17 吸血鬼の城
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
[過去の彼女を思い出す事は、もう殆ど無い。
恐怖に引き攣る顔も、吸血の快楽に堕ちる様も
幾万と視てきたものと同じ
ただ違うのは、傍に置こうという気を起こした事くらいで]
――…
[声ならぬ聲ではなく、間近で囁きかける
まるで睦言のような甘い言葉]
|
─サイモンの部屋:少し前─
[言葉を失うローズマリーの翡翠の瞳を、じっとはしばみ色の瞳が見つめます。亜麻色の髪に飾られた銀の羽根飾りは、失われた過去へと儚い翼を広げるのでありますけれども。>>147]
──…。ヒトではなくても、
[一歩、後ずさるローズマリーへと呟きます。]
───想いはきっと、伝わるもの。
[大きく見開いた、翡翠の瞳。 怯えたように震える、艶やかな唇。 少しの間沈黙し、そうして続く彼女の言葉を待ったのでした。]
(186) 2010/06/21(Mon) 14時半頃
|
|
…ご城主さまの、許可が。
[ローズマリーの言葉は、自ずとこの城の主の力を知らせます。>>151 戸口に現れた人影、「客人」たちの姿に白と黒の2つの薔薇。 それらも全て、城主のためのものなのでしょう──
そう、思い知らされたのです。 「宴」の幕開けを告げるヴェスパタインの言葉に、兄が必死に紡いだ逃亡を促す言葉に、そうして今ローズマリーの告げる言葉に。]
────……ばかね。
[呟いた言葉は、誰に向けたものだったでしょう。 兄の亡骸の傍へと再び寄り添い、愛しむようにそんな言葉を呟いたのです。
そうして、何か心を決めるように。]
(187) 2010/06/21(Mon) 14時半頃
|
|
─サイモンの部屋:少し前─
……っ、…。
[ゆら。と、空気が揺らぎます。 人ならざるものの気配、永遠と退廃を纏った「吸血鬼」その人の圧倒的な存在感。>>161
気圧されるように、兄の遺体の傍らでじっと黙ってその姿を見上げたのです。]
……………。
[艶やかに花開く、ローズマリーの恍惚の眼差し。 此方を見ようともしないヴェスパタインの物腰に、言葉もなくただ震える手を何かに縋るように伸ばしかけ──、]
(189) 2010/06/21(Mon) 15時頃
|
|
… ……。
[かさ。と柔らかに触れたのは、白薔薇の花。 血の中に薔薇の香りが仄かに香り、白い花弁がはらと零れます。]
……マリーねえさま…。
[口の中で囁いた声は、人の聴覚では捉えられぬほどのささやかなもの。 先程まで、過去に揺らいだかに見えた懐かしい彼のひとが、たちまちのうちに吸血鬼に攫われ虜になるさまを、はしばみの瞳は無力を噛み締めて見つめるより他ありませんでした。
それでも僅かに流れた翡翠の視線に>>170、切ない表情が揺れています。]
────…。
[結局、兄の処遇を口にすることも出来ず、そのままじっと黙って城主兄妹が闇へと消えるのを見守るしかなかったのでございます。]
(190) 2010/06/21(Mon) 15時頃
|
|
……?
[静かに手向けられた鎮魂の聖句に、はじめて存在を知ったかのように目を向けます。>>174 白薔薇の化身のような、柔らかで美しい青年。 彼がいつからこの場にいたのか、そもそも最初から姿があったのか、記憶は曖昧で随分混乱しているようでした。]
…あなたは…神父さまでいらっしゃるの?
[彼は従者として、白薔薇の広間で披露目を受けていたはず。 その姿を遠目に見た記憶は、今も新しくあるのです。
けど、そっと伏せられた天の青に浮かんだ悼みの色は、演技ではないもののように映るのでした。>>174]
(191) 2010/06/21(Mon) 15時頃
|
|
────…あ。
[そして、思い出すのです。 兄の手に、そっと白薔薇を握らせてくれたのはこの青年ではなかったでしょうか。]
……、ありがとう。
[ですからそっと静かに、白薔薇の青年へと礼の言葉を向けたのでした。]
(192) 2010/06/21(Mon) 15時頃
|
[――記憶は戻らない。
白薔薇の園でトレメイン兄妹と過ごした時間は
確かに存在していたというのにそれは欠けたまま。
人としての穏やかな時間は女にとって幸福だったというのに
人ならざる城主と出会い魅せられ抗いきれず
女は人と呼べぬ存在になってしまった。
記憶が欠けたのは自らが壊れぬ為。
なれど郷愁を感じるのは――
人としての心が僅かなりとも残っているから]
|
─サイモンの部屋─
…ええ、兄を探しに…。
[名を問われ、サイラスと名乗る青年に問われるままに兄を追ってこの城へ来たことを口にします。>>176 気遣わしげに向けられる視線に、イアンの言葉を思い出して瞳を一度伏せました。]
……、…。
[迷うように、視線が兄の亡骸の上を彷徨います。 けれども死者から答えの返ることはなく、再びサイラス、そしてセシルへと目を向けたのでした。
銀の首輪が、しゃらり。 白い青年が首を振るのにしたがって小さく鳴ります。>>194 それはあたかも、この場を立ち去った吸血の主の存在を殊更に示すかのよう。]
(198) 2010/06/21(Mon) 16時頃
|
|
──…。あなたは、「ちがう」のね。
[問いは、白薔薇の青年へ。>>194 吸血鬼に仕え、その姿に魅せられたかのように見える一人の青年。
けれども同時に、未だ血の通う──ヒトたる姿。 そのアンバランスと、不安定な心の揺らぎ。]
……あなたは、まだ…ちがう。
[ふと、ローズマリーの面影が脳裏を過ぎります。 部屋を出るほんの少し前、かの言葉に込められた哀しみに、ぎゅっと手を赤い胸元で握りしめました。]
なのに…だから。
(202) 2010/06/21(Mon) 16時半頃
|
|
[だから。
ヒトは信じられない、それならば。>>195]
だから…ヒトを捨てるの?
[そう、白薔薇の青年の選択を問うたのです。]
(203) 2010/06/21(Mon) 16時半頃
|
花売り メアリーは、薬屋 サイラスの声にびくりと肩を揺らし──
2010/06/21(Mon) 17時頃
|
…お兄さま。
[そ…っと、血の気を失った額にかかる黒髪を指で撫でます。 物言わぬ兄の姿を眺め渡し、両手を祈りの形に組み合わせました。 やがて静かに手を引くと、そこには安らかな「夢」に眠る、兄の姿。]
──マリーねえさまを、諦めたりはしないわ。
だから……
───おやすみなさい。
[兄へ告げたのは、決別の言葉。 そうして、震える両手を自らを抱くように腕に絡ませたのです。]
(206) 2010/06/21(Mon) 17時頃
|
|
…いいえ。結構ですわ。 髪は要らない。
でも──、
[問いにふと惑い>>201、兄の服の胸元に刺さる古いペンに目を止めます。 さして高級なものでもない、それは兄が決して手放そうとはしなかったもの。
───いつかの、銀細工と同じように。]
…お兄さま、許してね。
[そう、サイモンに声をかけて白薔薇の従者へと視線を返したのです。]
(208) 2010/06/21(Mon) 17時頃
|
|
…っ、だって…!
[何も知らない。 そう、その言葉は真実正しいのです。 結局は、兄の真意も、ローズマリーの揺れる思いも、白薔薇の従者の複雑な思いも、この城の過去も、
──知れたことなど、ひと握りのこと。]
[けれど。]
(209) 2010/06/21(Mon) 17時頃
|
|
……選択が強制であったとしても…、
[支えを求めるように、祈るようにペンを持つ指を組み合わせます。]
…未来を選ぶのは、自分自身よ。
[それでも兄は、幸せであったのでしょう。 そう言葉を返して、抗うように天上の青を見返したのです。]
(210) 2010/06/21(Mon) 17時頃
|
|
あなたは──…。
[言いかけた視線の先に映るのは、ただ穏やかな天の青。 澄み渡る青空のような、セレスティアルブルー。>>212
優しい色は、けれどもその先を許さない。 青い瞳を黙って見つめたのは、少しの間。
沈黙の後、躊躇うように口を開きます。]
──…未来を、選べなかったの…?
(214) 2010/06/21(Mon) 17時半頃
|
|
─サイモンの部屋─
───…。あなたは…。
[伏せられる青の瞳に、柔らかな髪が落ちかかります。 兄の亡骸を見つめる瞳、その表情を窺う術は今はなく。]
ねえさまとは、「ちがう」のに。
…、…。
… 「おなじ」なのね。
(217) 2010/06/21(Mon) 18時頃
|
|
[白薔薇の沈黙にそれ以上問いを重ねることはせず、立ち上がります。 決別を済ませた兄に再び視線を向け、ドレスの端を指で摘まみます。
さらりと鳴るのは衣擦れの音、ふわりと咲くのは真紅の花。]
…ごきげんよう。
[兄へと告げた視線を巡らせ、白薔薇の青年へも丁寧な礼を送ります。 無言のうちに死者を託し、そうして静かに見守っていてくれた青年へも、はしばみ色の瞳を巡らせました。]
(218) 2010/06/21(Mon) 18時頃
|
|
ありがとうございます、サイラスさま。 サイラスさまは──…どうかご無事で。
[向けたのは泣き笑いのような表情。 いつかマーゴットに告げられた、祈りの言葉。
相手の無事を祈る言葉を口にして、そうして兄の部屋だった場所を*辞するのでした。*]
(219) 2010/06/21(Mon) 18時頃
|
花売り メアリーは、執事見習い ロビンに話の続きを促した。
2010/06/21(Mon) 18時頃
花売り メアリーは、小悪党 ドナルドに話の続きを促した。
2010/06/21(Mon) 18時頃
花売り メアリーは、墓荒らし へクターに話の続きを促した。
2010/06/21(Mon) 18時頃
[与えられし純血の魔力は契りの証。
女は満ち足りた様子で聲を紡いだ]
お兄様。
お客様が手持ち無沙汰にならぬように
手を増やすのでしたね。
何方を此方に迎え入れましょう。
[緩く首を傾げ兄の意向を伺う]
嗚呼……そう、薬屋を
眷属に加えてやろうかと思っている。
[声ならぬ聲に囁き返す]
どうやら白薔薇に御執心のようだ。
……いっそ仕えさせてやろうかと思ってな。
白薔薇はさぞ嫌がるだろう
其れに――…メアリー・トレメイン
あれが、彼は無事で居て欲しいと願うのだ。
ならば、殺さず逝かせてやろうと思う。
薬屋……
ああ、あの男……
[惨劇の間に遅れてきた薬の匂いを纏う男。
兄の考えは女には理解できず]
そう……。
では薬屋にお兄様が血をお与えになるの?
[未だ兄以外とは血の循環をしたことのない女は
思ったままを問いとして返した]
私がこの血を分け与えるのも可能だが
……そろそろお前にも、力は満ちているだろう
[Yaと返る問い掛けに、城主は其れ以外の答えを返す]
私のローズ
お前が彼を迎え入れてみるか?
――……。
[白薔薇ことセシルには微笑んでいて欲しい。
そう思っているからこそ兄の思惑が理解出来ない。
メアリーの願いに対してもそれは同じ事で]
私が……彼を迎え入れる……?
[思いがけぬ提案に翡翠が瞬く]
私に上手く出来るかしら……
それに、お兄様の渇き、癒す者は他に誰か……
[兄の渇きを案じる聲がか細く響く]
[白薔薇の忠誠心が見たい
メアリーの苦しむ顔が見たい
其れがつかの間、城主の空虚な胸を埋めるのだ]
そう、お前が彼を――
心配はいらない、幾度もお前には私が力を与えている
人を眷属に変えるくらい、出来るはず
[ローズマリーの、城主を案じる言葉に
薄く笑み混じる吐息が漏れる]
私の渇きは、彼等の苦悩で満たされる。
喉の渇きは、ワインでも流し込めば良い。
[食堂にでも向かおうか、そんな事を思いながら]
[兄の言葉が心強い]
――…分かりました。
お兄様の言う通りに致しましょう。
[ゆるく礼をするのは兄に対する敬意。
捕食者たる女は標的へと気をめぐらせた]
信じている
私のローズ
[人を喰らうだけでなく
其の力を分け与えるようになれば、また
彼女は人から遠のいていく
暗い悦びを胸に、期待を込めて名を呼んだ]
信じてらして、お兄様。
[兄の思いに応えようと気丈にそう囁いた。
目の前にいる薬屋は容易い相手ではない。
一筋縄ではいかぬだろうか。
距離を詰めながら思案する]
成功を願う。
……白薔薇も従者ならば
主人の手伝いをするのは当然だろう
必要があれば、上手く使うが良い。
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る