人狼議事


164 天つ星舞え緋を纏い

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視点:


教会の鐘が鳴らされ、聖貨騎士団が到着した。村の名士が応対する中、集まった人々はわけも知らされず、言い知れぬ不安を感じていた……。
きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。


どうやらこの中には、村人が2人、首無騎士が8人いるようだ。


【人】 病人 雷門

逃げろ。逃げろ!おまえらだけでも逃げろ。

(0) 2014/02/15(Sat) 00時頃

雷門は時が進むよう祈った。


【人】 ひとづかい トリ



[ぱたたたたた、と]

[羽音響かせ、鳥は空を翔けて行く]
 
 

(1) 2014/02/15(Sat) 00時頃

広場のお告げ (村建て人)

 
 
 
──里の祭りは、とおいとおい昔から、伝わるもの。
 
 
 

(#0) 2014/02/15(Sat) 00時頃


広場のお告げ (村建て人)

神社を代々護る神主が山車を清め、それが里の中を一巡り。

その後、平穏を願う儀式を行った後、いくつか、奉納の儀が執り行われ。

それが終われば、後は文字通りのお祭り騒ぎ。

何故始まったか、その発端は忘れられているものの。

名の伝わらぬ、双子の守護神へ祈り捧ぐそれは、欠かせぬものとして続けられてきた。

(#1) 2014/02/15(Sat) 00時頃


広場のお告げ (村建て人)

祭りが終われば、やがて、春が訪れる。

それは変わらぬ季節の移ろい、常の営み。


だから、今年も。
何事もなく祭りは終わり、変わらぬ春が来るのだと。


……山車が繰り出すその時には、きっと。
誰もがそう信じて、疑わなかった。

(#2) 2014/02/15(Sat) 00時頃


広場のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 00時頃


【人】 手妻師 華月斎

─ 広場 ─

見返り十分やんな。

[ちらちらと、鍋を気にする様子>>0:106を見遣りつつ、子に掴まれた蝶から手を離して]

おぅ、当日はとっときの披露したるで。
楽しみにしときぃ。

[本番の話には、自信ありげに笑みを浮かべる。
喜ぶ子の頬をちょいちょいと突いた後、鍋へ戻ると言う日向に頷いて]

なぁに、お安い御用や。
ほなまたな。

[礼にそう返して鍋の方へ向かうのを見送った]

(2) 2014/02/15(Sat) 00時頃

【人】 子守り 日向

 ― 広場 ―

 ん。

[親がなく、大人としての仕事もまだ出来ない自分には、こうして日々の糧をもらえることはありがたい。
 そんな実感を籠めつつ頷いて、自信ありげな華月斎>>2にふ、と口許を緩めた]

 うん……また。

[頬を突かれた子を小さく揺すりながら、鍋の方へ戻っていく。
 当日の手妻を自身もこっそりと楽しみにしつつ、歩いていけば準備の人らが丁度休憩に入る頃合いで。
 慌てて鍋を皆に配る準備を始めるのだった]

(3) 2014/02/15(Sat) 00時半頃

【人】 落胤 明之進

─ 広場 ─

[舞う蝶に見惚れていたのは短い時間。
すぐに気を取り直し、作業へと戻った。
山車の飾りつけが一段落したところで、違う所に呼ばれて、そちらへ行って。

いつもと変わらぬ祭り前の日常を。
いつもと変わらぬ時の流れの中で過ごして。

祭りの日も、いつもと変わらず──でも、少しだけ、賑やかに流れて。

過ぎてゆくものなのだと、当たり前のように捉えていた]

[緩やかな『時』の流れが得難いものだと。
その時はまだ、知る由もなかった、から。*]

(4) 2014/02/15(Sat) 00時半頃

【人】 門下生 一平太

―広場―

[舞う蝶からは、途中で視線を外していた。
子らの間で人気で、兄の得意とするそれを、実は己はあまり好きではないのだ――とは、誰にも言った事はない。
そもそも己の好き嫌いや希みといったものをあまり口にしない一平太ではあったが、それが何に起因するものかを己でも図りかねていた為、というのもある]

……嗚呼、そろそろ、戻んねぇとな。

[少しして再度顔を上げた頃には、蝶は舞を止めていた。
何やら話していたらしい日向が鍋のほうへと戻るのを見て、もう一度兄の方を見。
相手が気づかずともそっと会釈のみをして、その日は家へ帰った**]

(5) 2014/02/15(Sat) 00時半頃

門下生 一平太は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 00時半頃


門下生 一平太は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 00時半頃


【独】 門下生 一平太

/*
慣れないタブレットでメモ貼ったら上にめちゃスペースが空いていた。

そして気づいたら黒側の人と一個もコミュニケーションが取れていない罠。
明日頑張ろう。

(-0) 2014/02/15(Sat) 00時半頃

【人】 手妻師 華月斎

─ 広場 ─

[日向と別れた後は子供達の傍でその出来栄えを眺める。
手伝いをしっかりと行った者に手妻を見せると約束した以上、そこから離れることは出来なくなっていた]

…………あ。

[それ>>5が目に入ったのは周囲を見回していた時のこと。
会釈までは目にすることは出来なかったものの、立ち去る後姿は判別出来た]

おったんかぁ……。

[気付かなかったのは良かったのか悪かったのか。
弟からの芸名呼び。
数年経った今は慣れたと言えるが、その態度に壁を感じずにはいられない。
言葉を交わす時は繕ってはいるものの、以前から戸惑いが消えることは無かった]

(6) 2014/02/15(Sat) 00時半頃

【人】 手妻師 華月斎

ん?
あぁ、なんでもないで。

ほれ、そこ歪んどるやないか。

[呟きが聞こえたか、子供が華月斎を見上げ声をかけてくる。
指摘は軽く流して、子供の手元を示して作り方の指導をし始めた。
そうしてその日は子供達と手伝いをして、約束通りにちょっとだけ手妻を披露してから里長の家へと戻るのだった**]

(7) 2014/02/15(Sat) 00時半頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 00時半頃


【人】 双子 夕顔

─ 祭り当日 ─

[大きな山車が、村の中を巡っていく。
里長である祖父と共に、祭りの賑やかさの中に身を置く少女の手には、先日川で濡らしてしまった鞠がある。

あの日、沼太郎が駆け寄ってくれたのみならず家までも送ってくれたお陰で祖父に必要以上の心配はかけずに済んだ。
けれど、結局あれから今日まで家の外に出られず仕舞いで、改めてのお礼は、まだ言えていない。]


おまつりの間に。
お会いできたら、よいのだけれど。


[ぽつり、呟く音は祖父にも届かぬ小さなもの**]

(8) 2014/02/15(Sat) 00時半頃

双子 夕顔は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 01時頃


【人】 落胤 明之進

─ 祭り当日/自宅 ─

……だから、舞はやらないってば。
俺がやるのは、楽の奉納だけ。

[朝餉の後、舞は納めないのかと母に問われ、返したのは苦笑い]

『……明がちゃんと舞うのを、一度は見てみたいのだけれど』

人に見せられるようなものじゃないよ。
……まして、奉納のためとか、そんな。

『舞うのは、嫌い?』

……嫌いじゃないよ。
舞も、謡も、笛も……どれも、嫌いじゃないけれど。

[でも、と。
言葉途切れるのは、この話題の時のいつもの流れ。
大抵はここで、話は終わるのだけれど]

(9) 2014/02/15(Sat) 01時頃

【人】 落胤 明之進

『教えた事を、忘れた訳ではないでしょうね?』

[この日は何故か、追撃があった。思いも寄らぬことを言われて、数度、瞬く]

忘れてなんて、いないけど。
でも、

『それなら、見せて? 奉納の舞台で、とはいわないから』

[それとこれとは違う、という言葉を言わせることなく、母はにこり、微笑んで。
対するこちらが零すのは、嘆息。**]

……わかった。
でも、軽く、なぞる程度だよ?

(10) 2014/02/15(Sat) 01時頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 01時頃


【人】 子守り 日向

 ― 祭り当日 ―

[里を巡る山車を、家の戸口の前に立って眺めている。
 いつぞや背中にいた子は、今日は母親の腕に抱かれている]

『祭りの日は野良仕事もないし、この子の面倒は見られるから。
 日向ちゃんは、お祭りめいっぱい楽しんできてねぇ』

[そう言って、少し余分にお駄賃を渡されたのは昨日のこと。
 そんなの悪いと余分は返しかけたのだけれど、風車を貰ったお礼だと思って、と言われ引き下がったのだった。
 母に教わったおもちゃ作りが、少しでも役立ったのだと思うと嬉しい]

(11) 2014/02/15(Sat) 01時頃

【人】 子守り 日向

 ……ほら、あんたら。もうちょい我慢しな。

[ぼそ、と声を掛けたのは周囲に集まっている子供らに向けて。
 この後儀式が待っているというに、彼らは今にも飛び出していきそうにそわそわしている。
 今日は仕事としての子守りではないのだが、子らの動向が気になってしまうのは性分か]

『終わったら、ねえちゃんも遊んでくれる?』

[子の一人が袖を引き、こちらを見上げながらそう問うてくる。
 なんだかいつもと変わらないな、と思うけれど、親が死んで最初の祭りが、賑やかなのにひどく寂しかったのを思い出して]

 うん、遊ぼう。一緒にな。

[そう答えたらまた騒がしくなる子供らを、今はまだ、と制止しつつも、表情は自然柔らかなものになる。
 今日は楽しい日になる、と。
 疑いもなく、そう思っていた**]

(12) 2014/02/15(Sat) 01時頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 01時半頃


【人】 釣り師 沼太郎

―祭り当日・茶屋―

ほっほっほ。今年もええ具合に盛況じゃて。

[茶屋の軒先で団子と茶を伴にしながら囃子が通りを行く様子を眺める。
行きかう人もまた常の数倍であったため、人にぶつかられて櫛が喉に刺さらないようにそれだけは用心していた。]

……全く難儀なものだ。年を喰うと気楽に団子も食えないとは……。

(13) 2014/02/15(Sat) 01時半頃

【人】 釣り師 沼太郎

[祭囃子を耳に、ふと頭をよぎるのは先日のこと。
川でぬれた夕顔を雷門の家まで送り届けた時。数ヵ月ぶりに顔を合わせた里長はなにか気も漫ろと言った風であった。]

久々に一局打てるかと思うたがあのように呆けられてはのぅ……しかしふむ……あやつも流石にじじいというわけか。

[年は取りたくないものだ、やれやれと頭をふりながら慎重な手つきで団子を口に*運ぶ*]

(14) 2014/02/15(Sat) 01時半頃

釣り師 沼太郎は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 02時頃


【独】 落胤 明之進

/*
ん。
やはり、そこなお二人はお忙しそうだな……。

さて、ぼちぼち自分のばとるの方向性を固めておかないと色々とまずい(今からか
時属性は出きる範囲が広すぎるから、ちゃんと範囲決めて緩急つけないとなあ……というか、時空竜以来だな、この属性も。

基本技は加速・減速。
大技は、越天楽今様を上手く生かせればいいんだけど、さて、どこまでできるか……!
まあ、移ろう時の流れから、春夏秋冬を技にする、っていうのも、大概無茶ではあるんだけど。

メイン装備は太刀と舞扇。太刀はぎりぎりまでつかわなそうだけどね。

(-1) 2014/02/15(Sat) 14時半頃

【人】 双子 夕顔

─ 祭り当日 ─

[山車を追いかけようとする子供、それを嗜める誰かの声がどこからか聞こえてくる。

自分も、本当はあの山車を追いかけたい。
他の子達に混ざって、駆けて遊びたい。

けれど、出来ない。
傍から離れるだけでも、祖父に心配されてしまうから。]

ゆうがおは、ここにいます。

おじいさまの、おそばに。

[心配しないで大丈夫だと、祖父の顔を見上げて弱く微笑んだ。
鞠をぎゅっと、抱きしめて**]

(15) 2014/02/15(Sat) 19時頃

双子 夕顔は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 19時頃


【人】 門下生 一平太

―祭り当日―

[祭りの活気を余所に、戻ってからはいつもと変わらぬ日の繰り返しで。
表へ出るのは実にあの日以来であった。
少し見ぬ間に、里はいつも通りすっかり祭りの様相と化しており、見慣れた道も知らぬ道のようで]

…… っ、と、すみません。

[遠くを行く山車をぼんやり眺めていれば、人にぶつかりよろめいて、頭を下げるのももう何度目か。
昔は手を引いてくれる人がいて、この混み具合でも進めたのだけれど、今は己で何とか進むより他は無い。
なるべくぶつからぬようにと、道端へ道端へと移動する]

(16) 2014/02/15(Sat) 20時半頃

門下生 一平太は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 20時半頃


機織り 雪客は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 21時頃


【人】 手妻師 華月斎

─ 祭り当日 ─

[山車が里を練り歩き始めた頃、華月斎はまだ里長の家に居た]

────………ぃよっしゃ!

[赤と黒を基調とした着物を纏い、額には赤い飾り紐を当て。
懐には金の扇を差し、演目に必要な道具を一纏めにして持ち上げる。
気合の声を響かせると、凛とした立ち姿で祭りの場へと足を運んだ]

[華月斎の出番は儀式が終わった後。
お祭り騒ぎを更に盛り上げるのが彼の役目だ]

(17) 2014/02/15(Sat) 21時頃

【人】 手妻師 華月斎

おぅおぅ、景気ええなぁ!

[外へと出るのは遅れたが、山車を目にするには間に合ったようだ。
美しく飾られた山車が通りを練り、人々はその姿に歓声を上げる。
その様子をしばし見遣った後に、華月斎は持ち場となる場所へと移動を始めた]

(18) 2014/02/15(Sat) 21時頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 21時頃


【人】 釣り師 沼太郎

 うん? ……おぉ、一か。久しいのぉ。
 どれ、お前もこっちに来て座ったらどうじゃ。

[通りを眺めつつ団子をを口に運んでいると、道端に動いてくる青年の影に気づく>>16]

 うむ、またちと大きうなったのではないかの。家は相変わらずか?

[手招きしてまだ手を付けていない団子を勧める。彼の実家である書道の門は里でもよく知られている。尤も、彼が里の者のように書を習いに出入りしていたのは、今教えている一平太の父君よりも前の代ではあったが]

(19) 2014/02/15(Sat) 21時頃

【人】 落胤 明之進

─ 祭り当日 ─

[母に押し切られる形で、装いはそのままに今様舞を披露した後。
支度を整え急ぎ、駆け出した]

……まったく、もう。
妙なところで、気まぐれをだすんだから。

[儀式に間に合えば奉納には差し支えはないけれど、息が乱れていては楽はできぬのに、と。
そんな愚痴を零してはいても、久しぶりの舞、それ自体が楽しかったのは否めなかったから。
表情自体は、決して、暗いものではなかった]

(20) 2014/02/15(Sat) 21時頃

【人】 落胤 明之進

[人がどこに集まるのかは、大体わかるから、逆に人の少ない畦道を選んで駆け抜ける]

……急がない、とっ。

[そう、念じて一歩を踏み出した直後、ふわり、とした感覚が身を包む。
あれ、と思った時には、地に足がついて]

…………。

[気づけば、神社近くの雑木林の側に出ていた]

……あ。

[戸惑いは、寸の間。
今はそれよりも、と駆け出して。
どうにか、儀式が始まる前には、控えの場所までたどり着いていた]

(21) 2014/02/15(Sat) 21時頃

【人】 子守り 日向

 ― 祭り当日 ―

[山車が家の前を通り過ぎ、遠ざかっていく。
 通りには山車を最後まで見届ける者、次の儀式が行われる場まで移動を始める者と人の流れが出来始めた。
 自分は何処に行こうかと、あてもなくふらつく娘の目に、鮮やかな臙脂の着物が留まる>>15]

 あれは……雷門さまに、夕ちゃんか。

[ぴったりと雷門に寄り添う姿は、本物の祖父と孫のようで微笑ましい。
 けれどその姿は、どこか他の子らと距離を置いているようにも見えた]

 おじいさんのこと、心配してるから……?

[遠くから見ている限りは、そんな微笑ましい関係にも見えるのだけれど。
 ただ、浮かない顔をする雷門と、どこか寂しげな夕顔の表情が、少しだけ心に引っ掛かった*]

(22) 2014/02/15(Sat) 21時頃

【人】 釣り師 沼太郎

 ……おぉ、おぬしは聞いておるかな?
 何でも……お前の兄者が祭りに来ておるようだが。

[あくまでついで、といったようなのどかな声で問うてみる。先日、雷門のところに夕顔を送った時に耳にした話だった。
一平太の父君の耳に入ったらまずいだろうか、とも思うたが、それはさて、無視の方向に出るかもしれぬな、なら、弟には話してもよかろう。と判断した。

二人が連れ立って祭りに来ていたのがつい昨日のように感じられるが、一平太は…どうなのだろう]

 今は…そう、なんといったかな…ううむ……。

(23) 2014/02/15(Sat) 21時頃

釣り師 沼太郎は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 21時頃


釣り師 沼太郎は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 21時頃


【人】 子守り 日向

[そうしてぼんやり夕顔の方を眺めていた時、突如周囲の子供たちが歓声を上げ始めた]

『にいちゃんだ!』
『手妻師のにいちゃん、見付けたー!』

[どうやら持ち場へ向かう赤黒の着物>>18を、遠目に見付けてしまったらしい。
 こうなるともう止まらず、子供らは一斉に駆けていく]

 あ、だめ、まだ準備中でしょ……!

[このままでは開演前に押し掛けることになりはしないかと、声を上げたものの後の祭りだった。
 今更追い掛けて捕まえることも出来ない、と、娘は諦めの溜息をついた]

(24) 2014/02/15(Sat) 21時半頃

【人】 門下生 一平太

[漸く人混みを抜けきって、息を零したところに掛かる声一つ>>19
顔を上げれば久方ぶりに見る顔があった]

……嗚呼、沼太郎様。御無沙汰しております。

[手招きされるままに向かい、その隣へ。
腰掛けて、少し表情を和らげた]

お陰様で。
今日は流石に、お休みをいただきました。

[相変わらず、を肯定しつつ。
勧められた一本を、頭を下げて手に取った]

(25) 2014/02/15(Sat) 21時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 21時半頃


子守り 日向は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 21時半頃


広場のお告げ (村建て人)

 
 
 
──鈴の音一つ、大気震わせ。

──澄んだ響きは、静寂を呼ぶ。
 
 
 

(#3) 2014/02/15(Sat) 21時半頃


広場のお告げ (村建て人)


里を山車が巡り終えた後、神社の境内で始まるのは、祭りの儀式。
神主が代々伝わる詞を唱えて祈りを捧ぐ。

里の暮らしが穏やかな事に。
人の在り方が穏やかな事に。

ゆるりと進む神事の中、最初にそれに気づいたのは誰だったか。

天に輝く陽にかかる、黒い陰。
それはじわり、じわりと、喰らうように陽に重なり。
やがて──陽を飲み込んだ。

(#4) 2014/02/15(Sat) 21時半頃


【人】 門下生 一平太

嗚呼、華月斎様ですか。

[団子を一つ口に含んで、飲み込んで。
何気なく向けられた問い>>23に、何気ない調子で返した。
明之進に言われた時と同じく、『兄君』である事を否定はしないが、やはり一平太が口にするのは本来の名では無く]

ついこの間、お見かけしました。
相変わらず、子供らに大人気なようで。

[続く言葉も、よそのひとの話でもするかのように]

(26) 2014/02/15(Sat) 21時半頃

広場のお告げ (村建て人)

『……陽が』
『陽が、喰われた』
『月が陽を喰らってしまった』

呆、とした声で呟いたのは神主と、そして、里長の二人。
その意を問う声に返るのは。

(#5) 2014/02/15(Sat) 21時半頃


広場のお告げ (村建て人)

 
 
 
『天つ星が、目を覚ます』
 
 
 

(#6) 2014/02/15(Sat) 21時半頃


広場のお告げ (村建て人)

短き言葉、その意を問う暇を与えぬように、天より地より、現れ出でるは、異形の妖。

かつて、天より落ちし二色の星。
その力に惹かれて現れしものどもは。

星を宿せし者を──そして、多くの血を求め。
大気震わせ、咆哮を上げる。

(#7) 2014/02/15(Sat) 21時半頃


広場のお告げ (村建て人)

 
 
 
それは、穏やかなる日々の終わりと、そして。
銀と黒、煌星と闇星の戦いの始まりを告げるもの──。

(#8) 2014/02/15(Sat) 21時半頃


門下生 一平太は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 21時半頃


【人】 機織り 雪客

― 回想・通り ―

[そそくさと広場を出、通りを抜けようとして、かかるのは懐かしい声>>0:70
びく、と顔を上げる。]

琥珀にいさ……

……華月斎、さん。
お元気そうでなによりです。

[一瞬緩んだ表情も、問われれば表情硬くし、名を言い直し、深くお辞儀する。]

その、……色々、ありましてね。

[村に帰ってきたばかりの頃によく繰り返したこの言葉を言うのは久しぶりだと思いながらも、やはり正確な理由などいう気はない。]

(27) 2014/02/15(Sat) 21時半頃

【独】 門下生 一平太

/*
天声に 挟んでしまった!

[挫折のポーズ]

(-2) 2014/02/15(Sat) 21時半頃

【人】 機織り 雪客

ああ……そうか……今年も里長様に呼ばれたのですね。
久しぶりに見れるのを楽しみにしております。

[距離を置くような名の呼び方と言葉遣い。

 けども。
 祭りそのものに興味がなくとも、華月斎の芸が楽しみなのは真実。]

では、失礼しますね。

[言って、再び足を踏み出した。]

(28) 2014/02/15(Sat) 21時半頃

広場のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 21時半頃


【人】 手妻師 華月斎

─ 祭り当日/通り ─

[出番までもう少しあるからと、祭りの雰囲気を楽しみながらゆっくりと歩いていたのだが]


…………どわぁあ!?


[追いついた子供達>>24に後ろから突撃され、勢いに負けかけて鑪を踏んだ]

(29) 2014/02/15(Sat) 21時半頃

【人】 手妻師 華月斎

──── っぶねぇ〜〜。

こぉら、おまえら、危ないやないか。

[ピンピンピン、と突撃して来た子供達の額を指で弾いてやる。
然程力を入れているわけではないため、泣く子までは居なかった。
その代わり、手妻手妻、と囃し立て始めるわけだが]

いーまーはーだーめーや!
ちゃあんと演目の時間は決まっとるからなぁ。
儀式終わってからまた来ぃ。

[時間になったら見せるからと、子供達への言い聞かせを試みた]

ほれ、山車も行ってまうで?
手妻は逃げんて。

[その言葉でようやく子供達も動き出し、後で絶対行くから、と約束を残していく]

(30) 2014/02/15(Sat) 21時半頃

【人】 手妻師 華月斎

やぁれやれ、元気なこっちゃ。

[本番は流石に集中したいし、勿論準備もしなければいけない。
子供達には悪いが、体良く追い払わせてもらった。
あれだけ熱望されるのは手妻師冥利に尽きるのだが]

さぁて、準備準備。

[持ち場に向かうために儀式までは見に行けない。
それが少し残念ではあるが、これも己が勤めだ。
今はまだ人気の少ない広場へと向かった]

(31) 2014/02/15(Sat) 21時半頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 22時頃


【人】 子守り 日向

 ― 通り ―

 ……もう。

[結局子供らとは別れたまま、娘はとぼとぼと神社の境内へ向かう道を歩いていた。
 儀式で役割を負っている訳ではないのだが、生前の両親が熱心に祈る姿を見ていたから、娘としてもあまりこの行事を蔑ろにはしたくない。
 とは言え今から向かっても、儀式の開始には間に合わない予感がした]

 なんか風……冷たいな。

[ひゅおお、と吹きすさぶ風の音が、喧噪の中なのに妙に大きく聞こえる]

(32) 2014/02/15(Sat) 22時頃

【人】 子守り 日向

 …………。
 泣いて、る?

[直感的に、そう呟いて。
 何故そう思ったのだろう、立ち止まり自問した、その時]

『おい、見ろ! お天道様が――』

[誰かが叫び、指を差す。
 その声に周囲の人々も立ち止まり、皆口々に天を仰ぎ異変への驚きを口にし始める]

[その声が悲鳴に変わるのまで、それから長くはかからなかった]

(33) 2014/02/15(Sat) 22時頃

【人】 釣り師 沼太郎

 ふむそうか。まぁこんな日に門下生もこまいがな……お前の父君は昔からちぃと真面目なきらいがあるからのぅ。

[かつて寺子屋で教鞭をとっていた頃の、彼の父親の面影が浮かぶ。とうに後任に譲った役目ではあるが、こうして教え子の息子を見ると感慨深くもあり、また一層老いを自覚する。]

 おぉそうじゃ、華月斎といったな。なんじゃもう会っておったか。

[驚くかと思うたがつまらぬのう、と勝手なことを言い茶をすする。山車は通りを進んで行くのをみると、直に社では儀式が行われるのだろう。]

(34) 2014/02/15(Sat) 22時頃

【人】 機織り 雪客

[道すがら。
 
 華月斎の手妻をはじめてみたときのことを思い出す。
 
 ひらひらと、軽やかに舞う胡蝶。
 そのまま切り取って布地の柄にしてしまえたら……と目を奪われた。]

……。

[またあれが見れるのかと思えば、足が軽くなった気がした。]

(35) 2014/02/15(Sat) 22時頃

【人】 釣り師 沼太郎

 

 のぅ、一よ。
 時を失してからでは遅いぞ。

 ……ほっほっほ、年寄りの戯言じゃ、流すがよいわ。

[近しいものを失う痛みは、彼にならわざわざ言うまでもないことだろう。
失って初めて、近しい者だった気づくこともある。それだけ伝えて飄々と笑う


それから天が暗闇に飲まれるまでは、そう時を置かなかった]

(36) 2014/02/15(Sat) 22時頃

【人】 落胤 明之進

─ 神社の境内 ─

[楽の奉納をするようになったのは、数年前から。
それまで奉納をしていた楽士に偶然音色を聴かれ、役目に推挙されたのが切欠だった。
横笛を奏でるのは好きだったし、それが里の役に立つならば、と。
素直に受け入れたのは、里での居場所を求める思いもあったのは否めない]

…………。

[控えの場で、息を詰めて神事が進むのを見る。
いつもならば目を逸らす事はないのだけれど──何故か、この時は。
奇妙な動悸を覚えて、ふっと、上を見て]

……え?

(37) 2014/02/15(Sat) 22時頃

【人】 落胤 明之進

[上がったのは、呆けた声。
陽が黒く、何かに覆われていく。
呆然とした意識を引き戻したのは、神主の漏らした声。>>#5]

月が陽を……って、それ、一体、どういうっ……!

[思わず投げた問いに返る、言葉。>>#6
短いそれに、ひとつ、瞬く]

……天つ星……?

(38) 2014/02/15(Sat) 22時頃

【人】 機織り 雪客

― 祭り当日 ―

[遠くから賑わいが聞こえた。

 山車が近くの通りを過ぎる頃、女は家を出た。
 自身の織物が、どのように使われているのかを確かめようと。

 そして、手妻を見に行こうとも。

 鮮やかな紅で、口元と目元を控えめに彩って。]

(39) 2014/02/15(Sat) 22時頃

【人】 門下生 一平太

そのようで。
お蔭でよく叱られます。

[苦さ含む笑いと共に、祖父にとっては教え子、父にとっては先生らしいその人>>34へ言葉を返す。
団子の二つ目を含み、口を動かしつつ、茶を啜る姿を横目に見て]

……毎年、この時期にはいらっしゃってるそうですよ。

[だから驚くことはないのだと、遠まわしに告げるようにしながら。
進む山車に目をやって]

(40) 2014/02/15(Sat) 22時頃

【人】 門下生 一平太

……。

[はたと瞬き一つ。
疑問符を浮かべて沼次郎を見たけれど、すぐに戯言だと言われ]

はぁ。

[その真意>>36を訊く事は叶わぬまま]

(41) 2014/02/15(Sat) 22時頃

【人】 手妻師 華月斎

─ 広場 ─

[華月斎の持ち場は簡易的な舞台。
その上に必要な道具を適した場所へと配置していく]

……………

[華月斎。
芸を行う時の名。
本来の名を知る者だっているのに、呼ばれるのはいつも芸名の方だった。
それは家族だけでなく、里の者達からも壁を作られているように思える事柄]

……あー、あかんあかん。
んなこと考えてる場合やない。

─── わいが選んだ道なんや。

[演目前にそんな風に思ってしまったのは、雪客と会った時の態度と言葉遣い>>27>>28から。
名を言い直されたのは、自分で思っていたよりも、堪えたらしい]

(42) 2014/02/15(Sat) 22時半頃

【人】 手妻師 華月斎

大掛かりなもんはないし、こないなもんか。

[一度舞台を下りて観客席から配置を見る。
客から見える位置、見えない位置、それを把握しておくのも技術のうちだ]

そろそろ儀式終わる頃かいのぉ。

[腕を組み、神社がある方へと視線を転じる。
神事の音はここまで届かないが、賑わう鼓動は感じられた。
あそこに集まる者達はいずれ、この観客席へと集まることになるだろう。
期待に胸を膨らませ、舞台に上がるために気持ちを切り替える。
大きく息を吸い、吐き出したところで、齎された異変に気が付いた]

(43) 2014/02/15(Sat) 22時半頃

【人】 説法師 法泉

― 祭り当日/墓地 ―

...色不異空 空不異色 色即是空 空即是色
受想行識亦復如是  舍利子 是諸法空相 
不生不滅 不垢不浄 不増不減...

[里の祭りの喧噪を他所に、墓所には低く経文の声が響く。
二十余年の昔、丁度祭りのその夜に、ここに棄て置かれたは、ひとりのこどもと、ひとつの骸]

[骸が何者であったか、それは判らぬ。しかし、住職が亡くなったと噂に聞いたかつてのこどもが、ここに戻ったその理由の一つは、この経を手向けるためであった]

(44) 2014/02/15(Sat) 22時半頃

【人】 落胤 明之進

─ 神社の境内 ─

星が、目覚める、って……。

[鼓動が妙に早くなるのがわかる。
何かが疼くような感覚がある。
それが何を意味するのか、問おうとするのを遮るように、天から黒い影がいくつか、落ちてきた]

……え。

[上がるのは、人ならざるものの咆哮。
奇声と共に振るわれた鋭い爪が、神主へと振り下ろされて。

紅いいろの、飛沫が、散った]

(45) 2014/02/15(Sat) 22時半頃

【人】 手妻師 華月斎



[頭上から光が、失われていく]
 
 

(46) 2014/02/15(Sat) 22時半頃

【人】 手妻師 華月斎

…………は?

[咄嗟に見上げた天では異様な光景が広がっていた。
月が陽を喰らう。
光が闇に蝕まれる。
ゾクリと、ドクリと。
背筋が凍り、内なる何かが鳴動した]

(47) 2014/02/15(Sat) 22時半頃

【人】 子守り 日向

[無数の羽音と、地鳴り。
 何処から生まれたともわからぬそれが、こちらへ近付いてくる。
 呆然としている間に、陽の喰われた空は無数の影に埋め尽くされ。
 舞い降りたそれらがあっさりと人を薙ぎ倒し引き裂くまでを、娘は何も出来ぬまま見ていた]

 なに……これ……。

[悲鳴が満ちる。
 村中の悲鳴が、自分の耳に届いているように錯覚する]

 やだよ……ね、かあさん……。
 こんなの、嘘だよね……?

[母を亡くしたあの日から、日向の耳は聞こえないはずのものを聞いていた。
 今日のこれもそうなのだろうと思いたくて――
 でも目の前に広がる光景は、何処までも現実だった]

(48) 2014/02/15(Sat) 22時半頃

【独】 機織り 雪客

/*
うむ、ほかのPCさんとの人間関係どんなんかと想像したら、基本よく知らないで終わりそうな私である/(^o^)\

いやまぁ、村なんて狭い世界だからいやでも顔見知りにはなってるだろうがね。

(-3) 2014/02/15(Sat) 22時半頃

【人】 説法師 法泉

[何故、経を手向けるのかは自身も知らぬ。ただそうしたいからするのだと、誰かに問われたなら答えたろう]

[けれど今、坊主にそれを問う者は無い]

[やがて、経文が終わり、手にした錫杖で地を突けば、じゃらん、と遊環が音を立てた]

(49) 2014/02/15(Sat) 22時半頃

【人】 説法師 法泉

― 墓地 ―

[陰る日差しに空を仰ぎ、月が陽を喰う様を目にしたのは、丁度、その時]

(50) 2014/02/15(Sat) 22時半頃

【人】 説法師 法泉


はて、まだ酔うているかな?

(51) 2014/02/15(Sat) 22時半頃

【人】 落胤 明之進

[何が起きたのか、何が起きているのか。
すぐには理解できなかった。

突然すぎる出来事と、異様に早くなる鼓動に、思考が追いつかない。

ただ、一つだけ、理解できたのは]

……っ!

[天から堕ちて来た異形のものが数体、真っ直ぐにこちらを見ている、という現実で。
それと認識した瞬間、踵を返して駆け出していた。
こちらを見ていた異形数体は迷う様子もなく、神社の裏へと向かう背を追ってくる]

(52) 2014/02/15(Sat) 22時半頃

【人】 門下生 一平太

ご馳走様でした。

[頂いた団子の串を皿へと置いて、沼太郎へと頭を下げて。
もう儀式も始まっている頃か。
立ち上がり、人の波へと戻ろうと足を踏み出した刹那]

……っ。

[急に日差しが翳った。
はたと空を見上げた時には、陽は黒い影に変貌していて、それから]

(53) 2014/02/15(Sat) 22時半頃

【人】 説法師 法泉

[酔夢でないなら、それは凶兆、と、坊主は識る]

[ざわりざわりと、這い上る、昏い気配が、身内に眠るモノを揺り起こす]

いや、まだ酔い足らんか...

[目を細め、坊主の唇が弧を描く、と、

ぽう、と紅い鬼火が胸のあたりに浮かび上がった]

(54) 2014/02/15(Sat) 22時半頃

説法師 法泉は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 22時半頃


双子 夕顔は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 23時頃


【独】 手妻師 華月斎

/*
もさもさモブ退治書いてたんだが。


赤と白の分離が出来てないwwwwwwww
どうやろうwww

(-4) 2014/02/15(Sat) 23時頃

広場のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 23時頃


釣り師 沼太郎は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 23時頃


【人】 機織り 雪客

[目的だけ済ませたらひそりと家に帰ろう。

そんなことを考えながら一人、視線を地に落として通りを歩いていく。]

[広場まであと半分ほどのところで、地に落ちていた影が薄くなった気がして顔を上げた。]

(55) 2014/02/15(Sat) 23時頃

【人】 門下生 一平太

これ、は、

[先に言葉を交わした人を振り返ろうとして、何処からか上がった悲鳴に遮られる。
向けた視線の先から赤色の飛沫が上がり、離れた場所からもう一つ。
そこから天高く跳躍する、明らかに人ならざる形をしたものの影]

……え、……あ……っ、

[一平太が事態を飲み込むより、周囲が混乱に陥るが早く。
恐怖心から逃げ惑う人に押され、元居た位置から遠く流されて行く]

(56) 2014/02/15(Sat) 23時頃

【人】 落胤 明之進

─ 神社の裏手 ─

なんで、こっち、来るっ……!

[追いすがる異形の姿に、とっさに口をついたのはこんな言葉。
狙われている、とは本能的な察知。
ただ、それがわかってもどうすれば、と悩む所に異形が爪を翳して飛び掛ってくる]

……っ!

[とっさに振るったのは、手にした横笛。
そんなもので討ち払えるようなものではないはず、なのに。
振るった笛は、尋常ならざる速さと、それが齎す勢いを持って異形を打ち据え、遠くへと跳ね飛ばした]

……え……何、が。

[唐突な出来事に、あがるのは呆けた声。
目覚め始めた力が笛に宿り、その『時』を速めた、との自覚は薄いまま。
とにかく落ち着こう、と荒い息を整えた]

(57) 2014/02/15(Sat) 23時頃

機織り 雪客は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 23時頃


落胤 明之進は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 23時頃


双子 夕顔は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 23時半頃


【独】 落胤 明之進

/*
覚醒イベントは、母上死亡絡めないと無理だなあ。

しかし、予測はしていたけれど、うん。

『時計』というギミックを外して時空属性を考えると、なんというか、地味になるwww

モブさん相手には無双しやすいけど、対人戦のバランスとるの、難しいんだよね、これ……。

(-5) 2014/02/15(Sat) 23時半頃

【人】 機織り 雪客

……!?

[異様な光景。
影が陽を喰らっている様に見えて。
足が止まり、思わず両手で口元を押さえる。
元々冷たかった指先が、いつもよりもさらに冷たく感じた。]

なん、なの……・?

[見る間に真黒となった空に、唖然としておれば、奇声とともに何かが女めがけて落ちてきた。
避けようとしたけども、足がよろけて叶わず。
左の肩に熱い痛みが走り、その場に崩れ落ちた。]

(58) 2014/02/15(Sat) 23時半頃

【人】 手妻師 華月斎

─ 広場 ─

[ザザ…、と葉ずれのような音がする。
ここは開けた場所、取り巻く木々などあるはずも無いのに]

……なんや……。

なんやねん、こん空気は……!

[声を上げたと同時、周囲に響き渡る断末魔の叫び。
祭りの最後の準備をしていた数名が、一瞬にして何者かに切り刻まれた。
一人、また一人と叫び声は連鎖していく]

───……おる……なんや、おる…!?

[紅が散る度に恐怖を駆り立てられ、手が、足が、身体が震えた。
手足も出ぬ者達を弄ぶかのように方々へと動き回る影。
それを追うように身体を向けると、懐に忍ばせてあった半紙が一枚ひらりと滑り落ちる。
刹那、身の近くで鋭い風が走り、滑り落ちた半紙が目の前で細切れへと変貌した]

(59) 2014/02/15(Sat) 23時半頃

【人】 手妻師 華月斎

うわぁ!!

[咄嗟に後ろへとずり下がり、爆ぜる鼓動を抑えるように右手を懐へ。
手に当たった金の扇を握り締めると、懐からそれを引き抜いた]

ほんまに…なにが起きとるっちゅーんや!

[引き抜いた扇を広げ、細切れになって散る半紙を仰ぎ飛ばす。
自棄の一撃だったが、それは一瞬で数多の蝶へと変化。
華月斎の周囲を覆うように舞い始めた]

!?!?!?!?!?

[それに驚いたのは行動を起こした当の本人]

な……わいなんもしてへんで!?

[普段は生きた蝶のように見せかけ扇で扇ぐのだが、この蝶は本当の生き物のように自力で舞い動く。
だが良く見れば素材は半紙であり、作り物の蝶であることは間違いなかった]

(60) 2014/02/15(Sat) 23時半頃

【人】 手妻師 華月斎

なんやねん……訳分からんやないか!

[力は発現すれど、頭での理解が追いつかず。
混乱から逃れられないままで居たのだが、間近で鼓動を感じ何かに導かれるように意識がそちらへと向いた。
祓えと、周囲の蝶がさざめきだす]

(61) 2014/02/15(Sat) 23時半頃

【赤】 手妻師 華月斎

[迷っている暇は無い。
演目を行う時の集中力はここでも発揮され、一時、周囲の音が聞こえないような感覚に陥った。
間近にある拍動に対し扇を振り上げると、周囲に居た蝶は奔流となって壁を作り為し。
異形のものの爪の軌道を遮り華月斎を護る。
パチン、と扇を閉じ、その場で一回転。
閉じた扇の切先の軌道に半紙の蝶を乗せ、左から右へと振り抜くと、撓る荒綱の如き動きで蝶は異形のものを打ち据えた。
更に蝶は飛礫となり異形のものを打ち抜いていく]

(*0) 2014/02/15(Sat) 23時半頃

【人】 手妻師 華月斎

[一瞬の交差。
それが過ぎ去った後にあったのは、蜂の巣となり足元に落ちる異形の姿だった]

───── は……。


……なんや、今の……。

[先程まで異形のものの姿を捉えることが出来なかったのだが。
蝶が現れてからは、何となく気配を捉えることが出来た。
気配と言うよりは鼓動と言った方が正しいか。
今は、近場ならば生けし者の位置が薄ぼんやりとだが、把握することが出来る。
そして自分の意のままに動く半紙の蝶。
手妻とは全く異なる動きに華月斎は戸惑いを隠せなかった]

(62) 2014/02/15(Sat) 23時半頃

【人】 手妻師 華月斎

………ちゅーか、ほんまなんが起きとんねや!!

[はた、と我に返り周囲を見回す。
異形は他にも居るようで、先程打ち倒した鼓動と似たようなものが、別の鼓動を奪っていくのが感じられた]

あかん、このままやと…!

[異形に襲われ命を落とすものが増えてしまう。
好ましい鼓動のおとが、どんどん失われていってしまう。
恐ろしい予測にいてもたってもいられず、華月斎は広場の地を蹴った]

(63) 2014/02/15(Sat) 23時半頃

【人】 双子 夕顔

─ 通り ─

[祖父と二人、逸れぬように手を繋いで歩く。
離れた所に居る日向>>22に気付いた雷門に促され会釈はするも、彼女の胸の内には気付かない。
祖父であり義父でもある雷門のことが心配だから傍にいる、それは正しいけれど。
他の子らとあまり接さぬようになったのは、それだけが理由では、ない。
もっとも、その理由とやらを祖父は頑として教えてくれないが。
最近の憂いと、その理由は関係あるのだろうか。]


あ…いえ。


華月斎さま。
おきがえ、おわられたでしょうかと、思って。

(64) 2014/02/15(Sat) 23時半頃

【人】 双子 夕顔

─ 通り ─

[つい物思いに耽ってしまい、祖父からどうしたかと問われて頭を振って話題を逸らした。
祭りの度に村に来て屋敷に泊まっていく手妻師は、今日自分達が家を出る時にはまだ準備の途中の様だったから。
今年もきっと、華月斎の手妻は村の皆に喜ばれることだろう。
自分も楽しみだと仄かに口唇を綻ばせると、祖父も作ったものではない笑みを返してくれた。
嬉しいと、繋いだ手の力を微か強めて。

儀式催される神社へと、足を進めていたその、矢先。]



     …… え ?


[鈴の音、一つ、りんと、鳴り。

静けさの後、陰が、うまれた。]

(65) 2014/02/15(Sat) 23時半頃

【人】 双子 夕顔

─ 通り ─


   おじい、さ、ま


[手を繋いだ先、見上げた祖父の視線が向くはこちらでは無く。
空、飲み込まれた日輪を見つめ、呆けた様に何かを呟いていた。
こちらの耳まで届いたのは、切れ切れの言の葉だったけれど。]

       ───── 、あまつ、星?


[祖父の落とした言の葉、その一つを拾い上げたと同時。

どくん、鼓動が跳ねた。

胸の内で何かが、大きく膨らんでいく、感覚。

それは、まるで夕顔を食らい尽くそうとするようで。]

(66) 2014/02/15(Sat) 23時半頃

【独】 手妻師 華月斎

/*
表で遊びすぎたのでちょっと停止。

次の目標は木彫りの熊…![まだ言ってる]

(-6) 2014/02/15(Sat) 23時半頃

【人】 双子 夕顔

─ 通り ─

い、や…


[未知の恐怖に、思わず祖父の手を離す。
片手で持っていた鞠を両の手で抱え、一歩、二歩、後ずさる。

その間にも、異形の妖がそこかしこに現へと生まれているけれど、そちらには目が向かず。

ただ、身の内にふくらみ続けるナニカを、恐れ、怯えて]


  、たす、け、て


[祖父に、救いを求めた]

(67) 2014/02/15(Sat) 23時半頃

【人】 双子 夕顔

[そこでようやく、祖父が我に返ったようにこちらに視線を落とした。

助ける、と。
ぎゅうと、祖父が自分を抱くその力に、こんなときというのに深い安堵に包まれる。

けれど。

身の内のナニカは、そうではなかった。]

(68) 2014/02/15(Sat) 23時半頃

【赤】 双子 夕顔


ゆうがおは、たすけるのね。

わたしのことは、たすけてくれなかった、くせに。

(*1) 2014/02/16(Sun) 00時頃

【赤】 双子 夕顔


[唇が、勝手に言の葉を紡ぐ。
身の内から、抑え切れないチカラが、溢れた影が。

祖父を包み、飲み込み、息を奪う。

止めたいのに、声が、出ない。]


あさがおを、たすけてくれなかったおじいさまは。

いらないのよ。

[勝手に言葉を紡ぐ唇が、笑みを描いた]

(*2) 2014/02/16(Sun) 00時頃

【人】 機織り 雪客

ぃ、ゃ……。

[目の前、キキキと笑うそれは、まるで猿のような形。
右の手で左肩を押さえれば、ぬめる感触。
状況は理解できずとも、逃げなければと理解している。
なのに、足は震え、立ち上がる事もおぼつかないまま。
目の前の異形が、再び女へと飛び掛ってきた。]


    ――――――っ!!!

[ざわ、と肌が粟立つのを感じながら。
 女は、ただ反射的に、両目を瞑りながら、肩を抑えていた右の手を薙ぎ払う様に振るった。]

(69) 2014/02/16(Sun) 00時頃

【人】 子守り 日向

 ― 境内付近の通り ―

[人々が、弾かれたように逃げ惑う。
 悲鳴と異形の雄叫びが、無数に折り重なっていく。
 けれどそんな中なのに――日向の耳には、子供らの上げた叫び声が、いやにはっきりと届いていた]

 ――どこ? どこにいる?

[つい先程華月斎に諭されて>>30、思いの外近くまで来ていたことを日向は知らない。
 どちらにしろ、この混乱の中で、声の主たちはとうに散り散りになっているようだった]

 行か、ないと。

[見据えた先は逃げる人の流れと反対側で、あっという間に弾かれ揉みくちゃにされ怒号が飛んだ。
 どうにか裏道まで来て駆け出そうとするも、数歩で足が縺れ転んでしまう]

 もう、こんな時……なんで。

[気持ちばかりは急くのに、体が全くついてこない。
 恨めしく思いながら、それでももう一度立ち上がる]

(70) 2014/02/16(Sun) 00時頃

【人】 子守り 日向

[駆け出した体が、不意に軽くなった気がした。
 そのまま見えぬ流れに乗るように加速し。
 眼前に現れた長屋を、一跳びに飛び越える]

 はやく……疾く、いかなきゃ。

[明らかに、人の身を超えた動き。
 しかし当の娘は、子供らを探すことに必死なあまり、その異変に気付いていない。
 そして数体の異形が、その姿を見た途端真っ先に日向を追い始めた事にも――]

(71) 2014/02/16(Sun) 00時頃

【人】 門下生 一平太

…… った、ぁ。

[揉まれた末に押し出されて、道の反対側へと転げた。
打った箇所を摩りつつ、身を起こして]

あ。
沼太郎様、は…… 見えん、なぁ。
大丈夫かなぁ。

[人波と、更に急に暗くなった周囲の所為で、先程まで居た場所の様子は伺えない。
とは言え再度この中に飛び込むのも躊躇われる。と]

(72) 2014/02/16(Sun) 00時頃

【人】 双子 夕顔



   おじい さま ?


[ようやく自由になった唇で、祖父を呼ぶ。
自分を抱きしめていたはずのその身体は、地に伏せて、動かなくなっている。

祖父に触れたいと願うのに、両の手が、鞠に張り付いたように、離れない。]


   ゆうがお、は

     おじいさま、の

      おそば、に

[居るのに。居たのに。祖父の命を、まもれなかった。奪ってしまった。
ただ、祖父の骸を見下ろして、壊れたように声を落とす]

(73) 2014/02/16(Sun) 00時頃

【人】 説法師 法泉

だん!

[と、坊主の右足が地を踏んで、錫杖を両手に握り、胸の前でぐるりと回す。
浮かんだ鬼火が、じゃらじゃらと鳴る遊環に燃え移るようにして紅い焔の軌跡を描き]

煩いぞ!

[キィキィと甲高い声をあげ、頭上から群れなして降ってくる蒼い膚と虫の翅を持つ異形を、焔の環が次々と跳ね飛ばし燃やしていく]

(74) 2014/02/16(Sun) 00時頃

【独】 双子 夕顔

/*
そんなわけで、二重人格でござる。
おとなしめ幼女とヤンデレ幼女の二部構成。

うまれつき二重人格で、大人しめな人格の方を主にさせて問題有りの方は催眠術かなんかで封じたとかそんな感じで。

(-7) 2014/02/16(Sun) 00時頃

【独】 手妻師 華月斎

/*
あっ、pt回復してた。
しかし動くのはもうちょっと周りを見てからにしたいところ。

今一番近いのは雪かなー。

(-8) 2014/02/16(Sun) 00時頃

【人】 門下生 一平太

 え。

[不意に、頭上に影が差した。
見上げれば先の異形が一体。
その鋭利な爪がすぐ傍まで迫っていて]

(75) 2014/02/16(Sun) 00時頃

【人】 門下生 一平太




[大きく見開いた眼が、刹那闇に染まる]

(76) 2014/02/16(Sun) 00時頃

【赤】 門下生 一平太

[足許がさらさらと柔らかな砂地に変わっていた。
一瞬にして一平太の身体を沈め、呑み込んでしまう程に。
それは追ってきた異形も同じ事で、襲いかかった時の勢いのまま爪から頭から呑み込まれて行く。
但しそちらが三分の二も埋もれぬうち、砂地は元の固い地面に戻ってしまった]

(*3) 2014/02/16(Sun) 00時頃

【人】 説法師 法泉

[尚も群がる異形の群れを燃える錫杖で払い除けながら、墓地から村里への道を辿る。寺へと逃れようとしてきたのか、途中の道にも点々と、里人達の骸が転がり、辛うじて息を残した者の断末魔の呻きが辺りに満ちる]

はぁ...はぁ...

[錫杖を力の限りに振り回し、息を切らせ、額に汗を噴き出しながら、坊主は、ぐるりと頭を巡らせ]

...犬死に、だあな。

[吐き捨てて、まだ息を残して苦痛に喘ぐ村娘の胸に、ざくり、と錫杖の先を突き通した]

(77) 2014/02/16(Sun) 00時頃

【人】 門下生 一平太

[そこからは赤い血も、断末魔の声も上がる事は無く。
ほんの少しの間の後でその場に残されたのは、固い地面から下半身だけが飛び出した状態で絶命している先の異形らしきものだけ。
しかし未だ妖魔の跋扈するその場所で、一匹の死と一人の消失に気づく余裕がある者は居るのか如何か]

(78) 2014/02/16(Sun) 00時頃

【人】 双子 夕顔



おじいさま、おきて

  ゆうがおを、一人に、しないで


[命を奪ったことを認めたくなくて、何度も呼びかける。
祖父を失っても、「一人」になることはない、と。

心の奥底、目覚めたナニカが嘲るように告げるけれど。
それを認めたくなくて、ただ、呼びかける。

そんな己の姿は、異形のものからは格好の獲物に見えたのだろう。
こちらへと向かってくる、角を生やした人型の獣の何匹かを、黒檀色の瞳に映して]

(79) 2014/02/16(Sun) 00時半頃

【赤】 双子 夕顔

  じゃまを、しないで。

[言うなり、足元の影が伸びる。
獣達の数だけ先が分かれ、くるり、縛り付ける様に纏わりついて。]

ゆうがおは。

おじいさまのそばに、いたいだけ、なの。

[ずるり。
影の中へと、引き摺り込む。]

(*4) 2014/02/16(Sun) 00時半頃

門下生 一平太は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 00時半頃


【人】 落胤 明之進

─ 神社の裏手 ─

[しばし、荒れた息を整えた所で、改めて手にした笛を見る。
先ほどの自分の動きは、明らかに異常なもの。
とはいえ]

……感覚は、同じ、だった。

[数日前に、櫓から落ちた鉈へ向けて念じた時、先ほど、一瞬で距離を越えた時。
そして、今、笛で異形をなぎ払った時。
どれも、同じような感覚だったのは確かで。
何によるものかはわからないものの、それが、自分の『力』であるという自覚、それだけは確りとあって]

(80) 2014/02/16(Sun) 00時半頃

【人】 落胤 明之進

……とに、かく。
ここで、ぼんやりとしてる、わけにはっ……!

[帰らなければいけない。母がどうしているか確かめなくては、と。
そう思い一歩を踏み出す、その頭上に影がさす。
はっと振り仰いだ視界に広がるのは、こちらへと飛び掛る、異形の姿]

……っ!

[す、と。
笛を手にした右の手が、上がる。
それは、舞う時のそれと良く似た、仕種]

(81) 2014/02/16(Sun) 00時半頃

【人】 説法師 法泉

[坊主に胸を貫かれて絶命した娘は、そのまま焔に包まれて灰と化す]

南無...

[唱えかけた念仏は、途中で途切れて乾いた笑みに溶け消えた]

いちいち弔いなぞ、追いつかんわ。

(82) 2014/02/16(Sun) 00時半頃

【赤】 落胤 明之進

……冬の夜寒の 朝ぼらけ

[口をついたのは、出掛けに母の前で舞った今様舞に沿う謡の、冬の節]

契りし山路は 雪深し

[それに応じるよに、笛が淡い銀の光を宿す]

心のあとは つかねども

[それと共に宿るのは、冬の厳しさにも似た、刃の鋭さ]

思いやるこそ あわれなれ

[刃の鋭さ帯びた笛を手に、ゆるり、辿るは舞の動き。
優美さと鋭さと、二つ併せ持つ舞は、飛び掛る異形を断ち切った]

(*5) 2014/02/16(Sun) 00時半頃

【人】 機織り 雪客

……。

[再び来るであろう痛みは無く。
 代わり、何かを冷たいものを握る手と。
 それを伝った感覚と。

 恐る恐る目を開ける。]


なっ……。

[右手の中の、凍える深緋。
 三尺ほどの氷の刀と。

 上下真っ二つに斬れて転がる異形の姿に目を見開いた。]

(83) 2014/02/16(Sun) 00時半頃

【人】 双子 夕顔

[己の望みは、もう叶わないものだと知りながら。
影に飲まれて息絶える獣には一瞥もみせずに唇を動かした。

胸の内、眠っていた己がじわりじわりと、己を食い潰していくのを感じながら視線を逸らして]


そうだ。おいしゃさま。

おじいさま。すこし、まっていてください。

おいしゃさまを、おつれしますから。

[医師ならば祖父を治してくれるはずだと考えて、探しに行こうと踵を。
既に命を失くした者を助ける術など無いと、わからぬ年でもないのだが。
自分以外の誰かを頼りたくて、駆け出した]

(84) 2014/02/16(Sun) 00時半頃

【人】 落胤 明之進

……は。

[緩やかな、けれど鋭き舞は異形を断ち切り、打ち落とす。
笛に宿りし銀の光がふわり、そこを離れて身の周囲を取り巻いた。

移ろう『時』、その流れの象徴たる四季の移り変わり。
それに由来する力は、『破』から『守』へと形を変えて、しばし、留まる]

……いか、ないと。

[小さく呟き、歩き出す。
慣れぬ力の行使は少なからぬ疲労を呼び、駆けるための『時』を縮めて瞬時に『渡る』には僅かに足りぬ様だった]

(85) 2014/02/16(Sun) 00時半頃

【赤】 説法師 法泉

[ぐるりぐるりと、錫杖が空を切り、大きな焔の環を造る]

『ノウマク サラバタタギャテイビャク

  サラバボッケイビャク サラバタタラタ

    センダマカロシャダ ケンギャキギャキ

     サラバビギナン ウンタラタ カンマン』

[韻を踏み、唱えられた真言の響きに応じるように、焔は大きく燃え上がり、螺旋を描いて広がると、目の届く範囲に転がる骸全てに燃え移り、燃え上がり、焼き尽くす]

(*6) 2014/02/16(Sun) 01時頃

【赤】 子守り 日向

[右手が――あの日母に包まれた手が、熱い。
 長屋の屋根を飛び越えた先、異形もまた地面から宙へと飛び上がらんとしている所だった。
 耳障りな羽音が響き、蟷螂に似た前脚が振り上げられる]

 邪魔、……するな。

[日向の目には、振り上げられる前脚に絡む風の帯が"視えて"いた。
 だからそれに右手を伸ばし、実体ある帯の如く下に引く。
 果たして均衡を崩した妖魔は、失速して再び地に落ちた]

 退け。

[右手を振るう。
 常ならば手団扇程度のその動きが、今は突風を生み異形の動きを阻む。
 そうして異形の傍を通り抜け、その先へ向かおうとして]

(*7) 2014/02/16(Sun) 01時頃

【人】 双子 夕顔

[が。]


    え ?


[くらり、視界が歪む。
小さな身体は、その歪みのままにとさり、倒れた。

それが、力の行使の加減を知らぬ故の疲労だと察することも出来ず、何が起きたのかと、困惑して]


だれ、か。

[助けを求めて、声を落とした]

(86) 2014/02/16(Sun) 01時頃

【人】 説法師 法泉

[骸を焼く焔は、襲い来る異形達をも巻き込んで、焔の結界と化して坊主の姿を緋の照り返しに染めている]

(87) 2014/02/16(Sun) 01時頃

【人】 門下生 一平太

―自宅近く―

[強く頭を振った。
さらさらと零れる砂の落ちる先は、踏み固められた土の上]

息、詰まっかと思った。

[深く深く息を吐いて、目を開く]

父様、中かな。
……襲われてねぇよなぁ。

[“現れた”場所が其処であったのは、偶然か、意図しての事か。
いずれにせよ、本人の意識は今は別のところにあるけれど。
心配気な口振りと共に家へと向けた眼の奥で、闇色は未だ燻っている**]

(88) 2014/02/16(Sun) 01時頃

門下生 一平太は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 01時頃


【人】 双子 夕顔



おじいさまを、

           (ゆうがおを、)


    もとに、もどして。


[そのどちらも、叶うことはないと知りながら**]

(89) 2014/02/16(Sun) 01時頃

双子 夕顔は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 01時頃


【人】 子守り 日向

[ぴしゃり。
 草履が赤い池を踏み、日向の足が止まる。
 池の真ん中にぷかりと浮かぶのは、あの日あげた、母直伝の風車]

 ……なんで。

[拾いあげようと屈み込んだ背に、衝撃を受け地面に転がった。
 気が付けば、周囲を囲んだ異形が、一様に視線をこちらへ向けている。
 まるで狙いは、初めから日向だったとでもいうように]

[悲鳴が聞こえる。
 手が届かない遠くから、もう少しで届いていたくらい近くから。
 日向をねえちゃんと呼びまとわりついていたあの声が、痛々しく引き裂かれていく]

(90) 2014/02/16(Sun) 01時頃

【人】 子守り 日向

 あ、……

[喉が震えた。
 このまま感情を全て吐き出せば、自らの声で全ての音を掻き消せるだろうか。
 だが――それではいけないと、右手に宿る熱が言っているような気がした]

[手を伸ばし、転がっている風車を拾う。
 溢れ出しそうな色々を押し込めるように、横向きに口へ押し込んで。
 地に手を着き、体を起こす]

[次の瞬間、日向の身体は、異形らの頭上遥か高くまで飛び上がっていた]

(91) 2014/02/16(Sun) 01時頃

【独】 双子 夕顔

/*
今日は誰とも絡まなかった…いかんな。駄目だな。
や、日向さんに会釈はしたけど。会話してねぇ。

明日は誰かと会話できたら良いなぁ。

と。

いつもの如く大まかにしか決めてないので細かい部分はのーぷらんでころころさせてるのだけど。
夕顔と朝顔の人格、徐々に融合させていけたらいいなぁ、とは思っております。
どこまで出来るかわかりませんが。
とりあえず今夜はもう寝ます。眠い。

(-9) 2014/02/16(Sun) 01時頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 01時頃


【人】 子守り 日向

[獲物を見失い動きを止めた、異形の頭の一つを踏み付ける。
 ごく軽く蹴りつけるだけの動きで、日向の身は軽々と宙を舞う]

(まだ……諦めてなるものか)

[竹軸を折れそうなほど噛み締めながら、娘の視線はまだ前を見据えていた**]

(92) 2014/02/16(Sun) 01時半頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 01時半頃


【独】 子守り 日向

/*
なんかいまいちどう動けばいいかはっきりしないままになってしまった。
明日にはバトル希望決まるしそのつもりで動かないと、かな。

(-10) 2014/02/16(Sun) 01時半頃

【人】 釣り師 沼太郎

 む……? 
 先までよお晴れておったが…雨かの?

[不意に暗がりだす空を見上げる。雲はない。しかし徐々に、確実に辺りは暗さを増していく]

 お天道様が……ほっほ、珍しい事もあるものじゃ。それに祭りと重なるとはこれは何かの御達しかもしれぬのう。

[呑気な事を言っていられたのはそれまでで。

的外れなようで間違いでもない、そんな言葉を継げた次の瞬間。

  人だかりから悲鳴が上がる。]

(93) 2014/02/16(Sun) 01時半頃

【人】 機織り 雪客

え、ぁ……

[やけに手に馴染む刀をしっかりと握り締めながら、震えのとまった足で、立ち上がれば。
遠巻きに女を囲む異形の姿と、遠く、方々から聞こえる悲鳴に気付いた。]

もう、なんだっての……よっ。

[言い終えるより先、奇声上げ飛び掛る異形たちへと、右手ひとつで振るう刀は、正確に異形を捉え。
ひとつ、またひとつと斬り捨てていく。]

(94) 2014/02/16(Sun) 01時半頃

【人】 機織り 雪客

……

[すべてを斬り捨てた後。
もう、近くに異形は居ないかと、肩で息をしながら視線をめぐらせば、近くの木の陰、見知った老婆の顔が見えた。]

(95) 2014/02/16(Sun) 01時半頃

【赤】 機織り 雪客

[近づいたのは親切心でしかなかったのに。]

『ば……化け物っ!』

[投げつけられたのは拒絶の言葉。
女の表情が一瞬だけ酷く歪み。]


……そ、か。
私って、出来損ないどころか、化け物だったんだ……。

じゃぁ、仕方ないよね……。

[座り込んだままの老婆を無表情で見下ろして。
そうするのが当然のように老婆の胸を刀で貫けば、断末魔が迸った。]

(*8) 2014/02/16(Sun) 01時半頃

【人】 落胤 明之進

[境内には既に動くものの気配はない。
いつも座って笛を奏でていた白梅の周囲も、鈍い色に染まっていた]

……く。

[そこから強引に視線を逸らし、石段を降りていく。
どれだけの血が流れているのか、誰が無事なのか──そも、自分以外の者が生きてるのか、それすらはきとはわからない状況に、焦りが募った]

一体、なんだって、言うんだ。
なんだって、こんな、事に……!

[理由がわからない事への苛立ちが言葉になって零れ落ちる。
やり切れない思いを振り払うように首を左右に振り、それからふと、空を見て]

……え?

[高くたかく飛び上がる人影>>91を認めて、一つ、二つと瞬いた]

(96) 2014/02/16(Sun) 01時半頃

【人】 落胤 明之進

あれ……は。

[遠目で、誰か、まではわからないものの。
自分以外にも誰かがいる、という事ははっきりとわかって。
それと共に、何か、近いものをそこから感じたから]

……そのまま、無事でいてくれよ。

[小さく呟き、身の回りを取り巻く銀の光に軽く、手を触れて。
それから、見えた影の方へと触れた手を差し伸べる。

他を寄せ付けぬ冬の冷たさは、転じて硬き守り。
それが、手助けになるように、と念じて光を飛ばした後。
歩み向けるは、自身が今、誰よりも案ずる者の許。**]

(97) 2014/02/16(Sun) 01時半頃

【人】 説法師 法泉

[燃える焔の結界は、封じられた記憶を蘇らせる]

(98) 2014/02/16(Sun) 01時半頃

【人】 説法師 法泉

[鬼火を呼ぶこどもは、親に疎まれ、人買いに売られた]

[事情を知らずこどもを買った人買いもまた、こどもの異能を恐れて、その命を奪おうとし…抗ったこどもに逆に殺され骸となった]

[殺した相手を弔うのは、後悔のためではない。
この後も、己の命や自由を奪おうとする者は、躊躇わず殺すのだと、そう決めているためだ]

(99) 2014/02/16(Sun) 01時半頃

【人】 説法師 法泉

[その心根のまま、人としては生きられぬ、と、諭した住職も、己の行く手を阻む者として殺したいとこどもは思い…殺さぬために里を出た]

[住職を慕っていたというわけでもない。ただ、殺してしまえば終わりだ、と、どこかで何かが囁いたのだ]

(100) 2014/02/16(Sun) 01時半頃

【人】 説法師 法泉

[それは或は、寺にも里にも馴染めず、寺で遊ぶ子供達を睨みつけるばかりだったこどもに、たった一人、誘いの声をかけた少年の事を、思い出したからかもしれなかった......]

(101) 2014/02/16(Sun) 01時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 01時半頃


【赤】 機織り 雪客

[貫いた刀を引き抜けば、傷口は凍り付いていて、血が滲むこともない。]

ああ、そういえば……。
この着物、気に入ってたんだけどね……。

[首をめぐらせ、先に怪我した左肩に視線を向ける。
裂かれた肩は、血の色に染まっているものの。
今はもう血は止まっている……正確には、凍り付いているのだが。]

……否定、出来ないよね。
どれも、これも……人間に出来ることじゃないもの。

[ふらり、木の幹に身体を預け、真っ暗な空を仰ぐ。]

ほかにも化け物はいるの?
それとも私だけ?

ま、どっちにしろ、一度手当しなくちゃ、かな……。

[正確な状況はやはりわからないなら、万が一に備えればいいだけ、と女は自宅へと足を向ける。]

(*9) 2014/02/16(Sun) 02時頃

【人】 説法師 法泉

さて、誰ぞ生き延びておるのか...

[遠い記憶は焔の中に飲み込まれ、坊主は笑みを刻んだまま、再びゆっくりと歩み出す]

[生き延びた者はきっといる、だから、探せ、と、目覚めた闇が*教えていた*]

(102) 2014/02/16(Sun) 02時頃

【人】 機織り 雪客

[女が立ち去った後、残っているのは胸元を貫かれた老婆の*遺体のみ*。]

(103) 2014/02/16(Sun) 02時頃

【人】 釣り師 沼太郎

 ……?
 一、なにがあったか見てきてはもらえ……、一?

[茶屋の椅子から立ち上がるも、惑う人の波で何が起きているのかよくみえない。傍らにいたはずの一平太は何時のまにか姿を消していて、細い目を瞬かせる>>72]

 ……年寄りを置いて先に退くような若人ではないと睨んで居ったがのぅ。

[どうも悲鳴の起きた先から逃げるように流れていく人波を見るに、先日の川でのことのように自分から確かめに首を出しに行ける状況ではなさそうだ。ではとりあえずは流れに乗ってここを離れよう、とよたよた駆け出した瞬間。]

(104) 2014/02/16(Sun) 02時頃

機織り 雪客は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 02時頃


説法師 法泉は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 02時頃


【独】 説法師 法泉

/*
そんなこんなで、手妻師さんにらぶこーる。
<要約>
『殺し愛しようぜ!』

してみるターン。

一平太さんともフラグ立ってるんだろうから、まあ、微妙っちゃ微妙です。(なので負感情にしてない、というね)
他の人にも粉かける暇があると良いのだがー...ルーターのばかー!と、泣きながら、おやすみなさい**

(-11) 2014/02/16(Sun) 02時頃

【人】 釣り師 沼太郎



   [逃げ惑う民を上から押しつぶすように、   
       闇に染まった空からそれは飛来した]

(105) 2014/02/16(Sun) 02時頃

【人】 釣り師 沼太郎

 …………。

[また一つ大きな悲鳴が至る所から上がると、人の波は形を成さずに散り散り四方へとばらけていく。
 育ちすぎた醜い猩々のような『それ』の大きな二つの足は、今しがたまで走っていた者の着物と血を踏みつけていた]

[常、見えているのかわからないほど細い老人の目が猩々に向けられる]

 ……ふむ。長生きはするものじゃな。得難い経験がある。
 雷門よ、おぬしは……これを見越しておったのかの?

[あちこちで人が動き回るこの場で、足を止めた老人と猩々だけが動かず。
 先に均衡を破った猩々が雄叫びと共に前足を振り下ろして、]

(106) 2014/02/16(Sun) 02時頃

【人】 釣り師 沼太郎

―回想―

ばあさんや、なんぞここの所おかしいのじゃが。
『なにがです?』
儂が弄ると盆栽が妙な育ち方をしおる。
『気のせいですよ、きっと』
いや、気のせいにしては度が過ぎておる。ほれ、枝を切ったのにすぐに生えおったわ。
『まぁまぁ、すばらしいではありませんか。きっと神様からの賜り物ですよ』
なんぞ地味な奇跡じゃのう。盆栽が生きたところでどうにもなるわけではなしに…。
『いえいえ、神様が下さったものです、きっと……』

(107) 2014/02/16(Sun) 02時半頃

【人】 釣り師 沼太郎

―祭り、陽の呑み込まれた空の下―

 『…役に立つ』、のぅ。
 果たしてこれで何が変わるのやら……。

[人のいなくなった通りで老人が溜息をつく。
見渡す辺りに人の影はなく、遠くではまだ微かに人の声が聞こえる。

見渡す辺りに人の影はない。人として動くことはない骸ばかりが血の海に転げる。]

(108) 2014/02/16(Sun) 02時半頃

【人】 釣り師 沼太郎

 ……さて、雷門を探すとしようかの。
 無事でおればよいが……。

[夕顔も共にいるだろうか。少なくとも先刻までいたであろう、儀式の行われていた社へとよたよた、歩みを進めていく]


[あとには
 何処からか生えだした樹の無数に別れた枝で 
  雁字搦めに張り付けられた猩々だけが*残っていた*]

(109) 2014/02/16(Sun) 02時半頃

釣り師 沼太郎は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 02時半頃


【独】 手妻師 華月斎

/*
やべーやべー。
動きどうしようか考えながら寝転んでたら寝てた。
アルコールも入ってたしなぁ。

それよりも法泉から嬉しい振りが。
これは拾いたい。

(-12) 2014/02/16(Sun) 02時半頃

【人】 手妻師 華月斎

[消えてゆく。
馴染んだ鼓動が一つ、また一つと消えてゆく。
何故それが感じ取れるのか、半紙の蝶は一体何なのか。
何もかもが分からないことだらけだったけれど、広場から駆け出して分かったことは]

くそっ……もう、こないに……!

[あちこちに転がる、数多の里の者達の骸。
それに紛れ、ところどころに転がる異形のものの骸。
誰かが残っていたとしても、その数は数えるほどしかないのでは無いかという推測だった]

…… 一、親父……それに雷門小父…。
皆……頼むから、無事で……!

[仲違いしているとは言え残る片親。
弟と共に身を案じる想いはあり、呟いて骸転がる道をひた走る。
途中、道を塞ぐ異形があれば、蝶を繰り力尽くで切り拓いた]

(110) 2014/02/16(Sun) 03時半頃

【人】 手妻師 華月斎

[生ける者は居ないか、探しながら駆け続けて、ふと弱々しい鼓動を感じて足を止める。
方向を定め、早足で近付いて行くと、男女の骸の間に浅い呼吸をする幼子を見つけた。
傷は深く、手当てしても助かりそうには思えぬ様相。
それでも手を伸ばしたのは、弱々しくもようやく見つけた鼓動だったから]

坊、大丈夫か?
今手当てして────

[心の奥では、この命を助けることは出来ない、という諦めもあったかもしれない。
楽にしてやった方が良いのではと思う部分もあったかもしれない。
無意識の想いは思考とは逆の力を齎して]

(111) 2014/02/16(Sun) 03時半頃

【人】 手妻師 華月斎



──────…………くそおおおぉっ!!


[手が幼子の頬に触れた瞬間、弱々しい鼓動はぴたりと止まった]

(112) 2014/02/16(Sun) 03時半頃

【人】 手妻師 華月斎

[気が狂いそうだった。
無意識とは言え、求めた鼓動を止めたのは自分だと言うのが分かってしまったから。
鼓動が止まる瞬間を感じ取ってしまったから]

はぁっ……はぁっ……。
……さが、さんと……。

[発動した力のためか、精神的に追い詰められたためか、息をあげて何度も呼吸を繰り返す。
探す対象を定めきれぬままに呟き、ゆらりと骸が並ぶ場所から立ち上がった]

(113) 2014/02/16(Sun) 03時半頃

【人】 手妻師 華月斎

[また一つ分かったことがある]


[理由は分からないが、自分は生命を操ることが出来るらしい。
先程は微かに残る幼子の生を吸い取ったのだ。
傷つき弱り、苦しんでいる者に安らかな死を。
苦しみから救う慈悲と言えば聞こえは良いが、要は相手を苦しませずに殺すことが出来るのだ。
生命溢れる者にこれが通用するかまでは定かではないが。
半紙の蝶もこの力が作用しているのだろう。
生抱かぬものへ命を与える──。
きっとこの力は以前から無意識に使っていたのではないだろうか。
華月斎が胡蝶の舞を得手とするのも道理だったのだろう]

(114) 2014/02/16(Sun) 03時半頃

【人】 手妻師 華月斎

[歩き始めながら華月斎は息を吸い込む]


誰かおったら返事しぃ!!


[近付けば鼓動で分かるけれど、その範囲も高が知れている。
異形のものにこの声が聞きとがめられたなら屠るまで。
華月斎はしばしの間、声を張り上げ通りを進んだ**]

(115) 2014/02/16(Sun) 03時半頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 03時半頃


【独】 説法師 法泉

/*
よく計算してみると、棄てられた年と、流星雨の年の前後関係がおかしいかもしれないと気付いた、日曜日。




まあ、こまけーことはきにすんなって、こと、で!(てへぺろ

(-13) 2014/02/16(Sun) 14時頃

【人】 双子 夕顔


だれ、か。

  いないの、ですか。

[此処は神社へと続く通りの途中。
人は沢山いたはずなのに、何故人の声が聞こえないのか。
地に転び、立ち上がれぬままに呼びかけるも、返る声はない。

影に飲ませた異形たちは、皆苦悶に歪ませた顔で地に伏せている。
そういえば、このものたちは一体何なのだろう。

昔語りに聞かされた、鬼に似ているようにも思えるけれど。]

(116) 2014/02/16(Sun) 14時半頃

【人】 双子 夕顔

[どくん。どくん。

鼓動は収まることを忘れたように、強く脈打つ。
怖い。この場に一人、居ることが怖い。
祖父が目覚めぬことが怖い。

自分の中の、「自分」が、怖い。

奥底、目覚めた闇に、飲まれていくことが。]


…こわ、い。

[そう、呟いたところで、声が、聞こえた。]

(117) 2014/02/16(Sun) 14時半頃

【人】 双子 夕顔


この、お声、は…

[周囲からは、異形に襲われた村人達の苦悶の声もまだ少なからずあるのだが、それは耳に届かない。

耳朶を打つのは、己の鼓動と、]


  華月斎、さま 


[何故か耳に届いた、その声の主の名を紡ぐ声は、掠れて、小さなもの。
胸の内のなにかが、また、どくんと強く、脈を打った**]

(118) 2014/02/16(Sun) 15時頃

双子 夕顔は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 15時頃


【人】 子守り 日向

 ― 通り ―

[宙を舞う身を、きらきらと清冽な銀の光が覆った>>97]

(これ、は)

[呪いの類ではない。
 むしろ、自身が身に宿した力に近しいものだとわかる]

(あり、がと。あなたもご無事で)

[力の主が誰かはわからない。
 ただ、気持ちだけでもと、小さく頭を下げ心中で礼を述べる。
 少女の声>>86が耳に届いたのは、その時だった]

 夕ちゃん……!

[屋根の上に立ち見渡せば、臙脂の着物はすぐ目に留まる。
 逃げる途中に疲れ果て倒れたのだろう、と娘は認識した]

(119) 2014/02/16(Sun) 16時頃

【人】 子守り 日向

[すぐにでも夕顔の許へ向かおうとした娘を、追ってきた異形が阻む]

 く……。

[立ち止まり、忌々しげに相手を睨む。
 一人なら逃げ続けることは出来ても、十になる子を抱えていてはどうだろう。
 立ち止まり逡巡していた所に、もう一つ覚えのある声>>115が届いた]

 華月さん……!

[また一人、生きた者の声を聞いて安堵で大きく息を吐く。
 大人の男である彼なら、夕顔を安全な場所まで運べるかもしれない。
 期待を籠めて、風車を口から離し、大きく息を吸った]

(120) 2014/02/16(Sun) 16時頃

【人】 子守り 日向

 華月さん! 頼みます!!

[自身の生存と、もう一人の生存者の居場所を報せる意で、声を張り上げる。
 大声を出すのは得意でないはずなのに、その声は淀む空気をぴいんと張り詰めさせ、どこまでも届いていくような錯覚を受けた]

 ……あたしは、こいつらをなんとかする。

[取り囲む妖魔たちに向き直る。
 何故自分が、化け物の相手を出来ると思っているのかはわからない。
 でも、ようやく見つけた子供の命を護るためなら、やってやるという気持ちになっていた]

 さ、……こっちだ。

[相手を睨み付けたまま、夕顔から離れる方向へ再び屋根を跳ぶ。
 異形らが、真っ直ぐに自分の方を追ってくれることを願いながら**]

(121) 2014/02/16(Sun) 16時頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 16時頃


【独】 手妻師 華月斎

/*
おぅ。
ほんまわい子供らにモテモテやんな!(
どーせやったら年頃の女子にモテたいで(おまえ

ほな拾いにいこかー。

(-14) 2014/02/16(Sun) 16時頃

【人】 手妻師 華月斎

─ 通り ─

[屠る命。
消え行く命。
それらを感じ、耐えて。
更には声を張り上げて通りを進む。
どれもこれも息を上げるものだったが、足を動かすのは止めなかった]

こなくそ………去ね!!

[空から翼と鉤爪を持って急降下してきた異形のものに、背中を掠られながらも蝶を繰る。
これまでも打ち倒してきたために蝶の数は最初よりもかなり減っていた]

はぁっ……はぁっ……。
…また半紙刻みよったら増えるんやろか。

[異形のものを打ち倒すことは苦しくはないが、護るものが減れば喰らう傷も増えていく。
力も無限ではないだろうし、乱用はしたくないのだが]

(122) 2014/02/16(Sun) 17時半頃

【人】 手妻師 華月斎

ふぅっ………。

誰か……───っ!!

[呼吸を整え、再び声を出そうとしたその時。
真っ直ぐと飛び込んでくるような声>>121が耳に届いた]

今ん声……日向、か?
んや、それよりも!

[聞き覚えのある声は何かを託すようなもの。
つまり他に誰かがそこに居るのだ。
そう推測した途端、足は地面を蹴っていた。
この声は信じられる、何故かそう思うことが出来る]

(123) 2014/02/16(Sun) 17時半頃

【人】 手妻師 華月斎

[駆ける毎に近付く鼓動。
離れ行く鼓動。
日向は後者か、と何故か知覚することが出来た。
ならば残る鼓動は誰かと意識を凝らして。
視界にも入り始めた辺りで足が一度止まる]

──────…………

[妙な気配がする。
異形のものとは異なる、華月斎が好まぬ鼓動。
慎重に足を進めると、その鼓動の持ち主が誰なのか、少しずつ姿が見えてきた]

………夕?

[地に伏す臙脂の着物。
それを纏うは、世話になっている里長の養女。
感じる鼓動に戸惑いを覚えながらも、華月斎はその傍へと寄った]

(124) 2014/02/16(Sun) 17時半頃

【人】 手妻師 華月斎

夕、夕!
おまえ、雷門小父と一緒やなかったんか!?

[声をかけながら抱え上げようと手を伸ばしたが、触れる直前で止まる。
またあの時のように生を奪うことにはならないだろうか。
この子が弱っているならばその可能性もあり得ると思考が巡る。
逡巡し、夕顔を見詰めて。
その鼓動が力強いものであると分かると、意を決して伸ばしかけた手で彼女に触れた]


[鼓動は、確かに響き続けている]

(125) 2014/02/16(Sun) 17時半頃

【人】 手妻師 華月斎

はぁ……無事か。
…一旦、どっかに運ぶ必要あるやろか。

[この場には異形のものは居ないらしい。
離れ行く日向の鼓動を追うように異形の鼓動が移動しているようだから、彼女が引きつけてくれたのだろう]

……やけど日向ん奴、なんちゅー動きしとんのや。

[遠目に見える日向の動き。
風に乗るような軽やかな動きに華月斎は一時呆けた]

(126) 2014/02/16(Sun) 17時半頃

【人】 手妻師 華月斎

夕、屋敷戻んで。
ここよかはなんぼかええやろ。

[夕顔の意識があるならそう声をかけて。
右手を塞がないように、夕顔の正面を自分の左上半身に凭れさせて左手だけで抱え上げる。
彼女が別の場所へ行きたいと言うのなら僅かな思案の後に望む方へと向かうが、何も無ければ里長の屋敷へと戻るつもりだ**]

(127) 2014/02/16(Sun) 17時半頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 17時半頃


【独】 手妻師 華月斎

/*
戦い進む毎に狂えるように伏線しつつ。

法泉とも戦いたい。
一とも戦いたい。
雪も気になる。
夕顔の保護者状態。

おいおいどうすんだいこれ。

(-15) 2014/02/16(Sun) 17時半頃

【人】 落胤 明之進

─ 自宅への道 ─

[駆けて行くのは、来る時に辿った畦道。
元より人通りのなかったそこに、血の跡はない。
この辺りには異形はいなかったのか、それならば──と。
淡い期待が内を掠めるものの、嫌な予感は消えなかった]

『……祭りが終わったら、大事なお話があります』

[支度整え、出ようとした矢先に母から告げられた言葉がふと、過ぎる]

『それを聞いた上で、これからどうするかを考えなさい』

[言われた時は突然なのと、急ぎ出なければ、という思いに急かされていたから、深く考える事はしなかった。
けれど、今、こんな状況になって。
母は何かを感じていて、その上で、ずっと言わずにいた事を伝える決意をしたのでは、と。
そんな風にも思えていて、それが、嫌な予感を高めていた]

(128) 2014/02/16(Sun) 18時頃

【人】 落胤 明之進

─ 自宅 ─

[駆け戻った自宅は、静かだった。
母一人子一人、慎ましく暮らしてきた家には、一見すると異変はない。ないけれど]

……静か……すぎる?

[異変がない事が、今の状況では逆に異常にも思えて、夢中で中に飛び込んだ]

かあさん、どこ!

[呼ぶ声に返事はなく、それが焦りを募らせる。
静まり返った家の中、忙しない足音を響かせて母の私室へと向かい]

(129) 2014/02/16(Sun) 18時頃

【人】 落胤 明之進

 
 
 
[ゆるく広がるあかとくろとしろに、音と動きが全て、止まった]
 
 
 

(130) 2014/02/16(Sun) 18時頃

【人】 落胤 明之進

[しろは広げられた衣装。白拍子の舞装束。
くろは乱れた髪。一束に結われていたはずの黒髪。

そして、あか。あかいろ、は]

……か……。

[舞扇と、白鞘巻の太刀を守るようにかき抱いて倒れたひとの。
背に刻まれた、爪の痕から溢れたしずく。
それが何を意味しているかは、これまで見てきたものからわかる。
わかる、けれど]

……ど……し、てっ……!

[だからと言って、受け入れられるものではなくて。
崩れるように、倒れた母の傍らに膝をついて手を伸ばす。
背後にゆら、と黒い影が揺らめいたのは、それとほぼ同時。
鋭すぎる爪を持つ、熊を思わせる異形は、無防備とも言える背に一撃加えんと前脚を振り上げ──]

(131) 2014/02/16(Sun) 18時頃

【人】 落胤 明之進

 
 
 
[刹那の間の後、振り下ろされたはずのそれは全く違う方へ向けて、飛んでいた]
 
 
 

(132) 2014/02/16(Sun) 18時頃

【人】 落胤 明之進

……いい加減にしろ。

[場の静寂を取り払ったのは、低い声。
左の手には鞘、右の手には抜き放たれた白鞘巻。
在り得ぬ速度は、『時』手繰る力のなせる業]

……奪って、壊して。
何がしたいんだよ、お前たち。
……どうして、こんな事をっ……!

[問いはすれども、答えは期待してはいなかった。
片前脚を落とされてなお、こちらに爛々と輝く目を向ける異形を静かな瞳で睨みつつ、一歩前へと踏み出す。
太刀の扱いなどは知らぬ。故に、それを振るう動きは舞扇を操るそれと似る。
優美とも言える舞の動きは振り下ろされるもう片方の爪を往なし、くるり、身を翻す動きに乗せて放たれた横一閃が、異形の胴を断ち切って]

…………。

[訪れたのは、再度の静寂]

(133) 2014/02/16(Sun) 18時頃

【人】 落胤 明之進

……かあ、さん。

[は、と重い息を一つ吐いた後、改めてその傍らに膝を突く。
唐突過ぎる喪失は、中々実感を伴わない。
叫びだしたいくらいなのに、声が出てこない。
言いたい事も、数え切れないほどあるはずなのに]

……ごめ……ん。

[ようやく零れたのは、短い言葉と、澄んだしずくがひとつふたつ。
それから、唇をきつく噛んで、手にした太刀の刃を拭い、鞘に納めた]

……いか、ない、と。

[小さく呟き、立ち上がる。舞扇は、母の手に。太刀は自身の手に残したまま]

……終わったら、戻ってくる、から。

[その終わりが何を示すかは、自分でもわからないまま、こう言って自宅を出て。
ふ、と、空を見上げた]

(134) 2014/02/16(Sun) 18時半頃

【人】 落胤 明之進

[外に出て、周囲を見回す。
相変わらず、動くものの姿は見えない。
元より、村外れに近いこの場所は、隣近所もやや遠いのだけれど]

さっきの、ちゃんと、届いたみたいだし。
……一人、無事なのは、確かか、な。

[心中紡がれた言葉>>119、それは届く事はなかったものの、その想いは確かに感じ取れた。
それが近しいと感じる所以は未だ知らぬものの]

他にも、誰かいないか。
……ちゃんと、確かめないと。

[確かめて、その先でどうなるかは、自身にも読めぬけれど。
立ち止まっているのは辛いから、歩き出す事を選んでいた。**]

(135) 2014/02/16(Sun) 18時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 18時半頃


【人】 説法師 法泉

[坊主が歩みを進める度に、じゃらん、じゃらん、と、錫杖が鳴り、ごう、と燃え上がる焔の中に、妖や人が飲み込まれる。
最早、燃やす相手が何者であるかを、坊主は確かめさえしていなかった]

[襲い来る小さな妖の数は次第に減っていたが、骸の数は村の中央に近付けば増えるばかり]

全て燃やすも、大儀やな。

[ひとつ息つき、燃やし続けた焔を消せば、道の先、畦道を駆けて行く青年の姿が目に入る>>128]

(136) 2014/02/16(Sun) 19時半頃

【人】 説法師 法泉

ふん、生き残っておったか。

[ぞの姿を見た途端、ざわざわと灼けるような苛立ちと、凍えるような殺意が、同時に胸に湧いてきて、坊主は知らず、眉を寄せた]

アレは、何ぞ?

[口にすれば、それに応じるように、手にした錫杖が熱くなり、じゃらじゃらじゃらと遊環が鳴る]

(………ワレは、何ぞ?)

[二つ目の問いは、環の鳴る音に掻き消され、坊主はふらりと、青年の見えた方へと*歩みを向ける*]

(137) 2014/02/16(Sun) 19時半頃

説法師 法泉は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 19時半頃


【独】 落胤 明之進

/*
は。
行こうと思ってたら、その前に来てた……!

うん、さすが(

(-16) 2014/02/16(Sun) 20時半頃

【人】 落胤 明之進

─ 畦道 ─

[他者を探す、と言ってもどこから、という宛もなく。一先ず、神社の方へ戻ってみるか、と歩き出す。
持ち慣れぬ白鞘巻は、一先ず腰の帯に差し]

……そう言えば。
これ、なんで使えたんだろう。

[ふと過ぎるのは、今更のような疑問。
母からは、これは装束の一つで実際には抜く事はできず、刃も潰されて何も斬れぬ、と聞いていた。
感情の昂ぶりなどで暴発的に高まった力が、太刀の『時』を巻き戻した結果、とは思い至らず。
慣れぬ重さには、と息を吐いた時──ふと、異質な何かを感じた]

(138) 2014/02/16(Sun) 21時頃

【人】 落胤 明之進

……なん、だ?

[力を感じる。自分とは異質な何かが、近づいてくる。
それを祓えと、内で何かがざわめくような心地がした]

さっきのあれ……とは、違う。

[近いものは、先の異形の妖たちにも感じたけれど、それとも違う何か]

……。

[進むか否か、その逡巡は、短かった。
理由はわからないが、行かなくては、という思いは強く感じていたから。
それに従い、先に進んで]

(139) 2014/02/16(Sun) 21時頃

【人】 落胤 明之進

……あれ、は。

[こちらに向けて、歩み進める坊主の姿>>137に歩みが止まる。

内なるもののざわめきが、より強くなったような心地がして、気を鎮めるためにと息を深く吸って、吐く]

ええ、と。
確か、最近来られた御坊様ですよ、ね?

[直接顔をあわせる機会はなかったが、話には聞いていたから。
距離開けたまま、よく通る声で問いを一つ、投げかけた]

(140) 2014/02/16(Sun) 21時頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 21時頃


【人】 説法師 法泉

― 畦道 ―

[道の先で、何があったか、坊主は知らぬ。だが、見慣れぬ白鞘巻を帯に差した青年が、>>138妖に屠られぬだけの力を持つ事は見て取れた]

いかにも、わしは坊主だ。

[距離開けたままの問いかけに>>140笑み佩いたまま、そう答え]

お前は、何だ?

[『誰』か、ではなく、『何』か、と尋ねた]

(141) 2014/02/16(Sun) 21時頃

【人】 落胤 明之進

─ 畦道 ─

[問いに返されたのは、肯定。
覚え違いでなかったか、と思ったのは束の間]

……え?
『何』だ、って……。

[尋ねられた言葉>>141、その意を掴みあぐねてあげる声は戸惑い混じり]

俺は……名は、明之進。
何だ、と問われても……俺は俺、としか。

[答える間にも、内なるざわめきは強くなる。
相反するものがいる、と訴えるかの如きそれに、無意識、自身の腕を掴んでいた]

(142) 2014/02/16(Sun) 21時半頃

【人】 説法師 法泉

― 畦道 ―

ふうん、そうかい。

[明之進の答え>>142に、坊主の笑みが深くなる]

そうさな、お前はお前だ。
そうして、わしは、わし。

[くっくっくと、喉を震わせ、じゃらん、と錫杖を鳴らす音]

明之進、とやら、わしは、お前を殺したくてならんのだが、どうするかえ?

[ざわざわざわと闇が騒ぐ、アレは、己の邪魔をするモノ、互いに存在を赦せぬ敵よ、と身内に燃える焔が揺れる]

逃げるか、殺し合うか、どちらを選ぶ?

[問答無用、と言わなかったのは、先の答えが、この坊主の気に入ったからに他ならない]

(143) 2014/02/16(Sun) 21時半頃

【人】 門下生 一平太

―自宅近く―

[動かした視線が、はたと止まった]

……父様。

[負傷している様子もなくその姿が見えた時には、大きく息を吐いた。
和らぐ表情も、紛れも無く、安堵の気持ちから出たものだった。
周囲には幾人か父の生徒の姿も見える。
のろのろと歩み寄りながら、口を開きかけ]

(144) 2014/02/16(Sun) 22時頃

【人】 門下生 一平太

[足が止まる。
黒い影が何処からともなく降り立った。
ひとつ、ふたつ、みっつ、周囲を取り巻くかのように、見る間に数を増やして行く。
狼か獅子か、どちらともつかない獣の如き彼らの口許には、光る牙]

……、

[このままにしておけば。起こる事は容易に想像ができる。
その場に立ち止まったまま、異形たちと、突然のことに慄く父たちを、交互に、見遣って。
最後に視線が止まった場所は、]

(145) 2014/02/16(Sun) 22時頃

【赤】 門下生 一平太

[―― どちらでもなくて、その真下。
人々と異形の立つ地面が、ぱくりと割れた]

[下へ落ちゆく者たちに思考する暇があったとして、きっと周りを囲む化け物共の仕業だと思っただろう。
だからその刹那の父と目が合ったのは、偶然だったのかも知れない。
それでも]

(*10) 2014/02/16(Sun) 22時頃

【独】 説法師 法泉

/*
今回の方針はさくさくばとって、さくさく落ちる、なのである(いやそれいつもと同じ)
また、このカードかよ!というのは、もう仕方ないとしかww
二日目ぐだらないためには、いけそうなとこに挑みかかるっきゃないわけなんですよ。

しかし、ここに銀の仲間が割り込むとかは、ありありだ!

(-17) 2014/02/16(Sun) 22時頃

【人】 門下生 一平太

[ごめんなさい]

[唇が動いた]

(146) 2014/02/16(Sun) 22時頃

【赤】 門下生 一平太

[向けた表情は、いつかのように感情の伺えないもの]

いま止めたら、そいつら逃がしちまう。
そうなったら、もっと沢山の人が、痛い思いすっから。

[今のこれを、己が起こしているものだと自覚しながら、その中に幾つも知った顔があるのを知りながら。
地が全てを呑みこみ閉じるのを、止めようとはせず]

(*11) 2014/02/16(Sun) 22時頃

【独】 門下生 一平太


これがおれでなくて、
琥珀兄様なら、みんな助けられたかも知れないのに。

(-18) 2014/02/16(Sun) 22時頃

【赤】 門下生 一平太

[やがてそこから“要らないもの”だけが吐き出された]

(*12) 2014/02/16(Sun) 22時頃

【人】 門下生 一平太

―自宅近く―

[風が表面の砂を浚って行く。
砂ぼこりの消えた後には、様々なものが散らばっていた。
衣服の切れ端と。
誰かが身につけていたであろう私物と。
幾つもの、骨。
そこに居た筈のひとも、異形も、ただ一人を除いては、誰も居なくなっていた]

……は。

[その一人は、背中から地面に倒れ込んだ体勢で。
真っ暗な空を、その目に映した]

(147) 2014/02/16(Sun) 22時頃

【人】 子守り 日向

 ― 通り・屋根の上 ―

 華月さん……!

[華月斎に自分の声が届き、夕顔の許に向かうのを確認して安堵する。>>123
 彼らのことは心配だが、今は自分の引き受けた役目を果たさなくてはならない。
 幸いな事に、妖魔らは空中で目立つ動きをしているこちらの方を追ってきているようだ>>124]

(148) 2014/02/16(Sun) 22時頃

【人】 子守り 日向

 いつまでも、追いかけっこばかりはしていられない、か。

[このまま妖魔を引き連れていては、他の生存者を巻き込みかねない。
 それに、跳び続けるのもいい加減、限界だ]

 っとに、あんたらは、滅茶苦茶してくれたな……。

[眼下に点在する紅色に、先の光景が重なって。
 昂ぶりそうになる感情を、風車を咥え押し込む]

(あのうるさい羽音を――断ち切る)

[風を示す透明の帯が、半眼の瞳に今は無数に映っていた。
 空を梳くようにそれらを指に挟むと、一気に、叩きつけるように腕を振り下ろす。
 生み出された複雑な風の流れは、蟷螂の異形を錐揉みのように回転させ、その間に節々や翅を切り裂いていった]

(149) 2014/02/16(Sun) 22時頃

説法師 法泉は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 22時頃


門下生 一平太は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 22時頃


【人】 釣り師 沼太郎

[屋敷へと向かう道すがらもまた、似たり寄ったりの惨状だった。家屋には爪痕が残り、逃げ遅れた人はあちこちに倒れている。外傷の少なく見える人を見つけては息を見ていたが、それも両の手を数えたところで諦めた]

 ああ、寺の坊が生きておった頃に本堂で見た絵が……こんなようじゃったかのぅ。

 それにしても何から何まで変わってしもうて……

[平穏だったはずの祭りから一変した里を歩きながら独り言が漏れる。その目に映るものはどれも現実味を欠いていた]

 ……あそこに見えるのははて、くノ一かの…?

[久方に動く影を見たかと思えば、屋根の上を跳ねる姿で上を見上げる形になる。この状況ではあまりに軽やかな少女の動きさえも当然のように思えてくる。>>121

むしろ、しっくりくると言った方がいいほどに]

(150) 2014/02/16(Sun) 22時頃

【人】 落胤 明之進

─ 畦道 ─

……何なんだよ。

[急に不可解な問いを向けてきたかと思えば笑い出す、そんな坊主の様子>>143に、知らず、ぼやくような声が落ちる。
しかし、続けて向けられた問いはそんな思考をどこかへと飛ばすだけのものを秘めていた]

……は?
殺したくて仕方ない……って。

[瞬き、一つ。内なるものの疼きが強くなる。
祓わねばならぬ鎮めねばならぬ。
同じ『時』は刻めぬものだと、内なる光は訴える。
相容れぬなにかがある、と。
その認識は、容易く落ちたけれど]

(151) 2014/02/16(Sun) 22時頃

【独】 門下生 一平太

他の為だと、口では言ったけど。

本当は。
あの時少しだけ、別の事を考えた。

(-19) 2014/02/16(Sun) 22時頃

【人】 落胤 明之進

……こんな状況で、いきなり、そんな事を言われても、困るんですが。
少なくとも、大人しく殺される謂れは、俺にはありませんし。

……何より。
あなたを放って置いてはいけない……と。
そんな気もして、仕方ないんですよ、ね。

[返したのは、突きつけられた選択肢、そのどちらでもない自分の言葉。
逃げる気はないが、殺される気もない、と。
そんな思いを乗せて言い放っていた]

(152) 2014/02/16(Sun) 22時頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 22時半頃


【人】 子守り 日向

[異形が地に落ちて動かなくなり、周囲は少しだけ静かになる。
 それと同時に、飛べそうなくらい軽かった身体が、一気にずしりと重くなった。
 ほんの数体倒した所で、この騒動が収まるはずもないのは明らかだったが]

 他に誰か……いないのか?

[引き摺るような足取りで、それでも娘は歩き始めた。
 地上よりも少しは見易かろうと、屋根からは降りなかったが、先のように軽々と通りを跳び越える力は残っていなかった。
 幾つかを渡り歩き、いよいよ座り込んでしまいそうになった所で、娘はようやく赤くない人影を見付けた>>147]

 ……一にい?
 一にい、大丈夫か?

[その人物は、倒れてはいるけれど怪我は負っていない様子で。
 周囲に散らばる衣服や骨は目を背けたくなる光景であったものの、まずは彼の無事を確かめようと近付いていく]

(153) 2014/02/16(Sun) 22時半頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 22時半頃


【独】 子守り 日向

/*
華月さん待ちかなーと思いつつ、あちらは夕ちゃんがいるので、声掛けてしまいました。

(-20) 2014/02/16(Sun) 22時半頃

【人】 説法師 法泉

― 畦道 ―

何も、大人しう殺されろなぞとは言うておらんぞ?

[明之進の言い分を聞けば、まったく真顔で心外そうに坊主は言って。
続いた言葉に再び目を細める]

放っては置けぬか?では、どうする?

[じゃらん、と錫杖の遊環が鳴る]

(154) 2014/02/16(Sun) 22時半頃

【人】 門下生 一平太

ん。
その声、……ひな、かぁ。

[声>>153に返事を返しつつ、緩慢に身を起こし]

嗚呼、おれは平気……

[相手の姿を目に映した。
途端、言葉は切れ]

(155) 2014/02/16(Sun) 22時半頃

【独】 子守り 日向

/*
明にいの属性解釈面白いな……
なんて勝手に思ってるのは、私の第一希望が明之進で時属性だからだったり。
(最初無意識で書き込んだかと思った……まあ陣営が違ったけど)
この時代、多分時計とか存在しないから、「時間」をどういう風に認識してるのかで結構悩んだんだよね。

(-21) 2014/02/16(Sun) 22時半頃

【人】 門下生 一平太

なんか。
まぶしいなぁ。

[空は暗く、光源など在りはしないのに。
眉を顰め、闇に染まる目を細めた]

(156) 2014/02/16(Sun) 22時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 22時半頃


【赤】 説法師 法泉

― 畦道 ―

殺されとうはないのなら、わしを殺すかい?

[ぶん、と両腕を交差して、回した錫杖の環が鬼火を纏い、紅く燃え上がった]

(*13) 2014/02/16(Sun) 22時半頃

説法師 法泉は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 22時半頃


【独】 門下生 一平太

/*
結果、びっくりするくらい相手陣営としか絡んでないけど、
お陰でバトルは何処と組んでもそれなりに美味しそうな感じではある。

(-22) 2014/02/16(Sun) 22時半頃

【独】 手妻師 華月斎

/*
夕の反応ないと動きにくかったwww
雷門小父のとこ行くべきかなぁ。
でも屋敷戻るっつっちまったからなぁ。
ちと悩む。

(-23) 2014/02/16(Sun) 22時半頃

【独】 説法師 法泉

/*
明くんに敵認識されとけば、芋づる式に銀の子達は認識してくれるだろーきっと。しかし明日バトルに入れる人がいるのかどうかが問題だなこれ。

ちなみに実は自分がむr(まて

(-24) 2014/02/16(Sun) 22時半頃

【独】 説法師 法泉

/*
(位置関係)
雷門家方面→夕顔(黒)、華月斎(銀)
一平太家方面→一平太(黒)、日向(銀)、沼太郎(銀)
明之進家方面→法泉(黒)、明之進(銀)
雪客家?→雪客(黒)

(-25) 2014/02/16(Sun) 22時半頃

【人】 落胤 明之進

─ 畦道 ─

……まあ、そうですけどね。

[殺し合いを選択肢に入れてきた事からもそれは窺い知れるから、ぽつりと呟いて。
向けられた問い>>154に、は、と一つ息を吐いた]

(157) 2014/02/16(Sun) 22時半頃

【人】 子守り 日向

 平気って……。

[その答え>>155に安堵しつつも。
 座り込んだままの様子に、まずは近くへと寄っていく。
 誰かに纏わされた守りの力は未だ消えておらず、薄衣のように淡い銀の光を放っていた]

 まぶしい?

[不自然に途切れた言葉の後の呟き>>156に、つい天を振り仰ぐ。
 月に喰われた陽は、まだ顔を出してはいない]

 具合、悪いのか?
 ほら、こんなとこ座り込んでたらいかんって……。

[屋根から一平太の隣に飛び降り、屈み込んで手を差し伸べる。
 常と違う色の瞳に気付いたのは、その時だった]

 一、にい?

[動きを止め、彼の顔を覗き込む]

(158) 2014/02/16(Sun) 22時半頃

【人】 機織り 雪客

― 自宅 ―

[自宅へと帰る道すがら。

大人も、子供も、男も、女も。
平等に転がる骸と成り果て。
生きている気配が感じられない。

先の老婆のような反応をされるくらいなら。
いっそ死んでいてくれた方がありがたいと思いながらそれらを眺めつ、時折襲ってくる異形を斬捨てながら自宅へと。

刀をそっと置き、着物を脱ぎ捨てたなら。
凍ったままの傷口に包帯を巻く。
違和感はあれど、痛みは冷たさに麻痺しているようで。]

どう、なってるんだろうね……。

(159) 2014/02/16(Sun) 22時半頃

【人】 双子 夕顔

─ 通り ─

[華月斎の名を呼ぶ声は小さく、彼を呼ぶには至らなかった。
疲労した身体は声を張り上げるも難しく、此処に己が居る事を知らせる術は無く。

それを可能にしたのは、上から響いた大きな声>>121だった。]


この、お声、は…

     日向、さま ?


[どうして上から聞こえるのだろう、と。
見上げれば、屋根の上とんと跳ぶ姿が目に入る。
鳥のような羽も持たぬというのに、その身のこなしは軽やかで。

どくん。
鼓動が強く、打つ。まるで、警戒するように。]

(160) 2014/02/16(Sun) 22時半頃

【人】 機織り 雪客

[自分の手を頬に当てるも、体温など感じない。
今度は手を口にやり、手を温めるかのように口元へ持っていき、息を吹きかけるけども、その息すら凍えていて。
ぱらり、細かな氷の粒が零れた。]

雪女……?
ああでも、雪女は人間との子をなせたっけ……。

私はそれ以下、か……。
ま、そもそも化け物なんてもう、誰もきっと必要としない、所詮はお伽話……よね。

(161) 2014/02/16(Sun) 22時半頃

【人】 双子 夕顔

─ 通り ─

[何故鼓動が収まらぬか解らぬまま、息を詰めて。
程無く駆けてきたその人>>124を、瞳に収める。
どくん、どくん。鼓動が、強まる。]


華月、斎、さま


[夕と呼ぶその声に、強い安堵を抱くのに。
伸ばされたその手に、飛び込み縋りたいと思うのに。
身体が竦み、動かない。
祖父と一緒じゃなかったかと問う声に、喉が凍りつく。
微か、視線を動かすことで祖父が倒れている場所を示しはしたけれど、答えることはできなかった。
手妻師がこちらに触れるを逡巡したのは、己の様子を訝しんでだろうか。
彼の胸の内は解らないけれど、触れられた手は温かで。
こちらの無事を確認するその様子には、ただ案じてくれていることだけが伝わったから。
屋敷に戻るというその言葉に、こくりと頷くことで、同意を返し。
抱き上げられるに任せて、ぽふり、身を預けた。]

(162) 2014/02/16(Sun) 22時半頃

【赤】 落胤 明之進

─ 畦道 ─

殺されたくはないですし、放っても置けない、から。

[いいながら、懐に収めた笛に手を伸ばす]

だから……鎮め、ます。

[掴んだ笛をくるりと回し。
しかと握り直した後、舞扇を払うが如き動きでゆるり、弧を描いてぴたりととめた]

(*14) 2014/02/16(Sun) 22時半頃

【人】 機織り 雪客

[相手のことが好きだったわけではない。
ただ、女ひとりで生きるには不安だからと、請われるままに嫁いだ。

それでも、最初のうちはそれなりに幸せだった。

けども。

授かった子を流産してしまった。
最初は、まだ夫も、その家族もいたわってくれたのだけども。

二度、三度と繰り返し。
子を授かる事すらなくなり。
やがてお前は出来損ないだと罵られ、三行半を突きつけられた。]

(163) 2014/02/16(Sun) 23時頃

【人】 双子 夕顔

─ 通り ─

[手に持った鞠を、ぎゅうと抱えるように抱きしめる。
華月斎の手を煩わせている申し訳なさと、ざわりとした感覚に目を伏せて]


 
    ごめん な さい


[己を抱えあげている華月斎に届くか届かないか程の声で、謝罪を紡いだ]

(164) 2014/02/16(Sun) 23時頃

【人】 機織り 雪客

……ああ、嫌な日だね。
こんなくだらないことを思い出すなんて。

[手早く着物を羽織り、帯を締めたら、再び刀を手に外へと。]

(165) 2014/02/16(Sun) 23時頃

【独】 双子 夕顔



あんじてくださるのに

   やさしくしてくださるのに


 

(-26) 2014/02/16(Sun) 23時頃

機織り 雪客は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 23時頃


【独】 双子 夕顔



日向さまも 華月斎さまも

 

(-27) 2014/02/16(Sun) 23時頃

【独】 双子 夕顔



   こわくて たまらないのです

 

(-28) 2014/02/16(Sun) 23時頃

双子 夕顔は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 23時頃


【人】 釣り師 沼太郎

 や、追われておるのか……。ここはどうにか……む?

[屋根を跳ねる少女を後から追う異形達を目に留め、せめてこの場だけでも助けてやれるかと思った瞬間、少女が腕を振り下ろすと同時に巻き起こった『何か』が瞬く間にそれらを片づけると>>149 

少女はまた屋根を伝ってどこかへ行ってしまう>>153]

 ……儂以外にも……ふむ、そうか……。
 いよいよ雷門を問いただせねばならぬのぅ。

[ふるふると頭を振ると、また社に向かって歩いて行く。

少女の去った方角とこれから向かう方角、それぞれ似たような気配を感じることに気づいていた。

今の少女のように自分に近しい者と……そうでない何かの]

(166) 2014/02/16(Sun) 23時頃

釣り師 沼太郎は、メモを貼った。

2014/02/16(Sun) 23時頃


【人】 手妻師 華月斎

─ 通り ─

[夕顔を抱え上げる前、彼女の視線を辿るように己が視線を滑らせる。
里長がそちらに居るらしいことは問うての反応故に知ることは出来たが、その先から鼓動を感じることは出来なかった]

………………

[ふる、と首を横に振るだけで言葉にはしない。
その意図は夕顔に伝わったかどうか。
夕顔を抱え上げた後は里長の伏す方向ではなく、屋敷の方へと足を向けた]

ほな、いくで。

[抱えた夕顔が頷く>>162のに返し、歩を進める。
彼女から伝わる鼓動は強いが、そこから感じるものは安堵とは真逆のもの。
ともすれば、直ぐにでも手放したくなるほどの───]

(167) 2014/02/16(Sun) 23時頃

【人】 手妻師 華月斎

…………

[そんな考えに至っていることに気付き、思考を無理矢理押し込める。
足の速度を速めるために、自由にしていた右手を夕顔の背に添えた。
奇しくもそれは夕顔が何事か呟いた時>>164のこと。
言葉自体は聞き取りきることが出来なかったが]

(168) 2014/02/16(Sun) 23時頃

【人】 門下生 一平太

嗚呼、平気だ。
ちっと、疲れただけ、だし……

[答えを返す間。
屋根の上から一気に近くなった距離>>158に、更に眩しげに目は細まる。
その動き自体に違和を覚える程の余裕はなくて]

別に、そーいうんじゃねぇけど。
……悪ぃ、なぁ。

[折角の好意は受け取るべく、差し延べられる手に、此方の手を伸ばして]

(169) 2014/02/16(Sun) 23時頃

【人】 門下生 一平太

……っ 、

[もう触れようかという距離に近づいた時、突き刺されるような痛みが走り。
弾かれるように手を退けて、少し後ずさる。
驚き見開かれた目の奥では、闇が意思持つかのようにぐるりと動いた]

(170) 2014/02/16(Sun) 23時頃

【人】 機織り 雪客

さて、と……。
こういう時は、里長様のところに行けば、状況が知れるかしらね?


―――誰か、生きてれば、だけど。

[雷門、その養女の夕顔と。

そして恐らく今年も雷門宅に泊まっているであろう華月斎の顔がちらと脳裏に浮かぶ。]

……。

[わずかばかり表情を歪めて、右手の刀をしっかり握り締めて、里長の屋敷へと足を向ける。]

(171) 2014/02/16(Sun) 23時頃

【人】 釣り師 沼太郎

 おお、夕影よ、無事じゃったか!

[屋根の少女を見上げてからそう間もないうちに、一際強く気配を感じた。警戒しながら角を曲がるとそこにははたして、先日川であったばかりの雷門の嬢が青年に抱えあげられている。よたよたと駆け寄って見たところ、大きく怪我もないようだ>>127]

 それにお前さんは……ふむ、今は……なんといったかの?

[先ほど話に出たばかりであった、一平太の兄であるところの青年が抱えているのを見て片眉をあげる。つい先刻に聞いたばかりだがもう覚えて入れられないようだ。

今は弟も呼ばない、昔の名前ばかり頭に浮かぶ。]

(172) 2014/02/16(Sun) 23時頃

【人】 釣り師 沼太郎



 して……雷門は共におらなんだか?

(173) 2014/02/16(Sun) 23時頃

【独】 手妻師 華月斎

/*
ど、どっちに遭遇すればwwwww
沼爺もこっち来てる、よな?

(-29) 2014/02/16(Sun) 23時頃

【赤】 説法師 法泉

― 畦道 ―

鎮める、とな?

[腰の太刀には手を伸ばさず、懐に手を入れた明之進の言葉に、坊主はぱちりと瞬いた。
笛を取り出すその腕の、舞うような美しい動きに、目を奪われたは、ほんのひととき]

ほう、そうか...鎮められるものなら

[言いざま、ぶん、と錫杖を前方に振り下ろせば、焔が一筋の帯となって、明之進へと走る]

やってみるがいいさ...!

(*15) 2014/02/16(Sun) 23時頃

【独】 手妻師 華月斎

/*
あ、めっかった>>172

そして夕影ちゃうwwww

(-30) 2014/02/16(Sun) 23時頃

【独】 説法師 法泉

/*
遠距離攻撃はきっと止められる、と思う。

(-31) 2014/02/16(Sun) 23時半頃

【人】 双子 夕顔

[>>167己の視線を追った華月斎の視線が、止まる。
言葉は無くも、横に振られたその顔が、祖父はもう戻らないことを告げていた。

もう、元には、戻らない。
胸の内に囁く声が、嘲る声が、響く。
それに抗うように頭を振り、華月斎の肩口に顔を伏せる。

そうすることで、人の身の温かさに安堵を感じたかったのに。
ざわりとした感覚が増すばかりで、息苦しい。]

(174) 2014/02/16(Sun) 23時半頃

【人】 双子 夕顔


…この、お声、は

[>>172新たな声が耳に届いて、顔をあげる。
先日、川から引き上げてくれた老人の姿が目に入り、安堵に顔をほころばせようとして。

ざわり。ぞくり。
身体を走るその感覚に、身を震わせた。

そして。]

(175) 2014/02/16(Sun) 23時半頃

【人】 手妻師 華月斎

─ 通り ─

[屋敷へと足を進め始めた矢先、近くに力強い鼓動を感じて足を止める。
夕顔とは違う。
そう、日向と同じようなすんなりと受け入れられる鼓動]

沼爺!

[駆け寄ってきた>>172のは里長の屋敷でもたまに見かける老人。
今となっては接する機会も減ったが、幼い頃はよく話しもしたものだった]

沼爺、まぁだ覚えてくれんのかい…。
華月斎や、か・げ・つ・さ・い。

…ってぇ、そないなこと言うとる場合やない。
夕を安全な場所連れてかな。

[呼ばれるのは昔の名でも良いのだが、他はそうではないらしい。
名乗り直してから、はた、と当初の目的を思い出し口にして。
沼太郎が許すならば移動しながら話をしようと]

(176) 2014/02/16(Sun) 23時半頃

【人】 手妻師 華月斎


雷門小父は……。

[続く夕顔への問い>>173が耳に入ると、一度視線を別へと向けてから、緩く首を横に振った]

(177) 2014/02/16(Sun) 23時半頃

【人】 双子 夕顔



おじいさまは

   わたしが ころしたの

 

(178) 2014/02/16(Sun) 23時半頃

【人】 子守り 日向

 ― 一平太の家の前 ―

[眩しそうに目を細める一平太。>>169
 その原因はわからぬまま、手を伸ばして]

 ――――!

[彼の手を取ろうとした瞬間、軽い衝撃と共に、手が弾かれる感覚があった。
 相手にも何らかの感覚があったのか、手を退き後退るのが見える>>170]

 なに? 今……。

[覗き込んだ一平太の顔。目の奥で蠢く闇の色に、強い忌避感を覚えて、足が勝手に一歩下がった]

 一にい。どういうこと?
 あたし、一にいを――

[助けに来た? それとも――?
 心に浮かぶ感情を振り払うように、無理矢理にでも一平太を引き起こそうと再び手を伸ばす。
 一にいが敵だなんて、そんなことあるはずがないのだから]

(179) 2014/02/16(Sun) 23時半頃

【人】 釣り師 沼太郎

 おおそうじゃったそうじゃった。なんぞ小洒落た名は覚えづろうてのぉ……儂はお主の名を好いておったのじゃが…。

[まぁだ、といわれたのを聞くにどうも前にも一度、もしくは数回は彼に同じことを聞いているのかもしれない。毎回忘れるのもあるが、その裏には彼の元の名への思い入れが強い事からくる、あてつけのようなものかもしれない>>176]

 む、それは尤もじゃろうが……して、どこも似たような惨状じゃ、儂も同行しよう。

[同行を申し出、しかし顔をわずか怪訝そうに曇らせる。華月斎はいい。だがしかし…
先日会った夕顔からは、こんな……言いようもないような不安を感じただろうか。]

(180) 2014/02/16(Sun) 23時半頃

【人】 機織り 雪客

― 通り ―

死んでる、なぁ……。

[撒き散らされた死。
その中を女は歩く。]

……明日は、我が身、かな……。

[対抗手段があるとは言え、異形たちはまだまだ数が多い様で。
これまでだって、何度も襲われた。
精神的にも肉体的にも、疲労しているのが自分でわかる。]

あんまし、酷い死に方はしたくないんだけど……。

[呟きながら角を曲がれば、雷門の屋敷。
その門前に3人の人影が見え、咄嗟に角に隠れた。]

(181) 2014/02/16(Sun) 23時半頃

【赤】 落胤 明之進

─ 畦道 ─

[鎮める、と言い放ったのはごく自然なこと。
内にある銀の光が、より強く求めるのはそれだと思えたから]

……言われずとも、やってやる!

[何故そうしなければならぬのか、はわからぬけれど。
それが自分の成す事と思うから]

(*16) 2014/02/16(Sun) 23時半頃

【人】 門下生 一平太

…… な、に。

[まじまじと見詰めた手に、外傷は一切見当たらない。
齎された痛みは日向を守る光からなのか、彼女自身からなのか、どちらにせよ一平太の知る処ではないが。
再び伸ばされた手を見るも>>179、今度は取ろうとはせず、逆の手で庇うようにしながら]

わかんねぇ、けど。
……触んの、だめみてぇだな。

[相変わらず眩しさは消えてはくれない。
灼かれてしまいそうな錯覚を覚えて、目を背けた]

(182) 2014/02/16(Sun) 23時半頃

【赤】 落胤 明之進

……っ、と!

花橘も 匂うなり
軒のあやめも かおるなり
夕ぐれさまの 五月雨に
山ほととぎす 名のるなり!

[駆けて来る炎の帯>>*15は、寸での所で横に飛び、避ける。
着地の直後にくるりと身を返し、紡ぐのは今様歌。
本来の歌い方とは程遠い、早口のものではあるけれど。
笛には確り、気が宿る。
夏の日差しの、苛烈な光。
それを宿した横笛を手に、己が身の『時』を速めて踏み込んで]

……はっ!

[短い気合と共に、横一閃に振り抜いた]

(*17) 2014/02/16(Sun) 23時半頃

【人】 機織り 雪客

生きて、たんだ……。

[いたのは、華月斎と、夕顔と。
もうひとりは、恐らく昔寺子屋で世話になった沼太郎だろう。
軽く胸をなでおろすも。

先の老婆のように化け物扱いされるのは嫌で。
そもそも、剥き身の刀などを手にしているなど不審に思われてもおかしくない。
ともあれ今は角から様子を伺うのみ。]

(183) 2014/02/16(Sun) 23時半頃

【人】 手妻師 華月斎

─ 通り ─

……今は華月斎名乗っとるけど、わいが琥珀なんは変わらんで。

[芸名を名乗ってはいるが、本名を捨てたわけではない。
親から貰った名をどうして捨てられようか。
捨てるくらいだったら、里にも戻らず完全に縁を切っているはずだ]

ほな一緒に……────

[沼太郎の申し出>>180をありがたく受け、移動しようとした矢先。
間近から信じられぬ言葉>>178を聞く]

……夕?
おまえ、何言うて……。

[自分の鼓動が跳ねる。
このまま抱きかかえているのは危険だと、何かが身体のうちから叫んでいて。
夕顔を支える腕が刹那、緩む]

(184) 2014/02/17(Mon) 00時頃

【人】 子守り 日向

 一、にい……。

[一平太の手を庇う仕草>>182に、今度こそ日向も手を退かざるを得なかった]

 ん。そうみたい、だ。

[胸の内がざわざわとする。
 自分と一平太は相容れぬ存在だと、本能に言われているような気がする]

 ごめん、一にい。
 あたし、もう行く、から……。
 ちゃんと、安全なとこに逃げといて。

[目を背ける様子に、心の別の部分が疼いたけれど、諦めたように一歩、二歩と下がる。
 それから、くるりと背を向けて]

 死なんでよ、一にい。

[その一言を絞り出すように言い、それを合図としたように駆け出した]

(185) 2014/02/17(Mon) 00時頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2014/02/17(Mon) 00時頃


【人】 双子 夕顔

[己を抱く華月斎の温もりが、安らぐはずのそれが、おぞましい。
唇が、勝手に動く。
ざわり、影が不自然に、蠢く。]

だって おじいさま

   わたしのことはたすけてくれなかったのに

 ゆうがおは たすけるって 言ったから


[幼い顔に似つかわしくない笑みを模る。]

だから わたし

 おじいさまを ころしたの

(186) 2014/02/17(Mon) 00時頃

【赤】 説法師 法泉

― 畦道 ―

[焔の帯が躱されたのは、ある意味予定のうち、だが、その後は違った]

なん...?!

[早口の今様の紡ぎ出された次の瞬間、離れていた筈の明之進の姿が、目前に迫る]

おおうっ!

[笛を振り抜くその動きの始めは辛うじて目に留まった故に、それを錫杖にてたたき落とそうと振り上げて...だが、眩しい輝きにその軌道は大きく逸れた]

(*18) 2014/02/17(Mon) 00時頃

【人】 釣り師 沼太郎

[そして問いかけに振られる首と>>177
拙い声から紡がれる残酷な告白に>>178

閉じているかのような老人の目が一瞬、鋭くその黒目を光らせる。が、すぐに元の眠たげな眼に戻ると]

 ……夕顔や、いろいろあって気が動転しているのであろう。華月……あーなんじゃ、この方向、屋敷へ戻るのであろう。そこで休むとよかろう。
 それと……ふむ、この騒動について雷門が何か言ってはいなかったかのぅ?

[やや強引に話を切り上げようとする。幼い思い込みで片づけることもできなかった、しかし、今ここでこれ以上踏み込んだ話をするのも憚られて、曖昧にしてしまう。

死の身近なこの年で、この惨状でも人の死に大きく揺れ動くこともなかったが。
雷門の死は少なからず心に暗いものを落とした]

(187) 2014/02/17(Mon) 00時頃

【人】 釣り師 沼太郎

 ……夕顔、は、助ける…。


[しかし、淡い希望はすぐに曖昧を許さない何かに歪められる。
雷門邸前まであと少しというところで。
夕顔の譫言のようなそれを紡ぐ小さな口が、形容しがたい笑みを作り……>>186] 

 お主は……誰じゃ?

(188) 2014/02/17(Mon) 00時頃

【人】 門下生 一平太

うん。
ごめん、なぁ。

[手の痛みはとうに引いていたが。
掛かる言葉>>185にも、目は向けないままで]

…… ひなも、無事で。

[遠ざかって往く足音に、向けた言葉は届いたかどうか。
ちらとだけ向けた目に、その背はやはりまぶしく映る。

――いっそ、あの光が洩れ出さぬ程深く埋めてしまえば。

仲良くしていた相手の筈であるのに、憎悪に似た気持ちすら沸いた]

(189) 2014/02/17(Mon) 00時頃

【人】 手妻師 華月斎

─ 通り ─

[間近で見る夕顔のかお>>186
己が鼓動が警鐘を鳴らすように速く鳴る]


 ……  おまえ、 誰や。


[連なる声に思わずそんな言葉を返した。
夕顔であって夕顔ではない気配。
身の毛が粟立つような感覚を覚え、抱えていた夕顔を身から離すべく、腕から力を抜いた]

(190) 2014/02/17(Mon) 00時頃

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13回 注目
雪客
12回 注目
一平太
37回 注目
夕顔
18回 注目

犠牲者 (3人)

雷門
0回 (2d)
沼太郎
8回 (3d) 注目
華月斎
24回 (4d) 注目

処刑者 (3人)

日向
23回 (3d) 注目
明之進
42回 (4d) 注目
トリ
0回 (5d) 注目

突然死 (0人)

舞台に (0人)

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