人狼議事


62 あの、夏の日

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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。


【人】 双生児 オスカー

…そっちじゃないよ、こっちだよ。
ここ、秘密基地なんだ。雨もへいきだし暖かいよ。

(0) 2011/08/25(Thu) 00時半頃

天のお告げ (村建て人)

ここは、とある居酒屋の個室。
そこに、10年ぶりの再会を喜ぶ一団がおりました。
良い感じにお酒も入り、思い出話に花が咲きます。
皆は、現在を楽しんでいるでしょうか?
もしかしたら、過去を懐かしみすぎて、あの日に帰りたい、なんて思っている人も、いるのかもしれません……。**

(#0) 2011/08/25(Thu) 00時半頃


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2011/08/25(Thu) 00時半頃


食いしん坊 マリアンヌが参加しました。


【人】 食いしん坊 マリアンヌ

―居酒屋へと向かう道のり―

[ころころころ――――
 ……っとボールが転がってきたのは、公園の前を通り過ぎようとした時だった。
 弾みの悪い、白いゴム製の野球ボール。
 とっさに上体をかがめて拾い上げる。
 転がってきた方向に視線を送ると、ぶかぶかのグローブを着けた男の子の姿が。
 小学校の中学年、といった歳分だろうか。こっちに向けて、元気に両の手を振っている。
 きっと、友達とキャッチボールでもしている途中で、捕りそびれてしまったのだろう]

 ん。

[軽く微笑みを返してから、上手投げの姿勢で振りかぶった。
 彼のほうに狙いを定め、そして――――]

(1) 2011/08/25(Thu) 01時頃

【人】 食いしん坊 マリアンヌ

 あ……。

[放ったボールは左にそれ、しかも地面に叩きつけるような形になってしまった。
 脇をバウンドしすれ違って行った球を、男の子が慌てて追いかけていく。
 ごめんね、と彼の背中にささやいてから、口元に浮かんできたのは、今度は苦笑。
 おかしいなぁ。
 昔はできたはずなのに。ちょっと山なりになったって、それなりに鋭く返せたのに。
 運動不足がたたったのか。それとも、スーツの肩がきつすぎるせいか。
 どちらにしろ]

 サカマキくん、送球失敗。痛恨のエラーです……と。

[今だけじゃない。昔だって。
 そんなコメントを受ける立場になんか、なったことはないのだけれど]

(2) 2011/08/25(Thu) 01時頃

【人】 食いしん坊 マリアンヌ

[そう言えば、とふと思った。
 甲子園は、もう終わってしまったのだろうか?
 卒業してからも数年間は、気になってテレビをチェックしたりもしていたのだけど、最近は(と言っても5年以上前からだ)経過も結果も確認していない。
 仮に続いていたとしても、母校は今年もとう敗退して、トーナメントには残っていないだろうとは思う。
 3年生は引退して、次の代へと夢が託され……。
 今頃はきっと新しいチームが、同じ、けれど次、の夢を追いかけ始めている時分なのだろう。
 部活部活で過ごしてきた末に、急にぽかんと空いてしまった、空白の時間を胸に携えた3年生に見守られながら。
 10年前の夏に経験した、あの頃と同じように、ぽかんと]

 こんな姿見せちゃったら、みんなびっくりしちゃうかな。

[眉尻を落とし再び苦笑を交えながら、『あの頃』より一回り大きくなってしまった体をさすった。

 どこかで蝉が鳴いている。その声に誘われるように、遠い記憶がよみがえる。
 エアコンさえ置いていなくて、蒸し暑かった寮の思い出。
 この記憶を胸に抱いたまま歩みを進めていけば、足はきっと目指す先の会場へと、自分を導いてくれることだろう]

(3) 2011/08/25(Thu) 01時半頃

マリアンヌは、居酒屋に辿りつくと、旧友の顔を求めて個室の中へと入っていった**

2011/08/25(Thu) 01時半頃


食いしん坊 マリアンヌは、メモを貼った。

2011/08/25(Thu) 01時半頃


墓守 ヨーランダが参加しました。


【人】 墓守 ヨーランダ

―居酒屋―

エアコンが効いているのって、幸せだよねー。
寮にはエアコンがなかったもんー。毎年死ぬかと思ったのー。

[ほわほわと幸せそうな顔で芋焼酎をちびりちびりと飲みながら、紙ナプキンにいたずら描きをしている。
 今描いているのは、目の前の席に座っている、マリアの顔。デフォルメされたイラストのマリアは、真ん丸の顔をしてにこにこ笑っている]

……あー。

[くしゃり。柔らかな紙ナプキンにペン先が引っかかり、紙ナプキンが破れてしまった。
 眉を下げ、口をへの字にしてくしゃくしゃになった紙ナプキンを見つめる]

わりとうまく描けたと思ったのにー。

(4) 2011/08/25(Thu) 02時頃

墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2011/08/25(Thu) 02時頃


ヨーランダは、八つ当たりのように新しい紙ナプキンにへのへのもへじを描いている。**

2011/08/25(Thu) 02時頃


花売り メアリーが参加しました。


【人】 花売り メアリー

―― 居酒屋 ――

本当、お久しぶりですね。
……みんな変わってないなぁ。

[10年の歳月は思っていた以上に長かったが、見渡したメンバーの顔にはどこか幼さが残っている。薄らと口元に笑みを作り、琥珀色の液体に唇をつけた。
ふと小さく漏らす息はほろ苦く、けれど目の前に並ぶ懐かしい面々の顔を眺めれば幸せなそれに変わる。]

そうそう先輩、夏はいっつも溶けてましたよね。
あー……懐かしい!

[幸せそうな顔のヨーランダ>>4を眺めつつ、もう一口グラスを呷る。口角を上げていたが、不意にそれが下がって]

……気持ちだけはまだ寮に置いてきてるのか、な。

[ぽつりと小さく零した。]

(5) 2011/08/25(Thu) 11時頃

メアリーは、グラスの縁に視線を落としたまま**

2011/08/25(Thu) 11時頃


花売り メアリーは、メモを貼った。

2011/08/25(Thu) 11時頃


本屋 ベネットが参加しました。


【人】 本屋 ベネット

――居酒屋にて――

 久しぶり
 元気にしてた?

[懐かしのメンバー、懐かしの空気。
10年前と違うのは、アルコールの匂いが追加……と思ったが
ぱっと思い出す10年前の男子部屋には、アルコール臭にはしっかりと染み込んでいた。

青年は、淡く苦笑する]

(6) 2011/08/25(Thu) 12時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/08/25(Thu) 12時半頃


【人】 食いしん坊 マリアンヌ

―居酒屋個室・1番テーブル―

 そうそう。ヨーラったら、夏の度にぐったりなってて。
 談話室とかでも、とろーんって。
 このままだと本当に溶けちゃいそうだったから、ガリガリ君放り込んだこともあったっけ。

[ヨーランダとメアリーのやり取りに、ふふっと笑みを浮かべながら、グラスを傾けた。
 なんでも、この店のオリジナルカクテルだそうだ。
 乾いた喉に、酸味を帯びた軽い甘味が、心地よく通り過ぎてゆく。
 たしか、談話室は一階にあって、蒸し風呂みたいな寮の中でも、床の付近はかすかな冷気をたたえていた。
 あの空間がどうしてひんやりとした空気を携えていたのかは、今でも謎のままなのだけど。
 壊れかけていて、少し雑音をまとっていた扇風機が回っていたあの空間。
 懐かし仲間たちとの再会を果たしたせいだろうか。これまでほとんど思い出すことのなかった十代の夏が、色彩とともに脳裏に浮かび上がってくる]

(7) 2011/08/25(Thu) 14時半頃

【人】 食いしん坊 マリアンヌ

 あーあ。

[破れた紙ナプキン>>4に「へのへのもへじ」を書き込んでいくヨーランダに、苦笑する。
 「可愛く描きすぎちゃったから、神様がストップかけたんじゃない?」なんて、軽口も加えながら。
 意外と渋いお酒の趣味持つ彼女が。
 ……ヨーランダが、イラストレーターになっていたことは、さっき、聞いたばかりだ。
 しばしの逡巡の末、「ねぇ」と彼女に呼びかけた]

 それ、もらってもいいかしら?

[にっこり見返してくる自身のイラストに視線を送りながら、問いかけた。
 断られたら、固執はしない。けれどもし頷いてくれたなら、折り目がつかないよう細心の注意を払って、ポケットにそっと挿し入れたと思う。
 どちらにしろ、このやり取りを終えた後で、すくっと席から立ち上がったことだろう]

(8) 2011/08/25(Thu) 14時半頃

【人】 食いしん坊 マリアンヌ

 ちょっとだけ、外れるね。
 えーと……コレ、だから。

[セーラムの箱を取り出して、肩をすくめる。
 卒業後にたしなみを覚えた、嗜好品。
 この席は喫煙可だったかもしれないけど、あんまりおおっぴらに煙を吐く姿を、懐かしのみんなに見せたくはなかったから。
 確か、奥のトイレにつながる通路に、灰皿ボックスが置かれていたはず。
 そこに向かおうとしたさなか、視線を下に向けているメアリーの姿に気づいた。
 彼女の呟き>>5は耳に届かなかったけれど、頭に、ぽんぽんっ、と肉の厚い手のひらを置いてあげた]

 どうしたの? 急にセンチになっちゃって。

[そんな簡単なやり取りを終えてしまえば、そのまま簡易な喫煙所へと、足を運んだことだろう]

(9) 2011/08/25(Thu) 14時半頃

マリアンヌは、向かう途中に、太めの体を誰かに当ててしまったかもしれない。「あ……ごめん」**

2011/08/25(Thu) 14時半頃


食いしん坊 マリアンヌは、メモを貼った。

2011/08/25(Thu) 14時半頃


【人】 墓守 ヨーランダ

メアリーは、夏に強かったよねー。
羨ましかったなー……。

[談話室のソファで死体と化していた時も、この後輩は元気一杯だった。
 お盆の頃、いつもより大分閑散とした寮の廊下を駆け抜けていた姿を思い出す。
 まさにその時、マリアからその話題を振られて>>7うんうんと頷いた]

そうだったねー。その節はお世話になりましたー。
…んー?

[ガリガリ君で生き返ったなあ、なんて思い出しながらへのへのもへじの隣りにへめへめつくしを付け加えた。へのへのもへじくんの彼女である]

これー?
いいけど……単なる紙ナプキンだし、破れちゃったのにー。

[破れてしまったマリアのいたずら描き。こんなものどうするのだろう、と思ったが、断る理由もないので頷いた]

(10) 2011/08/25(Thu) 20時頃

墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2011/08/25(Thu) 20時頃


【人】 墓守 ヨーランダ

[マリアがいたずら描きを丁寧にポケットに入れる様子を不思議そうに見守っていたが、立ち上がったマリアにこくりと頷いた]

はーい。
いってらっしゃいー。

[そうして、ペンを握ったままの右手を軽く振って見送ってから、ほええ、と声を上げた]

マリア先輩、煙草吸うんだー。
そっかあ、10年経ってるんだもん、おかしいことじゃないよねー。
そっかあー……。

[改めて、10年という年月の長さを実感する。
 再会すると、あっという間に心は10年前に戻ってしまうけれど、目の前の現実はそうではなくて]

そうだよねー……。

[ぼんやりと呟きながら、今度はメアリーのいたずら描きをしようかと彼女に顔を向けたところで、あれー?と首をかしげた]

メアリー?
どうかしたー?

(11) 2011/08/25(Thu) 20時頃

【人】 花売り メアリー

[静かな寮の廊下を駆け抜けて飛び込んだ談話室で、ヨーランダが茹っているのを目撃したことは何度となくあったことを思い出す。
当時の記憶が色鮮やかに思い出されて、席を立ったマリアに気がつかなかった。]

……あ。

[頭に振ってきた>>9彼女の手のひらの感触に顔を上げる。
二度瞳を瞬き、マリアを見上げた。]

寮のこと、懐かしくなっちゃって。
ふふ、変ですよね?

[唇を噛み恥ずかしげに微笑む。
喫煙所に向かうであろう彼女を小さく手を振って見送った。]

(12) 2011/08/25(Thu) 20時半頃

【人】 花売り メアリー

いえ、大丈夫ですよ。
ちょっとお酒飲みすぎたのかも。

[再び視線をテーブルへ戻せば、ヨーランダが首をかしげてこちらを見ている。ひらひらと顔の前で手を振って笑った。
懐かしさに囚われてばかりいるのもよくないと、お茶の入ったグラスを引き寄せた。]

10年、なんだかあっという間でしたよね。
寮にいたのが昨日のことみたいですもん。

[ぬるくなったお茶が喉を通れば、気持ちが入れ替わるような気がした。]

(13) 2011/08/25(Thu) 20時半頃

花売り メアリーは、メモを貼った。

2011/08/25(Thu) 20時半頃


【人】 墓守 ヨーランダ

そうー?

[俯いていたメアリーの顔に陰が差していた気がしたのだが、顔を上げた彼女は笑顔で。
 首をひねりつつもそれ以上は追求せず、笑みを返して見せた]

まだ酔っちゃうには早いよー?
夜はこれからだものー。

[ね?と首を傾げてほにゃりと笑って、紙ナプキンにメアリーのいたずら描きをした。
 星を撒きながら走る、満面の笑みを浮かべた女の子]

(14) 2011/08/25(Thu) 21時頃

【人】 花売り メアリー

そう……これから、ですね。
10年分の色んなこと聞きたいですし。

[くふ、と悪戯っぽく笑ってヨーランダの手先を見つめる。
すらすらと紙ナプキンに描かれていくのは、なんとも可愛らしいイラスト。少し身を乗り出して覗き込む。]

わ、可愛い!
……私だと嬉しいなあなんて。えへへ。

[興味津々と言わんばかりに目を大きく見開いて眺める。]

ヨーラ先輩はイラストレーターさん、なんですよね。
いいなぁかっこいいなぁ。憧れます。

[身を乗り出しすぎて結った髪がテーブルにつきそうになり、慌てて姿勢を元に戻した。
芸術方面においては壊滅的な自分を呪う。美術の成績は今でも頭が痛くなるほど悪かった。]

(15) 2011/08/25(Thu) 21時頃

詩人 ユリシーズが参加しました。


【人】 詩人 ユリシーズ

 
   [10年前――]
 
 
 
[彼の居場所は、専ら体育館裏だった。
 
 謂わば、一匹狼。
 
 鋭い眼光は誰とつるむこともせず、ただ独りで紫煙を燻らせ――]
 
 
 
 
 

(16) 2011/08/25(Thu) 21時頃

【人】 詩人 ユリシーズ

―喫煙所―
 
 あらぁ。
 
[現れたふくよかな女性>>9に眉を寄せて、]
 
 オンナって変わるもんねぇ。
 
[記憶のなかとは違う、彼女の嗜みを指したのか、
 それとも体型を指したのか。
 そう言って笑うオカマの手には、10年前と変わらぬ
 アークロイヤルが甘い香を漂わせていた。**]

(17) 2011/08/25(Thu) 21時頃

詩人 ユリシーズは、メモを貼った。

2011/08/25(Thu) 21時頃


【人】 墓守 ヨーランダ

可愛いー?そうかなあ。
うん、メアリーだよー?

[これでもかと星を散らして、手を止めた。これ以上描くとバランスが悪い。
 止まった右手の代わりに左手が芋焼酎を口に運んだ。ちびりちびりと飲みながら、メアリーの言葉に小さく頷く]

一応……そんな感じかなー……。

[何の悩みもなさそうな、満面の笑みを浮かべたイラストをじいっと見つめた]

でも……そんなにかっこいいもんじゃ、ないよー……?

[少しだけ声のトーンを落としてそう言うと、ペンを机に置く。軟骨の唐揚げをぽいぽいと口に放り込んだ]

(18) 2011/08/25(Thu) 21時半頃

【人】 花売り メアリー

やったぁ!
それ、私も貰っていいですか?

[星が散る絵に小さく手を叩いた。自然と口元が綻ぶ。
マリアがそうしたように、自分もまた大事にしたいと]

……そう、なんですか?

[手を止めたヨーランダの声のトーンはどこか低く、ペンが机に置かれる軽い音が耳に残った。]

私は好きです。先輩の絵。
だからかっこいいのです。

[ぐ、と拳を作って力説する。
更にお茶の入ったグラスを置いて両手で拳を作れば、星の散る絵のように元気付けられるだろうか。
冷静に考えれば励ましの言葉にも足らないかもしれない、けれど酒の回った頭ではそれが精一杯だった。]

(19) 2011/08/25(Thu) 21時半頃

【人】 食いしん坊 マリアンヌ

―居酒屋・喫煙所―

[『男子3日会わざれば刮目して見よ』という諺はあるけれど、いわんや10年至れば……と言ったところだろうか。
 煙るアークロイヤルを手にしてほほ笑む同期の言葉>>17に、「あら?」のおうむ返しと一緒に、思わずつくりのない笑みが浮かんでしまった]

 それって、お互いさまじゃないかしら? ユリ。

[彼と灰皿を挟む形で、壁に寄りかかりセーラムをくわえる。
 記憶の中に残るユリシーズは、孤独に……違う、たしか孤高に感じる空気を放ちながら、体育館の裏にいた。
 彼のことは嫌ってこそいなかったけれど、規律に縛られがちだった自分とは、時折衝突してしまっていた記憶は残っている。
 特に、多数の生徒が共生していた、寮内では]

(20) 2011/08/25(Thu) 22時頃

【人】 食いしん坊 マリアンヌ

 変な気分。ユリと並んで煙草吸う日が来るなんて。
 ……というか、ユリがこんな風になっちゃうなんて。
 どうしちゃったの?

[彼の服装と仕草を一瞥しながら、言葉と一緒に紫煙を吐き出した。
 もしかしたら、感じていたのは見た目や言葉遣いにはくくられない、ユリシーズのまとった雰囲気そのものだったのかもしれない]

 変わっちゃうよね。本当に。
 ユリって、けっこう人気あったのに。

[重ねるには少し遠ざかってしまったかつての不良を思い浮かべながら、最後は少し苦笑交じりに、おどけて肩をすくめてやった]

(21) 2011/08/25(Thu) 22時頃

食いしん坊 マリアンヌは、メモを貼った。

2011/08/25(Thu) 22時頃


【人】 墓守 ヨーランダ

ええー?メアリーもー?
それなら、もっとちゃんとした紙に描いたのにー。

[断る理由もないけれど、紙ナプキンのいたずら描きはとても大事にしてもらうようなものとは思えない。
 薄くて柔らかな紙ナプキン。絵を描くのに適していないそれは、インクがところどころ滲んでしまっていたりもするし。
 それでも、メアリーがそれを大事そうに仕舞うのを止めはしない]

うー?

[メアリーの力説が始まったのは、間の悪いことに軟骨から揚げをついつい口に放り込み過ぎた時だった。むぐむぐと咀嚼して飲み込んでから、またほにゃっと笑った]

ありがとー。
こういういたずら描きは楽しいし、いくらでも描けるんだけどねー……。

[そのあとは言葉を濁す。どこか困ったような笑みを浮かべたまま、誤魔化すように芋焼酎を口に運んだ]

(22) 2011/08/25(Thu) 22時頃

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