162 絶望と後悔と懺悔と
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/* 波羅宿の鬼さんは、ドナルドとカリュクスかな。 なむなむ(-人-)
(-211) 2014/02/09(Sun) 23時半頃
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[隣には誰がいただろうか。
仲間が少女の心臓へ 決定的な一打を叩き込む音を聞きながら、 絢矢は既に、周とサミュエルの背後に迫る吸血鬼へと 漆黒の二刀を構え駆け出している。
距離は──、まだ遠い。
間に合わないと知るや、 帯から抜き出したくないを一本、 隻眼の吸血鬼の残った瞳へと投擲した。]
(451) 2014/02/09(Sun) 23時半頃
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− 初陣の時 −
[吸血鬼に強襲されたのは帝都内で、 最新の軍備が整えられていると言う陸軍の駐屯地。
火力さえあれば吸血鬼さえ押し切る事が出来る。 そんな思い上がりを潰す様に鬼は舞い降りて。
孤児院の時とは全く違う。
初陣と言う名の殺戮が始まった]
(452) 2014/02/09(Sun) 23時半頃
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アヤワスカは、投げたくないが狙った的を貫くのを見た。
2014/02/09(Sun) 23時半頃
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/* なんか武器被りは不可避だなー やっぱこう見た目と名前と使い方で差異をば
(-212) 2014/02/09(Sun) 23時半頃
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― 陸軍駐屯地 ―
[トルドヴィンに続いて舞い降りる。 孤児院の時は殆ど戦闘らしい戦闘をしなかったからか。
出撃前は守らないと行けないとまで言われてしまった。 なら、する事は簡単だ。 彼女の力を存分に示すまで。]
(453) 2014/02/09(Sun) 23時半頃
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大好きなんだ。不思議だね。 俺は大嫌いなのに、ホリーには大好きな人とかさ。
誰より強くなってもあの人は俺のこと大好きにはなってくれないのにね。
[好かれたいとかではなくてただ不思議だっただけ>>*259 確かに殺す理由はない]
(*276) 2014/02/09(Sun) 23時半頃
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/* うん、ずんだ大福うめえ(深夜に何食ってんだ) */
(-213) 2014/02/09(Sun) 23時半頃
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―回想・リカルダについて―
もちろん……夜でも、良いよ。一緒に寝る?
[眠りたいのに眠れない事があるのだと、察する。>>*260 自分が傍にいる事で、少しでも安らげるなら。 手を握り、頭を撫でる事が許されるなら。 形見の手鏡の事も、そうした晩に彼女へと教えた。]
――うん。
[リカルダが手を伸ばす時、どこかこわごわと尋ねる。 だからいつも、笑みを浮かべて許し、両掌を差し出す。 そうして、]
痛くは、ない? 痛くないなら……大丈夫だよ。
リッキィは大丈夫。
[尋ね返すのだ。*]
(*277) 2014/02/09(Sun) 23時半頃
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[「おとうさん」という言葉に憧れたこともあった。 だけどもうそれも昔の話。 記憶のかけらがまた一つはがれて落ちる。
「おとうさん」と呼んで笑う弟の記憶。 その時、一瞬だけ複雑そうな目でホリーを見たのだった]
(*278) 2014/02/09(Sun) 23時半頃
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さぁ。私を楽しませろ。
[家畜達は全力だろう。 配下の吸血鬼達も無様な姿は見せられぬと 全力で狩りを始める。
視線はそんな必死な配下では無く、初陣の眷属達に向けられた]
行け。そして滅ぼせ。
[短く命ずると、サーベルを腰に携えたまま気儘に 軍人達の命を刈り取って行く。
金の吸血鬼率いる強襲は、すぐに守護部隊にも伝わるだろう]
(454) 2014/02/09(Sun) 23時半頃
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― 回想 ―
――そんなもんでしょ。
誰からも愛される人も居なければ、誰からも愛されない人も居ない。 それぞれ好みも違うんだからそれで良いんじゃない?
[そう言ってから、彼の言葉を思い返し。]
ま、君がお父様の事を嫌ってるうちは向こうだって好きにならないでしょ。
(*279) 2014/02/09(Sun) 23時半頃
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―回想・真弓について―
うん。 ――お母さんの、形見だったんだ。
[壁に近付く真弓によく見えるように、角度を変える。>>*268 何か祈るのかと尋ねられて、こくりと頷いた。]
……家族が皆、無事で、ありますようにって。
祈ってる。
[揺れる火には温度があった。 滑らかな頬を優しく照らしている。]
そう言えば、牡丹は、紙で折れるのかな……?
[彼女の部屋に散らされる千代紙を思い出す。 もし作れるのなら見てみたい、と願った。*]
(*280) 2014/02/09(Sun) 23時半頃
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[律儀な返答を最後まで聞いてから、零瑠は扉に向かう。 一度足を止め]
――柊。
[5年前の誕生日から変えた名で明之進を呼ぶ。]
(*281) 2014/02/09(Sun) 23時半頃
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[編み上げの革靴が交差した縞模様の中心を蹴る。
周は──サミュエルは──。 九節鞭の先端は──吸血鬼の心臓へと──?]
(455) 2014/02/09(Sun) 23時半頃
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―波羅宿― [絢矢の投擲したくない>>451に残った片目を奪われ、悶絶する鬼の首を九節鞭がいとも容易く刈り取った] ――ったく、肝が冷えたぜ。
[油断をしていたわけではないが、不意を突かれるところだった。 やはり実戦は計画通りにはいかない]
向こうも終わったみたいだな。
[投擲された絢矢の得物を、赤髪無眼の首から引き抜き、北側組の方へと歩き出した]
(456) 2014/02/09(Sun) 23時半頃
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……長物、 置いてきてしまったわね。
[刃がなければ戦えないわけではないから、 そのまま命に従うことにする。
フードのついた白いマントは、 毛皮に縁取られてふわりとたなびいて、 そのまま離れるかと思えば、一度振り返った]
……リカ、
[多分彼女を案じていたのに、 案じる言葉がどんなものだったか。 ――剥離したままの感情が、戻らない*]
(*282) 2014/02/09(Sun) 23時半頃
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/* 因みに「柊」ではなく牡丹の「紋」様 という表現を踏まえまして、 牡丹が何処の家紋かと言いますと、……
という、ご落胤に関するふわっとした種明かしを しておきますね。
流石に菊桐葵には手を出せなかった */
(-214) 2014/02/10(Mon) 00時頃
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さて、と。
[手近な陸軍の相手を見つけると、日本刀を抜き放ち。 次々に切り裂いていく。
サミュエルとの“鬼ごっこ”でも見せたようにホリーの最大の強みは速度にあった。 捕らえることも難しければ、ホリーの斬撃を回避しきることもまた難しい。
駆け抜けるようにして次々と切り捨てると、適当な相手の顔を足蹴にして天に駆け上がる。 一息つくと、他の雛たちの様子を見るべく戦場をソラから見やる事にしたのだった。]
(457) 2014/02/10(Mon) 00時頃
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――はい。
[出立するところ、零瑠に呼ばれた。>>*281
主である黒百合が己を呼ぶ様子がないのを見ると、 彼の元に控える。]
(*283) 2014/02/10(Mon) 00時頃
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─ 戦闘後 ─
────…、
[余裕を見せていた吸血鬼も 周とサミュエルの前にあっけなく斃れた。
朱の下緒で帯に結ばれた 艶やかな黒鞘へ対の黒刀を収めると、 絢矢は背伸びをして、周の頬に手を伸ばした。]
血が──。
[周の頬についた一筋の赤を、指先で拭う。
昔のように、血を見て青褪めることはない。
──けれど。 伏せた夜色の睫毛は微かに震えた。*]
(458) 2014/02/10(Mon) 00時頃
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難しいかな。…うん、柊が練習したいというなら、いくらでも付き合うよ。
[>>*256淡い期待とは違う答えに僅かに眉が下がったけれど、血の壁を考えればさもありなん。 その場はそれで終わらせた話だった]
是非俺に勝てるようになってほしいね。 柊。
[くしゃりとかきまぜた柊の髪の毛。 感触は昔のまま。ちくりと胸にささった痛みは正に柊の葉のようだった]
(*284) 2014/02/10(Mon) 00時頃
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/* キラキラだと、なんだか邪気っぽいから……ね。うん。 でも気になる……。 太陽的ななにか?
(-215) 2014/02/10(Mon) 00時頃
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多分、俺も忘れられてるんじゃないかなぁ…。 もう、何も思い出せないままだ。
[マユミへ投げた「俺に勝てるか」の問いに返ってきた答えには 僅かな苦笑だけを返した。 強くなってくれたなら、もう約束そのものを忘れても責められないんじゃないかと ほんの少し思ったのもあったけれど]
そうだね。馬鹿なことをきいた。
[それきり、その問いを繰り返すことはなかった]
(*285) 2014/02/10(Mon) 00時頃
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―波羅宿―
[帝都に2体の吸血鬼が現れたと聞き、派遣されたのは自分の所属する部隊。
5年――あの孤児院襲撃から、5年という月日が経った。 皆それぞれ、試練を乗り越えて今日という日を向かえている。
身体も、心も大きく成長した。幾度かの実践も経験済みだ。 彼らの伸び具合には、内心舌を巻いている。 …自分が抜かされる日も、そう遠くはないだろう。
隻眼の吸血鬼とは違うビルの屋上から、絢矢や周、サミュエルの行動を静かに見守る。
それぞれが役目を理解し、一つのチームとして動いているのが、遠目からでもよくわかった。 ――大丈夫。こいつらは、そう簡単には死なない。]
(459) 2014/02/10(Mon) 00時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2014/02/10(Mon) 00時頃
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君の大好きなお父様の命令だからね。 ……。そうだ。君のほうが強い。 なんで俺は君を守らないといけないんだろうか。
[行け、と命じられ、きんいろに一瞥をくれてやってから踵を返す。 その手の日本刀を目を細めて眺めながら]
今度理由を聞いておいてよ。
(*286) 2014/02/10(Mon) 00時頃
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/* くそーこれ 突っ込んで死んでも良いし突っ込んで殺しても良いし、 裏切って殺しても良いし裏切って死んでも良い
どのルート選んでも薔薇色じゃないですかー! あと時間がいくらあっても足りませんでしたこの48h! 凄い全力でやったけど足りやしねえ! */
(-216) 2014/02/10(Mon) 00時頃
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背面を任せても、よいかな?
[自由にというのなら、方面を同じくしないかと尋ねる。>>*283]
(*287) 2014/02/10(Mon) 00時頃
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アヤワスカは、ビルの屋上に立つ安吾を見上げ、視線で作戦の終わりを告げた。*
2014/02/10(Mon) 00時頃
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[顔を上げる。“始祖様”の合図は済んだ。
左の腰に下げた東洋と西洋の剣が触れ合ってかちゃりと鳴る]
…呼んだ?
[真弓ねーさんだ。先に歩き出したかと思ってたけど。>>*282
何も言わないで隣に立つ。どんな顔したかな。
僕はふと昔のことを思い出す。部屋に入る前に慌てて踏みそうになった折り紙のうさぎ。 僕、まだあれを取ってあるんだよ]
……行こう。
[笑う赤の眼を隠すように、男の子っぽい帽子を深くかぶった*]
(*288) 2014/02/10(Mon) 00時頃
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[ここのところ、また吸血鬼の動きが派手になってきているように感じる。
行方不明者も多い。 …餌としてなのか、配下に加えているのか。 どちらにしろそれは、あまり良い兆候とは言えなかった。
守護部隊も、その他の軍も、警戒を強めている。 確か今日、隊長は今後の相談のため、陸軍の駐屯地へと出向いていたのだったか。
上手く話がまとまれば、ある程度の人数で組織的な戦いができるだろうと予想しつつ。]
(460) 2014/02/10(Mon) 00時頃
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[零瑠に目で咎められたことなどどこ吹く風。 扉を出る時、一度きんいろをふりかえり]
………
[小さく、吐息だけで紡いだ言葉は彼らも聞き取れないものだ*]
(*289) 2014/02/10(Mon) 00時頃
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イアンは、アヤワスカに大きく頷いてみせた。合図を送る。――よくやった、帰還しよう。
2014/02/10(Mon) 00時頃
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