26 Fairy Tales Ep.4
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[意識のない彼女が呼び続けていた名は――。]
(*14) 2010/08/05(Thu) 22時半頃
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んーん。数日前からちょっと、なの。 風邪かなとも思ったけど、そうでない場合怖いから一応、なの。 大きな病気の可能性もなくはないから、早めに診てもらうのが一番、なの。なの。
[のほほん。]
(56) 2010/08/05(Thu) 22時半頃
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…………、……。
[僅か、視線は泳ぎ。]
セオドア=リューシ。 村人には、テッドと。
どこの村から?
(57) 2010/08/05(Thu) 22時半頃
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嫌味で言ったんじゃねェよ。
[去りゆく妹は軽く目配せだけで見送る。]
―――…そう。 ルーカスだ。
[明らかに変わる表情に、萌葱色を向けたまま]
じゃあ、俺もテッドって呼ばせて貰おうか。
ン、―――… ムート村から。
(58) 2010/08/05(Thu) 22時半頃
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― 雑貨屋/奥の部屋 ―
[背後から少女の両肩に両手を添えて、 二人並んで奥の部屋へと向かった。
切り分けた塩漬けの鹿肉にスパイスを振って、 馬鈴薯のスープとパンも並んだ二人の食卓]
…
[―――ただいま…] [少女の言葉にぱちぱちと二度ほど瞬いて、 食事を食べ出す様子に瞳を細める]
うん、いっぱい食べてね ベットはひとつしかないから一緒に寝ようか
[少女が帰還を報せて呉れたから、 寝床の心配をする食卓は温かく感じて]
(59) 2010/08/05(Thu) 22時半頃
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[もしかして…。いや、さすがにそれは考えすぎだね。グロリアにどこか似ている子だからだよね、そう、ぼくの気のせい。この子も10年前の―…なんて。]
[何かを聞きたそうに自分を見上げてくる少女>>0:163に何と答えようかと口を開きかける。]
……。 村はね、向こうの方にあるんだよ。
[何を言えばいいか言葉に詰まっている間にどこかわざとらしくも声を上げた少女に気を遣わせてしまっただろうかと視線を落とす。少女に気付かれないようできるだけ穏やかな笑みを浮かべ視線を先に戻す。]
ほら、ついた。ここがオルグイユ村の墓地だよ。
[森を抜けた先にある墓場を指すとさりげなく少女に背を向けるように立つ。その顔はわずかに泣きそうだった。]
(60) 2010/08/05(Thu) 22時半頃
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ふぅむ。 …―少し、診せてもらうね。
[言いながら、少女のコメカミ、項に枯枝の指をあて つい、となぞり 手首は脈を見て]
旅のひとか。 何か面白そうなネタはないかい?
[気を紛らわせるような ただの雑談めいた声]
(61) 2010/08/05(Thu) 23時頃
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ムート村……。
[無意識のうち、空いている右手は自らの襟元を掴む。 女の方が去った事にも気付かぬまま。 表情を隠すように地面を見詰める。]
……好きに、呼んで下さい。
ムート村……噂で、人狼が出たとか。 酷い事に、なったんでしょうか?
[問う声は、まだ辛うじて震えていない。]
(62) 2010/08/05(Thu) 23時頃
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― 雑貨屋/店 ―
ふふ、ついてるよ 其れじゃ、僕は店の片付けしてくるね
[食事を終え少女の頬に残る食べた欠片を手指が拭い、 食器を片付けて商品の雪崩れたままの店内へ一人戻る]
あわわ…随分と吸われちゃったな
[床に落ちた儀式用の古びたナイフは鞘から抜け落ち、 古びた柄とは対照的に刃だけが妖しげに艶やか。
少女を庇った折に肩口に刺さった筈だが身にも服にも、 傷ひとつ見えないけれどナイフに血を干されていた]
おじいちゃんに…怒られるよね きっと
[時折は仕入れで店を空けるとはいえ声をかけていたが、 今回だけは全く予告もせずに唐突に不在となっていた]
(63) 2010/08/05(Thu) 23時頃
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店番 ソフィアは、床に散らばる商品を片付ける。
2010/08/05(Thu) 23時頃
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[テッドとの距離は詰めず、離れすぎない距離を保つ。]
もうこっちまでその噂が? 早いな、…
[彼の後頭部の辺りへ視線を置いたまま]
――― 色々とあったよ。
[僅かに弱い口調で声を届ける。]
(64) 2010/08/05(Thu) 23時頃
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んー。 最近はあまり、かなあ。なの。 でもそうね、ここの雑貨屋さんのお茶とお菓子は最高ね、なの。 おいしいお茶とお菓子は魔法が掛かってると思うの、なの。
喫茶店をやってもいいかもしれないって感じね、なのなの。
[枯れ枝のような指で診てもらっている間、のんびりとそんなことを言い。]
おじいちゃんセンセは、魔法の存在を信じる?なの。
(65) 2010/08/05(Thu) 23時頃
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そう、色々だ…
[自ずと思い出される数日前の記憶。
大切な者を失った。 尊敬していた人と争った。
そんな中で、得たものと失ったものがあり それらを天秤に掛けることはできるわけもなく―――]
(-6) 2010/08/05(Thu) 23時頃
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グロリアの指輪…
[ロミオの事を想えば片付ける間にも眉は下がり、 意識を逸らす先はグロリアの指に見た品]
…オスカーも着てるんだっけ きっと大きく成ってるんだろうな
[弟のように想っていた少年の今を想像し、 物憂げな眼差しは血を吸ったナイフへ落ちる]
…困ったな
[妖しく煌くナイフを革製の古い鞘に仕舞って、 笑まぬ口唇の零す囁きは吐息めく]
(66) 2010/08/05(Thu) 23時頃
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[ルーカスとの距離は遠い。]
……此処は人狼の噂には、敏感ですから。 昔、此処に居たのなら10年前の事。 人狼に滅ぼされ損なった事は知っているでしょう。
[視線を感じながら、ひたすら地面を見詰める。]
色々。 例えば、人狼を手に掛けたり……?
[殆ど確信を持ちながら、確認の為の問いかけ。]
(67) 2010/08/05(Thu) 23時頃
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/* うじうじしてないで殴れ!と言いたくなるテッドである。 でもサイモンも死んでないのにまずいよね(´・ω・`)
(-7) 2010/08/05(Thu) 23時頃
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魔法? そりゃぁ、ある、んじゃない?
[とくり 鼓動の音を指になぞる。]
妖精が見える人、もいるようだよね。 ボクには見えないから、本当かうそかわからないけどね?
(68) 2010/08/05(Thu) 23時頃
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[彼の言葉尻の違和感を問う事はしないまま]
10年前までの事なら、よく知ってらァ。
[どくん、と心音が鳴った。 あの日の光景は 目に、脳裏に焼き付いたまま。
ぎゅっと眉間に皺が寄る。]
ああ、闘ったぜ。 殺しはしてねェけどな。
(69) 2010/08/05(Thu) 23時頃
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そっかー。 まあその辺り、素養のある人ない人色々だからね、なの。 妖精が見える人…も、魔法と関係あるのかな?なの。 そういうのはアイリスもよくわかんないけど、なのなの。
あるかもしれないし、ないかもしれないね、なの。 で、どうかなあ、なの。
[診察の結果をのんびりと問い。]
(70) 2010/08/05(Thu) 23時半頃
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― 墓地 ―
[…こういう時は何と言えばいいんだろう。かける言葉が出てこない、ぼくは年上なのだしこの痛ましそうな表情をする少女>>0:164に何か声でもかけてあげたいのだけれど…。]
……え。先客…?
[すっかり考え込んでしまっている間に少女は自分の後ろからいなくなっており、少し先でお墓一つずつに丁寧に手を合わせていた。少女の声に反応するよう視線を向ける。]
…………、え?
[なんだろうか、知らない人>>5 >>6のはずなのに。どうしてだろう、懐かしい気がする…。知らない人…?違う、この感覚 覚えがある、どこかで…そうだ…!グロリアと会った時の…!!]
……ルー…カス…お兄ちゃん…?
[思わず呟いた言葉に自分自身呆然とする。あの人は、彼は、昔自分が慕い後をついて回った…。昔のように後を追いかけたかった が、もし人違いだったら そう思うとどうしたらいいか分からなくなりその場に立ち尽くす。]
(71) 2010/08/05(Thu) 23時半頃
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殺しは、していない……?
[意外な言葉にはっと顔を上げ。 眉間に皺を寄せる表情をまた睨むように。]
……殺せていたなら、さぞかし喜ぶのでしょうね。
10年前をよく知っているなら。 何故、今此処に? 人狼を殺しにでも来ましたか。
[抑揚の少ない口調は僅かばかり責めるようなものに。]
(72) 2010/08/05(Thu) 23時半頃
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―墓地― [墓の名前を1つず確かめるように指でなぞります。 あの夜のことなんて覚えていなけれど。 けれど、不思議な夢に見たあの光景。
犠牲になったのは、わたしのお父さんとお母さんだけじゃない。
心が痛いのはわたしだけじゃ――――。]
………うん、でも、ね…。
[やっぱり、ここはわたしにとっては知らない場所でもあって。
少しだけ。 ほんの少しだけ、なんだけど。]
(73) 2010/08/05(Thu) 23時半頃
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[ほんの少しだけ わたし さみしい 。]
(74) 2010/08/05(Thu) 23時半頃
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ムリフェイン……兄さんは死んだんだ。 どれだけ、奪いに来るつもりなんだ。
[暗い怒りに、首もとの証が熱を持つ。]
(*15) 2010/08/05(Thu) 23時半頃
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/* >>74 すまん。(企画人は土下座した)
霧濃いので 待機。
(-8) 2010/08/05(Thu) 23時半頃
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[覚えてないことも、自分が小さかったことも。 誰の力にもなれてなかったことを悔やむと涙が出そうになりました。]
ううん!!頑張るもん、頑張れるもん!
[そう言ってまた立ち上がって次のお墓へ移動します。 いくつかの墓を移動して、少し大きなお墓の前に来たとき。]
あ……。
[そこに記された名前。 ぼんやりと見上げた後、黙って手を合わせました。 一緒に来てくれたお兄さんのこと少し忘れそうになるぐらい、長い時間、手を合わせていたような気がします。]
(75) 2010/08/05(Thu) 23時半頃
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/* 手を合わせるのは仏教の習慣だと思うので、手を組んで祈るという表現のほうが正しい気がします。
次修正するんだお(´∀`)!
(-9) 2010/08/05(Thu) 23時半頃
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俺も見事に返り討ちにあってな。 お互い重傷になっちまったのさ。
[下げられていた顔が上がれば、また睨まれて 僅かに眉を下げる顔に変わったのは続く言葉を聞いたから]
―――― いや、全然…
むしろ、逆だ。
[尊敬していた、好きだった。 それなのに、刃を向けた 彼を思い出す。]
(76) 2010/08/05(Thu) 23時半頃
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[一度下唇を噛んでから口を開く。 数日間、考えていたことを思い出すように]
俺がここに来たのは
――― …ポルクス に会うためだ。
(77) 2010/08/05(Thu) 23時半頃
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―診療所―
あ、あぁ、ごめんなさい。
[前にいた少女に順番を譲られると深く頭を下げる。]
少し、眩暈が酷くて・・・酒場で仕込みをしていた時はそれほどでも無かったんだけど。 こんなに酷いのは、『あの時』以来かもしれないわ・・・
[フランシスカはふと、窓の外を眺める。]
(78) 2010/08/05(Thu) 23時半頃
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[長くて、短い時間のお祈り。 それは空の上にいるお父さんとお母さんに届いたでしょうか。]
あ…そっか。
[10年ぶりに来て、すぐにわたしだって分からないよね。]
お父さん、お母さん、こんにちわっ!! えええっ…と…えとー…。 えへへ…ポーチュラカだよ…ただいま…って変かなぁー?? ううん、ただいまでいいんだよね、うん!
[組んでいた手をほどいてお墓を見上げて。]
………約束…守りにきたの…。 どうしたらいいか、まだ分からないけど。
[ピンクのリボンが風に少し靡きました。]
(79) 2010/08/05(Thu) 23時半頃
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