124 Acta est fabula.
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[広間に辿り着く前に向けられたチールーの言葉>>24。 ベネットを思うと困ったような笑みが浮かんだ。]
言ってやってよ。 あなたの言う事ならちゃんときくかもしれない。
[ミルフィが言い聞かせようとしても逆に案じられて うやむやになってばかりで効果は薄く。 ならば同じく過保護で世話焼きのチールーなら なんとかしてくれるのではと期待が過る。]
(40) 2013/06/05(Wed) 22時頃
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[戯れめいた言葉に少しばかりの沈黙の後、 認める言葉>>25が聞こえた。]
――ん。
[意地をはるでなく短く受ける言葉を返し]
ほんと、お互い様ね。
[泣きたいという感情だけでなく 素直に弱さ見せられぬ在り方を思い小さく頷いた。 苦笑うチール―により開かれた扉を潜り 広間へと足を踏み入れる。]
(41) 2013/06/05(Wed) 22時頃
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―広間―
[ベネットの姿を確認しなんでもないと言う風に微笑を向けた。 人数分用意されていたお茶を礼の言葉と共に取り、口に運ぶ。 シメオンが戻り、これで全員、と思うのも束の間。 ミッシェルが外に出るのを見送り]
ベネット。
[彼の顔をじっと見つめるのは顔色を確かめるため]
ちゃんと眠れてる? 食事もそこそこで眠れないとか 森を抜ける前に倒れちゃうんだから。
[ミルフィこそ、と返すベネットに思わず視線が揺れる。]
(42) 2013/06/05(Wed) 22時頃
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[最初に窓辺に腰を下ろしてから、 どれくらいの時広間にいたのだろう。 強くもならないが弱くもならずに途切れない雨は、 村を捨てていく住民達を引き止めているようにも思えた。]
…………。
[空となった器を机上へと戻し、 窓際に残してあった道具を手にすると広間を出る。
足を向ける先は、自宅ではなく仮宿としている集会所の一室だ。
人狼と告げられた夫が処刑間際に逃げた先は自宅で―― ――そんな、隠れたとも言えない場所で。
そこで事切れた男の命の臭いが染み付いた自宅には、 未だ足を踏み入れられずにいた。]
(43) 2013/06/05(Wed) 22時頃
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[家の中を一回りしてから、自室へと入った。 それほど荒らされていない部屋は、いなかったために部屋には入らなかったのだろう、と思う。
服を着替えてから、自分の道具を鞄に入れて、作りかけだった時計も仕舞い込んだ]
戻った方が、良いよね。
[そのまま家にいたい気もしたが、準備をしてから家を出た。 特に荒らされてなければ、それで良い]
(44) 2013/06/05(Wed) 22時半頃
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[それから集会場に戻る時にも傘を差して。まだ雨は降っていて止みそうにない。 あまり濡れないように、集会場への道を急いだ。
集会場の玄関まではいると、傘を閉じて雨粒を払う。
みんなを埋めた場所を見に行こうかと思ったけれど、見に行けば又涙がにじみそうで]
(45) 2013/06/05(Wed) 22時半頃
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[しばらくしてシビルもまた広間を出て行き>>43、机には空になった器が増えていく]
…………
[男は机に近付き空の器をトレイへと纏める。 他にも飲み終わったものがあれば、同様に集め片付けようと]
───…… 飯は
[食えるかと、言葉を端折ってミルフィ>>42やベネット達に問いかけた。 元より自炊していた身、集会場にある材料はそう多くは無いが、空腹を紛らわす程度のものは作れるだろう]
(46) 2013/06/05(Wed) 22時半頃
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/* ゴドウィン狼なのに前髪が…とか思ったりなんてしてない。
(-9) 2013/06/05(Wed) 22時半頃
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[シメオン>>32に肩を竦められた時は、そんな彼に対してか 己のいわゆる過保護さに対してか、小さな溜息を。 その彼が続けたこと>>33に、チールーが答えたのは ブローリンの頷きや、シビルの返答を確かめた後。]
あぁ。出立までには俺も一度、 荷を纏めてこないと、な――…
[と言っても、騒動の前から家族の居なかった男が 手荷物を取りに行く先は、埃を被った実家では無く 亡き想い人の――クラリッサの家。 この時独り暮らしの女の家に、帰郷して直ぐに招かれたのも、 人狼に与していた者として、思うところあった故だろう。]
(47) 2013/06/05(Wed) 22時半頃
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私のことはいいの。
[反論の言葉がすぐに浮かばず話を打ち切ろうとした。 幼馴染に対して隠し事はしても偽りはしない。 しないように、心掛けていた。 本心を隠したまま、ミルフィはベネットを案じる。]
生きているんだから――… 自分のことも大事にしてよ。
[絞りだすように訴えられた声を聞き、ベネットは肩を竦める。 器を片付けるブローリンの言葉>>46にはっとして]
……食べる。 用意するなら私達の分もお願いしていい?
[端折られた言葉はニュアンスで何となく汲み取り 料理するのに手慣れた彼にそれを願う。]
(48) 2013/06/05(Wed) 23時頃
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[集会所を出る際に少しだけ振り返ってきたミッシェル。 返答無いその表情ははっきりとは見えなかったが――。 特にそれ以上何をいう事も無く見送っていた。 他の者が彼女に掛けた声も聞いて居たから、 雨には注意するだろう、と思ったこともある。
そんな男は、粗方茶を飲み下したところで、 今一度、ベネットに視線を向けた。]
――…ベネット。 はっきり言うが、今の君の顔色は良く無い。 君に倒れられても、俺が運んでやることは出来るが――。
[ミルフィ>>42に言い返す彼に、割り込む形で告げたのは 先程の彼女の困ったような笑み>>40を思い出しながら。]
だから、君を大切に思うミルフィの言う通り。 先ずは己のことを気遣え。
(49) 2013/06/05(Wed) 23時頃
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/* 一旦外に出てしまったので時間つぶし。
(-10) 2013/06/05(Wed) 23時頃
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あぁ
[願う声>>48に短く諾を返し、男は集めた空の器が載ったトレイを持ち上げる。 作れてスープとパンケーキもどきだろうが、無いよりはマシだろう。 バターやジャムの類は残っていただろうか。 ひとまず全員分用意をしておこうと思案しながら、片付けついで簡単な食事を作ることにした]
(50) 2013/06/05(Wed) 23時頃
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……人ひとり抱えて森を抜ける、とか。 チール―への負担が大きすぎるでしょ。
[出来るというチール―の言葉を聞いて瞬く。 大切に思う、と彼が言葉を続ければ ミルフィの視線が無意識に逸れた。]
幼馴染、だから。 心配するのは当たり前だもの。
[ぽつりと小さく声が漏れる。 チールーのいうようにベネットを大切に思っている。 けれど同時に複雑な思いも抱いていた。 もう一人の幼馴染が処されたあの日からそれは消えない。]
(51) 2013/06/05(Wed) 23時頃
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[肩を竦めたベネットに更に言葉重ねたのは、 幼馴染だけでなくひとりの大人からも忠告を、といった風。 はっとしたように振り向いた彼の瞳を、じ、と睨む。
その目も、ブローリン>>46に振り向く頃には また先程と同じような、特に感情を滲ませないものに。]
飯の用意なら俺も手伝うさ。 皆にも、食の細い誰かさんにも、 確り食って貰わないといけないしな。
[手元にあった空の器は、ブローリンに集めて貰ったが、 食餌の方まで彼ひとりに手伝わせるのも、と思う。 席を立ち、ブローリンの後を追った。]
(52) 2013/06/05(Wed) 23時半頃
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/* スープ、オニオンスープでも良いかな、とか← どんな隠れ方だっつー。 でもまぁ人狼は玉葱大丈夫だと思っている。 人でもあるんだし。
(-11) 2013/06/05(Wed) 23時半頃
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― 客室 ―
[窓を締め切っているはずの室内は、 それでもしっとりとした雨の匂いを漂わせていた。
縫いかけの布は道具一式と共にテーブルの上へ置き、 代わりに棚の引き出しから一枚の布を取り出す。
生徒達の習作を縫いつなげたパッチワークのクロスは、 赤い染みが半分以上に広がっている。 夫が息絶えた時に手に握り締めていたものだ。 布地を染める赤も、夫のもの。
家から出る時に気付いたら手にしていた。 村を出る時も、これはきっと持っていくのだろう。
赤が交わるところに指を添わせて思い返すのはどちらのことか。]
(53) 2013/06/05(Wed) 23時半頃
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[用意、と言えば温かな茶もそう。 ミッシェルが勧めてくれたそれを用意したのは、 シビルだったのかもしれないと思えど。 その姿は今は、広間には見えない。 礼を告げることもないまま、男は席を立った。]
重荷を担いで旅するのは慣れてる。 だからいざって時は、俺に任せてくれていい。 ――出来ればそういうことが無いようにして貰いたいが。
[最後の言葉はわざとベネットに聞こえるようにして、 ミルフィ>>51に一度振り向き、返した言葉。]
――――…
[己の言葉に視線逸らしていた彼女の 小さな呟きも聞こえた気がしたから、 ほんの少しだけ、その目を覗き込むように視線向けも したのだったが。]
(54) 2013/06/05(Wed) 23時半頃
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[食事の用意を手伝うと言ったチールー>>52には、礼を言うように顎を引いて軽く頭を下げて。 男は空の器が載ったトレイを厨房へと運んだ。
スープのための湯を沸かしつつ、先に使用済みの器を洗って。 申し訳程度にある保管庫から小麦粉等の材料を出してくると、適量を混ぜ合わせ焼き始める。 スープとパンケーキ、どちらをチールーが担当するかは彼に任せ、余った方を男が担当した。 しばらくすると厨房からパンケーキを焼く匂いが漂い始めるだろう]
……………
[表情の変わらぬチールーを時折前髪の奥の瞳で見遣るが、特に何か言うことはなく。 黙々と作業をこなして行った]
(55) 2013/06/05(Wed) 23時半頃
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……どうしてだろうね。
[俯いたままの声は静かに空気へと溶けていく。
騒動の間、夜すら解けなかった緊張の糸がようやく緩めば、 うつらうつらと微睡み。]
(56) 2013/06/05(Wed) 23時半頃
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[ブローリンとチールーが広間から出ていった後か、濡れた傘を傘立てに置いて、濡れた方から水滴を落す。 それから広間へと向かえば、そこにミルフィ達三人の姿が見えたか]
ああ、食器片付けてくれたのね。
[先ほどまでいたシビル達の姿は無く。肩にかけていた鞄を椅子の上へと置いた]
(57) 2013/06/05(Wed) 23時半頃
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[――どうして先の短い己が生きているのか。
どうして自分を殺してくれなかったのか。
恨みのような問いかけは、返る答えのないものばかり。]
(-12) 2013/06/05(Wed) 23時半頃
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/* 大の男二人(結構良い体格)が厨房に並んでる光景にちょっと笑うw 厨房狭そう。
(-13) 2013/06/05(Wed) 23時半頃
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[厨房からはパンケーキの焼ける匂いが漂う。 その匂いは己が空腹であることを思い出させた。 戻ったミッシェルの声を聞けば振り向いて]
おかえり。 ん、ブローリンとチールーが、ね。
[椅子の上に置かれる鞄。 自分も荷物を纏めなければと思うけれど 持って行きたいものがすぐには浮かばなかった。]
(58) 2013/06/05(Wed) 23時半頃
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[ブローリン>>50>>55の後から、厨房に入った。 洗った器を元の場所に戻す程度の手伝いの後。 集められた材料と、これから作るものを確認した。]
じゃあ、パンケーキの方は任せとけ。
[左手に巻きつけていた首飾りを、一度解いて 上着のポケットに仕舞ってから。 残りのスープの方はブローリンに任せ、 混ぜ合わせた生地を広げたものに火を通した。]
――リッサから、散々教わっておいて良かったさ。
[騒動の時と相変わらず、固い無表情を保っていた男は この時だけ、ほんの一瞬目を伏せたのだが、 前髪越しにチールーを見遣っていたブローリンに 一瞬の表情の変化を覚られたかは判らない。]
(59) 2013/06/06(Thu) 00時頃
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[チールーの言葉にベネットも自愛する努力はするだろう。 そう信じて言葉を重ねるのはやめた。 広間を出る前に振り返ったチールーの双眸に ミルフィは戸惑うように眼差しを揺らす。 見つめ返して、それから所在無さげにひとみを伏せて 玄関で佇んでいたあの時にように、小さく肩を震わせた。]
(60) 2013/06/06(Thu) 00時頃
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[吐息が零れる。 うしなった幼馴染の名は紡げない。 彼の話題を出せば歪みが大きくなりそうで それを避けるようになっていた。
ベネットに眠れているか聞いた時。 眠れないなら薬を、と。 彼に貰った軽い睡眠薬を渡そうと思ったが 薬のことさえ彼を思い出させてしまうから 言葉に出来ぬままだった**]
(61) 2013/06/06(Thu) 00時頃
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二人が? じゃあ、今片付けてる最中なのね。
[そう言うと、ミルフィとベネットの方へと視線を向けた。 二人よりも年上の自分は、彼ら――三人のことはそこまで仲が良かったわけじゃない。悪かったわけでもないけれど]
二人は、大丈夫? なんて、さっきまで泣いてた私が言う事じゃ、ないけど。
(62) 2013/06/06(Thu) 00時頃
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頼む
[パンケーキの担当を請け負ってくれたチールー>>59に頷きながら声を返し。 男はスープ作りに取り掛かる。 辛うじて玉葱が残っていたため、オニオンスープにすることにした]
……… 恋人 だったのか
[紡がれた声に男はまた瞳をチールーへと向けて。 問いに似た声を彼へ投げた。 瞳を向けはしたが、チールーが目を伏せた時は視界外にあって。 問いかけも玉葱を刻みながら為されたものであるため、その時ばかりはチールーを見ては居なかった]
(63) 2013/06/06(Thu) 00時頃
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/* ああん、日が変わるじぇ。 飯ロールしたら時間進めないとなぁ。
発見って表優先で良いのかな。良いよね。 報告場所無いんだから表優先以外に無いよね。
(-14) 2013/06/06(Thu) 00時頃
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