人狼議事


194 花籠遊里

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【人】 墓荒らし ヘクター

― 廊下 ―

[夜の始まる音がする。>>#1
帳を落とし、明りを消して、籠より攫う一時の音色が。

ふ、と息を吐き出し、止めていた足を再び駆動させる。
今宵、一時、翅休める花弁を選ぶ為。*]

(7) 2014/09/14(Sun) 16時頃

【鳴】 墓荒らし ヘクター


 ―――…朧掛かる藤を愛でるのも一つの愉悦。
 朱華の丁助詰んのも悪くねぇな。

 ニコラス坊やに花遊び教えてやんのも吝かじぇねぇし…、
 おう、女衒も着てるのかい。そいつぁ、剛毅だ。

[廊下を渡る際に呟いたのは、シーシャの後姿を垣間見た所為。
うっそりと、悪辣なる男は今宵の華を計りに掛けて笑んだ。*]

(=0) 2014/09/14(Sun) 16時頃

墓荒らし ヘクターは、メモを貼った。

2014/09/14(Sun) 16時頃


【人】 墓荒らし ヘクター

[トントン、と廊下を軽く蹴って、近づくのはシーシャの背後。
丁助に手を添える様を気にも留めずに、ようと弾ませる声。]

 羽振りが良いやな、盛況かい。
 一服分けちゃくれねぇか、シーシャ。

 ―――煙に誘われる性質じゃねぇが、
 アペリティフが足らねぇよ。

[気安い調子で一本強請りつつ、淡紅色の彼の視線に気付いて、
自身も揺れる藤色を目撃。ひらひら揺らし、手招く風。]

 これから開くってぇのに、晦たぁ不貞じゃねぇか。藤の字。
 
[好きよう振舞う男は、客としての傲慢さを併せ持ち。
軽口を叩いて、彼の歩みに制止を掛けたのだった。]

(11) 2014/09/14(Sun) 18時半頃

【鳴】 墓荒らし ヘクター

[そうして、ふと覚える視線。
顔を起こせば、花にも見間違えるほど美しい蝶が一頭。>>=1
緩やか指先振って簡単な挨拶向けると、ニィと口角が捩じれた。]

 毛並み違いが好きそうな顔をしてやがるな。
 ニコラス坊やと喧嘩するなよ。

[肥えた眸の色など、見れば解かる。

密やかに飛ばす声は、喉を震わせつつも。
乱痴気騒ぎも好む男は、彼のような作法を知らない。]

(=2) 2014/09/14(Sun) 19時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[何処で何をしてきたかなど知れぬだろうが、
この蝶が残す鱗粉はいつも碌でもない毒と化す。
自身が撒き散らす毒など気にもせず、
易い調子で藤の君を呼びつけると、早速お小言が飛来。>>15]

 ――…ウィステリアを並べねぇ時点でお前さんも厄介者よ。
 おう、花房下げねぇ時期の藤は紙巻が気になるかい?

[斜に構えて交わす軽いやり取り。
眼差しは一度香源に流し、己の唇を緩く擦り。]

(16) 2014/09/14(Sun) 19時頃

【鳴】 墓荒らし ヘクター

[花達と余暇を愉しんでいれば、新たに集う一羽の煌き。>>=3
悪事を企むように、性質の悪い顔を晒して彼も傍に呼んだ。]

 相変わらず、お前さんは天性の色男だねぇ。
 目移りしてるって、顔に書いてあるぜ?

[揶揄を坊やと呼んで憚らぬ彼に掛けると、視線は更にスライド。
シーシャの後頭部へと投じる眼差し。]

 お前さんは如何するね。
 なぁに、どうせ毎晩夜は暮れる。
 お前さんも道楽者を気取るなら、俺がさっさと買っちまうぜ?

(=4) 2014/09/14(Sun) 20時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 過保護が見えるぜ?藤の字よ。
 お前さんの癖はちっとも抜けねぇな。

[喉仏を震わせ、自身だけ籠の影へと追いやる様を見た。>>17
暗に己から躱しただけかも知れぬが、瑣末に拘る男でなし。]

 ほう、ハイカラ好みかい。
 閨での一服は肌に染みるぜ、煙管盆はあんだろうな?

[片目を眇めて問う色合い。
皮肉気に笑う唇が、淡紅色も視界に納めると、
少しばかり瞳を揺らして、口角を引き上げた。>>18]

 ――…燻されりゃ、お前さんのその焔もくすむかね。

(19) 2014/09/14(Sun) 20時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 ―――…へぇ、

[彼の微かに言い淀んだ間を噛み、
自身の中で動く興を僅かながら感じた。>>20
口腔を舐める舌先を誤魔化すように、慣れた仕草で首を傾け
シーシャのシガーケースより一本を咥えて引き抜けば、穂先を揺らし。]

 泣かせとけ、泣かせとけ。
 涙の枯れた花なんざ、可愛げがねぇ。
 花蜜どころか涙啜って飛ぶ蝶が気取るなよ、シーシャ。

[笑気と共に、彼の耳元で囁く揶揄。>>26
火種を貰う代わりに擦り付ける言葉としては悪辣な褒め言葉。
高い鼻梁で彼の蟀谷を擽ってから、焼く紙巻の先。>>27]

(29) 2014/09/14(Sun) 20時半頃

【鳴】 墓荒らし ヘクター

 ああ、丁助は中々の悪辣よ。
 坊やも冒険家じゃねぇの、アレが欲しいかい。

[軽く口笛鳴らすように貰ったばかりの煙を燻らせた。>>=5
そうして、会話に加わるシーシャの奔放さも鑑みる事数秒>>=6]

 ―――…なら、大盤振る舞いでもすっかな。

(=7) 2014/09/14(Sun) 21時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[一度大きく紫煙を吸い込み、肺腑を巡らすと、
藤之助に向かい浴びせる煙。まるで、手付けのように。]

 藤の字よ、朧を呼んできな。
 お前さんの過保護とやらで一興を過ごそうかね。

 ―――…まぁ、朧霞の一夜も風情があるじゃねぇか。

[笑う瞳が撓んで、紙巻のフィルタを噛んだ。]

(31) 2014/09/14(Sun) 21時頃

【人】 墓荒らし ヘクター


 淡紅を鈍色に変えたきゃ、媚を覚えな。
 涙に暮れる以外の輝きが花にあるかね。

[掻き混ぜる言の葉に、踏み出す足。>>28
やはり、この蝶は夜蛾にて、留まる木々を探さない。

集う蝶の群れを抜ければ、名無しの花主に二輪求めて。
歩み重ねて、下るは夜より闇い、花籠の底。*]

(36) 2014/09/14(Sun) 21時半頃

墓荒らし ヘクターは、メモを貼った。

2014/09/14(Sun) 21時半頃


【独】 墓荒らし ヘクター

/*
………、(日本語死んでてごめん)[目をそらす]

(-17) 2014/09/14(Sun) 21時半頃

ヘクターは、亀吉に話の続きを促した。

2014/09/14(Sun) 21時半頃


【鳴】 墓荒らし ヘクター


 そりゃそうよ、花だけ見て実が知れようかね。
 次々手を付けるは、良き蝶よ。

 ―――櫻子を摘むなら、たんと甘く可愛がってやんな。
 お前さんの蜜を鱈腹含んだ櫻なれば、俺の食指も伸びようや。

[ニコラスの声に離れゆく男が煙と共に悪趣味を吐き出して。
また、花を責める一手を一つ打つ。

大変美しく笑んだ良家の子息に、いけねぇ坊やだ。と、
彼の貪欲誉めそやすよう、甘く囁いたが最後。>>=8*]

(=9) 2014/09/14(Sun) 21時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

― 地下牢 ―

[今宵購うは玲瓏な面差しの朧月に、
季節の外れの花房垂らす藤の君。
態々、二人を纏めて買うのは、彼らの仲を知る男の性悪さ故。
無意識ながら、己に付いて回る派手遊びの噂を肯定。

行儀のよいばかりの蝶客に混じる夜蛾は、
牀台に敷かれた綿布団の上で脚を組む。

格子の内側に収まる男は、捕われたのではない。
この場は、蝶が花を囲う為の籠である。

睦まじく二輪揃えられる花を待ちながら、
咥えたままであった紙巻を、唇で淡く愛すと煙管盆へと放り。
ジュ、と短い音を立てて、僅かに空気に混じる焦げた香。

瞳に熱い色を宿し、唇の形だけで笑みを作った。]

(40) 2014/09/14(Sun) 22時頃

【独】 墓荒らし ヘクター

/*
ニコラスさんの遊び人力が滅茶苦茶高くてビビるだけのお仕事。
エ、エレガント!!

(-20) 2014/09/14(Sun) 22時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

― 地下牢 ―

[花はいつも穢れを知らぬ白を纏いて地下に落ちる。
蝶の好色に染めさせる趣の純白は、男にとって少し眩しい。

しかし、格子戸の引く音を聞き、性質の悪い双眸を投じれば、
喜色に撓め、並ぶ月と藤に視線を這わせて歓待。>>46>>49]

 なぁに、これから時を忘れさせてくれるんだろうよ。

 二人とも此方へ着な、
 ―――…今宵は俺がお前さん方の主人よ。

[傲慢な物言いで拒否権のない彼らを呼び、
逞しい両腕を開いて迎える二輪の花。
彼らが並び立てば、圧巻を覚えるほど美麗なる光景が広がり。]

(50) 2014/09/14(Sun) 23時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[彼らが牀台までの距離を消化すれば、
己は怠惰にも腰も上げぬまま、腕を伸ばす。
右腕に藤之助の尾骶骨を、左腕に朧の背を抱いて捕獲。
腕にそれぞれ違う体温を抱く贅沢を満喫。

強欲な男は、先に朧から唇を乞い、顎先を持ち上げた。
当然、傍らの藤之助の顔色を横目で覗きつつ。]

 ……ああ、これも一興だ。
 答えずとも良いが、問うておこうか。

 ――――…お前さん方、こうして束買いされた事は?

[口付ける直前、笑む唇。
性悪な問いは、花束に慰みの幕開けを自覚させる。

特に、見せ付ける藤之助には、尾骶骨から臀部に掌を下ろし、
双丘を布地の上から割るように、指を立てて玩弄。]

(51) 2014/09/14(Sun) 23時頃

【独】 墓荒らし ヘクター

/*
この二人を侍らせるとか、破産するぞぉ!
だが、本望だぁっ!!金ならいくらでもあるぞぉっ!!

(-25) 2014/09/14(Sun) 23時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[彼らの緊張を肌で感じ、早速一文字に結ばれた唇へと触れた。
朧の花は経歴も長いのだろう。心得調子であった。>>54

彼が薄く開いた唇の袷を軟体で詰って、生温い呼気を寄せ。
浸食するよう忍び込んだ舌は、ぐるりと巡らせ賞味。
白い歯列を一欠けらずつ擽り、紙巻の香を移して、堪能。

更には水音を態と立て、口腔と藤之助の耳に届けながら、
彼の舌先に深度を求め、突き誘って見せた。]

 ―――ん、悪くねぇ。
 しかし、そうも見透かす眼をすんじゃねぇよ。

 ……嬲りたくなる。

[笑い声は抑えたものの、彼の舌先を手繰り、
淡く噛み散らすのは我慢しなかった。]

(60) 2014/09/14(Sun) 23時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター


 お前さんがかい?朧がかい?
 ―――…それとも、揃えた繚乱がかい。藤の字よ。

[茶化す声色はこんな時でも変わらず、>>56
されど、雛を按じる親鳥如くの眼差しに満足し、指を折る。

膝が笑えば、己にしな垂れさせるよう、肩を貸しながら、
長く太い中指が、白い生地に皺を刻んで門渡りまで伸びた。
彼も花なれば、この程度の接触は茶飯事だろうが―――、

 今宵は直ぐ間近に彼の朋が居る。

乱す呼気が届き、布擦れが聞こえるほど傍に。
朋が悪辣な男と交換する体液の音さえ、阻まれない距離。

男は花の身体と精神と、羞恥を玩び彼を爪弾く。
繊維が肌理を摩擦し、指腹より伝わる体温が伝播。
時折背後の窄まりまで掠めて、戯れに圧を加えて慰める。]

(63) 2014/09/15(Mon) 00時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[享楽に耽るも、玩んで抉るも、花に寄る蝶の匙加減一つ。
彼らがどれ程美しく咲き誇ろうと、自由は無いと言い聞かせる。
――尤も、彼は己よりも、ずっと。その暗黙の了解を身を以ってで知っているだろうが。>>66

彼の口内から得た味わいは、馴染みの薄い葉の香り。
息継ぐ度に、奥から掬うように閃かせ、軟体絡めて体液を交換。
滑る感触は境界線を曖昧に変え、驚愕も刺激として得。]

 ―――…眼は口ほどに物を言うぜ、朧。
 屈服をしらねぇ癖、社交辞令で躱す気かい?

[言葉で詰れば、彼の瞳の奥に見えた一色を咎め、銀糸を繋ぐ口唇を解放。ついでに細く痩せる糸を舌で断ち切り、閃かせて。
そのまま口角に親指を押し当て、閉じることを許さず掛ける圧。]

 余所見するとは、随分余裕があるじゃねぇか。
 ――…ああ、本当に過保護なのはお前さんの方か。

[喉仏を上下に揺らすと、顎に掛けた指先で彼の頭部を下方に引き、組んでいた足を解いて、開いた両膝の間に彼を招く。
聡い花たる彼ならば、指腹で唇拭うだけで次なる陵辱を理解するだろうか。
―――見下ろす獣の双眸は、奉仕せよ。と傲岸に告げていた。]

(68) 2014/09/15(Mon) 00時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 ――…健気だねぇ、まだ減らず口が持つかい。
 ああ、しかし、何時もより毒が足りねぇな。

 ――――……意識しているのかい。

[笑った唇が彼に問う。>>67
この二人が、お互いを意識しているのは重々知れた。
だからこそ、態々二輪を活けたと言っても過言ではない。
自身の見立ては正しかったようで、指先で探ってやるだけで、
藤の君は花房のように揺れて狼狽を見せる。]

 ほら、お前さんが意固地を張るから、朧の口を使わにゃならん。
 そんな目で、愛い月を按ずるより、することがあろうよ。

[彼の眦に走る朱線を視止め、今度は更に浸食を深めて、背後から白裾を捲くると、武骨な指で彼の窄まりに直裁に触れた。
まるで彼の痴態を愉しむように、瞳に喜色が流れ込む。
すり、すり、と指腹で甘く数え始める窄まりの襞数。]

 腰を淫らに揺らして誘え、藤の字よ。
 お前さんの可愛い可愛い朧の為よ。

(71) 2014/09/15(Mon) 00時半頃

【独】 墓荒らし ヘクター

/* これは喉が枯れる……!
いや、しかし二人ともごっつ可愛くて、
何か大切なあれこれがパーンしそう。

(-32) 2014/09/15(Mon) 01時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 ―――…ほう、

[はぐらかしてしまう彼の物言いに、僅かばかり声の質が変わる。
己の前に膝を着いた彼を見下ろし、浅い溜息を長く吐く。>>72]

 手折るも断ち切るも御法度、だがな、朧よ。
 散らす事は、咎められてねぇよ。

[告げると同時に靴先を持ち上げ、
彼の屈んだ腿の合間に忍び込ませる硬い革靴。
仕立ての良い靴の表皮がグ、と彼の中心を押し上げ、そのまま陰嚢を揺らす質の甘い前後運動を開始。]

 藤の字にも教えてやるよう見せてやれよ。
 年季はお前さんの方が入っているんだろう?

[解かれた下衣から覗くのは、赤黒く凶暴な逸物。
既に僅かな熱気を有するが、男の満足にはまだ遠い。
股間に懐く彼を犬のように扱い、気まぐれにその頭を撫で、
己の性器に美しい顔貌を引き寄せた。
花に謳われる造形と並ぶ雄芯に倒錯覚えて、棹に走る脈一つ。]

(76) 2014/09/15(Mon) 01時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 いいねぇ、人間らしくなってきたじゃねぇの。藤の字よ。

[偽りを隠しきれぬ彼の瞳にニィと撓める瞳。>>75
彼の持つ鏡を砕きたがるは己の悪癖なれど、省みた事は無い。

今も指の接触に肩を揺らす彼を抱寄せ、更なる鏡内を求めた。
そうして、跪台より花薄雪の香油を掬う。
甘たるい香で彼らを惑わさず、爽やかで何処か冷たい――――さながら現の香りを撒いて、夢にさせぬ算段。

彼の告げるお決まりの文句を聞き流し、真に取り繕わず零れる嬌声を求めて、片手で器用に小瓶を開いた。
悪辣な言葉を次々掛ける癖、扱う様は“生娘”にするが如く。]

 良い、献身だ。―――そんなに親鳥の振りが楽しいかい。

[どろりと広い掌に香油を零し、濡れた指先を再び忍び込ませれば、つぷ、と彼の窄まりに宛がった。
先ずは正円を描いて、花を開く様子を奉仕する朋にも教え、彼の腰が揺れれば、蛇行を伴い節の目立つ指が狭隘を穿つ。太い指が異物感を齎し、緩く鉤型に曲げて探る内側の感触。]

 ――…啼けよ、藤の字。

[鎖骨に触れてくる手首へと接吻を捺して囁いた。]

(81) 2014/09/15(Mon) 01時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[二輪を並べた悪辣な男。
彼らに歌わせたがる二重奏は悪趣味の極み。

されど、花は咲き誇るばかり。

蝶を―――或いは、蝶の振りするナニカを、
満足させると言う、唯それだけのために。**]

(82) 2014/09/15(Mon) 01時半頃

ヘクターは、藤之助に話の続きを促した。

2014/09/15(Mon) 01時半頃


ヘクターは、丁助に話の続きを促した。

2014/09/15(Mon) 01時半頃


墓荒らし ヘクターは、メモを貼った。

2014/09/15(Mon) 01時半頃


【人】 墓荒らし ヘクター

― 地下牢 ―

[年若い朋を庇うように紡いだ彼の声に、
自身の陰茎を唇へねとりと塗りつけて阻んだ。>>84
傲慢に振舞う男は、彼と視線を繋げても何一つ躊躇いはしない。

緩やかに長い髪を掻き混ぜる五指が、戯れて遊び。
はらはらと形崩れて、彼の頬に翳りを差す。

朧月が普段愛する煙管などより余程逞しい屹立は、
口付けに揺れて、充足の呼気を無意識に漏らした。
僅かに腰を進めれば、唇で棹を絞らせ、熱塊は粘膜に体温を移し、細い作りの顎に質量を与えゆく。
生々しい肉を一杯に頬ばらせ、彼の軟口蓋を先端の膨らみで浅く突こうか。]

 ―――良い子だ、朧よ。
 どうだ、旨いかい。

[下卑た声に合わせ、彼の舌上を滑る男根。
薄っすらと棹に脈筋が浮き始め、彼の味蕾へ先走りの味を拡げて侵食を齎した。]

(113) 2014/09/15(Mon) 19時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 しっかりと視てろよ。藤の字。
 あの御綺麗な朧が眼一杯頬張って、――…そそるだろう?

[悪辣な男は指で乱す彼の視覚にも、朋の痴態を覚えさせ。
問いかけに対する答えを欲して、弄る異物を増やした。
まるで、娼に付く未通者へ、教えるが如くの丹念さ。>>89

彼の美しい友が、眼下で醜悪な逸物を咥えこんで奉仕し、
やがて花を苛む毒針を、彼らの痴態で育てている光景。>>90

特に面倒見の良い藤之助には、よく利くのだろう。
彼がうろたえるほどに、朧に響くとも知れぬまま。]

(114) 2014/09/15(Mon) 19時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[彼の唇より零れ落ちた声は微かで、己を満足させるには至らなかったが、取り繕った演技でなかったので、緩く褒めてやった。

褒美とばかり与える刺激は、含ませた二本の指で性器裏の隆起を押し上げ、捏ねるように撫でて内を歪める、意地の悪い賞賛。
体温に温められるほどに、凛と香る薄雪の香が立つ。>>109

懐くように身を寄せてきた彼に唇のみで笑み。
耳朶を噛み散らす色香を目の当たりにして自然と喉が渇いた。
―――しかし、足りぬは此方とて同じ事。]

 違うだろうよ、藤の字。
 ―――…藤に嵌めてくださいってぇ、乞い縋るところだろう?

[彼の顎先に口付けを一つ送り、唆すは屈辱なる言葉。

同時に指を衝き立て、内側に細かい蠢動を齎し、
ぐずり、と滑る水音は、彼の鼓膜を内側から叩く。>>110]

(115) 2014/09/15(Mon) 19時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 それともなにかね――…、
 お前さんは、そんなに穢れる雛が見たいかね。

[悪辣はせせら笑って一度、朧の喉を大きく突き上げた。
朧の気道を塞ぐように熱源が沈み、与える苦悶と重い脈。
朧の細い喉の内側を、先んじた青い滴りが伝って下り、
胃袋に蝶の毒が流れ込んでいく。]

(116) 2014/09/15(Mon) 19時半頃

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