰にしか、見えない。
 そこに赤がなければ、あるのは青。と、知らなければ
 赤以外の色は、よく、わからない……。

 ただ、そこにある感情がわからぬほど
 ”人”に疎いわけでは、ない。]

[けれど、その視線を受けても
 鳶色の奥、燻るものは、ない。

 定まらぬ鳶色は
 静かに、その視線を受けるのみ、であった。]
[それは、己が人間兵器でありながら、一兵ではなく
 前線を護る立場を任じられてる故の……]


 ―――…。

[ぴこり、と動物の耳であるかのように制御装置が周囲の磁場の変動に反応し動く。

強力な磁場の妨害を受けず。
むしろ磁場変動を利用しての通信
ゆらりと議論に沸く円卓のメンバーを眺めていた蒼灰がその元を探す。]


 ………だ ……れ………。
 …こ …此処に …居る、師団長の誰か……?

[組み込まれた特殊回路。
その存在は知らないが、通信にあわせノイズ混じりに問い返す。]


 
 僅かに、黒を見開く。
 
 
 誰かへ向けて発した心算はなかったのだが、
 独り言のような呟きに返ってきたのは、確かな応答。
 


 ≪ イスカが、わかるのか。 ≫


 イスカ……?
 キリシマ師団長?

[再びの通信にノイズがだいぶ消える。
伏せた蒼灰を瞬いてそちらに視線をやる。]


 
 視線が、搗ち合った。
 


 
 祖父から聞いた覚えはある。
 
 
 同一の回路同士にしか発生しえぬ周波数
 共振現象(feed-back)
 
 それが起こる相手が、一人だけ居ると
 


     共鳴 ―Sympathize―     


 
 ≪ エンライ ――――……、 ナユタ ≫
 
 
 
 
 
 ≪ きみが。
 
               そう、なのか。 ≫
 


[視線が絡む。]
 
 なにがそうなのか、は分かりませんが。

 今、そちらにあわせ通信を送ったのはボクです。
 新しい通信機か何かのテストで?
 こんな時に。

[通信妨害の存在である自分が何故通信が可能なのか。
素直な疑問を発しつつも、見詰め合うのが不自然にならぬよう目を伏せ視線を外した。**]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/03/21(Mon) 18時半頃


ベネットは、イワノフからの返答に、じっと目を見て耳を傾けた。

2011/03/21(Mon) 18時半頃


ベネットは、イアンの鳶色もちらりと視界に入ったか。

2011/03/21(Mon) 19時頃


 
 ≪ おじいちゃんの技巧を身に付けているね。
 
   それはイスカと同じ。
   だからこんな、在りえない通信が出来る。 ≫
 
 
 キリシマの発するそれは、声というよりも言葉、
 音というよりも信号、そのもののような。
 受信するナユタにとっては奇妙な感覚かもしれない。
 


 おじいちゃん……?

 ボクの制御装置。
 此れは第9師団の技術により作られたと聞いている。
 その時にこの機能も?
 このボクでも通信が可能であるのならば有用だけれど。

[脳内に直接響いてくるような奇妙な通信に不思議な感覚になる。]


[人間兵器が、人間兵器としてのみ
 見られているのならば、
 選帝権をも持つ、師団長に
 人間兵器が配置されるのは何故か?]

[過去、ドナルド前師団長が
 口にした言葉を、イアンは思い出して、いた]


 
 ≪ それを創ったのは先代だから、
   意図的にそうしたのかどうかは、わからないけど。
 
   直接通信ができる相手がいるのは、イスカも助かる。 ≫
 
 
 
 ≪ ……ほとんど、接点、ないけど。 ≫
 


 ふうん。
 ボクは帝都に戻る事すら数年ぶりだし。
 知り合いも少ない方ですから、偶然かな。

 筆談だけでは不便でしょうし。
 話すのはボクも苦手ですが、通訳しましょうか。

[流石に謎の文字を書いていたとまでは知らないが、イアンとのやり取りを思い出して、申し出てみる。]


 
 ≪ ん。そうだね。
 
   必要なときは、お願いするよ。 ≫
 
 
 しかしそんな機会は少ないだろう、などと、
 見当違いな方向へ思考を巡らせつつ。
 


[そして、ディーンごしにまだ席は立っていないだろうサイラスの姿も見る。
 さて、この情報士の考えは如何だろうか…と。]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/03/21(Mon) 22時頃


 バーンフィールド師団長へ書いた紙。
 『ほりゅう』と書いたんですか?

 通じてないようですけど。

[常に通訳必要なのでは、と思い浮かびつつ確認してみる。]


[ぴくと、感じる視線
今一度机上を叩こうとした指が止まる。
反射的に顔を上げる事まではしないが、ゆると、一度瞬いた。

…気配の先は、然程離れていない。]

―――…、

[背凭れへと身体を預け、伏せていた顔をゆると上げる。
出来る限り自然に、周囲への違和感を与えぬ様。
それが、事実叶ったかは知れないが。

存外に、気配の先は直ぐに知れた。
無表情に向けられていた翠。一つ席を挟んだ――第5の座。

カツン。   視線を其方へ向けたまま、再び、指先が響く。]


 
 ≪ ――え、なに? ≫
 
 
 痛烈に考え事をしていたので、肝心な一言を聞き逃した。
 イアンがこちらへ向かってきたのは、そのときだったか。
 


【人】 本屋 ベネット

―会議解散前―

 そうですか。ありがとうございます。
 王位継承権を…王族権を。
 剥奪しておけば、有事の際に処刑するのに難儀する事はないだろう、と、考えていたのですが。確かに、尚早でした。
 では、その話はいずれ。

[伺う視線を投げた者、そうでない者。
 それぞれの意見には、真剣に耳を傾けた。
 選ばぬ方は失っても惜しまないと。それ位の覚悟で居たいと言うのは、単なる個人の胸の内に留め。

 軍事縮小に関する話題、その他の話題には口を挟まずにいた。
 大方、思うような意見は出尽くして居たので。
 そうして、一度解散の話が出れば小さく頷き是を示す。

 どこか空気の和んだような幾つかのやりとりは、軽く眺め。
 生物兵器、と言う単語には、一度瞬いた。瞬いたのみであった。

 手持無沙汰に取っ手に指を絡めたまま、口をつける事の無かったカップ。
 解散の合図の後、一気に飲み干そうと傾けて。]

(165) 2011/03/21(Mon) 22時半頃

【人】 本屋 ベネット

 ……あ。

[小さく零す。中身が凍っていた。] 

(166) 2011/03/21(Mon) 22時半頃

【人】 本屋 ベネット

[ふ、と。周りに悟られぬよう、息を零す。
 席を立つものも多ければ、零れた言葉もそのざわめきに紛れたか。 元より体温自体も低い身であるが。
 近付けば、普段よりは冷やかさを感じたかもしれない。

 氷の能力の現れる事の多い家系。
 自然、第7師団の検査は幼少時より受けており。
 それ自体にも、生物兵器と言う言葉も、耳に慣れているものだった。]

 …そう言えば、所在、でしたか。
 では、出来る限り、頂いた客室の方へ。
 若しくは、模擬戦の行われている広場でしょうか。
 身体を動かした方が、気は紛れそうですし。

[さて、これからはどうしようか。ざわめきを眺めながらカップを置いて、そんな事を思案した。]

(172) 2011/03/21(Mon) 22時半頃

[微かな声も、各会話も、耳に届く。
 ただ、届く、だけ。

 敵兵や他の危機状況ではないと判断がつけば
 耳は、音を追うのをとめる。
 だから、グレイシアのカップの中身
 その状況を知ることはなかった。]


――、…?

[向けられた視線に、僅か眼を顰めて瞬いた。
不快の色、という訳ではないが、言うなれば怪訝。

元より師団の関係上、定期通信等でも会話する事は多い。
全く知らないと言う訳では勿論ないが、
隣の人物に比べれば、親しいという間柄では決してなかったし
況してや、視線を向けられる理由に思い当たりなどなく。]


 あなたの文字は読めません。

[イアンが近づいていくのを見守りながら、率直に告げる。
オブラートに包むという気遣いは存在しない。]

 …よほど伝えたい事があれば、言って下さい。

[ふぅ、と小さく溜息をついて視線を外す。]




[通信士の顔は、警戒を描いていた。
 まぁ、無理もない。

 まだ7日ある選定の儀。
 動向をまだ見据える時期だと感じ、話はディーンにのみ。]


 
 ≪ ああ、よく言われるんだ。 ≫
 
 
 イアンへ向けて綴ったのと、同じ言葉を返す。
 
 仮に口に出せていたなら、
 「まったく悪びれる様子なく」
 そう表現するに相応しい口調だったに違いない。
 
 殆どただの信号に近い、キリシマからのこの通信で、
 そんな感情のニュアンスまで伝わるはずはないだろうけれど。
 


[凍ったカップを眺める。
 そんな事になったのは、胸の内に沸いた苛立ちであった事は承知していた。

 向けた視線、相手が赤以外がわからない事を己は知らない。
 知っていても、視線に籠めたものは変わらなかっただろうけれど。

 手応えの無さを感じ、苛立ちは募った。
 考えを巡らせ。
 何故そんな事でこう苛立つのかと言う理由に行きつく事ができず、
 それがさらに苛立ちを募らせる。]


 ――…。

[不便しないのならば、放って置いてもいいのだろう。
感情のニュアンスは通じずともそう判断する。]


【人】 本屋 ベネット

 何でしょう。

[場を離れようと、席を立つ。
 声をかけられ>>192、何が、と言うような様子で返した。
 恍けたつもりはなかったのだけれど。

 ズリエルの一瞥する>>196のにも気付いて、一度視線を合わせた。目の端に凍ったカップが映り、ああ、と、合点が行って。]

 慣れぬ事に、少し疲れたのかも知れません。

[疲れ等滲まない声色で告げた。]

 少し気晴らしでもしてきます。と言っても、模擬戦には参加しない方が良さそうですね。
 シェルベリ 師団長、どこか良い場所でも知りませんか。

[声をかけてきた男は、帝都に常駐している事を思い、尋ねる。
 歳近い、同じく士官学校卒の第三師団長。
 前線に適した自身の能力とは系統が違ったため、多少授業で一緒になった事がある位だったか。

 第4師団長とは、ぎりぎり関わらない位の学年差であったように思う。ただ、その貌のインパクトから、学生時代から見知っては居たのだけれど。]

(203) 2011/03/21(Mon) 23時半頃

 兵器であれれば良い。
 何物も、退けられるなら。

[どこかから聞こえた問答。
 語気の強さは、響いて。

 自分に向けられた言でもないが。
 答えるでもない声は、ぽつりと。]


[カップの中身に気づかなかったイアンに
 グレイシアがそれが苛立ちが引き起こしたこと。
 その、苛立ちが己が引き起こしたこと。
 どちらも想像にも、浮かばなかった。]

[もし、カップの氷結に気づいていても
 それが、己の視線が原因だとは、知らない。
 受け流したことが苛立ちにつながった、のだと。

 気づかぬまま、イアンは
 今はキリシマに視線を、意識を向けていた]


[けれど、ふと、耳が音を拾う。
 脳はその言葉を素通りできず意識に持ち込む。]

 …………

[こちらの声は、聞こえない、だろう。
 それに、何も知らない相手に、何か、簡単にいえない。
 ただ、キリシマから一度視線をはずし
 グレイシアを一度、見た。]


[前線に立つ身。視線には聡い。
 目を遣れば、此方を見る視線は、正面から受け止めた。
 ぽつりと零した声が聞かれていた事には気付かない。
 見た目から獣人と言う訳で無ければ、その耳の良さにまでは思考が行きつかないものだった。

 それでも、口を開きかける。
 何を聞いたものだか、とっさには思いつかない。
 何より、相手は他の相手と話し中である。
 しかも遠い。]

 …………。

[確か、部屋か、中庭。そんな事を思い出して。
 何か言いそうだった口を閉じ、視線は此方が今話している相手に向けた。]
 


[薄い灰の視線がこちらに気づく。
 鳶色もこちらに気づいた薄灰の視線を暫し、見やる。
 
 ただ、その口が、何か言うとでも言うのか
 開きかけたことに、鳶色は軽く丸くなる。]
[己が相手を知らないように、相手も己を知らぬであろう。
 上着に隠れた尻尾か、
 己自身から過敏な鼻や耳のことを聞かなければ
 今の距離は会話距離ではないはずなのに。]

[結局言葉は届かなかった。
 だから、イアンもすぐに視線はキリシマに戻した。]


――…、

[目前の男が呟いた言葉は、
離れた16師団長の彼までは届かねど――
距離からだろう、雑踏に混じれど己の耳には僅かに届く。

尤も、多少の聴力は自負しているが、
第4師団長のズリエルが気に留めぬ様子を見るに
それだけが理由かは、曖昧な所ではあったが。]

…能力の有無を重んじるこの軍が、
生物兵器の存在を嘆くのか。

[ならばこの身は何だと。 喉の奥で小さく笑う。
――能力の有無だけで軍属へと仕立てられた身は、
生物兵器とやらと、何ら変わりが無い様にも思えて仕方が無かった。]


【人】 本屋 ベネット

 気が立っている、ですか。かも、しれませんね。
 前線を率いる身としては、常に冷静であれと幼少時より教えられていたものですが。

[問われない事には答えない。サイラスが、自身と同じく軍属を多く出す家系である事を知ってか、そんな言葉もぽろりと落ち。
 ご自愛を、と言う言葉>>215にも、ありがとうございますと小さく礼を。]

 城下…までは、今は出る気にはなれないですね。
 庭園、ですか。ありがとう、行ってみます。

 ……貴方も、気に入りの場所ですか?

[人も然程来ない、と言うサイラスに、一度相手の顔を見る。
 副官に報告を、と言うズリエルの言が聞こえれば、そちらに視線を向けた。
 副官は、マリアンヌに残してきた。有事であれば連絡するようにと、言伝てあれば、此方から様子を伺うつもりは無かった。]

(229) 2011/03/22(Tue) 00時半頃

【人】 本屋 ベネット

 では、失礼します。また。

[庭園の場所を聞き、二人に敬礼を送ると、コーヒーでもとズリエルを誘うサイラスの横を抜け扉の方へ。

 足は、そのまま教えられた庭園の方へ。
 この時期、どんな花が咲いているのだろうか。

 そんな事に思い巡らせるだけの情緒は持ち合わせていなかったけれど。]

(231) 2011/03/22(Tue) 00時半頃

[エンライの言葉、ブランフェルシーのその前の言葉。
 それぞれの、思考と、出す言葉。
 鳶色の奥、その脳髄に降り積もる。
 それは、なにかの切っ掛けで点火し燻る燃料へと変わる。]

 ……嘆く、のだろうか……

[耳が拾う言葉に、誰にも聞かれぬはずと
 ユ=シハがその場にいないことも有り、第15師団長は、零す。]


[呟きの聞こえたらしいサイラスを、気付かれないよう一瞥する。
 そこには、感情は滲まない。

 鳶色に向けた、苛立ちのようなものすら。]

 嘆いた所で、兵器は兵器。
 ……ならば、せめて有効に使うのが得策だと思います。

[その呟きもまた、ズリエルには聞こえてないような、小さな物だと気付けば。自然声色も小さく、横を抜け様に声を落とすだけだった。]


 そういえば、会話は成立したのかな。

[ふと思ったことは、伝える気はなかったが通信に乗った。]


【人】 本屋 ベネット

[扉からでようとした際、かけられた声>>232に振り返る。
 疲労を表に出さないと、評されたその通りの表情と声色で。]

 身体を休めるのも、仕事の内です。
 貴方もきちんと休んで下さいね、ハミルトン師団長。
 気を詰めるのは、得意なように見受けられますので。
 眉間の皺が、それ以上増えませんよう。

[一応、疲れと言う者は感じていたのだろうか。
 言は、多少学生時代のようなものになっていた。
 学生時代の先輩に、そうしてその横ではしゃぐ様子のイワノフに黙礼して、くるりと背を向けた。]

(241) 2011/03/22(Tue) 01時頃

 
 ナユタが何を話していたか、までは聞き取れなかったけれど。
 会議室を出ようとするのが眼に入ったなら、そのまま見送る。
 
 それよりも、離れた場所でも通信は問題なく可能なのか、
 という点に興味が向けられていた。
 
 
 
 ≪ ……ああ。 問題ないみたい。 ≫
 
 


兵器は兵器、ね。 ――…それも道理かな。

[すれ違う様、密やかに返る声。

第4師団長を務めるズリエルの耳に、届かぬ様にと。
特に聞かれて困る事では…無いとは、思えど。
意思を決めていると告げた彼の耳に入れるには聊か気がとがめた。

まさか、その会話が――離れた15師団長の
彼の耳に入っているとは露にも思わない。
立場柄、音の、特に声の聞き分けには自信は有れど
所詮人の身、聴力はそこまで優れていない。
彼の零す言葉を捉える事は、なく。]

本当に嘆くべきは、兵器が兵器たる所以では無し、か。


[声が、声から覗く思考が、また一つ、降り積もる。
 一つ、また一つと…………頭が、痛い。

 怒号、悲鳴、地鳴り、火薬の匂い、血の臭い。

 それらなら、ただ、情報が示す事態に、
 瞬時に動けば良い、だけなのに
 
 戸口で、強くなる頭痛に、軽くこめ髪を抑えて。]

 ――…………

[2人の対話は届いていた。けれど、答えは”ここ”にあるもの
 頭痛が酷くなり、己の思考が回らなくなる中
 これ以上降り積もるのを避けるため
 会話の行く末は気になれど、急いで戸口を後にした。]


[ディーンを誘いつつ、考えることは、選定のこと。
 先ほどの話で、ブルーノ皇帝の名が諸国を抑えていた旨、しっかりと理解している人物であることはわかったからだ。

 それは、元従卒だったという贔屓目を差し引いたとしても、自身の考えに賛同も得られるかもしれないと。

 昔話をしたいのも事実だが、彼の考えをしっかりと聞き出しておきたいのもまた事実だった。]


 ――……。

[すれ違い様の会話は、それ以上は続かなかった。
 湖水に翠を映すだけで、その場を去る。

 先の席。余り、その声を聴かなかったけれど。
 出ていない物がありそうだ、と。
 ……聞いてみたいと。
 そんな事だけ、頭の端に留めながら。]


 ――…これも、制御できないのかな?

[キリシマからの通信に翼を撫でる手を止め。
無意識のうちに通信していたらしき事に眉を寄せる。]

 大丈夫なら、これからも平気ですね。
 七日七晩、随分と長い…――。

[窓の音を小さなため息を零す。
それは小さな信号となって伝わっただろうか。]


【人】 本屋 ベネット

―中庭―
 
[庭園に向かうには、中庭を通る。
 綺麗に整備された道を通り、奥へと足を進める途中。
 木の枝にかけられた軍服>>236に気が付いた。]

 ――……。

[バーンフィールド師団長、と。
 呼びかけは音にならなかった。
 槍が振るわれる度、空を裂くような音が聞こえる。

 邪魔にならないような位置。傍の木に凭れかかって、
 暫しの間、気配を殺してその姿をじっと眺めていた。]

(254) 2011/03/22(Tue) 01時半頃

[倒れる敵兵の気配。灯る炎の気配。
 見えない筈のそれを感じ。
 
 戦場を思い出す。

 ぞくりと震えが背中を奔った。]


 
 ≪ 制御。
   できるように、できなくもないと思う、けど。 ≫
 
 
 ≪ イスカが壊れる。 ≫
 
 
 元々第9師団が開発した装置。改造も容易いだろうけれど。
 流石に自身で直接手を施そうとすれば、
 半分以上が機械の身では、ひとたまりもないだろう。
 
 
 言葉とは違う、何か小さな信号に、軽く瞼を閉じる。
 


【人】 本屋 ベネット

 お邪魔したようですみません。
 ベネット・グレイシアです。
 流石、第15師団長ですね。気配は殺していたつもりだったのですが。

[気配を殺したのは、そもそも邪魔をしない為だったのだけれど。
 声をかけられたのであれば、応えぬ道理は無く。
 名を名乗り、姿を顕わした。]

 良ければ、続けてください。
 ……お邪魔でなければ少しだけ、眺めていても……

[良いですか、と。続けようとした所で、手袋に滲む液に気付く。
 じっと見て、顔を上げ。]

 怪我、を?

[首を傾げて問うた。]

(261) 2011/03/22(Tue) 02時頃

[何故だろうか。
 先程まで感じていた苛立ちは、今は綺麗に消えていた。]


ベネットは、問う声も表情も、心配を滲ませるものでは無かったけれど。

2011/03/22(Tue) 02時頃


[一時気配を消失した相手が
 そう感じ取ったことを知らない。

 ただ、普段の静かな表情は消失し
 好戦的に上がる眉と、微か上がる口角が、
 そこには、ある。]

[ただ、それも、槍が止まる迄、の間だが]


 
 暫く、沈黙した後。
 
 
 
 ≪ 敬語。
 
 
   使わなくて、いい。 歳、近いよね。……多分。 ≫
 
 
 相手の正確な年齢など、知る由もなかったが。
 
 畏まった調子での通信が続くのだろうかと考えると、
 肩が凝りそうだった。
 


【人】 本屋 ベネット

 火傷ですか。
 氷と違って、火は触れればそれだけで怪我をしますからね。

[言いながら、ぱたぱたと軍服を探る。衛生兵の身でも無ければ、都合よく手当の道具を持っている訳もなく。]

 僕ではお役に立てないようです。
 後程、衛生兵を捕まえて下さい。
 気晴らしも良いですし、もう少し見ていたい所ですが。
 それが酷くなるようだと、差し障りはありませんか。

[抑揚なくさっくりと告げて、自分のつけていた手袋を脱ぐ。正規の軍服に付属のもの。]

 膿のついたままの手袋よりはマシでしょう。
 丁度、冷えてますし。どうぞ。

[布でできているとは言え、僅かに氷も付着して冷気を放っているそれを、近寄って差し出した。自分よりも、かなり高い上背。
 近寄れば自然、見上げるような格好になる。]

(267) 2011/03/22(Tue) 02時頃

 嗚呼。単に、羨ましかったのか。

[己よりも秀でた体格。炎の性質。
 それらを羨望して、それらを持ちながらも覇気が無く感じて。
 
 それでか、と。
 胸の内だけで勝手に納得した筈が、ぽろりと言葉となって漏れた。]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/03/22(Tue) 02時半頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/03/22(Tue) 02時半頃


[さらに、零された言葉に、また虚を突かれた。]

 ……………羨ましい………?

[誰が。誰を?][ぽかんとした表情で
 鳶色は薄灰色の瞳を見る。
 獣人との混血、己をも焼く能力、後ろ盾もない身、
 人を殺していくこと、
 戦の中でしか生きるを見出せない。
 別に不幸だとも思わぬが、人の羨望があるとも思えない。]
[しかも眼前の青年は、赤ではない国家紋章
 名高い家柄、整った容貌、能力と会議でみせた誇り持つ心、と
 欠けたるがないように、見える、のだけれど]


【人】 本屋 ベネット

 嗚呼、ガーランド師団長の。では、大丈夫ですね。
 気にはならないのなら良いですが。
 ただ、何時もの事とは言っても。火傷のあるようでは、槍を握る手に力を十分に込められるだろうか、と。

[どこか、見当違いな心配をしていた。表情には出ないが。]

 水の無い所では、効果も十分には発揮できない能力です。
 発動できない訳ではないのですけれど。
 多少なりとも、役に立てれば。

[手袋が受け取られれば、ふ、と僅かに息を吐く。
 知られないように微かだったが、獣の耳には聞こえてしまったか。
 一度手元を見、微かに揺れる何かが目についた。]
 
 ……尻尾?

[見上げる。疑問を投げるような視線は、獣人の血が?と。問うていた。]

(277) 2011/03/22(Tue) 02時半頃

[虚を突いたには気付かない。
 そもそも、言葉にするつもりも無かったのだ。
 表情は、やはり変わらないのだが。バツが悪いのか、ついと視線を逸らせた。]

 氷の力は、水が無ければ十二分の威力を発揮しません。
 勿論、水上では殆ど敵は居ないと言って良い。それには誇りを持っています。
 …ですが、水上に縫い止められているようなものでもありますので。

[戦場で死んだと言う、父親。その死に際も、水上では無く陸の上であったと言う。]

 炎のように、場所がどこであれ敵を薙ぎ払えれば、とは。偶に。
 それに…上背も、余りありませんし。


 それなのに、覇気が無い、と。感じておりました。
 先程の様子を見るに…単なる此方の思い込みだったな、と。
 申し訳ありません。

[苛立ち、睨むようだった視線には恐らく気付かれて居ただろうと思い謝罪する。
 混血だのなんだのと、そう言った事には何ら引っかからないらしく。
 そも、戦場でしか生きられないというのなら。
 軍人としてしか育てられていない、己だってそうだとも。

 誇りはあれど。家柄も、容貌も。自身の気に留める所でなければ、益とは数えておらず。]

 ……バーンフィールド師団長。お聞きしたい事が、あります。
 金のために軍に属している、と聞きました。本当ですか。
 それと。 
 戦場は、必要だと思いますか。

[余計なことまで口走った気がして、話題を変えるように、半ば唐突に問う。ただ話題を変える為だけではなく、以前より胸中にあったものだったけれど。]


[口に上る言葉を静かに聞く。
 水辺に縛られる。かわりに水辺での威力は絶大。]

 ………何かに、秀でれば、裏返した何かがある。
 それは、どの能力も、同じ、とは。

[確かに己の能力の発動に、場の縛りは、ない。
 けれど、水辺での威力は低く、乱戦、森の中、市街地で使えば
 味方や、民も巻き込み、一度己が手を離れて暴走すれば
 何もかも食い尽くす破壊の火と、なる。]
[上背も、その分見つかりやすいと言う欠点も持つ。]
[破棄の有無に関しては……謝罪も含めて
 どう答えれば良いかわからず、ただ鳶色を槍に向けて]

[彼の内心で、それぞれの要素がどう考えられているかは知らぬまま
 次いだ質問に、暫く薄灰をじっと見詰た。]

 それは、事実であり
 同時に、金銭だけでしたら、師団長は辞退、しました。
 ………割りに、あいません、から。



[肯定と、否定。混ざる返答を返して。
 ただ、もう一つの質問には鳶色は地を見る。]




 ………私と、私の師団には………

[暫く、口を動かせず。
 ただ、真撃な質問をそらすことも出来ず
 ぽつりと、そう零した]
[団員達にはそうでって欲しくもない、
 それ以外を見出して欲しいとも、思いながら
 けれど、そうするには、彼らに戦以外の術と
 戦以外の術を身につけるまでの余裕等
 多くのものが足りないのも、知っているから]


【人】 本屋 ベネット

[気になるなら死んでいる、と言う言葉に。
 痛みが無い訳ではないのか、とは思いながら、そこを労わる言葉は口から出ない。]

 代償が、無い訳ではありませんが。
 …………。

 多少あったとしても。力は、有るに越した事は無いと思っています。
 無ければ、何も護れませんから。

 武力の道を取るにしても、和平の道を取るにしても。

[代償が無い、と言うのには言葉が淀む。
 けれど、続く言葉ははっきりと。
 暗闇の中、細まりかけた視線には気付けない。
 問いに、返ってくる言葉には。]

 嗚呼、では。常人よりも、目や耳等が、発達している、のしょうか。

[それならば、それは良い事だと。益しか見ていない事、抑揚ない口調でも伝わるだろうか。
 合理さを重んじる主義。人とはまた違う事に気を留めるでもなく、揺れる尾に目をやった。**]

(284) 2011/03/22(Tue) 03時頃

【人】 本屋 ベネット

[そうして、会話に一区切りついて。
 また彼が鍛錬を始めるのなら、木に凭れてそれを眺めるのだろうし。
 身体を休めに行くと言うのなら、暗闇の中、自身は庭園へと足を向けるだろう。**]

(285) 2011/03/22(Tue) 03時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/03/22(Tue) 03時半頃


 そうですね。きっと、単なる無い物ねだりなのでしょう。
 秀でたのみの能力なんて、そうそう無いと思いますし。

[ 勝手に苛立って、勝手に自分の中でそう自己解決していた。
 自分勝手な心情の動きは、伝わる事は無いだろうけれど。どこかすっきりとした風で、言葉は落ちた。

 謝罪に戸惑うような様子には、ただ伝えたかっただけであった青年は、首を傾げるだけであったが。]

 金銭以外の面で。「割り」に会っています?

[何故、そこまで突っ込んで聞いているのか。
 きっと、今の時期に必要になる気がするからだ。

 そう、自身を解釈した。
 二つ目の質問には、「そうですか」と小さく答える。彼の胸の内の思いなどには行きつけない。]


【人】 本屋 ベネット

 怪我をするような、大仰なものでもありません。
 余り気にしないで下さい。

[>>286 言葉には緩く首を振る。
 表だって現れるようなものでもないのだ。
 己の心情が、殆ど表情には現れないように。]

 鼻と、耳。戦場では、有益ですね。
 祭りの場では、騒がしそうですが。

[まさに、それを避けていた事は知らない。
 どれだけの声が聞こえるのか、それを体感した事が無ければ、実感も薄い。

 差別や、忌避。
 聞いた所で同情だの気を使ったりだのするような性質でも無かったが、親しく話をした事も無ければ知らぬ事だろう。]

(297) 2011/03/22(Tue) 11時半頃

【人】 本屋 ベネット

 ええ、勿論。

[>>287会話が切られれば、異を唱えるでもなく。
 再び舞う槍を、姿を、気に凭れて眺めた。

 表情に、何かしらの感慨を浮かべるでも無かったけれど。]

(299) 2011/03/22(Tue) 12時頃

【人】 本屋 ベネット

[暗闇の中、動きを捉え逃さないように、じっと見据えるように眺めていたのはどれだけの時間だっただろうか。
 腰の刀に手が伸びる。
 かち、と小さく音が鳴った。

 今、切り込んでみたらどうなるだろう。
 
 思った時には、身体が動いていた。

 身を起こせば、ざ、と踏み込んで。
 素でで握った日本刀、刃のついていない方を上に。
 振り下ろされる槍を受け止めるよう、ひゅ、と風を切って剣を振り上げた。**]

(300) 2011/03/22(Tue) 12時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/03/22(Tue) 12時半頃


[闇宵の中、含むもののない、
 声が耳に届き、イアンも頷く。
 何事も、見方、使い方、考え方、なのだろう、と。

 首を傾げる様子に、理由を言語化する
 能力はなく、ただ眉をさげた。]

 …………今、は。

[さらに、踏み込まれ、些か驚いた。
 ただ、時期が時期だ。
 己が会議で人に訪ねるように、
 グレイシアも、何か、知りたいのかもしれない。
 だから、素直に短い言葉で答えた]


 ――…そう、でしょうね。

 こちらにも、なるべく気を遣うことにします。

[最初にキリシマを見た時に抱いた懸念。
改造を施す為には制御装置を切らなくてはいけない。
そして、制御を失えば機械を簡単に破壊してしまう。

また一つ増えた気を遣うべきことに再びの溜息。]


[そして、暫くの沈黙後。
言われた事に見えはしないだろうが、意外そうに蒼灰を瞬いて。]

 たぶん、ボクの方が少しだけ年下、かな。
 ボクも自分の正確な年齢は知らないけど。

 いつも通りでいいなら助かる。
 ボクも慣れない口調は疲れるから。

[ほっと今度は少しばかりの安堵の溜息を落とす。]


[向かい合うならわかるだろう。]
[鳶色の奥の焔と、はっきりと上がる口角に。]

[……相手の殺気無しに気がつけば
 直ぐにそれは消え去る、が*]


そうですか。

[割に合っている。その内容まではわからずとも、会話が切られた事もあり、そこからは踏み込まなかった。
槍の舞うを眺めながら、ただ、黙って思案するように。]


【人】 本屋 ベネット

[>>301 頷きには視線を遣るだけ。
 ……家の。
 代々水上を任される、グレイシアの問題も孕む。
 自身の事だけが絡むでなし、まだ現状では、
 気にされ、問われても答える事はできなかっただろう。]

(331) 2011/03/22(Tue) 19時半頃

【人】 本屋 ベネット

 ……っ!

[槍を受け止めに行った剣は手応えを得られない>>303。ぶわ、と殺気に覆われ、息を飲む。
 視線の端に、軌道を変えた槍の影。

 早い。

 薙ぐでなく、受け止めに行ったのが幸いしたか。
 左手を離す。
 柄を持った手を中心に勢いは剣先だけに移し、ぐるりと一回転させ。
  
 甲高い音が響いた。
 槍の首元近い柄の部分を、身の程近くで辛うじて受け止める。

 避けずに居れば寸前で止まっただろう槍の切っ先は、受け止めた反動で僅かに頬を掠る。

 つう、と一筋血が流れ、けれども直ぐに、氷りついた。]

(333) 2011/03/22(Tue) 19時半頃

 ――……。

[真正面から、焔が湖水に映り込む。
 上がる口角は、話をしている最中とは全く別人のような顔。

 鳥肌が立つ。
 それは、恐怖や戦きでは無く寧ろ歓喜に近い。
 軍に属し、戦線に立ってきた血が滾る感触。

 湖水がすうと細められる。
 じ、と。睨むような視線は、模擬と言うには鋭く。
 ひやり、と辺りの空気が僅かに冷えた。]


【人】 本屋 ベネット

[切り結ぶような形。
 受け止めた手には、痺れが奔る。

 模擬の試合だとしても、殺す気でかからなければ相手にもならなさそうだ。
 そう判断し、手に力を込めた。
 
 時。]

『グレイシア第5師団長、こんな所に……、
 ……バーンフィールド第15師団長も、何を…!?』

[声がかかった。
 声の正体は、通信兵。言からして、探されていたのは己だったか。
 師団長同士が切りあっている状況に、困惑を顔いっぱいに浮べている。

  息を吐き、力を緩めたのはほぼ同時であっただろうか。]

(334) 2011/03/22(Tue) 19時半頃

【人】 本屋 ベネット

……なんでしょう。

[一息つけば、サイラスの部下だろう通信兵へ歩み寄る。マリアンヌからの連絡。
通信兵は、手紙を読み上げる事はしない。耳の発達したものも居る中、当然の事か。

黙読。最中も表情に変わりなければ、火急の用でないと取られるか。]

わかりました。ご苦労様です。

……邪魔が入ってしまいましたね。いずれまた、手合わせ願いたいものです。

[言葉ばかり、通信兵を労った後。イアンを振り返って告げる顔はいつもと変わらぬ抑揚のないもの。

では、と敬礼をして、来た道を戻ろうと。向かうのは、宛がわれた自室。結局その日、庭園までは行き着けなかった。**]

(336) 2011/03/22(Tue) 20時頃

[手紙の内容。
ミューズ湖で、小競り合いの発生した事。
多少敵は多かったが、南の国からではなく近隣の海賊の類いで、既に沈静化した事。
……けれどその際、兵が一人、死亡した事。

公の手立てを使った連絡。
それを管轄する者は、どこまで把握するものだろう。
目に耳に、する機会はあったかも知れない。]


バーンフィールド師団長。

もし、良ければ。
もう少し派手に模擬戦をしてみませんか。
ある意味、悪巧みとも言えますが。

国の。民の。部下の。
何より、自分の為に。

 興味があれば、部屋にでも訪ねて来て下さい。

[返事は急ぎません、と。通信兵の去った後、再度振り返り、言い残した。]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/03/22(Tue) 20時半頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/03/22(Tue) 22時頃


[正面、射る薄灰を常の鳶色が受ける。]


[そこに、己がよく目にする恐怖も、慄きも
 見られないのも、名ばかりではないと、わかる。]
[グレイシアの頬を伝う血液を凍らす冷気は
 イアンにも届いており、
 鍛錬し続け温まった身体に心地よいぐらい、だった。]


 …………私は、模擬戦は……

[グレイシアが口にした言葉。
 行わない、行う。ではなく
 好悪だけを表そうと。短い言葉を落とす。
 それに……]

 ………………

[何か、直感的に、警戒が走る言葉、だった。
 大義名分になり得る要素がまぶされた言葉。
 少なくても、先ほど、イアンに素直に答えさせた
 その言葉とは違う気配を感じて。

 その直感で感じたものを、
 隠すべきか、隠さぬべきか瞬時考え
 薄く、眉を寄せることで表した。

 それ以上は、何か表出することはなく。
 グレイシアの去りゆく背を鳶色はじっと見つめた。]


 では、実戦の方が?

[寄せられた眉に、抑揚無く問う。
 返事があろうとなかろうと、そのまま立ち去るだけであったろう。
 模擬戦を、好まないと。言葉では聞いていたけれど、敢えてその言葉を使った。

 警戒も、当然。
 並べた言葉は本心であれ、詳細をごっそり省いておれば大義名分にしか聞こえなのだろう。

 乗るか反るかもわからぬ相手。
 今は、ただ気に留め置ければ良い、程度の声掛けの積りだった。]


[背に注がれる視線。気付けども、振り返る事は無かった。*]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/03/22(Tue) 23時頃


[借りた手袋を手に取ったとき
 持ち主のことを思い出す。

 昨夜、最後にかけられた言葉には
 警戒もあり、それに…………

 …………ともかく、表情を変えることなく
 薄灰を鳶色で見据えるに留まって。]

[何を、考えているのか、いないのか。
 腹芸が得意とはとてもいえないイアンは
 手袋の持ち主に関して嘆息しか出なかった*]


[ラミケシュの部屋で、ディーンとの会話を思い出しつつ、選定のことを考える。

 どうやら2師団について、憂うことがあるようだ。
 いずれにしろ、彼もまた、力が、この国の支えとあることはわかっているようにも思えた。

 やはり、今、諸国に新帝として構えをさせられるのは、ローレンスではなくレドフォードではないだろうか、とあらためて。そして、今度あえば訊いてみるのもいい、と思っている。]


[だが、表面的には、やはり、4番も宣言していたが、ローレンスを推すものは多いであろう。
 このまま、会議がだらりだらりと進むならば、そのまま、きっとサイモンが推すように進んでいくに違いない。]



 ――……サイモンか。



[表決をとるならば彼。報告もやはり彼がするであろう。
 両殿下の支持が拮抗した場合も、サイモンがいれば、きっとそのままローレンスに流れることは間違いないように思えた。]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/03/22(Tue) 23時頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/03/22(Tue) 23時半頃


【人】 本屋 ベネット

―自室―

[師団長クラス故か。簡易シャワーもついている、豪勢な部屋。
 ざっと汗を流すと、替えの軍服、上着だけ着用していない姿に着替える。
 上着も、直ぐに手に取れる位置に。

 いつ何時、何が起こるかわからない。
 寝る時にすら寛ぎ切った格好にならないのは、学生時代を終え、軍に属するようになってからだった。

 寝台に仰向けに横になり、両手で目元を覆う。
 眼を瞑り。
 寝ると言うよりは瞑想するような格好で、眠りに落ちた。]

(390) 2011/03/22(Tue) 23時半頃

 ……ヴェスパタイン皇子に、仕えたい。

[瞑想するような姿勢で、思案する。
 会議でも述べた、本心。

 直接聞いた、取るべき道の具体性。
 何より、戦場を共にした際の雄々しさ。

 国を護りたいと、それも嘘ではない。
 けれど。
 強く率いて行こうと言うものに惹かれるのは、軍人の血か。]

 現状、ランドルフ皇子が優勢か。
 会議で説得をするのも良いけれど。

[…武力で、意思を通す。対戦により周辺諸国を抑えようとする姿勢をなぞるように。

 和平を望むのであれば。
 例えば、南の大国がそう言う姿勢に出たとして、跳ね除けられなければ、ならないのだろう。]


[模擬戦と、イアンに告げた気持ちは真実自身の思っている所でもあった。
 自分如き、留められなければ和平への道を行くのは難しいだろう。
 ある種、試すような。
 傲慢にも思える心持ち。] 

[意思を、通すには。
 ランドルフ皇子を強く推す者が、邪魔だろうか。

 その結論は、奇しくも第11師団長と似ているだろう事、気づく事は無い。]


[具体的な動きに関しては、どうすれば良いのか、暫し深く思案する。直ぐに動くのかどうか。それはまだ決めかねている心の内に、少し苛立ちながら。]


[考えている、サイモンをとりあえずは黙らせなければならないと。
 そこから、話はまた始まる。

 思考は、5番のものと似ていること、もちろん、まだ知ってはいないが、同じ思考ならばサイモンを抑える行為、その時が偶然に重なるかもしれない。

 その場にもし、3番もいたならば、その意向も知ることができるか。]


【人】 本屋 ベネット

―朝:庭園―

[どの程度、日が昇った後だったか。
 青年の姿は庭園のベンチにあった。

 朝起きて、ふと行っていない事を思い出したのだ。
 出かける旨は部下に告げ、部屋にメモも残しておいた。

 朝ご飯を後回しにしたら、城の者が気を利かせてサンドイッチ等を包んで持たせた為、何だかピクニックとでもいうような風体になってしまった。]

 ……。

[細かく赤い花弁が、集まって咲いている花々を見る。
 サンダンカ。
 そんなプレートが刺さっているけれど、目に入らない。
 綺麗、と言う、感想が言葉になって零れる事も。]

[感情のアウトプットは、青年の苦手とする所であった。]

(408) 2011/03/23(Wed) 00時頃

【人】 本屋 ベネット

[庭園に行くには中庭を通るが、自分の通った時分はヘクターが中庭に来る>>398前であったのだろう。

 中庭から少し歩く場所にあるここは、直接中庭を見る事も中庭から見る事も出来ず、ヘクターの演武は残念ながら気付けずにいた。

 サイラスの言う通り、人の来訪も少ないらしい。]

 ……こんな時間は、久方ぶりですね。

[呟く。考える事は、幾つもあるが。
 暫し、ゆったりと。目を瞑った。]

(411) 2011/03/23(Wed) 00時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/03/23(Wed) 00時半頃


 
 ふと、首許に触れる。
 
 
 ナユタの言葉で思いついたそれは、
 
  こ ち ら 側 の送受信 だ け を 一 方 的 に 切る装置。
 


[ラミケシュのヴェス皇子を推す考えには、すぐに同意を示したくなるも、あえて、表情、発言には出さずにいる。]


 ……やっぱり"向いていない"。

[やはり無意識で零した通信。
それは、キリシマの作った新たな装置によって遮断されたのだろうか。]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/03/23(Wed) 01時頃


― おそらくは会議がはじまる数時間前 ―

[そして、サイモンの自室前に影が一つ、たつだろう。
 いや、それは、隠れたもう一つ、そして、それを見るもう一つもあったかもしれない。

 いずれにせよ、サイモンが会議を進めるならば、ローレンスに決まる。それを阻止しようと動いたものだっただろう。]


[最初に立った人物は誰だったか。3番か5番か11番か。
 おそらく15番はまだ動かなかっただろう。]


 
 ≪ …………、 ? ≫
 
 
 試しに遮断してみようか、と思ったところに零れた通信。
 
 若干、疑問信号が洩れたかもしれないけれど。
 こちらへ向けられたものではなさそうだと判断し、
 それ以上の反応はしない。
 


【人】 本屋 ベネット

 ――……。
 
[空気の動きに、瞼を開ける>>410
 気配を感じては居たけれど、動く気にはなれず。
 緩く、視線だけを其方へ。

 散歩をする、「鳥」が天を横切れば、その影を見上げ目を細めた。

 
 暫くすれば、気が変わって中庭の方へ足を運んだり、手つかずのサンドイッチを進めてみたりするかもしれないけれど。それはまだ、分からぬこと。**]

(429) 2011/03/23(Wed) 01時頃

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